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B’zのHighway Xの特典カセットを聴いて、カセットテープの技術の衰退を感じた

音楽を聞き始めたきっかけはB’zでした。
久しぶりに買ったB’zのアルバム、Highway Xには初回限定生産の特典として、カセットテープがついてくるので、予約注文して、CDはもう聴いているのですが、カセットはちょっと遅れて先日やっと封を開けてみました。

初回特典のカセットテープ付き

自分の子供達を含めて、もはやカセットテープを見たことのない若い世代が増えてきましたが、最近若者の間でにわかにブームになっているとか。
レコードといい、フィルムカメラといい、実体のないデジタルに慣れてしまった世代には、物理的な媒体は新鮮なわけですね。
アメリカではい今やCDよりレコードの生産量のほうが多いとか。
配信サブスクで、ハイレゾ音源を聞ける時代になりましたが、まだ配信されていない楽曲が世にあるので、CDも立派なメディアなんですけどね。

ただ、個人的にはカセットテープの音源、いわゆるミュージックテープを買うのは初めてです。
自分が子供の頃、語学学習用などはカセットテープでしたが、既にCDの時代になっていて、ミュージックテープは、一部の演歌など、CDプレーヤーを持っていない、ラジカセでかけられる用途として高齢者向けくらいにしか販売されていませんでした。

今こういうミュージックテープを生産する会社は殆どないので、作成用のカセットデッキも同メンテしているのか気になるところです。既に大手音響メーカーでカセットデッキを作らなくなって久しいですが、最近またラジカセなんかで少数生産されていたりします。磁気ヘッドとか、もう国産ではないのかな?

では再生してみます。

前回のブログでカセットデッキを紹介したのは、これを再生するため。久しぶりの再生で、いきなりテープ食われちゃったら嫌だったので、まずは手持ちのテープで動くのを確かめてからの再生。

音質、悪っ!

再生してびっくりです。音質が悪いのです。HiFiという言葉からは程遠い印象。わざとこういう音なのか、これがテープ自体の実力なのか?
手持ちのテープは、録音当時とほとんど変わらない良い音質で再生されたのに対して(メタルテープなので当然音質も良いのですが)、ノーマルテープのミュージックテープとは言え、業務用デッキで録音したはずでデッキの品質もそれなりに良いはずなのですが、まるで語学学習用テープ並みに音がこもっています。

再生したPIONEERのT-03SRは、高音域が減衰したテープの音を補正する、FLEX SYSTEMがあるため、これをONにしてみたものの、もともとの音質が悪いため、あまり変化なし。
自分が80年代から90年代に録音したカセットテープ、ノーマルポジションテープでも、ここまで音質の悪いテープは存在しませんでした。
当時はTDKのカセットを好んで使っていましたが、比較的廉価なTDKのAD(音楽用ノーマルポジションでは下のグレードでした)でも、ここまで悪くはなかったですね。
TDKでは、ADのさらに下のグレードとして、音楽用途向けではない記録用のノーマルポジションテープとして、AEというグレードが存在しましたが、多分そういったグレードのテープよりも音質が悪いのではないかと思います。

今国内で流通しているカセットテープは、国内ブランドではmaxellブランドのテープが唯一のようです。最も製造国は韓国・インドネシアみたいですが。

TDKもSONYもAXIA(富士フィルム)も太陽誘電も、カセットテープの生産は辞めて久しく、磁気テープそのものは業務用のストレージバックアップ用途として富士フィルムなどが製造していますが、音楽用途については既に技術的に衰退していますね。

B’zの楽曲としては、そこまでもB’zっぽいくて大好きなのですが、まるでオーディオに興味のない友達が安物ラジカセで適当に録音したテープを聞かされているような音質(例えが分かりづらいw)なのが残念でした。

カセットテープは本来こんな音質ではない

今若い人にフィルムカメラ、レコード、カセットテープが注目されていますが、これらが全盛期だった時代の品質よりだいぶ劣るものが現在流通しています。

フィルムは、なんだかレトロな絵を得られると人気のようですし、意図的にカラーバランスを崩したフィルムも出ている始末ですが、本来は今のデジタル写真と同様、現実に忠実に、きれいに撮れるように進歩してきた歴史があります。本来カラーフィルムなら、正確な色調が求められるはずが、今やちょっと変わった色調のためにフィルムが映(ばえ)アイテムとして用いられているケースもあります。

カセットテープも、こもった音がレトロな感じを出しているのかもしれませんが、本来はレコードやCDを録音しても、それに近い音質が得られるよう技術者が苦心してきた歴史があります。カセットテープの音質のピークは90年代でしょう。ハイポジションやメタルポジションのテープも大量生産で安価になり、レンタルCDショップの登場と共に、80~90年代の音楽再生を支えてきたメディアです。

せっかくカセットテープの話題を書いたので、またカセットテープについてはボチボチ書いていこうかなと思います。
まずはカセットデッキのベルト交換しないとね。

PIONEERの廉価カセットデッキ T-03SRを数年ぶりに動かしてみた

自分が高校生の時に購入したPIONEERのカセットデッキ、T-03SR。購入当時、既にDATとMDも持っていたので、カセットデッキには金をかけたくない(高校生ですしね)ということと、ノイズリダクションの最先端だったDOLBY S NRを搭載したカセットデッキでは最安値というのもあって、あえてこれを選択しました。

