「護衛艦・自衛艦」カテゴリーアーカイブ

沼津海浜訓練場で海自LCACの上陸訓練を見てきた【動画編】

LCACの上陸訓練、昨日のスチル編に続き、動画も撮影したので公開します。

折角の機会なので動画撮影も行いました

今回はNikon Z 9とZ 8でそれぞれN-RAWを使った8.3K及び4.1K60p動画をDavinci Resolveで編集し、Youtube用に4K60p H.265で出力しています。
ただ出力した動画、ところどころ明るさが変わるトラブルが出ています。出力設定を色々変えてみたのですが変化なし。
なぜか編集中のプレビューでは出ないんですよね、このような現象。
原因が分かって挿し換えるまでは、この明るさ変化版をお楽しみください。

天気は悪かったけど、動画は状況が客観的に見られていいですね。

今回はManfrottoのビデオ雲台と三脚にて撮影。外部モニタは持って行ったのですが、雨天で使用が難しかったので、結局はファインダを見ながら撮影しました。
外部マイクは忘れました…。内蔵マイクでウインドウマフもないので、風切り音が大きいことをご了承ください。


私が忘れたマイクは…こちらです。audio-technicaのAT9941COOLPIX P7000でマイク入力対応で動画撮影可能になった時代に買ったものです。このマイクはさらに大昔から変わらず売っていますね。今では動画用に様々なマイクがありますが、これは入門用として最適。カメラののシューにも取付可能で、プラグインパワー対応です。

沼津海浜訓練場で海自LCACの上陸訓練を見てきた【スチル編】

写真編集完了したので公開。先月末、2024年5月31日、沼津海浜訓練場にて海上自衛隊の輸送艦「しもきた」(LST-4002)に搭載のLCAC(エア・クッション型揚陸艇)の上陸訓練があり、見てきました。
前から見たいと思っていたのですが、この日の天候は雨。台風が接近していて、午後には雨が止むけど、夕方また降り始める予報。
行くかどうか迷いましたが、結果的には返ってこの悪天候がダイナミックな絵になったのかなと。

早朝到着。この時点ではまだ遠方に輸送艦「しもきた」が辛うじて確認できるのみでした。

雨が降る中、遠方に輸送艦「しもきた」が辛うじて視認できた

悪天候の場合は訓練中止とありましたが、事前に輸送艦「しもきた」が駿河湾に向かっているのは確認していました。幸い風は強くないので、訓練はあるだろうと予想。

そして、陸上自衛隊の方々が浜辺の清掃とテント設営、訓練境界線の旗を設置し始め、ついにLCACが姿を表しました。

訓練は基本的に、浜辺への上陸と離脱を繰り返す感じですね。近くで見るとなかなかダイナミックです。
車両などの搭載はありませんでした。
そしてものすごい海水を浴びるわけで、訓練後の真水による洗浄が欠かせないそうです。推進用プロペラにはサビが見られるのも、そらアレだけ海水を浴びればそうだよなぁと。

浜辺に降りてみました。浜辺には訓練境界線の旗と監視する自衛官が立っており、旗が立っている範囲の外側から見学してくださいとのことでした。

浜辺からのアングルは非常にダイナミックです。それにしても台風が来た後だからか、浜辺にはかなりの量の流木やゴミがありました。
それでも揚陸に支障がないのが、エア・クッション型揚陸艇の凄さですね。

お昼休憩。このあたりの情報は、無線で確認できました。もちろん周波数はここでは明かせませんが、icom IC-R15のサーチが速いため、訓練で使う周波数がわかり、とても助かりますね。

無線を聞いていると、船というより航空機そのものですね。エアクッションの空気を抜いて着底することを「タッチダウン」と読んでいました。飛行機みたいですね。

午後は雨も止み、一瞬ですが雲が薄くなって太陽光が当たる場面も。濡れた船体と水しぶきが輝いていました。

同じ場所からの撮影ではつまらないので、撮影場所を移動しました。

この日は曇りだったのであまり関係ない感じでしたが、何度も撮影に来ている方の話を聞くと、午後は陽の向きが変わるので、このアングルからのほうが逆光にならずに良いですよ、とのアドバイスでした。
また他の方いわく、海上自衛隊のLCACのランディングはかなりソフト(遅い)、たまに来る米海軍はものすごい勢いで上がってくるよ、とのことでした。米海軍が来た際にも見てみたいですね。

