【埼玉】小鹿野町の廃屋と馬頭尊

先日行った小鹿野町三山の廃吊橋のすぐ近くにあった廃屋。

倒壊し始めている廃屋

既に倒壊が始まっていて、カラーコーンと柵が設置されていました。

建物の中央は完全崩壊

建物の中央は完全に崩壊して、左右の建屋がかろうじて屋根の一部を支えている状況。この屋根の倒壊も時間の問題でしょう。
ここが現役国道であれば、この状況は危険で問題となるでしょうけど、既に旧道化し、しかもこの先の道路も崩壊し車両通行止めの状態なので、そのまま放置されているのでしょうね。
写真中央の奥に見える家屋は現役です。

細い旧国道299号線

こうしてみると、旧道となった国道299号線の道幅はかなり狭いですね。いわゆる「酷道」です。車のすれ違いは困難です。大型車の通行も、現役当時はしていたのかもしれませんが、すれ違いは相当苦労したでしょうね。
旧道となった今、ガードレールも該当も古びでいます。そんな場所でもしっかり電気は通っているのだから、電気インフラってすごいですよね。

2階にはテレビが

倒壊部分のクローズアップ。かろうじて倒壊していない2階の部屋の一部に、懐かしい家具調テレビが見えます。年式からして、1970年代の製品で、Web掲載の解像度ではわかりませんが、等倍で確認すると、NATIONALの文字が見えます。ナショナルは現在のPanasonicの日本国内旧ブランド名で、2008年に松下電器産業からパナソニック株式会社となったため、国内のブランド名も、全てPanasonicに統一されました。今や、ナショナルブランドの製品も古くなってきて姿を消しつつあります。

テレビの年代から推察するに、この建物が生きていたのは、恐らく1980年代までといったところでしょう。それ以降空き家となった可能性が高そうです。

脇には馬頭尊が

建物の横には馬頭が。
「馬頭尊」、または「馬頭観音」は、地元で道路管理をしていた証として、各地に存在します。馬頭観音は仏教由来ですが、馬頭尊は神道由来と言われています。
つまりこの道は、国道299号線の旧道である以前から、長くこの地の主要道路として管理されていたということが分かります。
写真を等倍で確認すると、一部の文字が摩耗で消えかかっていますが、一文字目の「大」から大正時代のどこかの年の三月、「荒本庄竹」氏が建立したようです。そして石碑の横には真新しい花も備えられており、現在もしっかりと管理されているようです。管理者も、その隣の廃屋の持ち主かのかもしれませんね。

こういう発見があるのも、廃墟散策の醍醐味かな?

【埼玉】元吊橋 高松橋

【埼玉】小鹿野町三山の廃吊橋の後に行ってみた、元吊橋。元、とあるのは、もう橋自体が撤去されて、吊橋の構造物だけが残っているから。

場所は、埼玉県は秩父郡皆野町です。

主塔だけの吊橋跡、手前にはフェンス

この吊橋は、1936年(昭和11年)に竣工ととても古い吊橋です。2013年頃までは、通行できない状態で現存していたようですが、その後撤去されたようです。現存していた当時はこんな橋だったようです