メカなんかは、同じ廉価機でもSONYのほうが優れていたように思います。もうちょっとお金を出せば3HEAD機(再生と録音が独立ヘッド)も当時は手に入りましたが、120分テープでラジオの録音もしたく、オートリバースの2HEADデッキにしました。

PIONEER T-03SRを久しぶりに動かしてみた

数年ぶりに動作させてみましたが、再生は問題なく出来ていますね。
メカ物は動かさないと、特に回転系は固着したり、ゴム類が劣化したり、ベルトが伸びてしまいますから。適度にメンテしていたので、キャプスタンもピンチローラーもきれいなままで良かったです。

TDKのメタルテープ、MAに録音した楽曲を再生してみましたが、音の鮮鋭度は当時のままです。ダイナミックレンジや解像感は、廉価機故に高級機ほどの緻密さはないもの、安物メカの割に、四半世紀経過してなお、それなりに安定して再生できているのは、さすが国産デッキです。そう、廉価機でもMADE IN JAPANなんですよねこのデッキ。

さて再生は問題ありませんが、早送りと巻き戻しは…やはりベルトが伸びているのか、速度が不安定でした。

カウンターの動きが不安定=早送り・巻き戻しの速度が不安定ということです

カウンターを見ると、早送りはかなり遅く、巻き戻しは最初不安定でしたが、後半スピードが出てきました。
これは明らかにベルトが滑っていますね。今度開けて交換してみます。

さて数年ぶりにカセットデッキを動かしたのは理由がありまして。
次回に続きます。

【山下達郎】「SOFTRY」をレコードで聴く

山下達郎「SOFTRY」のレコード盤

CDとレコードで同じアルバムを同時に買うなんてね…って結構やっていますが。
達郎さんの肖像画ジャケットも、レコードだと大きいので、絵の質感がよくわかりますね。

レコードは2枚組なので、ジャケットも開けるタイプ

CDでは60分以上を1枚に収録できても、レコードだと難しいので2枚組です。レコードの場合、ぎゅうぎゅうに音溝を狭めてしまうと、針飛びや音質に影響があるため、音質的には無理せず2枚組にしたほうが良いです。
特に達郎さんの場合は、音質的にもこだわっているはずなので。

カートリッジはaudio-technica AT-F7

CDと比較すると、ボーカルがより真ん中にスッと定位していますね。全体的に音圧は弱めかな。低音域の量感はCDに負けますが、ボーカルはよりストレートに出てくる印象です。
これは、プレーヤーのカートリッジに、今は生産完了したaudio-technicaのMCカートリッジAT-F7を使って聴いたためで、もう少しアタックの出るカートリッジに変えると良いかもです。今度はSHUREのM111E(とっくの昔に生産完了)で聴いてみようかな?

意外かもしれませんが、全体としてのバランスの良さは、CDのほうに軍配が上がりました。レコードのほうが、伸びやかさが出てバランスが良いことが多いだけに、CDのほうが音の作り込みが良いのかもしれませんね。

ということで、久しぶりにレコードで楽しみました。盤面清掃したり、ひっくり返したり、面倒だけど、それがちょっと楽しかったりもします。

JBL Professional 104-BT-Y3をPCデスクに設置してレビュー

昨日の記事で書いたJBL Professional 104-BT-Y3ですが、メインPCに横置きにセッティングしてみたので、レビューしたいと思います。

JBL Professional 104-BT-Y3を横置きにセッティングしてみました

まさにモニタースピーカー

ヒビノのHPにあるスペック表です。

アンプ内臓のアクティブスピーカーですが、Class D、いわゆるデジタルアンプを搭載し、この筐体ながら、出力30W+30Wと強力です。
一般に、家庭で使う場合は、結構大きめの音量で鳴らしても、平均出力は1Wに満たないと言われているので、十分な出力を持っているといえます。このあたりはモニタースピーカーらしいですね。

また前回の記事にも書いたように、バランス伝送可能なTRSフォーン入力を備えていて、ミキサーのような音楽制作機器との接続にも配慮されています。DTMに最適なスピーカーでしょう。

Bluetoothは、対応コーデックがSBCとAACのみなのは残念ですが、このスピーカーにとってBluetoothは、あくまでおまけです。
実際、スマホとBluetooth接続し、Amazon Prime Music HDでハイレゾ音源を再生してみましたが、直接接続と比べて、明らかに音質が劣るのを感じさせるのも、本スピーカーがモニタースピーカーである由縁ですね。そのくらいはっきりと違いが出ます。
できれば、RCAライン接続、本領を発揮させるならバランス接続がおすすめです。