此方には飛んでこなかったけど、輸送艦「しもきた」に陸自のCH-47JAヘリが着艦訓練を行っていたようですね。

最後に真正面に移動。これが潮かぶりポイントでして、カメラも自分も潮の飛沫にまみれました(笑)

オレンジの服の方が誘導を行っています。これもまるで航空機のようですね。

というわけで、初めて間近でLCACの訓練を見れて満足。行ってよかった! 次は米海軍の訓練も見てみたいですね。


あると便利なレシーバー、サーチが早くてオススメです。まだ入手困難なのかな? 航空機だけでなく、ミリタリ系の受信全般にどうぞ

沼津海浜訓練場でLCACの上陸訓練を見てきた

写真編集が全く出来ていないので、今回は2枚のみですが、沼津海浜訓練場で海上自衛隊のLCAC(エアクッション揚陸艇)の上陸訓練を見てきました。

訓練場の場所や訓練日は公開されています。あえてここには書きませんが、訓練日は事前に公式発表されるので、お調べください。

年に数回程度の訓練ですが、今回はちょうど台風1号が接近していたため天候は雨。うちからは近くはないだけに、何度も行くか辞めようか迷ったけど、午後に雨が止む予報となったため、それを信じて賭けに出ました。

早朝は雨。海を眺めていたら、何度か来ている方がいらっしゃいまして、上陸地点や進入禁止区域などを教えていただきました。ありがとうございます。
LCAC上陸前には自衛隊の方々が浜辺の清掃や入場禁止禁止区域の旗を立てていました。

早朝、上陸手前でエアクッションを停止。この状態でも浮かぶのね(当たり前か…

初めて知ったけど、エアクッション部のエアを送らずしぼんだ状態でも海上に浮くんですね。って当たり前か、エンジン止まって沈んだら危ないもんね。

そしてこのあと何度も上陸訓練を繰り返しましたが(その写真は後日)、一瞬晴れ間が出たタイミングで写真が撮れました!

13時、この瞬間だけ晴れ間が出ました!

曇天でも割と映えるLCACでしたが、やっぱり晴れた時の写真は素直に良いですね。

ということで、その他の写真は後日公開します。

護衛艦「ひゅうが」就役 2009年3月18日の記録

独身で仕事が平日休みだった時代、あちこち撮影に出かけていましたが、こうして護衛艦「ひゅうが」(DDH-181)の就役も見てきました。これももう15年も前なんですね。

護衛艦「ひゅうが」は、初代ヘリコプター護衛艦「はるな」の代艦として建造された、護衛艦としては初めて全通飛行甲板を備えた、いわゆる空母型船体の護衛艦です。

この日、「ひゅうが」を建造したIHIマリンユナイテッド横浜工場がよく見える、磯子の海釣り出来る場所に行きまして。視程が悪く、写真の画質はいまいちなのが残念でした。奥では試験艦「あすか」が整備中で、塗装し直してまだ艦番号が入っていない状態。この時代は12式短魚雷の試験を行っていたようです。

中では就役式典が終わり、艦艇はメーカーから海上自衛隊に引き渡され、いよいよ出港です。

これまでの戦闘艦に大型ヘリ格納庫を配したスタイルと違い、純然たる空母船型であるヘリコプター護衛艦「ひゅうが」の就役は、海上自衛隊の新たなステージとなりました。
ただ、ヘリ空母に近いスタイルながら、発展型シースパロー短SAM(ESSM)とアスロック対潜ミサイル(VLA)の運用能力を持ち、見えませんが艦底には長大なシリンドリカル・アレイ(CA)・ソナーを搭載しています。
ただこうした事実上ヘリ空母で、艦艇自身があえて対潜攻撃を行うのかはやや疑問も残ります。それもあってか、後発のヘリコプター護衛艦「いずも」型は兵装は防御用の必要最低に抑えられました。
「いずも」型は大型故に実質的に空母化され、改修によりF-35B STOVL機の運用能力を付与されつつありますが、それより全長が短い「ひゅうが」ではF-35Bを運用することは難しいため、今後の展開としてはUAVを運用することでしょうね。ちなみにV-22オスプレイは搭載実績があります。

既に就役から15年経過しました。少なくとも40年は運用されるはずで、そろそろ搭載する電子装備品の改修なんかも入るのではないかな?

