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東村山市の豊島屋酒造に行ってきた

豊島屋酒造

東大和南公園で遊んだ帰りに、東村山の豊島屋酒造に寄ってきました。
実はここに行きたくて、お出かけした次第。

日本酒といえば、米どころの新潟など東北や、発祥の地と言われる奈良やその周辺のイメージが強いですが、首都圏東京都内でも作られています。

自分は、行きつけの居酒屋が贔屓にしている「屋守(おくのかみ」でこの酒造を知って以来、ハマっています。
ブランドとしては、「金婚」も豊島屋酒造なんですね。

杉玉が新しく、新酒が仕込まれ始めたことを表していますね。

ここはお店も併設されていて、ここか通販でしか買えない限定酒があります。今回はこれを買ってきたのと、ガチャガチャが置いてあって、これを1回やったら、「金婚」の上撰と普通酒が当たりました。

豊島屋酒造のお酒たち

それぞれのレビューはまた後ほど。

「金婚」が書かれたタンク

豊島屋酒造、また行きたいな~。

秩父蔵元酒物語ゼリー

埼玉県秩父市には、現在3つの酒蔵がありまして、江戸時代中期から続く老舗の武甲酒造「武甲正宗」と矢尾本店「秩父錦」、そして創業自体は前者よりもさらに古い藤崎摠兵衛商店が、「長瀞蔵」ブランドを2015年に立ち上げ、創業地埼玉県寄居町から秩父に蔵を移転しました。

ということで、現在3つの酒蔵とブランドがある秩父のお土産コーナーで見つけたゼリーがこちら。

形状の関係で逆さに入っているのが気になりますが…

それぞれのお酒を入れたゼリーだそうです。ただし、日本酒だけでなく葡萄酒も入っているようで、ゼリーらしく味を整えるためでしょうか。

お猪口がモチーフ?の形状

ゼリーだけど、日本酒を使っているので、アルコール度数2度だそうで、食べた後車の運転は控えるように、だそうです。

ちゃんとブランドによって味が異なります。純粋にそれぞれのお酒そのものの味ではないので、酒の味という過去のゼリーの味になってしまいますが、武甲正宗は古典的な日本酒らしいアミノ酸を感じる甘さと余韻、長瀞蔵は甘さ控えめでスッキリした味わい、秩父錦は甘さはあるけどスッと切れる口当たりの良さ、といったところかな。

たまには、こういう甘味もいいですね。

【大矢孝酒造】残草蓬莱 四六式 特別純米 槽場直詰 無濾過生原酒

残草蓬莱(ざるそうほうらい)、買うのは初めてだったかな? 神奈川のお酒です。

【大矢孝酒造】残草蓬莱 四六式 特別純米 槽場直詰 無濾過生原酒

無濾過生原酒というだけて、大好きなわけですが、こいつは米麹に焼酎でよく使われる白麹を使用しています。
白麹を使ったお酒は、独特の酸味が出るのです。酸味大好きなYamaro のツボなお酒なのです。

酒米は長崎県産美山錦、酸度は3.0と高めで、これは期待が高まります。

まずは冷酒で。このお酒、酒屋のポップには、少しだけ辛口の表示でしたが、日本酒の面白いところで、まずは白麹らしい酸味を伴った甘みがパッと広がり、その後に程よく辛さと苦味が出て、スーッと引いていきます。このバランス、中々です。

やや温度を上げて常温に近くなると、白麹の酸味がより強くなりますが、押し付けがましくなることはなく、濃厚な旨味がきれいに引いていくのは、冷酒のときと同様。酸味が切れの良さに一役買っているのかな?
白麹の酸味、柑橘系の酸味ほど強い酸っぱさは感じません。まろやかな酸味なのです。これが個人的にツボなんですよ。柑橘系の酸味の日本酒も好きですが、白麹の柔らかい酸味もまた大好きですね。

