栃木県産日本酒を色々と調達しましたが、今回はその第2弾。
栃木県栃木市の飯沼銘醸、こちらも創業から200年以上の酒蔵です。
「姿(すがた)」ブランドの日本酒は、関東圏でもそれなりに手に入れやすいのですが、このスパークリングについては、私の知っている、とあるお店でしか、今の所見つけられていません。
久々にそのお店で調達してきました。
活性した日本酒を、澱ごと瓶詰めしています。よって、開栓時に吹き出す可能性があり、ラベル裏にも開栓注意の表記があります。
仕様米は八種類の酒造好適米とあります。
あるショップのHPには、R2BYのスパークリングの使用割合は
酛麹:雄町(2%)
酛掛:彗星(4%)
添麹:五百万石(4%)
添掛:夢ささら(12%)
仲麹:愛山(6%)
仲掛:ひとごこち(24%)
留麹:山田錦(8%)
留掛:きたしずく(40%)
https://ozakishouten.com/product/%E5%A7%BF-%E7%B4%94%E7%B1%B3%E5%90%9F%E9%86%B8%E7%94%9F%E9%85%92-sparkling-sugata-white-720ml/
と書かれていました。酒米の有名銘柄を一通り使っている感じですね。
精米歩合は55%と、結構削っています。
澱を絡めてゆっくり開栓
このお酒、澱も濾過せずまるごと瓶詰めしているので、購入時はこんな感じで澱が沈殿しています。
活性して開栓注意のお酒ですから、決して振ってはいけません。瓶を傾けて、澱がゆっくりと混ざるまで、様々な角度に瓶を傾けていきます。完全に混ぜるのは難しいので、ある程度のところで混ざったら、栓を少しだけ回してガス抜きします。
澱を絡めない状態で楽しむことも出来ますが、私は基本的に、最初から澱は絡めて飲む派です。この辺りは好みですね。
ガス抜き中、今回は控えめな活性でしたv
開栓注意のお酒ですが、今回はゆっくりガス抜きしたところ、軽い発泡のみで大きく発泡することはなかったので、少しガス抜きしてゆっくり開栓。吹き出しは状況によるので、今回はたまたま活性が緩かった、ということですね。
注ぐと流石にシュワシュワしました
ゆっくり注ぐと、シュワシュワと泡が立ちました。活性している証拠です。
吟香は華やか。豊潤なメロンの甘みとわずかに酸味、澱絡みらしい苦味を感じます。どちらかというと豊潤系なのに、甘みだけが強調されず、苦味とのバランスが良いので、甘すぎて飲み飽きてしまう感じはないのが良いですね。そしてキレも比較的よく、後味はそこそこさっぱりしています。
微発泡系なので、爽快感もあり、夏に飲むお酒としてもぴったりです。
「姿」はメロン系の豊潤な日本酒が多いですが、こちらは豊潤ながらも苦味やキレの良さを持ち合わせていて、「姿」らしさと活性し発泡した日本酒にあるさっぱりさの両方を持ち合わせていますね。
今度はまず澱を絡めず、上澄みを飲んでみたいです。どうしても混ぜてしまいたくなる心情を、なんとか抑えねば(笑