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NETGEAR ReadyNAS 214 RN21400を導入

今から6年前、最初のReadyNAS102を導入しました。年式的に、中身のHDDと共に、そろそろリプレースの時期となってきたため、新たに表題のReadNAS 214を導入しました。

NETGEARのHPを見ると、生産完了となっていて、後継製品は、執筆時点ではなさそうです。となると、今後はNETGEARは、NAS製品は、Windows Server搭載の高級品だけにしていくのか、はたまたNASをやめてしまうのか、定かではありませんが、NASといえばQNAPの製品が主流で、NETGEAR的には、価格の低いHOME/SOHO向けの製品にはあまり旨味がないと判断したのかな?

ともあれ、投げ売り価格なので、コスパは高そうです。QNAPほど高機能ではないにしろ、単にネットワークストレージと考えれば、不足はないですね。

スペック的にも、今使っている、ReadyNAS102と104がメモリ512MBでCPUがARM V7デュアルコアと、導入当時でもスペック的にはあまり高くなかったですが、さすがに4年前の製品とは言え、ReadyNAS214は、メモリ2GB、CPUはARM Cortex A15 クアッドコア 1.4GHzと相応に強化されています。

動画のトランスコードとか、仮想OSを立てるとかしなければ、まあ十分と言えますかね。

HDD入れ替えだけでOK…とはならず

とりあえず、HDDを4ベイの旧ReadyNAS104から全て移植。同じReadyNASでOSも一緒なので、そのまま使える?という記事もありましたが、私の環境ではどうもうまく行かなかったので、全てフォーマットして、1から環境構築しました。

RAID5で運用するので、RAID環境の構築、ReadyNAS104だと、4TB x4で2,3日かかっていたのが、ReadyNAS214だと、1日程度で終了。この辺りは、さすがにスペックが反映されている感じですね。また、管理画面で操作しつつ、データの読み書きをしても、速度にもたつきが少なく感じます。

ReadyNAS214の環境構築とデータコピーが終了したら、サブのNASをReadyNAS104とし、一番古いReadyNAS102は、6年間使ったWD Red 3TBのHDDと共に引退ですね。

WDのNAS用HDD Redの3TBは、なんだかんだで6年間、24時間かどうしっぱなしでクラッシュせず使えてきました。
ReadyNAS104で使っている4TBのほうが、1台クラッシュしてたりしますが(保証期間内で無償交換できた)。

さて、さすがに4TBのHDDも、2016年導入(無償交換したHDD1台だけは2018年製)で、そろそろ老朽化もしてきていると考え、少しずつ入れ替えることにします。まもなく代替品が届く予定です。

EPSON ScanでICCプロファイルが表示されなかった話

35mmフィルムは今でもNikon COOLSCAN Vを使っていますが、中判フィルムはEPSONGT-X970を使用しています。これは現行のGT-X980の1世代前の機種ですが、性能的にはほぼ同じで、透過原稿の光源が、前者はCCFL(冷陰極管)なのに対し、後者は基本的にウォームアップがいらないLEDとなっています。

さて、今年に入って、OSの入れ直しをした際に、スキャナのキャリブレーションのファイルも消してしまったので、改めてキャリブレーションを行ってみました。

x–riteのi1 Profilerでスキャナをキャリブレーション

EPSON GT-X970や、現行のX980には、スキャナのキャリブレーション用に、i1Scanner(i1 Profilerに統合)が付属していて、透過原稿と反射原稿用のキャリブレーションシートが添付されています。
これを無補正でスキャンし、i1 Profilerでプロファイルを作成します。やり方は、2014年のアサブロに掲載していますのでご参考に。

ところが今回、作成したプロファイルをEPSON Scanの環境設定で設定しようとしたところ、こんなトラブルが出てしまいました。

プロファイルを設定できるが、真っ白になっている

ご覧の通り、「EPSON標準」以外のプロファイルが、選べるけど真っ白の表示で、何が選択されているかがわからない!

