「お酒」カテゴリーアーカイブ

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

妻が気に入っているので、毎年買ってしまう、栃木県は東力士のニゴリシリーズ。
島崎酒造的には実験酒の位置づけだったようですが、こうして季節ごとに見かけるようになったのは、人気が出てきたからでしょうか?

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

本ブログでも何度もとりあげているお酒ですが、毎回味が変わるので、都度楽しめます。前回買ったのは6月でした。

ニゴリシリーズは、醸造アルコール添加でアルコール度数が高い活性にごり生原酒もありますが、こちらは純米で低アルコールで活性していないタイプです。飲みやすさは低アルコールのほうですね。

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

今回はこの季節だけあり、新酒しぼりたてバージョン。何故か日本では新酒といえばワインのボージョレ・ヌーボーが未だもてはやされますが、日本酒の新酒を忘れてはいけません!
スペックは、表のラベルにあるように、日本酒度が‐70と超甘口(日本酒度はあくまで水に対する比重なので、実際に感じる甘い辛いとは別です)、アルコール度数は、いつも低アル版は9度なのですが、今回はわずかに高い10度となっています。誤差かと思うけど、実はこの僅かな差が味に影響するんです。
酒米は今回は不明。酵母は恐らくいつもの自社酵母かな? 精米歩合70%の純米酒。ではいただきましょう。

まさにふわふわとろとろ

火入れはしてありますが、冷蔵推奨です。
注ぐと、いつも通りトロトロです。香りは案外あっさりとしたヨーグルト系。口に含むと、お?濃厚ヨーグルトドリンクですが、いつもよりわずかにアルコール度数が高いためか、甘いのに後味に旨味、辛味、そして少し苦味と、やはりこのシリーズ特有のただ甘いだけではないのが美点なのですが、今回はアルコール度数が以前よりわずかに高い、ここがポイントでした。ものすごくバランスが良くなったんですよ。甘いのに飽きない味わいは以前からの共通点ですが、そこがより進化して、ヨーグルトドリンクだけど、決してジュースで終わらせないぞ、という気概を感じます(大げさ?)。味に深みが増したと言ってよく、これは一歩進化したな、と感じました。

ということで、今期のニゴリ、更に一皮むけた感があります。また買いたくなりますね。

【名倉山酒造】名倉山 純米吟醸 Code-N 流-NAGARU- 無濾過生詰

久しぶりに行った酒屋にて、この酒屋と言えばこの銘柄ってのがあるのですが、今回は買ったことのないブランドのお酒を買ってみました。
福島県の酒なら、そうそう外れはないでしょう。

【名倉山酒造】名倉山 純米吟醸 Code-N 流-NAGARU- 無濾過生詰

クジラが入ったラベルがオシャレです。
きれいなあまさを追求した名倉山ブランドで美酒(Nectar)を造り続ける事をコンセプトとしているシリーズで、名倉山(Nagurayama)の頭文字である「N」と、夏をイメージした渚(Nagisa)の「N」、全てのキーワードに『N』が成り立っている事から、Code-Nと名づけられているそうです。

ちなみに、ラベルの下に「NAMAZAKE」と入っていますが、実際には生詰(1回火入れしたお酒を一定期間貯蔵した”ひやおろし”を、更に火入れはせず詰めたお酒)であって生酒ではないそうです。

【名倉山酒造】名倉山 純米吟醸 Code-N 流-NAGARU- 無濾過生詰

純米吟醸ですが、精米歩合は麹米45%、掛米55%と大吟醸に近い削りとなっています。酒米は夢の香と山田錦を使用しています。
酵母は福島県の「煌酵母」を使ったひやおろしのお酒です。日本酒度は-3とやや甘口。

これを買った酒屋さんいわく、今特に人気になっているお酒の1つだそうです。

わずかにガス感があるきれいな色のお酒

1回火入れですが、生詰とのことで、生酒に近い感じです。開栓時に少しガス感あり。
冷やした状態でいただきました。上立ち香は華やかな吟醸香。口に含むと、おおお!?なんだろう?甘味が立ちますが、酸味との織りなし方が絶妙。ジューシなりんごのような、それでいて甘すぎず、でも後半味わいに膨らみが出て、旨味がぐっと来ます。苦味、雑味は控えめです。

