「周辺機器」カテゴリーアーカイブ

ペリカンケースもどき? Lykus ハードケースHC-3310を買ってみた

精密機器の梱包ケースとしておなじみのペリカンケース、仕事でも使っていたりしますが、本家のペリカンケースは何せ高価です。
もうちょっと安いもの、そんなにガチである必要もないのですが、とある用途に使いたくて、似たものを買ってみました。

Lykus HC-3310

Lykus(ライカス)というブランドのハードケースです。ペリカンケースと同様、耐衝撃、防水性に優れたケースとのことです。


ここまでガチなケースを求めていたわけではないけど、ガチではないケースも実際に中の緩衝スポンジなどを別途購入すると結構良い値段になってしまうので、だったらガチなケースにしてみようと思いました。
購入先はドローンのショップで、ケース自体もドローンの収納を目的にしているようですが、別にドローン専用ケースというわけではなく、それ以外の精密機器なんかも収納可能です。

開けると、中にはスポンジが詰まっています。
一見、ただの大きいスポンジが詰まっているだけに見えますが、押してみると、1cm程度の切れ目が入っていて、カッターナイフなど不要でカットが出来ます。また、スポンジは厚手の切れ目が入ったものが2段、一番下が切れ目のない薄手の緩衝スポンジ、という構成です。
なお、スポンジが傷んでしまったり、別の形状にカットしたい場合は、スポンジだけも別途購入可能です。

説明書には、入れるものより少し小さい程度にカットを、と書かれていましたので、入れるものを押し付けてだいたいの型の検討をつけたら、スポンジを押しながら切れ目をカットしていきます。

カッターナイフ無しで、手できれいにカットできる

結構カットは大変ですが、間違ってカットしてしまうと買い直しになるので、慎重に行います。

フィールドモニタとバッテリ関連を収納できました

はい、目的はこれ。カメラ用のフィールドモニタ、FEELWORLD T7 Plusとバッテリ、ケーブルを収めたく、このケースを買いました。
フィールドモニタ、画面に傷つけたくないので、ちゃんと保管しなければなりませんが、何しろモニタはただの板なので、これを収納するってけっこう大変。
そこでハードケースの出番となりました。

ホームセンターで良いケースがないか探したけど、結局値段の割に…という感じだったので、ハードケースにしてみました。何だかそれっぽい感じに収まりましたね。
ケースは深さに余裕があるので、まだ開いている部分はモニタのアームなんかを収納したいと考えています。そのアームも、まだ買ってから開けてないな。そのうち紹介します。

FEELWORLD T7 PLUS フィールドモニタをNikon Z 9で使ってみた

HDMIケーブルが無くて(モニタ付属のHDMIケーブルは片側がHDMIミニのため)、接続できていなかったフィールドモニタですが、注文したHDMIケーブルが届いたのでやっとテストできます。

FEELWORLD T7 PLUSをNikon Z 9に取り付け

Youtubeを見ながら踊る子供たちの動画を撮ってみました。やはりカメラ内蔵の3インチと違って、7インチモニタともなるとピントも見やすくてよいですね。
機能的な部分はまた後日紹介するとして、色味も細かく設定できて、全体の使い勝手は問題なさそうです。若干信号入力されてから表示されるまで遅いかな?

モニタの音声出力は0にしておきましょう

このFEELWORLD T7 PLUSはスピーカーも内蔵しているので、再生時の音声も出せますが、これは普段不要どころか、マイクが拾った音がスピーカーから発せられるので、ハウリングが発生してしまいます。
最初に接続して電源を入れたら、ものすごい異音が発生してびっくりしました。

F970互換バッテリでは長時間使用可能みたい

今回NP-F970の互換バッテリを買って取り付けました。

モニタ中央のバッテリがF970の互換バッテリ

NP-F970はSONYのハンディカム用のバッテリですが、映像業界では普及率が高いバッテリ故に、互換バッテリが数多く存在し、このようなSONY以外の映像関連製品にも多数採用されています。バッテリの使いまわしが出来て楽ってことなんですね。
F970は、純正品は6300mAhですが、今回買った互換品は8800mAhと更に大容量化されています。中華バッテリなので、この数値通りかはわからないけど、実際使ってみた限り、フル充電から30分程度モニタを表示させても、まだ残量は80%と表示されます。(ちなみにモニタの残量表示は20%刻みとかなり荒いです)

