「フィルム」カテゴリーアーカイブ

10年前のあしかがフラワーパークから

ちょうど今から10年前、寒い中、あしかがフラワーパークに行ってきました。
光の花の庭と題して、LEDで藤の花を再現していました。藤の花と言えば、今は人気漫画「鬼滅の刃」でも、鬼が近寄らない花とされていましたね。

あしかがフラワーパーク2011

まだ結婚して1年経っていない頃、妻と行ってきましたが、いや寒かったですね。
そんな中、三脚を据えて、中判フィルムカメラのBRONICA S2で撮影しました。この当時はまだ広角の50mmは持っていなくて、75mmので撮影。画角に苦労した記憶があります。今なら、50mmで撮りたいですね。

今シーズンも、あしかがフラワーパークでは光の花の庭の展示を行っていますが、この緊急事態宣言下で遠出も控えている時期ですから、残念ながら今年も見られそうにないですね。
というか、妻が寒がりすぎてついて来ないかも?

【福島】高小沼グリーンランド 2006年6月撮影 フィルム編

高子沼グリーンランドの廃墟、フィルム編です。

昨日、フィルムスキャンしなければ…なんて書いていましたが、スキャンしたデータ見つかりました。というかHPに掲載済みでした。忘れてた…。逆に、デジタルで撮ったほうが初掲載だったようです。

が、せっかくなので、解像度をアップしたフィルム写真を再掲載ということで、お茶を濁します。
やっぱりこの当時は、フィルムのほうがデジタルより圧倒的に画質が良かった、ということですね。

撮影当時のカメラはNikon F90Xs、カラーの方はFujichrome Velvia 100 (RVP)、モノクロはILFORD PAN F PLUS50での撮影でした。

【埼玉】2020年の日窒鉱山から(モノクロ編)

8月に撮影した日窒鉱山の廃墟ですが、デジタルと同時に、BRONICA S2を使用したフィルム撮影も行っていました。
現像とスキャンが完了したので、掲載いたします。

広角のNikkor-50mm F2.8だけで撮ったので、もう少し引き目の写真に仕上げるつもりでしたが、少し中途半端になってしまいましたね。

撮影場所は傾斜地が多く、またあまり引いて撮影できない状況、三脚の設置が難しい状況で、思うように撮影できなかったかな。

とまあ少し言い訳しましたが、中判フィルムの立体感は良いですね。
加えて、フィルムはこれが手持ち在庫最後の旧ACROS(現在ACROS IIに移行)でしたが、このフィルムの諧調性の豊かさと粒状感のなさは中々ですね。

ACROS IIも手に入れているので、そのうちリベンジ撮影したいですね。

月光仮面?PROVIAでスナップ

先月、子供たちと光が丘公園に行った時の写真をば。

この日は、レンズ2本ともAFレンズ(AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDAI AF Fisheye-Nikkor 16mm)だったので、ボディもF100をチョイス。フィルムは表題の通り、Fujichrome PROVIA 100Fです。

この組合せは、現代でも色彩表現抜群です。

Nikon F100 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED (RDPIII)

Twitterでこの写真をアップしたら、月光仮面みたいと言われましたが、確かにこのサングラスに白いマスク、月光仮面よね(笑
ほんの少しだけ絞ったf2.5で撮っています。

Nikon F100 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED (RDPIII)

絞り開放でのショット。
このレンズの光学設計担当者の某氏も、絞り開放を多分に意識して設計したようですが、開放のしっとりした描写が魅力。
とにかく、ピント面とデフォーカスしていく部分のつながりのなだらかさが良いですね。
開放でf1.8の準広角レンズなので、大きくはボケませんが、その分自然体なボケが持ち味です。
このレンズは手持ちのレンズで唯一、発売日に予約して買ったレンズで、お気に入りの1本です。フィルムでもその良さを十分発揮できます。

レンズをAI AF Fisheye Nikkor 16mm f/2.8Dに交換。こちらはf9~11に絞っています。
1枚目はカメラの角度を水平に近くして撮っているため、魚眼らしい歪みが目立たず、広角レンズで撮ったかのようなです。魚眼レンズ、絵に個性が出がちですが、撮り方次第では、それを目立たなくすることも出来ます。