ひやおろしのお酒、どっしり感が強くなる物も多いですが、これはフレッシュさを保ったまま、より味わい深くなる方向に持って行っていて、面白いアプローチです。
そしてこの酒蔵のお酒、また買いたいなと。福島に行きたいなぁ。

【国分酒造】芋焼酎 安田

私にしては珍しく焼酎の哨戒、いや紹介(笑
元々日本酒をよく飲むようになる前は、焼酎好きでした。もちろん今でも好きですよ。

ということで、こちらは栃木県宇都宮の目加田酒店で買ってきたお酒。目加田酒店は、宇都宮でも数多くの種類のお酒を扱うお店で、日本酒、ワイン、焼酎を取り揃えています。
妻がたまたま日本酒をここで買ったので、じゃあ自分は焼酎でも、ということになりまして。

【国分酒造】芋焼酎 安田

この「安田」、最近酒屋でよく見かけるようになった焼酎ですが、国分酒造が2013年(平成25年)に販売を開始した、比較的最近の酒です。
原料となる芋は、100年以上前に栽培されていたけど、その後ほぼ絶滅仕掛けていた品種「蔓無源氏」を2003年(平成15年)に復活させて、それを原料に使用しています。
さらに、安田酒造は業界初の芋100%の麹で作った焼酎を作っており、「蔓無源氏」を使った「芋麹100%」で作った焼酎が、杜氏の名字からとった「安田」ということだそうです。

今回は水割りからいただきました。
陶器のグラスに注ぐと…これまでの芋焼酎とは根本的に異なる上立ち香です。芋焼酎は、サツマイモが原料だけに、当然そういった香りがするものが多いですが、これはサツマイモというよりは果物系、ライチあたりでしょうか? まるでフレッシュな日本酒のようですが、もちろん焼酎らしい力強さもあります。

1:1で割った水割り、香りは水割りでも十分フルーティ、口に含むと、最初に瑞々しいジューシーな甘味が立ちます。確かに後味は芋焼酎なのですが、爽やかな味わいで、芋焼酎としては口当たりがよく後味もさっぱりしているのが特徴です。
これが非常に飲みやすく、今までにない感覚です。ソーダで割るのも良いみたいです。今度やってみたいと思います。

一升瓶で買ったので、時間をかけてじっくり味わえるのも焼酎の醍醐味です。ストレート、ソーダ割り、色々試したいですね。

豊洲にて、美味しいお酒といきものがかりライブ

夏にamazonからメールが来まして、いきものがかりの限定ライブに当選しました!

2023年10月16日開催のいきものがかり限定ライブ当選しました!

同伴1名可能ということで、妻を連れて、会場のある豊洲ピットに行ってきました。

まずは当選メールとチケットの引換をして、入場まで時間があったので早めの夕食。いや飲みですね。

豊洲のららぽーと、自分が想像していたよりハイソサエティ(笑) KISSYO SELECT/日本の酒と肴 このじ、酒屋の角打ちがあるんですよ。
つい先日、ららぽーと富士見に行きましたが、同じららぽーとなのにこうも違う(笑)。どっちがどうとかではなくて、場所柄なんですね。

今回は、角打ちの経営店専売の雨橘(UKITSU)の愛山が良かった! 日本酒なのに、まるで白ワインのような酸味と甘味。何でもこれの前の生酒はいまいちだったけど、今回飲んだ火入れ版のほうが、圧倒的に出来が良いとか。買って帰りたかったけど、この後ライブなので(笑

しかし豊洲はタワマンだらけですね。晴海側もタワマンが生えてますし、金持ちが多いんですね。少し分けてほしいです(笑

豊洲ピット、それほど大きくない会場、スタンディングでした

さてamazon music主催のいきものがかりライブ、Prime Musicでもライブ配信されていたようですね。

今回はamazon musicと、いきものがかりが楽曲提供している映画プリキュアオールスターズFのタイアップもあり、ライブ途中でプリキュアの初代プロデューサー鷲尾天氏と声優さんも登場したり、アンコールは5曲も歌ってくれて(配信で3曲、配信終了後に2曲)、当初予定は1時間と書いてあったのでミニライブと思いきや、ほぼ2時間のライブでした。
楽しかったし、いきものがかりの吉岡さんは去年出産したのに声量ものすごいし(出産して声質が変わったり声量出なくなる人は結構多い)、ギターの水野さんはトーク抜群で面白いし(しかもピアノも弾けるのね!)、さすが18年やっているだけありますね。

