日本酒「水芭蕉」の永井酒造に行ってきた

子供の給付金が支給されたということで、週末に群馬に旅行をしてきました。
子どもたちを雪遊びさせるのが第一目的ですが、ブリヂストンのスタッドレスタイヤ、BRIZZAK VRX3のアンバサダーとして雪道性能を試したい、と言うのもありまして、群馬でも北の方に行ってきました。

目的地はスキー場ですが、まずはご当地の酒造に行こうと思いまして、調べてみると、おお、あるある!となりまして。

関越道を北上すると、赤城あたりから雪景色に。もう少し北上すれば新潟に、と言う感じの沼田ICで降ります。
流石に街中は道路に雪はなかったものの、路肩にある雪を見て子どもたちは大興奮。そして目的の永井酒造への道中は、道路も圧雪の部分が増えてきました。久しぶりの雪道運転、ちょっと緊張しますね。

第一目的地は、表題の永井酒造です。
何年か前に、同じ用に雪遊び目的で群馬旅行した際に、行き先近くの酒屋で買った日本酒「水芭蕉」が美味しかったので、酒蔵も行ってみたいと思っていたのですが、ここにあったのか!と言う感じでした。

永井酒造は武尊山の麓にあり、降雪地域だけに水源も豊富でしょうね。
雪の量も多くて、子どもたちも大はしゃぎです。

スタッドレスのBRIZZAK BRX3の性能も上々、危なげなく走ることが出来ました。この辺りは、BRX3アンバサダーとして、後でまとめて記事にしたいと思います。

蔵カフェ併設の直売店

蔵カフェ併設の直売店はかなり広いですね。
残念ながら、蔵カフェは、群馬県もまん延防止等重点措置により休業中でしたが、ガラス越しに中を覗くと、かなり広そうなカフェでした。
「水芭蕉」ブランドが押しのようですが、他にも「谷川岳」ブランドがありました。

もちろんお酒も買いましたので、今後開栓したら紹介していきます。

仕込み水

武尊山(ほたかさん)を水源とする湧き水を仕込みずいとしている永井酒造。軟水だそうです。飲んでみましたが、確かに柔らかい感じですね。かすかに甘みもあるようです。

子どもたちはこの雪を見て雪遊びしたかったようですが、雪遊びはスキー場で、ということでこの後、更に北上してスキー場に向かいました。続きはまた。

NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S発売!買えないけどw

Nikonより、NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR Sの発売が発表されました。

NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S   01
NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S

これまで、NikonのZマウントレンズは、望遠レンズのラインアップがほとんど無く寂しい状況でしたが、フラッグシップ機のZ 9も発売されましたので、やっとネイティブなZマウントでの単焦点望遠が誕生することになります。

1.4xテレコン内蔵

Nikonのとしては、AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VRに続く、1.4xテレコン内蔵のレンズです。単焦点レンズでのテレコン内蔵は非常に便利で、手元で切り替えるだけで、2本の単焦点レンズを1本にまとめる形になります。1.4xであれば、最新の単焦点望遠だけに、画質にもほとんど影響を与えないと思います。
非常に便利ですね。

ただ、私のように戦闘機を撮るとか、野鳥撮影だと、400mmって短いですね。特に、戦闘機撮影は、500mmが標準レンズなんて言われたりしますので、400mmはやや広角(笑)ですね。
個人的には、同様にテレコン内臓の500mmや600mmも出してほしいですね。
そして、軽量コンパクトで1段程度暗い望遠単焦点にも期待したいところです。

3,000gを切った、重量2,950g

Nikonの超望遠単焦点レンズ、重量軽量化の面ではCanonの周回遅れで重量が重く、モデルチェンジのたびに軽量化はされているものの、Canonに一歩で遅れた状態でしたが、今回2,950gとNikonの400mm f/2.8レンズで初めて3,000gを切りました。

