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Nikon TC-20EIIIを導入してみた

Nikon TC-20EIII、焦点距離を2倍にするAF-S/AF-Iレンズ用のテレコンバーターです。

元箱と付属品が揃った中古美品、テレコンバーターって割と元箱付きという中古は少ないのです。何なら付属のポーチすらない中古は多い、まあポーチ使わない人は多いし、そういう扱いの商品なんですかね。

テレコンバーター、買っては見たものの、画質に満足できなくて手放す人は多いです。ですから、中古流通は割と豊富です。特に、2倍のテレコンバーターは、焦点距離を倍にする分、2段分暗くなり、マスターレンズの中央部を拡大するため、マスターレンズの欠点も拡大します。解像力は確実に低下しますね。

超望遠レンズは大きくて高い、なので、既存の望遠レンズにテレコンバーターを併用するというのが一つの手段ですが、デジタル一眼が高画素化されていく中、光学的にクロップするより、画像処理でクロップしたほうが、結果が良くなるケースが多いです。たた、そうは言ってもトリミングにも限界があります。難しいところです。

実は、かつて1世代前のTC-20EIIは持っていました。APS-CのD300の時代は、AF-S ED 80-200mm f/2.8D、そして今も使っているAF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIに、TC-20EIIで撮影をしていました。これで換算280-600mm相当となりました。

が、Nikon D800を導入した際は、その画素数にテレコンバーターの性能がついていけていない感が出てきました。その後、SIGMAから150-600mm Sportsが販売されたため、これを導入、ネイティブに600mmまで対応できるため、必要となくなったTC-20EIIは売却となりました。

ロクヨンのサブレンズ、どうする?

更にロクヨン導入に伴い、戦闘機撮影はロクヨンとなりましたが、今度はそれ以下の焦点距離をどうしようか? ということになりまして。ロクヨン1本で全て済ませるほど、人間ができていません…。引きの絵も欲しいことはありますからね。では150-600mmと併用するか…となると、このレンズも重量級ですから、2本併用は正直難しいのです。

150-600mmだけなら、ほぼこの1本で対応できますし、更に今はコンパクトなのに画質はちょい上の、SIGMA 60-600mmも存在します。そう考えると、超望遠の単焦点は扱いが難しいですね。

となると、ある程度コンパクトな2本目が欲しい。SIGMAやTamronからは100-400mmも出ていますが、あまりレンズを増やしたくない…ということで、手持ちのAF-S 70-200mm f/2.8G ED VRを再びテレコン併用で使用する、という選択肢になりました。

実は先日、過去写真を見直すことがあり、D810導入後に、AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIとTC-20EIIで撮影した戦闘機写真が、割としっかり写真が解像していることに気づいたのです。

たった5年前なのに、この写真に写っている機体、偵察機の501SQや戦闘機の302SQのオジロファントムは退役、305SQのイーグルは宮崎の新田原基地に異動、いやはや時の流れは早い…と感傷に浸るのは置いておいて、もちろんベストの解像力とは言わないまでも、機体の細かい文字も等倍ではそこそこ見えるんですよね。
あれ? テレコン使用時の画質、そこまで悪くないかも、となりました。

D800の時は解像力不足を感じていましたが、ローパスフィルタレス、ミラーショック軽減となったD810で改善されたのか? あのときは、フルサイズで400mmの限界、というのを感じていただけで、画質的には悪くはなかったのかもしれませんね。

ちなみに、このAF-S 70-200mmとTC-20EIIの組み合わせでも、VRの動作やAFに当時不満はありませんでした。戦闘機を撮れていたのですから。

TC-20EIIとIIIの違いは?

