先月買ったNAS用HDDが壊れたのでRMAで修理に出してみた

、先日、NASより以下の通知が飛んできました。

12月 19, 2020 13:01:47ボリューム: ボリューム Photo_Backup の状態は Redundant から Degradedへ変更されました。
12月 19, 2020 13:01:37ディスク: ディスクモデル: WDC WD101EFAX-68LDBN0 シリアルNo.: V********がヘッドユニットのチャンネル 3 から削除されました。
ReadyNAS 204からの通知

突如、4ベイNASのチャンネル3に接続していたHDDが削除されたとの通知。該当するのは先月買った、NAS用のHDD、WD Red WD101EFAXです。ああ、Amazonの中古扱いでしたが、やっぱり駄目でしたか…。

一度HDD取り外し、再度取り付けしたら、HDDは認識しているものの、RAIDの構築に失敗してしまいます。

そして…

12月 20, 2020 01:00:51ボリューム: ボリューム Photo_Backup は Degradedです。
12月 19, 2020 21:42:46ディスク: ディスクモデル: WDC WD101EFAX-68LDBN0 シリアルNo.: V********がヘッドユニットのチャンネル 3 から削除されました。
12月 19, 2020 21:41:33ボリューム: チャンネル3でディスクのフォーマットが完了しました。
フォーマット完了直後、勝手にディスクが削除されてしまう

フォーマットはできるのだけど、その直後に削除される…。
仕方ないので、Windows PCに接続してみましたが、こちらでは認識すらされず。HDDは回転しているのですが、そもそも認識されないという。HDDの基板が駄目なのかもしれませんね。

WD Supportから製品登録とRMAを作成する

WDのHDDの場合、販売店保証以外に、メーカーのサポートで直接修理(実質交換ですが)を受け付けられます。
まずは、WDのSupportにユーザー登録します。

次に、不具合のある商品の登録をします。
また、保証の状況をシリアルナンバーを入力して確認します。WDのSupportで直接保証を受ける場合は、店頭購入日如何に関わらず、製品の製造からの年数で決まるようです。もし、販売店独自の保証を受ける場合は、販売店側に申告してください。

WD101EFAXは2020年から販売のモデル、今回故障したものも2020年9月製造のもので、WD Redシリーズは3年保証となるため、問題なくRMA(Return Merchandise Authorization:返品保証)を受けられます。

保証は2023年12月まで有効

あとは、登録した製品のページから、RMA申請を行えば、RMA番号が付与されます。

なお、RMA番号を箱に書いて、自分で発送する必要があります。発送は保証期間であっても元払いとなるのでご注意を。

所定の場所に発送すると、そこから製造国へ発送され、代替品が日本に戻ってくる、となります。2,3週間はかかるので、年内の返却は厳しいかな…

【神亀酒造】ひこ孫 純米 樽酒

神亀と言えば、埼玉県の酒造界の重鎮と言われているようです。え? どこで? 伝え聞いた話ですので(笑

その神亀酒造には「神亀」ブランドの酒と、「ひこ孫」ブランドのお酒があり、今回は後者の樽酒です。

「ひこ孫純米清酒」を杉樽で寝かせたお酒となります。
10月に予約をし、12月に引き取りでした。樽の香り付けは3段階選べたので、位置強い「じっかり」をチョイス。

そう言えばベースのお酒を飲んでなくて、いきなり樽酒から入ってしまいました…。

精米歩合55%と吟醸と名乗れる(あえて名乗っていない?)、山田錦を使ったお酒です。3年熟成とあります。この辺りが、他の酒と違ったこだわりを持っており、特に呑み方についても、冷酒ではなく、熱燗やぬる燗が適しているお酒だそうです。

熱燗で頂きました。

まずは杉の香が美しい。ちょっと強めの杉の香ですが、せっかく樽酒なので、このくらいがいいですね。

まろやかな口当たりで、優しい甘みと苦味の中に、スパっと切れるキレの良さがあり、杉の香が鮮やかに立ちます。雑味はなくスムーズです。
癖はそれなりにあるので、妻は苦手だったようです(そもそも熱燗が苦手)。自分も熱燗は昔は苦手でしたが、これは行ける! 癖が強いけど、嫌な癖ではありません。個性がありながらも、切れ味の良さがあるので、後まで口に残らずに行けます。