ライバルCanonのRF400mm F2.8 L IS USMが2,890gとややリードしていますが、Nikonはテレコン内蔵というアドバンテージもあるので、実質的にはテレコン含みではかなり軽量化に成功したと言えるでしょう。

個人的に、旧タイプの5,000g超えのAF-S 600mm f/4Gを使用しているだけに、次期レンズ(多分20年後になるでしょう)は軽量化したいところです。体力的にもだんだん重いレンズは厳しくなってきますしね。

新開発AFモータ、シルキースウィフトVCM(SSVCM)

これまで一眼レフでは超音波モータのAF-Sレンズが主流だったNikon。Zマウントでは、一貫してSTM(ステッピングモータ)を採用していました。STMは正確な位置出しが可能で小型で静粛性が高いものの、モータトルクや速度に於いては、超音波モータや他社が採用するリニアモータに一歩譲ると評されていました。
小型化したレンズではSTMで問題ないものの、大型の単焦点望遠レンズのフォーカス光学系では、光学系自体の重量などSTMは採用されない、そしてNikon自身が開発発表時に「新開発モータ」を採用するとしていただけに、てっきりリニアモータを採用すると思っていましたが、まさかのVCM(ボイスコイルモータ)でした。

VMC(ボイスコイルモータ)は、スピーカーの振動板を振動させるためにに使われるボイスコイルの構造を利用したモータで、高速な位置決めに適しています。動画のような滑らかなAFよりも、速度重視で採用したと思われます。400mm超えの単焦点望遠レンズでは、動画よりスチル撮影がメインですから、こうした選択になったのでしょう。
引き続き超音波モータを採用したCanonと違い、新型モータを採用したNikon、果たして実際のAFの速度がどうなのか気になるところです。

VMCはSTMと違い、それ単体では自己位置検出が出来ないため、自己位置検出のため光ABSエンコーダが搭載されています。
ABSエンコーダは、アブソリュートエンコーダの略で、アブソリュート、すなわち絶対自己位置を検出できるエンコーダです。
モータの位置や角度を検出するためのエンコーダには、相対位置検出のインクリメンタル方式と、絶対位置検出のアブソリュート方式があり、前者は電源を遮断されると自己位置がリセットされてわからなくなるため、必ず電源投入時に、自己位置把握のため、最大可動域のどちらかまでモータを動かして、そこからの位置移動で位置検出しますが、アブソリュート方式は、それを行わず、電源遮断されても自己位置が常に把握できるエンコーダです。

Nikonはエンコーダメーカーでもあるので、こうしたエンコーダは得意とするところでしょう。

お値段200万円超え、実売は160万円強

か、買えねぇ…orz
値段はある程度予想していましたが、Canonより実売でも十数万円お高いです。ですが、テレコン内蔵と言うアドバンテージがあります。最もテレコンが高いと言っても、十数万円はしないですけどね。

アマチュアには全くモトが取れないレンズですが、憧れちゃいますね。テレコン内蔵はポイント高いです。
同様に、600mmも期待します。

レンズロードマップ
NIKKOR Zロードマップ

このロードマップにはないですが、600mmのf5.6辺りも期待したいですね。ミラーレスなら、暗いレンズでもテレコン使えますしね。

【栃木】佐野レジャーランド(ヘルスセンター佐波の湯) 2007年1月撮影

現在は解体されて存在しない(現在では太陽光パネルが設置されているようです)、かつて栃木県は佐野市に存在した、佐野レジャーランド(ヘルスセンター佐波の湯)です。
映画「バトルロワイヤル」の撮影でも使用された場所です。

今から15年前の、2007年1月に撮影。この当時は、サバゲーのフィールドだったらしいのですが、いつまで運営されていたかは不明です。
当時の機材は、Nikon COOLPIX5400とF90Xs。過去にも何度か掲載しましたが、古いCOOLPIX5400、どうやらデフォルトの輪郭強調が強めだったようで、現在のモニタで見ると、不自然にエッジが立って見えます。
RAWで撮影したものは、この輪郭強調をNX Studioで「弱」または「切」に設定するだけで、精細さが出てきます。500万画素のデジカメの写真は、今や4Kモニタではドットバイドット表示できるのですね。

