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2005年11月の栃木県足尾銅山周辺

今回は、今から15年ほど前に撮影した、栃木県は足尾銅山周辺の写真をアップします。

15年も経てば、今はもうない建物や、あっても状態が異なる建物や風景は多々あります。

この当時は、まだ本山の精錬所跡が残っていました。写真に映る建物の多くは、現存していません。

鉱山らしくシックナーが稼働中の風景、今は歴史の中の1つとして遺跡となっている場所など、当時とりとめもなく撮影してきた写真です。

2005年当時は、まだメインカメラはフィルムのNikon F90Xsを使用していました。おかげで、現在でもスキャンして十分な解像力の写真となっております。

それでは当時の足尾の雰囲気をお楽しみ下さい。
ああ、転勤して何年も足尾方面は行っていません。今度どこかで撮りに行きたいですね。

2009年1月撮影「宇都野火薬庫跡」

先日、Twitterにも少し画像を載せましたが、2009年1月に撮影した、栃木県は足尾銅山関連施設、宇都野火薬庫跡の写真を掲載します。

足尾鉱毒事件で歴史的にも有名な足尾銅山ですが、発破作業のためのダイナマイトや信管の保管、火薬類の梱包作業所として1912年(明治45年)に石造りの建物、1917年(大正6年)にレンガ造りの建物が、そして1934年(昭和9年)に火薬類の梱包作業所が建造され、1954年(昭和29年)まで稼働していました。

その後長らく放置されていましたが、現在は国指定史跡となって保存対象となっています。

保存対象とは言え、10年一昔、経年で痛みも変わってくるはずです。というわけで、2009年当時の様子を、再掲載したいと思います。

どの建物も、木造の屋根は崩壊、または穴が開きつつあり、おそらく現在は更に崩壊しているでしょう。一方、石造り(大谷石?)や煉瓦の壁は、流石に頑丈で、最近の写真を検索しても健在のようですね。

万一の爆発事故に備えて、窪地に建物が立っているのが印象的でした。おかげで、丘から建物を見ることができます。

現在、定期的に見学会もあるようなので、機会があったらまた行ってみたいですね。