まさにモニタースピーカーを書いたように、はっきりと音質の善し悪しがわかるスピーカーです。
もう残酷なくらいに、音質の良い音源とそうでない音源の差ががはっきり出ます。
邦楽界で屈指の音質に拘る山下達郎氏の音楽を再生してみると、それはもう生き生きと再生できます。
それに対して、うーん、となるアーティストの音源は、このスピーカーで聞くとがっかりします。明らかに音が悪いんだもの。スピーカーのせいではなく、音源の音質が悪いと、本当にがっかりな音になります。

一般向けの音楽再生用オーディオは、ある程度音に化粧をしています。そのため、音質が悪い音源も、それなりに聞こえてしまうのですが、モニタースピーカーは、観賞用というよりは、あくまで制作用として音と向き合うためのものですから、化粧無しで良し悪しがはっきりしなくてはなりません。
このため、このようなスピーカーを音楽鑑賞用で使う場合、必ずしも良いとは限らない面もあります。が、こういう音が好きな人もいるでしょうし、ワタシもこれはこういうもの、とわかって使うので、結局人それぞれです。
ヘッドフォンなら、昔からの音楽業界標準であるSONYのMDR-CD900STみたいなものですね。

同軸2WAYで点音源となる

前回記事にも書いたように、同軸2WAYという、この価格帯では珍しく凝ったユニットを搭載。
同じJBLでも、例えばベストセラーのControl 1でも、2WAY方式で独立したウーファーとツイーター(もちろんこれが一般的な構成)のため、デスクトップで使いようなニアフィールドモニターには不向きだったりします。これはウーファーとツイーターが離れている故、ある程度スピーカーから離れないと、低音と高音が別々の場所から聞こえてしまうから。
同軸であれば、同じ中心軸から全音域の音が聞こえるため(これが同軸と言われる所以)、音の定位が極めて良いのが特徴です。

リアにあるバスレフポートもよく効いているのか、低音もごく低いところまでは出ませんが、量感はまずまず良いです。

オーディオでよくある表現である、ワイドレンジ感を強調することもありませんが、レンジが狭いわけではなく、あくまでソースに忠実に再現します。
広がりという面では、あまり感じられないです。例えばクラシック、ムソルグスキーの展覧会の絵を聴いてみたところ、まるでマイクの立ち位置にいるかのように聞こえます。

しかし音そのものは良いですね。鋭い音も、この価格のスピーカーとしては耳に突き刺さるくらい先鋭に鳴らします。良くも悪くもモニタ0スピーカーらしい。

ジャズでは、My Funny ValentineのMiles Davis Quintetでが演奏したものは、1956年でまだモノラル収録ですが、スピーカーの定位を判断するにはピッタリ。音がスピーカーの間にしっかりと定位します。スピーカーユニットの左右からではなく、中央から聞こえるということは、点音源で定位が極めて高い証拠です。トランペットの音色が目の前に出てきます。

ワタシが勝手にライブアルバムの最高峰の1つ、と思っている、「陽水ライヴ・もどり道」では、ステレオ音源ながら、若かりし頃の井上陽水のヴォーカルとギターは中央に定位し、残響と観客の拍手と歓声のみが左右に広がります。音質も素晴らしく、特にリマスタリングされてからはさらに鮮明な音になりました。眼の前が小さなライブ会場かのように感じます。このスピーカーの定位の良さが引き立ちます。

どの楽曲を聴いても言えるのは、ソースの良し悪しがはっきりわかってしまうこと本当にひどい音源だと、聞くに堪えないです(苦笑
案外一般の音楽鑑賞用スピーカーより、こうしたモニターで聴いたほうが、オーディオの世界にどっぷりハマってしまえる気がしますね。

使い勝手は良好、ミキサーと組み合わせるのも良いかな

TRSフォーン入力が搭載されていることからも、業務用とも意図したスピーカーではありますが、ライン入力やBluetoothを搭載してることから、一般家庭用も意図しているスピーカーです。多くのユーザーが使うであろうRCA端子のライン入力ですが、相手機器により音量差はあるのは当然として、接続機器によってはやや音量が小さめです。
手持ちの機材では、Amazonのタブレット、Fire HD 10は、ボリューム最大でも、イヤホン出力からの接続では、やや音量が低めでした。
iPadでは問題なさそう。このあたりは少し注意が必要です。

理想は、ミキサーを介して接続でしょうね。小型のミキサーもあるので、例えばBEHRINGERやYAMAHAなどの小型のミキサーあたりと組み合わせるのも良さそうです。最近はUSB内蔵ミキサーもあり、PCとの親和性も高いです。というより、PCのアナログ出力の限界を感じてしまうので、PCと組み合わせるなら、USB内蔵ミキサーが良いでしょうね。

 

USB+アナログのライン入力のみであれば、比較的安価に買えますね。ミキサーを経由することで、機器によって出力がまちまちなライン出力を増幅できるので、104-BT-Y3のようなスピーカーで実用的な音量+アルファで使うことが出来ます。

