グラボをNVIDIA Quadro P2000に改装してみた

PCで3Dゲームはやらないので、あまりグラボにこだわりはないのですが、10bit出力が欲しくて最初にQuadro K620を導入したのが数年前のこと。
今やグラボと言えばNVIDIAのGeForceシリーズが主流ですが、元々は長年AMD(その前はATi)のRADEONシリーズを長く使っていました。
RADEONシリーズ、今は使っていないので分かりませんが、昔はドライバの安定性のなさが…ってのがあって、NVIDIAにしてからは、安定していますね。

さて、NVIDIA Quadroシリーズは、GeForceがゲームなどで主に用いられるDirect3D重視なのに対し、QuadroはPhotoshopや3D CG、CADソフトなどに用いられるOpenGLを重視した設計になっています。また、各色10bit出力に古くから対応しているのも特徴でした。
ただ、最近はGeForceシリーズも各色10bit出力に対応できるようになったため、その点だけで見ると、Quadroを使用する意味は薄れてきていますけどね。
コスパは、正直なところGeForceのほうが格段によく、同じ値段ならスペック上は明らかにGeForceのほうが上です。
ただし、Quadroシリーズは、業務用のワークステーションに用いられる場合が多く、ある程度の年月でリプレースされる業務用故、中古流通ではそこそこ安価になる場合もあり、また業務用グラボなので、基本的に耐久性は高い事もあって、中古でもそれなりに安心感がありますかね。

さて、今まで使ってきたのは、Quadro K2200で、もう7年前の機種です。PCIexpress2.0x16ですし、DisplayPortも1つ前のバージョンのDP1.2、もっともDP1.2は4K10bit出力に対応するので、問題ないと言えば問題ないのですが、さすがにそろそろ古いので、交換することに。

今回は、表題のQuadro P2000にしてみました。もちろん中古ですが。

DisplayPort1.4出力が4系統、8K出力にも対応(DPケーブル2本使用)可能です。ま、GeForce系も今や8K対応ですし、取り立ててすごい性能というわけでもないですね。HDMI出力はないのが業務用グラボらしいですね。

お疲れ様のQuadro K2200(上)と、新たに導入のP2000

K2200は、まだDVI出力も搭載していましたが、DVIは規格上FHDまでの対応となるため、もう今後は廃れていく規格です。
どちらのボードも、1スロットサイズで補助電源不要です。最近は、エントリークラスのGeForceでも、2スロット占有、補助電源が必要なものも多いので、それと比べると小型で低消費電力ですね。

本当はGeForceのGTX1660辺りも検討したかったのですが、最近のがよく分からない…のと、グラボ需要がまた復活してきて、在庫少、価格も上がってきているとのことで、安心安定のQuadroにした次第です。
昔はグラボのミドルクラスって2,3万円台だったのに、今は数万円以上、10万円するグラボもざらにあって、時代を感じますね。

恒例?ベンチマークを取ってみた

ベンチマークでどうこうするグラボでもないのですが、性能比較をやってみることにしました。久しぶりに3DMarkを入れてみました。何年ぶりだろう? ただ、3DMarkって、DirectXなので、本来Quadroの性能発揮をする領域じゃないのですけどね。

さすがに、全然スコアが違うし、デモ動画でも滑らかさが違いました。P2000は、GeForceのエントリークラスくらい?
7~8万円台のGeForce RTX 3070辺りだと、スコアも12000を超えるようです。高くて変えないし、そこまでの性能も不要ですけどね。

124年ぶりの2月2日の節分でした

節分は2月3日と思いこんでいましたが、立春の前日が「節分」なのだそうで、立春の日が変われば節分も変わるのですね。なるほど! 長く生きていても、知らないことはたくさんありますね。

ってことで、我が家も毎年恒例、仕事帰り、玄関の前でお面をかぶっての帰宅でした。
さすがに下の子も4歳、お面の下はパパとわかってきているけど、まだ般若のお面は怖いようです。2歳の頃はガクガク震えていましたし(笑)

毎年節分は般若のお面使っています

そんな彼も、慣れてくると、般若のお面をかぶる余裕は出てきたようで。

確かに怖いよねこのお面

そんな4歳児が作ったお面、結構よく出来ています。絵が上手だね!