まだ長時間使った実績はないけど、1時間以上の撮影にも良さそうです。
ただ、かなり大きく重いバッテリなので、長時間撮影する予定がなければ、もう少し容量の小さいF770辺りでも良さそうです。

追記:バッテリは、上記のF970互換品(8800mAh)で6時間以上持ちました。通常こんなに長時間撮影することはないですから、これ1本あればほぼ1日撮れますし、実際はF770やF570辺りのバッテリ容量で十分かもしれません。

LUTの適用も可能

ベクトルスコープなど色々表示も可能ですが、まずはLUT(ルックアップテーブル)のインストールを。
LUTは通常、カラーグレーディングのために必要です。例えば、Nikonのカメラの場合はN-logで撮影できますが、N-logで撮影中のモニタ表示は、コントラストのが浅く見づらいものになります。
LUTをモニタに適用することで、正しいガンマカーブとコントラストで表示可能となります。

LUT用のcube形式ファイルはUSBメモリからモニタに転送可能

モニタに付属のUSBケーブル(TypeA入力)を使い、USBメモリにLUT用の.cubeファイルをコピーします。
後はモニタ側のメニューから、Lut Importを選択すると、.cubeファイルを自動でコピーしてくれます。LUTは最大30個保存できるようです。

通常のSDR録画時は必要ありませんが、Logで撮影する際にLUTをモニタに適用できるのは便利ですね。


後は屋外でどの程度見やすくなったか、試さないとですね。
また、付属の取説も英語版のみなので、主な機能も後日紹介したいと思います。

とっくの昔にお役御免にしているはずのAPC CS500のバッテリを交換した

我が家では、東日本大震災の前からUPS(無停電電源装置)を導入していて、東日本大震災の後にあった計画停電時は、UPSによりルータが動くので、インターネットも出来て重宝していました。

そんなUPSは現在我が家に4台もあり、メインのPCとNAS2台、HDDレコーダー&ネットワーク機器関係で稼働しています。
そのうちのもっとも古い1台、APC(現シュナイダーエレクトリック)のCS500。もう十数年前に購入したもので、メーカーの推奨使用期限はとっくに過ぎていて、廃棄して買い替え推奨なのですが、何故か壊れない(これよりもっと新しいUPSは何台か故障してリプレース済)ので、使い続けています。
前回のバッテリ交換は2017年だったようですが、交換から6年経過し、ついにバッテリが寿命を迎えたようです。

APC CS500が警告表示に

NASに繋いでいたので、NASからもアラートメールが飛んできました。NAS(NETGEAR ReadyNAS 104)の管理画面を見たところ、”UPS warning”の表示が。

USP warningの表示

ログを見ると、バッテリ残量低下しているようです。バッテリの寿命ですね。ということで、バッテリを注文。APC純正品はとっくの昔に販売終了していますので、今回も互換品です。といっても鉛バッテリで規格化されているサイズなので、互換品でも全く問題はありません。この辺りはリチウムイオンバッテリと違ってシビアに考えずに済みます。


同じ形状でもう少し安い物もありましたが、APCのUPSにも純正採用されている、ベトナムのKUNG LONG BATTERYブランドなら品質的にも安心かなと思い、前回交換した時と同じ商品ですし、注文しました。
それにしても、前回は2千円だったのに、今回は3千円強で、数年で1.5倍程度値上がりしています。円安や材料費高騰の影響なのでしょうね。

