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AdobeのAIによる画像生成”Firefly”を試す

Adobeが発表したAIによる画像生成「Firefly」は、2023年7月執筆時点ではまだベータ版のPhotoshopでのみ使用が可能となっています。
試しに、先日空の背景を変えてみた、F-4EJファントムIIの写真を、AIで更に変えてみることにしましょう。

まずはベース画像。

F-4EJ改 (37-8315) 2018年5月撮影

こちらの背景のみをAIで変えてみます。

Photoshop(Beta)をインストールする

まずはPhotoshopのベータ版をインストールします。Adobe Creative Cloudからベータ版アプリのPhotoshop(beta)をインストールします。

Adobe Creative Cloudからべ0タバンアプリのPhotoshop(Beta)をインストールし開く
Beta版は起動画像も違うのね

Beta版のPhotosopで、画像を開きます。最初は空を自動選択させたのですが、これでAI生成すると、戦闘機の画像がグチャグチャに

選択範囲から空を選択し
生成塗りつぶしをクリック

まだAIによる「生成塗りつぶし」は英語でしか入力できないため、ここでは「Dusk sky and moon」(夕暮れの空と月)を入力。あとは生成するだけですが…

!!!

戦闘機がグチャグチャに…

酷くないすか…
なぜこうなったか考察すると、どうも選択範囲から空を選択、で一部戦闘機まで入ってしまったようです。比較的わかりやすい画像のはずですが。

仕方がないので、昔ながらのなげなわツールで戦闘機を大まかに選択し、選択範囲を反転させます。

なげなわツールで大まかに戦闘機を囲って選択範囲を反転

結果的にこれでうまくいきました。
画像は夕暮れがどうにも気に食わず、単純に「月が出ている晴れた空」にしました。

うーん、なんだかあまり上手くないですね。3枚目なんか、もうわざとらしいですし、あまり写実的ではないですね。

どうにも気に食わないので、まずは通常版のPhotosopにも実装されている、「空を置き換え」で夕暮れの空の背景に変更。
さらにその空に月を加えてみます。

さてこうして生成できた月がこちら。

うーん、まあまあかな?

ちなみに1回のAI生成で3パターンの生成が可能なので、気に入らなければ切り替えることが可能で、更に同じワードや違うワードで何度も生成可能です。

1回で3パターンだが、再度生成をクリックすれば何度でも生成可能

最終的に出来た画像がこちら。

それっぽい写真だけど色々変だぞ

ツッコミどころ満載ですね。まず、やはり元々晴れの日中の順光の戦闘機は、入を変えたところで光の当たり方が夕暮れのこの空と、太陽の位置関係が合っていない(笑
月は取ってつけたような感じだし、さらに遠方に旅客機(ここでは「Boeing 777-300」と指定)を入れた所、エンジンが右翼が2発、左翼が1発というアンバランスな結果に。
でも旅客機はちゃんと夕暮れの背景に合った色合いで生成されているのはすごいです。

まだまだベータ版なので、今一歩の部分はありますが、これはやがてもっと自然に、そして簡単に出来るようになるのでしょうね。
とはいえ、やはりベースの写真がしっかりしていないとだめでしょう。これは写真の本質です。

ここではAI生成の是非はともかく、こうしたことも可能なのだな、という確認です。写真ではなくイラスト、イメージ画像を作るのであれば、なかなか有用なツールとは思います。
要は使い方次第、しっかりと倫理観を持って作成し、ちゃんとバックグラウンドを公開すること、これが重要かなと思います。
技術は節度を持って使いましょうね。

AI画像生成とどう向き合うか

Adobeは先月発表したAIによる画像生成「Firefly」は、Photoshopにベータ版がインストールできる状態ですが、まずはPhotoshop現行の機能、空の置き換えも簡単に背景を変えられるため、写真の根底を変えてしまうものだったりします。

Photoshopの「空を置き換え」

まずはベースの無加工の写真を用意します。

2018年5月撮影の、百里基地302SQ所属だったF-4EJ改 (37-8315)  301SQの機体になる前の写真

背景は青空ですが、雲ひとつないと距離感がないため、絵的にはつまらない写真です。
Photoshopには(Lightroomにもありますが)、背景や空、被写体認識機能があり、この機能の一環として、空を置き換えることが可能です。

空を置き換えで簡単に雲のある空に変更できる

いくつか種類がある中で、画像のような雲のある空を選択肢てみました。

空を追加、言われなければわからない

色がちょっと変わってしまったのは色域指定を間違えたためです。面倒なのでそのまま載せましたが、このように違和感なく変換できました。もはや背景と被写体の境界線も気にならないくらい、きれいに置き換えできます。
この日は雲があった、と言い張れば、誰も気づかないくらい自然です。
このような画像変更は、もう数年前からそれを売りにしたソフトが出ているくらいです。これをどう考えるか、これは写真なのか?
しかし言われなければ本当にわからないです。

夕暮れだと流石に不自然

単純に背景を夕暮れにしてみました。当然被写体のファントムは日中順光なので、あまりに不自然です。
そこで被写体を選択して、少し調整してみました。

やっぱり不自然だけど…

これは私の調整が下手くそなので、やっぱり多少の不自然さは出ます。当然順光で光が当たっている被写体の色を変えただけなので。
しかし、これがAI生成により被写体も逆光っぽくできるようになれば、もう不自然さもなくなるのでしょう。
こうして弄られた写真が、AIにより簡単に生成できる時代がもう来ているのです。
百里基地の撮影をよくしている人なら、日没の方角から3枚目の写真を撮るのは難しいだろうとわかりますが、そのうちAIが進化すると、その辺りも考慮されたりして?

【百里基地】23年6月7日の記録

ちょうど仕事の谷間があったので、有休をねじ込んで行ってきました。ま、その仕事はトラブル発生で結局大忙しですが、もう有休取ったので(笑

それにしても、相変わらず3SQは1stが遅いですね。結構早めに行ったけど、割と待ち時間がありました。それでも、一発目に大胆に捻ってくれた!

近い! 鋭いツッコミだ!しかも1機目が一番ベイパーが出てくれました。ただし、上がったのは3機のみ。
600mmにテレコン無しでこんなに近いとは、はみ出ましたよ。
実はこれには訳がありました…

実は、Nikon Z 9がDXクロップになっていました。そしてこの撮影時点でまだ気づいていません。今日は近いなぁ…くらいにしか思っていません。
これはZ 8もそうですが、Nikonのミラーレス、DXにクロップしていても、右上に小さな文字で「DX」と表示されるだけです。これ気づかないんですよね。ミラーレスの利点は、クロップしてもファインダいっぱいに表示できることですが、同時に、クロップしていることに気づかないという欠点もあります。
先日のZ 8のトライで新宿のニコンプラザに行った際にも、中の人に要望はしておきました。クロップしていることが分かりづらい。動画録画中のように、画面にグレーの透過フレームを入れてくれないかと。
ファームアップでなんとかしてほしいですね。

午後の上がり。久しぶりにあの場所から撮りましたが、この日も気温が高く、陽炎でどうにもなりませんな。

だんだん撮影が厳しい時期になってきました。気温が上がれば体力消耗するし、陽炎の影響も大きいし。
上がったのは、救難U-125Aと、そしてまたしてもF-2は3機のみ。この日は低調でしたね。

お、入間の司令部支援飛行隊のT-4が。またこの日は浜松基地の第1航空団のT-4もいました。写真は撮っていないけど、陸自のUH-1Jも来ていたので、外来機が多かったですね。

3SQはこの後夕方も飛んだのかしら? 午前の機動が撮れて満足だったので、早めに帰途に就きました。その分、寄り道もしたので、その話はまたの機会に。

今更ですが…横田基地日米友好祭でKC-10を見学した動画

今後退役が進むKC-10給油機を見学できる機会はなかなかなくなってきそうなので、動画も撮ってみました。

KC-10給油機を見学

しかし、動画って難しいな…。もっとパンとかゆっくりしたほうがいいなと、撮った後いつも思ってしまいます。

手ぶれ補正、もう少し効いてくれたらなぁと思うことも。OM SYSTEMみたいに効きすぎて画面が貼り付いちゃうのも何だしなぁ…。
もっと練習しないとですね。

【北宇都宮駐屯地】開設50周年記念行事を見てきた その3

北宇都宮駐屯地記念行事のラスト、ゲスト機の帰投です。 この時間にもなると、好きな場所からどこでも最前列で見れるくらいの人しかいないので、ゆっくり楽しむことができました。

栃木県消防防災航空隊、今回はかなり見せ場を作ってくれました。
これは良い広報活動になったのでは? このヘリコプターは、普段は栃木県の芳賀町芳賀台の栃木ヘリポートに常駐しています。

栃木県警察と米陸軍はちょっとおとなしめでしたね。

案外見る機会が少ないのがLR-2、そして最近やたら見るのがU-680A、といった感じですね。どちらも元は民間機で所要の改造をした機体です。

民間機も次々と帰投します。共通しているのは、皆さん楽しそうで、航空機好きなのが伝わる感じですね~。最後に上がったホンダジェットは民間ビジネスジェットながら、とても機動性が良いですね。上昇性能もかなり高い! 一度乗ってみたいですね。

個人的にはアパッチも飛んでくれたら…と思いましたが、今回はたまたま点検でスバルに入っていた機体を展示したそうなので、来年こそはぜひ飛んで欲しいですね。 アパッチも削減対象となって早期退役が決定したことで、今後あと何年見られるかわからないですからね。

この帰投の撮影は、望遠レンズをNikon Z 9、高倍率ズームのZ 24-200mmをZ 8に付け替えて撮影。これが本来の形態ですね。やはり重量級の望遠レンズとの組み合わせは、Z 9のほうがしっくり来ます。
航空機専用認識モードはないZ 9ですが(自動認識で乗り物は認識できる)、被写体が航空機だけなら問題ないですね。ただ被写体自動詞認識モードで、人と航空機両方が写るようなシーンでは、人が優先して認識される傾向にあります。
またZ 8で航空機認識モードにしていても、航空機が画面内にないと、普通の被写体自動認識モードとしての挙動でした。個人的に、この手のモードは適宜使い分けかなと。なのでカスタム設定で、中央1点にすぐ切り替えられるようにもしています。

ということで、Z 8のデビュー戦は、Z 9とほぼ同等の使い勝手により、何ら迷うことなく撮影できて快適でした。これぞ究極のサブ機(もちろんメイン機としても素晴らしい)です。
今度は戦闘機で試したいと思いますが、やっぱり超望遠はグリップなしじゃきついな。

【北宇都宮駐屯地】開設50周年記念行事を見てきた その2

北宇都宮駐屯地の記念行事、終始のんびりした雰囲気で、展示機もゆっくり眺めることが出来ました。

SECOMのS-76D(JA756D)は、警備会社大手の所有するヘリコプターで、主に従業員の輸送に使用しているそうです。例えば、離島のなど遠隔地にあるサーバーの保守のために移動、ビルの警備のための視察飛行などに使用しているそうで、事業用ではなく、あくまで社内使用専用機というのがすごいですね。
ただ、年間飛行時間は百数十時間と少ないそうです。飛ばすだけでも金がかかりますからね。
また、警備のために使用することはないそうです。

陸自の固定翼機と言えば、連絡機のLR-2。前任のLR-1と比べて圧倒的に大きな機体となりました。空自のチェッカーのU-680Aもすっかり航空機イベントの顔となりましたね。

TH-480B練習ヘリ。前任OH-6Dもシンプルな卵型のヘリでしたが、こちらも元々米陸軍の練習ヘリとして開発された機体(採用はされなかった)だけに、非常にシンプルな感じですね。特にローターヘッド、機体から生えているのは1本の棒です(笑)。通常、メカニカルリンクが露出しているのですが、この機体はシャフトの中に入っているのでしょうね。竹とんぼのように外観はシンプルです。
エンジン出力が前任のOH-6Dより低いので、逆に小回りは効くのだとか。
来年こそブルーホーネットの演目を見たいですね。

希少なAH-64Dアパッチ・ロングボウ、ただしこの機体はロングボウレーダーは搭載していないですね。
旧式化したAH-1Sコブラとともに、まだ新しいアパッチも陸上自衛隊の装備の削減対象となっていて、将来的には戦闘ヘリが陸上自衛隊からなくなる方向だそうです。
陸自のアパッチはD型のBlockIIで、既に同型を導入した各国は、BlockIII、AH-64Eに改修を進めていますが、陸自のアパッチはこの改修をせぬまま引退するのでしょうね。
機体はまだ新しいので、アメリカなどに売却するのでしょうか?

民間機の展示も充実していました。一番上のかっこいい機体は、Diamond DA42 NG TwinStar(JA51WC)、塗装も良いですね。ホンダジェットも、先日の横田基地で展示されていた機体と同じで、積極的に航空イベントに参加しているようです。
栃木県のドクターヘリ、これもホンダロゴが入っていますが、ホンダがヘリ自体を作っているのではなく(機体はエアバス・ヘリコプターズのEC135P2)、本田航空という本田技研工業の子会社が運用している機体です。ローターヘッドの形状がなめらかで先進的な感じですね。

車両の展示も。個人的に気に入ったのが、日産サファリ・ピックアップの航空電源車。サファリ・ピックアップ自体は1994年までの生産のようですが、名盤には1996年とあるため、車両はそれ以前に取得されて改造後の登録が1996年なのかはよくわかりませんが、27年も使用されているようです。こうした駐屯地内の使用だと、走行距離も伸びないし、長く使われるのでしょうね。
もちろんマニュアル車でした。

背景のCH-47JAは体験搭乗でお昼に来た機体

地上展示機もゆっくり見れて、後はゲスト機の帰投を残すのみ。続きはまた。

【北宇都宮駐屯地】開設50周年記念行事を見てきた その1

更新が滞ってしまいましたが、色々忙しくって…

ということで、週末は栃木県は宇都宮に出向いてきました。4年ぶりに一般公開された、陸上自衛隊の北宇都宮駐屯地、開設50周年記念行事を見てきました。
最後に見に行ったのは7,8年前、その時はすでに栃木から東京に転勤で引っ越していたので、なかなか見に行くタイミングが無く、そしてコロナ禍により一般公開中止、今年久々の一般公開となりました。

4年ぶりですし、混むかな…と思ったけど、案外すんなり入れましたね。航空祭だと開催地によっては激混みで、ちょっとギスギスした雰囲気もありますが、なんとものんびりした雰囲気です。
展示機も、民間機も混じっているのが良いですね。北宇都宮駐屯地はスバルの航空機部門が併設されていて、ここからスバル製の航空機が飛び立ちます。
SUBARUロゴの入ったモデル205B(JA6181)が牽引されている様子も。この機体はSUBARUの子会社が所有している機体です。陸上自衛隊の主力汎用ヘリUH-1Jのベースになった機体でもあります。
入場待ちの間に、SECOMのS-76Dなどゲスト機も降りてきました。

一方、今回陸自のUH-60JAは展示はなく、期待していた最新のUH-2もまだなく、UH-1Jがメインでした。一方入間基地のチェッカーのU-680Aがいたり、AH-64Dアパッチも展示されていました。アパッチはたまたま整備で入っていた機体を展示したようですね。

電源車の日産サファリ・ピックアップ。軽く30年近く使っている?

2代目に日産サファリのピックアップがまだ現役! 航空電源車です。この型にピックアップは、3代目にモデルチェンジ後も90年代まで継続生産されていたようで、この車両も30年近く現役のようです。

今回飛行展示する機体は、練習ヘリの青い機体TH-480Bが5機と、UH-1Jヘリが3機、後はゲストの消防・警察のヘリとやや寂しい感じでした。途中、米陸軍のUH-60L(M?)もゲストとして登場。UH-60系、しかも米陸軍機ともなると、自衛隊機とはまた違った迫力がありますね。

久々の一般公開、しかも節目の開設50周年記念行事とあってか、来賓挨拶も何とも気合が入っていまして…、まさか出席者一人ひとり名前まで読み上げられるとは…偉い人たちは大変ですね。
そのせいか、航空展示までの時間調整が入っていました。
編隊での上空通過は、ちょっと寂しい感じだったな。やっぱりCH-47JAやUH-60JA、アパッチやコブラも飛んでほしかったな。

ヘリの撮影は戦闘機よりずっと難しく、シャッタースピード上げられない(ローターが止まって写ってしまう)、動きが戦闘機より複雑、速度が戦闘機より遅いからと舐めてかかると、まともに撮れない相手です。そしてUH-1Jヘリから2台の偵察バイクが展開、バイクもまた動きが速いので難しい被写体です。

続いて災害救助展示。
ここでは、陸上自衛隊機だけでなく、ゲストの栃木県警のベル429(JA15TP)と栃木消防防災航空隊のAW139(JA09TR)も参加、トラックの荷台に要救助者が居て、着陸せずスリングして救助していました。

そして最後にUH-1JとTH-480Bによる機動飛行、残念ながら、TH-480Bでの曲芸飛行「ブルーホーネット」としての演目はありませんでした。出せる機体が少なかった、あるいは練習する時間がなかったのかもしれません。来年は復活することの願います。

湿度が上がってきて、空の色がくすんで難しいですね。
ちなみに今回は、RAW現像はNX Studioです。Lightroom Classicであれば、空を選択肢て色を変えることも可能でしたが、今回はNikon Z 8本来の色味を確かめたく、あまり大きくいじらないため、純正ソフトのNX Studioを使用しています。
また、Nikon Z 8のバッテリの持ちた使い勝手を試すため、ここまでの撮影は望遠をZ 8、Z 24-200mmをZ 9と、本来ならその逆のほうが良いんじゃない?という組み合わせで撮っています。
結果的に、AF-S 600mm f/4Gとの組み合わせでは、やはりZ 9のほうが快適です。
これはAF-S 600mmが2世代前の旧型で、AF世代で最大級に重い、5kg超えのレンズというのもあり、Z 8の重量が比較的軽くグリップの縦の長さが短いのもあり、カメラのグリップを握るための把持力は、Z 9より逆に大きくなってしまうからです

Z 8にグリップ無しで使うなら、望遠はZ 100-400mmやZ 400mm f/4.5 S辺りまでかなと個人的な感想です。
いきなり実践でZ 8デビューさせましたが、Z 9のカスタム設定とほぼ同じにして持っていったこともあり、Z 9ユーザーでも何ら迷いがなく撮影できたことは付け加えておきたいと思います。
その他、ヘリでも有効な被写体認識の飛行機モードの使い心地などは、別途レポートしたいと思います。

午前中にて航空行事は終了。お昼は屋台で買いましたが、さほど並ばず快適でした。このくらいのんびりした駐屯地行事がたまには良いですね。
午後はゆっくり地上展示を見れたので、続きはまた。

【横田基地】日米友好祭2023 その2

飲み会が続いて写真編集が進んでいませんが…続きです。

今回の横田基地で乗りたかったのがKC-10給油機。今や希少になりつつある3発機。昔は旅客機で散々飛んでいたDC-10型(JALも運用していました)をベースとした機体です。
KC-10は老朽化により、後継機であるB767旅客機ベースのKC-46に代替されることになっていて、早ければ2024年度にその多くの退役が見込まれています。
なので、来年の日米友好祭で、もう近くで見ることは出来ない可能性もあるのです。今年がラストチャンスになるかもしれないし、そうでなくても来年行ける保証もないので、ここは息子に拝み倒して、なんとか見学の並ばせてくれました。

給油機、中は全部燃料タンクではないのです。乗り込むと、前方は旅客機と同様のギャレーや座席があります。違うのは、旅客機のような窓がないこと。なので輸送機と同様、外の景色を楽しめないですね。
そして後ろの方は貨物室になっていて、大きなカーゴドアが全開にされて、日米の国旗が掲げられていました。国旗を尊重するアメリカらしいですね。
操縦席は、アナログ計機主体で、70年代に設計された機体らしいですね。この辺りは古い自衛隊のC-1輸送機と同様ですね。航空機関士席もあるのが昔の機体らしいですね。
カーゴドア全開のお陰で、飛行機に乗った状態で外の景色を窓越しでなく楽しめたのは貴重な経験です。窓越しではなく外を眺めるなんて、旅客機では無理ですから。

とにかく見学できてよかったです。

目的を果たしたので、あとは航空機展示エリア閉鎖までゆっくり展示機を眺めていました。

F-35戦闘機、どのアングルから撮るとカッコよいか、やっぱり正面ですね。真横はずんぐりむっくりしていて、イマイチですね。
オスプレイも乗りたかったけど、これは今後乗る機会はいくらでもあるでしょう。

結局、せっかく来たのだから最後の花火まで見て帰るか、ということになって、息子と2人で花火をを見て帰りました。なにげに息子7歳、物心ついたときにはコロナ禍になっていて、こうした打ち上げ花火を見るのは初めて。打ち上がるたびに「お~!」って感動していました。

帰宅したのは23時になってしまいましたが、偶にはこういうお祭りも良いですね。
さて来年は行けるかな?

【横田基地】日米友好祭2023 その1

忙しくて写真の編集が進んでいませんが…
去年午後ですら入場に3時間並んだ横田基地の日米友好祭。今年は行こうか迷っていたけど、息子も一緒に行くと言ってくれたので、行ってきまして、結果的にほぼ並ばずに入れたのは前回書いたブログの通り。

飛行展示が終わった午後3時過ぎの入場だったので、地上展示機を見るだけでしたが、お店も去年と同様たくさん出ていて、お祭りっぽさはさすがアメリカ。規模は自衛隊の航空祭よりも大きいです。

自衛隊の航空祭と違うのは、民間機もそこそこ展示されているということ。

いきなりカッコイイ黒の水上機が。これってどうやって来たんだろう? 陸送? 飛んできたのかな? ニセコアビエーションのCub Crafters CC19-180 XCub(JA42XX)という機種のようです。これは乗ってみたいな。
ホンダジェットも去年に引き続き展示。この機体は青森空港をベースにしているようです。コイツもいつか乗ってみたいですね。

息子はヨコタアエロクラブ所有のCessna172乗りました。Cessnaでも基本中の基本の機体ですね。

機内は狭く、今どきの軽自動車よりも狭いですね。隣と方がぶつかるくらいで、体格の良いアメリカ人が乗ったらさぞ窮屈でしょうね。

UH-1系のヘリ、UH-1NツインヒューイととUH-1Yヴェノムが展示されていましたが、随分印象が違いますね。
半世紀以上前の基本設計のヘリで、よく性能アップに限界が…などと言われていますが、こうして今でも改良されて現役なのは、基本設計の良さでしょうね。
UH-1をベースとしたAH-1Zヴァイパー、こちらも半世紀以上前の基本設計ですが、グラスコックピット化された最新型、陸上自衛隊は旧式のAH-1Sは更新せず、攻撃ヘリは今後運用を辞めるようですが、AH-64系より安価なこうした機体の検討はしても良いのではと思っていますが、予算がないのでしょうね。

そして下のMH-53E、西側最大級のヘリコプターは、やっぱり近くで見るとでかい! 海上自衛隊もかつて掃海ヘリとして運用していた機体で、海自の機体が退役した際の予備部品が、アメリカに売却され、こうして今も現役の機体に利用されているようです。
一度乗ってみたかったなぁ。

さて戦闘機は、今ウクライナに引き渡す事で話題のF-16戦闘機と、その仲間であるF-2の展示が。機体構造は似ていても実は結構違うF-16とF-2ですが垂直尾翼はほぼ同じ感じですね。
ちなみに展示されていたF-16Cは、レーダー波を吸収する塗装を施した機体だそうで、もちろん機体設計自体はステルスではないですが、改良を重ねて今も現役のF-16、F-35が導入されてもまだまだ活躍しそうですね。展示機には中距離レーダー誘導ミサイルAMRAAMも搭載されていました。

そしてF-35Aは、去年は自衛隊の301SQと302SQでしたが、2023年は何とテールコードAK、アラスカ州から来た機体です。日本で見る機会、ましてこのようなお祭りで近くで見られることはあまりないですからね。

さて、次回は給油機KC-10をご紹介。今回中に入って見学してきました。って、まだ全然写真見きれてないわ…

行ってきたよ~ 横田基地 日米友好祭2023

息子と2人で横田基地の日米友好祭2023に行ってきました。

アメリカ人はゴルフカートがお好き?

今年は並ばず入れました

子供は午前中予定があったため、参戦したのは午後。
今回は最後の花火が、2022年の時は土曜日でしたが、今回は日曜日となっていたのと、天気も土曜日は悪かったので、とてつもなく混むことを予想していました。

2022年、初めて家族で参戦した時は、福生駅から国道16号に出て、そこから並んで3時間! クタクタでした。
今回も意味それを想定していましたが…

何と! 去年は一体何だったのか?というくらいに、スムーズに人が流れていて、少なくとも福生駅から歩いての入場は、並ばずスムーズでした。
もちろん入場はチェックがあるので並びますが。
午前中から入って午後3時以降は飛行展示も終わっているためか、むしろ帰宅者のほうが多かった感じですね。

去年は午後3時でも入場列をなしていたので、正直スムーズに入れたのは想定外でしたが、今回は妻と娘は別件があったため、息子を連れてだったので、良かったです。
結局、最後の花火まで見て帰りました。

みんな大好き3発機! KC-10も見学してきた

写真はぼちぼちアップしていこうと思います。