プロファイルは、i1 ProfilerでICC Ver2で作成(EPSON ScanはVer4プロファイル非対応なので)しているし、特にデフォルトの設定項目からはいじっていません。
何度かやり直しても同じで、i1 Profilerの再インストールを行ってもダメでした。EPSON Scanもインストールし直したけど、改善せず。
もちろん、ICCファイルには英語名のファイル名で保存していますし、それほど長い名称もつけていません。

ここ2,3日、それで格闘し、どうにも改善しないので、EPSONのサポートに連絡しました。しかし、返事としては、

お問い合わせいただきました件でございますは、誠に恐れ入りますが、お知らせの内容から、弊社よりご対応方法などをご案内することが難しい状況でございます。
つきましては、対応OSなどにつきまして、一度エックスライト社へご確認くださいますようお願い申し上げます。

とのことでした。
なんだかたらい回しにされそうな予感…。

今一度x-riteのHPを確認したところ、起動時バージョンチェックされてはいますが、そこに引っかからなかった新しいバージョン(i1 Profiler Ver3.3.1)が9月8日付で公開されていました。(それまでインストールされていたのはVer3.3.0)

試しにこれ(Ver3.3.1)をインストールして、プロファイルを作成したところ…

i1 Profiler Ver3.3.1で作成したプロファイルは表示された

今度はちゃんとプロファイルが表示できました! ということは、やはりi1 Profiler側の問題ということか…。

以前は旧バージョンのi1 Profilerで作成したものでも、ちゃんとキャリブレーションしたプロファイルは表示されていたので、思うに、Windows 10のVer2004が悪さしていないか?とも考えられます。

いずれにしろ、i1 ProfilerのVer3.3.1で我が家の環境では解決したので、同様の事象が発生している環境では、Ver3.3.1以降を試してみてはいかがでしょうか?


x-riteはi1 Profilerのバージョンアップは割と頻繁にしてくれるので、バグフィックスしてくれるという点では助かりますが、検索で旧バージョンばかり出てきてしまい、HPも見づらいのが難点ですね…。


今やフィルム専用スキャナは海外のごく一部に残るのみ、国産ではフラットベットスキャナではEPSON GT-X980かX830くらいでしょうか。Canonもフラットベットスキャナは1機種のみで、フィルムスキャンできるものは販売終了してしまいました。需要がないのでしょうね。
若者の間でフィルムが流行っているとか聞きますが、スキャンはお店にお願いして、中にはネガはいらないなんて人もいるようで…。何のためのフィルムなんだろうか?
本気でスキャンやっている人は少ないのでしょうね。

PHILIPSのモバイルバッテリDLP8712Cを買ってみた

モバイルバッテリ、ここ最近は安定と安心でAnkerばかり購入していましたが、調べていると、PHILIPSブランドでも販売していて、しかもAnkerより少し安い。

PHILIPSといえば、オランダの老舗電器メーカーで、日本で言うところのPanasonic、いや設立は1891年なので、Panasonicの前身の松下電器より、ずっと歴史が長い会社です。
音楽CD規格をSONYと共同開発し、オーディオブランドとしてもよく知られていますが、今は音響分野は据え置き機よりは、イヤホンなどモバイル系がメインです。音響分野は、ブランドがギターのギブソンに売却されていますが。
今は、シェイバーや電動歯ブラシ、イヤホン分野でのイメージが強いですね日本では。
我が家では、PCのサブモニタがPHILIPSだったりします。ブランドイメージは、個人的に悪くないですかね。

で、本題。最近は2,0000mAhのモバイルバッテリも多いですが、その分重量があるし、そこまでの大容量は不要なので、スマホが2,3回充電できれば十分な、10,000mAhのDLP8712Cチョイスしました。

LINE登録すると、200円OFFとなります(当記事掲載時)。なので実質は2000円を切る価格で、これはAnkerの同等品よりお安いですね。

一部中国語…

ああ、PHILIPSもチャイナ企業になりつつあるのか…。PHILIPS自体、事業再編で半導体部門や照明部門、音響部門を売却しており、家電部門も売却検討中、ヘルスケア部門に絞るようです。
近年では、ブランド名と実際の運営会社、国は一致しない例が多いですね。
このモバイルバッテリも、実質はチャイナなのかな? 製造もチャイナですし。

製品としては、PD/QCに対応しているのと、出力が3系統、TYPE -C端子はPD対応で入出力両方対応で、Ankerの同クラス製品より端子が多く、汎用性が高いです。

サイズは、手持ちのXperia 1よりひと回り小さく、厚さも結構薄い印象で、バッグのポケットに入れやすく、持ち運びも楽そうです。

さて、付属のケーブル(TYPE-A to C)を使って、充電残量30%のXperia 1を充電してみました。TYPE A端子につなぐと、QC充電になるようですが、Xperia 1はPD充電のみに対応となったようで、今回は普通充電になるのかな? 取り急ぎ、PD対応のUSB TYPE-Cケーブルは手配しました。

残量30%からフル充電まで1時間半

はい、PD充電ではないですが、30%からフル充電までは、1時間半程度でした。これくらい速ければ、実用上問題ないですね。PD充電ならどの程度速くなるか、ケーブルが届いたら確認してみたいと思います。

