自分が高校生の時に購入したPIONEERのカセットデッキ、T-03SR。購入当時、既にDATとMDも持っていたので、カセットデッキには金をかけたくない(高校生ですしね)ということと、ノイズリダクションの最先端だったDOLBY S NRを搭載したカセットデッキでは最安値というのもあって、あえてこれを選択しました。
TDKのメタルテープ、MAに録音した楽曲を再生してみましたが、音の鮮鋭度は当時のままです。ダイナミックレンジや解像感は、廉価機故に高級機ほどの緻密さはないもの、安物メカの割に、四半世紀経過してなお、それなりに安定して再生できているのは、さすが国産デッキです。そう、廉価機でもMADE IN JAPANなんですよねこのデッキ。
Bluetoothは、対応コーデックがSBCとAACのみなのは残念ですが、このスピーカーにとってBluetoothは、あくまでおまけです。 実際、スマホとBluetooth接続し、Amazon Prime Music HDでハイレゾ音源を再生してみましたが、直接接続と比べて、明らかに音質が劣るのを感じさせるのも、本スピーカーがモニタースピーカーである由縁ですね。そのくらいはっきりと違いが出ます。 できれば、RCAライン接続、本領を発揮させるならバランス接続がおすすめです。
ジャズでは、My Funny ValentineのMiles Davis Quintetでが演奏したものは、1956年でまだモノラル収録ですが、スピーカーの定位を判断するにはピッタリ。音がスピーカーの間にしっかりと定位します。スピーカーユニットの左右からではなく、中央から聞こえるということは、点音源で定位が極めて高い証拠です。トランペットの音色が目の前に出てきます。
TRSフォーン入力が搭載されていることからも、業務用とも意図したスピーカーではありますが、ライン入力やBluetoothを搭載してることから、一般家庭用も意図しているスピーカーです。多くのユーザーが使うであろうRCA端子のライン入力ですが、相手機器により音量差はあるのは当然として、接続機器によってはやや音量が小さめです。 手持ちの機材では、Amazonのタブレット、Fire HD 10は、ボリューム最大でも、イヤホン出力からの接続では、やや音量が低めでした。 iPadでは問題なさそう。このあたりは少し注意が必要です。
以前、PC用として一時的にBOSEのアクティブスピーカーも入れたことがありましたが(現在は販売終了)、所詮はテスクトップ用のスピーカーで、音は人工的に感じてしまい、すぐに手放しました。 しかし、このJBL Professional 104-BT-Y3は間違いなくオーディオ用としても十分優れていますし、モニタースピーカーとして十分に使えるものです。ピュアオーディオ用としても遜色ないです。
取りあえずエージングがてら、iPadを繋いでAmazon Prime Musicを聴いています。 まだエージングは済んでいませんが、いかにもモニタースピーカらしい音です。余計な付帯音がなくストレートに鳴っている印象。空間を広げるようなサウンドではないので、音楽鑑賞というよりも、音の正確性を問うような聞き方になります。 こういう音は好き嫌いはありそうです。民生用オーディオは、多少なりとも個性を持たせて、音に広がりや残響を感じさせますが、このスピーカーはストレートに表現しますね。