今回は試合回数が多かったので、カメラ側もいろいろ試してまして。 普段はNikon Z 9の3Dトラッキングで撮影しています。ただZ 9の場合、人物が入り乱れると、ロックオンしていた被写体以外に持っていかれることも多々あるので、横切りへの応答は「鈍感」に設定していたのですが、よくよく説明書を見ると、3Dトラッキングの場合は、この設定は無効で、”常に「3」を選んだときと同じ動作になります。”とありました。
撮りたい被写体と別の人物が手前に被った場合は、自分は親指AF-ONボタンを使っているので、一度AFボタンを離して被写体が再び見えるようになったらAF-ONボタンを押す、という作業が有効だったりしますが、この横切りへの応答機能が3Dトラッキングでも有効になってほしいですね。 CanonがEOS R5IIや今後登場するであろうEOS R1で、特定人物の被写体検出のロックオンがかなり活用できそうな感じなので、Nikonももう少し食いつきは良くしてほしいなと思います。 Z 9では画像処理エンジンのEXPEED 7が従来のEXPEED 6に対して約10倍の処理能力を持つことから、AF専用エンジンを持たず、AFも含めてすべてをEXPEED 7で処理しています。が、次世代のZ 9IIでは、AF処理エンジンは画像処理エンジンと分離して更に検出とロックオン能力を高めてほしいですね。
いや~待ちました。今レンズは純正以外にあまり興味はない(ZマウントはAFのサードレンズが少ないというのもあるけど)のですが、このレンズだけは指名買いしたいサード製のレンズです。 SONY EマウントとZマウントが同時発売というのも嬉しいですね。Zマウント版ですが、予約価格は10万円強といったところです。
甲乙つけがたい2本です。タムキューのほうが2.5万円ほど安価ですが、NIKKORも中古良品だと価格的に差がなくなります。 中望遠マクロですが、焦点距離が違います。NIKKOR Z MC 105mmに対し、Tamronは90mmです。この差は割とあります。 最短撮影距離はNIKKORが0.29mに対し、Tamronは0.23mと、6cmの差があります。もちろんどちらも等倍なので、写せる大きさは同じですが、最短撮影距離は被写体までの距離、すなわちワーキングディスタンスに関わります。なるべく距離を離したいならNIKKORですし、そこまで求めないならTamronです。
なので、自分は撮影現場でササッとプレビューしながら、採用写真にレーディングをつけています。 Nikon Z 9やZ 8ではカスタムメニューのf31「1コマ再生時のフリック操作」で「上にフリック」すると「レーディングの★4」が付くように設定しています。逆に「下にフリック」では「ゴミ箱レーディング」にしています。
標準ズームレンズが異常なほどにラインナップされているNIKKOR Zですが、TamronのOEMと言われているNIKKOR Z 28-75mm f/2.8、S-Lineではないですが、評判は悪くないですね。 展示機のNikon Z 8に取り付けてみましたが、軽い! f/2.8ズームとは思えない565gの軽量さは、Fマウントの同クラスの半分近くです。
超広角カメラは1300万画素、この画素数は画素混合などのリサイズをせず、ほぼそのまま出力(電子手ブレ補正分の領域は多少考慮しているのかな?)しているっぽいですね。 超広角は文字通り超広角過ぎて、手持ちの一眼カメラの広角ズーム(NIKKOR Z 14-30mm f/4S)よりさらに広角なので、使い道があまりなかったり。超広角ほど撮影は難しいのです。2枚しか撮っていない(笑
今回もNikon Z 9で、フォーカスは3Dトラッキングを使用。3Dトラッキングは、割と重なり合う被写体が交差すると、ターゲット以外にフォーカスポイントを持っていかれがちですが、今回は順光で撮れたからか、フォーカスポイントは割りとよく食いついていたかな。持っていかれそうなところはあらかじめ親指AFで回避。 だんだんダッカーの撮り方に慣れつつはありますが、学年が上がればもっと動きが激しいので、能力的にイタチごっこになりそうな(笑
上の3枚の写真はPanasonic LUMIX GX7 MarkIIIで、下の3枚はNikon Z 9だけど、色の出方が違いすぎますね。芝生の緑の出方が。もちろん撮影時間が異なるので、太陽の当たり方も違うのもありますが、GX7MK3は少し緑が出にくい、逆にZ 9は緑が出すぎている感じはありますね。彩度は落としていますが、同じLightroomでRAW現像しても、これだけ色の出方は違うわけです。 本当は同じ色が出せるNikon Z 8を持っていきたいけど、サッカーの撮影は焦点距離標準域はほぼスナップ程度にしか撮らないからなぁ。