これが最後か?嫁車エスティマのHIDをPIAAの6000kに交換

15年目の嫁車エスティマですが、お金もないし、まだ乗り続けています。
そろそろヘッドライトのHIDのバーナーも前回交換から数年経ったので、交換することに。
色んなメーカーを使ってきましたが、今回はPIAAがお安く手に入りました。

PIAA HID 6000k HL604

PIAAのHL604です。エスティマACR50W(ビッグマイチェン前)はヘッドライトがD4SのHIDです。LED全盛期になり、すっかりHID搭載車は消えてなくなりましたね。もはやお店の交換バルブコーナーでも、HIDは隅に追いやられている感じです。
ただ、個人的にLEDよりHIDのほうが明るく感じます。最近のLEDヘッドライトはだいぶ性能も良くなりましたが、寿命が来たらヘッドライトユニット毎交換になってしまうんですよね。もっとも、平均的な使い方では廃車まで問題ないのでしょうけど。

PIAA自体も、それこそ自分が免許を取った90年代は、ハロゲンの高効率バルブといえばPIAAでしたね。売り場でもかなりの面積を占めていたと思います。みんな憧れてPIAAのバルブに交換していたっけ。
ただ最近はカーパーツのアフターマーケットも後退したのか、昔ほどPIAAって見かけなくなったような?

そして最近は自動車部品サプライヤー大手のValeoの関連会社になっているようですね。

エスティマのヘッドライトユニット、とっても手が入りづらい…

毎回苦労するのがこのHIDバーナーの交換。とにかく隙間が狭くて手が入りづらいんです。

中央の灰色の樹脂の蓋の向こうにHIDバーナーがあるのですが

残念ながらボンネットを開けても、辛うじてヘッドライトユニットの裏側の、HIDバーナーがある部分の蓋は見えますが、手を入れる隙間がないのです。

そこでハンドルを目一杯切りましょう。タイヤハウスのカバーにサービスホールがあります。ここのネジ2本とクリップ2個を外すと、サービスホールの蓋が外れます。するとサービスホールの向こうにHIDのカバーが…、しかしこちら側からも遠いぞ!
やっぱり手が大きいとアクセスし辛い。バンパー外して作業される方がいるのも納得です。

そして長年の使用で蓋のゴムが固くなっているのか、蓋を回すのにものすごく力が必要でした。手を入れづらいのに。

外したPHILIPSのバーナー(右)とPIAAのバーナー

外したバーナーはPHILIPS製、これは自分で選んだのではなく、以前車検に出していた整備工場が欧州車を得意とする店で、車検時に光量不足で急遽交換してもらったもの。色は純正色に近いので、やや黄色みがかっていました。元々初期のHIDは青白かったんですよね。最初のHID純正搭載車だったアコード(CF4)は純正で青白かったですが、改良されて黄色みがかるようになりました。
でもやっぱり純白に憧れますよね。

写真向かって左がPIAA 6000k、右がそれまでのPHILIPS

写真で比べると…あれ、そんなに変わらないかな? 気持ちPIAAのほうが白身がある感じです。青白くはないですね。PHILIPSは点灯時間をもう少し長くとると、黄色っぽさが出てきます。
昔は6000kといえばかなり青白いものが多かったのですが、これも改良されたのか、純白と言ってよいですね。青白さは感じないです。これ以上色温度を上げると、光量が低下するので、このくらいの色味がちょうどよいですね。

そしてまた硬い蓋を狭いサービスホールに手を入れて行うのですが、その前に、蓋が硬い原因、蓋のゴムパッキンの硬化があるのでPTFEスプレーを吹きかけておきました。

KUREのドライファストルブをゴムパッキンに吹きかけておきました

使ったのはPTFEを含有するKUREのドライファストルブスプレー。油ではなくフッ素配合なので、ゴムを侵食せずあらゆる素材の摺動性を良くします。油と違いベタつかないし飛散しません。これをゴムに吹きかけておくだけで、摺動性が良くなります。
お陰で蓋を閉める際は、さほど力がいらなくなりました。

さて、これがエスティマ最後のHID交換になるかな?


純白で下品な青白さはなく、明るさも確保されていてオススメです。この色温度では3200lmと光量も大きめです。