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【油長酒造】風の森 露葉風 807

油長酒造の「風の森」でも、米をあまり磨かず作る807シリーズ。
807とは、精米歩合が80%、協会7号酵母を使っていることを示しているそうです。

今回は、酒米を奈良県産の「露葉風」を使用。露葉風は、1963年(昭和38年)に匂配された品種ですが、栽培が難しく、一時その栽培が途絶えていた品種です。これを、平成13年に復活させ、今では奈良県内の酒造で多く使われる酒米となったそうで、奈良県内の酒造だけ見ると、あの山田錦を凌ぐ使用量だそうです。
心白が山田錦よりも大きく、吸水速度も速くて処理が難しいそうですが、さてどんなお味かな?

【油長酒造】風の森 露葉風 807

開栓時は、ガス感があり、ポンと音がしました。
注ぐと香りは非常に豊かで、力強さを感じます。

プチプチと発泡感があり、甘みと酸味も力強いけど、決して押し付けがましくないです。とにかく力強い濃い味で、今までの807シリーズでも、風の森全体でも、ここまで力強いお酒はなかったと想います。
削っていないだけあって雑味感もあり、濃い味の食事との組み合わせでも、酒の味をしっかり楽しめます。
苦味はやや多めで、この辺りは削っていないお米らしいお酒と言えますが、決してそれがネガになっていないのが面白いところ。

ちょうどこの日肉料理だったので、肉料理との組み合わせでも、しっかり酒の味は主張します。

【油長酒造】風の森 露葉風 807

風の森シリーズ、とにかく種類が多いので、毎回新鮮に楽しめます。
ついつい飲み過ぎちゃうんですよね、風の森は…。

Nissinの

ストロボやライティングメーカーのNissinで、アウトレットセールが先日17日にありましたので、タイヤ交換した後に行ってきました。

高円寺にあるNissinへ

タイヤ交換の後そのまま車で行きましたが、高円寺周辺ってちょっと中に入ると道路が狭いですね。
セブンイレブンの入っているビルの2階が会場でした。思ったよりも小さな会社なんですね。

そして買ってきたのはこちらです。

Nissin コマンダーAir 1

Nissin DIGITAL コマンダー AIr 1

ストロボの電波式ワイヤレスコマンダー、Air 1です。商品的には2018年に販売終了のモデルで、3年前に販売終了したモデルの在庫があるのにちょっとびっくりですが、その分お安かったです。現在は後継のAir 10sが販売されていて、通信距離が大幅に長くなり、調光ステップも1/3に、照射角も自動、TTLとマニュアル発光混在可能など、機能は進化しています。

■Air10sとAir1の主な仕様の比較

Air10sAir1
最長通信到達距離100m30m
調光ステップ(TTL)1/3EV
(対応機種以外は1/2EV)
1/2EV
調光幅・調光ステップ(M)1/256〜1/1光量
(対応機種以外は1/128〜1/1光量)
1/3EVステップ
(対応機種以外は1EVステップ)
1/128〜1/1光量・1EVステップ
制御グループ8グループ(うちアドバンスグループは4グループ)
(対応機種以外は3グループ)
3グループ
照射角ズームオート・マニュアル(24・28・35・50・70・85・105・135・200mm)マニュアルのみ
(24・35・50・70・85・105・135・200mm)
モデリングランプ制御機能あり(対応機種のみ)なし
オープンモード
(複数コマンダーで制御が可能なモード)
あり(対応機種のみ)なし
TTLメモリー機能
(TTL発光量をマニュアルモードで記憶)
ありなし
TTL/マニュアル発光モード混在
(アドバンスモード)
可能(対応機種のみ)不可
NissinのHPの比較表

現在使っているストロボは、NikonのSB-900とNissinのDi866 MarkIIです。どちらも、Nikonのアドバンストワイヤレスライティングシステムで、赤外線式のワイヤレス発光に対応します。
カメラ側も、フラッシュ内臓のD810は、内蔵フラッシュをコマンダーにして、ワイヤレスでストロボの発光は調光制御が可能で、重宝しています。

ただし、赤外線式ワイヤレスは、外光など設置場所の影響が出やすく、正しく発光しない場合もあります。コマンダーとレシーバーが離れていたり、直接光が届かない場所へ設置だと、制御できません。
このため、近年はより安定したワイヤレス発光が行える、電波式が主流になっています。
電波式の場合、電波法に基づき認証が必要なため、これを使用しない赤外線式のほうがメーカーにとっても楽だったのですが、やはり安定した電波式のほうが求められているようで。

NissinのAir 1は、電波式コマンダーの先駆け的な感じでしたが、最近はGodoxのワイヤレスコマンダーが、プロアマ問わず、かなり幅を利かせてきている状況で、Nissinは少し影が薄いかな?
少しデザインや表示が垢抜けない印象が否めないですが、国内メーカーというのもあり、応援の意味も込めて、Nissinを選んでみました。
実は、Di866 MarkII購入時に(これもアウトレット購入)、Air Rというレシーバー付きでの購入で、長らくAir Rは死蔵させていましたが、これを気に使ってみようと思います(Nissinに行ったついでに、ファームウェアのアップデートも実施済みです)。

Air 1をD850に装着してみました。D850はストロボは内蔵していないので、ワイヤレス発光させるには、コマンダー内蔵ストロボか、コマンダー単体を取り付ける必要があります。Nikonにも電波式コマンダーはありますが、現状対応するストロボがSB-5000のみで汎用性が低いため、ワイヤレス発光は社外品コマンダーを使用するのが主流です。

Air 1は、調光が1/2EVステップで、ストロボのズーム制御も手動ですが、どうせワイヤレス発光させる状況は、マニュアルが基本なので、そんなに問題ないかなと。
ということで、暖かくなってきた季節なので、またストロボ撮影も屋内外で楽しんでみたいと思います。

黒い酒粕? 黒粕で甘酒を作ってみた

黒い酒粕こと黒粕(くろかす)

先日お酒を買いに行った某酒店で、子どもたちがレジの横に置いてある酒粕を発見して「なにこれ~?」って指差して、店員さんから「よかったらお持ちしますか?」とタダで頂いた酒粕です。
帰り際で、詳細を聞き忘れてしまいましたが、黒粕と書いていたのだけ覚えていました。

調べると、酒づくりの際に使用する米麹の麹菌の種類によっては、このように茶色や黒に米の色が変わるそうです。
これはチロシナーゼ(酵素)がチロシン(アミノ酸)と反応してメラニンになるためだそうです。
メラニンは、お肌が日焼けしてメラニン色素により黒くなるように、それそのものが黒いため、そのメラニンの色素の状況によって、茶色や黒色の斑点が出来るのだとか。
その辺りのお店で売っている酒粕も、ものによっては茶色っぽいですが、あれもメラニンによるものなのですね。

力強い麹菌ほど、このように黒い斑点ができやすいそうで、良いお酒の証でもあるようです。
その良いお酒の酒粕(具体的にどの銘柄の酒粕か聞きそびれた…)ですから、香りもなかなか良いですね。甘く、ほんのり酒感のある香りが漂います。

黒粕で甘酒を作ってみた

甘酒にしてみました。酒粕なので、少々アルコールは残っているので、温めると酒っぽい香り。その辺りで売っている酒粕よりもずっと香りが芳醇です。そりゃ、安酒の酒粕とは品質も違うでしょうね。
甘酒にしても香り豊かです。酒粕の場合、砂糖は添加しなければ甘みは殆どありませんが、砂糖は少なめにして、酒粕感を楽しんでみましたが、ちょっと濃い目に作ってこれがなかなか良いですね。
ついつい飲みすぎてしまいますが、少量とはいえアルコール分は残っているので、車の運転などする場合はご注意を。

【新谷酒造】わかむすめ 純米吟醸無濾過原酒 秘色(ひそく)

【新谷酒造】わかむすめ 純米吟醸無濾過原酒 秘色(ひそく)

いきなり写真から載せましたが、どうです? 今流行のマンガのアレにそっくりでしょう!?

というわけで、なかなかに鬼滅柄(言っちゃったw)なラベル。ここでは著作権云々はあえて言いません(ちなみに炭治郎の来ているこれを買いに行った酒店で子どもたちが見つけて、これだ、というので買ってみました。

山口県は新谷酒造、杜氏は女性で、この酒造はなんと夫婦だけで酒造りと販売を行っている、小さな酒蔵だそうです。日本一小さな酒蔵を自負しているそうです。
とにかく小さな酒蔵ゆえ、醸造量が少なく、流通量が少ないようです。そんな山口県酒を東京都で手にれるのは、なかなかにして難しですね。出会えてよかったですね。

「秘色」という名前のこのお酒、秘色とは何か調べると、

秘色(ひそく)とは、青磁の肌の色のような浅い緑色のことで、焼き物の青磁の美しい肌色を模した色名です。青磁は釉薬に含まれる鉄分により独特の灰みを帯びた青緑色になりますが、その色が神秘的な美しさであることから『秘色』の色名がつきました。 襲の色としては、「表・瑠璃色、裏・薄色」を配した色目です。青磁の肌色は淡い微妙な青色で、濃淡にも違いがありますが、襲の色目の『秘色』は表が『瑠璃色』となっています。

https://irocore.com/hisoku/

とのこと。
炭治郎柄ですが、よく見るといろいろな模様が入っていて(子どもたちは指差しながら鬼滅の○○の柄だーとか言っている)、凝っていますね。
最近出来た銘柄なので、これは明らかに狙っているのでしょうけど、大手の酒造じゃないからできることですね。

【新谷酒造】わかむすめ 純米吟醸無濾過原酒 秘色(ひそく)

この酒造は、淡麗辛口ではなく、甘口の酒造りを目指しているようですが、これがまた特徴的と言うか、個性的な甘さを出しています。

まず、青りんご基調とした、酸味を伴う甘さがぐっと来るのですが、そこから旨味と苦味が出つつ、スーッと切れていきます。甘口だけど切れが良いですね。なので、飲み飽きないですね。
精米歩合60%の純米吟醸、酒米や日本酒度などスペックは非公開です。

温度が上がるにつれ、より青りんご感は強くなりますが、スパっと切れる感覚は変わらず。甘口なのに後味がさっぱりしているというのは、なかなかない感覚です。

このお酒は四季醸造のようなので、この蔵の定番となるお酒ですが、実力は相当ありますね。他の銘柄も試したいです。

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米吟醸 無調整生 雄町

去年から、おそらく一番呑んでいるんじゃないかな? 豊島屋酒造のお酒。
東京は東村山、伝説となってしまった喜劇王、志村けんの地元であり、おおよそ酒作りのイメージがない場所ですが、こここそが、東京都のお酒づくりの象徴なのかな、と個人的に思ったり。

豊島屋酒造の屋守(おくのかみ)、これに出会ってからもう6年くらいかな? 屋守の味は徹底してフルーティ、甘みはあるけどしっかり苦味もある。そして酒米は「八反錦」を使っているのですが、今回のは屋守では珍しい「雄町」。
雄町自体は、酒米としてはメジャーですが、それが屋守となるとどうなるのか?

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米吟醸 無調整生 雄町

なんでも、屋守を扱う特約店12店舗のみでの販売だそうです。つまりそれ以外のお店では二次流通です。

だからといって、特段高価でもなく、定常販売の屋守よりちょっと高いくらいですかね。

さてお味、だいぶ落ち着いた屋守です。わかりやすいほどのフルーティさはないですが、根幹の酒造りは一緒です。ただ、だいぶ大人の味かな。わかりやすい軽やかなフルーティではなく、何でしょう、口に含んだ瞬間はそれほど甘みはないのですが、舌の上で転がすと甘みが出てくる、かと言って淡麗ではないです、ちゃんと米の甘みも出ていますが、そこに米の旨味も乗っかってきます。酸味も苦味も適度にありますね。
温度が上がるほど、甘みは増しますが、濃厚な果実のようなフルーティさではなく、ややあっさりめなフルーツです。
甘いけど甘すぎない、主張しすぎないのがオトナな味、という表現になりますかね。

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米吟醸 無調整生 雄町

アルコール度数は16度、書かれていませんが、酵母は協会1601号みたいです。
そんな情報はどうでも良いくらい、高い次元でバランスの取れたお酒です。甘みはあるけど、すっと切れて後味が良い。
食事も何に合わせても良さそうですし、酒だけで呑むのにも良いですね。
いや、なかなかおもしろいお酒です。

【豊島屋本店】微発泡うすにごり純米生酒 綾(あや)冬限定ラベル

去年夏限定ラベルを呑みましたが、今回は豊島屋酒造の直売のガチャポンで当たった、綾(あや)の冬限定ラベルを。

【豊島屋本店】微発泡うすにごり純米生酒 綾(あや)冬限定ラベル

冬限定版は、同じ瓶内二次発泡ながらも、夏よりも発泡度合いを抑えているそうです。

【豊島屋本店】微発泡うすにごり純米生酒 綾(あや)冬限定ラベル

酒米は非公開、精米歩合65%で日本酒度+1、アルコール度数14度は、夏バージョンと変わりません。

うん、発泡が落ち着いている分、味も穏やかです。爽やかな口当たりですが、甘みとともに適度な苦味を感じます。アルコール度数がやや低いので、爽やかで軽やかかと思いきや、後にどっしりと日本酒らしさがでてきますね。

甘いシュワシュワではなく、適度に辛いシュワシュワで、シャンパンを思わせる印象です。

180ml=1合の飲みきりサイズです。
乾杯のお酒にも良さそうですね。

やっと届いた! DELL S2721Q 4K HDR IPS液晶モニタ

納品は注文から1ヶ月半

2月上旬に発注したDELLのモニタS2721Qが、納期遅れで全然届かないぞ~、納期伸びて3ヶ月以上先になったぞ~と先日騒いでいましたが、その記事を書いたその日の夕方、DELLのサポートから発送連絡がありました。

連絡が入った当初の配達済みステータスは、まだ6月のままだったが…

ステータス上は出荷済み、でも配達済みの予定は6月後半のままでした。

しかし、ちゃんと発送されたことは確かで、佐川急便からも配達予定の連絡が入っていまして、無事届きました。

届いたらステータスも到着日にちゃんと変更されました

しかしDELLのオーダーステータス、全然あてにならないな…。出荷予定日もメチャクチャだし、生産管理、在庫管理、注文管理が全然できていないのだな…。まあその辺りがDELL品質ですし、値段なりなんでしょうけど、DELLの商品自体は悪くはないので。

届いたDELL S2721Q やたら箱が汚いのはご愛嬌

同じ27インチモニタですが、去年買ったEIZO ColorEdge CS2740の箱は、この3倍の厚みがありました。DELLはかなり薄い箱で驚きましたが、輸出するには、コンテナにたくさん入ったほうが、コストも下がりますしね、パッケージの薄さも重要でしょう。

4K27インチのデュアルモニタは快適♪

早速設置しました。

モニタアームを使っているので、付属のスタンドは使いません。なので、スタンドの高さ調整機構のなく、その分高さ調整付きスタンドモデルより数千円近く安い、S2721Qをチョイスしています。(モニタの高さ調整スタンド付きは、S2721QSとなります。スタンド以外は同じです)

いやぁ、3万円ちょっとのモニタですが、IPS液晶で27インチ4K、快適です。

自分はメインのモニタ(上の写真左)は写真編集ソフトやブラウザを立ち上げていて、サブモニタはメールソフトやTwitterアプリ、エクスプローラーなどを立ち上げていて、サブモニタのほうが立ち上がっているウインドウは多いのです。なので、4Kだと、複数のウインドウを重ねずに表示できるので、便利です。
作業効率も上がりますし。

そして、現状S2721Qは、まだキャリブレーションなどせず、10bit出力、色は標準、輝度は下げていますが、違和感なく使えています。確実に、これまでのサブモニタの、Philips 227Eよりは色味も良いですね。sRGBの色域を99%表示できるだけでも、発色はよく感じます。

今まで、メインモニタはこの13年Adobe RGB色域対応のものを使っていますので、メインモニタとサブモニタで色域の差を大きく感じていたのが、そこまで違和感はなくなりました。
写真編集でなければ、十分使えるモニタです。

DP1.4→HDMI2.0入力でHDRも使えた

S2721Qは、3万円代前半のモニタながら、HDR10に対応しています。この6倍高価なメインモニタ、EIZO ColorEdge CS2740もHDRに対応していません。更に高価なCS2740-Xという映像制作向けで対応していますが、更に効果です。パネル自体同じなはずで、なぜ作り分けをしたのか…。

HDRは、Windows10側で設定することと、S2721Q側でもHDR入力をONにすることで対応します。
その辺りは、今度のレビューで書きますが、HDR設定にすると、輝度調整ができなくなり、輝度も最大になってしまうため、通常のPCモニタとして使う場合は、眩しすぎるので、HDRコンテンツを楽しむときだけONにする、といった感じですね。

なお、S2721QのDisplayPortはVer1.2の仕様で、規格上Ver1.2はHDRには対応していません。
が、説明書にも、HDRはHDMI入力時に限る、といったような記述もないので、そのうちネイティブなDisplayPort接続で、HDR表示できるか試してみたいと思います。

10bit表示できていない!? 8bit + FRC表示?