ってことで楽しい1日でしたが、なにせ2時間スタンディングだったので、腰に来ますね(笑) 月曜から疲れました。まあ偶になので良しとしましょう。

【せんきん】仙禽 線香花火

妻が買ってきたお酒を勝手に開ける第2弾w

【せんきん】仙禽 線香花火

夏の終わりに出る限定品、「線香花火」 ラベルは爽やかなイメージで、日本酒に見えません。

【せんきん】仙禽 線香花火

仕様に「アッサンブラージュ」とあります。美術用語で「一般の彫刻概念から逸脱するような立体作品」だそうですが、このお酒は酒米の山田錦を主体として作ったお酒「モダン仙禽」と「クラシック仙禽」のブレンドのようですね。なるほど、方向性の違うモダンとクラシックシリーズを仙禽では販売していますが、その2種類をブレンド下とのことです。
無濾過原酒で、火入れはしていますが要冷蔵の仕様となっています。
しかし最近の仙禽はかなり意識高い系になっていますね。

日本酒らしい薄黄色。別の酒蔵のおちょこでごめんなさい(笑

冷やしていただきました。上立ち香からは酸味を感じます。
口に含むと、爽やかな酸味は仙禽らしいですが、わりかし後味はどっしり。アルコール度数13度とやや低めですが。ただ全体としては爽やか系で、ライチのような爽やかな酸味と甘味のあとに、苦味~どっしりと来ます。とはいえ、全体としては軽めでキレは良いので、後味のどっしりは最初の口当たりの軽さから相対的に感じるだけで、決して重苦しい感じではないですね。

ちょっと気温的には涼しくなってしまいましたが、これは8月後半出荷なので、残暑残る9月中に飲むのがおすすめのお酒ですね。

【小林酒造】鳳凰美田 冷卸 純米吟醸 五百万石

朝晩一気に涼しくなってきた今日この頃。何だか暑すぎて秋は来ないのかなと思ったら、いきなり来るんですね。
9月も半ばまでは暑かったせいか、日本酒が冷卸(ひやおろし)の季節だなんて言われてもピンとこなかったのですが、9月以降に出荷される冷卸、今年は何を飲もうかと思って、先日栃木に行った帰りに、関口酒店で購入してきたのが鳳凰美田(ほうおうびでん)でした。

【小林酒造】鳳凰美田 冷卸 純米吟醸 五百万石

鳳凰美田の冷卸は、酒米に五百万石と山田錦の2つのバージョンがあるようですが、今回は五百万石を選択。
栃木県を代表するお酒と言っても良い鳳凰美田、そのブランドの響きも優雅ですが、酒質もそれに違わぬ優雅でフルーティな味わいを基調としています。

【小林酒造】鳳凰美田 冷卸 純米吟醸 五百万石

ラベルによれば、1回火入れして貯蔵、出荷の際には火入れせず、要冷蔵となっています。
酒米の五百万石を精米歩合55%まで磨いた純米吟醸。冷卸(ひやおろし)は、落ち着いたどっしりとした味わいのものが多いですが、鳳凰美田の冷卸は初めて飲むので楽しみです。

薄黄色で香り豊かなお酒

上立ち香は鳳凰美田らしい優雅な吟醸香。マスカットを彷彿とさせます。口に含むと…美田らしいフルーティさですが、華やかさ主体から落ち着いた熟成感が漂います。
旨味の膨らみが豊か。酸味も適度。後味はやや苦味が強めですが、キレは良いです。少し温度を上げていくと、より、マスカットらしい甘みが膨らみ、苦味は少し後退します。このちょっと置いたときの温度がバランスが良さそうです。
さすが鳳凰美田と思わせる、安定感と膨らみのある旨味と華やかとキレの良さは、冷卸となることで、更に旨味を引き出していますね。

