「PC・IT系」カテゴリーアーカイブ

Ryzen 9 5900XのベンチマークとCPU温度

PCを買い替えて、CPUもAMD Ryzen 9 5900Xと大幅に強化されましたので、とりあえずベンチマークを取ってみました。

今回はCINEBENCH R23を使用。Windows10の場合、Microsoft Storeからインストール可能です。

CINEBENCH R23にてマルチコアとシングルコアを測定してみました。
かなり良い成績ですね。

マルチコアでは、Core i9-9880Hに圧倒的な差をつけています。最新のCore i9の最上位には勝てませんが、この値段のCPUとして考えると、かなりのコスパと言って良いでしょう。

シングルコア性能に至っては、Core i9を上回っていて、かつてAMD系のCPUは、マルチコア性能は良くてもシングルコア性能はいまいち、と言われた時代のネガを克服したと言って良いですね。
実際に体感性能でも、これまでのRyzen 7 2700Xより、どのソフトでも、もう一歩レスポンスが良くなっている印象。

ちなみに、マルチコアでベンチマークを測定中、全コア100%使用を10分程度動かした場合と、ほぼ無負荷時のCPU温度はこちら。

SCYTHE SCKTT-2000 虎徹MarkII、とりあえずで買いましたが、やはり負荷が高いとかなり温度が上がります。室温はエアコンつけて26℃でこれですから、真夏だとちょっと厳しいかも。
別にオーバークロックはしませんが、これだと厳しいので、もう少し良いクーラーは検討したいですね。

↓AMD推奨みたいです。

メインPC 2021の構成はこんな感じにしました

記事の内容は忘却録的な感じですが、SSDクラッシュに起因したPC買い替え(当初2つのSSDが同時に見えなくなったので、マザボ不具合と勘違いした)で、こんな構成にしてみました。

2021年、ちょっと早いけどPC買い替えとなりました

もともとCPUをそろそろ買い替えたいと思っていたので、Ryzen 9 5900Xは最初からこれと思っていました。
Ryzen 7 5800Xも、なかなかのパフォーマンスのようですが、コスパ的にみて、プラス1万円で買えるRyzen 9 5900Xは魅力です。通販系だと7万円を切っているところもあります。

憧れのRyzen 9 5900Xに!

マザーボードは、これまでのASUS PRIME X470-PROから、同じASUSのROG STRIX B550-A GAMINGに。ゲームしないけど(笑
なんとなく、Ryzenの5000シリーズにはX570チップセットのマザーと思っていましたが、内蔵LANで2.5Gbeがほしいと思うと、X570はやや設計が古いせいか、高価なマザーでないと2.5Gbeは搭載されていない。
B550チップセットは、X570よりPCIe4.0レーンの数など、パフォーマンスは劣るものの、M.2SSDでRAIDは組まないし(B550はM.2 SSDでPCIe4.0対応は1スロットのみ)、B550はより設計の新しい新しいチップセットだけに、洗練度でいうとX570より良くできているようです(とショップ店員が言っていました)。
今まではX470マザーでしたが、拡張性ももう今のマザーは何でも載っていて、自分の使い方ではB550で十分かなと言う判断です。

メモリは、旧マザーのDDR 4 2666でも使い回せますが、せっかくなら容量を増やして64GBにしたいので、DDR4 3200で一番安いADADAを、SSDもPCIe4.0対応のADATAのXPG GAMMIX S70 BLADEを奢りました。

というわけで、さらば旧マザーのASUS PRIME X470-PROとRyzen 7 2700Xです。

さらばASUS PRIME X470-PROとRyzen 7 2700X

組んでみたので、ぼちぼちベンチマークを取ってみたいと思います。






メインPCが壊れた!?ので買い替えた

先日土曜日、写真の編集を終えてしばらくPCを放置していて戻ってきたら、ブルースクリーンになっていました。
ハードウェアの不具合とかの表示だったかな?
再起動したところ、Windowsが起動しない、OSが存在しないとUEFIの警告。
UEFIの設定を見ると、2枚刺さっているM.2 SSDが2つとも認識されていない!? 1枚外してOSの入っているSSDのみにしたけど認識しません。