古いバッテリを外して、新品と比較。同じメーカーの同じ商品で、外観も全く変わっていません。よく見ると、古い方のバッテリは、少し膨らんでいるのがわかります。危なかった…。このまま放置していたら、防爆弁が開いてガスが発生するところでした。
以前、サウンドハウスのUPSを買ったら、バッテリ寿命警告がないままバッテリが寿命で膨らんでガスが発生する騒動があったので、あれ以来聞いたことのないブランドのUPSは避けていますが、バッテリ警告が出たUPSは、直ちに使用中止し、バッテリ交換したほうが良いですね。今回はバッテリの注文が少し遅れてしまったので、バッテリが少し膨らむ事態に。気をつけないとね。

APC CS500は本体底の蓋を開けて交換するタイプ

本体が黄ばんでいるな…古いですからね。本来であれば買い替えるべきです。流石に次は本体交換ですね。

充電完了後、ステータスは正常に

UPSのバッテリ交換直後は、バッテリ残量が低かったのか、まだwarningを吐いていましたが、数時間充電後は正常になったので、充電できたということですね。
重ね重ね、古いUPSは信頼性が低下しているので、本来買い替えが必要です。あまり推奨される使い方でなはいですね。

エアバンド用のBluetoothイヤホンを新調してみた

エアバンドレシーバーはコードが煩わしいので、Bluetoothレシーバーで飛ばして、Bluetoothイヤホンを使っています。
ここ2年ほど骨伝導イヤホンを使っていました。イヤホン、片耳が好きではなく、両耳タイプの主流であるカナル型は、自分の左右の耳の穴の大きさが違うので、どうしても違和感があって耳が痛くなり、好きではないのです。
骨伝導ならどうかなと思って使ってみましたが、結論としては音量が足りない! これに尽きました。まあ安物だからかもしれませんが。
あと、バッテリの持ちが悪く、1日の撮影の途中で切れてしまうこともしばしば。

ということで新調してみました。


カナル型ではなく、18時間の長時間稼働、エアバンド用なので音質は求めない、安い、ということでこれにしてみました。

しかしまあ、2千円ちょっとなのに箱が立派ですね。しかもパッケージと取説は日本語です。仕向地向けに箱や取説もカスタマイズしているとは…。もはや怪しい日本語のパッケージは、この価格ですらお目にかからなくなりつつあります(たまに残ってるけどw)。

色はレッドを選択。ブラックだと無くしそうだから、目立つ色にしましたが、ちょっと安っぽさが出てしまったかな。

不思議な形状のユニット

イヤホンユニット自体はアルミフレームで、そのまま装着しているイメージ写真が掲載されていますが、このイヤホン単体では、確実に耳から滑り落ちます。
もしかしたら個人差で、他の人なら問題ないかもしれませんが、とにかく自分の耳の形状、ちょっと特殊なんじゃないかなと思うくらい、市販のイヤホンが合わないもので。
写真右に写っているラバーを装着すると、まあまあ良い感じになりますが、やはり左右で耳の大きさが違うためか、装着感が左右で結構違うんですよね…

さて実践ではどんな感じかな?

【カメラにも給電可能】CIO モバイルバッテリ SMARTCOBY Pro 30Wを買ってみた

Amazonのブラックフライデーセールも12月1日までですが、ブログでも紹介した物の中で、自ら購入したのが、PD給電対応モバイルバッテリ、CIO MARTCOBY Pro 30Wです。ブラックフライデー期間中、23%割引の¥3,720で販売中です。

国内ブランドのPD3.0対応30W出力のモバイルバッテリ

モバイルバッテリといえば、人気なのはAnkerですが、CIOという日本のメーカーの商品も、人気が出てきているようです。
近年、USBのType Cを使ったUSB給電規格のPD(Power Delivery)を採用したノートPCやカメラ、タブレットも増えてきました。PD給電は、従来のUSB3.0の最大4.5Wの出力を大幅に超える、最大100Wまでの出力を可能にしています(最大値は規格上であり、最大出力や入力は機器やケーブルに依存します)。

CIO モバイルバッテリ SMARTCOBY Pro 30W

CIOのSMARTCOBY Pro 30Wは、比較的リーズナブルでありながら、最大30WのPD給電に対応しています。
30Wの出力は、一部のノートPC(30Wだと充電や給電できない機種もある)やタブレットに対応し、カメラであれば大抵は十分な出力と思います。

