「AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR」タグアーカイブ

城南島海浜公園に行ってきた2

週末行ってきた城南島海浜公園の続き。

ANAのB767-300ERも18年選手。1980年代から中型旅客機のスタンダードとして飛んできたB767も、後継のB787や、そのライバルのA350の登場で、少しずつ数を減らしてきていますね。
一方、軍用としては枯れた機体を使う傾向にあるため、自衛隊では給油機のKC-767や、早期警戒管制機のE-767といった機体は、今後も長く使われるでしょうし、同じB767ベースのKC-46Aの採用も決まっているので、今後も長く使われる機体となるでしょうね。

東京タワーが見えた

この日の天気は、晴れたと思ったら雲が来て、ザーッと雨が降りまた晴れる、の繰り返し。防滴なD850とロクヨンは良いとして、そうではないD3400が濡れないよう気を使いました。
こうしたアウトドアな撮影では、やっぱり防塵防滴ボディとレンズのほうが安心ですね。

OLYMPUSのOM-Dなら、サブボディとして最適なんでしょうけど、今度はレンズの使い回しが出来ない…というのと、実はD3400より大きく重くなる、と言うジレンマがあります。
難しいですね…。M4/3だけで組むならトータルで軽くなるのですが、システムとして考えた時、どうしても動態撮影をM4/3機だけで組むのは…。そして、やっぱり画質ではセンササイズなりなんですよね。

城南島海浜公園は広いので、ロクヨンを振り回しても周りの迷惑にはなりません。一般的な公園ならそうは行かないけど、ここならこういった”ポートレート”もロクヨンで撮れます。手前も背景も盛大にボケるのは、超望遠の醍醐味ですね。ソーシャルディスタンスも保てますし(笑

さて午後3時になると、羽田新航路でのアプローチになるため、自分の撮影ポジションからは機体があまり見えない感じに。
一人なら撮影ポイント移動ですが、この日は雨も降ったりやんだりで、子供もいるのでそろそろ帰ろうかと言った感じに。

そうしたら今度は大雨、そして駐車場は出口渋滞。
しばらく待っていたら雨は止み、虹が出ました!

見事な虹! 180度アーチを描く虹はそうそう見れませんよ! しかも結構濃く出ています。そして写真の右側方向から晴れ間が見えるに従って、虹も右側から消失していきます。

D3400のRAWで撮りましたが、こうやって並べると、色を合わせたつもりでも、安定していないですね(笑
色の傾向ですが、同じ世代のEXPEED4搭載のD810と比べても、結構違う印象で、Nikonはボディに寄って色傾向が異なるので、色合わせが難しいという印象ですね。

D850とD810はそこまで大きく変わらないので、違和感なく色合わせが出来ますが(ややD850の方がハイライトが固めですが)、D3400はちょっと難しいかも。
D3400のセンサはSONY製と言われていますが、広く使われているSONYの2400万画素センサの特性なのか、画像処理エンジンの特性なのか、少し絵の中間色が暗めの印象です。アクティブDライティングはONかOFFの設定しかなく、D810のようなオートもないため、アクティブDライティングの効かせ方がいま一歩な感じもします。

徐々に虹が消えていく

あんなに分厚い雲があった空が、一気に青空に。虹もどんどん消えていく。不思議な天気です。

しかしこの長引く梅雨、いつ終わるのかな…

城南島海浜公園に行ってきた1

7月26日、天気予報は前日までは晴れだったのが、朝から雨。予報も曇り時々雨に変わっていて、ああ今日は1日家かなぁと思っていたけど、昼前になり、急に空が明るくなって晴れに。これはチャンス、ということで、子供たちを連れて城南島海浜公園に行ってきました。

そろそろ屋外での飛行機撮影活動も再開したいので、リハビリがてら、ロクヨンを担いで、サブ機は妻のD3400とAF-P 18-55mmという軽量コンパクトセットで子供らのスナップを。

4連休最後の日曜日なので、混んでいたけど、駐車場は何とか入れました。

日除けテントも設置して、弁当食べがてら、子供を遊ばせがてら、羽田空港にアプローチする旅客機を撮影。

A350-900は初めて見ました。去年の12月から就航する新鋭機です。翼端の曲線が美しい機体ですね。ただパッと見の機種の見分けがつきにくい。

一般の公園でロクヨンを振り回すのはちょっとなんですが、広くて他にもカメラマンがちらほらいる城南島海浜公園なら、特に違和感ないですね。広いので周りの迷惑にもなりません。

普通にアウトドアを楽しんでいる人に「どんな遠くまで撮れるんですか?」「あの向こうのビルの窓の人とかも見えるんですか?」とか声かけられましたが、説明が難しいですね。遠くだけならスマホカメラでも撮れますし(笑
飛行機をドアップで撮れますとだけ説明しています。

東京2020の特別塗装機です。東京五輪は延期となったけど、現在の状況だと、来年も厳しいんじゃないかな…。本当は自分も五輪関連で直接ではないけど、忙しくなっていたはずの時期です。本当なら24日から開催でしたしね。

A350とB787というライバル同士をどちらも導入しているJALですが、このB787-8は今年3月導入のできたてほやほやの新造機です。
が、このCOVID-19による輸送減で、なかなか稼働できなかったのでは?

