audio-technica AT-F7でいろんなレコードを聴いてみた

師走だからというわけでもないですが、仕事も忙しく、ゆっくり音楽を聴く時間は少ない。

とはいえ、audio-technica AT-F7のエージングも兼ねて、ここ2日ばかりレコードをかけております。

結論から言うと、期待を裏切らない音でした。

F3シリーズの繊細な描写にプラスして、中低域の押し出しも、F3シリーズより良いです。

これまで使っていたAT-F3/IIは、MCカートリッジらしい繊細な音が出る面、中低域が薄く、迫力に欠けました。ロックには不向きですし、クラシックもオーケストラよりは管弦楽といった具合です。

AT-F7では、この中低域の薄さが改善されていますし、全体的に音に厚みが増しています。

音の密度がF3より濃いですね。

ただ、これはF3/IIとの比較であって、ほかと比べると少しまだ中低域が薄い気はします。

JAZZなんかは、手持ちのSHURE M111Eのほうが、繊細さは後退するも、押し出しの良さはありますね。

いくつか聴いてみたので感想をば。

●チャゲ&飛鳥「熱風」

ASKAが残念なことになったチャゲアスですが、大ヒットした「万里の河」を収録した、デビューから2枚目のこのアルバムは、初のオリコン1位を獲得。

まだ良い意味で、今で言うインディーズっぽさが残る楽曲も多く、改めて聴くと新鮮ですね。

AT-F7のキャラクターに良く合っていると思います。レンジが狭く感じるのは、元々このレコードがそんな音質のようです。CDでも同じように感じるので。

ASKAがいつか復活した際は、初期のアルバムもリマスターして出してほしいですね。

AT-F7の評価はほとんど書いてないや(汗

●中島みゆき「生きていてもいいですか」

中島みゆき屈指の暗~い楽曲名ぞろいのアルバム。この頃みゆきさんに何があったんでしょう?

1曲目からいきなり「うらみ・ます」だし。この「うらみ・ます」(今改めて気づいたが「うらみます」ではなく、途中に・が入るんですね)、これぞアナログ盤の真骨頂、まるで小さなライブハウスに来たかのよう、出だしからこんなにゾクッと来る楽曲はそうそうないです。

CD盤だと、ああデジタルだなという印象を受けるこの楽曲は、アナログ盤で聴くのが至極、と個人的に思うとります。

F3/IIでは、空間の描き方は良いけど、やや薄い印象を受けましたが、F7はしっかりと中低域も描けるので、よりライブハウスっぽいところで聴いているイメージです。途中に入る尺八の音がぐっと迫ってきます。これもF3/IIより強い印象。

ハイレゾ音源でも聴いてみたいですね。

●ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィル スメタナ「モルダウ」グラモフォン重量盤

学校の音楽の時間に聴く定番のやつです(笑

前半のゆったりした流れの表現から、中盤にかけて盛り上がっていく楽曲ですが、やはりF3/IIでは得られなかった音の厚みや奥行きが感じられます。ただ、もう少し重心が下がるとなおオケの表現が高まる気がしますが、このカートリッジは軽量な部類(そのわりに針圧は2gとそこそこある)なので、こんなものかもしれませんが。

●サザンオールスターズ「Sakura」アナログ盤

90年代後半から、サザンはニューアルバム発売の際は、、限定販売でアナログ盤も発売してきました。結構買っています。

CDも後から買っちゃうんですけどね。

1998年に予約して買ったものなので、盤の程度も当然ながら良いです。

AT-F3/IIでは、ロックは厳しかったわけですが、F7は押出の良さで、ロックも問題ありません。

前述で中低音がもう少しあれば…と書きましたが、このレコードでは十分出ています。ということは、古いLPでは相応に低音がカットされているということですね。

CDと遜色のない低音が出ていますし、CDとは違うぞ、アナログだぞ、と言わんばかりの滑らかかつ濃密な音を楽しめます。

新しい録音のLPは、非常に良いバランスで鳴ってくれました。

というわけで、常用カートリッジとしでガンガン使っていこうと思います。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です