さて話を戻すと、就役した「ひゅうが」は第1護衛隊群第1護衛隊のある横須賀基地に配備されたため、撮影地を横須賀に移動し、入校直後を撮影しました。

海上自衛隊横須賀基地に接岸

今はより大きな「いずも」が配備され、横須賀市民の目も慣れましたが、この日は初めて目にした周辺の反応は「自衛隊も空母を持ったのね」「大きいね」といった感じでしたね。
まさに「ひゅうが」は海上自衛隊の新たなステージとなったわけです。
あれから15年、国際情勢は何だか冷戦期に戻りつつあります。自衛隊もまさにこの10年は正念場と言っていいでしょうね。

そして横須賀の米海軍側のバースに停泊中の潜水艦群、15年前はまだ「はるしお」型潜水艦が現役でした。

この撮影直後に1番艦の「はるしお」が退役となり、2017年までに「はるしお」型潜水艦はすべて退役しています。同型艦7隻が建造されたうちの3隻が並んでいるのはなかなか珍しいですね。垂直に立ったセイル、最後の涙滴型となった艦型が今となっては懐かしいです。

以上、2009年の横浜横須賀の情景でした。

YOKOSUKA軍港めぐりの船からモロシーニや日米艦艇を眺めた

だいぶ引っ張りましたが、せっかく横須賀に行ったので、イタリア哨戒艦「フランチェスコ・モロシーニ」見学の後は、YOKOSUKA軍港めぐりの船に乗ることにしました。

日伊比較できる並べ方、良いですね。
イタリアと日本の最新鋭艦艇の思想の違いが見て取れます。両艦ともともステルス対策をかなり意識していますが、モロシーニは横から見ると、案外クレーンの部分などステルス対策が今一歩の部分もあります。ロープなど、日本のもがみ型護衛艦はすべて艦内に収められて極力出っ張りはないようにしていますが、モロシーニはそこまで対策されていないですね。
もっとも、お互い運用の仕方が異なるため、哨戒任務が主としている両者に違いが合って当然で、どちらが優れているかではないんですよね。

続いて海上自衛隊のバース。新旧護衛艦や補給艦などが並び、横須賀は呉と並ぶ軍港であることが見て取れます。

アメリカ海軍側は、空母が不在で、イージス艦も整備中、やや寂しい印象。

遠方には、アメリカ海軍のボブ・ホープ級車両貨物輸送艦「フィッシャー(T-AKR-301)」が。

軍港めぐりの案内人によれば、この種の船は珍しく、なかなか見る機会はないとのこと。常駐する母港もないそうです。

ぐるっと周遊してきました。今回は、モロシーニとフィッシャーが目玉でしたね。

だんだん暑くなって、湿度も高くて霞んでしまうのも難点ですが、珍しい船を見たいなら、YOKOSUKA軍港めぐりの船に乗るのが楽しいですよ。

横須賀にイタリアを感じに行ってきた

横須賀に、イタリアの最新鋭艦、パオロ・タオン・ディ・レヴェル級哨戒艦「フランチェスコ・モロシーニ Francesco Morosini」(P-431)が寄港したので、めったに見られないイタリアの艦艇を拝みに行ってきました。
2022年10月に就役したばかりの最新鋭艦です。

モロシーニは、このクラスの艦艇の哨戒型で、この後建造される同型は、対空ミサイルが搭載され戦闘機能が強化されるようですが、モロシーニは哨戒艦として、武装は5インチ/3インチ砲と対艦ミサイルのみとなっています。

朝、横須賀に到着しました。特徴的な艦橋が目に付きますね。すぐ後ろには、これまた海上自衛隊の最新鋭もがみ型護衛艦「くまの」(FFM-2)が。こちらも2022年4月に就役したばかりの新鋭艦で、同じ時期に就役した両者の違いが見て取れます。
もがみ型も、護衛艦としては、従来と大きく異なりよりステルス対策に踏み込んでいて、掃海艦機能を付与するなど、これまでやや保守的だった護衛艦からは一線を画しています。