撤去後は、フェンスが張られて、現在の状態となっています。

大昔は、この端を通って墓地に通じていたのでしょう。
現在では、別の場所に橋もあるため、この橋は役目を終えたようです。


この撮影後、せっかくなので日本酒でも買おうと長瀞蔵に行ってみたら、あいにくのお休みでした。残念…

Nikon Z 9 ファームウェアアップデート第1弾

昨年末、Nikonより予告されていたZ 9のファームウェアアップデートが、1月5日に公開されましたので、早速アップデートしてみました。

当初は、「2021年内のファームウェアアップデートでさらなる機能向上を予定。」としていましたが、最初のアップデートは年明けの2022年となってしまいましたね。

今回のファームウェアアップデートは、C:Ver.1.00からVer.1.10となり、変更点は下記のとおりです。

  1. • RAW + JPEG または JPEG + JPEG 分割記録 で、20 コマ / 秒の高速連続撮影した場合の連続撮影可能時間が長くなりました。
    • ● ファームウェア C:Ver.1.00:
    •  RAW(高効率★)+ BASIC(サイズL):約3秒*
    •  JPEG + JPEG 分割記録(スロット 1:FINE(サイズL)、スロット 2:BASIC(サイズS)):約3秒*
    • ● ファームウェア C:Ver.1.10:
    •  RAW(高効率★)+ BASIC(サイズL):約8秒*
    •  JPEG + JPEG 分割記録(スロット 1:FINE(サイズL)、スロット 2:BASIC(サイズS)):約8秒 *
    • * 連続撮影速度を維持して撮影できる連続撮影可能時間です。各秒数は装着レンズ NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、メモリーカード ProGrade Digital COBALT 1700R 325GB CFexpress を使用した場合の当社試験条件における参考値となります。次のような場合などには、連続撮影可能時間は減少します。
      • – [スロット 2 の機能]を[バックアップ記録]に設定した場合
      • – [自動ゆがみ補正]を[ ON ]に設定した場合
  2. • [再生メニュー]>[フィルター再生の条件設定]において、条件設定をする際にマルチセレクターの右ボタンを押した場合でも、チェックボックスにチェックが入るようにしました。
  3. • 以下を全て満たす条件で撮影した場合、別売のスピードライト SB-5000 の発光が同調しない現象を修正しました。
    • – [カスタムメニュー]> e1[フラッシュ撮影同調速度]を、[1/200 秒(オート FP)]または[1/250 秒(オート FP)]に設定し、シャッタースピードをフラッシュ同調速度よりも高速側に設定する
    • – 別売のワイヤレスリモートコントローラー WR-R10 または WR-R11a を装着し、SB-5000 を電波制御アドバンストワイヤレスライティングで接続する
    • – カメラのアクセサリーシューにスピードライトを装着しない

大きな変化としては、特定画質条件における連続撮影時間の向上ですね。個人的には、RAWは高効率(★のつかない一番容量を食わない設定)がメインとなりそうですし、航空機撮影では非可逆圧縮RAWを使うので、今回のFWアップデートは、あまり関係なさそうですが、とりあえずアップデートしておきます。

なお、Nikon Zシリーズは、FWアップデートはスマホアプリのSnapBridgeでも可能ですが、1月5日時点でアップデートを促す表示はなかったので、メモリカードを使ってバージョンアップしました。
ここで、CFexpressカードリーダーまだ持ってない…となったものの、XQDカードとリーダーはD850用で持っていて、Z 9もXQDに対応するため、事なきを得ました…。

ことのほかアップデートは時間がかかり、「数分かかります」の表示通り、実際に数分かかりました。これまでの一眼レフだと、実際はそこまでかからないことがほとんどだったので、最初はプログレスバーが動かないから、不具合発生!?と思ったくらいです。

暗所AF性能向上は今後に期待

導入からいくつかの不具合や、性能的に今一歩なを発見しているZ 9。それらの情報は今後まとめてみたいと思っていますが、とりあえず向上してほしいのは、暗所AFですね。

例えば、明け方前に撮ったこの写真。

2枚とも午前6時に撮った写真。まだ日の出前で暗い状況。SIGMA 150-600mm F5-6.3 Sportsを使いましたが、Z 9ではファインダ上は明るく見えている(一眼レフD850だと、1枚目の写真は真っ暗で殆ど見えない)ので、暗所でのEVFの恩恵を感じる一方、AFが合いませんでした。実際には、EVF上ではピントは合っているように見えますが、Z 9はAFが合わないと画面のAF赤枠を点滅させました。
この状況でも、D850なら、時々迷うけど、何とかAFは合いました。