また当時のメイン撮影はフィルムでしたので、フィルムの写真も今後アップしてみたいと思います。

【小林酒造】鳳凰美田 日光 Limited Edition 2020 純米吟醸酒 瓶燗火入

正月に帰省した際に買ってきたお酒です。

【小林酒造】鳳凰美田 日光 Limited Edition 2020

栃木県は日光で生産された酒米「夢さらら」を使用、仕込み水も同じ源泉水とする、ワインで言うところの「テロワール」に相当します。
最近日本酒でも、この「テロワール」の手法で醸されるお酒、増えてきていますね。
2017年に源泉水源を確保し、それから4年の歳月をかけてリリースしたそうです。
今林酒造も2021年は創業150周年だったそうで、それを記念してのお酒と言えますね。

【小林酒造】鳳凰美田 日光 Limited Edition 2020

生もと造りということで、天然の乳酸菌と酵母により酒母を育てています。生もと造りのお酒も、最近またよく見かけるようになってきました。
瓶燗火入のお酒ですが、要冷蔵となっています。

香りはさわやか、冷やした状態で口に含むと、生もと造りのお酒によくある、天然の乳酸菌の独特の酸味はそれほど多くなく、爽やかな甘味と適度な辛さ、そして複雑な苦味が絶妙にブレンドしています。
よく柑橘系やフルーツに例えられたりするようなテイストではなく、もっと複雑。でも難解な複雑さではなく、天然酵母が織りなす、複雑だけどスーッと入っていくテイストです。

これまでの鳳凰美田とは一味違う、美田らしいけど華やかすぎず、落ち着いたテイストになっていますね。

色は少し黄色みがかっている

改めて、鳳凰美田の凄さを体感しました。この酒蔵は只者じゃないです。
テロワール手法によるお酒、今後も楽しみですね。

Nikon Z 9 + AI Nikkor 100-300mm f/5.6S

フィルムMF時代の望遠ズームニッコールレンズ、AI Nikkor 100-300mm f/5.6S。
このスペックの望遠ズームは、ニッコールでは唯一の存在で、1984年に発売されました。
90年後半になると、AF望遠ズームとして、70-300mm f4-5.6といったスペックのレンズが、純正やサードから発売されるようになりましたが、このレンズは、それ以前の時代の望遠ズームとしては、f5.6通しの開放f値、サイズも大きすぎず、直進ズームと相まって、使い勝手はなかなか良かったですね。
一眼レフがAF主流となった1998年頃まで販売されていました。

このレンズもご多分に漏れず、ジャンクで安く手に入れましたが、外観も見てのとおり非常に綺麗で、光学系もカビや曇りもなく、どうしてジャンクだったのがいまいちよくわからないですが、多分明るくもないMFズーム望遠って需要がないのでしょうね。

Nikon Z 9 + AI Nikkor 100-300mm f/5.6S

あえてNikon Zマウント機で使うようなレンズではありませんが、ボディ内手ブレ補正が使えるので、案外出番はあるかも? ただし、ズームレンズなので、スーミングで焦点距離を変えた場合、ボディない手ブレ補正を正常に作動させるためには、カメラ側にいちいち焦点距離情報を入れてあげないと、手ブレ補正は正常に作動しません。

例えば、ボディ側で300mmと設定したまま、レンズ側を100mmにしてしまうと、より望遠域の手ブレ補正をしようとするボディが過剰に補正をしてしまい、返ってファインダ上で像が揺れるといった不具合が発生しますので、MFレンズをZで使うなら、単焦点がオススメなのかなと思います。

