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【城南島海浜公園】飛行機とか船とか鳥とか

先週末に、子どもたちを連れて行った城南島海浜公園

今回は、AF-S 600mm f/4G(ロクヨン)にテレコンバーターTC-14EIIITC-20EIIIを取り付けた際の画質や挙動を確かめたく、テスト撮影してみました。

Nikon Z 9 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-14EIII (FTZ 2使用)

ロクヨン+TC-14EIII

AF-S 600mm f/4G ED VRに1.4倍テレコンTC-14EIIIを取り付けると、合成開放f値はf5.6となります。
一眼レフの場合、f5.6までなら、概ね多くの測距点が使用可能で、D850の場合は、153点全ての測距点が使用できます。
テレコンを使うと、マスターレンズを拡大するために、画質が低下するというのが定説ですが、これはマスターレンズの解像力とテレコン自体の解像力に左右されます。

AF-S 600mm f/4G ED VRの解像力は、現行のEタイプより落ちるようですが、1.4倍テレコンとの組み合わせは良好で、画質低下は殆ど感じません。もちろん、マスターレンズだけよりは落ちますが、このくらいなら許容範囲です。

そして、テレコン装着でも、ビシバシとオートエリアAGが合います。
ただし、遠方の鳥など、小さな被写体だと、オートエリアAFが引っかからず、AFが来ないこともありました。その際には、カスタム設定でFnボタンにダイナミックAF(S)を割り当てているので、それを押して補う感じですね。

羽田空港には、一時期より航空需要は回復しましたが、長期駐機中の機体も見られました。ANAのB777-200型機などがエンジンにカバー、ドアにテープが貼られて、やや汚れた状態で駐機されていました。B777の初期型は、退役が進んでいるため、機齢からして、このまま現役復帰せずに、退役する可能性も考えられますね。

ロクヨン+TC-20EIII

2倍テレコンTC-20EIIIを装着した場合でも、Z 9ではAFは全エリア問題なく使えました。D850では、合成開放f値がf8となるこの組み合わせでは、中央の15点のAFエリアに限定される(AFエリアの設定自体は横のエリアも可能だけど精度が怪しくなる)のですが、Z 9では特に問題なく使用できました。
このあたりは、ミラーレスのメリットでしょうか。

さすがに解像力がやや甘くなる印象。ただ、D850よりピント精度が高いのか、解像力は低下するものの、D850よりもボヤッとした感じが少ないので、結構使える印象ではあります。
ただ、やっぱり手持ちで1200mmはキツイですね。旅客機の大きさの被写体には長すぎますね。


手ブレ補正VRも、Z 9との組み合わせでは、露光前センタリングは最初の1コマ目だけで、それ以降はブラックアウトフリーのEVFだからか、レンズ側での露光前センタリングは行われない感じです。なので、安定してVRを使えます。一眼レフでは連写しても、必ず1コマずつ露光光前センタリングするので、初期のVRはスポーツフォトで使えないなんて話もありましたが、SPORTSモードのないVRでも、Z 9なら問題なく使えそうです。

【成田空港】Nikon Z 9でオートエリアAFを試す

だいぶ前になりますが、冬休み中に、成田空港にてNikon Z 9のオートフォーカスの性能を試すべく、撮影してきました。
レンズは、FTZ II経由で、AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR、すでに1世代前で、Zの600mmが出たら2世代前になってしまいますが、しばらくは現役で使っていく飛行機撮影のメインレンズです。

本当は戦闘機を撮りたく、百里基地に展開したのですが、残念ながら1月5日はノーフライトでした。2021年は1月5日が飛行初めだったので、期待したのですが…(6日に飛行初めだったようです)

ということで、午後に成田に移動した次第です。旅客機だと被写体が大きく、離陸速度も遅いので、一眼レフで十分追える被写体ですが、設定なども色々試すべく、撮ってみました。