このお酒は、本当に日本酒好き向けな感じですね。一見さんお断りの料亭(行ったことはないけど…)、そんな雰囲気のお酒です。


最近、スペシャルなお酒を飲む機会が多いですが、やっぱりその銘柄の定常酒も飲んでおかないとな、と思った次第。神亀酒造のお酒は、なんというか値段的という意味ではないのですが、少しハードルが高いのです。チャラついた雰囲気は一切なく、これが日本酒だ! 最近の甘くフルーティで飲みやすい日本酒とは一線を画す感じなのです。かと言って、古典的で雑味の多い、辛くて呑みにくいお酒でもない、この辺りが、神亀酒造のお酒の特徴なのです。

ま、色々飲んでみたいのは確かです(←結局そこw)

EIZO ColorEdge CS2740の遮光フードを着けてみた

EIZO ColorEdge CS2740は、カラーマネジメントディスプレイに必須の遮光フードは別売りとなっています。
これまで使っていた、NEC LCD2690WUXiも別売りでしたが、最近はBENQやDELLも標準装備してきているので、ぜひともフードくらいは標準で付けてほしいものです。使わない人も多いからなのでしょうけど…。

というわけで、別売りフードのCH2700を購入しました。やっぱりないと、照明の光が多少は入ってきてしまうのでね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

EIZO CS2730用 遮光フード CH2700 取り寄せ商品
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NECのフードは、分割組立式で、組立が結構面倒でしたが、CH2700は一体型の折りたたみ式なので、組立る必要がないのは楽ですね。

取り付けはマグネット式になっていて、ディスプレイのベゼルに磁石でくっつくタイプとなり、確かに取り付けも楽です。

遮光フードCH2700を取り付けたCS2740


欠点として、キャリブレーションセンサを通す穴が一切なく、キャリブレーション時はフードを外すか、浮かせて配線を通すかのいずれかとなります。NECはちゃんと上に蓋があって、センサを通せました。最もNECのフードは爪で取り付けるタイプで、簡単に取り外しができないですが。
この辺り、高価なフードなのだから、せめて蓋は欲しかったです。
また、フードの深さも、NECより浅く感じるのと、内側の反射防止のスポンジが、将来的に加水分解してきそうに感じます。NECはベルベットで、12年経過後も特に明確に劣化は感じません。

というわけで、遮光フードについては少し不満です。別売りなのだから、もう少ししっかりしたものにして欲しいですね。

【豊島屋本店】微発泡純米うすにごり生酒 綾(あや)夏限定ラベル

夏限定ラベルを冬に呑む。
10月に、豊島屋酒造で買ってきたお酒です。

【豊島屋本店】微発泡純米うすにごり生酒 綾(あや)夏限定ラベル

冷蔵庫の野菜室に入れていたので、少しラベルが汚れてしまった…。

豊島屋本店は、このお酒を製造した豊島屋酒造の親会社で、酒造を別会社として分離して、お酒の製造を豊島屋酒造に委託する形で販売しています。
豊島屋本店としては、昔からの「金婚」ブランドの日本酒を、豊島屋酒造としては、関東圏の日本酒好きにはお馴染みの「屋守(おくのかみ)」ブランドのお酒を販売しています。

こちらは豊島屋本店が、豊島屋酒造に製造委託して販売するお酒の1つ。夏限定の爽やかなお酒です。
生酒で微発泡系、しかも10月製造から少し時間が経過したので、だいぶ瓶内発酵が進んでいたかもしれません。開栓時に吹き出して、慌てて栓をしました(笑)

ということで、少しだけ栓を開けてガス抜きしてから注ぎます。
注いでも、まるでサイダー!?ってくらいシュワシュワします。

香りは爽やかな吟香。口に含むとやっぱりサイダー(笑)
でも、甘さは想像より控えめ。ほのかな甘味で、後味は少し辛さもありますね。これは時間が経過したからかもで、10月中に呑んでいたら、少し違ったかも?
アルコール度数は少し低めの14度ですが、1桁台ではないので、酒感はちゃんとありますね。まあ夏酒だけに、暑い時期にピッタリのテイストですね。

【豊島屋本店】微発泡純米うすにごり生酒 綾(あや)夏限定ラベル

開栓注意と書いてあった…。個人的に、開栓注意が全面に出ている酒ほど、案外大丈夫で、小さく書いてあるお酒のほうが、割と吹き出してないかい?って気がします(汗

酒米の銘柄は非公開です。とにかくサイダーと思いきや、ちゃんとお酒です。どちらかというとシャンパン系ですかね。
次は是非夏に呑みたいな。

たまには贅沢に小料理屋で

COVID-19のおかげで、行きつけだったお店にもなかなか行けなくなってしまいましたが、ご近所の小料理屋、元々客席数が少なく、隣との空間距離も保たれています。

職場や友人と行くのは、現状まだ避けたいところですが、家族となら…ということで行ってきました。
どの道、正月は帰省できないですし、ここで贅沢していいでしょう。
今は完全予約制で、不特定多数は来ないし、来るお客はほとんど常連さんですしね。馬鹿騒ぎする人はいません。

