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Zenfone 11 Ultraを3日使ってみた雑感

スマホ引っ越しの何が面倒って、今や生活に欠かせなくなって、銀行やクレジットカード系の認証から各種電子マネーの移行ですね。
以前より操作自体は簡単になったとは言え、Felica系は一度データのセンター預かりと受取操作があったり、かと思えばIDとパスワード入れればOKだったり。セキュリティとか近い勝手とか、それぞれ考えてのことでしょうけど…

ということで、先週金曜日に届いたASUS Zenfone 11 Ultraを、週末で前のスマホであるSONY Xperia 1 IIから引越作業&カスタマイズして使ってみた雑感を。

画面、大きい!

まずは写真で比較しましょう。

Xperia 1 IIは6.5インチだけど21:9の縦長(左)だけど、Zenfone 11 Ultraは6.78インチで横幅が大きい

左のXperia 1 IIは6.5インチ、アスペクト比21:9、解像度3840×1644の4K有機ELディスプレイですが、Zenfone 11 Ultraは6.78インチ、解像度2400×1080です。
Xperia 1 IIは縦長で横幅は細身な分手で握りやすいのですが、Zenfone 11 Ultraは幅が5mm近く大きいため、やや手に余るサイズです。スペックを比較してみましょう。

ガルマックスさんのサイトより引用しました。

製品情報Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)
端末名Xperia 1 II ※国内キャリアモデルZenfone 11 Ultra
型番/別名ドコモ版:SO-51A
au版:SOG01
発売年ドコモ版:2020年6月
au版:2020年5月
日本:2024年7月
海外:2024年4月
発売地域日本:ドコモ/au日本:SIMフリー
海外:SIMフリー
メーカー・ブランドSONYASUS
備考ドコモ版、au版モデル
対応バンド・周波数・ネットワークXperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)
3G▼ドコモ版↓
W-CDMA:1 / 5

▼au版↓
非公表
【日本モデル】
W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19

【海外モデル】
W-CDMA:800 / 850 / 900 / 1700 / 1900 / 2100MHz
4G LTE▼ドコモ版↓
FDD LTE:1 / 3 / 4 / 5 / 7 / 12 / 13 / 17 / 19 / 21 / 28
TD-LTE:38 / 39 / 40 / 41 / 42

▼au版↓
非公表
【日本モデル】
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 32 / 66
TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 43 / 48

【海外モデル】
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 32 / 66
TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 43 / 48
5G NR▼ドコモ版↓
Sub6:n78 / n79

▼au版↓
非公表
【日本モデル】
Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79
ミリ波:非対応

【海外モデル】
Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79
ミリ波:非対応
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.1バージョン:5.4
コーデック:SBC / apt-X / apt-X HD / apt-X Adaptive / apt-X Lossless / LDAC
SIMサイズ・スロットシングルスロット(Nano SIM)デュアルスロット(Nano SIM×2)
ネットワーク関連備考SIMロックあり
2回線同時待ち受けは非対応(シングルSIMのみ)
本体仕様Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)
ディスプレイ6.5インチ/有機EL/画面占有率非公表サイズ:6.78インチ
材質:有機EL
画面占有率:非公表
形状:パンチホール(中央)
最大リフレッシュレート:最大144Hz(LTPO:1-120Hz)
最大タッチサンプリングレート:非公表
解像度3,840×1,644(4K+)
画面比率21:9
2,400×1,080
画素密度643ppi/超高精細!ドットの粗さは気にならない388ppi/高精細でドットの粗さは気にならない
サイズ高さ:166mm
横幅:72mm
厚さ:7.9mm
高さ:163.8mm
横幅:76.8mm
厚さ:8.9mm
重さ181g225g
本体色▼ドコモ版↓
ブラック系/ホワイト系/パープル系