2枚同時にSSDがクラッシュすることはないし(今思えばこの判断が間違いでした…)、まさかのマザボのM.2 SSD側のレーンが異常か? という結論になり、そろそろCPUも改装したいなと思っていたので、思い切ってマザボごと買い換えることとしました。

ちょうど土曜日、ワクチン接種で大手町に行くので、その帰りに秋葉原に寄って、PCパーツを買ってくることにしました。

数年ぶりの秋葉原、ここが唯一駅前のみ貸しながらの風景でした

秋葉原、20代の頃はよく行きましたね。PCやオーディオ関連のものを買いに。
しかし今や通販が主流となり、PC関連のお店もぐっと減りました。相変わらずメイド喫茶のコスプレのおねぇさんたちはたくさん立っていましたが、ラーメン屋など飲食店も増えた印象。ジャンクパーツ屋は減りましたね。
そして、久しぶりの都心、やっぱり人が多いですね。もうCOVID-19とかなかったかの様子です。良いのか悪いのか、判断つきかねます。

PCショップも、昔なら十数店舗は周ったけど、もはや名の通った大きな店くらいしか生き残っていないですね。値段もほぼ一緒。むしろその店の通販で買ったほうが安いんじゃないかな。
ただ、今回は急ぎだったので、十年ぶりの店舗購入です。

Ryzen 9 5900Xにしたぜ!

ジャジャーン! CPUはRyzen 9 5900Xにしました! 現行のRyzenの5000シリーズ、Ryzen 7 5800Xが人気のようですが、これまで使ってきたRyzen 7 2700Xよりも高めなんですよね。1万円多く出せばRyzen 9が買えます。ってことでRyzen 9です。

Socket AM4も、現在の5000シリーズで最後になりそうな感じなので、だったらとちょっと奮発。歴代CPUで最も高価です。

マザボは、ASUSのROG STRIX B550-A GAMINGにしました。本当はX570チップセットのマザボがいいのですが、なにせ2.5Gbイーサ対応のは4万円台から、2万円のX570マザボはいまいちしっくりこない物が多く、チップセットは妥協してB550シリーズとしました。
自分の使い方だと、RAIDは組まないし、オーバークロックもしないし、X570の性能は使い切れないかなという判断です。

B550-A GAMINGは、マザボとしてのツボは抑えているし、店員のオススメとのことで、これにしてみました。パソコン工房使ったのも久しぶりだな~。

早速帰ってきて交換作業。PCケースの清掃も含めて、夜中までかかって組み直していざ立ち上げたが…あれれ、やっぱりSSDが認識しない!? 2枚のうち、作業ドライブとして使っていた1枚だけは認識されるも、OSのドライブは認識されない。

これってまさか、M.2 SSDがクラッシュしてる!?

続く…

Windows11が発表されたけど、うちのPCは対応してる?

Microsoftから、次期WindowsのWindows11が正式発表されました。

「Windows 10」の後継は「Windows 11」 ~Microsoftが正式発表

Windows10のマイナーチェンジ版と思いきや、結構Windows10からは動作環境要件が多くなっているようです。

  • 64bit版のみ(Win10は32bit版もあり)
  • 2コア以上の64bit対応CPU
  • メインメモリ4GB以上(Win10は64bit版で2GB以上)
  • DirectX12以上のグラフィックカード
  • UEFI必須(従来BIOSは非対応)
  • TPM2.0以上推奨(TPM1.2以上必須)

他にもありますが、主要な部分はこんなところなようです。
古いPCで引っかかりそうなのは、DirectX12以上、UEFI、TPM2.0以上(実質1.2以上)でしょうか。

手持ちのPCで最も古い、2006年製のDELL XPS M1210は、購入時はWindows XP、その後Win7→Win10とアップデートできましたが(流石にWin10は重すぎたので、現在はubuntu studio)、こうした骨董PCは、ついに切り捨てられる模様。