暗所でのZ 9のAFは、今一歩です。EVFでは明るく見えているので、てっきり合うのかと思いましたが…。逆にOVF上で真っ暗だったD850のほうがAFが合うなんて…。

Z 9のAF検出範囲は、

-6.5~19EV(スターライトビュー有効時:-8.5~19EV)
※静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2レンズ使用時、温度20°C

https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_9/spec.html

一方、D850は、

-4~+20EV(ISO 100、常温(20℃))

https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d850/spec.html

と、スペック上では、Z 9のほうが一見有利だったのですが、よく見ると、条件にf/1.2レンズ使用時、なんて書いてあります。D850はレンズのf値の記載はありません。
SIGMA 150-600mmは暗い望遠なので、このスペック表より5段分以上条件が悪くなるので、そうなるとD850より不利!?
スターライトビューに設定すると、もう少し改善されるかな? いずれにしろ、この辺りはファームウェアアップデートで改善することに期待したいです。

【埼玉】小鹿野町三山の廃吊橋

冬休みの撮影活動は、恒例の廃墟撮影から。今回は橋にスポットを当ててみました。

廃墟ならぬ廃橋、その役目を終えた橋は、全国に存在しますが、吊橋ともなると数は少なくなります。何しろ、吊っているわけですから、強度的には橋脚のある橋よりも劣るわけで、まして管理されなくなった吊橋の運命は見えていますよね?

埼玉県秩父郡小鹿野町三山に向かいました。

正確な建造時期は不明。一般的には、橋に竣工された年月の銘板があったりするのですが、この橋については確認できず。
いろいろな情報をまとめると、国道299号線の今となっては旧道となった道沿いに、1955年(昭和30年)前後に建造されたとされていますが、国道299号線が開通したのは1970年(昭和45年)なので、その頃に建造されたとも言えなくもないです。
いずれにしろ、行政すら資料が残っていないとして、正確な建造時期が不明ということです。

それでは旧道から行ってみましょう。が、いきなり車両通行止めの看板が!

なんと、国道299号線の旧道、道路が崩落していました。赤平川のカーブの位置なので、大雨の増水でえぐられたのだろうか? 修復されることなく、車両通行止めとなっています。崩落していない部分の幅は狭く、たしかに軽自動車でも通行は無理そうです。
そして、この崩落箇所から川を望むと、その奥に華奢な吊橋が見えました。まだ橋は健在でした。

橋の入口まで来てみると、だいぶ昔に設置された立入禁止の看板とバリケードが。有名な「山さ行がねが」さんのサイトでは、2010年に訪問した記録がありますが、その写真にはもう少し簡素なバリゲードで、それ以外のブログを見ると、2012年には現在のバリケードになっていたので、2010~2012年に町がバリケードを現在の形に強化したのでしょう。
また、橋板も2010~2015年頃にはまだ健在でしたが、2022年初頭現在では、橋板はほぼ欠損した状態です。

もちろん妻子あるおっさんのYamaroですから、イキって橋を渡るなんてことはしません。
幸い川岸までの高さはそれほどではないので、下に降りて見てみることにします。

橋脚はL字鋼を使っており、一見華奢に見えるけど、トラス構造となっていて、思いの外頑丈そうです。まあ金をかけていない感じはしますけどね。
そして赤い塗装は半世紀以上を経てなお健在、錆も少ないです。なかなか良質な鋼を使っていそいうです。これを見るに、個人的には建造は1955年頃というよりは、1970年頃じゃないかな?と推測しますが、さて…

川に降りてみました。赤平川は冬の感想じた時期だからか、思いの外水量が少なかったですが、梅雨時期だともっと水量は多いはずです。

川から橋を望むと、さすがにL字鋼の部分はサビが出てきています。橋脚は森と竹で風雨が遮られているのに対し、川の上の吊橋そのものは風雨にさらされますから、状態は悪くなりますね。
今すぐ崩落しそうという感じはないものの、今後台風など風雨の影響でどうなるかはわかりませんね。

橋とは関係ありませんが、川の向こうを見ると、かなり古そうな廃車が。カローラバンっぽい感じもしますが、ちょっと違うかな? この向こうは国道299号線なので、新道開通後に放置されたのでしょうか?