ちなみに、この充電を行った状態で、モバイルバッテリの残量表示は、フルの4メモリから2メモリに減少したので、もう1回はフル充電できそうですね。Ankerの10,000mAhのよりは、少し実容量は小さいかもしれません。

VMWareにWindows XPを入れて古いソフトを動かす

メインPCのOSを入れ直した後、しばらく仮想マシンでのWin XPを構築していなかったので、先日からVertualBoxをインストールして、Win XP Home SP2(Professionalのディスクが見当たらない…)をそこにインストール。

ところが、VertualBox、今まで問題なく動かせていたのに、今回に限っては、Win XPのフリーズ、ブルースクリーン、設定色々変えて、何とかインストール成功しても、今度はWin XPがあまりに遅くて使い物にならない…。以前はこんなことなかったのですが…。

どうしようもないので、VertualBoxをやめて、同じ仮想マシンソフトのVMWareを使ってみると、こちらはあっさり成功しました。しかも設定もVertualBoxより簡単な印象。

VMWare上で起動するWindows XP Home

Professionalのディスクも持っていたはず…なのですが、見当たらない。まあやりたいことはHomeでも問題ないので、まあ良いか。

さて、Win XP環境を再構築した理由はこちらです。

当HPにも掲載している記事、F90X/F90フォトセクレタリーのインストールのためです。

Nikon F90Xsもしばらく使っていませんが、セッティングの自由度はF100よりもありますし、撮影データの取り込みも可能です。
フォトセクレタリーは、フロッピーディスクによるソフトウェアと、カメラの10ピンターミナルとPCにRS-232接続できる、専用ケーブルMC-31で構成されています。

フロッピーディスクを読めるうちに、すでにデータはHDDに落としてあります。
販売時の対応環境は、Windows3.1またはWindows95/NT3.51と、骨董品レベルです。そりゃそうですね。1996年頃に販売されたソフトです。同様に、F5用とF100用のフォトセクレタリーも存在します。

F90X/F90フォトセクレタリーについては、その後のOSのWin2000やXPまでは、メーカーとしては対応としていますが、F5用だけは、Win2000以降に非対応でした。まあ、今となってはどうでも良い情報ですかね。ケーブルさえあれば、サードのSoftTALK2000で同様の機能を使えます。

さて、Win XPもSP2からSP3にアップデートしたので、フォトセクレタリーをインストールします。

無事、インストール完了しました。

なにせ四半世紀前のソフトですから、拙いフォントやこれ以上大きく出来ないデータのウインドウとか、当時の解像度ではこれで十分だったのでしょうね。VMWareでもシリアル接続は対応しているので、これで問題なくつながるはず…(まだ試していない)。

また、インストールさえしてしまえば、そのインストールファイルそのものをWin10機にコピーすれば使えてるはず(Win7 64bitでは使えました)。ようは、インストーラーが動かないだけの話なので(インストーラーはWin95互換モードでもダメでした)。

ま、今となってはあまり意味のない情報かもですが、ソフトウェアも時が経てば歴史であり、資料価値はあると思うので、F90Xを持っている限り、このソフトは動かしていきたいと思います。

HDMI Video Captureでスマホをディスプレイ化!?

Twitter見ていると、時々面白い情報を見かけます。

ほうほう、XperiaがPCディスプレイ化している。
これ、地味に便利じゃないですか。スマホもタブレットも、一般的にはHDMI入力はないので、ディスプレイとしては使えないのですが、この方法なら行けるかも、と思い、買ってみました。

Amazonで調べると、同じ形でブランド名が違うものが散々出てきます。例によって中華製ですから、製造元は同じで、様々な無名のブランドで売っているようです。中には千円を切るものもありましたが、中国からの直送っぽいので、これは避けるとして、2千円を切る上記商品(価格は購入時点)を買ってみました。

HDMI Video Capture

非常にシンプルな商品で、HDMI入力(Type A)とUSB端子オス(Type A)となっています。

仕様をざっくり見てみると、

  1. HDMIは4K 入力までサポート
  2. 出力は最大1080p(Full HD)
  3. 8/10/12bit Deep Colorをサポート
  4. AWG26のHDMIケーブルで15mまでサポート
  5. 表示ソフトはVLCやOBS、Amcamなどをサポート
  6. Windows、AndroidとMac OSをサポート
  7. USB VideoとUVC規格準拠
  8. USB Video 1.5と1.0規格準拠
  9. USB Audio UAC規格準拠
  10. 外部電源供給不要、小型で携帯できます