ニコンのAF2倍テレコンバーターは、初代がAI AF-Iテレコンバーター TC-20Eで、名称から分かる通り、超望遠レンズがまだAF-I(コアレスモータ内蔵)の時代に販売されていたものです。
2代目はTC-20EIIとなり、名称はAI-AF-Sテレコンバーターとなりました。AF単焦点望遠レンズは、2代目以降AF-S(超音波モータ内蔵)レンズが主流となっため、テレコンバーターの名称も変更されましたが、光学系は同一で、外観上は、滑り止めローレットのデザインが変更されただけとなっています。

これに対し、2010年に発売された3代目は、名称からAI(人工知能のAIではなく、絞り値をボディに機械伝達するAI方式機構搭載の意味)が外れ、AF-Sテレコンバーターとなりました。
ただし、AI機構は搭載されているため、フィルム時代で2コマンドダイヤル以前の機種と、絞りリング付きのDタイプの望遠レンズとの組み合わせでの使用は、依然として可能となっています。
大きな変化点は、光学系が刷新されたことで、新型は非球面レンズを1枚採用しています。

光学系が刷新されたことで、よりデジタルに適したテレコンバーターになったと思われます。とは言え、過度な期待は禁物です。所詮はマスターレンズの解像力や収差に左右されます。

ロクヨンG型とTC-20EIII

AF-S 600mm f/4G ED VR(通称ロクヨンG)にTC-20EIIIは、元々この組み合わせで積極的に撮影するつもりはありませんが、取り付け撮影は可能なので、テストということで。

AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-20EIII + D850

流石に1200mmともなると手持ち撮影は至難の業ですし、そこまで長いレンズは戦闘機撮影でもほとんどのケースでは必要ないですから。600mmでも苦労しますし、超望遠レンズは、レンズだけでなく、陽炎(空気のゆらぎ)や些細なブレも影響しますから、一筋縄では行きませんね。三脚に据えて、遠方を撮ろうとしたら、見事に空気が揺らいでいるのがファインダ上でわかります。撮ってみても、絵がボケボケに流れてしまってだめでした。

そこである程度近い距離(と言っても数十mは離れていますが)をテストしてみました。

TC-14EII(1.4倍テレコン)ではほぼ解像力低下は感じないロクヨンGですが、さすがに2倍のTC-20EIIIは、最新光学系のテレコンとはいえ、絞り開放のf8では解像力低下は否めません。この撮影時、かなり陽炎が出ているので、近距離でもそれなりに影響はしていると思いますが、あまり積極的に使える感じではないですね。

ところが、1段絞ってf11では、割と解像している感じです。もちろん使わない時よりは解像力低下は感じますが、そこまで悲観する感じでもないですね。

もしロクヨンGで2倍テレコンを使うときは、1段絞って使いたいところです。用途は月の撮影とかですかね。

余談ですが、ロクヨンに2倍テレコンで開放f8となるため、AFもD850では中央の15点(選択可能測距点としては9点)、D810でも中央11点のみ使用可となっています。他の測距点は選択できますし、場合によってはAFが合うこともありますが、試してみたら大きくピントがずれている場合は、AFが迷ってしまいました。

AF-S 70-200mm VRIIとTC-20EIII

AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIにTC-20EIII、こちらが主に想定している組み合わせです。

AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRII + TC-20EIII + D850

開放f値もf5.6ですから、手持ちのD850やD810の場合は、開放f5.6までは、全測距点でAF可能です。 個人的には懐かしい組み合わせですね。ほんの数年前まで、この組み合わせで撮っていたのですから。

TC-20EIIIとの組み合わせで140~400mm f/5.6となり、AFもVRもさほど影響は受けない組み合わせです。なにより、純正レンズなので、信頼性もサード品よりは高いですしね。

ロクヨンGでは、絞り開放はやや厳しい結果となりましたが、AF-S 70-200mm VRIIでは、絞り開放でも割と使える解像力となっています。1段絞っても、大きく改善はしない感じです。逆に、f11まで絞ると、少し回折の影響によるものなのか、解像力の低下を感じたので、この組み合わせでは開放f5.6か、1段絞ったf8までで使うのが良さそうです。

AFも全測距点で迷いなくスパッと合います。手持ちでも、400mm程度なので、VR含みで何ら問題なく撮影できそうです。


個人的には、画質に余裕がありそうな感じだったロクヨンが、2倍テレコンだともう一つなのに対し、ズームな70-200mmでは割とまともだったのが意外でした。

TC-20EIII(左)とTC-14EII

TC-14EIIは、ロクヨンGで、TC-20EIIIはAF-S 70-200mmで主に使うことになりそうです。同じテレコンでも、2倍と1.4倍でこれだけ長さが違うのですね。

ところでNikonのテレコンバーターですが、最新のTC-14EIIIでは、ついにAI機構が外れ、Dタイプレンズは使用不可となりました。Dタイプの望遠レンズは旧式なので、実質問題ないのでしょうが、あえて外す必要もあるのかなという気はします。

テレコンも2種類になったので、これである程度広い範囲での望遠撮影は可能ですね。あとは、AF-S 70-200 VRIIのケース、どうしようかな? 純正どこ行ったんだろう?w

まさかのチェッカーYS-11を捉えた!