DELLのHPには、最大表示色:10.7億色と書かれていて、つまり各色10bit表示に対応しているはずなのですが、ELSAのHPにある10bitのPSD形式のファイルをPhotoshopで表示させると、ColorEdgeは10bit表示できていて、同心円が見えないのですが、DELLの方は同心円が見えてしまいます。
これってS2721Qは10bit表示になっていない!? 調べると、大抵のモニタは10bitをネイティブに表示できなくて、8bit+FRC(Frame Rate Control)という、擬似的な10bit表示が多いようです。
詳細はEIZOのHPにも書かれていますが、フレームごとに表示の明るさを変化させることで、その中間の明るさを出しているようです。
安価なモニタなので、S2721Qもそんな感じなのでしょうね。


納期を待てるなら、コスパの高いモニタ

正直なところ、サブモニタはとりあえず表示できていればいい、位にしか思っていなかったけど、まず4Kの解像度の快適さは大きいです。

特にデュアルモニタ環境、かつWindowsでメインとサブモニタの解像度が違うと、ソフトのメニュー表示サイズが小さすぎる、あるいは池大きすぎると行ったことや、スケーリングがうまく行かず、文字が滲んだりすることがあります。Macだとそういう不都合は基本怒らないようですが、Windowsも改善されたとはいえ、完璧ではありません。
今回、同じサイズの同じ解像度のモニタにしたことで、ソフトを立ち上げたときのウインドウの位置やサイズがばらつくといった不具合も出なくなりました。

3万円強で、ここまで快適になれるのであれば、迷わず4Kモニタでしょう。文字やメニューサイズは、スケーリング設定でなんとでもなりますしね。私は125%で使っていますが、標準だとそれより大きくスケーリングされるようです。
色味も悪くないですし、3万円のモニタもここまで来たかといった感じですね。
大昔なら(20世紀末)、3万円で買えるモニタといえば、17インチのCRTモニタでしたから、時代は変わったものです(しみじみ

ただし、S2721Q、納期は最低1ヶ月以上かかると見てよく、根気良く待てる方向けです。ただ、他のメーカーのモニタも、現在在庫切れがほとんどなので、そこも品不足は同じようですね。

【豊島屋酒造】NEW RAINBOW 貴醸酒 無濾過生原酒

貴醸酒とは何か? 分類上は日本酒ですが、通常は仕込み水を3段階に分けて入れる過程の最後の段階で、仕込み水の代わりに日本酒を使います。
これによって、より濃厚な酒となり、かつ通常の日本酒よりもアルコール度数が高くなることで、酵母菌が死滅し、糖をアルコールに変える働きが弱くなります。結果的に濃厚かつ甘い日本酒が出来上がります。

この製法で「貴醸酒」を名乗れるのは、貴醸酒協会に入っている蔵元だけなのだそうです。

ということで、今回は屋守(おくのかみ)でおなじみ、豊島屋酒造の貴醸酒「NEW RAINBOW」です。直売でしか買えない、希少なお酒となります。

【豊島屋酒造】NEW RAINBOW 貴醸酒 無濾過生原酒

ラベルには2019-2020仕込みNo.08とあり、1年間寝かせたお酒ということですね。

貴腐ワインに負けない日本酒を、というコンセプトで作られた貴醸酒を豊島屋酒造が作るとどうなるか?
濃厚な米の甘みがぐっと引き立っていますが、適度に酸味もあり、濃厚な南国フルーツのような味わい。でも、後味に日本酒らしいどっしりとした辛さもあり、決してただ甘ったるいだけのお酒ではないですね。そういった意味では、ほかの貴醸酒よりも、やや日本酒らしさも残しています。

【豊島屋酒造】NEW RAINBOW 貴醸酒 無濾過生原酒

日本酒度は-43と超甘口ですが、口あたりが悪くないのが持ち味ですね。

ちなみに、豊島屋本店ブランドでは、貴醸酒は定常販売されています。ゴージャスな瓶が特徴です。


この日は1本目は瓶ビール。なぜ瓶かと言うと、妻がもらったビール券が、瓶ビールの引換券だったららしい。

アサヒスーパードライ TOKYO 2020 OFFICIAL BEER

東京五輪の公式ビールなんですね、スーパードライ。瓶で呑むと、感より美味しいのはなぜだろう?