PD給電対応ケーブル付属。大阪生まれの企業です

PD給電対応のUSB Type Cケーブルも付属するので、とりあえず追加購入するものはないですね。

充電量は1%刻みの7セグで表示されるのが嬉しい

数個のLED点灯数で充電残量を大まかに示すモバイルバッテリが多いですが、このバッテリは7セグ表示による1%刻みでの細かい残量表示に対応しているのが嬉しいです。

Nikon Z 9に充電と給電が可能

Nikon Z 9はPD給電と充電に対応しています。早速接続してみました。

PD急速充電時は7セグの右上に緑色のマークが点灯する

7セグ表示の右上に緑色の表示があり、これが点灯していると、PDによる急速充電を行っているということです。
写真だとボケていますが、カメラ本体の左側面にオレンジのLEDが点灯しており、充電できていることを示します。
このあと1時間経過後には、30%程度だったカメラのバッテリは80%まで充電され、モバイルバッテリの残量は50%まで低下しました。
もし、屋外などで長時間撮影を行う場合は、より上位の20000mAh対応のバッテリが望ましいでしょう。充電メインであれば、10000mAhでもZ 9のバッテリをほぼフル充電可能です。
※追記、最終的にZ 9のバッテリは30%から100%まで充電でき、SMARTCOBY Pro 30Wの残量は100%から6%となりました。

PD充電対応のカメラなどをお持ちなら、PD給電対応バッテリをオススメしたいですね。以前はP給電対応は高価でしたが、やっと手が届き安い価格になりました。
Amazonのブラックフラーデーセールは、12月1日までです。

microSDカード買うたびに毎回思う、こんな爪みたいなサイズに256GBも入るなんて

スマホ用に使っているmicroSDカード、128GBがそろそろ一杯になるので、256GBを購入してみました。


楽天の買いまわりだったか何だったか忘れましたが(似たようなセール多すぎますよ楽天)、そういうタイミングで購入しました。
現在価格横並びなので、ポイントの多いお店で購入(購入時点)。

前回もTranscendでしたが、今回もTranscendをチョイス

毎回買うたびに思うのが、こんな爪みたいなサイズのカードにこんなに容量が入るなんてという驚きですわ。
カメラに使っているCFexpress TypeBカードは、読み書きスピードも桁違いですが、それなりに大きなサイズです。それに比べると、microSDのサイズたるや…って毎回思いますね。

そしてこれも毎回思うのが、SDカード、スピードクラスの規格表記多すぎてよく分からん、ってことでしょうか。
調べると、これまで使っていた128GBは、最低書き込み保証10MB/sなのに対し、今回購入したものは30MB/sに進化しています。あくまで最低書き込み速度なので、実際はもう少し速いみたいだけど、ベンチマーク取るのも面倒なのでやっていません。
今までより速けりゃそれでいいじゃん、と言った感じです。

ちなみにCFExpress Type Bカードだと、1300~1600MB/sという桁違いな書き込み速度を実現しています。4K動画を撮るにしても、スマホと違って最近のミラーレス一眼はより高ビットレート、あるいはRAW動画にも対応出来るので、相当な書き込み速度を要求しています。
スマホだと、Xperiaは4K動画対応ですが、従来の10MB/s書き込みのカードでも記録できていたので、ビットレートは結構低めなんでしょうね。実際同じ4K動画でも、Z 9のような最新ミラーレスとは画質は格段に違うので。

さて、そろそろ初代Xperia 1の後継機をぼちぼち導入したいと思っていますが、今やスマホも内蔵ストレージが256GBとか512GBも出てきているので、こうしたmicroSDカードも次第に出番がなくなっていくのかな?