それでは、廃吊橋をあとにします。
道路の崩落箇所をよじ登って戻りました。

結局橋の詳しい経緯は、現地ではわかりませんでしたが、吊橋は2022年現在健在、橋板は既にほぼなし、耐風索は1本外れた状態でした。向こう10年持つかどうか…と言ったろころでしょうか?

地元の方が旧道から山道へ移動するために架けたと思われる橋は、新道開通に伴い使われなくなり、いつしか忘れ去られた存在となってしまった、こんな感じでしょうね。
橋としては、それほどのものではないけれど、人知れず撮影できて楽しかったな。

PIAA ソーラーイエローハロゲンバルブ HY107が半額だったので買ってみた

その昔大学生だった頃、免許をとって初めて車を買うと、皆さんヘッドライトのバルブはPIAAの真っ白い光を放つバルブに交換していました。
カー用品店のヘッドライトの交換バルブコーナーには、高価なPIAAのバルブがたくさん並んでいて、憧れたものです。

Yamaroはマイナーなホンダ・ドマーニの初代に乗っていましたが、あの当時のホンダ車、2灯式はH4Hという、メジャーだったH4バルブとちょっと違う、ホンダ独自規格だったので(EFやEGシビックも同様)、種類が少なくて高い、という、あの当時のホンダにありがちな状況でしたね。

そんな私も、友人がDAインテグラを廃車にする際に、PIAAのバルブが付いていたので、一緒に廃車処分のため車屋に持っていった際に、形見(笑)としてバルブを外して、自分の車に移植したなんて懐かしいエピソードを思い出しました。

そんなPIAAですが、次第にカー用品店に置かれるラインアップが少なくなってきました。バルブでいえば、ディスチャージの交換バルブが出始めた頃から、IPFやカーメイト、スタンレー(旧RAYBRIG)、BELLOFあたりを見かけることが増え、一時期ほどの勢いはないですね。特に最近は中華メーカーも通販で幅を利かせるようになりましたし、クルマの灯火類も、ヘッドライトを含め、急激にLED化が進んでいます。となると、そもそも自分で交換できないですから、アフターパーツもどんどん減ってきていますね。

現在のPIAAは、今や世界的な自動車部品メーカーのValeoが、PIAAの親会社に出資していて、Valeoのグループ会社になっているようです。へぇ、知らなかったな~。

とまあ前置きが長くなりましたが、そんなPIAAのバルブが、先月行ったオートバックスで、在庫半額処分、さらにLINEクーポンで2割引と、元の値段ってなんだったのだろうという価格になっていましたので、買ってみました。

PIAA SOLAR YELLOW 2500K ハロゲンバルブ

今やアフターマーケットの交換バルブは、LEDが幅を利かせていますが、LEDはハロゲンバルブ用のリフレクター、プロジェクターに必ずしも配光特性が合っているとは限らないし、今回買ったのはフォグランプ用にイエローバルブですが、そもそもフォグランプってそうそう使わないので、ハロゲンで十分。
世の中、霧でもない日に煌々とフォグランプを点けている車の多いこと、しかもそんな車に限って日中に霧やら大雨で視界が悪いのに無灯火だったりしますからね。

ところで、フォグランプといえばイエローというのは、オジサン世代以上は常識だったりしますが、近年はフォグランプもホワイトが主流になってきていますし、LED化も進んでいます。時代ですね。
個人的には、ファッションという話以前に、イエローって見やすいのですよね。とくに雨や雪で道路の境界線が見づらい状況で、黄色いほうが、コントラストが出て見やすいです。
人間の目は、555nmの波長の色の感度が最も高いとされており、これに近い色が黄色ということになります。
ただし、それでも白いフォグライトが主流になっているのは、ハロゲン以上に強力な発光量だからでしょうね。