Zでも70-300mmのような、手軽な望遠ズームが早く出てくれることを願います。

f値を欲張っていないためか、割と高い解像力

この時代のズーム望遠、解像力は期待できないかな?と思っていましたが、杞憂に終わりました。4500万画素超えのZ 9でも、なかなかどうして、思ったよりも解像力は高いです。
そして、MFでも見やすいZ 9のEVF、MFもしやすいズームとフォーカシングが1つでできる直進ズーム機構と相まって、非常に使いやすいレンズです。
外観は、直進ズームらしく筒型一直線で、正直な所デザインはいまいちですが、使い勝手と写りはなかなか良いですね。

f5.6からの暗いズームなので、絞り値による画質変化の確認はあえて行っていません。概ね開放からf8で使うでしょうし、開放から割とよく解像します。f8に絞れば、デジタルでも十分に解像します。
EDレンズも使っていませんが、色収差も特に目立たないですね。
太陽直射では、少しフレアやゴーストが出ますが、思ったよりも良好です。
レンズのシリアルからは、多分80年代の製造と思われますが、このクラスの望遠ズームとしては悪くなく、むしろ90年代の安価なサード製のズームよりも、ずっとコントラストも良好ですね。

Nikon Z 9 + AI Nikkor 50mm f/1.2S

Zのボディを手に入れたので、いつかは欲しいと思っているNIKKOR Z 50mm f/1.2 S。ニコンプラザで試写した写真を見て度肝を抜かれたわけですが、入手はもう少し先になりそうということで、まずは一般スチル写真用ではFマウントで最も明るい、AI Nikkor 50mm f/1.2Sを試してみました。

Nikon Z 9 + AI Nikkor 50mm f/1.2S

オートニッコールと違って、AIニッコールは、一眼レフであればAIガイド搭載ボディであれば、レンズの絞り値をボディに機械伝達できますが、Zボディに於いては、残念ながらマウントアダプタのFTZやFTZ IIにはAIガイドは搭載されていないため、撮影時の絞り値がExifに残らないのと、実絞り測光となります。
ただし、一眼レフと同様に、非CPUレンズ使用時の焦点距離と開放f値の入力は可能です。
特に、焦点距離の入力は、ボディ内手ブレ補正に影響するため、正しく設定する必要があります。

開放では古い大口径レンズらしい収差が

一眼レフでも愛用してきたレンズですが、Zボディでも同様に、絞り開放のf1.2と少し絞ったf1.4では、かなり多めな球面収差が発生します。f2に絞ると、この収差は急速に改善され、f2.8まで絞ると解像力も十分となり、収差もほぼなくなります。なお、絞り開放でも解像力自体はそこそこ高いことが分かります。ポートレイトでは、絞り開放からf1.4辺りで使うと、独特の線の柔らかさが出るかと思います。

また、サムネイルでもわかる周辺減光が発生しています。これはf4でも少し残っていて、下の作例にはありませんが、f5.6まで絞れば気にならなくなります。

個人的には、ポートレイトでは開放を、風景ではf2.8からf4に絞るのが良さそうかなと。f5.6以上に絞ると、解像力は高くなる反面、やや力強い描写(線が少し太い?)となるので、繊細さを求めるならf4より絞りを開けるのが好みです。

絞りを開けるか絞るかで描写の変化が楽しいレンズ

現代の大口径レンズは、絞り開放化から実用的な描写ですが、AI Nikkor 50mm f/1.2Sは70年代の設計のレンズ(f/1.2Sは1981年発売だが、Sがつかない前身のレンズが1978年発売)故に、絞り開放時の収差は致し方無いというか、この時代のレンズはそういうものですね。それでも、球面収差がまとわりつくけど、ピントの芯自体はしっかり出ているのはさすがです。

