先月末にクラッシュしてしまった、CFDのM.2 SSD、CSSD-M2M1TEG1VNEですが、販売店経由で修理(実質交換)でしたが、不具合品を送って3週間ほど経過した昨日、下記のメールが届きました。
お預かりしております「CSSD-M2M1TEG1VNE」に関して、交換在庫無しの為ご返金での対応とさせていただければと存じます。
ご購入金額での返金とさせていただきますのでご指定口座等の情報をご提供願います。
メーカーHPには現時点(執筆時点)で掲載されていますし、価格コムにもまだ多くの店で掲載されているので、メーカー在庫がないと思えないのだけど、大人の事情かな? まあ交換されたとしても、オークションで売り払おうと思っていたので、手間が省けたかな。
QLC NANDはやっぱり信頼性に劣る!?
今回、買って1年ちょっとでクラッシュしてしまったこのSSD、前にも記事に書きましたが、今回クラッシュしたSSDは、QLC NANDフラッシュメモリを採用しています。
QLC NANDは、1セルに多くのデータを書き込めるため、安価に大容量のSSDを実現できるものの、書き込み速度が遅く、また書き換え可能回数も少なく、耐久性に劣るとされています。
少し古いですが、2018年にQLC NAND技術が登場した際のPC Watchの記事を引用すると、特徴は下記のとおりになります。
詳細は記事を読んで頂くとして、技術的には、かなり複雑なことをしているというのがQLC NANDフラッシュです。その分、フラッシュメモリのコントローラーにも負荷が大きくなります。その分、信頼性は下がるのかなと思います。
QLC NANDを搭載した製品は、2019年ころから出始めています。確かに、現在主流のTLC NANDを使用したSSDよりは安価、今回クラッシュした製品は、読み出し速度は3400MB/sと、PCIe3.0X4の上限に近い速度が出ているので、QLCだからものすごいく遅いというわけでもないようです。
価格コムのレビューは少なめですが、口コミ含めてクラッシュしたという書き込みもないようで、私が買った個体がたまたま悪かったとしか言えない感じですが、個人的にはQLC NANDのSSDは、今は避けたいな、という気持ちです。