【茨城】(株)K立工業

2009年に撮影した、茨城県某所の廃工場。
この当時まだGPSアダプタを持っていなかったため、撮影場所が現在となっては分かりません。

茨城県まではわかるのですが、廃墟検索地図さんのサイトにも未掲載、またこの会社の名前で検索しても、こことは関係のない現役の会社がヒットするだけでした。
Yamaroオリジナル物件と言えるかなと思うのですが、周りは畑しかない田舎道とは言え、道路沿いに面していただけに、誰も知らないというのも不思議な話。
恐らく現存していないと思われます。

事務所の日めくりカレンダーは、1997年(平成9年)5月で終わっており、この辺りで廃業、もしくは倒産したのかと思います。
カレンダーには栃木県の建築会社のものもあり、よく見ると以前住んでいた場所のすぐ近くで、しかも家を買う際に検討した会社の一つだったりしました。取引があったのでしょうね。

事務所の棚には、いくつかの物件の建設や解体に関わったと思われる、地面や書類の棚が。一方、机やリース機器は積み上げられていて、最後はどういう状況だったのか? 金庫は人為的にこじ開けられた跡がありましたが、恐らく地元のヤンキーの仕業でしょう、入っているはずもないのに。

一方工場は、ゴミの山で、恐らく廃墟になってから不法投棄された、または地権者が捨てたのか。
黒い大きな袋(酪農で見かける牧草を入れるような袋)が大量に積まれた部屋もあり、中身は謎です。とにかくごみの山でした。
割と大きな工場も、人がいなくなれば荒廃する典型ですが、どうしてこうなったか、思いを馳せてみるのも面白い。そんな感じの物件でした。

2011年日本酒にハマったきかけのお酒【刈穂酒造】刈穂 大吟醸

今からちょうど10年前の2011年2月1日、結婚式の写真のお礼にと後輩から頂いたのが、このお酒。

刈穂酒造】刈穂 大吟醸

秋田県の「刈穂 大吟醸」です。

当時秋田にいた後輩の結婚式に参列、その際に写真を撮ってフォトブックにして渡したのですが、そのお礼に頂きました。

実はその当時、私が日本酒が飲めなくなっていました。原因は、若い頃、居酒屋飲み放題の安い日本酒を呑みすぎた結果、口に含んだだけで吐き気を催すようになってしまいまして。
今思えば、質の悪い、米すら使っていない醸造アルコールの日本酒で、悪酔いしていたんですね。

このお酒も、飲めないんだけど、もったいないし、開けてみるかと試しに飲んでみたら、あれ、行けるじゃん!となりまして。

酒米に山田錦と美山錦を使った、精米歩合45%、日本酒度+4で辛口の日本酒です。
もう10年前なので味はあまり覚えていないけど、スッキリとした淡麗辛口だけど、ほんのり米の甘みもあって、日本酒=ただ辛い、というイメージを覆しました。いやびっくりしましたね。安い日本酒にありがちな、醸造アルコール臭さも皆無。

この何年後かから、新政や作(ざく)など、現代の日本酒ブームにつながるお酒が流通するようになったのかな?