当方所有のレンズは、中古ですが元箱付きで、現在のfマウントニッコールのデザインの箱であること、シリアルナンバーが4から始まるもので、恐らくは2010年代製造の最後期型です。コーティングも、80年代製造のものと、90年代半ば以降(あるいはRoHS指令対応となった2006年以降のもの)とではコーティングも変わっているため、このレンズを狙うのであれば、コーディングが「ニコンスーパーインテグレーテッドコーティング」となったであろう、シリアルナンバーの4から始まるものが、個人的にはおすすめです。
ただし、販売期間が長く、最もよく売れていたのは1980年代と思われるので、中古流通も、シリアルナンバーが2または3から始まる古いものがほとんどです。

ただ、スーパーインテグレーテッドコーティングも、90年代のものであることから、最新の名のクリスタルコートやあるネオコートには敵わないため、最新レンズと比較して、フレアやゴーストがそれなりに発生します。

ところで、上の作例の最後の1枚、太陽光が入っているため、右側に緑色のゴースト(内面反射によるもの)が発生していますが、そのゴーストに横縞が発生しているのが分かります。
恐らく強い太陽光のセンサからの反射によるもので、縦位置撮影すると、縞も縦縞となります。
これは設計の古いレンズなので、ある程度仕方のない部分で、最新設計のレンズなら、こうした状況でもフレアやゴーストはほとんど発生しないし、発生しても目立たないので気づきません。
そういうケースも有る、ということは頭の片隅に入れておくと良いかなと思います。

Nikon Z 9 + NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5

早くZ 9で戦闘機を撮りに行きたいと思っていますが、仕事が忙しく、休みが取りづらい状況。
ということで、その反動が(笑)マニュアルレンズに来ています。

NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5は、1959年にNikon Fとともに発売された、Fマウントの初期の中望遠レンズです。
その光学系は、一眼レフ登場以前の、レンジファインダーのSマウントの同名レンズ(1950年発売)からそのまま継承されたレンズです。
つまり、日本の戦後すぐに設計されたレンズとなります。

Nikon Z 9 + NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5

光学系は3群4枚のゾナータイプ。シンプルな光学系です。
写真のレンズは、Nikon名となる前の、「Nippon Kougaku Japan」となっており、前期型となります。
このレンズは、銀座の三共カメラのジャンクで購入したものです。ジャンクなのに、びっくりするくらいきれい。外観も光学系も、半世紀前のレンズとは思えない良好な状態です。
このレンズは比較的安価な中望遠として売れたのか、割とジャンクでよく見かけるレンズで、f値もさして明るくもないf3.5なので、中古でも殆ど値がつかない状態です。
個人的にも、AI改造していないため、これまで手持ちのAFフィルムやデジタル一眼レフで使用できず、今回Zマウント用のマウントアダプタ、FTZ IIを入手したことにより、初めてフルサイズのデジタル一眼で撮影することになりました。

本当に半世紀前のレンズ? しっかり解像するレンズ

最近思っているのが、デジタルカメラの場合、レンズだけでなく、カメラのイメージセンサも光学系の1つで、それを含んでの評価をしないといけないなと感じています。同じレンズでも、カメラボディに寄って描写が変わってくることに気づいたからです。
デジタルでは、特に古いレンズを使う場合、シャキッとしない描写になることも少なくないですが、それを古いレンズだから、と切り捨てられないくらい、イメージセンサ側のセンサフィルタやセンサ自体の光学系とも密接に関わってくると感じています。

開放f値がf3.5と、単焦点レンズにしては比較的暗い本レンズ、暗いだけに、開放からそつない描写です。
開放では、この時代のレンズらしく、描写の線の周りに球面収差による影響や軸上色収差と思われる色付きが見られるものの、比較的少ないです。
f値が違いますが、同じ焦点距離のAF DC-Nikkor 135mm f2Dのほうが、開放での軸上色収差が大きいため、これと比較しても、本レンズは開放から解像力が高いレンズです。f5.6からf8辺りに絞ると、中心は特にシャキッとした解像力の高い描写になります。