いわゆる淡麗辛口ではないのに、酒の個性を楽しめて、更に引きも良いので、食事の味を邪魔しません。
脂ののった刺し身や肉料理にも合いそうです。

【大矢孝酒造】残草蓬莱 四六式 特別純米 槽場直詰 無濾過生原酒

四六式なんて書いてあるので、妻が「戦車みたい」だってw
ただし、四六式の名称の兵器は、自衛隊にも旧陸軍にもないですけどね。
四六式は、白麹の「シロ」から来ているそうです。

これは、別の残草蓬莱も買ってみたくなりましたね。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろdiary 純米さくらにごり

先日呑んだ、「ながとろダイアリー 純米さくらほのか」のベースとなっているお酒。春限定のものですが、先月時点ではまだ店頭に残っていました。
昨年は、ワンカップのみだったようですが、今シーズンは四合瓶でも販売していたようです。四合瓶はもう売り切れていましたが、ワンカップのみ残っていました。今年は、COVID-19の影響で、春は店頭販売ができなかったのも影響しているのでしょう。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろdiary 純米さくらにごり

というわけで、秋ですが春のお酒をいただきます。

先に呑んだ「さくらほのか」より、酸味があり、よりマイルドで、澱があるためか、ヨーグルト感が強いですね。

日本酒と言うよりは、ヨーグルトのお酒に近い感じで、おしゃれながらのワンカップによくあっている感じです。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろdiary 純米さくらにごり

アルコール度数は8度と低め。甘すぎないのも良いですね。

スイスイ飲めてしまう食前酒といったところです。観光地長瀞も、春は客足が殆どなかったと思いますが、現在はGoToキャンペーンで賑わってきています。
紅葉のシーズンですから、また長瀞は行きたいですね。

【藤崎摠兵衛商店】長瀞蔵 限定醸造 純米にごり酒

先日長瀞で買ってきたお酒。限定醸造、瓶内発酵微発泡だそうです。

【藤崎摠兵衛商店】長瀞蔵 限定醸造 純米にごり酒

飯米の「彩のきずな」を使用しているのは、以前飲んだ仕込み17号と同じですが、こちらは飯米らしからぬ落ち着いた甘さです。
仕込み17号が飯米らしい濃厚なトロッとした甘みだとすると、こちらは一般的な酒米の酒に近い。そして最終的に瓶火入れしているけど、微発泡感を残しているのは、最近よくあるフレッシュ感のある火入れ日本酒にありますね。

瓶に書いてあるように、醪を粗く濾して火入れせず瓶詰めして発酵を進め…とあり、瓶内熟成させた結果、糖分がアルコールに変わったか?

こう書くのは、本当に飯米らしからぬ甘さと辛さのバランスの良さ、高次元でバランスしているからです。いや、まるで酒米の日本酒かのようです。

澱がかなり残っていて、それでいて苦味は抑えられています。酸味も程々あり、フレッシュなのにしっかりとした味です。フレッシュ系に多い、軽い味ではなく、適度にどっしりさもあります。

温度が上がったほうが、そのフレッシュな甘さとどっしりさのバランスが良くなる印象。

【藤崎摠兵衛商店】長瀞蔵 限定醸造 純米にごり酒

アルコール度数は14度、一般的な日本酒より少し低いですが、適度などっしりさが、あまりそれを感じさせないですね。

適度にフレッシュさはあるけど、甘すぎず辛すぎず、温度でどっしりさは調整できる、いやはや、なかなかいいじゃないですか。想像も上を行きました。これはまた買いたいお酒です。

あっという間に空きました。一升瓶がほしいな。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろダイアリー 純米さくらほのか

秋に飲む春のお酒。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろダイアリー 純米さくらほのか

長瀞蔵の期間限定販売品、さくらほのかです。
赤色酵母を使用しているため、赤くなるとのこと。酒米は長瀞蔵ブランドで一貫して用いている、埼玉県産「さけ武蔵」。

元々は濁りで期間限定販売している「さくらにごり」を上槽(醪を濾したもの)したものです。ちなみに「さくらにごり」のワンカップも調達しているので、後で比較しようと思います。