ちなみにワタシが使っているのは、もう二十年近く前に、どこかの電気屋の閉店セールでわずか1000円で買った、オーディオテクニカのAT-PMX5Pです。

未だ売っていることに驚愕しますが、こういう長く売る製品って、枯れていてメーカーもコンスタントに利益が出せる有料商品ですね。こちら自分は安くかったので、これが欲しかったというわけではありませんが、この機種の特徴として、この値段で上下にレバーを動かすことができるフェーダーを搭載していること(BEHRINGERの同価格帯の製品は音量調整が回転式つまみ)で、音量調整がしやすいことでしょう。
バッテリで動かすこともでき、バランス入力はないけれど、ラインやマイクを4ch入力可能です。
104-BT-Y3は内部でミキシングして同時に鳴らすことは可能ですが、個別に音量調整は出来ないので、こうしたミキサーがあれば、PCとその他機器を同時接続して、個別に音量調整も可能です。

横置きにはダイソーのスマホスタンドを流用

JBL Professional 104-BT-Y3ですが、PC用スピーカーとして使うにはやや大きめです。特にデスクトップPCだと、27インチ横長のディスプレイの横に置くと、かなり場所を取ります。
ワタシのPCラックは、社会人になった頃に買った、二十年モノなので、当時は17インチCRTとPC本体を設置していましたが、今や27インチ4Kディスプレイになり、ディスプレイだけでいっぱいに大きさ。ここに、更に古い30年もののSONYのアクティブスピーカー、BeSIDE DOGA SRS-D3を置いていました。しかしこれもだいぶ古いので、これを入れ替えることにして、トップの写真のように横置きに設置しました。

104-BT-Y3には専用スタンドはないため、100円ショップで代用できるものがないか探したところ、スマホスタンドが流用できそうと思って買ってきたところ、良い具合に横置き可能でした。

この商品、両サイドのネジを強く締めれば、その形状を維持できるので、写真のような状態にして横置きしました。オーディオ特性的にはアレかもしれませんが、とりあえずはこれで良いかな、と思っています。

これも専用品ではありませんが、流用するには良さそうです。

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気に入ったので、PCのスピーカとして、今後使っていきたいと思います。

ワタシはオーディオが趣味なので、これをメインスピーカーとするわけではありませんが、正直なところ、この音質なら一般用途としても十分良いものです。

以前、PC用として一時的にBOSEのアクティブスピーカーも入れたことがありましたが(現在は販売終了)、所詮はテスクトップ用のスピーカーで、音は人工的に感じてしまい、すぐに手放しました。
しかし、このJBL Professional 104-BT-Y3は間違いなくオーディオ用としても十分優れていますし、モニタースピーカーとして十分に使えるものです。ピュアオーディオ用としても遜色ないです。

先ごろONKYOの倒産が報じられましたが、既に家電売場でかつてのようにミニコンポが各メーカー勢ぞろいして売られている時代ではないです。が、イヤホンやヘッドフォンだけでなく、たまにスピーカーでも聴きたい、と言った使い方にはぴったりです。
そしてソースの良し悪しに気づき、ミキサーやUSB-DACが欲しくなることでしょう(笑

なお、エージングはそれなりに時間がかかりますね。本領を発揮するのは、2週間程度ガンガン鳴らし込んで、ようやく音の硬さがとれて、特に高音域のなり方がスムーズになった気がします。くれぐれも、音質の良い音源をお聴きください。(ハイレゾ音源だから音質の良い音源ではないことにご注意を)
また、小さなボリュームより、ある程度大きい音で鳴らすほうが、より真価を発揮するタイプですね。

スピーカーが当たった! JBL Professional 104-BT-Y3

3月に、Twitterでこんなキャンペーンがありました。

https://twitter.com/speaker_radio/status/1509364867043627017
現在はキャンペーンは終了しています

民放ラジオ99局”スピーカーでラジオを聴こう”のキャンペーンで、JBL Professionalのスピーカー、104-BT-Y3が当たるということで、応募したところ、見事当選しました!

そして5月頭に商品が届きました。

コンシューマー向けのJBLではなく業務用ブランドでの取扱製品

この商品は、アメリカのスピーカーブランドJBLの製品ですが、民生用のJBLではなく、業務用オーディオを取り扱うJBL Professionalブランドでの販売となっていて、実際、JBLの日本語のHPを見ても、この製品は掲載されていません。
国内では、業務用オーディオの販売代理店であるヒビノが取り扱っている商品となります。
しかしJBLって、ハーマンインターナショナルの取り扱いでしたが、そのハーマンインターナショナルは今や韓国SAMSUNGの傘下になっているのですね。

ともあれ、JBLのスピーカーは初めてです。ワクワクしますね! JBLといえば、昔からスタジオモニターシリーズが有名で、オーディオファンからも4312シリーズは愛されていますが、このスピーカースタジオモニターのサブモニタースピーカー、あるいはPCオーディオのモニタースピーカーとして使われることが想定されているようです。

一般的なRCA入力以外に、TRS(バランス対応フォーン)入力にも対応

ミキサーなどで使われる、バランス伝送対応のTRSフォーン入力があることからも、プロ用途にも使われることを想定している他、Bluetoothにも対応することで、一般ユーザーにも配慮されています。
いわば、プロ用途としても、ホーム用途としても、どちらにも対応できるということです。

