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日米友好祭 横田基地フレンドシップフェスティバル2022に行ってきた その1

3年ぶりの開催となった、在日米空軍 横田基地の日米友好祭 横田基地フレンドシップフェスティバルに、家族で行ってきました。

実は初めての参加でしたが、あんなに並ぶとはね…

帰りは絶対に子どもたちが疲れて寝るし、座って帰れる保証がないので、羽村駅周辺のコインパーキングに車を停めて、福生駅に電車で移動、13時前に、そこから行列に並んだわけですが…

福生駅から国道16号線の行列に並び、しかも折り返しているらしく、上の地図の場所まで北上して折り返し、入り口の第5ゲートまで…なんと3時間かかりました。
いや、人生でこれなで長い時間並んだのは初めてですし、子どもたちがよく音を上げなかったなと思いました。
15時半過ぎにやっと第5ゲート到着、手荷物検査をして入場となりました。
日本人の大人は、身分証明書が必要で、運転免許証は暗証番号を…とありましたが、実際は警備の兵士に免許証を見せるだけでした。念のため、マイナンバーカードも持っていったけど、使わなかったですね。

まずはで店で腹ごしらえして、展示機を見てきました。
というのも、2日目の16時も過ぎると、展示機の飛行は期待できないので。入場待ちの列で、かろうじてF-16戦闘機のハイレートクライムが遠くに見えただけですから、この日はお祭りに行く、と言う感じでした。

在日米軍基地ですが、航空自衛隊横田基地もあり、また陸上自衛隊も広報活動のため来ていました。

地上展示機もわりと色々見られますが、何よりも、航空自衛隊の301SQと302SQ、カエルとオジロのF-35AライトニングIIステルス戦闘機を、地上展示では初めて見ることが出来ました。

おおお! こんなに近くでステルス機を見られるとは。機密の塊の最新鋭機だけに、警備も厳重で遠くから見るだけ…と思っていたら、こんなに近くで見られました。
これだけでも来た甲斐がありましたね。

続く…

Nikon Z 9に旧型のNissin Air 1が使えるか試した

Nikon Z 9用のアクセサリは、概ねNikon Fマウント時代のものが使用可能です。
そのうちスピードライトについては、ちょっと古い純正のSB-900、サード製ではNissin Di866 MarkIISIGMA EF-610 DG SUPERが問題なくTTL調光できることを確認しています。

では旧製品のワイヤレスコマンダーのNissin Air 1は使えるかな?というのが今回のお題です。
せっかくなので、ワイヤレスコマンダーを使う状況でもある、マクロ撮影を行ってみました。

ベローズのPB-4にEL-NIKKOR 80mm F5.6を引っ張り出してきました。
まずベローズの方ですが、Z-F変換のマウントアダプタのFTZ IIを装着し、中間リングのPK-12を挟めば、問題なく使えました。
ただし、Z 9は縦側の寸法が大きいため、バッテリ室の部分が当たらないよう、ベローズのマウント側はレールの後ろ側にセットしておきます。

そして、旧型のワイヤレスコマンダーNissin Air 1、問題なく使えましたね。この手の撮影ではマニュアル発行し調整が基本です。マニュアル発光での光量調整も問題ないようです。
受信側は、Nissin Air R、フラッシュはNissin Di866 MarkIIの組み合わせです。受信機が1個しかないので、そのうちもう1個は増やそうと思っています。
せっかくなので、お花を撮ってみました。

難しい…。色々角度や距離を変えてみましたが、難しいですね。
一方、ミラーレスとベローズの組み合わせはなかなか勝手がよく、特にZ 9はスターライトビューがあるので、f16に絞っても、プレビュー画面上で明るく見えるのが有り難いですね。

たまにはこういう撮影も楽しいものですね。

【厚木基地】22/5/6の記録2

戦闘機がいないと、ギャラリーもほとんどいない厚木基地。おかげでのんびり撮影できます。
撮り鉄の過熱ぶりを見てしまうと、飛行機界隈はジャンルによるけど、まだ平和ですかね。