妻から借りたD3400とAF-P18-55mmでもスナップを撮りました。これが軽快で軽量、ボケ味も素直でいい感じです。

続く…

超望遠1800mmの魅力

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-20EIII (DX crop)

何年かぶりに、再び2倍テレコンTC-20EIIIを手に入れてから、なかなか試す機会が少ない中、テレワーク中の自宅から撮影したりしています。

本当は、AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRII用に買ったつもりですが、F8AF対応のD850/D810ですから、AF-S 600mm f/4G ED VRでも、中央のAFポイントなら動作します。実際には、ピーカンでコントラストの高い被写体なら、他のAFポイントでも動くことは動きますが、極めて精度が悪くなるので、やはり中央1点と周辺エリアのみで使うのが吉です。
飛行機を撮る際は、中央1点とその周辺エリアの、ダイナミック25点か72点でしか使わないですね。

写真は、600mmレンズを2倍テレコンで1200mmに、更にDXクロップして1800mm相当で撮影。羽田空港に向かって遠ざかるB787-9を窓を開けて手持ち撮影しました。

1800mm、戦闘機だと多分無理ですが、旅客機なら手持ちでも撮影できます。VR(手ブレ補正)レンズだからできるんですよね。VRがなかったら、とてもじゃないけど手持ちではフレーミングは安定しないでしょうね。
超望遠の世界は、難しいけど楽しい! 肉眼では見えない世界を取るマクロとともに、スマホではまだまだ撮れない世界の一つでしょうね。

CanonがEOS R5でF22相当のレンズでAFが使えるとのことですが、今後は2倍テレコンと暗いF値のレンズでもAF撮影ができるとなると、望遠レンズも巨大な明るいレンズでなくても…となるかもしれませんね。
もちろん、F22対応機であっても、より明るいレンズのほうがAFの速度、精度面は有利であることは言うまでもないですが。

旅客機も中型機が飛ぶようになってきた

昨日は久しぶりのテレワークでした。7月に入り、少しずつ出社も増やしていく感じですが、私の職場はテレワークにするか出社するかはここの業務とのバランスを見ながら、といった感じです。ただ、出社しないと出来ない業務もあるので、テレワークはたまに、といった感じとなりそう。

報道では、東京の感染者数が増えたとかやっていますが、PCR検査数が増えたからという見方もできますし、検査数と陽性比率、感染経路、そこからの重傷者比率など、多角的に見ていかないと行けないでしょうね。単純に、人数だけでは意味がないですね。

ってことでたまには飛行機写真。

AIR DO B767-300ER(JA613A)

ここしばらく、どこの航空会社も国内線や小型のB737-700/800系やE190といった旅客機ばかりでしたが、やっと最近中型機も見るようになってきました。

AIR DOなんて、ほぼB737型機ばかりでしたが、久しぶりにB767を見た気がします。元ANAの機体です。しかもER型(Extended Range:長距離型で航続距離約10,820km)なので、元々海外路線で使っていた機体なのでしょうね。

ANA A321-211(ceo series)(JA113A)

テレコンをTC-14EIIからTC-20EIIIに付け替えての撮影。焦点距離1200mmに、さらにDXクロップで1800mm相当に。さすがに手持ち撮影は結構厳しいですが、相手が旅客機なら問題ないですかね。手ブレ補正があるからこそですが…。
ロクヨンGに2倍テレコンだと、開放f8、この写真では1段絞ってf11で撮影。1段絞れば解像力も良くなりますね。

A321は初めて撮影しました。昔はA320はよく飛んでいましたが、A321はANAは一度導入して退役させ、また購入した機体です。

ANA B777-300ER(JA793A)

B777-300だと機体が長いので、1200mmだと真上付近ははみ出てしまいますね。少し遠ざかったところを撮影。しかし1200mmだと迫力が違いますね。1.4倍テレコンとの使い分けは重要かな。


少しずつ日常に戻っているものの、まだ油断できないCOVID-19。飛行機に乗る機会もしばらくはなさそうですね。ってことで撮って楽しみます。

Nikon TC-20EIIIを導入してみた

Nikon TC-20EIII、焦点距離を2倍にするAF-S/AF-Iレンズ用のテレコンバーターです。

元箱と付属品が揃った中古美品、テレコンバーターって割と元箱付きという中古は少ないのです。何なら付属のポーチすらない中古は多い、まあポーチ使わない人は多いし、そういう扱いの商品なんですかね。

テレコンバーター、買っては見たものの、画質に満足できなくて手放す人は多いです。ですから、中古流通は割と豊富です。特に、2倍のテレコンバーターは、焦点距離を倍にする分、2段分暗くなり、マスターレンズの中央部を拡大するため、マスターレンズの欠点も拡大します。解像力は確実に低下しますね。

超望遠レンズは大きくて高い、なので、既存の望遠レンズにテレコンバーターを併用するというのが一つの手段ですが、デジタル一眼が高画素化されていく中、光学的にクロップするより、画像処理でクロップしたほうが、結果が良くなるケースが多いです。たた、そうは言ってもトリミングにも限界があります。難しいところです。

実は、かつて1世代前のTC-20EIIは持っていました。APS-CのD300の時代は、AF-S ED 80-200mm f/2.8D、そして今も使っているAF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIに、TC-20EIIで撮影をしていました。これで換算280-600mm相当となりました。

が、Nikon D800を導入した際は、その画素数にテレコンバーターの性能がついていけていない感が出てきました。その後、SIGMAから150-600mm Sportsが販売されたため、これを導入、ネイティブに600mmまで対応できるため、必要となくなったTC-20EIIは売却となりました。

ロクヨンのサブレンズ、どうする?

更にロクヨン導入に伴い、戦闘機撮影はロクヨンとなりましたが、今度はそれ以下の焦点距離をどうしようか? ということになりまして。ロクヨン1本で全て済ませるほど、人間ができていません…。引きの絵も欲しいことはありますからね。では150-600mmと併用するか…となると、このレンズも重量級ですから、2本併用は正直難しいのです。

150-600mmだけなら、ほぼこの1本で対応できますし、更に今はコンパクトなのに画質はちょい上の、SIGMA 60-600mmも存在します。そう考えると、超望遠の単焦点は扱いが難しいですね。

となると、ある程度コンパクトな2本目が欲しい。SIGMAやTamronからは100-400mmも出ていますが、あまりレンズを増やしたくない…ということで、手持ちのAF-S 70-200mm f/2.8G ED VRを再びテレコン併用で使用する、という選択肢になりました。

実は先日、過去写真を見直すことがあり、D810導入後に、AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIとTC-20EIIで撮影した戦闘機写真が、割としっかり写真が解像していることに気づいたのです。

たった5年前なのに、この写真に写っている機体、偵察機の501SQや戦闘機の302SQのオジロファントムは退役、305SQのイーグルは宮崎の新田原基地に異動、いやはや時の流れは早い…と感傷に浸るのは置いておいて、もちろんベストの解像力とは言わないまでも、機体の細かい文字も等倍ではそこそこ見えるんですよね。
あれ? テレコン使用時の画質、そこまで悪くないかも、となりました。

D800の時は解像力不足を感じていましたが、ローパスフィルタレス、ミラーショック軽減となったD810で改善されたのか? あのときは、フルサイズで400mmの限界、というのを感じていただけで、画質的には悪くはなかったのかもしれませんね。

ちなみに、このAF-S 70-200mmとTC-20EIIの組み合わせでも、VRの動作やAFに当時不満はありませんでした。戦闘機を撮れていたのですから。

TC-20EIIとIIIの違いは?

ニコンのAF2倍テレコンバーターは、初代がAI AF-Iテレコンバーター TC-20Eで、名称から分かる通り、超望遠レンズがまだAF-I(コアレスモータ内蔵)の時代に販売されていたものです。
2代目はTC-20EIIとなり、名称はAI-AF-Sテレコンバーターとなりました。AF単焦点望遠レンズは、2代目以降AF-S(超音波モータ内蔵)レンズが主流となっため、テレコンバーターの名称も変更されましたが、光学系は同一で、外観上は、滑り止めローレットのデザインが変更されただけとなっています。

これに対し、2010年に発売された3代目は、名称からAI(人工知能のAIではなく、絞り値をボディに機械伝達するAI方式機構搭載の意味)が外れ、AF-Sテレコンバーターとなりました。
ただし、AI機構は搭載されているため、フィルム時代で2コマンドダイヤル以前の機種と、絞りリング付きのDタイプの望遠レンズとの組み合わせでの使用は、依然として可能となっています。
大きな変化点は、光学系が刷新されたことで、新型は非球面レンズを1枚採用しています。

光学系が刷新されたことで、よりデジタルに適したテレコンバーターになったと思われます。とは言え、過度な期待は禁物です。所詮はマスターレンズの解像力や収差に左右されます。