冷卸のお酒は、物によっては中途半端な円熟になることもあるのですが、鳳凰美田は美田らしさを保ちつつ、熟成感も適度に味わえるのが良いですね。

【せんきん】仙禽 オーガニック ナチュール 2023 ZERO:nigori

栃木帰省した際に買ってきたお酒。というかこれは妻が買ったお酒ですがw

【せんきん】仙禽 オーガニック ナチュール 2023 ZERO:nigori

ラベルはいつもの仙禽ですが、オーガニックナチュール? どうやら、日本酒の古くからある製法、生酛造りで、それも江戸時代の製法に近いやり方とのことです。ただ、全てが古いやり方ではなく、品質自体は現代のもの、だそうです。
木桶を使用し、酒母は蔵付き酵母で培養、精米歩合は90%(大昔は精米ではあまり削れなかった)、有機栽培のお米「亀の尾」と「ドメーヌさくら」を使用しています。

【せんきん】仙禽 オーガニック ナチュール 2023 ZERO:nigori

絶対に振らないでください、とあるように、火入れしていないお酒ゆえに、まだ活性しています。ただ、キャップはガス抜きの付いた回転キャップなので、ここは安心です。
とはいえ、慎重に開栓しましょう。
あ、アルコール度数はやや低めな13度、加水していない原酒でこの度数です。

ゆっくり瓶を回して撹拌して注ぐと、程よい濁り

ゆーっくり撹拌し、澱を絡めてから開栓も慎重に。幸い、少し泡が出た程度で吹き出しはなし。ここはガス抜き穴が効いていますね。これがないと、恐らく吹き出したでしょう。割と吹き出し事故、多いみたいですから。

上立ち香はさっぱりとした酸味を感じます。口に含むと…おお?思ったより甘味は控えめで、アルコール度数13度と低めな割に結構アタックは強め。ただし微発泡のため、爽やかさはありますね。そしてどっしり感はすぐに落ち着きます。澱を絡めたら苦味はそれなりに多め。ほんのり甘味と酸味で、カルピスウォーター系な乳酸菌ですが、酸味も生酛系としては控えめでしょうか。木桶感も、よく味わうと確かにありますが、ことさらそれを強調はしていません。

少し温度が上がると、控えめだった甘みが上品に立ってきました。このくらいがちょうどよいバランス。透明なグラスに注いで数分あたりの温度が絶妙に良いですね。
全体としては、さっぱり感のあるお酒で、夏にピッタリでしょう。もう9月後半とは言え、まだ残暑感は結構あるので、まだまだ季節に合っているお酒ですね。

今週末も栃木に行く予定なので、また何か物色したいと思います。

【箱館醸造】郷宝 生酛造り 壱火

函館帰省で買ってきたお酒その2。函館の隣町亀田郡七飯町の箱館醸造のお酒です。

【箱館醸造】郷宝 生酛造り 壱火

郷宝、道南の酒蔵として今注目すべき北海道のお酒の1つです。
近年の温暖化により、北海道でも酒造りが盛んになってきました。今回は郷宝でも生酛造り、これは飲んだことがなかったので、ぜひ買ってみたいと思っていたお酒です。

【箱館醸造】郷宝 生酛造り 壱火

酒米は、北海道産の酒米としておなじみの「吟風」、これを精米歩合65%としています。そして最大の特徴が、日本酒の最も古い製法である生酛造りにより、蔵付きの天然の酵母を酒母として取り入れています。
一般に、生酛造りのお酒は乳酸菌による力強い味わいと酸味となる事が多いですが、さてこのお酒はどうかな?

ほんのり黄色の伝統的な日本酒の色

要冷蔵となっていますが、壱火と書かれているため、1回火入れなのかな? 火入れはしているけど、生酒に近い感覚で品質を保つために冷蔵としていると思われます。

上立ち香は爽やかな吟醸香。冷えた状態で口に含むと、お? 思ったよりは酸味は強くないですね。旨味の力強さはありますが、酸味は刺々しくなく柔らかな乳酸菌、といった感じで、これが郷宝の酒蔵の酒母の性質なんでしょうね。キレもよく、生酛のお酒という先入観なしに飲めば、気づかないくらいです。
やや温度を上げていくと、旨味は更に膨らみますが、酸味もやや強めに感じます。個人的には、冷えた状態のほうがバランスは良いように思いますが、生酛らしさを楽しむなら少し温度を上げたほうが”らしく”感じるでしょう。

ということで、まだ若い酒蔵、これから色々と新しいお酒が登場すると思われます。
お土産用に要冷蔵ではないお酒も出してもらえると嬉しいです。もっとも、飛行機や新幹線で関東圏までの距離なら、冷蔵品でもギリギリ大丈夫かなとは思います。今回そうやって買って帰ってきたので。