【PROGRADE】COBALT 1700R CFexpress Type B 325GB 値上げする前に買いたかったけど…

遅ればせながら、Nikon Z 9用に、PROGRADE COBALT 1700R CFexpress Type Bの325GBを、Amazonのタイムセールで購入しました。

PROGRADE】COBALT 1700R CFexpress Type B 325GB

高い…高いのぉ… 今まで使っていたのは同社のGOLD 1700Rシリーズですが、COBALT 1700Rは、GOLDのTLC (Triple Level Cell) に対して、信頼性の高いpSLC (Pseudo Single Level Cell) を採用しているのが特徴です。
その特徴は、HIDISCでおなじみ磁気研究所の産業用microSDの説明がわかりやすいです。

パソコンのSSDでも、SLCモデルは高価で、主流はMLCやTLCですが、pSLCは純粋なSLCより耐久性信頼性はわずかに落ちるものの、実質的にMLCなどよりも信頼性が高いメモリです。

カメラ用におけるSLCカードの利点は、その書き込み持続性にあります。

COBALT 1700R(左)には書き込み速度保証の1500MB/sの表記があるが、GOLD 1700R(右)には読み込み速度しか表記がない

COBALT 1700Rは、最大書き込み速度が1500MB/sで、これはGOLDの512GB, 1TBも同じですが、最低継続書き込み速度が違います。

https://www.amazon.co.jp/ProGrade-Digital-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB-CFexpress-COBALT/dp/B087GL9897?th=1

このように、継続的に1400MB/sを書き込めるのがCOBALT 1700Rの特徴で、特に8K動画のような大容量書き込みに適したカードです。もちろん、スチルの連写であっても、バッファフルからの書き込みで差が出る…はずです。
流石に650GBは高すぎなのと、8KのRAW動画を撮る機会はほぼないでしょうから、とりあえず325GBで。GOLDの512GBのスロット2にまわします。
本当は値上げする前に買いたかったですが、予算の都合上仕方なし。時々あるタイムセールで買うことにしましょう。

実際の性能差の検証は、時間があるときにでも。

LexarのCFexpressカードリーダーが安くなったので買ってみた

Nikon Z 9D850は、記録メディアとしてCFexpress Type Bに対応していますが(D850は当初XQD対応、ファームアップでCFe対応)、カードリーダーはXQDしか持っていませんでした。
このため、CFexpressで撮ったデータは、カメラから直結させていました。
しかしこの方法、転送中はカメラが使えないのと、いちいち端子カバーを外してカメラのUSB端子に接続しなければならず、不便。
特に、Z 9で4K60p 10bit動画を撮ろうものなら、そのデータ量たるや…

CFexpressカードは、一貫して旧Lexarの開発チームが立ち上げたブランド、Progradeを使っていますが、同社のカードリーダーはお高く、1万円近くします。
Progradeのカードとカードリーダーの組合せで、カードの性能回復や寿命の測定が可能な「Refresh Pro」が使用可能なのがメリットですが、同ソフトは有償(6か月間無料)で年間サブスクリプション$9.99で、高くはないけど、それ程使用頻度があるソフトとも思えず、たくさんのカードを使って動画でガンガン撮るプロ向けなのかな?という気がします。

ということで、現Lexar(今は中華メーカーLongsysの傘下)ブランドのものが3千円台後半(LRWCFXRB)と、CFexpressカードリーダーにしてはお安くなっていたので、買ってみました。

Lexar CFespress Type Bカードリーダー LRWCFXRB

小さいです。見た目も安っぽいw アクセスランプすらないです。
同社のCFexpressカードリーダーには、もう1機種あり(LRW550U-RNBNG)、そちらはお高く、USB3.2 Gen2x2接続(20Gbps)となっています。
ただ、現状我が家のPC側には、USB3.2 Gen2(10Gbps)までしかなく、どの道データ転送先のHDDの方が遥かに遅いので、安いほうのカードリーダーで問題ないかな。

10Gbps≒10,000Mbps≒1250MB/sとすると、CFexpressカードの最大性能(Prograde GOLD/COBALTの最大読み込み速度1700MB/s)は発揮できませんが、実用上は問題ないかなと。
カードリーダーからのデータ転送先がPCIexpressのSSDなら、USB 3.2 Gen2x2の意味はあるかもしれませんが、実際には多くのPCでUSB3.2 Gen1か2しか搭載されていないため、Gen2x2の20Gbpsを発揮できる環境はまだ少ないのが実情です。