入力系統が豊富な上に、ALLでは全入力をミキシングして再生可能

入力はBluetooth他、全面にあるAUX端子、背面のRCAピン、TRSフォーンの4系統もあり、さらにALLを選択すると、その4系統すべてをミキシングして再生が可能です。

片側に入力とコントロール、アンプを搭載し、もう片側はアンプからの出力を受けるだけのスピーカー、という構成です。

フルレンジユニットではなく、2WAY同軸(COAXIAL)構成

スピーカー自体は、一見よくあるフルレンジユニットと思いきや、ウーファー(低音域用)の中心にツィーター(高音域用)を配置している、いわゆる同軸タイプという凝った構成です。この値段のスピーカーでは珍しいですね。

取りあえずエージングがてら、iPadを繋いでAmazon Prime Musicを聴いています。
まだエージングは済んでいませんが、いかにもモニタースピーカらしい音です。余計な付帯音がなくストレートに鳴っている印象。空間を広げるようなサウンドではないので、音楽鑑賞というよりも、音の正確性を問うような聞き方になります。
こういう音は好き嫌いはありそうです。民生用オーディオは、多少なりとも個性を持たせて、音に広がりや残響を感じさせますが、このスピーカーはストレートに表現しますね。

音質はもう少しエージングしてから、改めて確認してみたいと思います。
あと、思ったより大きいので、PCスピーカーとするには設置場所など工夫しなければなりません。そのあたりも含めて、週末にセッティングをしてみようと思います。

引退ではないよ 中島みゆき2020ラスト・ツアー「結果オーライ」のCD&BD届きました

中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」【初回盤2CD+Blu-ray】

2019年に発表された、中島みゆきの”ラスト・ツアー”
ラストツアーということは、これが最後のコンサートツアーということで、当然抽選に申し込んだわけですが、初日の東京新宿文化センター大ホールは外れてしまいました。
それ以降の開催の公演もいくつか抽選は申し込んでいたのですが…。
10都市11会場24公演を予定していたツアーは、2019年末から広がり始めた、COVID-19の影響により、8公演で中止となってしまいました。

中止となったツアーは、再公演されることはなかったため、残念ながら、多くのファンがラスト・ツアーを見ることが叶わなかったということになります。

ツアーがラストであって、コンサートはラストではない

平日に届いたので、まだ楽曲は聞けていませんが、BDを見てみました。
みゆきさんもお年を召されたなぁ(失礼)というのが率直な感想。考えてみれば、自分の親と同世代ですからね。全国各地を回るコンサートツアーは、肉体的精神的に大きな負担となるのは言うまでもありません。もともと、みゆきさんはかなり緊張するタイプのようですからね。

ただ、BD内でも語っていましたが、”ラストツアー”と銘打っちゃったから、中島引退するの?と思われた方がたくさんいるみたいだけど、あくまでツアーがラストで、コンサート自体はやるよ(意訳)、というコメントも入っていますから、COVID-19が落ち着いた頃に、コンサートはやってほしいですね。

ただでさえ中島みゆきのコンサートとか夜会のチケットは手に入りづらいですが、機会があれば後もう1回だけでも行ってみたいです。
トークも楽しいですからね(歌とトークのギャップ!)。

その昔、TOKYO FMで放送していた「中島みゆきのお時間拝借」を聞いて以来ファンとなりましたが、ラジオもまた復活してほしいですね。


CDはBlu-spec CD2仕様、Blu-rayディスクのカッティング技術を用いて製造されたCDで、より高精度にピットを生成できて、ジッタ低減ににながっているとのこと、もちろん一般的なCDプレーヤーで再生可能です。

ハイレゾ配信を行っていない中島みゆきの楽曲だけに、一般のCDでできるだけ高品質で聞きたいですね。

格安になったTaoTronics TT-BH07を買ってみた

だってこんな値段だったんだもの。

LUXAで298円!

LUXAで298円です。執筆時点では完売となってしまいました。送料別途¥660かかりますが、それを考えても安いですもの。9月、上期決算期ですしね。
というわけで、2個買いました。

TaoTronics TT-BH07

TaoTronics、てっきりチャイナの会社と思っていましたが、アメリカの会社のようです。電子機器はすっかりチャイナにお株を取られたと思いきや、アメリカも頑張っていますね。
いやまて、なんとなく、この社名はチャイナの発音だよな~、「タオ(道の中国語の発音)」だもんなともう少し調べると、親会社は中国深センにあるSUNVALLEYと言う会社でした。
やっぱりね…

ま、それはともかく、全然知りませんでしたが、このTT-BH07、ベストセラーだったモデルらしく、既に後継のTT-BH07 MK2が3千円程度で販売されています。
MK2では、初代の6時間連続から20時間連続再生に、大幅にバッテリが持つようになり、AACに対応し、防水になるなど、やはり売れたモデルの後継機は大幅に改善さていますね。売れるってすごいですね。これだけ無数のイヤホンが存在するのに。

ちゃんと3サイズのイヤーピースが揃っています

畳がボロい(笑
298円ですが、もとは3千円くらいしたイヤホン、ちゃんとイヤーピースも3サイズ揃っています。
さて肝心の音質、別に音楽を聴くためというよりは、仕事のリモート会議用にしようと思ったので、特に気にはしないですが、まだ新品なので、スカスカの音ですね。とりあえず音楽は楽しめる、最低限の音質と言ったところで、細かい音は出ていませんが、変に低音や高音を強調していない、わりかしフラットな感じなので、好みに合わせてイコライザーを調整すれば良い感じになるでしょう。

5時間という連続再生時間が、ともするとやや短めなのが欠点でしょうが、この値段なら文句言いませんし、後継機は20時間使えるので、使用可能時間が気になるなら後継機でしょうね。

とりあえずコスパ最強ということで、リモート会議で使わせてもらいますが、電車でお出かけのときにRazikoを聴くくらいだったら十分かな、と思います。

購入から10年近いREGZA ZG2のタイムシフトHDDの改装を試みる

家電、人生の転機に買うことって多いですよね。
我が家のテレビも、ちょうど家を新築した際に購入したものです。現在栃木の自宅は、転勤で賃貸として、年末には10年目を迎えるのでメンテナンス(壁と屋根塗り)に入る予定ですが、家電にとっては10年は節目ですよね。だいたい不具合が出て、買い替えのタイミングですね。

10年前、タイムシフトHDDはテレビ内蔵だった

今や本家東芝の手を離れてしまって、ブランドのみとなったREGZAですが、当時は他社を抜きん出たマニアックなメーカーでした。
タイムシフトマシン機能は、HDDに最大6チャンネルの地上波放送を同時録画でき、過去にさかのぼって視聴できる機能です。録画忘れしても、タイムシフトのHDD内のデータが上書きされない限り、過去にさかのぼって視聴することが出来ます。そのため、チューナーも多数積んでいて、我が家のREGZA ZG2も、タイムシフト用に6チューナー、裏録画用に2チューナー、通常視聴用に1チューナーという構成で、当時としては相当な高性能機でしたね。当時、スマホアプリとも連携できましたね(現在アプリは公開終了)。
妻はこのタイムシフトを気に入って、よく使っていました。

ZG2 SERIES 〈レグザ〉の最高峰。タイムシフトマシン搭載。プレミアムハイエンドモデル 55V型・47V型・42V型
購入投資はCELL REGZAを超える画質と高機能も売りだったZG2シリーズ

が、HDDは寿命があります。録画用のHDDは、テレビ購入4年でクラッシュして、延長保証交換しています。
逆に稼働率の高いタイムシフト用HDDは、壊れることなく使い続けられてきました。が、去年から、タイムシフト録画を再生しようとすると、再生できない不具合が。HDDを初期化してみても、6チャンネルのうち3チャンネル分が再生できなくなってしまいました。

REGZA ZG2シリーズは、タイムシフト用に750GBのHDDを2台内蔵していて、HDD1台あたり3チャンネル分を録画しているようです。そのうちの1台がクラッシュしてしまったようで、3チャンネル分しかタイムシフト再生できない状況でした。

現在の殆どのテレビは、録画用HDDは内蔵ではなく、USB接続の外付となっているのは、恐らくHDD内蔵時代、不具合修理が多かったせいでしょうね。HDDの管理は個人でやってね、となったのもうなずけます。外付けなら、クラッシュしても自分で交換できますから。

単純にHDD交換しても初期化出来ないZG2

さてREGZA ZG2シリーズですが、内蔵HDDを単純に交換できない機種です。これまで、いろいろな方が交換にチャレンジし、失敗してきました。というのも、単純にHDDを入れ替えても、テレビ側がHDDを認識しないのです。どうやら、内蔵HDDには特殊なパーティションと記録方法が用いられていて、それがないと、テレビ側で初期化しても、初期化に失敗するようです。

既にメーカーも去年(2020年)の時点で、販売から時間がたった機種なので、修理対応不可との連絡がありました。まあ4K の時代ですしね…。

ところが、2021年に入って、価格コムの掲示板に、HDD改装成功の書き込みがありました。そんなわけで、自分もチャレンジすべく、ジャンクのHDDを調達。

ジャンクのWD7500BPVT 750GB 2.5in HDD

REGZA ZG2の内蔵HDD、耐久性の低い2.5インチのHDDなんですよね。恐らくスペースの関係でしょう。
ジャンクのHDDも同じ750GBを購入。これがネットではなかなかないし、あっても妙に高かったりだったので、これは秋葉原のジャンクショップで購入。

ジャンクのWD7500BPVT 稼働時間も少なく問題なし

HDDの状態も、CrystalDiskInfoで調べたところ、仕様時間も344時間と少なく、問題なく使えそうです。

まずはZG2のタイムシフトHDDを取り出してみる

価格コムの掲示板の情報では、まず元のHDDのデータダンプが必要とのことなので、幸い片側のHDDは生きているので、これをコピーすることに。
ではテレビの外装を外します。
※ブラウン管テレビほど危険ではないですが、部分的に高圧がかかっています。技術者以外は真似しないように!

