Nikon ES-1とCOOLSCAN フラットベッドスキャナを比較する

それでは、前回の続き、フィルムスキャンを実際に3つのやり方で比較します。

まず、Nikon D810 + Nikon ES-1(Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D)です。
光源は、スピードライトのNikon SB-900を使用。これをワイヤレス発光させます。
発光量はマニュアルで結果を見ながら調整。レンズの絞りはf/11。
マニュアルフォーカスで、ライブビューでピントを追い込みます。

今回は、ポジフィルム、Fujichrome Velvia(初代のISO50 RVP)を使用、撮影は2000年、北海道はオコタンペ湖の様子です。
カメラはNikon F90Xs、レンズはAi AF Nikkor 35mm f/2.8Dです。

D810 + ES-1は、スキャナに搭載の埃や傷の除去機能"Digital ICE"がないので、埃の除去は慎重に行う必要があります。
今回はエアブローのみ行いましたが、やはりホコリが写真に載ってしまいました。

設定については、ES-1を組み合わせたD810は、ピクチャーコントロールをスタンダード、光源はスピードライトSB-900、ホワイトバランスはフラッシュに固定、ADLはオート、感度はISO64です。なお、D810+ES-1のみ、ブログの掲載データ量の関係上、若干解像度を落としています。
COOLSCAN IVは2900dpi、GT-X750は3200dpi、色の設定はデフォルトのままの設定です。

●Nikon D810 + Nikon ES-1
Nikom D810 + ES-1

●Nikon COOLSCAN IV ED
Nikon COOLSCAN IV

●EPSON GT-X750
EPSON GT-X750

まず、解像感については、さすがに画素数が多いD810 + ES-1が光りますが、このフィルムの写真自体が、微妙に手ブレしているのが今回わかったので、大差ないといったところ。

色再現については、D810 + ES-1がもっともフィルムの色に近い印象。COOLSCANもフィルムの色に近いですが、若干くすんだ印象です。
GT-X750は、赤みが薄くなっていて、夕焼けっぽさがないですね。

結果的には甲乙つけがたいですが、手軽に撮れると思っていたD810とES-1の組み合わせ、実際には、傾きを微妙に直したり、マクロ付近での焦点距離の目減りから、フォーカスを動かすたびに、ES-1のフレーミングを変えなければならないなど、意外と面倒で、トータル作業時間はそれほどアドバンテージはないかも。

そうなると、古いながら、色再現性に過ぎれ、ホコリ除去も行えるCOOLSCAN IVはなかなかの性能です。

気が向いたら、モノクロフィルム、カラーリバーサルフィルムでも比較したいと思います。

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2件のフィードバック

  1. りー より:

    素晴らしい検証記事です!

    しかしニコンのスライドコピーアダプターが現行品だとは知らなかった。大昔に購入を考えたことがありますが、もちろんデジタルなどない時代でしたし、何のために欲しかったのか忘れています(笑)。

    PENTAX FILM DUPLICATORは本気で欲しいです。D800と55mmマイクロとSB-800とSU-800でRAW撮影すれば完璧!スキャナーの類だと待ち時間がイライラしますが、まがりなりにもこの作業は「撮影」なので楽しんで出来そうですし。ジッツオに固定して仕事部屋に置いておくとちょっと格好いいかも~とか妄想しています(笑)。アホですね。

  2. やまろ@管理人 より:

    りー様

    そうなんですよ。スライドコピーアダプタ、何気にこのデジタル時代に最適なアイテムなんです。

    PENTAXのはとても高くて買えないので、いつか自作でやってみたいと思ってます。

    D800ならCapture NX2のゴミ取り機能も使えるので、なおさら良いですね。

    Capture NX-Dも早く対応して欲しいです。

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