Twitterには上げましたが、PCでRAW現像して改めて。

昨日、なんと自宅から、入間基地飛行点検隊所属のYS-11FC(52-1151)が飛んでいるのが見えました!

YS-11FC(52-1151)

戦後初の国産旅客機として知られるYS-11も、既に民間、海上保安庁、海上自衛隊からは引退して久しく、残すは航空自衛隊の7機(執筆時点)となっています。

その中でも、写真の151号機は、1965年(昭和40年)導入の、最古の機体で、初期型の機体で採用されたロールスロイスのダート10を現在も使用する機体です。

飛行点検隊(通称:チェッカー)は、基地の航空保安施設、航空管制施設などの点検、強化をする部隊で、YSの151号機は、同部隊最後のYSで、今年度内に退役すると言われています。既に後継機のU-680A(セスナサイテーション680)が納入されていて、これが正式運用されれば、いよいよYSの引退となります。

最近入間基地は行っていないので、航空祭前に引退すると思われるこのYSも、飛んでいる姿を撮影する機会も多分ないのだろうなぁ…と思っていましたが、まさか自宅から撮れるとは! この時間、まだエアコンを付けず窓を開けていてよかった…。窓を閉めたら音に気づかないですからね。

そしてきっかり1時間後、今度は逆方向にまた飛んでいるところを捉えることが出来ました!

2,3枚目は陽炎の影響で解像度出てませんが、記録写真ということで。いずれの写真も850mmからDXクロップした上に、更に鬼トリミングしていますが、そんなのでもWebに載せる程度なら問題ない画質で撮れてしまうのが、Nikon D850の良いところですね。

いや、まさかチェッカー機を自宅で見れるなんて! また来てねw


昨日は珍しく色々収穫がありまして、他にもこんな機体が。

東邦航空 AS350(JA9878)

初めて見た黄色の東邦航空のAS350、旧阪急航空(廃業)から引き継いだ機体で、1990年製ですから、ヘリコプターとしてはだいぶ古い機体です。
なにか四角い箱をぶら下げていますが、観測機器なんでしょうか?
ご存知の方いらっしゃいましたら、コメントお願いします。


夜、娘が「飛行機飛んでるよ~」と見つけてくれた機体。

この時間、ちょくちょく見かける米空軍横田基地所属と思われるC-130Jの4機編隊。遠方で旋回して、多分この後横田に降りたんでしょうね。
2枚めは久しぶりにロクヨンにつけっぱなしだったTC-14EII(1.4倍テレコン)を外して撮影。

これから湿度が上がり暑くなって、望遠撮影は陽炎と霞との戦いになりますが、我が家の上空に飛行機が来るのは歓迎ですから(笑)、是非撮られに来ていただきたいです。

エアコン使うようになってテレ(望遠)ワークが難しくなってきた

本業の方のテレワークはまだしばらく続きそうですが、自宅窓からのテレ(望遠)ワークの方はと言うと、ここ最近の30℃超えの気温もあって、昼前くらいからはエアコンを付けるようになったので、めっきり減ってしまいました。

Flightrader24などを参考にすたりもするけど、やっぱりエンジン音が聞こえないとタイミングは難しいですし、自衛隊機など軍用機は、基本的に飛行機の現在位置をリアルタイムで示すADS-Bの電波を発しない(場合によっては発信する場合もあり)ので、Flightrader24に表示されません。

民間機や官公庁の航空機はADS-Bの電波を発している(ただし日本はADS-Bの搭載は義務化されていないため、表示されない機体や、一分表示がされない機体もあり)ので、比較的接近が分かりやすいですが、それでも電波がキャッチされていないと位置精度が出ないこともあるので、やっぱり音と目視は重要ですね。

警視庁のAB139(JA14MP)はADS-Bを発信

羽田新航路で着陸する旅客機は、2パターンあって、大回りしていく場合は、我が家からも撮影できます。

Luminar 3で画像編集したJAL B-777-200(JA010D)

この機体は、元日本エアシステム(JAS)がレインボーカラーで導入し、2004年のJAS消滅後は日本航空ジャパンの機体となっています。
1999年導入の機体なので、そろそろ退役も近いかもしれません。

最近は、COVID-19の影響で観光客が殆ど乗らないためか、飛んでくる便数も少なく、機体もB737-800やE-170とか、850mmレンズでも大幅トリミングしないと大きく撮れないので、たまに来るB787やB777を少し撮るくらいですね。
さらに、湿度も上がってきて霞がかることも多くなったので、よく撮れないことも多いです。

ということで、そろそろ戦闘機も撮りたいなぁ。今年度いっぱいで退役のファントム、撮りに行きたいです。県またぎ移動自粛解除されたら、撮影に行きたいですね。ただ梅雨時期なのが微妙ですけどね。

Lowepro レンズトレッカー 600 AW IIIがアウトレット価格だったでポチった

ロクヨンとカメラボディをバラで運ぶのは面倒なので、レンズ装着状態で運ぶためのカメラリュック、前から欲しかったのですが、マンフロットの楽天公式アウトレット店に、アウトレット品としてタイトルの品が発売されました。


安い! 通常価格より3割以上安い。
アウトレット品ですが、新品。箱か何かに潰れがあるのかな? そんなことは特に気にしませんので、楽天スーパーセールの開始と同時に購入しました。2万円以上で2000円引きのクーポン使ったので、1万8千円強。お買い得でした。

※執筆現在、完売のようです。自分が買ったあとしばらくはまだ売っていたので、複数在庫はあったようです。在庫がまた復活するかもしれないので、要チェックですね。

一昨日の夜届きました。

ロクヨンGとLowepro レンズトレッカー 600 AW III

写真のロクヨンは、テレコンTC-14EIIを装着しているので、少しレンズが長くなっていますが、これを外したとしても、レンズフード組み込み状態ではレンズは入りません。レンズフードは逆付けすることになります。

2段式フードの1段だけの逆付けでは入らなかった

ひょっとしたら、2段式フードの1段だけの逆付けなら入るかな…とおもって入れてみたら、やっぱり入りませんでした(汗
面倒なんですよね2段式フード、そして三脚座も、旧ロクヨンGだとレンズ先端側に寄っていて高さもあるので、そのままでははみ出してしまいます。え~。

あ、もしかしてボディの向き逆なのか…

正しい向き?

ボディの棟梁部が手前になるように入れてみました、それでも、位置関係ってあまり変わらないですかね。レンズをホールドするクッション、レンズの太さに対して外径が小さいため、残念ながらピッタリははまりません。レンズトレッカーの写真を見ると、Canonのレンズを入れていますが、Canonのほうが根本は細い?
Nikon Fマウントのほうが、Canon EFマウントより径が小さいので、レンズも根本は少し細いのかと思っていましたが、そうでもなさそうですね。

とりあえず、この状態でもバッグの蓋は閉められるので、実用上は問題なさそうです。

三脚座は斜めにしないと入らなかった

ただ、三脚座は結局カメラの向きをどうしようが、こんな感じで斜め位置にしないとバッグに入りませんでした。
Nikonの旧型のロクヨンGもそうですが、現行のE型は三脚座がマウント側に後退しましたが、G型以前は、Nikonのロクヨンは三脚座がレンズの鏡胴の中央に近い位置にあり、そのせいもあってか三脚座も高さがあって、色々納まりが悪いですね。
この点、Canonは進んでいると言うか、レンズの軽量化、重心位置などの考慮がされている感じです。

他のメーカー、例えばNikonも同様のレンズリュック600IIIがありますが、これも最新のロクヨンE型に最適化されている印象で、Loweproよりも内寸が小さいため、ロクヨンG型だと合わない可能性もあります。

Nikon レンズリュック600III D5+AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR

ロクヨン用のカメラバッグは、レンズ自体がそう数が出ないでしょうから、選択肢もそれほど多くないですね。私が他のカメラバッグで愛用しているVanguardや、Manfrottoで出ている程度でしょうか。

あとは、サブのボディや他のレンズをどう運ぶかですね。もう1つカメラバッグを持っていくか、ロクヨンのレンズリュックにサブバッグを取り付けるか。荷物はできるだけ増やしたくないですが、ロクヨン用のカメラバッグ、ロクヨンとボディ以外は案外入るスペースはなさそうなので、そのあたりどう運用するかは考えないとですね。



この価格見ると、これより1万円近く安く手に入ったので、やっぱりアウトレット+楽天スーパーセールクーポンはお買い得でしたね。

闇夜の写真は救済できる?

シリーズ化した…というわけじゃないですが、ネタブログということで。

自宅ベランダからのテレ(望遠)ワーク、夜もたまにヘリや飛行機が飛んで来たるするのですよね。ただ、夕暮れなら映えてくれていいですが、夜だと基本真っ暗で、航空灯火しか見えないってことがほとんどです。機種も肉眼で判別できない。

そんな状況でも、Nikon D850のAF、中央は-4EVに対応するため、テレコンをつけたロクヨンでもビシッと合います。まあ灯火類があるので、純粋に真っ暗な被写体ではないですけど…。で、撮れるには撮れるけど、まあ真っ暗ですから、結局はなんだかわからない真っ暗写真になったりします。

撮って出しのまま出力 ISO25600で撮影

そこで、RAW現像で救えないか試してみました。ある程度なら、センサ側にわずかにでも情報が残っていますし。ただ今回は本当に真っ暗。果たして。

Capture NX-Dで+1.0EV露出補正

Capture NX-D(+1.0EV補正)

ピクチャーコントロールはフラットに、+1.0EV程度では全くヘリのディテールがわかりませんね。暗部が持ち上がっただけです。

Capture NX-Dで+3.0EV露出補正

Capture NX-D(+3.0EV補正)

では+3.0ではどうかというと、ノイズが増えただけでした。ノイズリダクションは特にいじっていないので、残念ながら、今データにはまったくもって機体の輪郭が分かるような情報は残っていないですね。

ここには載せませんが、Capture NX-Dは、+5.0EVまで露出補正が可能ですが、+5.0EVでも、もっとノイズがひどくなっただけで、機体の輪郭は見えませんでした。合唱?

Capture One Expressで+1.0EV補正と微調整

Capture One Express(+1.0EV補正と微調整)

無償のCapture One Expressも、Capture NX-Dのようなゴミ消しツールや字コントロールポイントはないものの、純粋にRAW現像での画像調整項目が多く、なかなか優れたソフトです(カタログファイル作成はうざいですが)。

自動調整ではノイズだらけになってしまったので、手動で+1.0EVに露出補正し、微調整してみましたが、ノイズもデフォルトでは結構多めなんですね。イマイチな結果でした。

Luminar 3ではもはや遊んでみるしかなかった

Luminar 3で闇夜に太陽を追加してみたが…

無償公開され話題のLuminar 3ですが、もはやどのソフトでも救済困難な画像なので、AI Image Enhancerをベースに、露出+1.0EV、闇夜に太陽光を追加。あれ、太陽光なのに光芒だけで、太陽そのものはどこに? 色々調整していると、中心に星(というかノイズ)が現れて、もはや何が何やら(笑

お迎えが来そうな画像になりました。


こちらも、元の画像が良くないと、どうしようもないね、という良い見本となりました。シャッター速度は、ブレを恐れて1/200秒でしたが、もう少し落としても良いかな。ただロクヨンにテレコンで850mmのレンズを、手持ちで撮っているのですから、あまりシャッター速度を下げられない。いくら手ブレ補正があっても、動く被写体では限度があります。

早くまともに飛行機を撮りに行きたいですね。

霞みすぎた写真は救済できる?

テレワークも今月いっぱいは続きそうな感じですが、そろそろ出社する日も出てきたりと、少しずつ日常に戻っていくのかな、といったところです。
COVID-19の影響は、仕事でも大きな変化をもたらし、中止の業務、それに伴う人事異動とかもあり、あまり良い状況でないことは確かです。まあ、どう転んでもそれが人生、なんとかやっていくしかないですけどね。

愚痴はこのくらいにして、本題。テレワーク中のテレ(望遠)ワークも板についてきた感じですが、6月になってから暑くなって湿度も上がってきました。梅雨が近づいてきて、晴れていても霞がかることも多いです。写真的には映えないですよね。

撮って出しだと霞みすぎた失敗写真に

こんな感じです。せっかくP-3Cが飛んでいたのに~。

なんとか救えないかな? ということで、3つの現像ソフトで現像して、なんとかしてみました。いずれもトリミングしていますので、若干機体の位置は変わっています。

Capture NX-D

Capture NX-D

トーンカーブをいじって、彩度マックスにしてみても、色が乗ってこない。モノクロっぽい感じです。が、期待のディテールは割と見えている感じです。

Capture One 20 Express

Capture One 20 Express

まずは自動調整をかけて、その後微調整。色は少し出ていますが、全体的に青っぽいですね。
これが一番よく現像できたような?

Luminar 3

Luminar 3

Aerial AI Enhancerをベースに、霞除去を強めにかけてみました。これが一番不自然ですかね。シャープさも乏しいです。ただ、もう少し詰めて修正すれば、よくなるとは思います。が、それはLuminarの使い方としては外れ気もしますが…。

この写真、RAWですが、14bitではなく、12bit非可逆圧縮のため、細部のディテールはもしかしたら失われっているかもしれません。次回は14bitRAWで撮るとして、やはり写真は基が悪ければ、いくら化粧してもだめですね。

どのソフトも、もっと詰めて編集すれば、もう少しマシになるかとは思いますが、やはり気象条件は重要ですね。

遠いけど見えた! ブルーインパルスの航過飛行

2020年5月28日、航空自衛隊の公式Twitterで発表された、ブルーインパルスの飛行展示。

29日は金曜日なので、テレワークでしたが、エアバンドのラジオ(航空無線)くらいは聞きたいし、願わくば、家から見えるといいなと、VR-160の周波数メモリ設定をソレ用に設定。

↑エアバンドだけではないですが、各種周波数が聞けます。

でもってベランダにカメラと望遠レンズをスタンバイ。

恐らく都心で飛ぶだろうとカメラはセットしましたが、我が家はベランダの方角からは都心方向はあまり見えないのです。家と言ってテレワーク中ですし、緊急事態宣言が解除されたと言っても、まだまだ外出自粛は継続なので、おとなしく自宅から楽しみます。

そしてついに公式からも飛行ルートが発表されました。
まあ、フライングでツイートしちゃった方もいるようですが…。機密情報ではないにしろ、報道機関向けに事前に配られたと思われるものを公表するのは…ねぇ。

展開している入間基地から、都心までの移動の過程で、我が家の近くも通りそうということで、実際通ったようですが、残念ながら我が家からは飛行機の音だけで、機体は見えず。YouTubeの生配信は全然見れず。

そうこうしているうちに、航過展示は始まっていたようで、慌ててベランダに。するとしばらくして…見えた! 遠いけど見えた!

わかります?

こちらはAF-S 70-200mmの望遠側、200mmで撮影。航路的に、恐らく品川区から中原区辺りを飛行しているのだと思います。
天気は良いけど、それだけに陽炎の影響も出ていますね。

高度も割とあるので、このアングルからは建物と絡めれとるのも難しい、そもそも建物がないw

ということで、AF-S 600mmにテレコンTC-14EIIで850mmで撮影したのがこちら。

いやぁ、850mmでこれか…。でも見られただけありがたい。
よく見ると、ブルーインパルスの横には、管制と写真撮影担当の全般統制機のT-4 も見えますね。全般統制機については、山本防衛副大臣のツイートにこう書かれています。

思い切りコントラストと彩度を上げて、ホワイトバランスも調整しましたが、写真的には映えなかったけど、記録としては何とか撮れたといったところです。

ブルーインパルスと医療従事者の皆様、ありがとうございます!

【テレワーク】JALの五輪塗装機とかUHナイトとか

私、本日からGW連休ですが、外出自粛な現在、お家でできることをしていくしかないかなぁと。掃除とか衣替えとかですかねぇ。急に暑くなってきましたし。

夕方、日々降りてくる飛行機を撮るのも、本当のテレワーク中の息抜きになっていますが、日に日にフライト数も減っているように感じますし、機体も小型のB737系が多いですね。

そんな中、降りてきたのが東京五輪の特別塗装機。初めて見ました。
去年の4月から運行していて、今年の10月末までの運行予定だそうです。

この塗装、来年また見られるのだろうか? COVID-19、早く収束して欲しいですね。


で、今度は夜になって飛んできた自衛隊のUH-1J。

なんか光ってる! 何なんでしょう? ISO感度はD850の常用感度最大のISO25600まで上げてますが、シルエットしか写っていないですね。

しばらくして、今度は2機編隊で飛んできた。肉眼でもライトしか見えない。ISO25600ではもはや機影もわからないですね。
それでも、テレコン着けて開放でf5.6にもかかわらず、AFがちゃんと合っているっぽいのはさすがです。

ところで、普段って夜はこんなに光っているのかな?
今度はもう少し感度上げて撮ってみますか。

Luminar 3で弄るなら、ベース写真もしっかりしていないとダメだ

Luminar 3、よくできているけど、やっぱり魔法のソフトではない。ダメ写真はやっぱダメ、ということで、ダメではないであろうこの写真を弄ってみました。

Capture NX-Dのビビッドで出力

まずはベース写真。ビビッドで仕上げてみました。
もしCapture NX-Dだけで完結するなら、ここからコントロールポイントで夕焼け雲の部分の彩度アップとか、影の雲の部分の露出を落としてコントラストアップとか、そんな感じで仕上げるかな。

では、Luminar 3で仕上げてみましょう。

個人的にはAerial Dramaticが好きかなぁ。Aerial AI Enhancerはちょっとやりすぎ感が強いですが、これも適用率をもう少し下げれば、わざとらしさが軽減されるかな。
最近あまり聞かなくなってきた(飽きてきた?)インスタ映えなんかも、こういうソフトをわざとらしくなく使えるようになれば、良い手助けにはなるでしょうね。

やっぱり、ベース写真がある程度しっかりと撮れていれば、Luminarで弄ろうが弄るまいが、良いってことですね。

というわけで、今後当ブログでも気が向いたら、Luminar 3で編集した写真を人知れず?アップしたいと思います。まあExif見たらバレバレですけどね。


さて、明日からGW休みになりますが、基本、外出るのは子供たちを連れて散歩するくらい、そこでちょこちょこ写真が撮れればいいかなと思っています。

皆様も、自粛疲れにめげずに、3密を避けて行動しましょう!

ヘリがたくさん撮れた1日

うちの近く、通過ポイントになってるんですか?ってくらい、割とよくヘリコプターが飛んでくれた1日。部屋からこれだけヘリが撮れるなんて。

SH-60K(8430)

珍しく海上自衛隊のSH-60Kが! ほぼ真上を通過していきました。
だいぶお腹が汚れていますね。そろそろIRANの時期かな?

SH-60Kもそろそろ生産が終わり、後継機のSH-60L?に移行するようです。

ずーっとぐるぐる周りなが飛んでいました。1枚目はよく見ると、カメラこっちを向いていますね(笑)
お互い撮り合いっこしちゃいましたかね。機体の左側にも計測器らしきものがついていて、大気中の何かを収集計測しているっぽいですね。何なのでしょう?


去年登録されたばかりの新鋭機、AW109で、警視庁の機体ですが、定番の青とオレンジではなく、黒い塗装です。ここ最近、かなり精力的に飛んでいる機体です。

機体には同じように機外カメラと計測器がぶら下がっています。
COVID-19による交通量や外出者数の調査をしているのかな?


東京消防庁 EC225LP (JA71KP)

シュペルピューマだ! 日本国内だと英語読みのスーパーピューマの愛称で呼ばれています。陸上自衛隊のVIP機、海上保安庁、消防庁と、やや大型な機体ですが、日本では割とよく採用されているのは、大きめの機体にしては使い勝手が良いからかな?


ヘリばかりでしたが、夕方は青空が少し出て、霞も少なくなって、良い感じに旅客機も撮れました。

JAL B777-200ER(JA709J)

ダッシュ200のER型です。国内線か国際線かは失念しましたが、B777も90年代の機体は引退が進んでいます。この機体もER型なので、国際線かなとは思いますが、COVID-19により航空会社は苦しい状況ですからね。何時まで見られるやら。

青空が良かったので、彩度マシマシで(笑