トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園に行ってきた

週末、子どもたちのリクエストで、埼玉県は飯能市にある、トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園に行ってきました。
カメラもNikon Z 9を抱えて、色々テストしてみました。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sのレビューも兼ねて撮影

現時点で、ネイティブなZマウントレンズは、NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sのみです。動画用に24-200mm、飛行機撮影用に100-400mmは今後欲しいと思っていますが、Zマウントレンズ自体が供給不足のようです。

さて、今回はFマウントのAF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRからの買い替えで導入したZ 14-30mmだけに、その画質がどれだけ向上したかが楽しみでした。

心配だったZ 9とのバランスも悪くなかったNIKKOR Z 14-30mm f/4 S

Fマウントの16-35mmは、Fマウントのf4通しの中三元レンズの広角ですが、正直な所、解像力の点では今一歩で、特にFマウントの広角レンズでは唯一搭載していたVR(手ブレ補正)が初動で不安定なため、シャッターを一気に押して撮ると、返ってブレを誘発する悪グセを抱えていまして(ワンテンポ落ち着いてシャッターを押せば問題なし)、Z 14-30mmは、フルサイズミラーレス随一のマウント径とフランンジバックの短さを持つだけに、その画質も期待できそうです。
そして、想像以上に、その画質は良かったです。

今回の撮影では、Nikon Z 9の使い勝手や画質を試しつつ、Z 14-30mmの描写を確認してみましたが、いやこのレンズ、なかなかの実力です。

絞らないと描写が甘かったAF-S 16-35mmに対し、こちらは絞り開放から周辺まで十分な解像力です。非の打ち所がない、コストパフォーマンスに優れたレンズです。外装の質感はそれなりといった印象で、やはりf2.8の大三元レンズ寄りは劣ります。が、描写は負けないですね。鳥肌モノの画質のZ 14-24mm f/2.8 Sと比べると、立体感が少し劣るかな、という程度です。
コントラストも、画面周辺まで優れています。
逆光耐性も高く、逆光でもフレアやゴーストは殆ど出ません。唯一、上に掲載した写真では、逆光状態でつえいした「きのこの家」にゴーストが発生していますが、そんな場面でもヌケ自体はよく、フレアっぽさが殆どないです。

本レンズには、レンズ内の手ブレ補正は入っていませんが、Z 9のボディ内手ブレ補正もよく聞いている印象です。効きすぎてフレーミングが不自然になるという弊害はなさそうです。

望遠側が30mmで、AF-S 16-35mmよりもズームは広角側に振られていますが、スナップ的な撮影では困る印象はなかったですね。
14-24mmだと、広角過ぎてこれ1本では…となりそうですが、14-30mmであれば、これ1本で撮影も、割と不自由なさそうです。

FTZ IIでFマウントレンズを試す

FTZ IIを取り付けると、当然ながらレンズは長くなる

まずはFTZ IIにAF-S NIKKOR 35mm f/1.8Gをつけてみました。

ZマウントにもZ 35mm f/1.8 Sがありますが、Fマウントの本レンズ、Zと比べると、今となっては劣る部分も多いものの、素直な描写です。
そして、AFの食いつきもネイティブなZマウントレンズと遜色なさそうな印象で、ランダムに動き回る子供を追いかける程度であれば、AF-Cでしっかり追従できました。Fマウントレンズも、十分実用になりそうです。

AF DC-Nikkor 135mm f/2DではAFは使えないが、フォーカスエイドやフォーカスピーキングでMF撮影

Fマウントで1本お気に入りのレンズ、AI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dは、残念ながらFTZ IIでもAFは使えません。SONYがボディ内AFモータのレンズも、マウントアダプタで使えるのに対して、NikonはDタイプレンズでのAF、あまりやる気はないようですね。

とりあえず、ボディ内AFモータ用のレンズも、フォーカスエイドが使えますし、フォーカスポイントを設定すると、ピントが合ったときにフォーカスポイントの色が赤から緑に変化するなど、そこそこ使える印象。
ただし、DC-Nikkorはレンズの球面収差の補正量をコントロールできるため、フォーカスエイドが当てにならない場合も多く、そこはミラーレスの特性を生かして拡大表示させることで、ピントを追い込むことが出来ます。
できれば、AFモータを搭載したマウントアダプタも出して欲しいですね。

最後に、オートニッコールの非AIレンズのNikkor-H Auto 85mm f/1.8でも撮影。
ちなみに、非AIレンズは、説明書ではFTZやFTZ IIに装着不可となっていますが、これは非AI世代レンズのの絞りリングの深さに個体差があり、保障できないためのようです。FTZ IIにはAIガイドがないため、物理干渉はしないので、実際には問題なく装着できるケースがほとんどのようですが、一部個体は装着が固くてレンズが外せなくなる可能性もあり、ニコンとしては非対応としているようです。

Z 9 + FTZ II + Nikkor-H Auto 85mm f/1.8

写真はf4に絞っていますが、中心部は解像力とコントラストは申し分ない一方、周辺は解像力が低くなっています。古いレンズなので、この辺りは仕方ない感じですね。もともとボケ味も今一歩の部分があり、画質を上げたければある程度絞る、という古いレンズのセオリー通りとなります。
とはいえ、オートニッコール世代のレンズも、ある程度使用可能なので、古いレンズ遊びもできそうですね。


というわけで、色々撮ってみましたが、Z 9自体の使い勝手や画質、動画撮影の話、ちょっとした不具合も発見しましたので、それも次回以降書いてみたいと思います。

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