日本酒がどんどん飲まれなくなってきていた次期で、やはりただ辛いだけでは駄目と気付かされました。今となっては、フルーティな日本酒、酸味上等の日本酒、辛さ追求の日本酒、木樽にこだわった日本酒、色々出てきていますね。
今後ますます、個性を追求してほしいものです。

城南島海浜公園に行ってきた

緊急事態宣言、東京都は予想通り2月7日までの予定をさらに延期しそうな感じです。なので、お出かけもショッピングモールのような人混みの屋内は控えていて、基本大きな公園に行くことにしています。

ということで、今回は城南島海浜公園へ。飛行機と船が撮れるので、望遠レンズの技量維持兼、子どもたちを遊ばせるのにはぴったりな場所です。

ここは、今は緊急事態宣言でやっていませんが、キャンプ場も併設されていますし、公園と人工の砂浜もあります。この砂浜は、潮干狩りも出来るようで、シーズンになったら潮干狩りしに来たいと思っています。

今回は、600mmの望遠をD850で、標準ズームのスナップを妻のD3400を借りて撮影しました。

メイン機D850+ AF-S 600mmと、妻のD3400

妻のD3400とAF-P 18-55mmの組み合わせはとても軽快です。D850と比べてかなり軽いのは言うまでもなく、AF-P 18-55mmもこれまでのNikonの安価なキットレンズの中ではAFも最速で、VRも4段分補正出来ます。何より、解像力は1万円のレンズと考えると十分ですし、ボケ味も暗いレンズながら悪くないですね。
D3400の画質は、もちろんD850と比べるとややダイナミックレンジが狭い感じですが、ちゃんとRAWで撮って現像すれば、割とよくなりますね。ただ、RAWの現像耐性は、やっぱりフルサイズのD850に軍配ですかね。

一方、重量級のD850とAF-S 600mm f/4G ED VRとの組み合わせですが、やっぱり画質は良いですね。冬の澄んだ空気では、解像力の良さが引き立ちます。最新のEタイプには画質は一歩及ばないと思うけど、あくまで比較した場合。単焦点の望遠は古くても画質は一級品ですね。
SIGMAの150-600mm Sportsもあの値段のズームとしては十分以上に良いのですが、遠景になればなるほど、やっぱり単焦点の良さが出てきます。何より絞り開放から使えて、背景も大きくぼかせるので、より立体感が出ます。この辺りが単焦点望遠レンズとズームレンズとの差でしょうか。

羽田空港、普段はひっきりなしに飛行機が飛ぶはずなのですが、緊急事態宣言中の東京とあって、今は便数も減っているのでしょう。飛んでいる数は少なめです。
そんな中、フライトしていたJALのB777-200のJA8979は、旧日本エアシステムから引き継いだ機体で、現在JALはB777型機の退役を早めていて、1997年製の古いこの機体も、そろそろ引退なのかなと思います。これより若い機体も、COVID-19による輸送減も相まって、引退が早まっているようです。

鳥は…相変わらず撮るの下手。逆光だしね。

AIR DOのB767-300 (JA602A)も1998年製の機体で、ANAからの購入機、そろそろこの機体も引退が迫っているのかな? 90年代の機体は、今機齢20年を超えて、国内線の発着回数の多さから、足周りを中心に痛みが激しくなるため、もうそろそろなのかな…という気がします。

一方Lufthansa のA350-900 (A-DIXO)は2019年製の新しい機体。JALもB777を中心に引退させて、中型最新鋭のA350の導入を行っていて、ボーイング一辺倒だった国内路線の中型機も、エアバス機が増えてくるんでしょうね。

何故そこで遊ぶ…

こどもって不思議な場所で遊びますね。看板の下って…

この後はほとんど船を中心に撮影でした。船もかっこいいんですよ!

