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陸上自衛隊 木更津駐屯地 創立57周年記念行事「木更津航空祭」2025に行ってきた

昨年の2024年は雨天でしたが、今年は打って変わって良い天気となった、陸上自衛隊木更津駐屯地の記念行事「木更津航空祭」に今年も行ってきました。
以前はV-22オスプレイが暫定配備されていましたが、木更津駐屯地から佐賀駐屯地に移動となり、今年は展示されるか微妙でしたが、イベントのイラストにはオスプレイも描かれていたので期待していました。
あとは、今後の用途廃止が決まっている(でもいつなのかはわからない)AH-1SコブラOH-1を見られるのも醍醐味ですね。

毎年恒例、朝のゲスト機飛来がここの醍醐味の1つ。先導車の1/2tトラックがお出迎えします。
静浜のT-7練習機から始まり、木更津航空祭で初めての新型UH-2汎用ヘリや消防、警察、民間ヘリもやってきました。

去年はこの時点で曇り、そして雨が降り出しましたが、今年は少し暑いくらいで、滑走路にも逃げ水現象が見られました。

式典会場は去年と違う場所でしたね。式典が始まり、EC-225LP スーパーピューマMK.Ⅱ+が降りてきました。と言ってもちょっと向こうから上がって降りてきただけですけどね。

おエライサンのスピーチも終わり、いよいよ訓練展示開始。まずは展示機が一斉に離陸していきます。
上がるか上がらないのか…、朝の時点ではわからなかったオスプレイも一斉に始動。
そして今年はAH-1Sコブラが多い! これほどの数を見られるのはこれが最後かもしれませんね。

久々にこれだけの数の機体が上がりました。これでAH-1Sコブラがいなくなったら、ちょっと寂しいですね。
AH-64Dアパッチ・ロングボウは逆にこちらには来ませんでしたが、芦屋の方で展示していたみたいですね。

そして今年はドローンの展示も。

調べたら、この陸自のドローンはカナダのAeryon(エリヨン)社製のSkyRangerで、「UAV(狭域用)」JDXS-H1として導入しているようです。

去年は雨だったのであまり展示もなかったのですが、今年は盛大にやってくれましたね。近いし、空自のイベントより混まないのでよく見えました。

コブラの機動! 古いヘリですがこの細いシルエットがいい!
オスプレイは今年は数が少ないものの、しっかり人員輸送の展示を披露。枯れ草が大量に舞いカメラのフォーカスが持っていかれるw
そして天気は良いけど暑いので、写真的には陽炎による解像度低下が残念です。10月なんだからもう少し涼しくなれ~

ただ数の上ではCH-47JAチヌークが圧倒的です。実は機内の幅の広さや重量物の搬出入はオスプレイよりもチヌークのほうが勝手が良いそうで。オスプレイは幅が若干狭く、テイルに羽があるためフォークリフトが入れづらいといった難点もあるようです。
チヌークが原型機の飛行から半世紀以上を経てなお現在も生産されている理由がわかりますね。使い勝手が良い大型ヘリなんですね。

展示も佳境へ。
AH-1SやOH-1、そしてこちらもそろそろ古くなって後継機が必要なUH-60JA、初期の機体は30年経過、一番新しい機体でも10年以上なんですけど、陸自ではあまりこの機体に対する話が聞こえてこないですね。

チヌークはこの後体験搭乗を行っていました。この降りてくる並びが良いね。
飛行展示は午前で終了。午後はチヌークの体験搭乗のみ、今回は帰投は撮らずに自分が帰投しましたが、この後ちょこっと地上展示を楽しみました。
地上展示は色々話を聞けるので好きなんですよ。
その話は次回に。


千葉に行ったのでお土産はこれ。

入間航空祭2024 その3

今回の目玉イベント、C-1の030と031号機によるラストフライト。
031号機はこの入間航空祭がラストフライトとなりました。C-1輸送機の生産最終号機です。
030号機も今年度いっぱいで退役のようですね。

当たり前のように飛んでいたC-1も、もう入間航空祭で見るのはこれが最後だなんてね。
後継のC-2輸送機の生産も佳境となった今、その役目を終えていくのは感慨深いですね。

それにしてもダイナミックな機動です。もちろん空荷の展示飛行向けではありますが。

演目を終えて着陸した031号機は、最後に消防車による放水を受けて、その運用を終えました。


海自のSH-60Kのメインローターが被ってしまったのは御愛嬌(笑)立ち位置間違えたな…
以上で航空祭の展示は終了。ゲスト機が帰投します。

まずは小松基地303SQのスペマF-15J (52-8859) が上がります。

ちょっと遠かったけど、最後にくるっと一周して帰っていきました。いいね!

そしてC-1輸送機の初号機で、長年エンジンや各種装備品のテストベット機(FTB)として活躍してきた、岐阜基地の飛行開発実験団の「銀ちゃん」こと001号機も帰投します。
これも個人的に見られる機会はもうないかな。

SH-60KとオメガことOH-1も帰投。オメガもC-1と比べたらまだ新しい機体ですが、今後数年で退役することが決まっています。代替のUAVは…何も決まっていない。

展示されていた002号機も含め、C-1はまもなく退役。最後に残った全てのC-1輸送機4機とEC-1が入間基地に集結したことは、戦後初の国産輸送機の最後としてふさわしい航空祭だったと思います。

今回地上展示のみだった002号機にスペシャルマーキングされていました。EC-1の遠方には帰投するC-130H輸送機。こちらも相応に古いけど、あと10年以上は飛ぶでしょうね。

航空自衛隊は2024年、70周年を迎えました

以上で入間航空祭は終了となりました。皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。


この航空祭で使ったカメラバッグ、Z 9 + Z180-600mmとZ 8 + Z24-200mmを楽々収納可能、プラスしてレンズやバッテリ、レシーバーに食べ物飲み物も入っちゃいます。

木更津駐屯地 創立56周年記念行事「第50回 木更津航空祭」に行ってきた (その2)

続きです。この観覧場所だと、アナウンスが殆ど聞こえないので、状況はあまり良くわからないけど、とりあえず見てるという感じ。

何年後化はわかりませんが、攻撃ヘリと偵察ヘリは全てUAV(無人機)に置き換えるという方針になり、この2機種も遠からず見られなくなります。

ただ、代替のUAVって特に決まっていないんですよね。単に流行りものに乗っかった挙げ句、何も決まっていない…とならないようにしてほしいですね。

そして展示飛行も終了。やっぱりここのメインはCH-47JAチヌークなんだな。

でも久しぶりにUH-60Jの機動も見られたのが良かったかな。何せ、海空と比べると、陸自のUH-60Jは余り見る機会がないんですよね。

そして最後にV-22オスプレイが6機、ずらりと展示と体験飛行のため整列しました。ここから雨がひどくなってつい移動してしまいましたが、このあとにエレファントウォークさながらに機体が移動、撮り逃しちゃいましたね…。

上の1枚目、退役した保管機の連絡機LR-1とV-22オスプレイのコラボ!3枚ペラ同士で、わりと似ている機体同士だったり?

オスプレイ6機が並ぶ頃には雨が強くなって、早めに帰る観客も多かったかな。そのため、この後お昼を買いに行ったら、露天のお店は在庫を積み上げてちょっと可愛そうな状況でした。お昼の書入れどきに皆さん帰っちゃいましたからね…。

ササッと地上展示を見る

雨が強いので足早に。

何とオスプレイの格納庫が空いていました。中には入れないけど、撮影禁止ともなっていなかったです。

整備中のV-22オスプレイ

結構貴重なシーンですね。

そしてさらに貴重な航空自衛隊の給水車も。いすゞの全輪駆動トラックのTSDの自衛隊版で、懐かしのボンネットトラック。
今や現役車は数少ないそうで、貴重な1台。73式大型トラックの登場でこのタイプの導入は少なくなったものの、 HTS型として自衛隊向けには1993年まで製造していたそうで、この車両は1990年(平成2年)式でした。こう見えて昭和ではなく平成の車両なんですね。

悪路走破性に優れていることから、原型が1951年から生産されていたため、基本設計は70年以上前の車両ということになります。すごいな~

一旦格納庫で雨宿り

チヌークにちなんだマーキング

ゲスト機は荒天のため殆ど来なくて、米軍からは唯一海軍厚木基地のMH-60Sがハロウィン仕様で展示。この機体は揚陸指揮艦ブルーリッジ搭載機です。

ブルーリッジは長年横須賀港が母港なので、日本人に馴染みの深い艦艇。ハロウィンなのでお菓子をくれた隊員さんも日本語ペラペラw。

雨が強いのでUH-2もちょっと見ただけ。まあこの機体はいずれ陸自の主力機になるので。マンホールの蓋も何種類かあるそうですが、雨なので確認したのはこれだけ。

最後にオスプレイをちょこっと見て、帰投の撮影は諦めて自分が先に帰投しました。

オスプレイ洗機、富士重工業(現スバル)専用水栓なんてあるんですね。水道料金別枠かな(笑

午後は雨がひどくなってしまいましたが、飛行展示中は小雨だったのが幸い。雨だから行くのやめようかと思ったけど、来年もうオスプレイは移動のため見られない可能性もあり、来てよかったですね。

OH-1 “Omega”コックピット公開

先日の館山航空基地のヘリコプターフェスティバルにて、陸上自衛隊のOH-1観測ヘリコプター、通称”Omega”(オメガ)のコックピットが公開されていましたが、その時の様子を動画で1周グルっと回って撮ってみました。

公開されていたOH-1のコックピット

OH-1観測ヘリは、攻撃ヘリと同様のタンデム配列となっていて、通常は前席が操縦を担当します。
ローターヘッド手前の索敵サイトで監視できますが、この画像をリアルタイムで配信ができないのが、システムの古さを物語っています。
本来なら改良されて然るべきなのですが、残念ながらそういったシステムの改良はされることなく、今後はUAVに置き換えが決まって退役が予定されています。
今回コックピットが公開されていたのも、実は退役が近いからなのかもしれませんね。

すみません、モザイクがちょっと中途半端だったかも😅