USB3.1とか3.2とか、そもそもUSB3.0と変わらず、Gen**で速度が変わる、と言うのも分かりづらいとこですね。この辺りはKingstonのHPで解説されています。

CrystalDiskMarkで読み書き速度計測

ではいつものように、CrystalDiskMarkで測定してみました。カードはProgradeのGoldの512GBです。読み込み速度は最大1700MB/s、書き込み速度は最大1200MB/sです。

USB3.2 Gen1ポートだと遅い

PCのフロントパネルのUSB端子では、この程度でした。思ったより遅い…。ただし、USB3.0ポート(USB3.2 Gen1)の速度限界は、どちらにしろ5Gbpsで625MB/sですから、まあこんなものかなと。

そこで、うちのPCはリアパネルにUSB3.2 Gen2ポートがあるので、そちらにつないでみました。

USB3.2Gen2ポートでは速度向上

Gen2では10Gbpsで1250MB/s(理論値)なのですが、読み書き速度共に振るわず。うーん、これはマザボのUSBの性能限界なのか、CFexpressカードがCOBALTではないので、実力がそんなものなのか。それでも、Gen1ポートよりは速度向上したので、Gen2の意味はあるということですね。
とりあえずは、これでカメラ直結しなくても良くなったのが助かります。

SSDを改装したので、ベンチマークを取ってみた&パーティション結合

ベンチマークテスト

昨日、サブで使っているノートPC、ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)のSSDをKIOXIAのEXCERIA PLUS G2に交換した記事を書いてみましたが、早速ベンチマークを取ってみました。

一目瞭然です。読み込み速度で倍、書き込み速度では3倍の差があります。
今や、M.2 NVMeのSSDが一般的になりましたが、一方で、ノートPCに標準搭載されるSSDは、コストの面から、必ずしも速いものではないということですね。もちろん、SATAのSSDやHDDよりは速いのですが。

ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)に標準搭載されていたのは、MicronのMTFDHBA512TCKで、これは一般販売向けではないようですね。


SSD改装で増えた容量をCドライブに統合する

SSDのクローンのイメージファイルをコピーすると、増えた分の容量は未割り当てになる

昨日の記事にもアップしたように、SSD改装で、512GBから1TB に容量アップしましたが、クローンから復元すると、増えた容量分は「未割り当て」になります。
そして、Cドライブと未割り当ての間には、900MBとありますが、この領域はリカバリ用のデータが入っているようです。
残念ながら、Windows11標準搭載の「ディスクの管理」では、未割り当ての部分をCドライブに割り当てることが出来ません。
これをフォーマットすれば、Dドライブとしては使えますが、この程度の容量では、あえてOSとデータの領域をパーティションで区切るメリットはあまりないので、Cドライブに統合できないか、パーティション管理ソフトを色々試してみましたが、大抵はお金のかかるソフトばかりです。

フリーで出来るソフトを探したところ、NIUBI Partition Editorが、家庭使用では無料で使えて、勝手が良いことがわかりました。
英語のみですが、それほど難しい英語ではないので、何とか使えました。

※注意:パーティションをいじるので、失敗するとOSが起動しなくなります。バックアップをした上で実行をお勧めします。

まずはリカバリ領域を拡張する

まずは、RECOVERYとなっている900MBgは割り当てたれている領域を、お隣のDドライブに割り当てていた領域を使って拡張します。
次に、拡張して500GB超えとなったリカバリ領域を、再び900MBまで縮小させます。

Cドライブの右隣に空き領域が出来る

すると、Cドライブの右隣に空き領域が出来ました。

この状態になれば、あとはCドライブの容量を拡張して、Applyボタンを押せば完了です。
フリーソフトでここまで出来ました。
これで、快適にサブPCが使えそうです。妻と娘のアカウントもあるので、下手にパーティションを区切らないほうが勝手が良いですしね。