海自のLC-90と同様、ビーチクラフトのキングエアの米海軍版UC-12F、こちらはより出力が大きいキングエアのモデル200がベースです。
結構スピードが速く、同じ撮影位置だとP-1哨戒機より速い気がします。

この日、UP-3Cはタッチアンドゴー訓練のようでした。こういった試験機でも、タッチアンドゴー訓練に使うんですね。

既に厚木基地所属の第3航空隊の哨戒機は、全てP-3CからP-1に置き換わっていて、今後もP-3Cは2ヶ月に1機程度の割合で用廃が進むようです。したがって、ここではもう第51航空隊のUP-3C/DしかP-3系の機体がないということなんですね。
この日は遠方にグレーのP-3Cも駐機していましたが、大規模訓練のため八戸あたりから来ているようですね。

P-1の5528号機も、タッチアンドゴー訓練を実施。
今や、米海軍も、B737旅客機ベースのP-8哨戒機に切り替わり、世界的に見ても、哨戒気専用設計の機体である川崎P-1は珍しい存在です。
一応諸外国にも売りに出しているようですが、今のところ採用国はありません。そりゃ米軍のP-8Aとの競合では分が悪いです。
P-8はもはや低空低速での飛行は諦めて、ソノブイや、将来的に無人機との組み合わせでの運用を想定していますが、P-1はP-3Cを更に近代化させた運用思想のため、現在も低空での哨戒を重視しています。そのため、バードストライクやエンジントラブルなどへの冗長性を持たせるため、これまた世界的にも珍しくなりつつある4発エンジンを採用しています。
旅客機ベースのP-8Aと比較し、哨戒機専用設計だけに、大きめの窓や垂直尾翼が特徴です。ずんぐりした機体ですね。
こうした設計思想から見ても、アフターやアップデートなど含め、諸外国の運用の仕方には向いていないかもしれません。

5528号機が降りた後、恐らく哨戒任務から戻ってきたであろう5503号機も確認できました。

C-130R (9055)

遠方では、エンジンテスト中の海自のC-130R (9055)が。自衛隊では珍しい、元米海兵隊の中古機ですが、70年代に製造されてさほど使用せずに長期間モスボール保管されていた機体を再生したものです。
あまり使っていなかったとは言え、モスボール保管状態でも経年劣化は結構あったようで、現在もそれなりにトラブルが多いようです。
この日はエンジンを回しただけでした。

この日は、ヘリは米海軍や海兵隊のみで、海自は上がらず。テスト中のSH-60Lを見たかったのですが、残念でした。
米海軍のMH-60R、海自のSH-60Kとは同じベースの機体ながら、細部はかなり異なりますね。どちらも独自の進化をしているため、主な任務はは同じながら、装備は異なります。


カスタムエリアAFは使いやすくて良い

この日は、Nikon Z 9のFW Ver2.00で初めての航空機撮影でしたが、カスタムAFエリアで横長エリアに設定、適宜エリアを上下させることで、被写体補足も良くなりましたね。航空機相手なら、カスタムエリア+被写体認識(乗り物)で、条件が良ければ機体のコックピット部分をオートで捉えてくれます。

被写体認識では条件にもよるがコックピットを認識する
コックピットを認識
コックピットではないけど機首を認識

スポーツフォトと違って、相手がランダムに動くわけではないので、この設定で概ね問題なさそうです。
サッカー選手を撮影するなど、相手の動きがランダムな場合は、従来からあるダイナミックAFが良いようです。被写体に合わせて、設定も詰めなければならないのが面倒ですが、このあたりは多分100%を求めるのは難しいので、どの設定が良いかは各自判断するしかないですね。

【厚木基地】22/5/6の記録1

毎年恒例、GWの平日は、一人で撮影に行けるタイミングです。
厚木基地であれば、米軍と滑走路は共用なので、GWと関係ない米軍には動きがありますし、哨戒機も好きなもので。
ギャラリーも好きないので、のんびり撮影できるのも良いです。

