「日本酒」カテゴリーアーカイブ

【藤崎摠兵衛商店】ながとろdiary 純米さくらにごり

先日呑んだ、「ながとろダイアリー 純米さくらほのか」のベースとなっているお酒。春限定のものですが、先月時点ではまだ店頭に残っていました。
昨年は、ワンカップのみだったようですが、今シーズンは四合瓶でも販売していたようです。四合瓶はもう売り切れていましたが、ワンカップのみ残っていました。今年は、COVID-19の影響で、春は店頭販売ができなかったのも影響しているのでしょう。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろdiary 純米さくらにごり

というわけで、秋ですが春のお酒をいただきます。

先に呑んだ「さくらほのか」より、酸味があり、よりマイルドで、澱があるためか、ヨーグルト感が強いですね。

日本酒と言うよりは、ヨーグルトのお酒に近い感じで、おしゃれながらのワンカップによくあっている感じです。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろdiary 純米さくらにごり

アルコール度数は8度と低め。甘すぎないのも良いですね。

スイスイ飲めてしまう食前酒といったところです。観光地長瀞も、春は客足が殆どなかったと思いますが、現在はGoToキャンペーンで賑わってきています。
紅葉のシーズンですから、また長瀞は行きたいですね。

【藤崎摠兵衛商店】長瀞蔵 限定醸造 純米にごり酒

先日長瀞で買ってきたお酒。限定醸造、瓶内発酵微発泡だそうです。

【藤崎摠兵衛商店】長瀞蔵 限定醸造 純米にごり酒

飯米の「彩のきずな」を使用しているのは、以前飲んだ仕込み17号と同じですが、こちらは飯米らしからぬ落ち着いた甘さです。
仕込み17号が飯米らしい濃厚なトロッとした甘みだとすると、こちらは一般的な酒米の酒に近い。そして最終的に瓶火入れしているけど、微発泡感を残しているのは、最近よくあるフレッシュ感のある火入れ日本酒にありますね。

瓶に書いてあるように、醪を粗く濾して火入れせず瓶詰めして発酵を進め…とあり、瓶内熟成させた結果、糖分がアルコールに変わったか?

こう書くのは、本当に飯米らしからぬ甘さと辛さのバランスの良さ、高次元でバランスしているからです。いや、まるで酒米の日本酒かのようです。

澱がかなり残っていて、それでいて苦味は抑えられています。酸味も程々あり、フレッシュなのにしっかりとした味です。フレッシュ系に多い、軽い味ではなく、適度にどっしりさもあります。

温度が上がったほうが、そのフレッシュな甘さとどっしりさのバランスが良くなる印象。

【藤崎摠兵衛商店】長瀞蔵 限定醸造 純米にごり酒

アルコール度数は14度、一般的な日本酒より少し低いですが、適度などっしりさが、あまりそれを感じさせないですね。

適度にフレッシュさはあるけど、甘すぎず辛すぎず、温度でどっしりさは調整できる、いやはや、なかなかいいじゃないですか。想像も上を行きました。これはまた買いたいお酒です。

あっという間に空きました。一升瓶がほしいな。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろダイアリー 純米さくらほのか

秋に飲む春のお酒。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろダイアリー 純米さくらほのか

長瀞蔵の期間限定販売品、さくらほのかです。
赤色酵母を使用しているため、赤くなるとのこと。酒米は長瀞蔵ブランドで一貫して用いている、埼玉県産「さけ武蔵」。

元々は濁りで期間限定販売している「さくらにごり」を上槽(醪を濾したもの)したものです。ちなみに「さくらにごり」のワンカップも調達しているので、後で比較しようと思います。

精米歩合60%、アルコール度数は8度とかなり低く、コンセプトからして女性に飲みやすいお酒を狙ったものでしょう。妻が試飲して選びました。

甘さは、案外少なめ、いや甘いのですが、これの前に飲んでいた同じ長瀞蔵の「純米無濾過の仕込み17号」のほうが、飯米を使用している分濃厚な甘さでしたが、こちらは酒米を使用しているので、現実的な甘さと言っていいのかな、ほのかな甘さで、そのあとぐっとベリー系の酸味を感じます。甘酸っぱい感じですね。酸っぱさもことさら酸味を強調させず、いいバランスを保っています。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろダイアリー 純米さくらほのか

製造が今年3月ですが、この時期はCOVID-19の影響がじわじわ迫ってきていて、その後の4~6月は外出自粛の時期だったためか、恐らくまだ取扱店が少ない長瀞蔵、販売に苦労したのでしょうね。買ったのは9月末でしたが、限定品がまだ買えたわけですから。

10月は、日本酒ではひやおろしの時期。ひやおろしは気温と酒の温度が同じくらいになることに出荷と言われていますが、近年は温暖化に伴い、秋の暑くも寒くもない気温、という期間が短く、ひやおろしの定義も変わりつつあるようです。ひやおろしをしない酒蔵も多いです。
長瀞蔵ブランドになる以前、「白扇」の時代はひやおろしを出していたようですが、長瀞蔵は現在ひやおろしは出していないようです。