少々お高いお店ですが、値段に見合ったものを提供してくれます。
自分が東京に来て直ぐにできたお店で、その頃からの行きつけです。
一般的には、小料理屋というのはお堅いイメージがあって、あまり子供を連れて行く感じではないかもしれないけど、ここのお店はそんなことなく、子連れも歓迎してくれるのがありがたいです。

お刺身五点盛り

旬のお魚、娘は小学生になって色々食べられるようになりましたので、お刺身も進みました。だんだん味がわかってきてますね(笑

この時期ですが、ふきのとうの天ぷらが

このお店は海鮮料理は色々ありますが、天ぷらがメインです。
この時期ですが、ふきのとうの天ぷらがあるので頂きました。ふきのとうは春のイメージですが、今はハウス栽培があるのだそうで、この時期にも提供できるのだとか。
もちろんハウス栽培でも美味いですね。

穴子の天ぷら、ここに来ると必ず頼みます。子どもたちは骨がサクサクでお気に入りだったようです。


正月も帰省しないことを決めたので、年末年始はのんびりできそうですね。
正月の酒も調達しないとですね。

EIZO ColorEdge CS2740のキャリブレーションやら各種設定を行う

10bit・4Kハードウェアキャリブレーション対応のEIZO ColorEdge CS2740ですが、性能を発揮するには、それなりの設定が必要です。

グラフィックの出力を10bitに設定する

一般的なパソコンのグラフィック出力は8bitです。が、以前からNVIDIAのQuadro系や、2019年にGeForceの新しいドライバで10bit出力が可能となっています。同様に、AMDのFireGLや、Radeonも最近のものは10bit出力可能なようですが、 昔はRadeon一筋だったけど、最近はそっち方面は疎いです…。

さて、うちのメインPCは、いつかは10bit対応ディスプレイを…ということで、Quadro K2200を入れていますので、10bit出力に変更を行います。

NVIDIAコントロールパネルから設定可能です。

出力の色の深度を「10bcp」に設定

NVIDIAコントロールパネルから、ディスプレイ→解像度の変更で、「3.次の設定を適用します。」から「NVIDIAのカラー設定を使用」を選択、デスクトップの色の深度を「30bitカラー」に(CS2740は輝度が高くないためHDR認定を受けておらず、SDRとなる)、出力の色の深度は「10bcp」に設定します。

CS2740の信号設定で10bitで入力されていることを確認

きちんと10bitで信号が入力されていることが確認されました。

Photoshopを30bitに設定する

現状、手持ちのアプリケーションで10bit表示に対応できるのは、Photoshopくらいですね。NikonのViewNX-DもCapture NX-Dも、10bit表示には非対応のようです。

Photoshopの場合は、環境設定→パフォーマンスで、グラフックプロセッサーの設定から詳細設定を選択します。
うちのは古いCS6のままなので、その設定画面となりますが、現行のCCも似たような感じのようです。

グラフィックプロセッサーの詳細設定を開いて、30bitディスプレイにチェックを入れればOKです。(RGB各色10bit=30bit)

なお、10bitの出力確認テストのための、Photoshop画像がELSAのHPに置かれています。

8bitディスプレイでは、上記のように同心円状のムラが見えます 
※10bit_sample.psdをJPG8bitに変換しています

Photoshopで画像を開き、上記のように同心円状のムラが見えない状態であれば、10bitで出力されていることになります。

ハードウェアキャリブレーションを行う

ColorEdge CS2740のハードウェアキャリブレーションを行うには、オプションのキャリブレータEX4(SpyderXのOEM品と思われます)、または市販のSpyderXi1 Display Proなど使用します。専用品は、OEMですが、正直なところ汎用的に使える市販版のほうが便利だと個人的には思います。

ここでは、NEC LCD2690WUXi時代から使っているi1Display Proを使用します。ソフトは、EIZO純正のColor Navigator7を使用します。NECはキャリブレーションソフトが有償でしたが、EIZOは無償なのが良いですね。

i1Display Proが検出されている事がわかります。
あとは、キャリブレータをディスプレイを傾けて密着させて、キャリブレーションするのみです。

早い! とても早いですね。1分程度でキャリブレーション完了です。というのも、以前のNEC LCD2690WUXiのSpectraViewでのキャリブレーションは、とにかく時間がかかり(7~8分?)、その間PCが使えないのが面倒でしたが、1分なら簡単ですね!