AF-CのオートエリアAF、被写体検出もオートで試してみた

Z 9のAF設定、基本オートで大丈夫なようですけど、Z 9のダウンロードセンターには、「推奨設定ガイド(スポーツAF編)」なるものもあり、これを見ると、オートエリアAFよりもダイナミックAFや3Dトラッキングを推奨しているものが多いですね。

さらに、「AF時の被写体検出設定」を「オート」やら「人物」やら「乗り物」やらに設定可能。
航空機だと「乗り物」が推奨なのかな? など、カメラが判断してくれるのはありがたい反面、ではどう判断しているのか?というのは撮影者には分かりづらいのも確か。
この辺りはNikonが様々なシチュエーションの撮影のビッグデータを活用して、AIが判断して…とやっているのでしょうけど。

その判断の処理も、高速CPUを搭載しているからこそ可能なのでしょうけど、被写体検出もモードを絞ることで、更に検出速度が向上するのかなと思います。

さて今回は、全てオートでカメラ任せにしてみましたが、結果的には極稀に、飛行機以外の被写体(飛行機より手前にある空港施設のアンテナ類など)を捉えてしまうこともあったものの、基本はほぼ問題なく飛行機を捉えていました。

面白いことに、飛行機がこちらに向いているシチュエーションでは、機首部分を捉えていることが分かります。場合によっては、コックピットのガラス部分を捉えています。これには驚きましたね。

普段撮っている戦闘機に比べれば、被写体も大きくて遅い旅客機だけに、こういったシチュエーションでは、従来の一眼レフのAF-Cで十分撮影可能ですが、明るい単焦点超望遠の開放側は、被写界深度が浅いだけに、機首を優先して捉えるというのは、結構ありがたい機能だったりします。一眼レフの3Dトラッキングでは、そもそもAFエリアが狭いので、機首を捉えると言う使い方は、AFエリアから外れてしまうこともあるので、やったことがなかったですからね。

飛行機撮影は、横切りへの反応は鈍感側の「4」で

横切りへ反応は5段階の2(敏感側)にすると、手前の柱にオートAFのフォーカスポイントは引っ張られている

上の写真は、手前に電柱が来てしまったのですが、オートエリアAFが電柱に引っ張られています。この時、誤って「横切りへの反応」の設定を、5段階中、敏感側の「2」に設定してしまっていました。
ただ、飛行機撮影時は親指AFを使っている(シャッターボタン半押しではAF動作させない)ので、多分この時は自分でAF-ONボタンを押さなかったのだと思います。結果的に、AFを一時的に止めたので、オートエリアAFは引っ張られたものの、ピントは合っていました。
この辺りは、一眼レフでの経験が反映された感じですが、そのままAF-ONを押し続けていたら、手前の電柱にフォーカスが合っていたでしょうね。
すごいのは、この柱が入ったのは一瞬だったのに、しっかりとオートエリアAFが捉えていることでしょうか。より敏感にすれば、選手が入り乱れるラグビーやサッカーのようなスポーツフォトで威力を発揮しそうです。

飛行機に関してば、被写体がいきなりランダムに動くことはないので、基本的に鈍感側の「4」辺りが良さそうです。これは一眼レフでもミラーレスでも同じですね。


それでは写真を。久しぶりの民間機、Z 9は秒20コマで連写できますが、ハッキリ言って旅客機相手ではそこまで必要ありません。実際の撮影では、秒10コマに落として撮りましたが。

ボーイングとエアバスの新鋭機。同規模の機体でライバルですね。これからの主力機種でしょう。

急速に数を減らしつつある、かつての花形4発機のB747型「ジャンボ」。ハイテクジャンボと言われた-400も、日本の航空会社からは消えて久しいですね。もう10年以上前です。
写真のチャイナの-400Fは、2003年就航で、89年から製造開始された400型の後期型ですね。機齢的にも、後10年飛ばないでしょう。
後継機のB747-8Fが、今はジャンボの主力ですが、カーゴ機ですら4発機は敬遠されて、B777型など双発機が用いられることが多くなってきている現在、B747-8Fも生産は少数に留まっています。そして今年2022年に、B747型機の生産が完了します。
1970年に旅客型が就役して以来、長らく改良されながら生産されてきた”ジャンボ”も、半世紀以上の歴史に幕を閉じることになります。
今後20年で、空を飛ぶジャンボを見る機会はどんどん減ることになります。