ピントが見やすく実用的なレンズ

Fマウントの登場とともに発売されたレンズ、その光学系はSマウントのニッコールから継承されているだけありますね。暗いレンズだけに、開放から実用的に使えるレンズです。
背景ボケは固めで、ボケに線が出やすいのは、解像力重視故でしょうか。この時代のレンズとしては、収差が少なめなのは、あえて過剰補正して解像力を重視しているかもしれません。
昔は、レンズは開放で使うより、ある程度絞ることを重視しており、ボケ味が重視されるようになったのは90年代以降でしょう。とはいえ、背景を選べば、その解像力の高さを生かした撮影ができます。
ほとんど開放で撮りましたが、Z 9のEVFでもピントが見やすく、拡大表示で追い込めるので、撮影は結構楽しかったです。

Nikonはデジタル一眼レフでは、CPUのないMFレンズでも、フォーカスが合っているかどうかはフォーカスエイドで確認できますが、Nikon Zの場合は、現状CPU非搭載レンズは、フォーカスエイドが使用できません。もっとも、拡大表示やフォーカスピーキングを使えばピントを追い込めますが、CPUレンズでのフォーカスエイドが一眼レフよりも精度が高く優秀なだけに、ぜひ非CPUレンズでも、フォーカスエイドが使えると良いですね。

カメラバッグのショルダーベルト交換

10年ほど前に購入して愛用しているカメラバッグ、VANGUARD The Heralder 38のショルダーベルトの金具(ナスカン)の回転部分が摩耗してロック、このままでは抜けてしまいそう、と言う状況になってしまいました。

VANGUARD The Heralder 38のショルダーベルトの金具(ナスカン)の回転部分が摩耗

ちなみに、同じショルダーベルトのもう片側のナスカンは問題なしです。

もう片側のナスカンの回転部は問題なし

同じベルトのナスカンとは思えない状態ですが、どうやらナスカンの360度回転する部分のOリングが外れてしまって欠損した結果、抜け止めの金具に長年の負荷がかかって摩耗してしまったようです。
10年も使っていますし、結構重い機材を入れて、あちこち行きましたしね。

ということで、ナスカンの交換をしようと、買ってみました。

ナスカンを購入

ベルト幅が50mmだったので、こちらにしてみました。案外、同じような黒のナスカンってないのですね…。
が、この後、交換ができないことが分かりました。

ストラップ端末が縫われていた…

残念…。ストラップの端末が縫われていました。つまり、ナスカンを取るには、縫い目をほどかないとです。出来なくはないけど、色々面倒なので、残念ながらこの方法は却下となりました。

ストラップごと買い替えた

そこで、ストラップごと買い換えることに。
まずはVANGUARDのサポートに代替品がないか確認しましたが、既に同じものの代替品はないとのことでした。
仕方がないので、若干デザインは変わりますが、似たストラップを探すと、HAKUBAでストラップ単体で売っていることが分かりました。

デザインも、VANGUARDのものと似ているし、ナスカン部分はDURAFLEX社製の樹脂パーツなので、金属よりも軽量化されています。ということで、買ってみました。

材質もVANGUARD純正のストラップと似ているので、違和感ないですね。
これでまだしばらく、このバッグと付き合えそうです。

【神亀酒造】ひこ孫 純米清酒 秋田杉樽酒

昨年末に予約購入したお酒です。

埼玉県の神亀酒造のひこ孫は、山田錦を使った定常販売酒として親しまれていますが、これを秋田杉の木樽で寝かせて香り付けをしています。
昨シーズンも頼んだのですが、今回の味やいかに?