何故か横田基地のC-130Jがタッチアンドゴー訓練を行っていました。

米海軍の多用途ヘリ、MH-60Sを2機、哨戒ヘリMH-60Rを確認。
MH-60Sは、輸送や補給などを行う、CH-46シーナイトの後継機として採用されたヘリで、ベースは陸軍のUH-60Lをベースとしているため、尾輪は後方についています。
MH-60Rは、SH-60Bと60Fを統合した機体で、ソノブイと吊り下げ式ソナーの両方を運用できます。海自のSH-60Jでは、当初から両方を運用できましたが、このあたりは同じ機体をベースにしているとは言え、海自と米海軍では要求が異なるからでしょうね。

第61航空隊のLC-90、ビーチクラフトのキングエアをベースとした連絡機。既に老朽化しているので、もう何年かすれば退役となるはずです。久々に飛んでいる姿を見ました。

海兵隊のKC-130J、C-130Jの空中給油機型です。空中給油用のドローグを格納しています。こいつはタッチアンドゴーではなく、上がりのみでした。

おおお! 珍しい、電子戦訓練支援機のUP-3Dです。P-3C哨戒機から3機改造された機体の1機です。P-3Cは退役が進み、現役機もグレーのロービジ塗装になっていますが、こちらは昔からの白とグレーの塗装のままで、今見ると逆に新鮮です。
いや見れてよかったです。お尻の磁気探知装置(MAD)は取り外されています。

これも珍しい!装備試験機UP-3Cです。これもP-3Cから1機のみ改造された、装備品をテストする機体です。ピトー管が装備されているのと、赤いラインが入っているのが特徴です。
見た目はP-3Cに近い形です。以前はAIRBOSSという空中赤外線弾道ミサイル観測センサーシステムを試験搭載していましたが、現在は取り外されているようですね。

今回はいろいろな種類の珍しい機体も見ることが出来てよかった。

続く…

城南島海浜公園で潮干狩りをしたり飛行機を撮ったりしてきた

羽田空港にすぐ近くにある城南島海浜公園、潮干狩りも無料でできる、ということで、熊手を事前購入、家族で行ってきました。
熊手は幅15cm以下のものが使用可能です。Amazonで2種類購入してみました。

なお、車で行って10時くらいに到着しましたが、駐車場に入るまでに40分程度は待ちました。早めに来ることをおすすめします。
もっとも、朝早くから釣りできている人は、お昼前に帰る人も多いのか、出る車もそこそこあるので、思ったよりは待たずにすみました。まあそれでも混んでいることに変わりはないですけどね。

城南島海浜公園のつばさ浜は無料で潮干狩りができる!

城南島海浜公園の砂浜「つばさ浜」は、人工海浜(砂浜)ですが、そこに自然に生物が生息し、アサリなどの貝類も生息しています。
有料の潮干狩りでは、アサリを事前に砂浜に撒いていますが、ここはあくまで自然なので、無料で楽しめる変わりに、ザクザク採ることは出来ません。まあ、ガチではなく、砂遊びをしながら、ですね。
GWのこの時期は、ちょうどお昼くらいが干潮だそうです。気温的にも、晴れていれば一番過ごしやすい時期ですし、潮干狩りにはもってこいですね。

アサリですが、持ち帰れるのは2.5cm以上のものだけです。実際掘ってみると、1cm前後の稚貝は結構見つかるのですが、2.5cm以上はほとんど見つかりません。
アサリを掘りつつ、2台のカメラに高倍率ズームと望遠ズームをぶら下げ撮影、なんてことをやりました。

お昼前に掘り始め、午後2時位には潮が満ちてきたので、潮干狩りは終了。結構腕が疲れますね。
釣果はこんな感じでした。

うーん、小さいですね。子供たちと観察した後、ほとんどのアサリと巻き貝は海にリリースしました。でも、楽しかったので良しとしましょう!

