昔から場所として走っている酒蔵、でも買うようになったのはこの1年という、何ともったいないことをしていたという、百里基地撮影の帰りに買って帰りたいお酒、廣瀬商店の直売所(中は事務所ですが…)で買ってきたお酒です。
「ピュア茨城」シリーズらしいです。これの火入れバージョンは、廣瀬商店のHPにも記載されていますが、自分も最初火入れ版を買おうと思ったんですよ。
これ火入れですか?と尋ねると、火入れもありますが、今冷蔵庫に入っている生酒版もありますよ、とのことで、せっかくなので生酒版を買ってみました。
大きく「ひたち錦」と書かれている通り、茨城県産で開発された酒米のひたち錦を使用し、これまた茨城県で開発された小川酵母を使用、水は筑波山水系と、全てが茨城県。
最近はそうしたお酒は、ワインと同様オシャレに「テロワール」と称する日本酒も増えてきましたが、こちらはあくまで「ピュア茨城」。こちらはプロジェクトとしてこの名称を使っているようですね。
精米歩合は60%、アルコール度数16度以上と、生原酒ながら、スペックとしては標準的な純米酒です。
冷やしていただきました。上立ち香は爽やかなですがスーッと通る吟醸香。
口に含むと…ふわっと広がる米の甘み、酸味は比較的少なめです。そして後から原酒らしい、割りとガツンとくるアタック、でもその後は余韻を残しつつ穏やかに引いていきますね。芳醇系な味わいですが、後味はさっぱりとしています。飲みだしの芳醇な印象からすると、最後はサラリとしているので、飲み飽きないですね。
食中酒として、煮魚あたりが合いそうです。
せっかく生酒版を楽しめたので、次は火入れを買ってみたいと思います。