▼au版↓
ブラック系/ホワイト系
ブラック系、グレー系、ブルー系、オレンジ系
システム仕様Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)
OSAndroid 10Android 14
CPU(SoC)Qualcomm Snapdragon 865Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
AnTuTuベンチマーク総合スコア約568,000点
GPUスコア約220,000点
(参考値)
総合スコア:2,174,278
GPUスコア:915,359
(AnTuTu v10実機スコア)
メモリ/保存容量Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)
組み合わせメモリ8GB+容量128GBメモリ12GB+容量256GB
メモリ16GB+容量512GB
ストレージカードMicroSD対応(最大1TB)非対応
カメラXperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)
背面カメラクアッドカメラ
①12MP(メイン、f/1.7)
②12MP(超広角、f/2.2)
③12MP(望遠、光学3倍ズーム、f/2.4)
④ToFセンサー
AI:対応
ナイトモード:非公表
手ぶれ補正:対応
センサーサイズ:メイン1/1.7、超広角1/2.5、望遠1/3.4
PXサイズ:非公表
トリプルカメラ
①5,000万画素(メイン、f/1.9/IMX890)
②1,300万画素(超広角、120°、f/2.2)
③3,200万画素(望遠、光学3倍ズーム、f/2.4)
手ぶれ補正:光学式
センサーサイズ:1/1.56(メイン)
PXサイズ:2μm(メイン)
インカメラベゼル内蔵式インカメラ
画素数:8MP(メイン、f/2.0)
ビューティーAI:非公表
手ぶれ補正:対応
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
パンチホール式インカメラ
画素数:3,200万画素(メイン)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:1.4μm
カメラ備考ソニー製カメラと連動の有無は非公表6軸ジンバル手ぶれ補正対応
機能仕様Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)
GPS搭載(詳細は非公表)GPS、A-GPS、GLONASS、BDS(BEIDOU)、GALILEO、QZSS、NavIC
生体認証・ロック解除指紋認証:対応
顔認証:非対応
指紋認証:対応
顔認証:対応
センサー加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス赤外線センサー:非対応
加速度センサー:対応
近接センサー:対応
ジャイロセンサー:対応
電子コンパス:対応
光センサー:対応
その他:ホールセンサー
防水/防塵・タフネス等級IP68防水/防塵:IP68
耐衝撃:非対応
イヤホンジャックありあり
NFC対応(FeliCa/おサイフケータイにも対応)【日本モデル】
NFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:対応

【海外モデル】
NFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:非対応
その他機能ゲームモード、PS4リモートプレイ機能の搭載有無は非公表
ワンセグ、フルセグ対応
デュアルスピーカー搭載
バッテリーXperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)
バッテリー容量4,000mAh5,500mAh
充電有線充電:W数非公表(急速充電対応)
ワイヤレス充電:対応(W数非公表)
有線充電:65W
ワイヤレス充電:15W
逆充電:非公表
ポートUSB Type-CUSB Type-C
ガスマックスさんのサイトより

バッテリ容量がXperia 1 IIの4000mAhから5500mAhになっているのも大きいですが、画面サイズも写真で見る限り、縦にも横にもZenfone 11 Ultraのほうが大きい事がわかります。
本体だけで観ると、Xperia 1 IIのほうが少し大きいのですが、ベゼルサイズが上下に大きいためで、純粋に有効な画面の大きさで言うと、Zenfone 11 Ultraのほうが大きいですね。

このサイズ感は、片手で持った時にXperia 1 IIがしっくり収まるのに対して、Zenfone 11 Ultraはカバーを付けた状態ではかなり手持ちが難しいです。持てなくはないけど、少し手に余ります。
そして重量は表にはありませんが、Xperia 1 IIが181gなのに対し、Zenfone 11 Ultraは225gとかなり重くなっています。実際手にずしりと来るんですよね。ここは評価の分かれるところだと思います。

なお、4KからHD+と解像度が落ちたことによる弊害はほぼ感じません。元々スマホサイズのディスプレイに4Kは過剰スペックで、人間の目で判別することはほぼ不可能でしょう。
Xperia 1 IIの画面密度643ppiは過剰スペックで、Zenfone 11 Ultraの388ppiでも全く問題ないですね。Xperia 1 VIで4Kディスプレイを辞めてHD+にしたのも、無駄な高解像度による電力消費が無視できないからでしょうね。スペック坊にはがっかりかもですが。
300ppi以上は人間の目は見分けがつかないという研究結果もあるようなので、この点は不満はないですね。

可変リフレッシュレートは状況によりカクつく

Xperia 1 IIは自動で残像低減する設定があり、画面のリフレッシュレート自体の設定項目はありませんが、Zenfone 11 Ultraは、60Hz, 120Hz, AUTO(可変1~120Hz)と選択でき、ゲームによっては自動的に144Hzになるようです。
AUTOで使ってみましたが、ちょっとした単純なネットゲームで、時々やや画面がカクつくことがありました。
Xperiaはこの点非常に滑らかに表示しているので、この辺りはZenfoneのアップデートによる改善を望みます。FPS系のゲームをするのでなければ、それほど気になることではないレベルではありますが。

画面を思いっきり暗く表示できるのはXperia 1 II

あまり目に良くないですが、暗がりで操作した場合に、適度に画面の輝度を落とせるのはXperia 1 IIでした。
Zenfone 11 Ultraにも、Andoroid 12以降に搭載されている(Zenfone 11 Ultraは現時点でAndroid 14)「さらに輝度を下げる」があり、これをONにしてもまだXperia 1 IIの最低輝度より明るいです。
一般に最大輝度がクローズアップされがちですが、暗い場面での最低輝度も重要なんですよね。この辺り、ディスプレイの使い方が上手いのはSONYだなと思います。ただ、Xperia 1 IIは最低輝度にすると、階調表現はやや悪化しますが。
最大輝度は新しい分Zenfone 11 Ultraのほうが明るいのは確かです。

Android12と14の違いもあるけど…バッテリ関連の設定項目が良い!