Nikon D810でおかしな画像データがあったので、CFカードをチェクしてみた

メインのカメラはNikon D850ですが、D810も現役で使っていまして、むしろ家の中で撮影する分には、D810のほうが撮影枚数が多かったりします。
物撮りに酒撮り(笑)に、ときにマクロ撮影と、何かとまだまだ出番はありますね。さすがにこの世代から、撮って出しでも十分なJPG品質ですしね。

ところで、家庭内スナップしていて、こんな写真が撮れてしまいました。

殆どが真っ赤な写真

ナンジャコリャ? 実はこういうおかしな写真が撮れたのは2回目です。

考えられるのは、

  1. メモリカード不良(このときのCFカードはSandisk Extreme PRO 64GB 160MB/s
  2. カメラ内のメモリカードの接点不良
  3. カメラ内の画像処理の不良

といったところですが、まずは簡単に調べられるメモリカード不良のチェックツールで、CFカードの状態を調べてみました。買ったのは2014年8月、もう6年半以上使っていますからね。

メモリカードのチェックツール「Check Flash」

ウクライナ製のチェックツール「Check Flash 1.17.0」を使ってチェックしてみました。
ウクライナ製のソフトですが、日本語表示にも対応するのでご安心を。

ご覧の通り、チェックツールではエラーは検出されませんでした。
カード自体に、今のところ不具合はなさそうです。ただ、症状としては2回めなので、とりあえずこのカードは古いのでサブに回します。

去年のちょうど今頃、東芝の1000円で手に入れたCFカードをもっているので、今回これを気に、メインのカードをバトンタッチして様子を見てみます。
同じ症状が発生するようなら、カメラ側の不具合なので、修理するか…となりますが、Nikon Z 9も発表されて、迷うところですね。Zマウントのレンズはぜひ使ってみたいですし。

【府中誉】渡舟(短稈) 純米吟醸 五十五

百里基地の帰り、時々寄るお持ち帰りの焼き鳥屋さん。安くて美味しいのいです。

やきとり「元広」

どうです? こおお値段、こういう価格はなかなかないでしょ?
ここで焼き鳥を注文して待っている時間で、ちょいと歩いて、前から目星をつけていた酒屋に行ってみました。

スマホで撮って、指が入っちゃった写真もありますが(笑)、この大山酒店で買ってきたお酒をご紹介。ちなみにPayPay払いもできます。

【府中誉】渡舟(短稈) 純米吟醸 五十五

百里基地のある茨城県小美玉市のお隣、石岡市の酒造、府中誉のお酒です。初めて買いました。

酒米は、茨城県の短稈渡船で、この酒の名前にもなっています。初めて聞きましたが、短稈渡船は、酒米ではメジャーな山田錦のご先祖に当たる系統なのだそうで、茨城の研究所に保管されていた種籾から復活栽培したのだそうです。
つまり、古くから酒米として使われている品種なのですね。

精米歩合は55%と結構削っています。アルコール度数は15度。

開栓すると、火入れはしているものの、限定的とのことで、ごく僅かにガス感あり。
香りはほのかに漂います。
まず驚かされたのは、想像よりもフレッシュなりんごの甘味と酸味を感じ、適度な苦味もあります。実はもっと古典的な日本酒の味を想像していたので、良い意味で驚いた次第。
後味も切れが良くて、食事と合わせても全く違和感なく、食中酒として最適です。

【府中誉】渡舟(短稈) 純米吟醸 五十五

いやはや、よく通る石岡市にこんな酒があるとは。恐らく地元流通が殆どで、北関東あたりにしか出回っていないのかな? 東京では見かけたことがないので、こういうご当地のお酒、ご当地で買うべきお酒ってのがあるわけなんですね。
日本酒の面白いところです。

先程の大山酒店、他にもいくつか銘柄があり、どれ呑んだことがないので、今度また買ってみようと思います。やき鳥とともにネ。