「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII」タグアーカイブ

自衛艦最年長の練習艦(旧護衛艦)「はたかぜ」除籍

1986年の竣工以来、長年護衛艦としての任務を全うし、その後5年間練習艦となっていた「はたかぜ」が2025年3月17日除籍されました。

2012年観艦式における護衛艦「はたかぜ」(DDG-171)


練習艦時代を含め、自衛艦としての運用期間は約39年となり、これまでのどの自衛艦よりも長く運用された艦艇となりました。

2009年観艦式における護衛艦「はたかぜ」(DDG-171)

最後のターターシステム搭載艦

はたかぜ型護衛艦は、艦隊防空のためのスタンダードミサイルSM-1MRを搭載するDDG(ミサイル護衛艦)で、元々は4隻建造する計画でしたが、最終的には2隻の建造に留まりました。というのも、計画時点で画期的な防空戦闘システムであるイージスシステムの導入の算段がついたことから、飽和攻撃への対処限界に達しつつあったターターDシステム搭載艦をこれ以上導入しないという方針になりました。
今回退役する「はたかぜ」、そして1988年竣工の2番艦「しまかぜ」が今後除籍されると、自衛隊からはターターシステム搭載艦は姿を消すことになります。

「はたかぜ」型護衛艦は、ターターDシステムを搭載した護衛艦では初めて、スタンダード対空ミサイルの単装発射機Mk.13 Mod.4を艦橋や主砲よりも前に搭載し、前方射界を重視した設計で、これまでのターターシステム搭載艦よりも艦橋構造は後退しています。
艦橋前方艦首側からMk.13発射機、射界確保のため1階層アップした構造物上に5インチ速射砲、そして艦橋構造物手前にアスロック発射機を搭載していて、これがほかの護衛艦にない独特の重厚感のあるシルエットを形成しています。
また、対艦ミサイルハープーンは従来艦がスタンダードミサイルと併用でMk.13からの発射となっていたのを、専用発射筒とした他、新造時からファランクスCIWSを2基搭載しています。

エンジンはミサイル護衛艦では初めてオールガスタービンとなり、また自衛隊ではガスタービン艦初のCOGAG(COmbined Gas turbine And Gas turbine)の構成で、しかも巡行機と増速機のエンジンの種類が異なる異機種混合の構成となっているのも特徴です。

7年後にはアメリカ海軍以外では初めてとなる高度な防空システムを搭載したイージス艦「こんごう」が導入されたため、「はたかぜ」型は新造時からわずか7年で旧式となってしまい、その後ターターシステムを搭載したアメリカ艦のようにNTU改修など近代化改装を受けることなく長年運用されてきました。この辺りはイージス艦導入に費用が回されたのと、20世紀末以降の不況もあって、予算的も実現が難しかったのでしょうし、ここまで長く運用されることも想定外だったからでしょうね。
搭載しているスタンダード対空ミサイルSM-1MRも陳腐化し、練習艦となってからは防空任務に就くこともないので、実際にスタンダードミサイルを搭載していたかも不明ですが、今やこのシステムをそのまま使用する海軍も少なくなったため、実際に運用能力維持できていたのかは不明です。

ともあれ、恐らく当初想定していた艦齢よりも長く運用され、役目を終えたことは感慨深いものがありますね。
残念ながら、練習艦となってからは呉を母港としていたため、その間コロナ禍もあって、ついに練習艦の時の姿を見ることは叶いませんでした。

残る同型艦は練習艦「しまかぜ」となりますが、こちらもあと1,2年で恐らく退役となるでしょう。

2015年の観艦式における護衛艦「しまかぜ」(DDG-172)

練習艦としての代替は今のところ決まっていないようです。今後は練習艦を割り当てず、練習航海は護衛艦の中から割り当てる運用に変更するのでしょうか?
3月17日に練習艦隊が近海練習航海を終えて呉に戻ったそうですが、このときの艦艇が、掃海母艦「うらが」、護衛艦「てるづき」、護衛艦「うみぎり」、練習艦「しまかぜ」でした。
護衛艦が練習航海にあてがわれるのはよくあることですが、掃海母艦が練習艦隊にあてがわれるとは…。

練習艦「かしま」はメンテナンス中かな?
順当に行くと、「はたかぜ」の代替艦は、護衛艦「あさぎり」型のいずれかになるとは思いますが、さてどうなるのでしょうね?