3年熟成という「ひこ孫」は、燗がおすすめのお酒です。
精米歩合は55%と吟醸酒レベル、阿波山田錦を使用した

そう聞くと、淡麗辛口なのかなと想像してしまいがちですが、たしかに辛口ですけど、米の甘みもほんのりと感じられます。
杉樽で寝かせただけに、木の香りと独特の苦味もありますが、昨シーズンのものよりも、どっしりさが少し後退して、より口当たりがまろやかになっています。
今回も香りを強くつけてもらっていますが、癖が強すぎないギリギリの線を行っていますね。
角がなくまろやかな上に、切れ味も良いです。

ひこ孫は、燗で頂くのがおすすめのようですが、今回は常温でいただきました。常温でも、しっかりと米の旨味が出ています。

【神亀酒造】ひこ孫 純米清酒 秋田杉樽酒

あれ? 要冷蔵ラベルが貼ってあった。購入したお店でも常温で置かれていたし、自宅ででも冷蔵庫ではなく、少し寒い物置部屋に置いていました。生酒ではないので、大丈夫かと思いますが、昨シーズンは、要冷蔵ラベルはなかったかと。
とにかく、早めにお召し上がりください、だそうなので、今度は燗でいただきますかね。

【城南島海浜公園】飛行機とか船とか鳥とか

先週末に、子どもたちを連れて行った城南島海浜公園

今回は、AF-S 600mm f/4G(ロクヨン)にテレコンバーターTC-14EIIITC-20EIIIを取り付けた際の画質や挙動を確かめたく、テスト撮影してみました。

Nikon Z 9 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-14EIII (FTZ 2使用)

ロクヨン+TC-14EIII

AF-S 600mm f/4G ED VRに1.4倍テレコンTC-14EIIIを取り付けると、合成開放f値はf5.6となります。
一眼レフの場合、f5.6までなら、概ね多くの測距点が使用可能で、D850の場合は、153点全ての測距点が使用できます。
テレコンを使うと、マスターレンズを拡大するために、画質が低下するというのが定説ですが、これはマスターレンズの解像力とテレコン自体の解像力に左右されます。

AF-S 600mm f/4G ED VRの解像力は、現行のEタイプより落ちるようですが、1.4倍テレコンとの組み合わせは良好で、画質低下は殆ど感じません。もちろん、マスターレンズだけよりは落ちますが、このくらいなら許容範囲です。

そして、テレコン装着でも、ビシバシとオートエリアAGが合います。
ただし、遠方の鳥など、小さな被写体だと、オートエリアAFが引っかからず、AFが来ないこともありました。その際には、カスタム設定でFnボタンにダイナミックAF(S)を割り当てているので、それを押して補う感じですね。

羽田空港には、一時期より航空需要は回復しましたが、長期駐機中の機体も見られました。ANAのB777-200型機などがエンジンにカバー、ドアにテープが貼られて、やや汚れた状態で駐機されていました。B777の初期型は、退役が進んでいるため、機齢からして、このまま現役復帰せずに、退役する可能性も考えられますね。

ロクヨン+TC-20EIII

2倍テレコンTC-20EIIIを装着した場合でも、Z 9ではAFは全エリア問題なく使えました。D850では、合成開放f値がf8となるこの組み合わせでは、中央の15点のAFエリアに限定される(AFエリアの設定自体は横のエリアも可能だけど精度が怪しくなる)のですが、Z 9では特に問題なく使用できました。
このあたりは、ミラーレスのメリットでしょうか。

さすがに解像力がやや甘くなる印象。ただ、D850よりピント精度が高いのか、解像力は低下するものの、D850よりもボヤッとした感じが少ないので、結構使える印象ではあります。
ただ、やっぱり手持ちで1200mmはキツイですね。旅客機の大きさの被写体には長すぎますね。


手ブレ補正VRも、Z 9との組み合わせでは、露光前センタリングは最初の1コマ目だけで、それ以降はブラックアウトフリーのEVFだからか、レンズ側での露光前センタリングは行われない感じです。なので、安定してVRを使えます。一眼レフでは連写しても、必ず1コマずつ露光光前センタリングするので、初期のVRはスポーツフォトで使えないなんて話もありましたが、SPORTSモードのないVRでも、Z 9なら問題なく使えそうです。

アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします