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東京2025世界陸上競技選手権大会でブルーインパルスが飛ぶ!けど天気が…

2025年9月13日(土)、東京2025世界陸上競技選手権大会開催に伴い、国立競技場他でブルーインパルスの展示飛行が予定されています。
本日金曜日は予行の飛行も予定されています。

https://www.mod.go.jp/asdf/news/uploads/docs/20250905_3.pdf 航空自衛隊報道発表資料より

ただ天気が今日明日とも微妙ですね。今日は予行の時間がちょうど雨予報です。

天気が微妙なので、個人的に撮影に行く予定は今のところないのですが、また自宅から見られると良いな~なんて考えていますが、この飛行経路は我が家からは遠いので、入間基地への行き帰りが狙えればいいなと思っています。

流石にこの時みたいにスモークずっと出したまま我が家の方面までは来ないかな…。また光が丘清掃工場の煙突と絡めて撮りたいです。


600mm f/4にx1.4テレコンで撮ることが多いのと、Z 180-600mもかなりよく撮れるレンズなので、将来的には800mmレンズを考えても良いかな~。

おうちで何故かCFeカードリーダー紛失のためSanDiskのリーダーを買った

先週、松島基地航空祭から帰ってきて、写真データを取り込もうとPCの上にいつも置いてあるCFexpressカードリーダーを探したのですが…ない…
え、あんな大きなもの、なくなるわけないよなぁとPC周りをあちこち探し、物の整理もしつつ周辺のあちこちを探したのですが見つからず。
仕方なくカメラから直接取り込んだのですが、カメラ直結だとカメラのバッテリも消費するし、カメラは使えないし何かと不便なので、週末大捜索しても見つからなかったので、結局買いました。

SanDisk CFexpress Type-Bカードリーダー SDDR-F451-GNGEN 

USB3.1 Gen2の安いやつです。安いのとは言っても、チャイナの無名ブランド品は怖いので、有名メーカーで安かったSanDiskのリーダーです。
CFexpressも新しい4.0のカードであれば、それに対応したリーダーのほうが取り込みは速いのですが、まだカメラもカードもCFe4.0に対応するものは持っていないので底まで過剰性能なものは必要なし、使っているカードもPROGRADEだけでもなく、PROGRADEの高いカードリーダーも必要ないな~ってことでSanDiskです。

今回は楽天スーパーセール中で海外リテール版が安かったので、楽天で購入しています。

まだCFカード時代、SanDiskと言えばベンチマークとなるくらいの代表的なメモリカードメーカーでしたが、最近はカメラ用といえばPROGRADEとかNextrageが躍進して、SanDiskはやや影が薄いですね。CFexpress VS CFastで、あまり普及せず収束に向かっているCFast陣営だったというのもあるかもしれませんね。その後CFexpressのほうがカメラ用として普及したので、カードも出していますが、影が薄い印象は否めないですね。なのでリーダーも安いのかしら?

なくなっていたヘッドフォン見つかる

妻に貸していたヘッドフォン、SONYのMDR-1ABT、返したよと言われて見つからなかったのが、今回のカードリーダー大捜索で見つかりました。子供用品の棚に入っていた。
妻に聞いたら、前からそこにあると。えええ、あのヘッドフォンどこって聞いたときに、返したよって言われたのに…

とりあえず充電して普通に使えました。Bluetoothのヘッドフォン、なかなか音質良いのなくって。ノイズキャンセリングいらないので、こういうタイプもう出ないんだろうな。

SONY MDR-1ABT見つかった♪

あのELECOMから自転車用スマホホルダーが出ているので買ってみた

仕事が忙しく、先日の松島基地航空祭の写真は手を付けられていません。でもずっとブログ更新しないのも何なので。ってことで最近買ったものを紹介。

クロスバイク、日々の通勤移動や撮影地の足として重宝していますが、撮影地のナビや普段の走行記録用として、スマホホルダーを買ってみました。

最近、楽天で無名ブランドのQi無線充電器を買ったら充電うまく行かず大失敗! やっぱり安心と実績のANKERとかにしておけばよかった!、ということでやっぱり安心なのはちゃんとブランド名の入った商品です。
なんとあのELECOMブランドでスマホホルダーあるんですね。中華の無名ブランドのものと大きく値段も変わらないなら、日本のブランドのものを買いますね。

そっけない箱に入って届きました。そう、どうせポイする箱なんかにかけを掛ける必要はないんですよね。このあたりの割り切りが、やっと日本のメーカーにも出来るようになってきました。一方逆に中華ブランドは箱にやたら金をかけるようになりましたが、リセールが期待できるような商品ならともかく、こういう商品で箱に凝る必要は全く無いですからね。

KhodaaBloomのRAIL DISK EX LIMITEDのハンドルに取り付けました。
ハンドル取付部はがっしりしていて、ホールド性は良いですね。ただ、新品時は自転車の振動で初期緩みが発生します。これは材料特性上仕方がないので、購入後すぐは何度か増し締めをしっかり行ってください。1週間もすると馴染んできて緩みは発生しなくなりました。これはあらゆるネジもので発生する現象なので、増し締めは大切です。

スマホホルダー部は画面の大きな6.78型ディスプレイのZenfone 11 Ultraにケースを付けた状態で更に大きくなっていますが、かなり大きなスマホでもしっかりとホルダー部が広がり、バネも強めなのでしっかり固定できます。赤いレバーを倒すことでホルダー機構を固定できます。走行中の振動でスマホが外れて落下という事故も、これだけ剛性があれば多分大丈夫でしょう。

あと、自転車のハンドル以外にももちろん合うサイズの太さのものには固定できるので、例えば机にもしっかりと固定できます。
値段もそう高くないので、自転車や机、あるいは三脚のパイプなどにしっかりと固定したい方におすすめです。

国産ブランドはやっぱりしっかりした製品づくりで安心です。

【油長酒造】鷹長 菩提酛純米酒

いつもの酒屋で、これは飲まねば!という酒があったので買ってみました。

今ではあまり見かけない銘柄ですが、かつてはいくつかの種類を販売していました。油長酒造といえば、当ブログでもお馴染みの「風の森」が今は主力商品ですが、かつては油長酒造の代表銘柄でもありました。現在はこの菩提元純米酒のみの販売となっています。
日本酒発祥の地である奈良で作られた日本最古の酒母である菩提山正暦寺で作られた菩提酛を、「奈良県菩提酛による清酒製造研究会」が復活させたことで、今では油長酒造でも「風の森」の一部商品で使用されていますね。

ラベルにあるように菩提酛を使用した伝統的な日本酒づくりです。日本酒度はなんと-31と超甘口です。酸度も3.4とやや高め。超硬水を使うのは油長酒造ならでは。
酒米にヒノヒカリというコシヒカリを母体とする飯米を使用しています。コシヒカリよりはあっさいりな味わいということですが、酒米よりは糖分が高いため、甘口の酒になるのでしょうね。
この鷹長も純米で要冷蔵の生酒、というのは風の森と共通ですね。

よく冷やした状態でいただきます。開栓するとポンとガス感あり。
上立香はメロンともカラメルとも言える濃厚な甘みを感じますね。口に含むと、ふわ~っと口いっぱいに膨らむ甘みがまるでメロン。濃厚な甘みがありながら、程よい酸味があり、かつこの酒の特徴が膨らむ旨味! これがすごい。この旨味は甘みと苦味と酸味とは別に、後からぐっと膨らんでくるんですよ。これがないとただの甘いだけのお酒になってしまうところ、旨味が膨らむので、飲み飽きませんね。酒が進みます。濃いめの食事と合わせるのが良いですね。
温度が上がってもバランスが良く、甘いのに甘すぎないです。絶妙ですね。こんなに旨味が膨らむお酒はなかなかないです。

さすが油長酒造ですね。鷹長もラインアップ、増やしてほしいですね。
火入れ酒もあるそうですが、これは現在熟成中で、2025年の販売予定はないようです。熟成した火入れの鷹長も何年後かに販売されると思うので、楽しみです。


鷹長の純米大吟醸もかつてはあったのですね。こういうの飲んでみたいなぁ。

【五十嵐酒造】五十嵐 別誂 純米酒 無濾過生原酒 直汲み

五十嵐酒造のお酒、天覧山も好きですが、この特約店限定の「五十嵐」も好きです。ここのお酒はどれを飲んでも美味しいのですが、今回はさらに特約店でも置いているところが限られる別誂(べつあつらえ)です。

ピンクのラベルなので、何となく甘い系かなと、購入したお店のラベルを見ると、やはりやや甘口系のようです。
五十嵐シリーズは、定常販売酒である「天覧山」ベースの原酒を使用しています。天覧山の名は、五十嵐酒造がある埼玉県飯能市にある小さな山(標高197m)を由来としています。

アルコール度数もやや抑えた14度。ラベルにはありませんが、麹米に山田錦、掛米に五百万石を使用、精米歩合65%と程よく削っています。
生酒で要冷蔵。開栓注意です。日本酒度はラベルにはありませんが-2と中口~やや甘口、といったところです。さてどんな塩梅かな?