といった感じで、UVC規格(USB Video Class)に対応しているとのこと。
スマホとUSB接続できるカメラもあったりしますので、このアダプタは、USBカメラのように振る舞うことが可能です。
Mac OSはサポートしていますが、iOSはサポートと書かれていないので、iPhoneで使用できるかは不明です。私はiPhone持ってないので…

まずは、Windows PC(Win10化したDynabook R73/PB)に接続してみました。

Windows10 PCなら標準のカメラアプリでOK

Panasonic LUMIX GX7MK2のHDMI出力をPCに表示

Panasonic LUMIX GX7MK2のHDMI出力(Micro)をHDMI Video Captureに接続、CaptureをPCのUSB端子に接続すると、ドライバは自動で読み込まれます。

表示ソフトは、Windows10標準のカメラアプリで、PC側にもカメラが付いているため、切り替えることで、USB Video Captureの画像が表示されます。これを使えば、今流行りのZoom会議でも、手持ちのカメラをWebカメラ化することが可能ですね。まあ最近は、カメラをUSB接続すれば、カメラ側がUVCに対応している機種や専用ソフトで対応しているものあるので、非対応のカメラでHDMI出力がある機種なら、有用でしょう。

Fire HD 10でも表示可能

Android OSベースのAmazonのタブレット、Fire HD 10(2017)でも表示が可能でした。USB Video CaptureのUSBオス端子にOTGケーブルを接続してUSB Micro端子に変換し接続、Amazonのアプリストアのフリーアプリ、USB/Web Cameraをインストールすることで、表示可能でした。

Amazon Fire HD 10(2017)とUSB/Web Cameraアプリで表示可能

これで、スマホより大きな画面の10インチタブレットをPCディスプレイ化することも可能とわかりました。これは使える…。

ちなみに、手持ちの古いスマホ、Xperia XZでも試したのですが、OTGケーブルのUSB MicroをType Cに変換するアダプタが通信非対応(充電のみ?)なのか、うまく認識してくれなかったので、Type C端子のOTGケーブルを注文しましたので、スマホ表示は後日テストしてみます。
スマホで表示できれば、屋外での外部ディスプレイとして、動画撮影時の外部ディスプレイとしても使えるので、専用モバイルディスプレイを買わなくても済みますね。


ところで、LUMIX GX7MK2、HDMI出力させると、撮影時のアスペクト比も強制的に16:9になってしまい、変更ができなくなります。動画撮影だけならそれでいいのですが、スチルも同時並行撮影となると、この仕様はちょっとつらいですね…。
D850だとどうなるかも、後日試してみたいと思います。


【追記】Type CのOTGケーブルが届いたので、手持ちのXperia XZとXperia 1で試したのですが、どうもUSB Cameraを認識してくれませんね…。先のTweetもXperia XZ Plemiumなので、行けるかなぁと思ったのですが…。もう少し調べてみたいと思います
【更に追記】Xperia 1とUSBカメラ スタンダード版で表示できることを確認しました。

ちなみにD850で試したところ、スチルモードでのライブビューでも、アスペクト比は16:9に変わることなく出力できていました。が、何故かスチルモードのライブビューだと、本体液晶が表示されません。HDMIの設定は同時出力にしていますが。これがビデオモードだと、本体液晶と出力先の同時表示が可能です。
まあ、この使い方だと、ビデオ撮りで、フォーカスチェックで大きな画面が欲しいときに使うことになるので、ビデオ中心で使うことになりそうです。ああ、でも今年は運動会もお遊戯会も、ビデオ撮りできる行事はなさそうです。

初代Fire TV Stickが遅いので第2世代に買い換えた

Amazon Prime会員になってすぐに買った初代Fire TV Stick、買ったのは2015年あたりなので、かれこれ5年使っていますが、購入当時と比べてPrimeビデオもコンテンツが大幅に増えて、追加アプリも増えた結果、かなり動作が重くなってしまいました。
立ち上がりも2,3分かかるようになり、ボタンのレスポンスも相当遅くなってしまい、古さを感じるようになったので、買い替えてみました。

なんと今なら4,980円のところ、2千円引きの2,980円! Amazonは時々自社ブランドの製品はタイムセールで大幅値引きするので、買うならそういうタイミングですね。Fire HDもタイムセールで買うのが吉です。