せっかくなので、モロシーニを見つつ、ヴェルニー公園から艦艇を散策。

朝のヴェルニー公園はのんびりしていていいですね。
そしてやはり哨戒艦モロシーニの外観、ステルス対策による平面を複雑な構成で成り立たせていて先進的ですフェーズドアレイレーダーが取り付けられた部分に、不自然にくうかんがあいているのは。恐らくこの次の重武装型で対空ミサイルが搭載されるため、その誘導用レーダーが追加装備されるスペースなのでしょうね。

海上自衛隊も、艦艇不足により、武装を大幅に簡略化した哨戒艦を建造予定ですが、同じ型の船で武装違い、という伊のやり方は合理的にも感じます。
そういえばもがみ型護衛艦も、当初予定の建造数22隻から減らして12隻となり、次の型に移行するようなので、もしかしたら哨戒艦と同じ型にして武装の違いで任務を分ける…なんてことも考えているかもしれませんね。

もちろん、これだけのために来たわけではありません。ということで、実際に哨戒艦「フランチェスコ・モロシーニ」の内部を見学する機会を得ましたので、行ってきました。
続きはまた。写真も動画も編集全然進んでないけど…。

よこすかYYのりものフェスタ2023に行ってきた【スチル編】

よこすかYYのりものフェスタは初めてだったりしますが、着いたのが13時半過ぎ。そこから昼ごはんを食べての会場入りだったので、見学は海上自衛隊横須賀基地の護衛艦ひゅうがに的を絞りました。

会場の奥の艦艇のほうが空いているらしいというのと、一緒の息子は物心がついてから初めて乗るヘリコプター護衛艦、エレベーターに乗せとけば楽しめるしね。

お隣の護衛艦やまぎりも見たかったけど、時間の関係で断念。こちらも艦齢がかなり古いので、見られるうちに見ておきたいという気持ちです。
ということで、護衛艦ひゅうがに乗艦しました。

案の定(笑)息子はエレベーターが気に入ったみたいです。
ということで、エレベーターで甲板へ。

「ひゅうが」型護衛艦は、サイズの成約でF-35B搭載はしないので、ファランクスCIWSも甲板に設置されています。光学照準器のコーティング、結構剥げていますね。
機関砲部分は住友重工がライセンス生産しているようです。

ひゅうが甲板は高い場所にあるので、周りがよく見えてよかったです。
一番のトピックは、昨日の記事にある、潜水艦入港と哨戒ヘリの飛行がセットで見られたことですね。
激混みということもなく、前世紀のこの手のイベントってこのくらいの込み具合だったよなぁ…という感じでした。見学時間ギリギリだったのが返って良かったです。

ひゅうがの甲板から見えたこの潜水艦、一見「そうりゅう」型と区別がつきにくいですが、船体の切り欠きの形状から、最新の「たいげい」型のようです。
そして、たいげい型はまだ2番艦までしか就役していないのと、2番艦は呉に配置されていることから、この写真の潜水艦は、ネームシップの「たいげい」(SS-513)であると推察されます。

たいげい型潜水艦「たいげい」(SS-513)

下艦して、その他の艦艇も外から観察。

特に潜水艦をこんなに間近で見られる機会はあまりないので、じっくり見てきました。
吸音タイルがかなり多くの面に貼られています。アメリカやイギリスの潜水艦の吸音タイルは、水圧による船体伸縮の影響なのか、結構剥がれている写真を見たことがありますが、海上自衛隊の潜水艦の吸音タイルは、剥がれているのを見たことがないです。剥がれないような付け方をしているのでしょうね。
そして、海上自衛隊の潜水艦は、就役直後や練習艦となったもの以外の現役艦艇は、艦番号や艦名を表記せず、どの艦艇がどこで作戦行動を行っているかがわからないようになっていますが、展示の潜水艦は艦名「せいりゅう」と銘板が掲げられていました。
そうりゅう型潜水艦の9番艦で、まだ新しい潜水艦ですね。

横須賀基地を出て、ベルニー公園で息子とベンチでおやつを食べつつ、艦艇を眺めて帰路につきました。

このくらいのんびり見られるなら、また来年も行こうかな?