飛行機もぼちぼち撮影

今回は、スナップ撮でZ 9にZ 24-200mmだったので、飛行機はD850 + AF-S 200-500mmで撮影しました。
久しぶりにD850で飛行機を撮ると、ミラーのブラックアウトが!と一眼レフじゃ当たり前なんですけど、ブラックアウトフリーのZ 9に慣れると、遅いなぁと思う反面、ファインダがいつでも見える(OVFなので当たり前)ので、安心感はありますね。
撮った感触とか、やっぱり一眼レフのほうが好き、というのが正直なところ。Z 9は良い面と悪い面、両方あり、設定項目も多すぎなので、何が最適化は詰めていかないとです。

そうそう、鬼滅の刃じぇっと、1機(-弐-)は撮り逃しましたが、もう1機の-壱(JA616A)のアプローチは撮影に成功しました。

そして、-弐-は離陸待ちの姿を。

ANA B767-300ER (JA608A)

遠いね…。

最後に船も見たりしながら、帰途につきました。


なお、今撮影中に発生したこの事件については、別途検証&記事にする予定。

荒川彩湖公園で子供を遊ばせつつ飛行機を撮ってみた

GW連休も半ばに入りました。
看護師の妻も仕事復帰しましたので、5月3日は子供らを連れて、荒川彩湖公園へ。ここはGWであっても、駐車場が広いので、絶対に満車になることはなく、確実に停められます。が、流石にGWだけあって、行くまでの道路が渋滞していました。

Nikon Z 9を手に入れてから、明るいレンズよりむしろ、暗いけど便利なズームレンズばかり多用しています。
特にスナップにNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRは重宝しますね。高倍率ズームの弊害である画質のネガを殆ど感じず、むしろ一眼レフの標準ズームよりも画質は安定しています。
これを知ってしまうと、一眼レフの標準ズームってずいぶん設計に苦労してたんだな、となってしまいます。

息子も、自転車に補助輪無しで乗れるようになってきました。ここはサイクリングロードも広くとってあるので、自転車の練習にも最適なんですよね。

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR + TC-20EIIIで撮る

一眼レフ用のAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRに、2倍テレコンのTC-20EIIIで撮影してみました。この組み合わせは、合成f値がf11となるため、一眼レフではファインダも暗くなり、AFでも撮影できません。
が、ミラーレスのZ 9であれば、ファインダも普通の明るさで見れますし、AFで撮影可能。もちろん、レンズが暗くなるほど、AFも遅くなりますが、コントラストAF主体となるので、AF精度は落ちない(テレコンによる画質低下は別として)、ピント精度は悪くはないのですよね。

ただし、AF-S 200-500mmに2倍テレコンでは、明確に画質が落ちます。特に画面周辺は、収差が多くかなり画質低下します。中心はそこそこの解像力はあります。1段絞っても、大きくは改善しません。今回は0.7段ほど絞って撮るのが多かったですが、画質はそれなり。
400-1000mmの超望遠ですし、本来2倍テレコンでの撮影はあまり想定されていないでしょう。
いずれ出るであろう、Z 200-600mmに期待したいです。

今回、公園から羽田空港にアプローチする鬼滅の刃 じぇっと -壱-(JA616A)と -弐-(JA608A)も撮れました。JA616Aは内回りアプローチだったので、かなり遠方なのが残念でした。

流石に公園でAF-S 600mm f/4Gを振り回すのは何なので、AF-S 200-500mmならお手軽に望遠撮影できて便利ですね。

家から出られないのでベランダフォト

なんだか2年前の今頃と同じです。ちょうど2年前に、COVID-19感染が広がり始め、職場もしばらくテレワークになりました。ほとんど外出しない日々でしたが、今は息子のコロナ感染の影響で濃厚接触者のため、外出自粛中。