KIOXIA NVMe SSD EXCERIA PLUS G2 1TBを買ってみた

サブで使っているノートPC、ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)のSSDは、512GBしかなく、メインで使っているわけでもないので、容量としては問題ないかな…と思っていましたが、妻も使っていて、画像データなどある程度置いておくには容量が少ない、また良き下記もあまり速くない、ということで、1TBのSSDを買ってみました。

今回買ったのは、KIOXIA(旧東芝デバイス&ストレージ)のEXCERIA PLUS G2です。

CrucialのSSDを買おうかなと思っていたのですが、Amazonのタイムセールで安くなっていたので、コチラにしてみました。
PCIe Gen3.0で、執筆時最新の4.0よりは速度が劣りますが、どの道Zephyrus G14も、型落ちのRyzen 9 4900HSでGen3.0までなので、これで問題ありません。

こちらは両面実装タイプです。ROG Zephyrus G14は、SSD実装スペースの関係上、片面実装が望ましいと、他の方のブログにあったものの、両面実装も入るという実績もあるようなので、今回は物は試しです。

従来は、OSまるごと移植は、EaseUS To Do Backupが定番でしたが、フリー版がほぼ使い物にならなくなってしまったようなので、AOMEI Backupperを使い、事前にバックアップイメージを作成しておきました。

ROG Zephyrus G14の底面外装を外す

まずはROG Zephyrus G14の底面外装を外します。

赤丸が長ネジ、黄色が短いネジ、オレンジが抜け止めワッシャ付き

裏返すと、一昔前のノートPCのようにバッテリを外す機構もなく、またメモリなどを増設できる専用の蓋もなく、底面の外装全体を外す仕様になっています。
ネジは、赤丸が長いネジ、黄色が短いネジとなっています。また写真右下のオレンジ丸は、ネジの抜け止めのワッシャが入っているので、ここを一番最後に緩める(ネジ自体はワッシャで止められているので外装から外れない)ようにします。

オレンジ丸のネジのみワッシャ入りで外れない仕様


オレンジのネジを緩めると、その部分の外装が浮き上がるので、その隙間を使って引っ張り上げると外装が外れます。

外装を外した状態

写真下がLi-ionバッテリです。ヒートパイプと2個のファンが、ゲーミングPCらしいですね。

さてSSDはというと、黒いシートの下にいます。シートをめくってネジを緩めます。

内蔵のSSDは、両面に熱伝導シートが貼られていて、更にマザーボード側にも厚手の熱伝導シート(クッション材ではなく熱伝導シートです)が貼られています。どうやら、上下にSSDの熱を逃しているようです。ファンの風が当たらないので、外装とマザーボードに熱を逃しているようですね。


このシートは、ゆっくり剥がして、KIOXIAのSSDに移植しました。ただし、裏面チップ側に放熱シートを貼ってしまうと、取り付けた際に下にある無線LANカードと干渉するため、上面のみ放熱シートを貼り、裏面は厚手のメロン色?の放熱シートのみ貼り付けています。
この辺りは、放熱がSSDの寿命に絡んでくるので、自己責任でどうぞ。保証とも絡んできますし。
ちなみに、外したSSDは、MicronのMTFDHBA512TCK-1AS1AABGBでした。intelのSSDが入っているモデルも有り、この辺りは複数のメーカー品を分散して使っていると思われます。

あとは、AOMEI Backupperで予め作った起動用USBメモリで起動後、これまた同ソフトで作ったイメージファイルで復元を行いました。
このやり方では、増えた分の容量は別パーティションとなってしまいます。パーティションをつなぐのには、Windows標準のディスク管理ソフトでは結合できず、市販ソフトを使うか、割り切って別パーティションとして使うかですね。今回は別パーティションのDドライブとしました。 ※フリーのパーティション編集ソフトでCドライブの容量に割り当てることが出来ました。詳細は次の記事で。

増えた分の容量(ここでは471.35GB)はCドライブの容量としては割り当て出来ない Cドライブに割当できました


新しいSSD、どのくらい速くなったか…は時間切れのため次回。