きったねぇ!

10年分(録画HDD交換時に清掃しているとすると6年分?)のホコリがぎっしりです。特に空冷ファンは見るも無残にホコリで埋まっています。デジタル時代になって、テレビもいわばパソコンと同じ。空冷ファンが付いていても、ホコリが後も堆積しては、冷却もままならないでしょう。よく動いていたなという印象。これだもの、10年も経てば、不具合も発生しておかしくないです。
まずは清掃から入りました。これだけでも、裏蓋を開けた価値がありますね…

液晶パネルはLG製、今やLGパネルが世界を席巻しています。日本がブラウン管とプラズマに固執した結果ですね。有機ELパネルも、LGが優位に立っています。
HDDはタイムシフト用の日立の2.5インチ 750GB HDDが2台、重ねて設置されています。何故重ねたのか…コレでは奥のHDDは放熱厳しいですね。

取り外したタイムシフト用HDD 日立HCC547575A9E380

かつて日立もHDDを生産していました。懐かしいですね。その後HGST(日立グローバルストレージテクノロジーズ)となり、さらにWD(ウェスタンデジタル)の参加となり、今はHGSTブランドのHDDは消滅してしまいました。
さて外した2台のどちらかが不具合なので、調査してみます。

あれ、2台共読めています。1台はクラッシュしたかと思いきや、代替処理済みのセクタは出ていますが、これは読み書きできないセクタを飛ばしているので、現時点では使えているとうことになります。
ということは、このHDD、近い将来本当にクラッシュして読めなくなる可能性はありますが、現時点では読めているようです。

未割り当ての128MBにモデル名やシリアル情報などが書かれているらしい

やはり特殊な書き方をしているっぽいことは、HDDのパーティションが区切られていない領域に、モデル名やシリアル情報を参照している領域があるようです。しかし、面倒なことをしてくれるものですね。

工場出荷時設定で復活

というわけで、今回はあえてHDDは交換せず、そのまま戻して、工場出荷時設定にテレビを初期化してみました。設定を一からやり直したところ、問題なく両方のHDDでタイムシフト録画が出来ているようです。
時々再生までにもたつくのは、恐らく代替処理済セクタのあるHDDが、やはり不調と思われます。そう長くないうちに、本当クラッシュするかもしれないし、このまま使えるかもしれない。
どちらのHDDも、使用時間は5万時間近くに達していて、熱耐久の厳しい2.5インチHDDとしては、そろそろ寿命が来てもおかしくない頃です。

HDDの寿命は、はっきり言って運次第ですから、とりあえずはこのまま使って様子見したいと思います。自分は殆ど今テレビを使わないですし(子どもたちがメインかな)。

とりあえず、今回は改装せず終わりましたが、今後クラッシュした際に、価格コムの情報を元に、改装してみたいと思います。HDDも買ってあるしね。

花王がかつてメディアを販売していたことをご存知でしょうか?

花王といえば、洗剤や医薬部外品などのメーカーとして有名ですが、実はかつてKAO DIGITAL SOUNDというブランドからDAT(デジタルオーディオテープ)が販売されていたことをご存知でしょうか?

KAO DIGITAL SOUNDのDATメディア

DATとは?

まず、DATをご存じない方がほとんどでしょう。アナログのカセットテープカセットテープは、最近復権していたりしますが、これは固定ヘッドで、比較的製造が簡単だからでしょう。

DATは、世界で初めて、デジタル録音できる専用メディアとして1987年に発売されました。
それまでも、民生用としては、ビデオデッキにデジタル録音できるPCMプロセッサが販売されてはいましたが、当時はビデオデッキも高価な上に、さらにPCMプロセッサも、となると相当高額になり、お金のあるマニア向けでした。
その点、DATは、テープメディアとしては、アナログのカセットテープよりもコンパクトで、CDを超える16bit/48kHzサンプリングで、しかも120分録音できる(後に180分テープ、LPモードで12bit/32kHzサンプリングで360分録音可能)ため、CDのマスターテープとしても採用され、どちらかというとコンシューマ向けというよりは、オーディオマニアやプロが使用したメディアです。

その後、1992年にMD(ミニディスク)が販売開始されると、一般向けのデジタルメディアとしては、こちらのほうが普及しました。ただし、MDはSONYが開発したATRACと言う圧縮音源だったので、非圧縮で録音できるメディアとしては、DATが優位でした。
もちろん使い勝手は、ディスクメディアのMDが圧倒的に有利でした。

その後、CD-Rの普及、さらにHDDレコーディング、メモリメディアの登場により、次第に録音メディア自体が淘汰されていき、DATは2005年には民生用機器の販売を終了、テープ自体もSONYが2015年を最後に販売を終了(相変わらずSONYは記録メディアに対して面倒見が良いです)して現在に至ります。
今では、こうした販売終了した記録メディアは、高値で取引されていたりします。

なぜKAOがDATのメディアを販売?