今後の主力は中小型機ですね。

撮っていて気づいたのですが、Z 9のブラックアウトフリーのEVF、連写中も一眼レフの時よりフレーミングが安定している気がします。

D850のような一眼レフとAF-S 600mm f/4G ED VR(ロクヨンG)の場合、ロクヨンGの手ブレ補正機構(VR)は世代が古く、露光前センタリングという、手ブレ補正機構を最大限発揮すべく一度手ブレ補正ユニットをセンターに戻す動きをするため、連写でシャッターを切る度に被写体の位置が変わるという悪癖を持っています。
このため、あえてVRを切って撮る人もいるようです。

Z 9では、恐らく一眼レフのシャッター半押し状態のままVRのセンタリングを行っていないと思われます。ブラックアウトフリーのZ 9で露光前センタリングは、恐らくVRの機構が連写速度に追いつかないでしょうし、シャッターが切れるたびに被写体位置が変わるのがリアルタイムに見えてしまうため、こうした挙動をさせていないと思われます。これにより、一眼レフよりも返ってフレーミングが安定しているのかもしれません(あくまで推測です)。

とにかく、フレーミングが安定しているのは嬉しい誤算ですね。

早く戦闘機を撮りたいですが、今度はテレコンを組み合わせても試してみたいですね。
シャッターやミラーショックがないからなのか、ブラックアウトフリーだからなのか、とにかくフレーミングが安定しているのは良い感じですね。

動態には厳しかったNikon D3400

この所、戦闘機撮影のサブ機には、妻のNikon D3400を持ち出しています。なんと言っても軽量コンパクトだから。ちょっとしたスナップ写真なら、AF-P DX 18-55mmでも十分な画質です。

百里基地の鉄塔、こんな時間でも人は多かった

これ、絞り開放ですが、十分な画質でしょう。ISO2500なら、ノイズも全く問題なし。この辺りは、エントリー機と上級機の差は少ないです。

先日の百里撮影、引きの絵も欲しいなと、D3400にAF-S 70-200mm f/2.8 VRIIで撮ってみましたが…

AF、合わないね(汗
空に小さな戦闘機、ちょっとAFエリアから外れると、AFが抜けちゃう。AFが抜けるとレリーズすら出来ず。
バッファが少ないとか以前に、AFが合わないとね…。f/2.8通しのレンズでこれですか…。特に編隊飛行の場合は、中央の測距点の左右に機体、というケースで、合わないことが多い。
もちろん周辺の測距点もあるのですが、やはりエントリー機のAF、中央以外の信頼性は低いです。
AFが合ったのが上の写真、その他編隊飛行はほぼ全滅…

こういう結果を目の当たりにすると、やはり戦闘機のような動態撮影は、少なくとも中級機以上は必要かな、と感じました。
エントリー機でも、機材の特性を知っていれば、撮れなくはないけど、歩留まりは圧倒的に下がります。
画質とかは、全然問題ないですけどね。もっともD3400、割とレンズを選ぶというか、旧世代の解像力の低いレンズだと、あまり結果が乏しくないです。これはセンサの光学フィルタの性能にも左右されるようです。古いデジタル一眼で、古いレンズの組み合わせで解像力に乏しいく、その古いレンズを最新世代のカメラに付けると結果が良かったりするのも、光学フィルタの性能に起因することもあるようです。それで言うと、D3400はエントリークラスなので、光学フィルタの性能も、それなりということになります。

でも引きの絵、欲しいし、ズームはズームなりに便利なので、考えるところではありますね。どういう組み合わせが最適かなと。ロクヨン単焦点に、ズーム望遠、前者はもう固定なので、後者をどうするか、少し悩んでみたいと思います。

【百里基地】21年12月16日の記録2

続き! 午後の上がり、COWBOYの1機が先に上がりましたが、3SQの機体が上がった後に続きました。

低い! COWBOYの上がり、低いですね! この低さは、いつかの302SQのファントムのラストフライト以来に見ました。
写真も、高速ながらまっすぐに飛んできたので、ピントもしっかり追従、ガチピンで決まりました。こういうときに単焦点超望遠は、背景がしっかりぼかせるので、立体感が出ますね。ズーム望遠の画質も良くなりましたが、ボケ味だけは単焦点に軍配が上がりますね。

隊長機と04号機が並んでいました。ということは、この2機はもう今日は上がらないかな? という感じでしたが、ナイトはどうだったのかな?
この日はナイトまでは滞在できず、午後に上がった機体の降りで引き上げることになりました。

編隊飛行だと、ズームレンズのほうが便利ですね。まあ、ズームできない分、フレーミングに集中できる(撮れない画角は諦める)、というのも単焦点望遠を使う理由だったりもしますが。

最後は少しだけ流し撮りして終了。テレコンで850mm相当の手持ち流し撮り、難しいですね。
それでも、今回は久々にたくさん撮れて楽しかったですね。

さて年明け初飛行はどこで撮ろうかな? そしてその頃Z 9は手に入っているのだろうか…

【百里基地】21年12月16日の記録1 COWBOY見参!

米軍再編に係る岩国飛行場から百里基地への訓練移転(共同訓練)、という名目で、12月13日(月)~17日(金)に、百里基地に岩国の米海兵隊第12海兵航空群のF/A-18戦闘機が百里基地に展開しました。
実際には、その前の週から展開していたようですね。

個人的に、12月に入って仕事が忙しくなり、残業も続いていて、当ブログも毎日更新できていなかったりします(基本毎日書きたいところですが、お休みすることもあります)。
とはいえ、せっかくの機会ですから、仕事も何とか休みをとって、16日に行ってきました。

基地周辺は、例によって航空祭家のような感じでしたね。夜中に出発したのに、ギャラリーの多いことなんの。
この日はほぼ無風でしたが、事前の天気予報確認で、03R上がりになると予想。結果的に予想通りでしたね。

1stの上がりは、まずは3SQのF-2からでした。

続いて、救難のロクマルが上がり、そして海兵隊の”COWBOY”ホーネットが上がりました。久しぶりに見るレガシーホーネット! ベタベタからの上がりなので、この撮影ポジションからは弾薬庫からいきなり現れて上がっていくので、なかなか難しい!
ただ、捻ったのは最後の1機だけ、隊長機含めた3機はまっすぐ上がっていきました。う~ん、残念。

続いて撮影ポジション移動。

やはり先に3SQのF-2が降りて、続いてCOWBOYでした。

ところで、COWBOYの機体、ているに機種名と機体番号が入っていますが、F/A-18Aだったり、F/A-18A++だったり、F/A-18C+と、結構バラバラですね。
そして何よりびっくりしたのは、未だにA型が飛んでいるということ。とっくの昔に退役したと思っていたのですが、調べるとA型もC型仕様に改修されていて、そういう機体はA+、更に近代改修された機体はA++といった名称が与えられているようです。
C型が飛び始めたのが1987年辺りからなので、今回のCOWBOYの機体は、どれも80年代の機体ということになります。
米軍や海兵隊も予算が厳しいようですが、自衛隊だけでなく米海兵隊も、こうした古い機体を使い続ける状況なんですね。

では撮影ポジションを移動します。
ほぼ無風ですが、午後はランチェン(滑走路変更)になると見込んでいましたが、当たりました。天気予報では昼前くらいから風向きが変わる予報でした。21L上がりでした。

午後はCOWBOYの1機だけが上がりました。すこーしだけ低い上がりでしたが、噂に聞いているよりは大人しめ。続いて3SQの上がり。一部捻ったけど遠目。ここからは仕方ないですね。

あれ、COWBOY2機だけ上がって終わり? いえいえ、この後に続きます。

ここでブログ編集の時間ぎてです。明日に続きます。

【2013年12月】ANA機体整備工場を見学

今から8年前、羽田空港に隣接する、ANAの機体整備工場を見学した時の写真です。
たった8年前ですが、写真に写っている機体で、B777型は現在全て退役しています。よって、もうこの写真は貴重な現役当時の写真、ということになります。

ANAもJALも、コロナ禍の航空需要低迷を受けて、2020~2021年にかけて、機齢20年前後のB777型を大量に退役させました。その多くは、アメリカの、いわゆる飛行機の墓場で、再び空を飛ぶことなく、部品取りとなっているようです。

B777型がデビューした20世紀末には、ハイテク機のイメージが強かったB777も、もう退役なんですね…。
政府専用機が、B777-300ERを採用し
ただ、B777は新型のB777-8と-9が、計画より遅れているものの、2022年には納機が始まるとされています。

撮影機材はNikon 1 V1と1 NIKKOR 10-30mmと30-110mm、今見ると画質は…。ハイライトが飛びやすく、旧世代のセンサ感は否めないですね。レンズも画質はいまいちかな。Nikon 1シリーズが仮に今も続いていたなら、マイクロフォーサーズのように、もう少し画質は向上しているでしょうね。最終世代のJ5も画質はなかなか良かったようですから。
このときの見学では、たしか大きなカメラの持ち込みはできなかったと記憶しており、当時使っていたD800なら、もっときれいに撮れていただろうな、と思います。
なお、執筆現在も、コロナ感染症予防の観点から、工場見学は休止となっています。

【百里基地】2020年12月1日の記録(こぼれ写真版)

1年前までは、百里基地でもファントムが飛んでいましたね。世界で最も新しいファントム440号機が百里基地を去ってラストフライトしたり、F-2もAGG(空対地射爆撃訓練)をやったりと、航空ファンにとってはちょっとしたお祭りのような1日でした。

撮影枚数も多く、ブログに掲載できなかった写真も多くあります。その中から、いくつかチョイスして現像してみました。
あくまでも「こぼれ写真」なので、こんな事もあったか~という記録みたいなものです。
あれから1年、百里基地はすっかり静か、カメラマンもまばらだったり…。
ファントムが去っても、自分に撮ってはホームの撮影場所、これからもF-2を撮ります。
今月半ばには米軍との訓練もあるみたいですが、仕事が忙しくなってきて行けるかどうか…。

【2021年11月27日】陸上自衛隊観閲式の要人輸送ヘリ

前回、2018年の観閲式の写真をアップしましたが、2021年の観閲式は、周知の通り、一般非公開でYoutubeによる配信のみとなりました。
観閲会場も、従来の朝霞訓練場は、オリンピック会場の射撃競技が行われていたために、現在も片付けの最中とのことで、別会場でした。

今回は、受閲部隊も航空機の参加はなかったわけですが、岸田内閣総理大臣は要人輸送ヘリのEC 225LPで観閲会場に向かいましたので、その姿を我家のベランダから捉えることが出来ました。

600mmレンズに1.4倍テレコンで更にDXフォーマットにクロップ、上の3枚はトリミングしてこのサイズです。
遠いよね…。そして気温は低くても、晴れているので、陽炎の影響で画像は鮮明ではないですね。2枚目の写真で、何とかシリアルナンバーが確認できました。

さらにもう1機飛来。基本的に、要人輸送ヘリは全部で3機存在しますが、そのうちの2機で運用します。1機は予備機です。このどちらに岸田内閣総理大臣が乗っていたかは、写真からは判別できません。
シリアルナンバーも…多分JG-1024かな? 陽炎の影響が大きくて、画質は良くないですね。

観閲式自体は、装備品は静態点時のみで機動展示もなかったので、非常にシンプルでした。
大規模な展示は、自衛隊側の訓練負担も大きく、コロナ禍を期に、そして自衛隊の任務も幅が広がっていることから、こういうシンプルな観閲式が通常になっていくのかな?

【2018年10月14日】陸上自衛隊観閲式

2021年11月27日、陸上自衛隊観閲式が朝霞駐屯地で、一般非公開にて実施されました。

令和3年度自衛隊記念日観閲式


2019年より猛威を振るうCOVID-19、日本国内ではやっと最近感染者が減少しましたが、海外ではまた感染者が増えているとの報道もあり、今年の自衛隊のイベントも、多くが中止や非公開となりました。
今回の観閲式も、Youtubeによるライブ配信となりましたが、今後もこういう形式での配信公開が通常になっていきそうですね。

さて、ここでは、2018年に陸上自衛隊朝霞駐屯地で開催された観閲式の様子をアップします。
この年は、事前公開と本番、両方とも見ることが出来ました。今回は、旧ブログではアップしていましたが、こちらのブログにて、本番の写真を再アップします。安倍総理大臣の時代でした。
この日の朝は雨でしたが、観閲式が始まる頃には止んで、何とか天候は持ち直しました。中々貴重な体験でした。

【百里基地】2021年11月19日の記録…というかTC-14EIIIのテスト

これが年内最後の百里基地かな? 12月は忙しくなりそうで、休みが取れないかも…というのと、昨日書いたテレコンTC-14EIIIのテストも兼ねて、行ってきました。

今回はちょっと撮影ポジションをまずった…。C-2輸送機が来ていたのは、降りは見えず、上がりはお買い物中…
途中車内で居眠りしてしまって、F-2の4機編隊の進入を撮り逃がす…

というわけで、撮影結果としては散々でしたが、TC-14EIIIのテストは出来たので、これはこれで。
写真としてはF-2の転がりばかりでツマラナイですが。

TC-14EIIIのテスト結果ですが、AF-S 600mm f/4G ED VRに取り付けると850mm(計算上600x1.4=840mmですが、Exif上では850mm表記)となりますが、久しぶりに手持ちで850mmだと、やっぱり歩留まり下がりますね。鍛えないと。
画質としては、テレコン云々以前に、晴れていたので陽炎の影響があるので、正確な判断は難しいですが、戦闘機撮影には十分使えますね。ただ、少し前後が二線ボケになることもあり、背景は選ぶ必要がありそうです。
絞りも、今回はほぼ開放でテストしましたが、少し絞ったほうが画質は向上するようですが、開放でもそれなりに使える印象でした。
順光で条件が良ければ、解像力も問題なさそうですが、やや暗い場面では少し厳しいかな…。これは、Z 9だと果たしてどうなるか。気になるところです。

転がりばかりですが、最後にアラハンへ向かうF-2、AAM-3AAM-4Bの実弾を装備しているのを見ることが出来ました。
スクランブル発進待機のため、武装してアラートハンガーで待機するわけですが、射程の長いAAM-4Bまで搭載しているのは初めて見ました。2010年より改修が始まり、現在は8割程度の機体がAAM-4B搭載改修を終えており、レーダーも改修されてJ/APG-2となっているそうです。
F-2も対艦のみならず対領空侵犯措置任務も重視されているマルチロールファイターですし、近年、中国やロシア機の活動も活発になってきているので、AAM-4Bを搭載した任務もますます重視されてきているでしょうね。
戦闘機の開発ノウハウのあるアメリカやイギリスなど諸外国ですら、近年開発は順調に進まないですから、F-3も計画通りに開発されて、2030年代にF-2から置き換えるのは容易でないでしょうから、国産の強みを生かして、F-2の改良も行ってほしいですね。