よこすかYYのりものフェスタ2023に行ってきた【動画編】

子どもたちの週末が、テストで忙しくなってきて、なかなか家族で遊びに行ける機械が少なくなってきましたが、なんとか時間を作って、今回も息子と2人で横須賀に行ってきました。
予想通り渋滞はしていたけど、なんとか護衛艦の見学のラストに間に合いました。というか、ラストに護衛艦ひゅうがに乗れたのは運が良かったです。
今回は、スチルより先に、動画を編集してみました。
動画は護衛艦ひゅうがの甲板上から撮影。

Nikon Z 8の動画も、Z 9譲りで非常にきれいです。動画からのスチル切り出しでこのクオリティです。もちろん動画ならではの欠点は無きにしもあらず(露出など)ですが。
4Kなので800万画素ですが、むしろスチル化してブログに掲載する際にはフルHDに落としているという矛盾(笑
今や動画のほうがクオリティが高いというのもおかしな話ですが、Webで未だ主流のJPGが前世紀からのものなので、仕方ない部分はありますね。

実は展示されていた哨戒ヘリSH-60Kが15時半に離陸するのは事前に公表されていたので、ちょうどその時間前に護衛艦ひゅうがに乗れたら、甲板上から見ることが出来るだろうとは踏んでいたけど、まさかそのタイミングに合わせて、そうりゅう型潜水艦が入港してくるとは思いもよらず、ラッキーでした。
なかなか航行中の潜水艦を、高い視点から、しかも艦尾のX舵の動きも見ることは出来ないので、貴重な体験でした。

動画、手ぶれ補正の設定が課題だな…

城ヶ島からの風景

国際観艦式撮影で行ってきた城ヶ島のこぼれ写真です。

個人的に、結構このスポットから撮影は悪くなかったです。もちろん、視程は厳しく、艦艇をくっきり撮ることは出来なかったし、航空機もそれほどこの周辺は飛ばなかったので、その点は残念だったけど、単純に写真を撮るスポットとしてよかったのと、逆光でシルエットになる艦艇、という絵も悪くないなと思いました。
岩場なので、重い機材を持って移動は骨が折れるけど、三脚を据えても迷惑がかからない広い場所で、ゆっくり撮れるのは良かったですね。

こうしてみると、左下の護衛艦「もがみ」型はやはり独特のシルエットで、新世代の艦艇だなと言う印象です。

写真データに埋め込まれたGPSデータの確認

ところで、もう10年ほど前から、カメラで撮影した画像にGPSデータを埋め込んでいます。
かつてNikonのNX Studioやその前進のViewNX-iなどには、埋めこんだGPSのマップを表示できる機能がありましたが、Google MapsのAPIの仕様の問題? 契約の問題なのか、現在この機能が削除されてしまいました。
そこで最近使っているのがこのソフトです。

画像位置情報取得ツール https://www.osadasoft.com/software/getgpsinfo/

画像位置情報取得ツールを使っています。ただこのソフト、1つのフォルダにある複数の画像の位置をすべて表示する機能はないようです。1つのファイルを選択して表示、という感じです。
また、Googleマップも表示はできますが、APIの契約の関係か、”For developmnent purposes only”と表示されてしまいます。Nikonもこれがあって表示機能をやめたのでしょうね。

かつてのViewNX-iで表示した2015年の観艦式で撮影した画像のGPSポイント、乗艦した護衛艦「きりしま」の航跡がわかります

↑Googleマップでなくて良いので、こうした機能はNX Studioに復活してほしいですね。

令和4年度国際観艦式を見てきた(遠くから)

令和4年度(2022年度)の観艦式は、一般募集はなく、代わりに観艦式初のYoutube配信となりました。
最後に行われた観艦式は2015年で、運良くイージス護衛艦「きりしま」に乗艦できました。
2019年の観艦式は抽選から漏れてしまいましたが、台風の影響により中止となったため、観艦式としては7年ぶり、国際観艦式としては日本は20年ぶりの実施となりました。

さてどこから何を見ようか? 結構迷いました。
当初の案は、百里基地から観艦式へ向かうF-35Aを撮影後、千葉へ移動して観艦式帰りの艦艇を撮影する、というものでした。
これは安牌ですが、千葉への移動が距離が長く時間がかかるのと、今回の観艦式は一般客を乗せないために、従来までとの変化もあるだろうと思いました。スケジュール的に。ちょっと読めない。
結局、観艦式が行われる相模湾を拝める場所に行くことにしました。