なお、ユーザー設定のキャリブレーションモードにする際は、別途キャリブレーションを行います。このときは少し時間がかかり(と言っても3分)、プリセットモードではコントラストを中心に計測していたのが、各種カラーでの測定も行われます。

DCI-P3をターゲットにキャリブレーション中

とにかく、キャリブレーションは簡単で素早くできるのが、従来のNECのSpectraViewよりも使いやすいですね。反面、SpectraViewは細かい設定や測定結果もきちんと詳しく表示される(測定前後のガンマカーブなど)ので、あちらのほうがより業務用らしいといえばらしいですかね。


カラーモード設定も簡単に行えて、さすがに新しいディスプレイだけあり、設定も素早いですね。

お高いディスプレイですが、アマチュアには十分すぎる品質です。ただ、買い替えて色味が大幅に良くなったな、という実感はあまりなく、これは12年前のNEC LCD2690WUXiも当時としては(今でも安物ディスプレイよりは)優れていたことが伺えます。
まあ、色味が変わっては写真編集に支障が出るので、色味が大きく変わらなかったことは、逆にキャリブレーションによる結果だと思います。

写真を趣味としている方は、ぜひハードウェアキャリブレーション対応ディスプレイを検討してみてください。

【写研埼玉工場】解体動向(20/12/18)

既に建物から外構まで、全て解体されている、元写研埼玉工場。
特にお伝えできる大きな変化はないのですが、先日からちょっとした変化が。

更地となり、目隠しの壁もなくなって敷地が丸見えの状態がしばらく続いていましたが、先日からパイプが外周に張り巡らされました。

明らかに、目隠しの壁を作りそうな感じですね。
写研埼玉工場の解体工期は2021年1月14日まで、ヤオコーの建築工期は1月15日からとなっていますが、それに向けての準備を始めているのか?

17日夜には、ご覧のように目隠しのパネルが取り付けられていました。
工事車両の入り口(旧埼玉工場の入り口と同じ場所)は、恐らく開閉できる蛇腹のパーティションが着けられるのでしょうね。

ちなみに、この写真を撮っているすぐ背後の元写研埼玉工場厚生棟については、現時点でも変化はありません。既に写研の持ち物ではなくなっている建物ですが、今後どう使われるのでしょうね。

EIZO ColorEdge CS2740導入

12年使用しているハードウェアキャリブレーション対応ディスプレイ、NEC LCD2690WUXiの液晶のムラが出始めました。

テストパターン表示で赤枠部分にムラが発生している事がわかったNEC LCD2690WUXi

ユニフォーミティ補正では補正できない部分的なムラで、つまりは液晶パネルの劣化が始まっているということになります。

NEC LCD2690WUXiの使用時間は1万1千時間を超過

純正キャリブレーションソフト上で、使用時間を確認できますが、これが1万1千時間を超えています。さすがに12年間使ってきただけあり、そろそろ寿命と考えて良いでしょう。
最低10年使おうと買ったディスプレイですが、それを超えて12年、そろそろリプレースですね。

ということで先日、4種類の27インチ4Kディスプレイを比較してみましたが、この中から本命のEIZO ColorEdge CS2740を導入することにしました。

EIZOから直送されたColorEdge CS2740

今回はYahoo!ショッピングを使用しましたが、商品自体はEIZOから直接配送されてきました。27インチ、箱が大きいですね。

USB Type-A、USB Type-C、DisplayPort、電源ケーブル

ケーブルは一通り揃っています。推奨は1本で通信と映像入力に対応できるType-C接続のようですが、入れているグラボのQuadro K2200は少々古いので、DisplayPortで接続します。別途、USB Type-Aも接続します。

古い25.5インチフルHDディスプレイからの入替えにピッタリの27インチ4K

EIZO ColorEdge CS2740を設置、25.5インチのNEC LCD2690WUXiのサイズとほぼ同じ

25.5インチのNEC LCD2690WUXiからの入替えでしたが、27インチはサイズ的にもほぼ同じ、ごく僅かに大きい程度です。

ColorEdgeシリーズは、半業務用ですから、ベゼルを薄くしているコンシューマ向けと違って、それなりにベゼルのサイズがあります。それでも、25.5インチの幅より少し大きい程度に収まります。

我が家のパソコンラックだと、このサイズがギリギリですね。横に古いSONYのアクティブスピーカー、SRS-D3のサブウーファーがあるので、これがなければ、31インチも置けそうですが、サイズ的には27インチでちょうどよいかなと。

なお、別売り遮光フードCH2700は、別途発注しています。

あとは設定やらキャリブレーションやらをしなければなりませんが、それはまた後ほど。

さらばジャパニーズファントム!