望遠レンズ、飛行機だけでなく船撮りにもいいですね。圧縮効果や、前ボケ後ボケも楽しんでみました。
夕方が一番映える時間なのですが、ここらで撮影終了、帰宅となりました。

戦闘機と違ってどれも動きが遅い分、フレーミングをじっくり考えながら撮ったつもり…ですが、まだまだですねぇ。

【五十嵐酒造】五十嵐 MIX純米酒 うえも商店10周年記念酒

執筆時点で残り1本となっているらしいお酒です。

【五十嵐酒造】五十嵐 MIX純米酒 うえも商店10周年記念酒

生活感ある背景と共に。おしゃれな背景で撮らないのが流儀です(笑

めんどくさいだけだったりします(汗

関東の日本酒好きの間でも有名なお店、うえも商店の10周年を記念して作ったオリジナル品です。

【五十嵐酒造】五十嵐 MIX純米酒 うえも商店10周年記念酒


特定の酒屋や飲食店向けに作られていうのは、特別感がありますよね~。
限定60本のこのお酒、さけ武蔵を酒米に使った特別純米酒と、純米吟醸のおりがらみのブレンドです。

五十嵐は、なかなかジューシーなお酒を出していますが、こちらもザ・五十嵐でしたね。
メロンのような酸味の少ないジューシーな甘さ、澱の優しい苦味、ただ甘いだけでなく、複雑に織りなす米の旨味と、後味にほんのり残る苦味で、不思議と呑み飽きないですね。

【五十嵐酒造】五十嵐 MIX純米酒 うえも商店10周年記念酒

無濾過生原酒ですが、濃厚でありながらも口当たりは爽やかです。

飲めるのは今回限りですが、ブレンドであっても、やっぱり五十嵐は五十嵐だなぁと思わせるジューシーさでした。
五十嵐酒造は、「天覧山」のブランドがメインとなっていますが、実はまだ呑んだことがない…。機会があれば買ってみたいですね。

12年たった嫁車エスティマ、ぼちぼちメンテナンスを

妻が結婚前に買ったエスティマ、まもなく12年経過します。
自分が過去乗ってきた車でも、CL7アコードユーロRは10年目で手放しているので、過去所持の車で一番長く乗っています。

もともと買ったときに住んでいた栃木でも、妻は通勤には使っていなかったので、東京に越してからは週末のみの使用、それでも乗るときは基本遠出が多いので、距離は9万キロを超えていて、週末だけの使い方な割に、そこそこ乗っています。

基本トヨタ車だから、そんなに手はかからないのですが、それでも年式が年式なので、ぼちぼち年式なりのメンテナンスをしていこうと思っています。自分の車ではないので、どうも気乗りがしないのですが、買い換える予定もなく予算もないし、乗り続けるのが一番経済的ですからね。

まずは簡単なことから、ってことで今回は燃焼系の洗浄ということで、WAKO’Sのフューエルワン、荷室ライトだけが純正の電球のままだったので、LEDバルブを購入しました。

WAKO’S フューエルワンとLEDバルブ

WAKO’Sのフューエルワンですが、実は年始すぐに1本投入して、今回が2回目です。経年車には、2回連続で入れることが推奨されているので、もう1本買ってみました。
この手の燃料添加剤、どれも効果が不明で、栄養ドリンクみたいな感じなのですが、WAKO’Sは高価だけど効果がある、というダジャレが出るくらい、ケミカル類の性能は定評あります。

年始に入れてから、燃費が向上しているのですよ。今まで街乗りだと8~9km/Lで、数年前と比べても少し燃費が悪くなっていました。子供も大きくなったからかなとも思っていたけど、これを投入後、街乗りで10km/Lを記録。もちろん、燃費は結構乗り方とか道路状況で左右されるので、一概にフューエルワンが効いているとは言えないけど、今まで入れたことのある他社製が、全く効果を感じられなかったことからすると、それなりに効いているような?
なので、押しでもう1本。評価を見ていると、バイクなど小排気量の車ほど効果が大きいようです。

基本WAKO’Sは値引きしないので、どこで買っても値段は一緒ですが、Amazonでプライム会員なら送料かかりませんので。Amazonでなければ、実店舗、カー用品店で買うのが良いでしょうね。