第2世代のFite TV Stickも、登場は2016年10月なので、もう4年近く前なんですね。

ただ、CPUやGPU、WiFiは大幅に強化されています。
初代はCPUがBroadcom BCM28155 1.0 GHz Cortex-A9なのに対し、第2世代はMediaTek MT8127DクアッドコアARM 1.3 GHzに強化されています。
WiFiも初代は2.4G帯にしか対応しませんでしたが、第2世代は11acの5G帯に対応しています。
うちのテレビはまだ4Kではない、REGZA ZG2なので、これで十分です。今どきの4Kテレビなら、大手のミドルクラス以上なら、Primeビデオに標準で対応していますしね。

新しいFire TV Stick、なんと言っても、リモコンがAlexa対応になっているのが大きいですね。Wikipediaによれば、2019年に、Fire TV Stick 4Kに付属のリモコンと同じものが、2Kモデルの第2世代のStickにも同梱されるようになったとのこと。

番組を検索する際に、従来はスマホ側のPrimeビデオアプリから探して、Fire TVに飛ばす、と言う操作が必要だったのが、Alexaで解決できるなら、操作性は大幅に改善されると言っていいでしょうね。

Fire TV Stick 第2世代(左)と初代の比較

第2世代と初代の比較。まずStick本体が、第2世代の方が大きくなっていますね。
リモコンも、初代はシンプルでしたが、第2世代のリモコンは、Alexaに対応、かつテレビを直接操作できる赤外線に対応した、リモコンとしては第3世代にあたるものが付属しています。

リビングのテレビはほとんど子供たちが見るのに使っているので、まだリモコンは試せていませんが、子供らがAlexaを使うようになったら、リモコンの取り合いになりそうですね~。

取り付けてセットアップしただけで、まだ動作は確認していません…

Dynabook R73/PBのWifi6(11ax)化成功!

前回、手持ちのサブ機のノートPCである、Dynabook R73/PBのWifi6かをすべく、intel AX200無線LANカードと、M.2(NGFF)をminiPCI-Eに変換する下駄を導入したのですが…。肝心のAX200側のアンテナ端子がMHF4という、それまでのAC7260のU.FL端子より小さく、接続できないとうことがわかりました。

PC搭載のアンテナを流用するのであれば、U.FLをMHF4に変換するケーブルを使うのですが、その変換ケーブルは現在Amazonなど各所で品切れ、または在庫があっても高価です。ということで、こちらをポチってみました。

MHF4端子付きWiFi/Bluetoothアンテナ

MHF4端子のWiFi/Bluetoothアンテナです。本来であれば、配線の長いものを買って、ノートPCに搭載されているものから入れ替えたいところですが、引き直しが面倒なのと、いずれ変換ケーブルは手に入ると信じて、今回は妥協案で、ケーブルが短いものをチョイス。
ちなみに純正アンテナ…と言っていいのかな、元々のアンテナは、ディスプレイの枠内に配されています。

MHF4端子はかなり小さい

アンテナを無線LANカードに接続。いや~、MHF4は端子がかなり小さく、その割に硬いので接続に苦労しました。

アンテナ端子、小さいくせにかなり硬いので、下駄から一度無線LANカードを外して、ペンチでぐいっと押し込みました。いや硬いね。もう外せないんじゃない?
あとはPCの本体底面のパネルを外して、カードを入れ替えるだけです。

やっつけ感のあるアンテナ配置

問題なく入りました。アンテナは、とりあえずDVDドライブとキードード裏辺りに貼り付けました。

復元して起動させます(Dynabook R73/PBは分解を伴った場合はBIOSチェックが入り一度電源が落ちます)。

AX200のドライバはintelのサイトからダウンロードできますが、特にドライバを当てなくても、勝手に繋がりました。ということでとりあえずは成功です。一応、ダウンロードした最新のドライバもインストールしました。さてどんな塩梅かな?

Wi-Fi 6 (802.11ax) WPA3-パーソナルで接続できた

Wifiのプロパティを確認したところ、きちんとWi-Fi 6(802.11ax)で接続されていることを確認。最新の暗号化のWPA3にも対応しました。

WPA3も対応の無線LAN機器同士でないと使用できませんが、最近制定されただけあって、我が家でもWPA3に対応しているのは、これまでXperia 1(SO-03L)のみだったので、これで古いDynabook R73/PBが対応2台目となりました。

リンク速度は概ね1.4~1.7Gbps

リンク速度は、AX200の仕様上、最大リンク速度が2.4Gbpsですが、概ね1.4~1.9Gbpsで接続されているようです。
無線LANルータまでは比較的近い場所なので、やはりアンテナの場所が良くないのかもしれないですね。
液晶の枠内まで届く長さのケーブルのアンテナを買うか、コネクタ変換アダプタがAmazonに再入荷するのを待つか、という感じになりそうですが、とりあえずは、1000Base-T有線LANを上回るリンク速度は出ているので、良しとしましょう。