ということで、次は新酒の時期かな? 紅葉が見頃になる頃に、長瀞に行きたいですね。混みそうですが…

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 直汲み無濾過純米酒 仕込み17号

先日長瀞に行ってきた際に、長瀞蔵に寄ってきました。

長瀞蔵のお酒、最近は一般の酒屋にも卸されるようになりましたが、まだ取扱店が少なく、簡単には買えないですね。
直売店で仕入れてきました。お酒以外も扱っていますので、長瀞観光の際は立ち寄ってみて下さい。

いくつか買ってきた1本で、今回はタイトルのこちらを開けてみました。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 直汲み無濾過純米酒 仕込み17号

限定の、無濾過原酒の仕込み17号。通常版の無濾過原酒は、飯米の「彩のきずな」を精米歩合50%で使用するのに対し、限定版のこちらは直汲み、精米歩合は70%です。協会系901号酵母使用です。

フレッシュで、開栓時は少しガス感あり。
飯米を使用しているため、甘みが強いのですが、この限定版は削りも少ないためか、さらに飯米らしい甘さが濃縮されています。濃厚なメロンを思わせる甘みがあるけど、酸味と苦味もほどほどにあります。
微発泡感もあります。濃い目の甘さなので、辛い酒好きには評価の分かれるところかも知れません。甘い酒が好き人にはたまらないでしょう。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 直汲み無濾過純米酒 仕込み17号

濁り系、個人的には大好きです。米感が残っていていいのよね~。
やや濃い目の味なので、食前酒、または食後にいただくのに適していますね。
個人的も注目している蔵なので、いろいろな味にチャレンジしてほしいですね。

【富久千代酒造】鍋島 Summer Moon 吟醸

朝晩も涼しくなってきましたね。9月上旬までは30℃超えの日も多かったのが、一気に涼しくなりました。しかし近年はこの季節の気温差、節操ない気がしますが気のせいかな?

ということで、今シーズン最後の夏酒になるかな? 鍋島のSummer Moonを調達しました。

【富久千代酒造】鍋島 Summer Moon 吟醸

買ってから気づいたのですが、醸造アルコールを添加したお酒です。最近は純米酒ばかり飲むので、久しぶりに醸造アルコール添加のお酒です。

精米歩合は50%なので、吟醸酒になります。酒米は定番の山田錦。山田錦で醸造アルコール…とだけ聞くと、安い日本酒によくあるので、いささか不安ですが、醸造アルコールを添加したから、安いお酒というわけでもないですし、爽やかかつ甘みを抑えた呑み口にしてくれたりもします。ちゃんとしたお酒は、醸造アルコール添加でも決して悪いものではないですから。

さて、Summer Moonですが、呑み口は結構ガツンと来るタイプ。甘みも随分ふくよか。ちょっと夏酒のイメージと違うかなぁ。もう少しスッキリ爽やかな味を期待したのだけど。後味もスパッと起きれる感じではなく、甘みが余韻を残しつつ、辛さと苦味も出つつ…といった印象。

冷やした状態でふくよかな甘さなので、少し温度が上がったらどうかなと思ったけど、うん、ちょっと温度が上がったほうがバランスが良いかも。人間の舌は、甘味は冷えた状態では感じづらいというけど、このお酒の場合、冷えても結構甘いので、逆に温度を上げて酸味や雑味も持ち上げたほうが、バランスは良い感じです。ただ、夏酒、という観点から行くと、もう少し甘さを抑えたほうが良いかな。醸造アルコール添加なら。

【富久千代酒造】鍋島 Summer Moon 吟醸

うーん、醸造云々というより、夏酒としてのバランスがもう一歩かな。
ところで鍋島には特別本醸造なんてのもあったりしますので、そういうお酒を、これから涼しくなってくる季節、ぬる燗で飲んでみたいなぁなんて気もします。そろそろ燗に合うお酒も調達したいですね。

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

珍しく笑四季が手に入りました。私の界隈では扱っているお店はあまりなく、数えるほどしか飲んだことがありません。
しかも、このSensation Redは限定生産品。
いつも行く酒屋なのですがちょくちょくこういうのを仕入れてくるんですよね。

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

赤色酵母を使ったピンクのお酒…と思いきや、赤いのは瓶の色で、注いだらむしろやや黄色みがかった、ザ・日本酒ですね。

甘酸っぱそうな味がしそうですが、酸味はそこまでではないです。酸味の少ない林檎系の甘みで爽やかと思いきや、やや持ってどっしりと辛さも出てきます。ふくよかに広がり、スパっと切れる感じではないですが、後味は比較的残りにくいため、食事と合わせても違和感ないですね。