LEDバルブは楽天で購入。エスティマACR50Wのビッグマイナー(2017年)以前のモデルは、荷室のバルブがT8x28という、横長だけど少し小さめのバルブが入っていて、これが電球だろうがLEDだろうが、種類が非常に少ないのです。T10x31というのが、横長バルブで一般的なので、T8x28はマイナーなんですよね。何で天下のトヨタが、荷室だけこんなマイナーなのを使っていたのかな?
なかなかLEDバルブの選択肢がなく、長年放置でしたが、12年無交換なので、球切れする前にLED化します。


来月は1年点検、今年はCVTFの交換、そろそろイグニッションコイルの交換と、少しずつメンテナンスしようと思います。
本当は足回りもリフレッシュしたいのだけど、どうしようかな…

OLD ST. ANDREWS Clubhouseのミニチュア瓶

珍しくウイスキー。いやウイスキーもたまに呑むんですけどね、ウイスキーって度数が高いし、お値段も高めなので、少量で色々呑みたい、となるとバーとかなんですが、このご時世、バーにも行けないですしね。

今回は明治屋のアウトレット店でたまたま置いてあったお酒を。ウイスキー、少量で色々呑みたいので、ミニチュア瓶で買うことが多いですよね。

OLD ST. ANDREWS Clubhouse

ブレンディッド、モルトとグレーンウイスキーのブレンドです。ウイスキー界では、なんとなくシングルモルトのほうが上、的な扱いで見られている気がしないでもないですが、Yamaroは割とブレンディッドの普段呑みできる感じがすきです。
日本酒なら、純米酒ではなく本醸造が呑み飽きない、そんな感じですかね?

で、ウイスキーは呑むけど、そんなに詳しくもないですが、このウイスキーはクラブハウスという名前がついているように、ゴルフがモチーフとなっていて、瓶もゴルフボールのようなディンプルがついています。

通常瓶は700mlなので、もっと大きいのですが、こちらはミニチュア瓶なので、本物のゴルフボールくらいの大きさで、返ってリアルだったりします。
ちなみに700mlだと定価が5000円強、Amazonだとお高くなって6500円強です。割とお高いウイスキーですね。

お味は語れるほどのではないですが、ロックで飲むと、程々にスモーキーでカラメルの甘みも感じます。後味はスッキリしていて、この辺りはブレンディッドらしい口当たりです。安いウイスキーにありがちな刺々しさがなく、オンザロックによく合いますね。

OLD ST. ANDREWS Clubhouse

明治屋が輸入代理店なんですね。缶詰や瓶詰めのイメージが有る明治屋ですが、ピザのお店に必ずあるタバスコなんかも輸入していたりします。お酒も広く取り扱っているようです。

ところで、この瓶は自分で買ったのですが、先にお店に行っていた妻も買っていたので、うちには2本のミニチュア瓶が(笑
なので1本早々に開栓した次第。たまにはウイスキーもいいね~

無双!? SONY α1のスペック雑感

SONY ILCE-1(α1)

ついにSONYから登場したフラッグシップ機

SONYの新機種発表、まさかのα1でした。α7、α9と数字が上がっていたけど、これらの機種は、SONYはフラッグシップ機ではないと公言していたので、これで真のフラッグシップ機が登場したわけですね。

2020年は、CanonがEOS R5R6でカメラ界をあっと言わせて、いよいよCanonもミラーレス機に本腰を入れたという感じでしたが、間髪入れずSONYも新機種投入、そんな感じでフルサイズミラーレスは、今SONYと、続けてCanonと2大巨頭が市場を賑わせていると言ったろころでしょうか。

そしてその波にいまいち乗り切れていないのがNikon。Z 7は、D850の劣化ミラーレス版という印象を否めず、Z 7IIでやっとダブルスロットと連続連写コマ数が上がってD850に追いついた感じですが、D850はすでに3年以上前の機種です。カメラ単体としてみれば悪くないのですが、如何せんデジタルの世界はスペックが命なので、新鮮味がないというか、やっと3年前の一眼レフに並んだという印象を与えてしまっています。
それだけD850はインパクトのある機種だったし、今でも十分通用するカメラなんですけどね。