Dynabook Wifi6(11ax)化を試みる、が…

せっかくWRX-5950AX12を導入して、無線LAN環境をWifi6(11ax)化したのに、Wifi6対応子機はまだ我が家にありません。

ということで、最近COVID-19のクラウド解析などで割と使用頻度が多くなったサブPC、東芝の(今はSHARPもとい鴻海…)Dynabook R73(R73/PB:2015年春モデル)のWifi6化に着手してみます。

元々、Dynabook R73の無線LANカードは、Wifi5(11ac)対応のIntel AC7260が搭載されています。Bluetoothユニットも内蔵していて、11acの無線LANカードとしては安定性など定評あるカードです。
今回は、これをWifi6対応品に交換します。

ただ交換するだけなら簡単なのですが…。単純にカード交換で済まない事情があります。
というのも、現在、Wifi6対応の無線LANカードは、M.2接続が主流となっていて、それ以前に多く採用されていたminiPCI-Express(mPCI-e)はほぼ使われていません。

※ほぼ…と書いたのは、極稀にmPCI-EのWifi6対応カードが存在するらしいのです。

知人のfacebookで、とてもマニアな方がいて、ThinkPadの無線LANカード(ThinkPadは専用品以外は簡単に交換できないことで有名)やキーボード交換、液晶パネル交換、BIOS改造もやっている方がいて、その方の記事を参考にしてみましたが、奥が深いのなんの。
その中で、M.2(NGFF)をmPCI-eに変換する下駄があることを知りました。

触発されたわけではないですが、良いタイミングなのでね。
ということで、まずは部品調達。

※これ以降の記事は、電子機器の分解を行います。参考情報とし、個人の責任の下実施します。静電破壊には特にお気をつけください。

M.2(NGFF)をmPCI-eに変換する下駄

あるんですね…変換下駄。そして、無線カードは、Wifi6対応で、安定性を考えるとintelだよねということで、無難にintel AX200をチョイス。2×2ストリームで、最大2.4Gbpsでリンク可能です。

付属のネジ1本で簡単固定

まず無線LANカードを下駄に差し込んでネジ止め。ちゃんと挿入できました。動くかは別として。

次にDynabook R73を分解します。と言っても、裏返してバッテリを外し、パネルのネジを外すだけで、極めて簡単。Dybanook R73でも、2015年春モデルのR73/PBは、なぜかあまり情報がない機種なんですよね。買ったのはヤフオクの新古品ですが、もともとビジネスモデルでも出ている地味なPCですが、整備性良さとかは、ベースがビジネスPCらしいですね。
なお、R73シリーズは数年と改良されながら割と長く販売されていましたが、R73/PBについては、系統としてはR734シリーズの系列で、実際分解写真もR73シリーズの後期型のものとは違い、R734シリーズに近い配置です。

R73/PBの無線LANカードは、幅広のFPCの下に配されているため、まずはFPCを外します。

FPCのコネクタラッチを上げたところ

幅広のFPCは、コネクタに黒いラッチが付いています。仕事柄、この手のFPCの着脱をよく行いますが、このラッチはあまりつけ外ししないため強度がなく、爪折れしやすいです。慎重に左右均等に力がかかるように持ち上げてください。そうでないと、爪が割れてしまいます。そうなると、FPCをコネクタにしっかり圧着できなくなります。
爪だけの交換は、出来なくはないですが、かなり難しい、ほぼ無理と思ってください。何しろ爪だけの入手が出来ません。この手のコネクタは、数百とか千ロット単位で、コネクタと爪のアッセンブリでしか供給されません。まして個人でとなると難しいです。同じ機種のジャンク部品から流用するしかないです。

FPCが外れたら、後は簡単で、無線LANカードにつけられているアンテナをコネクタから外します。少々硬いので、強度のあるピンセットで外すのが無難です。アンテナを外したら、ネジ1本外せば、無線LANカードを取り外せます。
しかし、ここでYamaro、重大な事に気づきました。

AX200(左)と外したAC7260

アンテナ端子のサイズが違う!!

そうです。新しいAX200、アンテナ端子のサイズが小さくなっています。当然、接続はできません…。仕方がないので、一旦元のAC7260に戻します。

調べると、AX200の端子はMHF4という形状、AC7260はU.FLと言う形状でした…。
変換ケーブルを探すと…あるんですね。いや正確に言うと、ものとして存在はしていたけど、在庫切れでした。

残念…。なので、代替手段に出てみます。お手軽交換のつもりが、ちょっと面倒な感じに。ですが、こんなのは自作PCやカスタマイズやっている人なら当たり前。

続く…?