生酒で要冷蔵なので冷やした状態でいただきました。開栓するとポンとガスが抜けます。吹き出すほどではないですが、開栓注意です。
上立香は華やかな吟醸香。口に含むと…まず爽やかな微発泡のガス感とともに口いっぱいに広がるライチ系の瑞々しい甘味と酸味、とにかくみずみずしくフレッシュです。ただ甘いだけでなく、後半少し苦みと旨味、アタックがあり、スーッと引いていく。甘口寄りでありながら、後味まで引かないので、口当たりが良いですね。これぞ五十嵐の真骨頂です。
五十嵐は大好きですが、色々なお酒を試したく、最近買っていませんでしたが、やっぱり良いものは良いですね。


五十嵐酒造の五十嵐シリーズは特約店でしか買えません。お近くに特約店がないという方は通販でどうぞ。
↓は緑ラベルの別商品ですが、今度買ってみたいと思います。

【松屋酒造】流輝 (るか) 純米吟醸 山田錦 針金屋別注

久しぶりに、針金屋加藤酒店に行ってきました。
ここの店主自ら手詰で組んだ、ここだけのお酒です。

ベースはタイトルの同名のお酒ですが、別注では醪(もろみ)を絞る最初の部分である「あらばしり」と、最後にギュッと酒袋を押して絞る「責め」を混合して手詰めしたお酒となっています。
一般に荒走りの部分は、雑味が少ない若々しく繊細な部分、そして最後の責めはギュッと絞るので苦みや雑味といった部分が表に出てきます。
これらを混合したということで、どんな味わいになるか楽しみなお酒ですね。

スペックとしては、酵母は非公開、アルコール度数は15度と一般(ちょっとだけ低い)。おりがらみの生酒、もちろん要冷蔵。
ロットによっては吹き出しがあるかもしれないようです。冷やしていただきましょう。

澱を絡めると濁りは強め

開栓、とりあえずガス感はなく吹き出しはなし。
上立香は洋梨のような濃厚な甘みです。注ぐと澱が絡んでいい濁り具合。口に含むと…えええ、このトロッとした感触、そして甘みはまるで飯米かのような糖度の高い、甘酒を彷彿とさせます。洋梨のような甘み、だけど後味にちょっと大人びた苦みとアタックがあり、余韻は長め。とにかくとろっとした感触がまるで果汁100%の洋梨ジュースを思わせる丸みのある甘み。
酒米は定番の山田錦なのに、まるで飯米のような膨らみのある甘みば独特で癖になります。
今回の別注、見事です。これは他では味わえないです。
諸事情で四合瓶を買いましたが、一升瓶で買いたいですね。


通販では通常の流輝 純米吟醸 山田錦を購入できます。別注がこんなに美味しいなら、通常版も美味しいに決まっています。

Nikonも一眼レフのアクセサリを減らしつつあるのでDK-17Fを買っておいた

Canonも然りですが、Nikonもミラーレス化により一眼レフカメラの開発を終了し、アクセサリもすでに多くは製造を終えているのか、在庫がなくなったものから徐々にディスコンになりつつあります。

ファインダ関連のアクセサリも、ミラーレス化に伴い徐々にディスコンになっていて、新品で買えなくなる前に少しずつ買っておこうと思いまして。
今回買ったのは、フッ素コート付きファインダーアイピース DK-17Fです。

NikonのZミラーレスではアイピースそのものが外せない、カメラ一体になっていて、外せるのはファインダの周りのゴム枠だけだったりします。
一方Nikonの一眼レフはアイピースが外れるようになっていて、傷ついたりした場合は交換可能です(交換不可能の機種もあります)。

この商品は「アイピースのレンズ両面に、ニコン独自のフッ素コートを採用。汚れ(埃、水滴、油、泥)が付着しにくく、付着しても簡単に拭き取れます。」とあり、最近光学フィルタやレンズの前玉でも多く見られるフッ素コートが採用されています。
汚れが付着しにくい、除去しやすいというのはよいですよね。

D850に装着してみましたが、HPの製品写真にもあるように、極僅かに青っぽい色味になるように感じます。したがって、光学ファインダでみた感じでホワイトバランスを考慮はしないほうが良いかもしれません。この辺り、誰にでも進められる商品ではないですね。特に屋内撮影メインならあえて選ぶ必要はないかもしれません。