と、感想を書いた上で、スペックからα1の雑感をたらたらと書いてみます。

あ、ちなみに私、隠れソニヲタなんですよ。ヘッドフォンはSONYと相性が良いし、かつてはトリニトロン命でしたし(笑

5010万画素で秒30コマ! ただしメカシャッターは秒10コマ

5010万画素で秒30コマ! EOS R5で、4500万画素で電子シャッター秒20コマ!すげーと思っていたら、その更に上を行くSONY。
もっとも、このスペックを出すには、組み合わせるレンズにも寄るようですが、それだけ内部処理速が速いということでしょう。
1枚あたり、RAWで60MBのデータ量とすると(内部レーンの速度は不明なので、あくまでメモリカードに記録される最終的なデータ容量と仮定)、それが秒30コマですから、単純計算でバッファ内には1秒あたり1800MB≒1.8GBものデータが書かれているわけです。14.4Gbps…。ただし、α1は、α7SIIIと同様の、CFexpress Type A/SDのダブルスロット。CFe Type Aは、現状SONYのカードで書き込み速度は700MB/sですから、バッファフルになると、一気に書き込み速度が落ちるのではないかと。
とは言え、通常のRAWで238コマ、ロスレス圧縮RAWで96枚連続で撮影可能なα1なので、バッファは十分持っているし、これ以上求めてもメモリカードがいつくあっても足りないねぇ…となってしまいますから、十分なスペックでしょうね。

それより、フラッグシップ機でありながら、メカシャッターが秒10コマに留まったのは少々残念。
電子シャッターは、ローリングシャッター歪を極限まで抑えたとは言え、グローバルシャッターではないため、ここは課題でしょう。とは言え、α9IIのローリングシャッター歪は、メカシャッターに近いくらい歪みを抑えているようなので、同様にアンチローリングシャッターを謳うα1でも、恐らく実質的には問題なさそうです。

電子シャッターで撮れるメリットとしては、ブラックアウトフリーになることですから、メカシャッターを使ったミラーレス機最大の泣き所であるファインダ上で見るとパラパラ漫画になることを回避できることなので、今後は電子シャッターが主流になっていくと思われます。そうなると、メカシャッターは、現状フラッシュ撮影くらいでしか使わないかもですね。

8K動画撮影には、4500万画素以上は必須と言えますから、フラッグシップ機は画素数を抑えて高速連写…というのも、だんだん過去のものになっていくのかな?
もちろん、8K動画はいらない向きには、引き続き2000~3000万画素クラスのカメラ十分でしょうけど。8K環境はまだまだほとんどの人がないので、リアルに見ることが出来ませんから。

フラッシュ同調速度1/400秒!

そしてフラッシュの話ですが、メカシャッターの同調速度が1/400秒! これはかなり頑張ったのではないでしょうか。一般的にフラッグシップ機でも、長年1/250秒が同調速度でした。D850でも、拡張で1/320秒まで使用可能で、それ以上は効率が落ちるFP発光を使用しなければならなかったので、屋外での絞りを開けた日中シンクロでも、少しでも同調速度は速いほうが、撮影の幅が広がりますね。

90万円の価格をどう見るべきか?