寝室の無線LAN環境改善にWiFi中継機WEX-1166DHP2を導入

前回のブログでは、BuffaloのWiFi6対応無線LANルータWXR-5950AX12を導入した記事を書きましたが、予想はしていましたが、あれだけアンテナがニョキニョキの製品でも、どうもうちのマンションでは、ルータの対角線上にある寝室までのWiFiの電波の通りが悪く、あまりやりたくはないですが、中継機は必要だよね、ということに。

今回、WXR-5950AX12導入で、リプレースの対象になった古いWRZ-1750DHPを中継機に回しても良かったのですが、なにせ古いので、今回はまたまたアウトレット(ただしバッファローダイレクトではなくAmazonアウトレット)で、たまたまお安く出ていた中古品(実質再生品?)を導入してみました。

Buffalo WEX-1166DHP2

もちろん、11ax(WiFi6)ではなく11ac(WiFi5)ですし、2アンテナで2X2通信で、11acでも最大866Mbps通信しかできませんが、中継機ですし、寝室はある程度回線速度が確保できればそれで良いので、必要十分でしょう。外付けアンテナ、というのも良いですね。個人的に、内蔵アンテナに懐疑的なので…。

洗面所の上に設置

親機と寝室の間の洗面所に設置してみました。コンパクトですね。ちなみにコンセント直付けも可能です。

WiFi Analyzer(Androidアプリ)計測したところ、同じ5GHz帯で、寝室での電波強度は-80dBmから-55dBmに改善しました!

Wifi Analyzerで電波強度の差が歴然


約25dBm電波が強くなりました。これは出力で言うと、316mW改善していることになります。親機に直接つなぐと、寝室の端のほうは、上の画像のように-80dBm前後、条件によっては電波が途切れたり、応答が遅かったりすることもあるので、中継機で大きく改善したと言っていいでしょう。

中継機経由での実際のネットの速度も、特に問題ない感じでした。
中継機は、そもそも中継機の設置場所に十分な電波が届いていないと(電波強度的にも電波品質的にも)、当然ながらその先のスマホやPCなども十分な回線速度が出ません。なので、そもそも電波が届きにくい場所に中継機を設置するのは意味がないのですが、某価格比較サイトで評価が二分されているのは、電波強度と電波品質の両方が確保できないと、中継できないという難しさでしょうね。特に電波強度があっても、外来ノイズが多い環境だと、回線速度も遅くなります。

電波は目に見えないだけに、条件が難しいですね。
我が家では今のところうまくいきましたので、中継機としての評価はまずまずといったところですね。

テレワークも続きそうなのでBuffalo WXR-5950AX12を導入

テレワークが続きそう、ということもありますが、我が家のネットワーク関連機器も一部古い機材があるため、リプレースと改善を行うことにしました。

まずは第1段として、無線LANルータ(APとして使用)の更新です。
一番古い、7年前のBaffaloのWZR-1750DHPをリプレースします。この機種は、USB端子2系統(1つはUSB3.0)、ギガビットLAN4系統、11ac Draft版を搭載した、現在主流の11ac(WiFi5)を搭載した機種の走りで、当時としてはかなり高機能だった機種です。

Buffalo WZR-1750DHP 11ac Draft版を搭載 7年間使いました

さすがに7年使って、ラバー塗装な外装は加水分解したので(こんな塗装使うなよ…)、無水アルコールで拭き取り使っていましたが、そろそろ潮時ですね。

もう1台、和室のメインPC部屋で使用している、3年前のWXR-1900DHP3は、これもアウトレット価格で1万円しなかった割に、そこそこの機能、そして外部アンテナはやっぱり良いですね。

今回は、せっかく新しい11ax規格の製品もぼちぼち出てきたので、無線LANルータも、せっかくだから11ax(WiFi6)対応にしたいなと。(子機側がまだ対応機種ないですけどね…)

探していると、バッファローダイレクトのHPが目に止まりました。公式だけど、中古とかアウトレット品、再調整品(リファービッシュ:不具合などで返品された商品を修理、調整して再販するもの)があり、その中に、最新かつ最上位機種のWXR-5950AX12があるではないですか! しかも新品最安値の4割引き位の安さ!
ただ、見つけたその日は在庫切れだったので、何日か待ちました。そして、在庫ができたので、ポチった次第であります。