また、TPMも厄介ですね。intelのCPUだと、Core第4世代以降であればCPUファームウェアで実装されているようですが、問題はメーカー製の場合、内蔵TPMに固定されている場合もあり、うちのあるCore i7 4710MQの東芝Dynabook R73/PBは、CPUとしてはギリギリ対応していますが、アップデートできるかは微妙な感じです。

メインPCはWindows11に対応できるかチェック

さて現在のメインPC 、自作機でマザーはASUS Prime X470-PROは問題ないとは思うけど、MicrosoftのチェックツールでWindows11に対応できているか試してみました。

PC正常性チェック

名称が正常性チェックって…だめだと異常なのか?

Win11に更新できない

あれれ、そんなに古くないPCなのに、「Windows11を実行できません」と表示されました。詳細情報をクリックすると…

実行できない具体的理由は説明されない

要件を満たしていないことはわかったけど、肝心の何が悪いかが表示されない。エラー表示のだめな見本ですね。

Windowsセキュリティを調べてみる

何が悪いか調べるため、まずはWindowsセキュリティを見てみると…

標準ハードウェアセキュリティはサポートされていません

標準ハードウェアセキュリティはサポートされていません」と表示されています。

セキュリティプロセッサの仕様が表示されない

更に踏み込んで、TPMバージョンを調べるべく、セキュリティプロセッサの詳細を表示させると、仕様のところが何も表示されていません。あれれ? TPMは無効にしていないはずなのですが。

UEFIの設定を再チェック

そこで、Windowsを一旦終了して、UEFIの設定を見てみました。すると、TPMは「Discrete TPM」に設定されています。これはマザーボード内蔵TPMを使用する設定ですが(そもそもTPMを無効に設定はできなかった)、とりあえずこれを「Firmware TPM(fTPM)」に切り替えてみます。これは、ハードウェア実装TPMではなく、CPU内臓のTPMを使用する設定です。

解決!

fTPMに設定し、再度Windows10を起動して確かめると…

TPMの仕様が表示された

セキュリティプロセッサの詳細の、仕様の表示が出来ました。なぜだかわかりませんが、マザーボード側のTPMだとデータが取得できないようです。
仕様バージョン2.0と出るのは、TPM2.0という理解で良いのだろうか?
下にTPMの仕様サブバージョンが1.38となっているのですが、よくわからないですね。

正常性チェックでWindows11を実行できることが確認できた

再度Windows11が実行できるかのPCの正常性チェックを実行したところ、実行できるとの表示になりました!

自作機は、UEFIの設定が色々あるので、こうしたケースもあるようですね。
というわけで、ここ数年のPCであれば、Windows11にはほぼ対応できるとは思いますが、特に自作機で実行できないと表示された場合は、UEFIの設定を再度チェックしてみてください。

スタジオマリオで七五三の写真を撮ってきた

今年5歳の息子の七五三写真、そろそろ予約しないとねと6月上旬に妻と話していましたが、撮影金額値上がりするとか、七五三の日に近くなるほど予約も埋まります。
なので、去年の娘の七五三写真と同様、スタジオ撮影は早めに済まそうということで、空きのある日と時間を見繕って予約して、昨日撮影してきました。

6月でも行ったら結構混んでいましたが、自分たちは15時からの予約だったせいか、それがどうやらその日の最後の予約時間だったらしく、結構時間をとって撮影から写真の選定まで出来ました。

スタジオマリオならスマホの動画撮影はOK!