2014年に当時護衛艦だった「はたかぜ」を見学した様子も以下のブログに記載していますので、合わせてご覧いただけると幸いです

C-1輸送機よ永遠なれ

これから入間基地に行ってきます。

C-1輸送機も半世紀以上を経て、いよいよ今月が現役機ラストです。

2014年の入間航空祭より

同時期に導入されたF-4EJファントムII戦闘機よりもさらに長く運用されてきましたが、もうその勇姿を見る機会も残り少なくなりました。
今日は天気が心配なのと、予定の関係で最後まではいられないけど、楽しんできたいと思います。

天気! どうか崩れないで!

【百里基地】2015/2/16の記録

今から10年前の撮影です。航空自衛隊創立60周年記念スペシャルマーキングを施した、305SQのイーグルを撮りに多分行ったんだと思いますね。

スペマイーグルを撮りたくて来たんだと思います当時

この時代はまだ第305飛行隊(305SQ)は百里基地にいた時代。更に302SQと501SQのファントムもいたので、それはそれは賑やかでしたね。

501SQのRFファントムが降りてきて、春秋航空が降りてきて格納庫の扉は閉ざされ(笑)、スペマのイーグルが上がります。
2月とはいえ陽炎がひどいので、記録程度の転がりを。

この時代の撮影機材はNikon D810に、レンズはまだ超望遠がなくて、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIに1.4倍テレコンのTC-14EIIでした。

なのでイーグルの上がりもこんな単調な絵ばっかりです(笑) トリミングはしています。
でもって、この日事件が起きました。

この写真を撮った瞬間、異変に気づきました

上の写真、T-4が珍しくR/W21Lに降りたんですよね。手前でお手振りしてくれました。が、このとき異変に気づきました。

AFが動かない!

実はこの撮影のしばらく前から、AF時にレンズからキーキー異音が出る事があったんですよ。NikonのAF-Sレンズ(超音波モータレンズ)でよく出る持病ですが、これが出ていると超音波モーター不調の兆候です。
まさにこのシャッター切った瞬間からAFが動かなくなりました(泣

これ以降、AFが使えません。ただ撮影はできるので、MFでの撮影となりました。

当時のブログはコチラ→https://yamaro.asablo.jp/blog/2015/02/16/7574088

やっぱり歩留まりは落ちますね。それでもまだテレコンつけても300mmないくらいなので、何とかMFでも撮れると行ったところでした。
MFフィルム一眼レフの時代、本当にこうした航空撮影は大変だったでしょうね。その時代の写真で600mmクラスの望遠撮影なんてのはまずお目にかからないのは、手持ち撮影ががそもそも無理だったからですね。

この日、何故かもう1本望遠レンズを持ってきていたんですね。NIKKOR-H Auto 300mm f/4.5 Ai改という古いレンズを。
もうヤケクソで、このレンズでも撮影してみました。

f11まで絞っていますが、やっぱりフレアがかっていて単焦点といえど、AF-S 70-200mm + TC-14EIIにすべての面で劣る結果に。
Lightroomである程度補正はしてみたんですけどね。AF-S 70-200mmも当時まだ現行品のレンズだったので、やっぱり最新レンズはスゴイな~なんて思った次第です。

この後、どうやら早々に撮影を切り上げて、そのまま新宿のNikonのサービスセンターに行ったようです。

新宿エルタワーのNikonのSSがあるフロアより

その場で修理はできないので、レンズは修理預けとなり、修理センターの診断でAFの不具合、超音波モータ交換となりました。
あれから10年、このレンズは問題なく動いていますが、稼働率はこの時代よりは減ったかな。

ちなみに2025年2月現在、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIは修理対応対応なオートフォーカスレンズ一覧に入っています。もう生産完了して9年ですが、まだまだメンテナンスできるのは安心ですね。