アウトレット・整備済み品、いわゆる再調整品、まだ新しい機種なので、多分不具合とかで返品されたんだろうな…。この機種、無線が断続するという評価もあり、評価が二分されている印象です。ただ、メーカー調整品ということは、きちんと点検されているので、そこはある程度安心要素だったりします。個人的に、再調整品はほぼ新品でお買い得と思っています。

再調整品は外箱なし

再調整品らしく専用外箱ではなく、包んだだけの簡易包装

再調整品なので、外箱はなく、プチプチで本体と付属品を包んであるだけです。今は説明書も何もかもダウンロードの時代なので、余計な箱も不要ですね。これからの時代、これで十分な気もします。

本体は大きいが付属品は台座とACアダプタ、10GBaseのLANケール部1本でシンプル

本体はかなり大型です。近年、上級ルータになればなるほど、CPUの発熱も大きいためか、ヒートシンクも大型となり、筐体が大きくなるようで、従来のルータの2.5倍位ありそうです。それでも、ASUSなどの最上位機種よりは一回り小さいそうですが…。

10GbpsLANとWANポートが1系統、ギガビットLANが4系統搭載、11ax(WiFi6)対応のハイエンド機種です。そのこだわりは、Impressの記事にも書かれています。
まだ10Gbpsのインターネットもこの4月に始まったばかり、LANも10Gbpsはまだまだ普及していませんし、当然我が家も未導入ですが、将来余裕ということで。

別に他社に嫌とかBaffaloにこだわりがあるわけではないですが、これまでそれなりに安定して使えているのと、設定項目もそれで慣れてしまっているので。ASUSとかNECも使ってみたいのですけどね。

設置してみたが、デカいのなんの

アンテナが1本で2本分(80MHz+80MHz)という構成なので、アンテナ自体が大きく平べったいのですが、本体が何より大きいので、設置は苦労します。アクセスポイントは、そこそこ高い場所に設置したいのですが、現状こんな感じになってしまいます。

天井の段差にアンテナが当たるので、こんな設置になってしまった

アンテナの向きは、指向性があるため、メーカーの指定方法で向きを設定、場所と機器の向きの関係で、少しだけアレンジしています。

11ac機器だけなので、大して変わらないと思ったが…

現時点で我が家には、11ax対応機種はないため、11acのノートPCで計測。純粋に無線のスループットというよりは、インターネット回線も含めた計測ですが、古いルータのときよりは速度は上がっている感じですかね。あまり良い測り方とは言えないので、参考まで。体感はあまり変わらないかな。

ネット速度もそれなりに改善?

アウトレットなら買い、正規価格ならライバル他社も比較検討すべき

今回は、Buffaloの最新最強機種がアウトレット価格でしたが、正規価格で買うのであれば、同社の下位機種や、ASUSやNECといったメーカーも候補に入りそうです。

正規価格だと、執筆時点で3万円オーバーのWRX-5950AX12、まだコスパは良くない気がしますね。

WXR-5700AX7Sなら、3万円を切る価格ながら、割と5950AX12に迫る性能、WANポートが10Gbps対応と、これも筐体が大きいですが、WiFi6対応の最新機種です。こっちのほうが売れ筋になりそうですね。

WSR-5400AX6もミドルクラスで、2.4G帯の速度は遅いですが、5G帯は上位機種に迫る速度です。10Gbps回線やLANを構築しないなら、アンテナ内蔵でサイズも標準で、コスパは良さそうです。

NECのAM-AX6000HPは、上位機種でもアンテナ内蔵でスッキリしているので、スペースが余り取れないならNECでしょう。NECはNTTのレンタルルータも手掛けていて、安定性には定評があります。
NECのAtermといえば、私も大昔、ISDN時代のTAを使っていましたが、無線LAN時代になってとんとご無沙汰です。少々お高めなのと、USB端子がなく、プリンタやHDDなど繋げられないので、付加機能がなうというのが欠点ですが、それらが必要ないなら、シンプルでよいですね。

もうなにか生命体にしか見えない、ASUS最強のゲーミングルータGT-AX11000、お値段もちょっとしたパソコンが買えてしまいそうです。設置場所も相当取りますし、アンテナがこれだけ出ていると、リビングに置ける感じではないですね
でもASUSはこれ以外に、エントリークラスからミドルクラスまで、WiFi6対応機種が充実しています。今一番旬なルータメーカーでしょう。


というわけで、11ac DraftでWiFi5を導入してから7年、今度はWiFi6を導入しました。
こうなると、WiFi6対応の子機(受信側)も欲しくなりますね。ということでちょっと検討します(謎