航空自衛隊百里基地の公式Twitterより、最後のF-4EJファントムIIの飛行隊だった第301飛行隊が、三沢基地所属の第3航空団に移動したこと、F-4EJ改ファントムIIの運用を終了したことが発表されました。

個人的には、今月頭に最後のファントム撮影を終えました。
301SQのファントムの最後には立ち会えませんでしたが、これで正式に、戦闘機部隊としては、現役で飛ぶ日本のファントムの運用が終了したことになります。

残りの現役ファントムは、飛行開発実験団所属の4機となりますが、戦闘機部隊のファントムが全て運用した現在、こちらも今年度内には退役となるのでしょうね。

F-4EJ (17-8301) 2019年10月撮影

301号機は、1971年に導入されたF-4EJファントムの初号機で、302号機とともにアメリカのマクダネル・ダグラス(当時:現ボーイング)で製造された機体で、それ以降はライセンス国産となっています。

製造から約半世紀、2020年現在も現役で飛ぶ、戦闘機としては我が国最古の機体です。途中多くの機体は改修されて、レーダーなどが改装され、HUD(ヘッドアップディスプレイ)が搭載されるなどしましたが、301号機は、導入当時のままの姿です。よく半世紀も維持できるものだなと感心します。

個人的に初めてファントムを生で見たのは、1998年の航空自衛隊千歳基地の航空祭でした。

既に、北海道では、戦闘機部隊は全てF-15J/DJに切り替わっていて、ファントムは百里基地の偵察部隊の501SQ、F-1からF-2配備までのつなぎとして、8SQに所属していた三沢のファントムが展示されていました。確か、展示のみで、飛行はなかったですね。

当時のフィルム、上にアップしたように、変色が始まっています。フィルムシートからはみ出て空気に接するフィルムは、変色が激しいようです。

F-4EJ改 (37-8308)

こちらは1999年の千歳基地航空祭より。やはりファントムはゲスト機なので、飛行展示はなし。後ろにT-33Aが見えますが、これも、これが最後の航空祭となってしまいましたね。

2006年 入間基地航空祭で展示される8SQのF-4EJ改 (57-3854)

就職、転職を経て、2006年、初めて入間基地航空祭に行ったときに見た、やっぱり8SQのファントム。8SQのファントムに、何故か縁がありました。洋上迷彩になっていますね。

飛んでいるファントムを撮れたのは、2008年に入って、初めて百里基地で撮影をしたときでした。

RF-4EJ (77-6392)

懐かしいですね。
ファントムをもっとたくさん撮るようになったのは、2010年代に入ってからですね。

たまには魚眼で

Twitterには上げた写真ですが、魚眼レンズもたまには使おうってことで。

AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D


魚眼レンズは、その特性上、画面の周辺になるほど直線の被写体が歪むため、個性的な写りになる反面、ただ撮ると単調な絵になりがちで難しいですね。
超広角レンズとなるため、被写体との距離も重要です。

Nikonは現在、ズーム魚眼レンズAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDしかラインアップになく、単焦点レンズはすべてディスコンになってしまいました。
一方、Zマウントでの魚眼の発売はまだありません。需要が少なく後回しになっているのでしょうが、かつて魚眼レンズと言えばNikonだった時代もありました。ぜひとも単焦点レンズは、Zマウントで復活させてほしいものです。ミラーレスならではの光学設計で、よりコンパクトにできるはずです。

どれもJPG撮って出しです。解像力は十分にあります。どうしても空をとりがち(というか写ってしまう)なので、快晴より写真のように雲があったほうが、より印象深くなりますね。

縦の絵でも撮ってみましたが、もっと鉄塔に近づいてみても良かったな。

もう中古でしか買えませんが、Dタイプ最後の魚眼レンズ、Fマウントユーザーなら1本持っておいても良いかも。

アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします