武器学校・土浦駐屯地解説71周年記念行事に行ってきた その3

74式戦車の動画も編集しなければ…ですが、時間がないのでまずはスチルからです。
午後の装備品展示から。武器学校だけに、新旧様々な装備品が揃っています。特に今年度は、その「旧」の退役間近の展示に注目でした。

新旧1/2tトラック(73式小型トラック)

陸上自衛隊といえば一番数が多いのがこの1/2tトラック(旧名称73式トラック)。写真の手前は現在も調達が続く、2代目パジェロベースで、1996年から生産されています。これですら、既に30年近く生産されていて、改良も何度か入っていますが、まだ後継車両の話は聞こえてこないし、既に三菱自動車は国内向けのパジェロの生産は終了しているため、仮に次があるとしたら、トヨタ辺りが生産するんでしょうか?

そして注目は後ろの73式小型トラックです。まだあるんか!

車両銘板にあるように73式小型トラックでも、この車両は「79式対舟艇対戦車誘導弾発射装置積載専用」A車と書かれている通り、通称「重MAT」と呼ばれる有線式の対舟艇対戦車ミサイルを搭載するための車両です。
ミサイルの発射機とセットになっているため、そのミサイル発射機が現役でいる限り、搭載車両も現役維持するということだそうです。車両の年式は1993年(平成6年)と、2023年年で30歳となります。パジェロベースの1/2tトラックですら、初期型は既に退役していますから、このJEEP直系の73式小型トラックの現役車両は希少です。

せっかくなので、中も見せてもらいました。

車内は古典そのものです。4速マニュアル、副変速機付きトランスファー。当然キャブレター式で、チョークレバーも残っています。
若い隊員さんいはMT車の骨董品なんて言われているようです(笑
残念ながら、この車両も今年度いっぱいで退役するとのことです。ぜひ解体せず余生を過ごさせてあげてほしいですね。

74式戦車と203mm自走榴弾砲のラストが話題になっていた今回の土浦駐屯地祭ですが、こうした70年代の車両装備品の引退も近いのです。

さて、まだ写真が若干残っていますが、それは後日にアップすることとします。

武器学校・土浦駐屯地解説71周年記念行事に行ってきた その2

装備アトラクションの続きです。

戦車の登場です。2023年度いっぱいで全ての74式戦車が退役します。このため、動いている姿を見られるのはもう残り少ないのです。
そう、今回は同じく今年度いっぱいで退役する203mm自走榴弾砲と共に、74式戦車の雄姿を見るために来たのです。

74式戦車、90式戦車10式戦車と3世代の戦車のパレード。これが見られるのは今年度いっぱいです。
数の上でもずっと主力で有り続けた74式戦車でしたが、いよいよ姿を消そうとしています。ただ、現在も残った74式戦車による訓練も精力的に行われているようで、古くても状況によっては十分戦力になることは、ウクライナ戦争でも証明されています。

AAV7、結構動きが早いです。そして戦車回収車群、先頭の78式戦車回収車は、74式戦車の車体を流用し、クレーンを搭載しています。これがカッコいい! 重厚感は戦車とはまた違った魅力です。これも退役が近いのでしょうか?

そしていよいよ74式戦車の空砲発射です。203mm自走榴弾砲は狭い訓練場では音が大きすぎるため、99式自走榴弾砲が代役を、そしてFH70が空砲を発射しました。

こちらはNikon Z 9の4.1K 120p動画からの切り出しになります。

SONYのα9IIIの120fps連写が話題ですが、Nikon Z 9はスチルの場合、RAWで撮れるのは20fpsまで、戦車砲の発泡炎を捉えるには120fpsあると便利ですが、Z 9では120fpsはJPG限定かつ画素数が落とされます。これは恐らく、30fps以上の高速連写モードはイメージセンサの動画モードからの出力を流用していると思われます。
このため、今回、RAW動画のN-RAW 4.1K 120pで撮影して切り出ししました。ただ、Davinci Resolveの無料版は、60fpsまでしか出力できないのです。取り込みは可能ですが。
Resolveで現像して出力しています。

残念ながら、3世代戦車が空砲発射したシーンは、前の人に遮られて撮影できず! でもまあ74式神れたので満足です。

続く…

武器学校・土浦駐屯地解説71周年記念行事に行ってきた その1

プライベート&仕事が忙しくて疲れは溜まっているし、この日の天気はイマイチとは分かっていたけど、行かない後悔より行こう、ということで行ってきました、土浦駐屯地。
入場までの待ち時間に雨が降り始めるも、今回はポンチョやらカメラの雨除けカバーなどの雨具を持っていったのが救われました。
ほんと、雨具大事ですね、外の撮影。

まずは記念式典。

しかし寒い! その上、ヒゲの隊長こと参議院議員の佐藤 正久氏がスピーチしたあたりから雨脚も強くなってきました。

さて、土浦駐屯地は武器学校であることから、陸上自衛隊のあらゆる装備品があります。装備アトラクションでは、各種兵器がパレードを行いましたが、それがなかなか良かったです。
実は土浦駐屯地祭は初めて見に行きましたが(土浦駐屯地自体は基地見学で昔来たことがありますが)、なかなかバラエティに富んでいます。

12式地対艦誘導弾に古参の87式自走高射機関砲96式装輪装甲車、「これは戦車ではなくて…」でお馴染みの16式機動戦闘車、最新装備の19式装輪自走155mmりゅう弾砲は間近で見たのは初めてです。そして今年度いっぱいで退役が決まり、今回が現役最後の公開となる203mm自走榴弾砲M11099式自走155mmりゅう弾砲と続きます。
いや203mmも最後なんですよね~。昔は花形のでっかい榴弾砲だったのですが。

続く…

【2008年撮影】三峰ロープウェイ旧三峰山頂駅舎

過去に撮影した写真を、新たにRAW現像し直してみました。RAW現像ソフトの進歩は日進月歩ですね。今回はLightroom Classicで実施しました。

埼玉県は三峰山の山頂までの三峰ロープウェイの歴史は古く、1939年(昭和14年)に初代のロープウェイが開通しました。
初代区間は1964年(昭和39年)にロープウェイの搬器(いわゆるゴンドラ)の変更(定員21名から71名に大型化)に伴い運行区間も若干変更されたため、駅舎も変更されました。
麓の駅舎の場所は新旧とも同じ場所でしたが、山頂駅は駅舎の場所が異なっていて、旧駅舎は新駅舎よりもやや下った場所にありました。
三峯神社まで少し遠かったのもあって、恐らくもう少し神社に近い場所に新駅舎設置の要望があったのでしょうか? 搬器(ゴンドラ)の大型化も、戦後の混乱期から落ち着いて、観光客が増えたためと聞いています。

さて旧山頂駅は新駅舎に移転した後は、長らく放置されていました。新駅舎で運行していたロープウェイは2006年に設備の老朽化と金属疲労の発見により運休となり、改修更新に多額の費用がかかることから、そのまま2007年にロープウェイ自体の廃止が決定、2007年12月より、新駅舎とともに旧駅舎も取り壊されることになりました。

皮肉なことに、旧駅舎は廃駅から40年以上放置された挙げ句、新駅舎と共に取り壊されることになったのです。山頂旧駅舎は、2009年12月から取り壊しが始まりました。
その直前の2009年11月に旧駅舎を撮影しました。

解体準備のため、長いこと放置されていたと思われる旧駅舎へのアプローチのために樹木の伐採が行われていました。

旧駅舎は40年以上放置されており、落書きや空き缶も時代を感じさせるものでした。

旧駅舎までのゴンドラは、新駅舎までの索条(ワイヤロープ)、支持鉄塔が設置された際に恐らく撤去されたのでしょう。ロープウェイらしきものは駅舎以外残っていません。
麓を望遠レンズで覗くと、大輪駅が見えました。すでにこの時点で、新経路の索条も撤去されて、まだ駅舎だけが残っている状態でした。

木造で趣のある建物、戦前の建築で、私の通っていた小学校も昭和9年建造だったため(卒業と同時に取り壊されて鉄筋校舎になりました)、ペンキの色合いや窓枠など、昭和初期を感じさせる駅舎は懐かしさを感じました。

すでにこの建物は取り壊しから十数年が経過しました。こうした昭和初期の建物は21世紀も20年を超えた現在、非常に少なくなっています。
自社をモチーフとしたという建物は趣があり、現存しなくなってもなお、写真として語り継げたらなと思います。

撮影はNikon D300にAF-S DX 18-70mm, AI AF 35mm f/2D, AI AF24mm f/2.8D, AF-S 80-200mm f/2.8Dです。
RAW撮影していたため、現代のソフトでしっかりとした画質で再現像できました。色やAWBの転び方などは、時代を感じさせる部分もありますが、最終的な出力は問題ない品質ですね。

なお、麓の大輪駅と新山頂駅の写真はこちらにまとめています。

15年前に買ったパソコン

15年前ってこんな感じだったのね、となっている2008年11月購入のパソコン(自作)

CPU:AMD Phenom X4 9950 Black Edition
マザー:GIGABYTE GA-MA790GP-DS4H
メモリ:CFD DDR2-800 2GB x2
HDD:WD 1TB + Hitachi 500GB
電源:ENERMAX EMD425AWT(425W)
ケース:Cooler Master Centurion 5 Blue

このケースは結構気に入っていました。昔からCooler Masterのケースは定番ですからね。
メモリはまだ2+2で4GBという構成だったんですね。OSとしてはまだWindows XP 32bitで、64bit OSの導入を目指しての導入だったと思います。これ以前からAthlon 64で64bit OSの対応を考えていましたが、結局自分が初めて64bit OSを導入したのはWindows 7 Proからでした。Windows 7は2009年9月一般リリースだったので、その後このPCに導入することになりました。

それにしても、メインメモリが4GBで5千円台で買えた時代です。この時代は本当に安かったです。HDDも1TB、そんな程度だったのですよ15年前は。
電源も425Wで足りていました。今そんなワット数の低い電源って自作ではありえないですね(笑
PCのパーツは今は高価になって、自作PCは安く組める時代は終了しました。もちろん、好きな組合せで、パーツの使い回しなど出来て、効率良く組めるのは自作機の特権です。
オンボードVGAで写真編集も事足りた(3Dゲームやらなければオンボードで十分でした)時代です。
今はCPUよりGPUのほうが重要になってきていますね。

SONY α9III発表、フルサイズミラーレス初のグローバルシャッター機だけど、やや尖った性能かな

噂レベルで、そんなの搭載されるのか!?と言われていたグローバルシャッターセンサ搭載の、SONY α9IIIが発表されました。

1/80000秒シャッター、フラッシュの全速同調

個人的にこのカメラのハイライトはフラッシュの全速同調ができるようになったこと、ここは大きいですね。
従来のカメラも、FP発光(フラッシュ光を高速で何度も発光させる)はフィルムカメラの時代からありましたが、FP発光はガイドナンバーが目減りしてしまうというデメリットがありました。それを気にせずフラッシュを使えるのは、フラッシュ撮影の幅が広がることになります。

秒120コマ連写より「プリ撮影」搭載が嬉しい

秒120コマ連写もすごいですが、実際はそこまで使う事はほぼないでしょう。SONYとしては、ここぞというときにFnボタンに割り当てての使い方を想定しているようです。連続撮影枚数がRAW(多分非可逆圧縮のこと)で192コマ、ロスレス圧縮と圧縮RAWで96枚と少ないのが気になります。
Nikon Z 9の場合、より高画素でありながら高効率圧縮RAWで1000コマ以上となっていることを考えると、連写機としてちょっと物足りないです。
α9IIは「RAW:239枚」となっていて、何故かII型よりバッファが少ないんですよね。センサの違いによりデータ処理量が違うから?

それよりも、「プリ撮影」が搭載されたのが朗報です。Nikon Z 9/ Z 8も同様の機能を搭載していますが、RAWで撮れずJPGノーマルしか使えず、恐らくはイメージセンサの動画モードを使用していると思われます。
α9IIIでは特に制約について書いていないので、RAWでも使えると思われます。これはちょっと羨ましいです。

グローバルシャッター搭載の弊害? ISO感度対応範囲は狭い

これまでグローバルシャッターセンサは、産業用メインで画質より高速性を重視していました。今回初めて民生用フルサイズミラーレスカメラに搭載されたグローバルシャッターですが、ISO感度の範囲がα9IIより狭くなっています

α9II: ISO100-51200 @メカシャッター,  ISO100-25600 @電子シャッター,  (拡張:下限ISO50、上限ISO204800)
α9III: ISO 250 – 25600 (拡張: 下限ISO 125、上限ISO 51200)

このあたり、画質も含め、グローバルシャッターの弊害はありそうです。特に、基本感度がISO250というのは、昼間に低速シャッターを使いたい場面ではNDフィルター必須です。


まだスペックだけしか分かりませんが、やや尖った性能のカメラであることは間違いなく、万人向けではなさそうです。
また値段も80万円台となりそうで、α1とともにかなり高額になりました。少なくとも、私のような素人が買えるようなカメラではなさそうですね。

とはいえ、Nikonに続き、SONYもメカシャッターレスのカメラを登場させ、更にグローバルシャッターを搭載するということは、ミラーレスカメラが新たな時代に突入したという印象です。というより、こうした部分がミラーレスカメラの真骨頂と思いました。機械的要素はますます排除されていくのでしょうね。

AIは万能でもないし正しいとも限らない

技術的な流行で、近年もてはやされるAI(Artificial Intelligence)、人工知能。

実はAIブームは80年代後半から90年代にもあったわけで、それこそ当時の家電にも取り入れられていたりするのですが、あの頃言っていたAIとは、ある程度集約化されたデータベースを元に答えを導くもので、現在のようなディープラーニングによる機械学習、深層学習に基づいた導きとは大きく異なります。
現在のAIは、平たく言うと、散々学習させた結果を元に答えを導く、というもので、20世紀では来なかった大量のデータの蓄積と解析ができるようになり、より導き出せる精度が上がったために、実用に達するものが増えてきた、と言って良いのかなと思います。

ではAIが万能で正しいか、と言われると、そうではないでしょうね。大量に学習しても、そもそも学習するデータの精度、そのデータから答えを導くためのアリゴリズムなど、様々な要因があり、偏向的な学習しかさせないと、答えも偏向した結果にしかならないのです。
ディープラーニングが進化して、大量の学習ができるようになっても、まだまだその学習させるべきデータに達していないことも多いし、学習のさせ方次第という面も大きいです。
マスコミが無闇やたらにAI[による危機を煽ったりもしていますし、ここ十数年の映画のトレンド(AIが暴走するみたいな)にもなっていますが、言う程万能ではないのですよ、現時点では。

で、何が言いたいかというと、AdobeのLightroom Classicに搭載されているAIノイズ軽減も万能ではないって話です。
例えばこの写真。

ANA B767-300ER (JA608A)

鬼滅の刃 じぇっと -弐-が羽田空港にアプローチするのをベランダから撮りました。17時近くで、この時期だともうかなり暗い時間です。写真ではそこそこ明るく見えますが、ISO感度22800、AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRテレコンバーターTC-20EIIIを取り付け、1200mm f/8相当で撮影しました。
この時点で、開放f値がf8なので、AF的に厳しい条件で、使用したボディのNikon Z 9、以前のファームウェアではAFがなかなか合わない条件でした。
しかしだいぶAF(オートフォーカス)も進化しましたね。Z 9は「ディープラーニング技術を用いて開発した優れた被写体検出」を搭載しているため、このディープラーニングによる機械学習の精度アップにより、より被写体検出力は上がっています。
ただ厳しい言い方をすると、それでも暗所のAFの食いつきそのものは、Nikonの現行一眼レフに追いついていないと思いますが。

さて、ISO22800という、常用感度の限界に近い数値、Nikon Z 9は積層型裏面照射型CMOSセンサを搭載していますが、高速読み出しが可能な分、発熱等によるノイズはやや多めです。
この写真を、Adobe Photoshop Lightroom ClassicでAIノイズ軽減させてみました。

Lightroom ClassicによるAIノイズ軽減適用後

いや相変わらず凄いですね。細かいノイズは残りますが、ディテールがさほど潰れずに再現されるのはさすが。
ただ「さほど潰れず…」という表現をしたのは、そうでもない側面を確認したからです。Web掲載用画像は解像度を落としているので、等倍で切り出した写真です。

機体のレジ番号は潰れています

これ、元画像の時点でディテールが潰れてしまった結果、文字として成り立たなかったため、AIによるノイズ除去後も文字の形が崩れてしまっています
この機体のレジ番号は「JA608A」なのですが、AIノイズ除去でノイズを取った結果がこれなので、そもそもが文字としての解像力が不足していたわけです。
仮にAIがこの機体は鬼滅の刃じぇっと弐というのがわかっていれば、ここに入る数字もわかるので、無いディテールを再生できる可能性はありますが、結果としてはこうなりました。
現時点では、恐らくこうであろうという推測からノイズを消していると思われますが、やはり元の画像のノイズが多すぎると、精度が悪くなりますね。
こういう場面では、暗所に強いカメラに限りますね。

上の写真はテレコンを外して、レンズ素の状態で撮影。いくらミラーレス機では開放f値関係なくAFが使えるとは言え、明るいレンズのほうが歩留まりが上がるのは言うまでもありません。初期のFWでは夜は合わなかったNikon Z 9のAF、だいぶ改善されています。ちゃんと合います。ここは素直にディープラーニングによる学習が進んだ成果がAFのアルゴリズムに反映されているのでしょうね。

秋なのかよくわからないね

久しぶりに息子と練馬区の光が丘公園に行ってきました。
イベントをやっていたみたいですが、行く時間が遅かったのでほぼ終了直前。焼き餅を買って食べて、ちょこっとだけ遊んできました。

Hondaロボット芝刈機がデモを行っていました。動きがかわいいw
突然雨が降ってきたりと変な天気でしたね。晴れ間もあったのに。

光が丘公園のイチョウも紅葉していました。が、この日も気温は20℃以上もあって、こんなに気温が高いのに紅葉ってのも何だか不思議。秋なんだけどね。今年の気温はおかしいですね。

この雲! そして晴れ間。所々太陽が当たる面白い光景になりました。もっとも、この後も雨に振られてびしょびしょでしたが😅

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

妻が気に入っているので、毎年買ってしまう、栃木県は東力士のニゴリシリーズ。
島崎酒造的には実験酒の位置づけだったようですが、こうして季節ごとに見かけるようになったのは、人気が出てきたからでしょうか?

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

本ブログでも何度もとりあげているお酒ですが、毎回味が変わるので、都度楽しめます。前回買ったのは6月でした。

ニゴリシリーズは、醸造アルコール添加でアルコール度数が高い活性にごり生原酒もありますが、こちらは純米で低アルコールで活性していないタイプです。飲みやすさは低アルコールのほうですね。

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

今回はこの季節だけあり、新酒しぼりたてバージョン。何故か日本では新酒といえばワインのボージョレ・ヌーボーが未だもてはやされますが、日本酒の新酒を忘れてはいけません!
スペックは、表のラベルにあるように、日本酒度が‐70と超甘口(日本酒度はあくまで水に対する比重なので、実際に感じる甘い辛いとは別です)、アルコール度数は、いつも低アル版は9度なのですが、今回はわずかに高い10度となっています。誤差かと思うけど、実はこの僅かな差が味に影響するんです。
酒米は今回は不明。酵母は恐らくいつもの自社酵母かな? 精米歩合70%の純米酒。ではいただきましょう。

まさにふわふわとろとろ

火入れはしてありますが、冷蔵推奨です。
注ぐと、いつも通りトロトロです。香りは案外あっさりとしたヨーグルト系。口に含むと、お?濃厚ヨーグルトドリンクですが、いつもよりわずかにアルコール度数が高いためか、甘いのに後味に旨味、辛味、そして少し苦味と、やはりこのシリーズ特有のただ甘いだけではないのが美点なのですが、今回はアルコール度数が以前よりわずかに高い、ここがポイントでした。ものすごくバランスが良くなったんですよ。甘いのに飽きない味わいは以前からの共通点ですが、そこがより進化して、ヨーグルトドリンクだけど、決してジュースで終わらせないぞ、という気概を感じます(大げさ?)。味に深みが増したと言ってよく、これは一歩進化したな、と感じました。

ということで、今期のニゴリ、更に一皮むけた感があります。また買いたくなりますね。

これで完?Z 180-600mm用のレンズケースにNikon CL-L2を買ってみた

前回の記事で書いた、NIKKOR Z 180-600mm用のレンズケースとして、Nikonのレンズケース、CL-L2を発注し、結構前に届いていたのですが、忙しくて開梱したのは本日です。

送られてきた箱が大きい。でもこの箱がさらに箱に入れられて届いたんですよね…。別にこの箱に希少性もないので、そのまま送ってもらっていいのですが。

では開墾します、いや開梱です。

我が家の600mmレンズを並べてみた

写真右のAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRが入るレンズケースだけあり、高さは結構ありますね。そして写真左のNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRNikon Z 8は余裕で入りそうです。どちらも運べるということで、汎用性は高いですね。
ただ、AF-S 600mmは普段Loweproのレンズトレッカー600AW IIIで運んでいるため、今後上の写真の2本のレンズを持っていく時は、600AW IIIを背負って、さらにCL-L2を肩がけすることにはなります。
ただ、AF-S 600mmを持っていかずZ 180-600mmとZ 24-200mmでボディ1台だけなら、CL-L2はスリムなので、持ち運びは随分楽になりそうです。

まずは、CL-L2の対応表にも書かれている中で最大級の、AF-S 600mm f/4Gを入れてみましょう。

さすがにAF-S 600mm f/4Gだとギリギリサイズ。三脚座の出っ張りが気になります。ただ、三脚座にアルカスイスプレートを取り付けているので、これを外せば多少手出っ張りは抑えられるでしょう。

さて、本命のZ 180-600mmは余裕で入ることは確定ですが、Z 8とセットで入れてみましょう。

Nikon Z 8 + NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは高さも余裕が

余裕でした。写真ではZ 8ですが、Z 9でもOK。何ならグリップ付きのZ 8も多分問題ないです。ボディと一緒に入るのは大きなメリットです。これだけで望遠撮影に出かけられます。
ただし、このままだとレンズが細いので(AF-S 600mmと比較して)バッグの隙間に余裕があり過ぎて遊んでしまうので、付属の詰め物を入れてみます。

これがZ 180-600mmに合わせたかのようにぴったりです。更にカメラの上の空間にも余裕があるので、付属のポーチ(フィルタやキャップのケース?)が入ります。
ということで、このカメラバッグ、メーカー問わずオススメです。ってNikonって黄色で入っていますけどね。SONYのボディ+FE 200-600mmにもちょうどよいですね。

しかし、まさか最終的な答えが、同じNikonの望遠用汎用レンズケースになるとは。バッグ(レンズケース)は奥が深いな。

これってバッグ沼じゃん(笑

と思わずにはいられないです。Nikonって昔からカメラ・レンズバッグ類に力を入れていて、ラインナップも豊富ですが、あまり宣伝してないので、すっかり見落としていました。

恐らくFマウント望遠レンズの終息と共に、このケースも生産終了になると思われ、買うなら今がチャンスと思います。
同じようなサイズのZマウント用のCL-L3はやや値上がりして1万円台後半です。もっとも、それでも安い部類と思います。

私は楽天のコジマで購入しました。

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Amazonは執筆時点で在庫1個(ちょっと前まで品切れ)。製品も古いことから、売れてしまえば在庫補充されず販売終了かもしれませんね。

後継のCL-L3もコンセプトは同じで、対応はZマウントレンズの望遠ですが、汎用なので実際はレンズマウントは関係ないです。

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CL-L2がディスコンになったら、CL-L3もおすすめですね。

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