精米歩合60%、アルコール度数は8度とかなり低く、コンセプトからして女性に飲みやすいお酒を狙ったものでしょう。妻が試飲して選びました。

甘さは、案外少なめ、いや甘いのですが、これの前に飲んでいた同じ長瀞蔵の「純米無濾過の仕込み17号」のほうが、飯米を使用している分濃厚な甘さでしたが、こちらは酒米を使用しているので、現実的な甘さと言っていいのかな、ほのかな甘さで、そのあとぐっとベリー系の酸味を感じます。甘酸っぱい感じですね。酸っぱさもことさら酸味を強調させず、いいバランスを保っています。

【藤崎摠兵衛商店】ながとろダイアリー 純米さくらほのか

製造が今年3月ですが、この時期はCOVID-19の影響がじわじわ迫ってきていて、その後の4~6月は外出自粛の時期だったためか、恐らくまだ取扱店が少ない長瀞蔵、販売に苦労したのでしょうね。買ったのは9月末でしたが、限定品がまだ買えたわけですから。

10月は、日本酒ではひやおろしの時期。ひやおろしは気温と酒の温度が同じくらいになることに出荷と言われていますが、近年は温暖化に伴い、秋の暑くも寒くもない気温、という期間が短く、ひやおろしの定義も変わりつつあるようです。ひやおろしをしない酒蔵も多いです。
長瀞蔵ブランドになる以前、「白扇」の時代はひやおろしを出していたようですが、長瀞蔵は現在ひやおろしは出していないようです。

ということで、次は新酒の時期かな? 紅葉が見頃になる頃に、長瀞に行きたいですね。混みそうですが…

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 直汲み無濾過純米酒 仕込み17号

先日長瀞に行ってきた際に、長瀞蔵に寄ってきました。

長瀞蔵のお酒、最近は一般の酒屋にも卸されるようになりましたが、まだ取扱店が少なく、簡単には買えないですね。
直売店で仕入れてきました。お酒以外も扱っていますので、長瀞観光の際は立ち寄ってみて下さい。

いくつか買ってきた1本で、今回はタイトルのこちらを開けてみました。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 直汲み無濾過純米酒 仕込み17号

限定の、無濾過原酒の仕込み17号。通常版の無濾過原酒は、飯米の「彩のきずな」を精米歩合50%で使用するのに対し、限定版のこちらは直汲み、精米歩合は70%です。協会系901号酵母使用です。

フレッシュで、開栓時は少しガス感あり。
飯米を使用しているため、甘みが強いのですが、この限定版は削りも少ないためか、さらに飯米らしい甘さが濃縮されています。濃厚なメロンを思わせる甘みがあるけど、酸味と苦味もほどほどにあります。
微発泡感もあります。濃い目の甘さなので、辛い酒好きには評価の分かれるところかも知れません。甘い酒が好き人にはたまらないでしょう。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 直汲み無濾過純米酒 仕込み17号

濁り系、個人的には大好きです。米感が残っていていいのよね~。
やや濃い目の味なので、食前酒、または食後にいただくのに適していますね。
個人的も注目している蔵なので、いろいろな味にチャレンジしてほしいですね。

【富久千代酒造】鍋島 Summer Moon 吟醸

朝晩も涼しくなってきましたね。9月上旬までは30℃超えの日も多かったのが、一気に涼しくなりました。しかし近年はこの季節の気温差、節操ない気がしますが気のせいかな?