フットサルの撮影は屋外サッカーとまた違って難しかった

もう先週の話ですが、普段サッカークラブで練習している息子、たまたまフットサルで練習試合をする機会があり、ちょっと離れたところにある小学校の体育館に行ってきました。
都内の体育館だから、さほど長いレンズは要らないだろうと、今回は久しぶりにAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII1本で撮影しました。一応x1.4テレコンは持っていったけど、結局使わなかったです。
結果的に、屋外よりは暗くなる体育館では、明るいf2.8ズーム必要なレンズでしたね。
ただ、体育館がかなり狭く、親はキャットウォークから俯瞰しての観戦となったので、写真的にはいまいちでした。

狭い体育館では3DトラッキングよりワイドエリアAF(L)が使いやすかった

人が密集しやすいフットサルはワイドエリアAFのほうが勝手が良かった

広い屋外のサッカーの試合では、特定の選手に3DトラッキングでAFエリアを合わせて撮っていましたが、フットサルは狭い体育館で、選手は6人だけど、密集することが多くて、3DトラッキングではAFを他の選手に持っていかれやすいですね。最新のEOS R1はちゃんと追い続けるんでしょうけど。
そのかわり狭い場所でレンズもさほど望遠でないため、選手が密集したポイントであれば、被写界深度内に皆が入ることが多いので、意地でも特定人物にAFポイントがいなければ、ってこともないんですね。

結局途中から3Dトラッキングをやめて、ワイドAFエリア(L)や(S)を使用。被写体検出は人物をONに。これで概ね良好なAFが得られました。隣の人に被写体検出したところで、別に主要被写体のピントがずれるわけではないんですよね、この撮影の場合。
認識AFは新しいカメラの方が良いに決まっていますが、そうでなくても問題はないかな。最近、やれ被写体認識だなんだでどのカメラがどうこうっていうSNSのマウント取りみたいなのには心底うんざりしているので、やりたい撮影がちゃんとできればそれでいいと思っています。

そしてレンズはFマウントの古いAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIでしたが、AF動作に何ら不満はなくスパスパ合いましたので、まだ最新のNIKKOR Z 70-200mm f/2.8Sでなくても良いかな~と思っていますが、Z 70-200mmは評判がとても良いので気にはなります。でも高価なのでしばらく無理かな。オッサンになっても高嶺の花は高嶺の花だったりシます。むしろ若い頃のほうが買えるよ、20代30代の方は無理して買ったほうが良いですよ(笑

被写体がAFエリア付近にいればまずまず問題ないね

ってことで、あんまり良い写真は撮れなかったけど、試合は見ていて面白かったな。さほど広くない体育館なので状況見やすいし、展開もスピーディだし。フットサル、楽しいそうでよいですね。

最後はコーチVSジュニアチームの戦いになって、さすがコーチ勢、うまいよねっとなりました。

4チーム戦、お疲れ様でした

お疲れ様でした。

【入間基地】入間航空祭 2014年11月3日の記録

今から10年前、ですが何だか感覚的には20年位前に感じてしまう2014年の入間航空祭の写真を再現像してみました。
現像ソフトも進化していますからね。

この時は混んでいる基地内を避けて入曽多目的広場で撮影。
現在航空祭当日は閉鎖されているこの場所は、当時は開放されていて、ここで観覧する人たちも多かったですね。

今はもう見られないチェッカーのYS-11FCや、C-1輸送機の編隊、ほんの10年前なんですよね。
そんなC-1輸送機も、2024年の入間航空祭がラストとなり、031号機は航空祭でラストフライトを行い退役、残ったFTBの001号機、通常輸送機型最古の002号機(もう1年以上飛んでいないらしい)、EC-1の021号機、そして030号機も、2024年度中には退役の見込みです。
なのでまたどこかで入間基地で撮影はしたいですね。

この時代は、電子戦訓練機EC-1なんて絶対に航空祭には出てこなかったですからね。それを考えると、最後だからとは言え2024年にあんなにEC-1を近くで見られたのは感慨深いものがあります。

この時の撮影機材はまだ導入して間もないNikon D810、広角用としてサブにNikon 1 V1でした。
Lightroomで開いてみると、今でも画質は遜色ないD810と比較して、Nikon 1 V1は昔のデジカメだなぁという発色です。言うなれば昔のNikonデジカメの発色そのもので、2007年発売のD300の発色に近い感覚なんですよねV1は。
V1の発売は2011年で、まだ当時は3年程度でしたが、当時最新のD810と比べると、発色が結構違いますね。センササイズだけではなく、画像処理そのものの古さを感じさせます。
センササイズ差を感じさせるのはダイナミックレンジ(Dレンジ)で、空なんかを絡めて撮ると、D810はDレンジが広く、かなり粘るのですが、V1はDレンジが狭いので、雲の明るい部分は破綻が早いですね。