今や懐かしいハロゲンバルブ

嫁車エスティマのフォグランプ(HB4規格)は、何年か前にIPFのファン感謝デーで買ったホワイトのバルブが入っていますが、やっぱりフォグは黄色と思っていたので、安く買えてよかった~。
交換は、バンパー下のクリップとボルトを外して、と難しくはないですが、見づらい場所にあるので、ジャッキアップしない限りは目視が難しく、手探り交換です。最近の車(と言ってももう13年落ちですが)は、手が入りづらくて、交換も面倒になってきていますね。外すのはいいけど、つけるのが手探りだとやりづらいです。

真っ黄色、という感じでない、オレンジに近い実用的な色

昔は変に真っ黄色なフォグランプもありましたが、このくらいのオレンジがかった黄色のほうが、実用的で見やすそうですね。あとは廃車にするまで持てばいいかな。

Z 9を持って荒川彩湖公園へ行ってきた

撮影は昨年末になりますが、Nikon Z 9といくつかのレンズを試したく、荒川彩湖公園へ行ってきました。

Z 9 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

Nikon Z 9 + FTZ II + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

COSINAのCart Zeissも息の長い商品ですね。わたしが学生の頃のCarl Zeissといえば、京セラ時代のCONTAXの専売特許でした。当時すでにNikonユーザーだったYamaroも、Carl Zeissのレンズを使いたくて、CONTAXは何度か検討したことがありました。
京セラのCONTAXは、2005年に事業終了しましたが、2006年には各種レンズマウントのPlanar 50mmが販売開始されました。Nikon Fマウントも販売され、ついにNikonでCarl Zeissが使えるのか!と興奮したのを覚えています。
Yamaroが所有しているのは、2010年にFマウント用がマイナーチェンジし、CPUを搭載したZF.2になったものとなっています。古いNikon一眼レフの露出系連動爪(通称カニ爪)が無くなった代わりに、CPUを搭載したことで、エントリークラスを含む幅広い一眼レフで露出計が使用できるようになりました。

フィルムではF90Xとともによく使っていましたが、これまでのNikonデジタル一眼レフではどうも画質的な相性が悪く、開放では収差が大きく、かつピントも来ないというのもあって、使用する機会が減っていたレンズです。

ところが、今回Z 9で使ってみてびっくりしました。開放は球面収差はあるものの、ピントの芯がしっかり出ているではないですか! 同じ画素数のD850では開放が甘いレンズでしたが、Z 9に於いては、ピントがしっかり来るのです。
しかも、フォーカスエイド、D850やD810でも使えましたが、あまりあてにならなかったというか、そもそもライブビューで合わせても、解像力が甘い印象でした。
Z 9はフォーカスポイント合わせてフォーカスリングを回していくと、ピントが合った箇所でAF枠の色が赤から緑になるのでわかりやすい上に、ピントもしっかり来ます。
よく同じセンサでも、センサのカバーガラスの性能はフラッグシップ機とミドルクラス機、エントリークラスでそれぞれグレードを変えているという話も聞いたことがります。そのせいなのか、それともEXPEED 7の性能が良いのかわかりませんが、とにかくピントがしっかり来るし、EVFだけど劇的にピント合わせしやすいZ 9のファインダもあり、結構フォーカスの歩留まりは良いですね。

今回、Z 9にCOSINA Zeissを着けたのは大きな収穫でした。このレンズの評価が変わりました。デジタルになってから、レンズの評価もボディで大きく変わる、というのを身に沁みて感じた次第です。
RAW現像の際に、周辺減光補正はあえて行っていません。


色ののり方やコントラスト、やや古典的なレンズですけど、ボケ味を含めて、再び気に入ったレンズです。
MFも、一眼レフよりむしろやりやすいですね、Z 9。
今度はPC Nikkor 28mmも試してみたいです。

Z 9 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII

Z 9 + FTZ II + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII

AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIも早いもので、導入から12年です。すでにFマウントではEタイプレンズが、そしてZマウントでも同スペックのレンズが販売されているので、もう2世代前のレンズです。が、VR(手ブレ補正)の効きもよく、画質も悪くないです。ただ、Zマウントが非常に良いレンズに仕上がっているので、気になるところではあります。

ちなみにGタイプ以前のレンズであっても、Z 9の連写スペックなどはZレンズと変わりません。秒20コマ連写中は、設定した絞りまで絞りが絞り込まれ、一眼レフの連写のように絞り開放と絞り込みを繰り返すことはありません。
今回は、テレコンのTC-14EIIIを含め、連写やAFの3Dトラッキング・ダイナミックAFなどいろいろ試してみましたが、3Dトラッキングは、途中別のものにAFが飛んでしまうなど、宣伝されているほどではありませんが、それでも一眼レフの3Dトラッキング以上にしっかり食いついてくれました。
あと面白いのが、テレコンと組合わせたときの画質、D810やD850より良好に感じました。これは2倍テレコンのTC-20EIIIも試してみたいです。

いずれはZマウントに買い替えたいものの、まだ一眼レフと併用する関係上、全てをZレンズに置き換えるわけには行かないので、悩ましいところです。

子供を追うのはわけないですね。AFモード、何を選ぶかは迷いどころで、一眼レフなら、動態撮影はダイナミックAFで中央のエリアに設定し、その周辺が補完する感じで使っていましたが、Z 9はオートエリアAFもかかり使える印象です。
近くを走る武蔵野線を撮ってみましたが、手前に柵やら鉄塔やら木もあったりと、こういう場面ではオートエリアAFでは手前に引っ張られることが多々ありました。また、3Dトラッキングも、このような状況ではAFエリアがずれてしまったり、突如違う被写体に移動することもあり、まだまだ改善の余地はありそうです。
こうした条件では、ダイナミックAFで、中央9点が歩留まりが良かったですね。このあたり、メインの戦闘機撮影でもどうなるか、試してみたいところです。

Z 9 + NIKKOR Z 14-30mm f/2.8 S

今このレンズにぞっこん惚れています。色々なレビューを見ると、大三元のZ 14-24mm f/2.8 Sも目に付きますし、評価が高いのもうなずけますが、中三元?の14-30mmも相当高いレベルの描写です。今回、開けた場所での撮影でしたが、開放から隅々までしっかりと解像し、直線もしっかり出ている(湾曲デジタル補正はされており、解除できない)、色のりも良いですね。
逆光耐性も高く、ごく一部の条件でゴーストが出るのみで、殆どの場合はほぼゴーストは出ず優秀です。
この広角で、もっと色々撮ってみたいです。この描写なら、すぐにZ 14-24mmに買い換えようとは思わないですね。十分良いレンズです。

f4通しの広角レンズなので、大きくはボケないけど、思ったよりボケ味は良好。条件によっては少し二線ボケの傾向もあるものの、思いのほか良好ですね。

このレンズで廃墟撮影もしてみたいですね。

【清水清三郎商店】作(ZAKU) 純米大吟醸 新酒2021

正月は作(ZAKU)を飲もうと決めていました。

【清水清三郎商店】作(ZAKU) 純米大吟醸 新酒2021

三重県の「作(ZAKU)」はなかなか手に入らないのですよね。日本酒の中でもお気に入りのブランドの1つです。ここは安定して美味しいのです。
「作」のコンセプトとして、味が変化する生酒は販売しない、でも生酒のようなフレッシュな味も提供しています。