通常、フォトスタジオでは、撮影厳禁ですが、以前からスタジオマリオは、ビデオカメラによる動画撮影は、スタジオ写真撮影の妨げにならなければOKでしたが、我が家にはビデオカメラはありません。一番上の娘が生まれた8年前から、デジカメでの動画撮影を行っています。その当時からフルHDで撮れましたし、もうスマホなんかは数年前から4K動画撮影もできていたりします。

スタジオマリオも、もうビデオカメラの時代ではないと言うことなのか、方針変更したようで、スマホであれば動画撮影はOKとなっていました。

ということで、妻と一緒に、子供らの撮影風景はスマホで撮ってみました。

自分は初代のXperia 1(SO-03L)ですが、この機種はもう4K30pですが、HDR動画にも対応しています。対応ソフトで再生しないと眠い絵になりますが、それだけ広いダイナミックレンジを持っているということです。
今回は、その動画から静止画に切り出してみました。

スタジオマリオでの七五三撮影風景(4K動画から静止画切り出し)

色は少し濃いめですが(色調は未調整)、ブログ系程度なら問題なさそうです。4K動画は800万画素ありますが、当ブログではフルHD相当に解像度は落としています。
動画切り出し、これを写真にするとなると、細部の潰れなど気になり、圧縮動画の限界は感じますが、ブログ程度なら普通に使えますね。
ただ、一部にある4Kや8K動画が当たり前になれば、スチル写真は要らなくなる、という考え方には反対です。スチル写真と動画は表現の仕方が異なります。
シャッタスピードの概念の違い、一般的な動画の圧縮特性など考えると、動画切り出しもモノによっては使えるが、それですべてが事足りるわけではないのです。
特にスポーツ写真や動きの激しい戦闘機の撮影では、動画とスチル写真の違いを実感できると思います。

ちなみに、以前のXperiaは4K動画はすぐセンサが熱くなって、2分くらいしか撮れませんでしたが、今回は8分程度は撮れました。その後は、熱を冷ましながら、短い時間の動画を撮りました。やっぱり動画の熱問題は、改善されたとは言え、つきまといますね。

スタジオマリオでの七五三撮影風景(4K動画から静止画切り出し)

娘も誕生日が近いので、ついでに撮影しました。
結果的に撮影枚数もそこそこで、購入のお値段も高く付きましたが…。

購入した写真はその日のうちにダウンロード可能!

スタジオマリオの場合、アルバムやプリント、キーホルダーなど何らかの形でプリントした写真については、写真データももらえます。それも、解像度を落とした写真ではなく、スタジオのカメラの画像データそのものがもらえます。つまり、高画質の写真データがもらえるので、そのデータで後からプリントアウトしても、品質は良いまま出来ますし、じぃじばぁばに送るなんてことも可能です。

こちらも以前はCD-Rに焼いて後日渡しだったのが、今年からは、その場でQRコードとパスワードが発行され、ネットからダウンロードできるようになりました。

発行されたQRコードから写真データの閲覧ダウンロードサイトに飛べるQR
こんな感じで購入した写真のダウンロードが可能(一括ダウンロードも可能)

これはありがたいサービスです。QRコードなので、スマホ専用かと思いましたが、ちゃんとPCのブラウザで開けば、PCにもダウンロードできます。
ちなみに、撮影したスタジオマリオの撮影機材は、FujifilmのT-X2です。2世代前のカメラですが、2400万画素、プリントアウトするのに何ら不足のない解像度です。

その日のうちに、じぃじばぁばに写真データを遅れて便利ですね。
個人的に、こういうのもあって、スタジオマリオ推しです。有名なもう一つのスタジオなんちゃらは、データに関しては制約が多いようなので。

ともあれ、撮影とアルバムやらで、10万円が吹っ飛びましたが、こうしたスタジオ撮影も、子供のイベントが一区切り着いたので、しばらくないかな?
まあ、後は妻がハーフ成人式とか撮りたいとか言っていますがw

カメラ内のピクチャーコントロールと最新との違い

Nikonは2007年発売のカメラ、D3/D300以降は、カラーコントロールには「ピクチャーコントロール」を採用していますが、発売当時のカメラ内のピクチャーコントロールと、現在のピクチャーコントロール、色の出方に大きな違いがあります。
最新版のほうが、発色やコントラスト、トーンカーブなどが最適化されている印象です。

D300に搭載のピクチャーコントロール、明暗差の激しい部分では、白飛び黒つぶれが激しいのですが、NX Studioで再現像することで、適切なトーンカーブに。黒つぶれも蘇ります。