入間基地所属機の飛行展示はこの年は午前のみ、午後はブルーインパルスでした。
この時代はこういう構成でしたね。離陸前のスモークの洗礼も、この場所ならではでした。たった10年前なのに、この時代はちょっと遊牧的。

この場所はR/W35に進入する着陸機を真正面、直上で見られます。この景色が好きという人も多いでしょう。

残ったC-1輸送機も今年度で退役だし、またローカルでも撮りに行きたいな。

Nikon D810の10年

2014年7月17日にNikon D810が発売されました。あれからもう10年です。今でも現役稼働中です。

今もD810はAI AF Micro Nikkor 60mm f/2.8Dとの組み合わせで撮影しています

今も手放さずに使っていますし、何ならほぼ毎日何かしらを撮影しています。1回の撮影枚数は主力機だった頃より減りましたが、時々タイムラプス用のインターバル撮影にも使うので、気がつけばシャッター回数は公称20万回の3倍を超えてしまいました。

ちょうど購入した頃、娘が1歳の誕生日が近かったんですね。妻が誕生日の用意をし、妻の実家では一升餅をもたせました。

ミリタリ系な撮影のシェイクダウンは、今は一般人が観ることはできなくなった、陸上自衛隊の富士総合火力演習でした。
2014年当時はまだ超望遠レンズを持っていなくて、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIにTC-20EIIという組み合わせで撮影していました。
この時の総火演は、とある陸自の地本の退院募集ポスターの写真に自分が撮った写真が採用され、その御礼として招待され、招待者席に座れたの思い出です。

D810は、その前のモデルのD800よりも若干連写速度は改善されたものの、FXフォーマット時秒5コマ、DXクロップして秒6コマと、最初に買ったD300よりも連写速度が遅いのは結構ネックでしたが、あらゆるD800のネガを潰したカメラでした。
D800と比較すると、以下の点が改善されました。

  • D800で問題となったメカの振動による微ブレを徹底的に排除し歩留まりが良くなった
  • 若干の連写速度向上(秒4コマから5コマへ/FXフォーマット時)
  • ノイズが改善
  • オートホワイトバランスの精度が向上
  • 撮って出しのカラーバランスが向上
  • 1080/60p動画に対応

D800のマイナーチェンジというよりも、ほぼフルモデルチェンジに近い改善がなされています。
この時代はまだ3600万画素は高画素機だったので、やれ無駄に画素数が大きとか言われたものですが、今となってはなかなか絶妙な画素数かなと思っています。

D810初の百里基地ローカル撮影

色々懐かしいな…

2014年の入間基地航空祭は外から撮りましたね。

連写速度が遅い分、ちゃんと構図を決めて撮る、という撮り方を学んだカメラでもあります。
今はほぼお家での物撮りとインターバル撮影用ですが、もう処分しようという感じもなくなりましたので、使い倒したいと思います。
現時点でオーバーホールは出来そうなので、出そうかどうか迷いどころですが、このままシャッターの限界にチャレンジしたい気持ちもありますね。

ラリードライバーの篠塚建次郎氏が亡くなったと聞いて

日本のラリードライバーと言えば、自分の世代にとっては、パリ・ダカールラリー(パリダカ)で日本人初の総合優勝の篠塚、「パリ・ダカの篠塚」と言われたくらい、ラリーストとして有名な「シノケン」こと篠塚建次郎氏ですね。

2024年3月18日、膵臓がんで75歳で亡くなられたとのこと。御冥福をお祈りいたします。

そこで思い出すのが、2011年2月18日に、福島のアルツ磐梯(2023年より星野リゾート ネコマ マウンテン)の駐車場で、NEXCO東日本が主催したウィンタードライビングスクールに参加した際に、ゲストとして呼ばれたのが篠塚建次郎氏でした。

2011年2月18日 アルツ磐梯(当時)で行われたウィンタードライビングスクールで講演した篠塚建次郎氏

眼の前にあの篠塚が!と感動しましたね。

当日の天候がかなり吹雪いていまして、それでいて気温はやや高めだったので、駐車場を使ったコースはシャーベット状態でした。

この日は参加者の車に、篠塚氏に助手席に乗って、自分はコースを運転しながら指導を受けるというものでした。
走って言われたのは「時々流しハンドルをしているから、しっかりハンドルは握ってね」「この車アコードだよね? アコードってマニュアルあるんだね」

ああ、もう13年も前になるとはね…。
このあと、篠塚氏やその他のラリードライバーの走行が披露されました。さすがの腕前!