火入れ酒なので、常温保存できます(直射日光の当たる暑い場所は避けるべきですが)。
冬であれば、玄関あたりに置いとけば、冷蔵保存しなくても良いですからね。

【清水清三郎商店】作(ZAKU) 純米大吟醸 新酒2021

「作」は温度管理を徹底して通年販売しているため、新酒と言っても、季節で仕込む酒蔵と違い、新米を使った酒を新酒としているそうです。

精米歩合50%の純米大吟醸、酒米は、米の入荷時期で種類が変わるそうです。使用酵母も非公開です。
アルコール度数は15度と、ほんの僅か低いですね。

吟香は華やかとまでは行かないけど、爽やか。口に含むと、フレッシュで口当たりもよく、適度な酸味もあり、スーッと引いていきます。
これを呑んだ妻が「ぶどうみた」い、と言いましたが、確かに柑橘系のフレッシュさではなく、ぶどう系の甘味と酸味です。フレッシュだけど軽すぎず、かと言ってどっしり系でもなく、中庸で良いバランスです。冷酒~常温がおすすめですね。

今回は一升瓶で買ったので、この正月は心ゆくまで楽しみたいと思います。

Estale ホームコットンキャンディメーカーMEK-81で綿あめを作ってみた

Estale ホームコットンキャンディメーカーMEK-81

去年のクリスマスに、息子がじいじにお願いしていたプレゼント。どこで知ったか、綿あめの製造機を所望していました。ホームコットンキャンディメーカー、横文字にするとオシャレですね(笑

自分が子供の頃と言えば、イトーヨーカドーとかのゲームセンターに、50円を入れて綿あめを作れるマシンが設置されていて、割り箸に綿菓子をぐるぐる巻いて、よく食べたものです。

妻がザラメを買ってきたので、早速作ってみることにしました。

小さいけど綿あめができた

小さいけどこんな感じでできました。が、ここに到達するには、ちょっと苦労しました。お祭りので店にあるような業務用の綿あめ製造機より遥かに小さい家庭用なので、大きくは作れないし、小さいので作るのが難しかったです。
その様子を動画にしてみました。
調子に乗って、今回はNikon Z 9の4K 60pのProResで動画を撮ってみましたが、データ量、5分で70GBとな!? 調子に乗って動画を撮りすぎると、あっという間にメディアを消費してしまいます…

無駄に4K 60p ProResで撮ったけど、露出をオートにしていたら明るさが…、露出はマニュアルにしないとだめですね。調整も大変で、レンダリングが終わった動画をPC上で見るには良いのに、YouTubeにアップすると少し色や明るさが変わってしまいます。動画はスチルよりも色とかコントラストとか難しいですね。プロの世界ですからね。
N-Logなので、Davinci ResolveでN-Log用のLUTを割り当ててみましたが、色の調整、結構大変ね…。この程度の動画なら、わざわざLog撮影なんてしなくてもいいのですが、何事も経験ですから。

そして、何回か作っていると、取りそこねたり、落とした綿あめが溶けたりして、結構ザラメのカスだらけになります。

何回か使ったら、溶けたザラメが付着

もっとも、飴みたいなものなので、冷えて固まるとポロポロと取れてきます。
フード?は洗えますが、本体は水洗できないので、冷えたタイミングで根気よくポロポロ剥がしていけば、割ときれいになります。


正月は、嫁車エスティマのタイヤをスタッドレスに交換したので、これで東京に戻ってきたら、ブリザックVRX3アンバサダーとして、タイヤ交換してレビューしたいと思います。
とりあえず、栃木に帰省中はのんびりかな。

【2022年元旦】あけましておめでとうございます

2022年が始まりました。
大晦日の夜に、栃木の妻の実家に帰省しまして、三が日は、アコード時代の車仲間の友人に会ったり、タイヤ交換したり…割とやることはありますね…。
のんびり過ごしたいと思います。

今年はもう少しコロナが落ち着いて、日常に戻ることを願っています。
いろいろな行事やイベントが、2021年も中止が相次ぎました。2022年は平常運転に戻ることを祈りつつ、本ブログもネタを投入していけたらと思います。

2022年もよろしくお願いいたします。