8時、周辺は釣り客で賑わっていますが、同業者はまだ来ていない? ここから撮るのは初めてです。ここまで来るのに、ゴツゴツした岩場を、600mmと200-500mmに24-200mmレンズ、カメラボディ2台に三脚、かなりの重量の荷物を持って上がるのは結構きつかった…。
まあ、距離的にもあまり良い絵が撮れるとは期待していませんが、近場で見られるのは良いな。
無線は、観艦式用にプリセットをカスタマイズしていきましたが、これがビンゴ! よく入りました。

相模湾で準備に入る艦艇。先日木更津で見学してきた護衛艦「もがみ」型は、遠方でもそのシルエットが分かりやすいですね。
かなり遠方、かつ600mmの望遠レンズだと、視程はこんな感じ。なので雰囲気を楽しみましょう。

米軍のヘリやP-1哨戒機、鳶を撮りつつ、観閲艦となる、護衛艦「ひゅうが」と「いずも」が現れました。

動画も少し。この時、Z 24-200mmも使いたく、それが使えるボディはZ 9のみなので、AF-S 600mm f/4GにはD850を取り付けていました。なので動画もD850で撮りました。

4Kですが、元々視程が良くないので、あまり意味は無いか…。

この後観閲艦が受閲艦隊の列へ向かい、Youtubeの配信と無線を聞きつつ撮影はしましたが、何せ遠方過ぎる故に、目視では状況がよくわからないですが、そこはYoutubeの配信と無線で楽しみました。

国際観艦式の配信はアーカイブでも見られます

観閲艦内の放送も、無線でそのまま流していましたね。
航空機も小さく…小さすぎやね(苦笑 まあ見えたことは見えた。F-35Aらしき機体や、受閲を終えて帰投するV-22オスプレイも。
陸自の飛んでいるオスプレイは初めて見ました。しかもJG-1701は初号機ですね。
AH-64Dアパッチ・ロングボウも久しぶりに見ることが出来ました。陸自はE型にはアップグレードしないのかな?

受閲を終えた艦艇が横須賀に戻っていきます。

受閲を終え横須賀に向かうインド海軍フリゲート「シヴァリク」(F47)

インド海軍の艦艇、フリゲート「シヴァリク」、インドは武器システムをロシアからも西側からも導入して、政治的にはうまいことやっている(でもインテグレーション的に問題もありそう)感じですね。この艦も、ロシア系のレーダーや対空ミサイルを搭載する一方、イスラエル製のレーダーだったり、主砲がOTO76mm砲と言った具合に、西側の装備もあったりします。政治的に複雑な事情があるんでしょうね。就役が計画通りに進まないのはインドの常識です。

ブルーインパルスの展示

お待ちかねのブルーインパルスの登場! こちらも無線でバッチリ状況は聞けましたが…、やっぱり遠すぎた。観閲艦は、どんどんこちらから離れていくため、ブルーインパルスの距離も必然的にここからは遠くなります。
こちらも記録的写真にしかなりませんでした。

いやぁ遠い! おまけにお昼になり気温が上がったので、海上の水蒸気も増えたのでしょうね。視程も悪化しました。
受閲艦に向けての展示なので仕方ないですね。

恒例!?呼ばれていない米空母が見切れる件

以前も、呼ばれていない米空母が見切れる事案がありましたが、今回もでした。ロナルド・レーガンが現れた!

逆光ですが、護衛艦「いずも」と意図せず並走(望遠レンズの圧縮効果で近いように見えますが、実際は両艦の距離は離れています)しているように見えました。

さて帰るとしましょう。
周辺の記念撮影。岩がすごいですね。長年の波の力でこうなったんでしょうね。

最後に横須賀で艦艇の入校を見ようと思ったけど…疲れた。時間もアレだし、帰ろうか~ってなりました。

インド海軍フリゲート「シヴァリク」(F47)とオーストラリア海軍補給艦「ストルワート」

最後に横須賀港を眺めて、この1枚を撮って本人も帰投しました。

次回は3年後ですが、そのときはまた一般客が乗れるようになっているといいですね。何しろ、動く艦艇に乗れて、しかも皮下の艦艇もたくさん見られるチャンスは観艦式だけですからね。