動画は当時手持ちで動画を撮れる唯一の一眼レフだった、妻のNikon D5000を借りて撮ったラリードライバー氏による実演。篠塚氏ではなくもう1人のドライバーが運転。
最後にちらっと映る白いジャンパーの人物が篠塚氏です。

こうした貴重な経験も思い出として残るわけですね。歳を取るのを感じます。

Japan Mobility Show2023に行ってきた その1

4年ぶりに開催されたモーターショーは、名前をJapan Mobility Showに名称を変更して、クルマだけでなくバイクや自転車、航空機など総合的なモビリティショーに生まれ変わったとの触れ込み。さてどんな感じかしら?

Concorso di Replica 2023

まずは会場に入る手前、国際展示場駅から東京ビッグサイトの本会場の間にあるイーストプロムナード石と光の広場に、日替わりでの展示が行われます。
私が行った先日28日(土)は、Concorso di Replica 2023と題した歴代レースカーとラリーカーの展示でした。

往年のラリーカーがズラリ。OZ Racingの白のホイールが懐かしい。昔これアコードに履いてたっけなぁ。ランチア・デルタとか、胸熱です。

会場、まずは南ホールから

一般公開初日でしたが、10時の開場から少し時間を空けていったので、入場はスムーズでした。

トミカにスーパーカーに、コーティングのKAMIKAZE COLLECTIONに(今年のオートサロンでもお見かけしましたね)、そして今話題の電動キックボードなど。たしかに車がメインですが、それ以外の展示も多かったですね。とはいえやっぱり車がメインですけどね。

Out of KidZania

前回もあったそうですが、見たのは初めて。

各社特色が出てますね。Hondaは除雪機のテスト、とちょっと地味でしたが。Nissanのクレイモデルは楽しそうですね。

ささっとお昼を頂いて…

早い時間だったのでそれほど並ばず買えました

西ホールの部品・機械器具展示

いつも時間がなくてあまりしっかり見れていなかったけど、今回はじっくり見てきました。ここはモーターショーというよりは技術展ですね。

燃料電池を自転車に積むとか、従来の8倍充填可能な水素タンク、往年のOHLINSのサスペンションに、NSKではeVTOL用のベアリングなど、久々に技術展を見ました。
やっぱり電動化はもうトレンドであることは言うまでもないですが、そのアプローチが様々だな~と思いました。
どう考えたって、現在の充電方式だけでは不便極まりないですからね。燃料電池や交換式バッテリが、近々では現実的な選択になるのかもしれません。

東ホールの次世代モビリティ・モータースポーツ関連

ここが一番大きな会場なので、何回かに分けてご紹介します。
最初に行ったのはトラック・バスの大型車ゾーン。

や~っと国産メーカーからもEVトラック・バスが出てくるようです。
ISUZU ERGA EVは技術者の方に色々話を聞きましたが、バッテリを床下ではなく天井に搭載しているそうです。これは低床化と冷却のためだそうですが、重心が高く揺れなど大変なのでは?と聞いたところ、サスペンションで抑え込んでいるようです。アクティブサスペンションを搭載来ているのかと聞いたら、そうではないそうです。
バッテリを座席の下など空間に押し込んでは、との質問には、バッテリを分散させると管理と冷却が難しくなるとのことでした。EVもなかなか難しいですね。

ISUZUはHondaと燃料電池トラックの展示。HondaはCLARITY FUEL CELLなど、かつては燃料電池車も販売していましたが、現在は終了しています。やはり水素タンクがスペースを取るといった課題が大きく、TOYOTAほどの販売規模がないHondaには難しかったのかな? どちらというとスペースに余裕がある大型車に適していると思っていましたが、実用化はどうなんでしょうね?