こんな感じで、過去のRAW画像も再現像すると面白いです。
この時の写真は、再現像して近日公開予定です。

Ryzen 9 5900Xが欲しい

2年ちょっと前に導入した現在のメインPCのマザボ、ASUS PRIME X470-PROも、最新のBIOS(5809以降、執筆時点最新は5843)では、Ryzen 5000シリーズに対応しています。

現在使っているのは、第2世代のRyzen 7 2700Xですが、2年半前のマザボが、最新CPUをサポートできるのが、AMDのCPUの魅力だったりします。Socket AM4の寿命の長いこと。
もっとも、Socket AM4も今回のRyzen 5000シリーズが最後とのことなので、これがCPUアップデートのラストチャンスなんだろうと思います。

ASUS PRIME X470-PROのBIOSを5837→5843にアップデート中

BIOSをアップデートしていて、ふつふつと、CPU交換の意欲が湧いてきました。困ったものです(笑

X470チップセットのマザーはPCIexpress3.0なので、現行のX570シリーズ以降のPCIexpress4.0には対応しないけど、まだ現役で使えるチップセットですし、特段不満もないし、CPU交換だけで後3,4年は戦えるかな?と思ったり。

Ryzen™ 9 5900X | ゲーミング・デスクトップ・プロセッサー | AMD
Ryzen 9 5900X

Ryzen 9 5900Xも、頑張れば6万円台で買えるくらい値段も下がってきました。コスパだけで見ると、Ryzen 7 5800X辺りが、シングルスレッドでも、ソフトによってはRyzen 9以上のパフォーマンスを発揮するようですが、お値段は5万円前半、案外価格差は少ないのかなと思います。
だったらRyzen 9 5900Xが良いかな、とも思ったり。半年前は10万円近かったCPUですからね。

ただ、今年はNikon Z 9も控えていたりします。個人的には、グリップ一体のZ 9より、グリップ別でシーンで使い分けられるボディがほしいのですが、そう考えると、どう予算を降るべきか悩みどころです。D850にも何ら不満がないですしね。

無停電電源装置APC ES 725のバッテリが寿命なので交換した

12年ほど使用している、無停電電源装置のAPC ES 725、先週けたたましいブザー音が鳴りまして。
接続されているNASから、バッテリ交換せよとの通知が。

NETGEAR ReadyNAS 214の警告ログ

何度か電源を入れ直したら、ブザーは鳴らなくなったけど、そろそろバッテリの寿命ですね。
調べたところ、前回の交換は2016年12月だったので、4年半近く経っています。だいたい交換サイクルは4~6年なので、寿命ですね。

APC ES 725は、既に旧製品になって久しく、後継のES 750が販売されていて、メーカーサポートは終了し、バッテリ交換ではなく買い替え推奨となっていますが、とりあえず使えているので、もう暫く活用します。

前回は純正バッテリを買いましたが、価格も高価ですし、所詮鉛シールドバッテリなので、今回は汎用のバッテリを使って交換します。

LONG WP1236W
LONG WP1236W

UPSの互換バッテリでよく見かける、台湾のLONGのWP1236Wです。APC純正の交換バッテリRBC17Jと同一サイズです。台湾メーカーですが、ベトナム製みたいですね。
純正バッテリが7.2Ahなのに対し、こちらは9.0Ahと、少し容量もアップします。

お値段も、純正品の1/4以下! あえて純正品を選ぶ必要はないかな。これが、リチウムイオンバッテリだと話は違いますが、鉛シールドバッテリなら、そこまで充電もシビアではないですし。
実は純正品もこうした汎用バッテリにAPCのシールが貼られただけだったりします。

取り外した純正バッテリ(右奥)と入れ替える

このUPSは、宅内ネットワークの根幹のひかり電話ルータと無線LANルータ、NASがぶら下がっていて、かなり重要なものなので、早朝にささっと交換しました。
バッテリを比較すると、若干上面の形状は違いますが(純正は段付きあり)、端子形状も同一、UPS内に問題なく収納できました。
電源を入れれば、後は自動で充電されます。

NASの管理ページを見ると、しっかり充電されていることがわかります。次バッテリの寿命が来たら、本体交換かな。

ギガビットHubを13年ぶりにリプレースしてみた

ギガビットイーサが普及したのっていつ頃だったかな? うちの環境で言うと、確か2006~7年辺りにギガビットイーサ内臓のマザーボードのPCを導入して、その後機器が増えたので、2008年頃にスイッチングHubを導入しています。

その時代のHubを13年位使い続けていましたが、最近、特定のサイトでネットが遅くなることがあったり、レコーダーからのDLNA配信が突然切れたり、テレビ→レコーダーへのLAN経由でのダビングに失敗と、何かとネットワークに不具合を感じることがあって、まずは13年使った古いHubをリプレースしてみることにしました。

LSW6-GT-8NS/BK
Buffalo LSW6-GT-8NS/BK

Hubも2台使っているので、リプレースも一気に2台です。
しかし安くなりましたね。これいくらすると思います? 1台たったの2200円(笑)

Amazonでも3千円弱です(執筆時点)

買ったのはバッファローダイレクト。自社サイトなのにアウトレット品を売っていて、今回買ったのも整備済み品、初期不良などで返品された製品を修理して再販しています。整備済み品も新品と同様の保証が付きます。新品と違って、パッケージが簡易で、取説もありませんが、そもそも必要もないですしね。

買ってから気づいたけど、8ポートあるので、これだけあれば必要十分でしょう。今どきのは、使わないポートには電気を流さないので、省エネ性能も十分です。

最近は2.5~10GbのHubも出回り始めていますが、まだ価格が高く、対応機器も去年買った無線LANルータのWXR-5950AX12くらいしかないので、今回は従来どおりの1000BASE-TのHubにしました。
もう2,3年後には、2.5GbのLANも少しは安くなってくるでしょう。その頃には、ネット環境も10Gbのフレッツ光クロスもマンションプランが出てくるかな?(2021年5月現在戸建てプランのみ)

お役御免のHub

どちらも13年ほど使ったHubです。左のCoregaなんかは、もうブランドが消失(業務用向けのメーカーのアライドテレシスに統合消滅)、右のNETGEARも、もうHubはコンシューマ向けの製品は作っていませんね。
もう民生用Hubは、Buffaloか、チャイナメーカーか、という感じですね。

筐体が破損したノートPC ASUS U24Aを修理した

妻のノートPC(Yamaroのお下がり)、以前から筐体が割れていて、モニタのヒンジ部分が片側外れて外装が浮いている状態でした。

ヒンジ部分が破損したASUS U24A

このPC、買ったのは2012年末で、購入当時の価格が新品で4万数千円と破格なのに、CPUはCeleronではなくCore i5 -3210MとミドルクラスのCPUで、流石に今Windows10を入れた状態では、少々重たいですが、妻は仕事でちょっと使うくらいなので、特に不満は言ってこないので、まだ十分現役で使えます。
1368x768という、安物ノート定番の解像度の低さはあるものの(この当時フルHDのノートは少しお高かった)、価格を考えたら、十分コスパの高いPCです。メモリも仕様外の16GBまで載せていますす、SSD化で、体感的には今でも悪くない使い心地ですね。

さて、この値段のPC、コストは何処を削ったかというと筐体ですね。表面パネルはアルミのヘアライン加工がされているものの、内部のプラスチック部分がペラペラなんですよね。
このヒンジ部分も、いつの頃からか、ガバガバになって、なんだろうと思ったら、内部でヒンジ取り付けのためのビットインサートが挿入されている部分が割れているんですね。これでネジが効かない。状態となっていました。インサート挿入部のプラ筐体があまりに薄くて貧弱、これでは液晶開閉時の負荷に耐えられないわけです。

ちなみにビットインサートとは、プラスチックにネジ穴を取り付ける際に使用するもので、直接プラスチックにネジ穴を切るよりも、締結強度が確保でき、ネジつけ外し時の摩耗もないので、プラボディをねじで固定するのに広く使用されています。

Amazon.co.jp: 国産 黄銅 ビットインサート フランジ型 M5xD1=8.0xL2=9.2 14ヶ入 HFB-5002:  DIY・工具・ガーデン
ビットインサートのイメージ

プラリペアを使ってビットインサートを再取り付けする

そこで登場するのがプラリペアです。専用の合成樹脂パウダーと溶剤の組み合わせで、プラスチックを形成できます。
形状も、型さえ取れば自由自在ですし、固まる前ならある程度手で形成も可能です。

このプラリペアはかなり強固なプラスチックなので、強度は元のプラスチックより硬いくらいで、ベースのプラスチックが劣化していると、プラリペアを使った周りが割れることもあるため、ある程度広い範囲にプラリペアを適用するのがおすすめです。
割れた部分の一部を削って、プラリペアの適用範囲を広げることで、強固に形成できます。
接着剤は、割れた部材がなければそもそも接着できませんが、このプラリペアは、部材そのものを形成できるのが特徴なので、今回のように、筐体が割れてバラバラになって何処かに行ってしまった場合にオススメです。

使い方の詳細は、HPを見ていただくとして、簡単に言うと、専用の合成樹脂パウダーに、付属のニードルを使って溶剤を垂らし、そこで出来たダマをすくって、形成する箇所に流し込む、といった感じです。

まずは、ビットインサートを、固定したい部分に置きます。インサートが残っていてよかった。

ビットインサート2個を筐体にのせる

次に、インサートの周辺に、プラリペアを流し込みます。
流し込むと言っても、粘度があるため、形状を保ちやすいのもプラリペアの利点です。粘度は、ニードルから出る溶剤の量で調整します。狭い部分に流し込みたければ、溶剤を少し多めに出します。ただし、合成樹脂パウダーに対して溶剤の比率を上げすぎると、強度が落ちるので、その場合は後から樹脂パウダーをかけてあげると、強度が増します。

プラリペアでビットインサート周辺を埋めていく

元々ビットインサート挿入部分がペラペラに薄かったので、周辺もプラリペアで埋めてみました。これで、ノーマルの筐体よりも強固になりました。
今回使ったプラリペアは、樹脂の色が透明なクリアタイプですが、他にも白や黒など、色のついた樹脂もあり、用途に応じて使い分けることも可能です。

反対側のヒンジ取付部は壊れていませんでしたが、そのうち割れるだろうと見越して、プラリペアでビットインサート周辺を埋めておきます。

割れていない反対側のヒンジ取り付け部のインサート周辺も、プラリペアで埋めておく

5分で硬化するので、早速ヒンジを取り付けてみた

プラリペアの利点は、効果時間が早いこと。溶剤の揮発性が高く、5分で硬化します。そのため、溶剤はしっかり蓋をして保管しないと、すぐ揮発してしまいます。
5分で硬化するのは便利で、これが半日とか1日だと、待ちきれないですよね。
硬化したのを確認して、ヒンジをねじで取り付けてみました。

ビットインサートの位置出しも問題なく、硬化して強固に取り付けできた

ビットインサート、しっかり位置出ししたわけではないですが、大体の位置でしっかりネジで固定できました。筐体のみよりも強固になったので、安心して使えそうです。周辺のプラが割れなければ、ですが。とにかくASUS U24A、プラの強度がないです。

他にも割れている箇所がないか確認した所、キーボード取付部のインサートも外れていました。やはりインサート挿入部が割れて、インサートが外れていたようなので、プラリペアで補修します。

こちらは割れたパーツが粉砕されていたので、インサート取付部自体の高さもなくなっていたので、ノギスで割れていない側の高さを測り、おおよその高さが出るようプラリペアで土台を作り、その上にインサートを載せて、更に周辺をプラリペアで固めてみました。おおよそで修理しましたが、しっかりネジ取り付けができました。

修理完了したASUS U24A

こうして、ヒンジ部破損から数年放置されていたU24A、ちゃんと開閉ができるようになりました、後2,3年は使えるでしょう。その後はLINUX入れて、オーディオ専用機かな?