【上川大雪酒造】十勝 純米吟醸

先日函館に帰省した帰りに、新幹線の函館北斗駅の横にあるお土産屋さんの入ったビルにある酒屋さんで購入したお酒。
ここの酒屋が、お土産屋さんに並ぶ酒屋なのにかなりガチな酒屋(笑)でして、最近増えてきている北海道のお酒はもちろん、シン・ツチダのような群馬など各地のお酒も取り揃えています。ここは次回の帰省の際にも要チェックですね。

ということで、2本買ってきましたがその1本目。初めての購入、最近よく見かけるようになってきて気になっていたお酒。

【上川大雪酒造】十勝 純米吟醸

帯広畜産大学内に製造書がある上川大雪酒造のお酒です。
酒屋さん曰く、近年温暖化で北海道もお米がよく採れるようになり、北海道産の酒米も増えてきて、それに伴い酒造も増えてきているとのこと。
ワインの醸造所も増えているそうで、この酒屋では北海道産のワインも充実していました。

酒米は、ラベルにあるように北海道のお酒といえばこれ、最近主流になりつつある酒米「吟風」が使われています。その他にも「彗星」「きたしずく」といった北海道産の酒米も最近は生産量が増えてきて、よく見かけるようになりましたね。
上川大雪酒造では、全ての酒米を北海道産としています。

【上川大雪酒造】十勝 純米吟醸

精米歩合60%と程よく削った純米吟醸。日本酒度や酵母は非公開です。シンプルなラベルですね。

程よくほんのり黄色みがかったお酒

火入れ酒みたいですが、酒屋では冷蔵販売されていたので、こちらは冷酒でいただきました。
上立ち香は割と強めなマスカット。口に含むと…、いややっぱり芳醇なマスカットだ!芳醇だけどしつこくない膨らみのある甘み、程よい酸味~からのガツンとどっしり感が来ます。このスピードの速さ、芳醇な甘み→どんと辛さがかなり早い速度で来ます。かなり力強いお酒です。後味に旨味が残り、さっと引く感じです。力強いけど、いつまでも残らないのが良いですね。

少し温度が上がると、甘みは和らぎますが、辛さは程よく残ります。一般に温度が上がる方が甘みは増すのですが、このお酒は逆に甘みが少し落ち着く方向に。これはこれでありです。
ということで、冷やしてもよし、やや常温に近い程度にするもよし。けっこう特徴的なお酒ですね。

上川大雪酒造のお酒は種類も豊富、焼酎も造っているそうです。なかなか精力的な酒蔵で、今後も注目したい酒蔵ですね。

【KIRIN/BROOKLYN BREWERY】BROOKLYN LAGAR and SORACHI ACE

麒麟麦酒株式会社(キリンビールと書いたほうが通りが良いですね)が、アメリカのBROOKLYN BREWERYと提携して、ライセンス生産しているビール、たまたま割引クーポンがあったので、取寄せ購入してみました。

今回は2種類ご紹介。

1本目はBROOKLYN LAGAR。まずは定番ラガービール。

ライセンス生産は飲料水の世界では割とよくありますが、ビールの世界でも割とよくあるみたいですね。
さすが王道、ビールの見本みたいな感じです。しっかりとしたホップの香りと甘み、苦味のあとに続く甘み。日本人にもラガービールは馴染み深いので、多分一番万人受けする味ですね。
ちょっと良いビールを飲みたいときに、ピッタリの1本。

2本目はSORACHI ACE

濁り系で泡は白い

北海道オリジンのホップ「SORACHI ACE」を使っているそうです。本家にはラインアップになかったので、日本向け製品かな?
スパイシーな料理に合うみたいです。
まず香りがスパイシー? 柑橘系? でも飲んでみると酸味はそれほどなくて、さっぱりした味わい…いや後から苦味は割りときますね。爽やかな感じながら、苦味は強め、苦味は独特ですね。でも全体として爽やかな味わいなので、その苦味は爽快な感じがします。アルコール度数はやや高めの7%なので、それなりにガツンときます。
確かに味が強いスパイシーな料理に負けない味わいかもしれませんね。


ビールって奥が深いですね。ただちょっとお高めなのが難点です。グイグイ飲めちゃうのに(笑