さて、スペックはすごいα1ですが、90万円という価格をどう見るかと、そのスペックが本当に必要なのか? 冷静に考えるべきかなと思いました。

デジタルになってから、その進化は日進月歩で、高級機を買っても2, 3年後には陳腐化というサイクルが、この十数年ほど繰り広げられてきました。ユーザーも、ましてやプロも、そのサイクルについていけなくなってきているのではないでしょうか?
かつてはプロ機は高価だけど高耐久で、メンテナンスしながら長年使えるのが売りでした。しかし、フィルム機のプロ機のモデルサイクルは8~10年程度ありましたが、2~3年となっている現在、しかもボディの単価は明らかに上昇しており、だったらフラッグシップ機でなくても、ミドルクラスを3年毎にリプレースすればよいのでは?となってきている感じもあります。

今やミドルクラスが、かつてのフィルム機のフラッグシップ機以上の価格です。それでいて、必要十分なスペックを持っているなら、耐久性はある程度目を瞑ってもよい、という考え方も当然出てきます。なにより、耐久性は今やミドルクラスも必要十分な防塵防滴ボディですし、フィルム時代では考えられないくらい連写出来るので、シャッター耐久も向上、そして今後ミラーレスでメカシャッター不要な流れになると、そもそもシャッター耐久も必要なくなってきます。

α1、この長引くCOVID-19で、オリンピックも開催は恐らく無理でしょうし、この価格のボディをどう使っていくか? プロなら減価償却できるか? となっていきます。
そして、減価償却とは無縁な一般カメラファンが、果たしてどの程度買うのだろうか?と考えると、SONYの場合は、連写がほしければα9II、画素数がほしければα7RIV、そこそこのもので良いければα7IIIがあるわけです。
なんとなくですが、α1は真の意味でフラッグシップ機ですが、実はその下に控えるα9シリーズ、α7シリーズはコスパが良いですよー、全部入が欲しい人だけα1買ってくださいね~というSONYの強かな戦略なんじゃないかな、と思うわけです。

NikonのフラッグシップZはどう出る?

現在赤字で背水の陣のNikon、イマイチZシリーズの本気が感じられないのは、まだフラッグシップ機が出ていないからなのは明らかです。

Nikonが1959年に初めて発売した一眼レフは、いきなりフラッグシップ機のFだったわけですから、Zがフラッグシップ機を出して、初めて本気度がわかるわけです。Z 7シリーズにしろZ 6シリーズにしろ、まだまだ一眼レフの代替の域を超えていません。
個人的には、SONYやCanonの新機種の凄さを見つつ、本気のNikon Zボディを見ていたいですね。
フラッグシップ機を出せば、そのスペックを見つつ、あ、Z 7IIで十分じゃん、とか考えられるわけですし、やっぱり将来はフラッグシップかなーという楽しみも出来るわけです。

ということで、αスゲーと羨望の眼差しで見つつ、まだまだ次期ボディは様子見なYamaroでした。
実際、D850で十分なんですよ、自分の使い方。現在サブになっているD810の代替、どうしたものかな?

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/1/25)

写研埼玉工場跡地は、すでにスーパーマーケットのヤオコーが店舗を建設することが決まっていて、2021年1月から工期となっています。

昨年12月には、写研埼玉工場の解体工事も終わって、一度撤去されたパーティションが再び設置され、新たな建築に向けた準備が始まっている様子でした。

さてあれから年を越して1ヶ月、まだ建築工事には本格的には入っていない感じです。

写研埼玉工場跡地(21/1/25)

工事車両の出入りはあり、今は基礎工事の前段階?なのでしょうかね。
工事予定期間は、1月15日から9月30日、割と早く完成する予定です。川越工場が、すぐに物流倉庫として生まれ変わったように、土地の広い工場跡地は、次の活用が決まれば、工事はズムーズなのでしょうね。

旧写研埼玉工場厚生棟

依然手つかずの厚生棟のみ、ここに写研埼玉工場があったことを示しています。
以前も書いたように、現在この土地建物の持ち主は、ヤオコーではなく、同じ市内のとある企業が登記簿上に記載されているとのこと。
1階部分の駐車場は、相変わらず工事関係者の駐車場として利用されており、建物隣のスペースも工事関係者の資材置き場や待機所が設置されています。恐らく、工事が終わるまで、その企業が貸しているのでしょうね。
ヤオコーが出来た後、この厚生棟がどうなるのか気になるところです。

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