とはいえ買えるうちに買っておけ、な商品ですね。

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再生ハードルが高すぎる!Ultra HD Bru-rayをPCで再生するのは困難

この春、PioneerがついにBlu-rayドライブの生産を終了してしまい、最後なのでと買ったドライブ。

せっかくなので、4Kビデオを再生できるUltra HD Blu-ray対応ドライブがほしいと思って買いました。
そして先月のAmazon プライムデーでお安くなっていたので、初めてのUltra HD Blu-rayソフトを買ってみました。

押井守監督の映画「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編となる「INNOCENCE(イノセンス)」のUltra HD Blu-rayリマスターです。

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この映画は学生の頃映画館で見て、あまりの映像の凄さに度肝を抜かれた作品です。アニメなのにこんなに立体感が出せるなんて!
ただ、内容は小難しいセリフも含め一般ウケはしないもので、興行収入も当時は振るわなかったようです。
どちらかと言うとこの作品は押井守が描きたかった映像美を凝縮したもので、ストーリーやセリフには伏線の張り方が弱くて分かりづらい部分も多いです。

後に脚本付きのDVD特別版を購入しましたが、あれからもう四半世紀、世の中HDどころか4Kの時代です。この当時の作品は4Kの解像度で作られているはずはなく、あくまでもリマスターではあるけど、元々の映像がすごいので、それを余す所なく描けていると期待しました。

が、その目論見はあっさりと崩されました

Ultra HD Blu-rayのPCでの再生はとてつもなく制約があるのでした。

えっ、Ultra HD Blu-rayドライブと4Kディスプレイだけじゃだめなん?

まさかソフトを立ち上げるまで、そんな制約があるなんて気づきませんでした。

なーに? Intel SGX ランタイムて?

Intel SGX ランタイムってなんだよ? とりあえずインストールをポチッと押すと…

対応していない

なんだよそれ~。BIOSで無効? ってことでBIOS(UEFI)を見てみましたがそんな項目はありません。
ここで初めてChatGTPに質問してみました。
すると2番目の項目でもううちの環境ではアウトでした。

Intelの第7~10世代Core iシリーズが必要

何と!CPUにIntelの第7~10世代Core iシリーズが必要だそうです。SGXランタイムが使えるのがどうやらこの世代だけらしい。Intelでも第11世代以降のCore iシリーズは非対応。
こんなに再生ハードルが高いなんて、Ultra HD Blu-rayを普及させたくないとしか思えない仕様です。
ウチのPCはもう数年前のAMD Ryzen 9 5900Xです。intelですらないので、そもそもお呼びでなかったのです。こんなことはドライブ買うときに全く気にしなかったですね。
つまり、対応CPUだったとしても、現在買い替えると再生不可能になってしまいます。

ChatGTPの結論としては以下の通りでした。

もはや再生出来る環境を新規構築するのは不可能

こりゃ普及しないわけです。Youtubeだって簡単に4K再生できるのに…。

ちなみに再生ソフトの大手のCyberLinkから、Ultra HD Blu-ray AdvisorというソフトがPioneerからのリンクでダウンロードできます。試してみました。

まずIntel SGXテクノロジーは前述の通り、Intelの極限られた世代のCPUとマザーボードしか対応しないですね。また外付けGPUも基本的にNGになるようで、「高度な保護オーディオ/ビデオ パス」も撥ねられました。
intelのオンボードビデオじゃないと基本難しいようです。外付けGPUが全くだめというわけではないようですが、ハードルが高いのは言うまでもなく。
2017年のPC Watchの記事でも、その再生ハードルの高さが垣間見えました。

結局、うちのPCでUltra HD Blu-ray再生はできないため、同梱されていたBlu-ray版のディスクで視聴しました。

DVDでは何回観たっけなぁ。とりあえずBlu-rayでも解像度はDVDより遥かに良いです。

流石にアニメ絵のシーンは少し古さは感じますね

4Kディスプレイだと、少し絵の解像感に物足りなさを感じさせる部分はあるものの、CG部分はさすがとしか言いようがないですね。

もはやまともに再生するにはUltra HD Blu-ray対応のレコーダーを買うくらいしか方法はなく、レコーダー自体がオワコンになりつつある今、どうしたものかと思案中。
とはいえレコーダーも手持ちの東芝の名機RD-X10はもう14年ものですからね。未だ使っていますが、当時の2TB HDD、いまでもレコーダーが2TB HDDとか存在するので、色んな意味で驚きです。

レコーダーもオワコンにならないうちに買っておきたいとは思いますが…んー

【やまね酒造】やまねのみのり

先月やまね酒造の直売所で買ってきたお酒です。

ノーマルのやまねのみのりは1年ぶりの購入でした。

毎回味わいが変わるお酒故に、一期一会ですが、最近は味が安定してきているように思います。それでも試行錯誤、色々実験的なことをされているので、毎回新鮮ではあります。
ここ最近は、木桶がこなれてきて、木桶感が強すぎることもなくなりましたが、今回はどうでしょう?