DAIHATSU

DAIHATSUのブース、もちろん小型車中心です。懐かしいモデルの展示もありました。一方次世代のCOPENのコンセプトカーや、軽のEVワゴンも。個人的に思うのは、日本は軽自動車からEVが普及するのでは、と感じています。そこまで航続距離を求められないチョイ乗りがメインであれば、ある程度充電方法の解決があれば、普及するのではと思います。
特に過疎地域ではガソリンスタンドがどんどん減っていて、給油のために長い時間と距離で街に出てまで…となると、自宅で充電できるメリットは大きいですから。

次世代のコンセプトであるVISION COPENは、2002年の初代の印象そのままですね。こうして軽オープンを出し続ける姿勢は評価したいですね。

続く…

運動会でした

あまり秋を感じられない、まだ暑い日が続くこの時期ですが、子供たちの運動会がありました。
ずっとコロナ禍で縮小開催でしたが、今回はやっとまともに実施となりました。自分はムービー担当ゆえ、スチルは部分部分でしか撮っていませんが。

ムービーをNikon Z 9、スチルはNikon Z 8とD850でしたが、スチルは久しぶりにAF-S 70-200mmがメイン、Z 8との組み合わせでした。
掲載写真は横位置ですが、やっぱり縦位置写真はグリップがないと撮りづらいですね、Z 8。グリップを買う気はなかったけど、やっぱり必要なのかなと思い始めています。

少し雨がぱらつく曇の天気でしたが、何とか無事に終わってよかったです。
動画の編集が大変だな(笑

AF-S 70-200mm VRIIと2倍テレコンをZ 9を使って撮ってみた

レンズの焦点距離を拡大するテレコンバーター(Canonだとエクステンダーと呼ぶ)、マスターレンズの中心部分を拡大して撮影するため、どうしてもマスターレンズの粗が出ます。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIは、10年以上前に購入して以来、これとテレコンを組み合わせて戦闘機を撮っていました。
Nikon D300の1200万画素の時代は良かったのですが、D800にしてからは、焦点距離の不足と周辺解像力の不足を感じ、その後登場したSIGMAの150-600mm Sportsに戦闘機撮影は切り替えました。

が、SIGMAの150-600mmは大きく、またその後買い替えたAF-S 200-500mmは、普段使いには少々大きめです。
手軽に400mmまでの望遠撮影を楽しむには、NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sは良いレンズですが、値段が気軽ではない(笑

ということで、最近はおてがる撮影には表題の組合わせで撮影していますが、ボディがミラーレスのZ 9になってピントが良くなったからか、案外良い組み合わせになっています。

ホントはNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 Sが欲しいけどね… AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII + TC-20EIII

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 Sから数えると、既に2世代前となるAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIですが、さすがこのクラスのレンズ、少々古くても描写は悪くないです。

午後3時~6時の羽田へのアプローチを行う旅客機。荒川彩湖公園からだと、外回りの機体がちょうど真正面から来てターンするところが見えます。
上の写真の左上はノートリミング、ほか3枚はDXクロップした上でさらにトリミングしています。
ちゃんと機体後部の機種名やレジ番号も見えます。ピントの精度が良いから? 一眼レフと組合せるより解像している気がします。
望遠ともなると、レンズだけでなく、被写体までの空気のゆらぎ(陽炎)も影響してくるので、評価が難しいところ。天候が大きく左右します。また、被写体の距離も影響します。テレコンを使うとマスターレンズの特性がより拡大されるため、被写体までの距離の美味しい部分塗装でない部分が大きく影響します。
もちろん、テレコンを使わないネイティブな望遠レンズのほうが、あらゆる面で有利なのは間違いないけど、こうしてお気軽に撮る分には十分と判断できます。

背景がある場合は、どうしてもボケ味は、テレコンを使うと悪くなりますね。
AF-S 70-200mm VRIIは、ややボケ味がうるさいので、テレコンを使うとよりその感じは強調されます。個人的には、これの前に使っていたAF-S 80-200mm f/2.8Dのほうがボケ味は好みでした。
白鷺は、かなりトリミングしているので、解像力的にやや苦しいかな、という感じですが、そこそこピントは来ていますね。
このレンズは、現状まだ修理ができるので、まだしばらくは現役で使いたいと思います。