ということで、今シーズン最後の夏酒になるかな? 鍋島のSummer Moonを調達しました。

【富久千代酒造】鍋島 Summer Moon 吟醸

買ってから気づいたのですが、醸造アルコールを添加したお酒です。最近は純米酒ばかり飲むので、久しぶりに醸造アルコール添加のお酒です。

精米歩合は50%なので、吟醸酒になります。酒米は定番の山田錦。山田錦で醸造アルコール…とだけ聞くと、安い日本酒によくあるので、いささか不安ですが、醸造アルコールを添加したから、安いお酒というわけでもないですし、爽やかかつ甘みを抑えた呑み口にしてくれたりもします。ちゃんとしたお酒は、醸造アルコール添加でも決して悪いものではないですから。

さて、Summer Moonですが、呑み口は結構ガツンと来るタイプ。甘みも随分ふくよか。ちょっと夏酒のイメージと違うかなぁ。もう少しスッキリ爽やかな味を期待したのだけど。後味もスパッと起きれる感じではなく、甘みが余韻を残しつつ、辛さと苦味も出つつ…といった印象。

冷やした状態でふくよかな甘さなので、少し温度が上がったらどうかなと思ったけど、うん、ちょっと温度が上がったほうがバランスが良いかも。人間の舌は、甘味は冷えた状態では感じづらいというけど、このお酒の場合、冷えても結構甘いので、逆に温度を上げて酸味や雑味も持ち上げたほうが、バランスは良い感じです。ただ、夏酒、という観点から行くと、もう少し甘さを抑えたほうが良いかな。醸造アルコール添加なら。

【富久千代酒造】鍋島 Summer Moon 吟醸

うーん、醸造云々というより、夏酒としてのバランスがもう一歩かな。
ところで鍋島には特別本醸造なんてのもあったりしますので、そういうお酒を、これから涼しくなってくる季節、ぬる燗で飲んでみたいなぁなんて気もします。そろそろ燗に合うお酒も調達したいですね。

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

珍しく笑四季が手に入りました。私の界隈では扱っているお店はあまりなく、数えるほどしか飲んだことがありません。
しかも、このSensation Redは限定生産品。
いつも行く酒屋なのですがちょくちょくこういうのを仕入れてくるんですよね。

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

赤色酵母を使ったピンクのお酒…と思いきや、赤いのは瓶の色で、注いだらむしろやや黄色みがかった、ザ・日本酒ですね。

甘酸っぱそうな味がしそうですが、酸味はそこまでではないです。酸味の少ない林檎系の甘みで爽やかと思いきや、やや持ってどっしりと辛さも出てきます。ふくよかに広がり、スパっと切れる感じではないですが、後味は比較的残りにくいため、食事と合わせても違和感ないですね。

協会系601号酵母と、自社製の酵母の掛け合わせです。精米歩合50%ですが、すっきり系ではなく、しっかりと米の味が生きている印象。酒米は滋賀県産米とだけ書かれていて、銘柄は非公開です。

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

Sensationシリーズは色々出ているようなので、飲み比べしてみたいものです。ただ、こちらはたまたま手に入った感じで、いつも笑四季を置いている酒屋ではないので、次飲めるのは何時になるやら…

【油長酒造】風の森 ALPHA TYPE1 夏の夜空

少しづつ気温も下がってきて、そろそろ秋の気配を感じてきている昨今ですが、最後の夏酒になるかな? 風の森 TYPE1の夏酒バージョン「夏の夜空」を買ってきました。

【油長酒造】風の森 ALPHA TYPE1 夏の夜空

元々TYPE1はアルコール度数14度と、一般的な日本酒より少しだけ度数が低いのですが、こちらはさっぱりとした夏酒バージョンで、更に度数を下げて12度となっています。
もちろん、風の森の特徴である、純米無濾過生原酒であることは言うまでもありません。

呑み口はもうジュースです。ラムネです。でも12度の度数の割には、割と後味はどっしりですね。風の森らしいプチプチとしたガス感と相まって、もうラムネジュースですわ。

そして、2,3日後に飲むと、ガス感がだいぶ抜け、少し甘さも落ち着いて酒らしくなってきました。いい感じになってきたところで、なくなっちゃうんですよね…。