いつものように発芽玄米を加えたいわゆるクラフトサケです。その辺の話は上のリンクにある昨年のブログで書いているので割愛します。
協会6号酵母、いわゆる新政酵母を使ったお酒です。今回は今までのやまねのみのりの中でもアルコール度数が高めの14度です。去年買ったものは11度でした。
毎回アルコール度数も変化します。
今回はやや辛口で味わい深くなっているとのことでした。

いつもの様に生酒なので、冷やした状態でいただきます。
上立香は酸味を感じさせるパイナップル? 口に含むと、おお、まず力強い酸味とともにさっぱりとした甘みと旨味、苦みで複雑味が今までのよりもありますね。パイナップル系ですが、甘みよりも酸味が今回は強いですね。アタックも割とありますが、それでも一般の日本酒よりやや低い14度なので、ガツンと強いアタックではないです。
温度が上がってくると、木桶の味わいと甘みが増してきますが、やはり強い酸味が主体です。
私は割と酸味のあるお酒大好きですが、今回は酸味主体になってしまった感じはありますね。もう少し酸味を抑えたほうがこの味わいのバランス的には良さげかなぁ。

今はやまね酒造の隣りにある民泊でやまねのみのりは多く提供されていて、一般流通はほとんどないそうです。唯一BASEでの公式通販で購入可能です。
濁りバージョンなど限定生産のものは残念ながら直売所でしか買えないんですよね。この点もう少し買いやすい酒屋さんで販売してもらえると…といつも思います。
また夏休みに入ったら買いに行きたいですね。

【油長酒造】風の森 雄町 807 笊籬採り

久しぶりの風の森です。まず間違いのないお酒ですからね。

個人的に大好きな807シリーズは、精米歩合80%、協会系7号酵母を使用していることに由来しています。米をあまり削っていないシリーズです。
名前にあるように、酒米は「雄町」を使用しています。

超低温長期発酵、温度管理を徹底したことにより、瑞々しい味わいを再現しています。
笊籬取り(いかきどり)とは、ラベルにあるように、浸透圧で滲み出たお酒を集めるとあります。
実際の笊籬は竹で編んだザルのことをいいますが、油長酒造では笊籬状になったスクリーン使用し、もろみと酒を分離しているとのこと。
もろみと酒の分離は一般に袋吊りし自然に裂けが浸透してくるのを待つという気の遠くなるような作業で、時間がかかることと、それにより酒が空気に触れ酸化してしまうという欠点がありましたが、この独自の笊籬取りではスクリーンをタンクに沈めることで、空気に極力触れずに分離できるのだそうです。

ではいただきましょう。

生酒なので冷やした状態で。開栓するとポンとガス感が。上立香は瑞々しい桃のような甘み酸味を彷彿とさせます。
注ぐとシュワシュワか少しありますね。口に含むと、お、思ったよりもアタックはありますね。でも瑞々しいメロンのようなやや濃厚な甘みと旨味や酸味、後味に少し渋み苦みを残しつつもスーッと引いていく後味。雑味感は少しありますが、嫌な雑味感は皆無で、甘みと旨味を両立させていますね。

少し空気に触れさせ時間が経つと、苦みの感覚が少し後退し、より透き通った味わいに。でも807シリーズらしく渋み苦みの複雑味は少し残しているのが個人的にポイントが高いですね。
もう少し温度が上がるとバナナのような芳醇な甘みと苦みが。温度帯で味わいが変わって面白いですね。流石、風の森と思わせる味わいです。


風の森の素晴らしいところは、これだけこだわりを持った酒蔵ながら、決して高価ではなく買いやすいお値段であること。プレ酒となってしまうと、もはや酒蔵の管理を離れ二次三次流通当たり前、値段は釣り上がり温度管理が疎かになって味わいが落ちていく、とあまり良い流れではなくなりますが、そういうことはなくしっかり供給してくれるのも油長酒造の良いところ。
通販でもどうぞ。

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