ということで、Nikon Z 9 Ver2.00の変更点を確認しつつ、設定を変えたり、機能を試したりしています。良かったのはこれですね。

[ファインダー優先]に設定している場合

  • カメラの電源をONにしたり、半押しタイマーをオンにしたときはファインダーに顔を近づける前に数秒間ファインダーが点灯するようになりました。
  • ファインダーを見ている間は常に撮影画面が表示されるようになりました。メニューや再生画面は、ファインダーから顔を離して画像モニターに表示させてください。
  • 再生メニュー[撮影直後の画像確認]を[する]に設定した場合、ファインダーから顔を離すことで撮影画像が画像モニターに表示されます。

https://onlinemanual.nikonimglib.com/z9/ja/18_added_functions_200_20.html

一眼レフに近い動作になります。
個人的に、Z 9のような大きさのカメラでは、ミラーレス機とは言え背面液晶を使って撮るよりも、ファインダを見て撮るほうが圧倒的に多く、意図的に背面液晶を使いたい時以外は、むしろ背面液晶はプレビューとメニュー表示に徹しいてほしいと思っています。

ファインダを見ているときは常に撮影画像が表示というのは、一眼レフに慣れていれば当たり前ですし、撮影直後の画像確認をするの状態でも、EVFにはプレビュー表示せず、背面液晶のみ表示させるのは、ファインダに集中している際には機能切り分けができて良いですね。

ということで、設定は「ファインダー優先」にして、ベランダフォトです。

うん、ファインダー優先は前からあったけど、FW2.00で快適になりましたね。理想としていた、EVFは撮影画像の表示のみ機能し、プレビューとメニューは背面液晶、という切り分けがしっかり出来ています。
相変わらず、時々半押しタイマーの復帰で時間がかかることは直っていない気がしますが、このあたりはマイナーバージョンアップで何とかして欲しいところです。

羽田空港へのアプローチ、JALのB767のアマビエJET、機体の下にアマビエが描かれているんですね。
2枚めは久々にLuminar3で現像。最新の1つ前のバージョンで、無償公開されたものですが、Z 9のRAWも現像できるようです。不思議~。
あまり不自然にならない程度に、調整してみました。

もう少し軽い600mmほしいね

ベランダフォトはこんな感じで撮っています。旧型のロクヨンGですが、あまりに重いので、手持ち撮影は結構大変。ベランダなら三脚使えるので楽ですけどね。
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sが発売されました。重量は2,385gで、以前使っていたSIGMAの150-600mm Sportsより軽く、今使っているズームのAF-S 200-500mmとほぼ同じなのです! 800mmでこの重量は軽い! ただ、戦闘機撮影には少し長すぎる焦点距離なので、ぜひ600mm f/4.5あたりを出して欲しい。0.5段暗くなっても、軽量であれば買い替えたい! Nikonさんぜひお願いします!

被写体認識精度上がった? Z 9のFW.200

息子がコロナウイルス陽性となり、家族全員濃厚接触者となって、只今絶賛自宅軟禁中であります。

ということで、Z 9の大幅機能追加されたFW Ver2.00も、まだ試せていないことが山盛り。ベランダから写真を撮るくらいしか試せません。
まずは目下の課題だった低輝度の被写体認識の向上は、さほど大きくなかった、という感想でしたが、日中の被写体認識は、結構改善されている気がしました。
例えばこんなに遠くの被写体。

Nikon Z 9 + FTZ II + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-14EIII(NX Studioのプレビュー画像をキャプチャ)

600mmにx1.4テレコンで、焦点距離850mm相当の超望遠でもまだ遠い、多分航空自衛隊のCH-47J(LR)ですが、オートエリアAFですが、こんな小さな被写体も、ちゃんと認識出来ているようです。でも、これくらいなら、一眼レフのAFでも認識できるとは思いますが。

海保のベル412EP(JA6756)

ドン曇りだと写真も映えないですね…。ベランダから撮った海上保安庁のベル412EP、ベル204以来、改良を重ねながら脈々と続くシリーズです。
この機体は1995年就役、そろそろ引退が近そうな年式です。

この週末は外出もできないので、Z 9の新機能のセッティングをしてみたいと思います。一眼レフに近い表示の仕方が出来る「ファインダー優先」は、一番使いそうな表示設定で、特に飛行機撮りには良さそうな機能です。
動画関連は…RAW動画なんかは、もう高機能すぎて一般ユースでは過剰性能ですね。

Nikon Z 9 ファームウェアVer2.00が出たので低輝度AFの改善具合を試してみた

2021年末の発売以来、小改良のファームウェア(以下FW)アップデートに留まっていたNikon Z 9ですが、発売当初より予告されていた8K60pを超える8.3K60pのRAW動画内部記録対応(N-RAWおよびProRes RAW)の他、8Kオーバーサンプリングの4K60p動画に対応(従来はオーバーサンプリングは30pまで)、フルサイズミラーレス初の「プリキャプチャ」対応(C30,C120のみ)、カスタムワイドエリアAF、ファインダーの高フレームレート表示対応、比較動合成など、多岐にわたる新機能追加と改善が入りました。

以前指摘した、慌てて戦闘機が飛んできてカメラを構えたらEVF真っ暗、というのも、アイセンサが事前検出してEVFを起動できるなど、一眼レフの使い勝手の良い部分(逆に今までのミラーレスの良くなかった部分でもある)を継承できる機能追加がなされました。これらは、EVF撮影が主体の撮影に於いては、大きな改善につなりそうですね。

今回のFWアップデートの中で、最も改善を望んでいた「オートフォーカスの安定性、追従性と低輝度での被写体検出性能を改善しました。」が、スチル撮影で最も気になる部分です。

スペック上はD850よりZ9のオートフォーカスの暗所検出性能は上だけど…

Z 9のオートフォーカス検出範囲は、

-6.5~19EV(スターライトビュー有効時:-8.5~19EV)
※静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2レンズ使用時、温度20°C

https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_9/spec.html

となっています。

これに対してD850の場合は、

-4~+20EV(ISO 100、常温(20℃))

https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d850/spec.html

となっていて、スペック上では2.5EVの差があることになります。
しかしこれまでのZ 9では、暗所になるとAFが遅く迷った挙げ句に合わない、ということが結構ありました。同じレンズ、条件でD850ならスパッと合うのに。

スペックをよく見ると、Z 9ではf/1.2レンズの場合で記載されていますが、D850ではどのレンズの場合なのか、特に記載がありません。常識的に考えると、NikonのFマウント用AFレンズで最も明るいのはf/1.4なので、 f/1.4レンズでの数値と考えられます。
それでも、f/1.4とf/1.2は1EVの差しかないので、Z 9にf/1.4のレンズを装着した場合は、-5.5~20EVの範囲でオートフォーカスの検出が可能ということになるはずです。
これで行くと、同じ明るさのレンズで1.5EVのオートフォーカス検出のアドバンテージがあるはずですが、実際にはD850のほうが暗所でもスパッとAFが合っていました、これまでは。
なので、Z 9の暗所AFのチューニングが未完成だったのかなと思っています。なにせ、EVF上ではしっかりコントラストも出ている被写体(肉眼ではほとんど真っ暗)でAFが合わないのだから、これはAF処理の問題だろうと思っていました。

Z 9のFWをVer2.00にアップデート

一眼レフのファームウェアと比較すると、ミラーレスのZ 9のファームウェアの容量は非常に大きく、如何にソフトウェアの性能がカメラの性能を左右するかが分かりますね。

Nikon Z 9のFW Ver2.00のファイルは95MBもある

なお、今回はこれまでのFW Ver1.11と2.00を比較するため、比較用動画の撮影途中でFWのアップデートを行っています。

前回のZ 9のファームウェアアップデートもそうでしたが、プログレスバーがなかなか進まないので、大丈夫かなと心配になりますが、実際は問題なく進行し、5分程度でバージョンアップは完了しました。

FWで低輝度AFは改善されたか?

