【土田酒造】土田生もと 令和元年酒造年度醸造

6月に注文したお酒です。飲もうと思ったら、いろいろあって飲めずに、今まで保管されていました。
体調も良くなったので、満を持して開栓してみました。

【土田酒造】土田生もと 令和元年酒造年度醸造

やっと食卓に戻ってこれました。寝室隔離で寝室飯でしたので。

群馬県の土田酒造といえば、生酛造りのお酒を主体としています。このお酒は、令和元年(2019年)醸造のお酒を冷蔵保管したものです。
精米歩合60%と、土田のお酒にしては割と削っていますね。酵母は7号酵母系の協会701号酵母、アルコール度数はほんの僅かに低い15%です。

【土田酒造】土田生もと 令和元年酒造年度醸造

仕込み桶ごとに味わいが違う、とのことです。このお酒は、土田酒造のオンラインサイトで購入しましたが、冷蔵保管されていたもののため、クール便にて届きます。ただし、冷酒よりも冷や(常温)から燗で飲むのが推奨されています。ただし、今回は冷酒の状態から飲み始めてみました。

淡黄色が買ったお酒

上立ち香は華やかさはなく落ち着きがあります。
冷酒状態で口に含むと、甘みと酸味は思ったより落ち着いていますね。雑味感がないのは、割と米を削ったお酒だからかな? 旨味からの苦味が強い感じです。
ちなみに、自分でも気づいていますが、コロナ感染してから若干味覚に変化があり、やや甘みの感覚が鈍っています。

常温(冷や)になってからは、だいぶ印象が変わります。生酛らしい甘みと酸味の膨らみが出てきました。うん、これだこれ、これこそ土田酒造のお酒です。甘みからの酸味、そして旨味、苦味へと、しっかり滑らかに調和していますね。面白いことに、3年ほど寝かせたお酒なのに、熟成酒の方な濃厚なクセは少なく、むしろ滑らかな味わいです。
冷酒状態で苦味にやや過度を感じたのが、温度が上がるとすっかりまろやかになりました。今回は試していませんが、ぬる燗~熱燗でも試してみたいと思います。この酒質からするに、ぬる燗がうまそうです。

【土田酒造】土田生もと 令和元年酒造年度醸造

まるでCMかのような水滴がついたので、撮ってみました(笑