2枚目は、ついつい入れてみたくなる太陽光(ミラーレス機ではセンサ焼けに注意が必要なシチュエーション)ですが、特筆すべきはそのヌケの良さで、フレアやゴーストの発生はほとんどなく、コントラストや色乗りも十分です。
MTF曲線を見ると、最新のAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDほど良くはないのですが、それでも十分解像力とコントラストもあります。ちなみにAF-S Fisheye 8-15mmは電磁絞りとなりため、事実上フィルムカメラでは使用できません(絞り開放だけなら使えますが)。

やはりどちらも絞って撮りましたが、2枚目のような写真は、開放で撮っても良かったな。このレンズ唯一の欠点は、最短撮影距離0.25m、最大撮影倍率0.09倍で、魚眼レンズとしては寄れないことでしょうか。最新の8-15mmは最短撮影距離0.16mで、最大撮影倍率0.34倍と、かなり寄れるレンズとなっています。

というわけで、お気に入りのAFレンズ2本での撮影は楽しかったです。
フィルムの場合、じっくり撮れる撮影ではMFカメラでも良いですが、ピーカンでも絞り開放から使える高速シャッターを持ち、スパッとピントが合うAFカメラも魅力です。F100は本当によく出来た、最後のAF中級フィルムカメラです。なのに、中古では今かなり安く買えます。ぜひ手にして欲しいカメラです。


Fisheye-Nikkor 16mmは在庫限りです。お早めに…

マップカメラも新品在庫まだあります。まあ、中古もそこそこ豊富ではありますが、付属の専用差し込みフィルタが揃っている中古はまずないので。

フィルムで撮りたいけど現像が…

その昔は、モノクロフィルムは自家現像もしていたのですが、自家現像するなら、ある程度撮影本数がないと、現像液の維持とか色々大変で、やらなくなってしまいました。

ということで、今はすべて現像はお店に出していますが、COVID-19による緊急事態宣言下の現在、生活に直ちに必要ではないDPE店、近所にある唯一の店もただ今閉店中です。よって、フィルムで撮っても、現像に出せないという…。

こういうときってデジタルは便利だなぁと思いますが、たまにはフィルムで楽しみたいしね。ということで過去写真。

去年の12月に、最後のNEOPAN ACROS(現在はACROS IIが販売中)で撮影

AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D (絞り開放 DCリング目一杯R側にセット)

DC-Nikkorをフィルムで撮りたくて、この日持っていきました。こちらは、収差コントロールのDCリングを目一杯R側にセットして撮影。収差が全体に発生して、ソフトフォーカスのような効果が出ていますが、ちゃんとピントに芯は出ていて、その周辺に収差がまとわりつくことで、ふわっとした描写が得られます。
これはちょっとやりすぎな感もあるけど(笑


AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED 絞りf8

こちらは一番新しいAF-S 35mm f/1.8G ED。このときのカメラはF100なので、問題なく使用可能です。
遠景なので、普通にf8に絞りました。あ、このレンズの設計者は、絞りは飾りです、的な発言を…。いやまあこの絵で開放で撮るのも何だかね。
さすが、設計の新しい現代のレンズ、しかもf8まで絞っているので、モノクロフィルムでもいい絵が撮れています。解像力も高いしコントラストもしっかり出ています。


AI Nikkor 50mm f/1.2S 絞りf1.2

走ってきた息子を撮ったら、ダメですね、MFレンズなのでとっさにピントを合わせられず、背景にピントが行ってしまいました…。
このレンズも、絞り開放では、設計の古いレンズらしく、収差によりふわっとした描写になります。が、このレンズのすごいところは、収差は出ていても、ちゃんと解像力はあるところですね。繊細な描写です。
同じ50mmでも、Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2は開放では解像力も低くて、ピントの山が見えないのですが、このレンズはピントの山もきちんと見えます。なので、撮りやすいですね。絞ればカリッと解像力が高くなります。標準レンズのお手本ですね。


3本のレンズはいずれも現行品のAI 50mm f/1.2S, AI AF DC 135mm f/2D, AF-S 35mm f/1.8G ED

この3本で撮りました。すべて現行品、新品で買えます。どのレンズもおすすめです。
早くまたフィルムで撮れる時期が来るといいですね。