Xperia 1 IIはもう最新から4世代前のハイエンド機です。実はdocomoオンラインショップで投げ売りで買って1年半経っていないのです。
ただ発売は2020年4月で、もう4年経過し、発売当時Android 10で2度のメジャーアップデートでAndroid 12になり、それが最後の更新となっています。
Zenfone 11 Ultraは最新機種であり、Snapdragon 8 Gen3を搭載した機種としては後発の発売もあって、出荷時から最新のAndroid 14(執筆時点)となっています。
スマホはハードの性能以上にOSによる機能改善が大きく、Zenfone 11 Ultraはちょっと使っただけでかゆいところに手の届く機能が多いと感じました。

充電制限できるのが良い!

バッテリに負荷をかけない低速充電機能は、睡眠時の充電で重宝しますね。バッテリは急速充電では発熱が大きく寿命を縮めるので、これが設定できるのは良いですね。ただXperiaは昔から充電パターンを把握して、自動で充電速度を調整する機能があるので、ここ自体に特に優位性はないのですが、「充電制限の選択」ができるのはとても良い!
これは近年のノートPCで多く搭載されるようになった機能で、あえて満充電にせず特定の充電量で充電を止めることで、バッテリの寿命を伸ばす機能です。
一般にリチウムイオンバッテリーは、満充電付近ではセルが高圧になり負荷が高くなるため、満充電近くのまま維持することはバッテリの劣化が早まってしまいます。
なので、こうして充電制限できるのはありがたいです。普段は80%までに充電量を抑えて、必要なときだけ100%までの満充電が設定できます。これは欲しかった機能だけに、ありがたいですね。

更にありがたいのは「バイパス充電」ですね。

これは自宅でUSB充電をしたまま使用する際に、明示的にバッテリ充電せずにUSB電源供給のみで使用できるため、バッテリへの負荷を抑えることが可能です。出先でも、例えば先にモバイルバッテリで給電させて、必要に応じて内蔵バッテリを使う、なんてことも可能になりました。ゲーミングスマホを出しているメーカーだけありますね。
とにかくバッテリへの負荷を最大限に減らせる機能は、今後4,5年使う上でも重要ですね。
この機能があるだけで、十分Zenfone 11 Ultraには満足です。

Xperia 1 IIは購入後1年半も経過していないのに、もうバッテリの満充電性能が新品時の80%未満になってしまい、バッテリが全く持たなくなってしまいました。性能自体は不満がないだけに、この点が非常に残念で、何ならその前に使っていて、今も娘が使っている5年経過したXperia 1 初代が、4年目でやっと満充電性能80%を切ったのとは雲泥の差です。たった1世代しか違わないのに、こうもバッテリの劣化が早くなったのは、ワイヤレス充電を多用して発熱が多かったから、くらいしか思い当たらないんですけど、ホント不思議です。

Xperia 1 II(SO-51A)はdocomoでの発売期間が長かったせいか、2026年2月末まで修理が可能なので、頃合いを見てdocomoショップでバッテリ交換を依頼したいと思います。そして娘用に入れ替えかな~。


【栃木】十数年ぶりに足尾鉱山遺構を巡る その4

足尾銅山の遺構を巡る旅も今回にて終了。

Nikon Z 8の予備バッテリを忘れ、残量10%になったため、もうバッテリ温存のためにはスマホで撮るしかなくなりまして。

こちら方面へ移動。本山高山神社のあった場所です。ただ、そろそろ帰らなければならない時間、神社までは上がらず、最初の鳥居までにとどめておきました。こちらの写真はスマホです。

やはりちゃんと説明や当時の写真の看板や立っているのが足尾の良いところ(しつこいですが何度も書いておきます)。往年の様子と現状を重ねることが出来ますね。

ここからは最後の残量で再びNikon Z 8で撮ります。

ここは昔から変わらぬ風景。今も使われてきれいに改装されている建物もあれば、写真のように朽ちるに任せている建物も。でもこちらはまだ健在で何より。これからも残っていて欲しい。