協会系601号酵母と、自社製の酵母の掛け合わせです。精米歩合50%ですが、すっきり系ではなく、しっかりと米の味が生きている印象。酒米は滋賀県産米とだけ書かれていて、銘柄は非公開です。

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

Sensationシリーズは色々出ているようなので、飲み比べしてみたいものです。ただ、こちらはたまたま手に入った感じで、いつも笑四季を置いている酒屋ではないので、次飲めるのは何時になるやら…

【油長酒造】風の森 ALPHA TYPE1 夏の夜空

少しづつ気温も下がってきて、そろそろ秋の気配を感じてきている昨今ですが、最後の夏酒になるかな? 風の森 TYPE1の夏酒バージョン「夏の夜空」を買ってきました。

【油長酒造】風の森 ALPHA TYPE1 夏の夜空

元々TYPE1はアルコール度数14度と、一般的な日本酒より少しだけ度数が低いのですが、こちらはさっぱりとした夏酒バージョンで、更に度数を下げて12度となっています。
もちろん、風の森の特徴である、純米無濾過生原酒であることは言うまでもありません。

呑み口はもうジュースです。ラムネです。でも12度の度数の割には、割と後味はどっしりですね。風の森らしいプチプチとしたガス感と相まって、もうラムネジュースですわ。

そして、2,3日後に飲むと、ガス感がだいぶ抜け、少し甘さも落ち着いて酒らしくなってきました。いい感じになってきたところで、なくなっちゃうんですよね…。

【藤井酒造】龍勢 番外品 其ノ壱

職場の後輩から頂いたお酒です。

【藤井酒造】龍勢 番外品 其ノ壱

後輩のお宅のお子さんが、1歳になって立ってつかまり歩きするようになって、ベビーゲートって使ってますか?と質問してきました。
我が家ではベビーゲートは子供に入ってほしくない場所に使っていたのですが、下の子も4歳になり、ベビーゲートは乗り越えられるし、場所も取るので撤去を考えていたので、じゃああげるよ~、ということで差し上げまして、その御礼ということで。

後輩の出身地広島県のお酒です。龍勢は何度か飲んだことがありますが、こちらは「番外品 其ノ壱」という、蔵元曰く

「純米吟醸、純米大吟醸の責めの部分をブレンドしたマニアックなお酒。
蔵元が毎年の出来に合わせて独自の配合でブレンドをするため配合比率は毎年変動する」

http://www.fujiishuzou.com/product/13

だそうで、協会9号酵母を使用した日本酒をメインにブレンドしたそうです。ブレンドの比率は毎年変わり、内容は非公開ということで、酒米も精米歩合も表記されません。

ということで、先入観なく(笑)飲めますね。
吟香はそこそこ、酒の色はやや黄色かかっています。冷えた状態で飲み始めましたが、まず濃厚なマンゴーのようなとろりとした甘さ、酸味は穏やかですが、その後どっしりと辛さが来ます。重ためです。
したがって、濃いめの味付けの食事と合いそうです。

角上魚類で鯛の半身を買って、お刺身と焼き魚に

この日は、角上魚類で買ってきた鯛の半身。お店でお刺身用のブロックとアラに切ってもらい、お家でブロックは刺し身に、アラは焼いていただきました。刺身は脂が乗っていて、その辺のスーパーマーケットではお目にかかれない、良質な鯛でした。焼いても美味しいですね。

鯛とよく合う龍勢の番外品でした。

【油長酒造】風の森 Petit 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋津穂50

とにかく扱っている種類が多い練馬区の酒屋「うえも商店」に行ってきました。ここは、私の大好きな「作(ZAKU)」も扱っていますが、それは次回に。今回は、やはりここのお店のラインアップで得意とする「風の森」を2本買ってきました。最初の1本がこちら。

【油長酒造】風の森 Petit 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋津穂50

細身のおしゃれな瓶です。Petitと書かれているように、量も375mlと少なめ。お値段も800円と、量相応にお安く。いや、瓶代や手間を考えると、ここまで安く提供できることが、逆にすごい。

なのに純米大吟醸、元々風の森は、基本的に無濾過無加水の生原酒のみを提供していますが(一部TYPE 3のように海外販売のため火入れをしたものもあります)、ここまで削りながらもリーズナブルなお値段、中々やりますな。

開戦して注ぐと、フレッシュなプチプチに、さわやかな吟香が立ちます。そして大吟醸でありながらも濃厚なタッチ。甘さも引き立っていますが、その後しっかりと酸味と辛さが出ていて、軽く爽やかな飲み口を想像していたら、割としっかりとした味です。

【油長酒造】風の森 Petit 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋津穂50

様々な手法で製造した日本酒を提供する油長酒造ですが、決して高級ブランドを目指していないのも好感が持てます。そして種類が多くて、常に新しいものに挑戦しているのも、酒好きにはたまらなないですね。

このPetitは、中身は同じながら、ラベルは10種類あるそうです。凄いね。