今回は、FWアップデート前のVer1.11と、アップデート後のVer2.00で、暗所のAFがどれだけ改善されたかを試してみました。
Z 9は1台しかないので、ファームアップ前と後で、同じレンズ(AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR)を使って、AFの速さを比較してみました。
もちろんスチルでは伝わらないので、動画で試してみた。
動画の場合は、AFは遅めに設定していますが、今回はスチル撮影をシミュレートするため、最速設定としました。

改善傾向は見られますが、劇的には改善していないようです。

1つ目のマンションは、Ver1.11ではAFが行ったり来たりするウォブリングが僅かにありましたが、Ver2.00ではスパッと合焦しました。
2つ目の煙突では、Ver1.11では全く合焦せず、Ver2.00では何度か行ったり来たりを繰り返して、最後に合焦しました。
3つ目の給水塔?は、どちらのバージョンでも合焦せず。画面上では、マニュアルフォーカスできるくらいにコントラストは出ているのですが。

ちなみに同じ被写体を同じレンズで、D850の位相差AFセンサで合焦させたところ、1つ目と2つ目は一瞬でスパッと合焦し、3つ目は少し行ったり来たりしつつも合焦しましたので、改善されているとは言え、低輝度被写体ではまだD850に追いついていない感じです。

今回のFW Ver2.00は機能的にも大幅に改善されているため、これまで今一歩だった部分がどの程度良くなっているか、おいおいレポートしてみたいと思います。

充電が終わらない充電器MH-33 新品交換されました

Nikon Z 9付属の充電器MH-33ですが、購入時から、充電がいつまでも終わらない、という不具合がありました。

症状としては、バッテリーEN-EL18dを、Z 9付属の充電器MH-33とPD給電の本体充電アダプターEH-7Pを使って充電しても、50%→80%→100%と残量表示だ点滅し、最終的に点灯となって充電完了する、はずなのですが、いつまでも100%で点滅状態のままとなっていました。

ちなみに同じ症状の方がいらっしゃるようです。

どのバッテリを入れても充電完了にならない

手持ちのバッテリは、Z 9付属のEN-EL18dと予備の購入したもう1本、およびD850のMB-D18用に購入したEN-EL18bが3本。
このどれを充電しても、充電完了の点灯表示となったのはわずか1回のみでした。それ以外は何を充電しても同じ結果です。
ただし、数時間経過していれば充電自体は終わっているようで、それをカメラに入れると残量は100%となっています。

充電自体はできていますが、100%で点灯のまま終わらないのは怖いので(Li-ionバッテリは過充電で発火の危険性あり)、重い腰を上げてNikonに連絡しました。買ってから3ヶ月以上経過してるんですけどね。

サポートから、端子の清掃をお願いされましたが、それはもうやっています。ということで、MH-33を修理センターに送付してくださいとの連絡がありました。
ということで、3月末に修理センターへMH-33を発送しました。発送は保証期間内ですが、元払いなんですね。

なお、本体充電アダプターEH-7Pの発送は特に言われなかったので、発送していません。これがあれば、充電器がなくても、Z 9本体に直接取り付けてバッテリ充電が可能です。この辺り、仕様的にも助かりますね。

新品に交換へ

そして、ニコンの修理センターより電話連絡があり、症状を確認できたので、新品に交換します。交換なのでシリアルナンバーが変わります、とのことでした
恐らく、既に同様の不具合がいくつかあったからだろうか、比較的スムーズに新品交換となりました。
Nikonで過去に多くのデジカメを購入しましたが、このような充電不具合は初めてです。

そして新品となって戻ってきました。

Made in Chinaです。だからというわけでもないですが、なんだか不具合を目の当たりにすると、品質管理大丈夫かな…と思ってしまいます。フラッグシップ機の充電器ですしね。

届いたMH-33の製造は2021年9月

シリアルナンバーですが、上から2桁目が製造年の末尾で2021年を示し、3桁目の9が9月製造を示します。ここは16進数表示なので、例えば10月製造だとAとなるようです。
末尾の数字から見ても、補修用部品として初期ロットの製造と思われます。
まだバッテリが十分残っているので充電は行っていませんが、問題が解消されていると良いのですが。


まもなくZ 9の大幅アップデートのFW Ver2.00が公開されるので、FWアップデートしたら色々試してみたいと思います。特に低照度時のAFが改善されているようなので、比較テストしてみたいと思っています。