オーディオ好きだったYamaro(今でも好きだけど)、当時のオーディオ雑誌にKAOのDATの評判が良いと書かれていたりして、他のブランド含めて色々試したものです。
KAOがメディアを販売した理由は定かではありません。一般にはKAOはMDも販売していたので、そちらであれば当時見かけましたけどね。

個人的には、当時はmaxellのDATがお気に入りでした。デジタル録音だから、どれを使っても変わらんでしょ?と思うかもしれませんが、つかってみると確かに違うんですよね。
maxellのDATはつややかなサウンドで、よくBSのクラシックを録音したものです。当時、アナログBS放送、音声はデジタルでしたが、Bモード音声は16bit/48kHzとDATと同じスペックで、CDを超えるフォーマットでしたので、これを無劣化で録音するのに、DATが不可欠でした。

実は、KAOのDATは、私の住んでいた周辺の電気屋では見かけることがなく、というよりDATを売っている電気屋は大きなお店だけでしたね。なので、KAO DIGITAL SOUNDが現役だった頃に買ったことがなかったのです。
なので、2010年にハードオフで1本105円で売られていたときには、懐かしくてすぐに飛びつきました。2010年はまだSONYがDATのメディアを販売していたためか、KAOのDATに目をくれる人はいなくて、ハードオフでジャンクで売られていたのでしょうね。
今では、こうしたメディアは、ハードオフでも強気の価格設定になっています。
写真の手前の1本は、民生向けではなくプロ向けの製品で、業務用DATデッキでの仕様を想定したものです(民生機でも使用可能です)。テープの耐久性が民生版のKXよりも上がっているのかな?

とにかく、今はテープメディア、高値取引されていて、特にアナログのカセットテープも、メタルテープは高値になっています。昔は1本100円で売られていたこともあったのにね…。

安値で見つけたら買いですよ! もう安値で買う保は難しいですけどね。

SONY MDR-1ABTのイヤーパッドがまた破れたので交換した(2回目)

先日、2回目の頃なワクチン接種を済ませたわけですが、2020年からのCOVID-19の蔓延により、この1年以上、通勤は自転車を使うようになり、電車通勤しなくなったために、Bluetoothヘッドフォンの使用機会もめっきり減ってしまいました。

そんな中、先月と今月、コロナワクチン接種のため、運よく予約が取れた東京は大手町の自衛隊大規模接種センターに行ってきましたが、久々にヘッドフォンを使ったら、なんと破れているではありませんか!

前回交換から2年たたずに破れてしまったイヤーパッド

ちなみに、前回の交換は2019年9月でした。2年持たなかったし、そのうち1年位は殆ど使っていなかったですからね…。

とにかく、使用頻度は低いけど、使う時は使うので、パッドを再交換します。前回は、Amazonで互換交換パッドを多く販売しているGeekriaの商品でした。

今回はさらに安い商品を見つけたので、ものは試しにと買ってみることに。早朝頼んだら、その日の夕方に配達されました。最近Prime会員でも翌日以降の配送が多かったので、珍しいですね。

今回はGeekriaよりも安価なパッドです。ブランド名はHuionedayという、聞いたことないところですね。

もっとも、こうした無数にあるAmazonで売れているチャイナブランド、作っている大本が一緒だったりすることが多いですしね。
価格は、ちょっと前まで¥1600だったのが、7月に一気に¥1000ちょっとまで値下がりしていました。

Keepaプラグインで価格推移を表示

パッケージは袋に入っているだけで簡素

届いたイヤーパッドは袋に入っているだけで簡素(AKHQCは販売店名のようです、暗号か?)

こちらが届いた商品。封筒を開けたらこんな感じで入っていました。
Geekriaとの比較では、あちらはちゃんと紙の箱に入っていて、パッドを付け外しするためのテコも入っていました。パソコン周辺機器で言うなら、リテール品とバルク品の違いですかね。
材質は、両者比較しても大きく変わる感じはないですね。

Huioneday のMDR-1ABT/1ADAC用のイヤーパッド

が、外したGeekriaのイヤーパッドと比較してみると、結構違うことがわかりました。

Geekria(左)と比べると、ヘッドホンに固定する耳がやたら大きい

イヤーパッドは、単純にヘッドフォン側のユニットの溝に、パッドの耳を押し込んで装着するのですが、新たに買ったHuionedayのイヤーパッド、この耳の部分がやたら大きいのです。これ装着できるのかな?
嫌な予感がしましたが、とりあえずダメ元で着けてみます。

ヘラでグイグイ溝に押し込んでいきます

案の定、入れづらい…
どこまで押し込めるのかもわかりませんが、とりあえずヘラでグイグイ押し込んでいきます。こんな感じなので、入り方は不均一になってしまいます。まあ値段なりかな…。

交換後 Geekriaのイヤーパッドよりも厚め


交換完了。千円程度なら、毎年交換しても、懐に優しいですね。
つけ心地は、Geekriaのパッドよりも厚みがある分、装着時の剛性感はありますね。音質的にはあまり変わらない気もします。
あとはどの程度の耐久性があるかです。Geekriaのも、純正には劣る感じだったので、このパッドもそんなに期待はできないですが…。まあ千円なら不満はないかな。次買うかと言われると微妙ですけど。