最後に、古河機械金属足尾事業所周辺を撮影。旧貨物線の架橋と旧古河橋は健在です。

ここの風景も昔から変わらないですね。
門柱には古河機械金属と足尾製錬の看板が掲げられていますね。今でもこの2社がこの場所の管理運営を行っています。

本当はもっと色々見たい場所があったのですが、やっぱり時間がなかったな。また時間を作って撮影に行きたい。ちゃんと予備バッテリも持ってw

小学1年で視力低下、ちょっと心配

メガネを使うようになってかれこれ30年以上となるYamaroですが、自分も妻も近視、上の娘もメガネを使うようになりまして。
そしてついに小1息子も、最近目が悪い疑いで眼科に行ったら、視力0.3で左目は乱視も入るという診断に。
小学校入学時点の健診ではそこまで悪くなかったので、この半年で急速に視力悪化したようです。
この年齢で急に悪くなる場合、将来緑内障などになる可能性もあるということで、しばらく慎重に視力状態を確認するとして、もうこの視力だとメガネが必要なので、週末買いに行ってきました。

Zoffは18歳未満は購入1年以内なら視力変化によるレンズ交換が無料

娘もZoffだったので、同じZoffにしました。というのも、Zoffは18歳までなら、購入1年間であれば、視力が変わった場合に眼科の処方箋でレンズ度数変更による交換が無料となっています。(2023年時点)

半年や3ヶ月、そもそもそういう保証がないお店もあるので、1年は助かりますね。
また自治体によっては、子供の視力低下によるメガネ作成に補助金があるそうで(妻から教えてもらった)、ぜひお住まいの自治体で調べてみてください。

購入時にメーカーは選べないけど、レンズはNikon製でした

そして今回、度数はまだ進行していないので、標準の屈折率で傷つきにくいコーティングがされたレンズを選びましたが、これがNikon製(ニコン・エシロール)でした。
一般にメガネ屋でレンズを選ぶ際は、屈折率やコーティングなどは選べても、レンズのメーカーは不明なことが多いですが、今回はたまたまNikon製でした。自分が過去に買ってきたメガネのレンズ、NikonもHOYAもCarl Zeissもあったけど、どれも選んだわけではないのですよね。レンズをメガネ屋で選ぶ際に、メーカー名まで書いていることって少ないですから。

ということでメガネデビュー、Nikonデビューした息子、壊すなよ~

映画「沈黙の艦隊」を見てきた

娘の塾の試験で都心に行く機会があり、会場に送迎後、ちょうどよいタイミングだったので、表題の映画を見てきました。

映画「沈黙の艦隊」見てきました

「沈黙の艦隊」と言えば、漫画家かわぐちかいじの代表作であり、その後「ジパング」「空母いぶき」のような海上自衛隊が登場する漫画も有名ですね。
同作は学生時代読んだこともあり、馴染み深い作品と同時に、なぜ今実写化?という疑問もありますが、主演の大沢たかお自らがこの作品の映像化を今このタイミングだからやりたい、と企画を持ち込み実現したとのこと。今までも実写化の話は合ったのですが、原作が大作だけに、予算や政治的な絡み(自衛隊の協力が得られない)から実現が難しかったのは想像に固くありません。中国の覇権、ロシアがウクライナに侵攻と言った情勢から、国防への意識が高まった今だからこそ、このタイミングなんでしょうね。

かわぐちかいじ作品の実写化というと、最近では映画版「空母いぶき」がいろいろな意味でアレな作品だったため(敵国が中国から架空国に変更、戦闘中なのに登場人物が少ない、何より空母という沢山の人と航空機が舞台なのに登場人物が極めて少ない圧倒的なスケール感のなさがね…)、特に日本のミリタリ系作品は予算面の苦しさや内容によって自衛隊の協力得られないとか、映像がイマイチなもの、滑稽な戦闘描写がほとんどなので、最初実写化されると知ったときは、戦々恐々としましたよ。空母いぶきの二の舞にならないかと。

しかし、今回ばかりは違いました。制作がAmazonスタジオだけあり、Amazonスタジオが初めて製作した日本作品とのことです。
GAFAの1つが映画作成にかかわっているだけあり、予算規模も日本だけで作るより多いのでしょうね。加えて変な忖度をしなさそうです(憶測ですが)。配給会社は東宝でした。

現代の情勢に合わせたアレンジがされていた

シネマサンシャイン池袋に行ってきました

さて、原作の「沈黙の艦隊」は、冷戦末期の1980年代後半の世界が舞台。冷戦もかつてほどの緊張感はなく、旧ソ連もゴルバチョフ書記長の政策ペレストロイカにより、徐々に一党独裁の旧来の社会主義体制から民主主義寄りの体制に移行していた時期です。
日本はというと、まさにバブル経済末期で、アメリカの不動産を日本の企業が買い漁るなど、対日感情も悪化していた時期です。ちょうど今の中国と重なりますね。
なので、日本は表向き日米同盟を結びながらも、アメリカは日本を仮想敵ととらえていたとも言われていた時期です。

そんな中、作品では海上自衛隊の潜水艦が事故で喪失したと偽装し、実はその潜水艦の乗員は日米で極秘裏に開発した日本向けの初の原子力潜水艦「シーバット」に乗り込んでおり、日本初の原子力潜水艦となるはずでしたが、艦長の海江田四郎のクーデターにより「シーバット」は乗っ取られて行方をくらます所から、やがて海江田艦長は艦名を「やまと」と命名して独立国を主張、クーデターの意図が明らかになって世界を翻弄する、という超大作となっています。
80年代末の日米関係や世界情勢があってこその作品と思ってたので、あれから30年経過した現在、どのようなストーリーになるか、なぜ今なのか、興味深いところではありました。

原作の「沈黙の艦隊」は、やたら潜水艦同士が海中で競ったり、兵器名や用途が間違っていたり、さらに潜水艦が空を飛ぶような滑稽な描写もあるものの、ストーリーは原潜と核兵器を盾にした最強の独立国家として、日米を始めとした各国との政治的駆け引きが面白く、ミリタリ的な側面ではリアリティは今一歩かな、というのが自分の感想です。

では映画版はどうか?
Amazon Prime会員であれば、冒頭11分を見ることができ、まずはこれを見てみました。
これがなかなか描写にリアリティがあり、横須賀の海上自衛隊の潜水艦が停泊するバース(YOKOSUKA軍港めぐりの観光船から見ることが可能)で、実際の潜水艦の前で撮影が行われていたり、潜水艦内のセットもかなりリアリティがありました。

シネマサンシャイン池袋

そんなわけで、劇場で実際見た本編も、これまでの日本映画ではなかったリアリティとクオリティ、よくぞこの2時間に詰め込んだなと思いました。
原作の時代から30年経過しているだけに、現代にアレンジされたストーリーとなっていました。原作者のかわぐちかいじ氏も、実写化するにあたり、現代の情勢に合わせたアレンジをこなって欲しいとの意見もしっかり反映された形です。

ミリタリ視線から見ても、本当に細かい部分は気になる程度で、テンポ良いストーリーなので話にしっかり入っていけました。もしつまらないと、いろんなところにケチを付けたくなりますが、そんな細かいことは気にせずに見ることが出来ましたね。
映画自体は、原作単行本の最初の4,5巻あたりまでの話となっていて、海江田艦長に乗っとたれた原潜「シーバット」が「やまと」になるシーンまで。間違いなく続編が作られるのではないかと思います。
続編に期待したいです。

ン?という描写は少ないけど

ミリタリ系の映画の場合、分かっていてあえて実際と異なる描写にするものもあれば、分かっていないような滑稽すぎる描写の映画も多いですが、本作はまるで自衛隊の潜水艦のドキュメンタリーを見ているかのごとく自然でした。特に潜水艦内の描写は、実際に公開された写真や映像、取材などからかなり精巧に作られていて、例えば自衛隊潜水艦としてという場する「たつなみ」の内部は、映像のベースとなっている実際の「そうりゅう」型潜水艦に即した潜望鏡配置で、光学潜望鏡と電子潜望鏡とちゃんと分けられていました。
公開された報道写真もかなり参考にした感じです。
そして「シーバット」は現状のアメリカの「バージニア」級原潜を模したかは分かりませんが、もはや光学潜望鏡がなく電子潜望鏡のみという描写が発令所内の様子からわかりました。
潜航シーンも実際にカメラを船体に取り付けて撮ったシーンも有り、まさにドキュメンタリーでした。

そんな感じで、素人目にはとてもリアリティがあった潜水艦の描写でしたが、わずかにン?と思うところもあることはありました。

①浮上した「シーバット/やまと」がどう見ても海自のそうりゅう型潜水艦
シーバットが乗っ取られ、それを追うアメリカ第7艦隊のど真ん中に浮上した「シーバット/やまと」の艦影が、どう見ても原潜ではなく海上自衛隊の通常動力潜水艦「そうりゅう」型でした。なぜここをCGで原潜として描かなかったのか不思議です。潜航シーンはちゃんとアメリカの原潜っぽい外観として描かれていたのですが。

②アメリカ海軍が何故かP-3C哨戒機を運用
潜水艦を探知攻撃する哨戒機、アメリカ海軍ではP-3Cは2020年にすべて引退し、後継のP-8Aに引き継がれましたが、映画では米海軍のP-3Cが爆雷を投下するシーンがありました。何故P-3Cを登場させたか謎です。海上自衛隊は今でもP-3Cを運用していますけどね。

③ASROC(対潜ロケット)の描写が変
アメリカ第7艦隊の艦艇から、VL ASROC(垂直発射型対潜ロケット)を潜航中の「シーバット/やまと」に向かって発射するシーン、ASROCはロケット弾(VL ASROCは誘導できるのでミサイルの扱い)を使って単魚雷を遠方へ発射できる兵器ですが、劇中描かれたASROCは、着水後も魚雷と言うより急潜航する爆雷のような描写でした。
ASROCの実際の描写はなかなかないため、このあたりは現役とマニア以外わからないかもですけど。

④海自潜水艦「たつなみ」の操舵がジョイスティックでない
登場する海自の潜水艦「たつなみ」は実際の海自潜水艦「そうりゅう」型をベースとした描写になっていますが、唯一、潜水艦の操舵が「おやしお」型のような従来型のステアリングだったこと。すでに「そうりゅう」型は、同じ映画で描かれている原潜「シーバット/やまと」と同様のジョイスティック操作となっています。もっとも、名称は架空の潜水艦のため、あえて海自潜水艦よりも「シーバット/やまと」のほうを最新鋭っぽさを出すために、そう描写した可能性はありますが。

シーバットや海自潜水艦の描写に力を入れた結果、米海軍水上艦の描写、空母や巡洋艦の艦橋は少し寂しげな感じでしたね。


そんなこんなで、全体としては現代モノのミリタリ系映画として、従来の日本映画のスケールを超えた作品となっています。この後どう展開していくか楽しみです。
そして映画館自体も、コロナ禍以来久しぶりだけあって、楽しめました。行ったシネマサンシャイン池袋もなかなか良い場所でした。

名作「シャイニング」など、歴代名作映画ポスターが飾られているのがオシャレ

次回作が早く観たいです!

人生初、メガネのレンズを遠近両用でオーダーした

小学6年生から近視でメガネ着用なYamaroですが、ここ1年、急速に近くのものにピントが合わない、という事態に陥りまして。
仕事上、細かい部品を組み立たりしているのですが、メガネを外さないとピントが合わない、ということが増えてきまして。いわゆる老眼ってやつです(
自分の年齢からするとちょっと早い気もするけど、実際40代から老眼は個人差があれど、少しずつ始まるそうです。

それとは関係なく、メガネのレンズが経年によりコーティング剥がれや傷がついたりしたので、フレームはまだ使えそうだったので、初めてレンズのみの交換を行いに、眼鏡屋へ足を運びました。

安価なメガネチェーン店とは違う、しっかりした診断

今使っている眼鏡は、今回レンズをオーダーしためがね店で何年か前に購入したものです。フレームはRay-Banで、レンズセットでそこそこしましたが、セットで1万円前後のチェーン店とは違って、やっぱり店のサービスから測定、フレームの修正まで、至る所の質が違うんですよね。
もちろん有名チェーン店が悪いというわけではないけど、あちらはものすごく混んでいる分、1人にかける時間も短くせざるをえないですからね。

今回、レンズ交換のみでしたが、ちゃんと測定を行ってもらいました。この測定も、とにかくしっかりと行っていて、チェーン店よりチェック項目も多いです。
そこで、ズバリ老眼を指摘されました。いやね、気づいていたのだけど、せっかくなので老眼対応したいなと思いました。
診断結果からは、まだ軽度の老眼だけど、「一度遠近両用を試してみますか?」ということで、よく眼科や眼鏡屋にある、レンズをその場で交換できるメガネ(何って言うんだろう?)で、老眼鏡のレンズをカシャッと入れてもらいました。

世界が違って見えた、遠近両用

もうその瞬間、世界が変わったんですよ。テーブルに置いてある資料がクリアに見えたんです。いや、今までも字が読めないほどではなかったんです。でも少しぼやけていたんでしょうね。それがしっかりピントが来ました。感動しました。初めてメガネを作ったときのような感動ですね。

老いを認めて遠近両用レンズに

もうこの瞬間、「よく見えますね! 遠近両用にします」と決めてしまいました。それを言ったあと、遠近両用って値段いくらするんだ? とちょっとビビりましたが、とりあえず現状は軽度の老眼補正なので、まずは安価なレンズで大丈夫でしょうとのことで、これまでの近視補正レンズにプラス4千円でした。

ちなみに、一番高いレンズはと言うと、15万円だそうです。何故その値段差が出るかも説明してもらいましたが、基本遠近両用はレンズの下側が近くが見えるような特性を持たせているそうで、その境目の屈折率など変化で、見え方が変わるため、度が強いほど違和感が出るそうです。
その違和感が、高価なレンズほど滑らかで出にくくなるそうです。
曰く、最初から15万円のレンズを入れたら、もう安いレンズには戻れない、だそうです(汗

そんなわけで、レンズは1週間後に出来上がるので、交換が楽しみです。

4年ぶりに銀座に行ってきた

もう東京に住んでかれこれ11年目ですが、コロナ禍以降、いやそれ以前から、そうめったに都心方面に出向くことはなく、先週末久しぶりに行ってみた銀座。

高級なお店が並ぶ、キラキラした街ですね。コロナ禍当初よりは人出も増えてきた印象。特に外国人観光客も戻ってきている感じはありますね。

で、写真の通り、LOUIS VUITTONへ…行くわけもなく(笑)、お隣の松屋銀座へ。

何年ぶりだろう? 世界の中古カメラ市

これに行ってきました。

カメラ関係、最近はボディもレンズよりも、もっぱらアクセサリ類を探しています。
特に、引き伸ばしレンズEL-NIKKOR関連のものとか、フード系とか。なかなか特定分野のアクセサリって中古でも見つからないので、こうして多くの店が集まっている中古市って、探すのに最適なんですよ。

いくつか掘り出し物を買ったので、後日ご紹介します。

Xperia 1 II + Luminar 3

どれも旧バージョンだったりしますが、このタイトルの組み合わせでRAW撮影し、現像してみました。

 Xperia 1 II (24mm)

Luminar 3のAerial AI Enhancerを40%強度で適用、後はノイズ軽減させて色温度を落としています。ISO800、このくらいなら十分使える印象です。

Xperia 1 II (70mm)

センササイズが小さくなる70mmのほうは、ノイズがかなり多いです。こちらもLuminar 3のAerial AI Enhancerを強度70%で適用して、ノイズ軽減もさせているのですが、それでもこれだけノイズが残ります。ISO1000だと結構絶望的にノイズが乗りますね。あまり使いたくない感度です。
やはりセンササイズが24mmレンズ側より小さい分、ノイズ耐性がかなり違うのがわかります。RAW現像云々だけではどうしようもないですね。

最近は、AIで画像解析しつつノイズ軽減できるソフトも登場、Topaz Denoise AIとかが有名ですね。個人的にはそこまでして…という感じもありますが、試してみたい気はします。

投げ売りXperia 1 II SO-51AでRAW撮影を試してみた

3年も前の機種のカメラを今更レビューしても、誰の得にもなりませんが、撮っている本人が楽しめればそれで良いかな、って軽い気持ちで書いています。
とは言え、RAWで撮れるのは楽しいです。センササイズも、メインカメラは初代Xperia 1の1/2.6型センサーよりも大きい、1/1.7型のデュアルPDセンサーを搭載しているので、画質も向上しているはず。
昔使っていたCOOLPIX P7000と同じセンササイズなんですよね。今や1インチセンサがスマホに載る時代ですからね。もっとも、スマホの場合は、センサの画素全てを使っていないみたいですけど。

最もセンサが大きいのは24mmレンズを搭載したセンサのみですが。

レンズ交換式カメラでは最近トレンドのAI被写体認識(カメラ自体にAIが搭載されているわけではないのに注意を)も、実はXperia 1 IIで実装されていたんですね。へぇ。

JPG撮って出し、各レンズの味付け

同じ場所から単純にレンズのみ切り替えて撮影。
これだけで判断するのもナンセンスですが、やっぱり色味というか傾向は違いますね。
超広角16mmは少し赤っぽく、広角24mmは緑が浮いているのとフレア、ゴーストが発生、70mmは逆光でのフレアの影響か、太陽光直射ではないけど、ややコントラストが浅い結果に。
Cari Zeiss T*コーティングと言えど、まあこんなものかなと。

JPGとRAW(DNG形式)は味付けが異なる

撮って出しのJPGと比較すべく、JPG+RAWで撮ってみました。

どちらも撮って出し、RAWはAdobe Camera RAWで現像し未調整で出力したものです。結構絵作り違いますね。

JPGよりRAWのほうが明るめになっているのと、JPGはだいぶシャープスがかかっているのに対して、RAWはシャープネスがかかっていない様子です。
なるほど、JPGは撮って出しで見栄えするような味付けがなされている、ということですね。
RAWは調整を前提をに、シャープネスがかかっていないのはわかりますが、割と露出が明るいのは気になりますね。

では調整したRAWとJPG撮って出しを比較してみましょう。

左がJPG撮って出し、右がRAWを個人的な好みに現像したもの

透かしのサイズが違いのはご愛嬌。望遠側とは言え、わずかに歪み補正もされているのでしょうね。RAWの方は歪み補正していません。
こうして比較すると、JPG撮って出し、解像度を落としてSNSに掲載するための味付け、と言えそうです。

でも個人的には、デフォルトのシャープネスがかかっていない状態からのRAW現像は現像しがいがあって楽しいです。

24mmは結構歪み補正を行っているようです。JPGと歪み補正なしのRAWで、街頭の傾きが違うのがわかります。
JPGは木の枝の部分のシャープネスが強すぎますね。RAW現像ではシャープネスは弱めにかけましたが、もっとシャープネスは弱めでも良いかな。色温度は少し暖色に振りました。
流石にメインカメラ、初代Xperia 1よりセンサが大きい分の恩恵は感じられます。四隅を除き、解像力も十分あります。これならスナップカメラにも良さげですね。

上の写真の左上の等倍切り出し 本当に隅の部分だけ急に収差が増えている

24mmレンズ、ごくごく隅の方だけが、急に収差が増えて解像力低下しています。ここは妥協して、トリミングも前提のスマホの使い方だから、というのもあるのでしょうね。

とりあえず、3年前のスマホでも十分綺麗に撮れています。Galaxyみたいに1億画素とか、もはやナニソレ的な感じの飛び道具も、そろそろ技術的にサチってきているのかな、というのを感じます。スマホも買い替えサイクルはどんどん延びてきているようですからね。

たまにスマホでもRAWで撮ってRAW現像を楽しむ、と言うのはアリですかね。
今度は夜のスナップでも撮ってみようかな。

SONY Xperia 1 II SO-51A 2世代前のフラッグシップ機を安価に買ってみた

早いもので、手持ちの初代Xperia 1(docomo版SO-03L)も今年の半ばには4年を経過します。
既に大型アップデートは2021年で終了(Android11まで)、docomoの修理対応期間も2023年末までです。短い!

個人的に、今使っていて特段遅いと感じることもなく(その前に使っていたXperia XZは2年半程度で遅くなったものですが)、バッテリも特に大きな劣化を感じることもなく、今すぐ買い換えたいという感じでもなかったのですが、ここに来てdocomoオンラインショップで、Xperia 1 II(SO-51A)が大幅値下げで48,400円の在庫一掃セール(2023年2月執筆時点)となり、古い機種とは言え、今のよりは1世代新しいわけですから、買い替えることにしました。
修理対応機関も、販売期間が長かったせいか、2026年2月まであります。そこまで使わないと思うけど。
しかし相当在庫がだぶついていたのでしょうね。もはや中古端末と変わらない価格で新品が手に入るわけです。しかも新規契約やMNPだけでなく、白ロム(端末のみ購入)でも同じ値段ですからね。
本当は余計なソフトが入っていないdocomo版SIMフリー版が欲しいのですが。

投げ売り価格のXperia 1 II (SO-51A)

ということで、初代Xperia 1は、この春小学4年生になり、塾に行くことになった娘との連絡手段用にすることとして、3年半ぶりの新しいスマホです。
もっとも、Xperia 1のVも噂され始めたので、購入早々3世代前になりそうですけどね。
でももはや、最新最強は高価かつオーバースペックです。さすがに19万円とか、パソコンにだって出さないのに、3,4年しか使わないスマホに出せませんわ。

さて、初代との違いですが、大きな違いは、メインメモリが6GBから8GBへ、内蔵ROM(書き込めるのにROMってのもおかしな表現ですが)が64GBから128GBへ。ROMが増えたのは良いですね。64GBだと、ソフトのインストールだけで8割くらい使ってしまうので。
望遠カメラが135判換算52mmから75mmへ(個人的には52mmでいてほしかった)、カメラレンズがカメラファンならビビっと来るCarl Zeiss T*へ(肝心のSONYの一眼αシリーズは、最近Carl Zeissブランドのレンズを出さなくなりましたが)なったことでしょうか。またPhotography ProによるRAW撮影(DNG形式)も可能となりました。個人的にはこれが良かったです。って、まだ1枚も写真を撮っていませんが(笑

昔はCarl Zeissってだけでテンション上がったものですが…
Xperia 1で不満だった標準のカメラアプリから、Xperia 1 IIではPhotography Proになって使い勝手が向上

回線がこの世代から5G対応となりました。Xperia 1 IIは初代5G対応機で、最新の5Gのミリ波には非対応ですが、ミリ波の5G回線、ほとんどないし、そもそも5Gどころか4G LTEですら、フルスペックで通信できることが稀ですからね。
それなりに増えてきている5Gエリアも、帯域の関係で速度が4Gと変わらない”なんちゃって5G”も多いみたいです。この2日使ってみて、まだ5G表示になったことはありません。ちゃんとIIJmioの回線設定も5Gにしたのですけどね。

後、細かいところでは初代Xperia 1で不評だったイヤホンジャックレスから、3.5mmイヤホンジャックが復活、ワイヤレス充電Qiに対応、バッテリ容量増加ということで、現在のミドルスペック機並みには使えるはずです。
ちなみに、ワンセグ・フルセグチューナー搭載は、このII世代で終了。今や配信の時代ですからね。そもそも今の初代でも、テレビチューナーなんて一度も使ったことがないですしね。

さて、久しぶりにスマホのデータ移行をしなければですが、今や銀行やネット系のセキュリティ関連に電子マネーと、密接に連携されているスマホですから、この移行が結構面倒ですね。

起動画面は初代と変わらない

今までの初代は娘用にアカウントを作って、色々ロックをかけて…とこちらも環境構築しなければですね。