ロクヨンG型とTC-20EIII

AF-S 600mm f/4G ED VR(通称ロクヨンG)にTC-20EIIIは、元々この組み合わせで積極的に撮影するつもりはありませんが、取り付け撮影は可能なので、テストということで。

AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-20EIII + D850

流石に1200mmともなると手持ち撮影は至難の業ですし、そこまで長いレンズは戦闘機撮影でもほとんどのケースでは必要ないですから。600mmでも苦労しますし、超望遠レンズは、レンズだけでなく、陽炎(空気のゆらぎ)や些細なブレも影響しますから、一筋縄では行きませんね。三脚に据えて、遠方を撮ろうとしたら、見事に空気が揺らいでいるのがファインダ上でわかります。撮ってみても、絵がボケボケに流れてしまってだめでした。

そこである程度近い距離(と言っても数十mは離れていますが)をテストしてみました。

TC-14EII(1.4倍テレコン)ではほぼ解像力低下は感じないロクヨンGですが、さすがに2倍のTC-20EIIIは、最新光学系のテレコンとはいえ、絞り開放のf8では解像力低下は否めません。この撮影時、かなり陽炎が出ているので、近距離でもそれなりに影響はしていると思いますが、あまり積極的に使える感じではないですね。

ところが、1段絞ってf11では、割と解像している感じです。もちろん使わない時よりは解像力低下は感じますが、そこまで悲観する感じでもないですね。

もしロクヨンGで2倍テレコンを使うときは、1段絞って使いたいところです。用途は月の撮影とかですかね。

余談ですが、ロクヨンに2倍テレコンで開放f8となるため、AFもD850では中央の15点(選択可能測距点としては9点)、D810でも中央11点のみ使用可となっています。他の測距点は選択できますし、場合によってはAFが合うこともありますが、試してみたら大きくピントがずれている場合は、AFが迷ってしまいました。

AF-S 70-200mm VRIIとTC-20EIII

AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIにTC-20EIII、こちらが主に想定している組み合わせです。

AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRII + TC-20EIII + D850

開放f値もf5.6ですから、手持ちのD850やD810の場合は、開放f5.6までは、全測距点でAF可能です。 個人的には懐かしい組み合わせですね。ほんの数年前まで、この組み合わせで撮っていたのですから。

TC-20EIIIとの組み合わせで140~400mm f/5.6となり、AFもVRもさほど影響は受けない組み合わせです。なにより、純正レンズなので、信頼性もサード品よりは高いですしね。

ロクヨンGでは、絞り開放はやや厳しい結果となりましたが、AF-S 70-200mm VRIIでは、絞り開放でも割と使える解像力となっています。1段絞っても、大きく改善はしない感じです。逆に、f11まで絞ると、少し回折の影響によるものなのか、解像力の低下を感じたので、この組み合わせでは開放f5.6か、1段絞ったf8までで使うのが良さそうです。

AFも全測距点で迷いなくスパッと合います。手持ちでも、400mm程度なので、VR含みで何ら問題なく撮影できそうです。


個人的には、画質に余裕がありそうな感じだったロクヨンが、2倍テレコンだともう一つなのに対し、ズームな70-200mmでは割とまともだったのが意外でした。

TC-20EIII(左)とTC-14EII

TC-14EIIは、ロクヨンGで、TC-20EIIIはAF-S 70-200mmで主に使うことになりそうです。同じテレコンでも、2倍と1.4倍でこれだけ長さが違うのですね。

ところでNikonのテレコンバーターですが、最新のTC-14EIIIでは、ついにAI機構が外れ、Dタイプレンズは使用不可となりました。Dタイプの望遠レンズは旧式なので、実質問題ないのでしょうが、あえて外す必要もあるのかなという気はします。

テレコンも2種類になったので、これである程度広い範囲での望遠撮影は可能ですね。あとは、AF-S 70-200 VRIIのケース、どうしようかな? 純正どこ行ったんだろう?w

まさかのチェッカーYS-11を捉えた!

Twitterには上げましたが、PCでRAW現像して改めて。

昨日、なんと自宅から、入間基地飛行点検隊所属のYS-11FC(52-1151)が飛んでいるのが見えました!

YS-11FC(52-1151)

戦後初の国産旅客機として知られるYS-11も、既に民間、海上保安庁、海上自衛隊からは引退して久しく、残すは航空自衛隊の7機(執筆時点)となっています。

その中でも、写真の151号機は、1965年(昭和40年)導入の、最古の機体で、初期型の機体で採用されたロールスロイスのダート10を現在も使用する機体です。

飛行点検隊(通称:チェッカー)は、基地の航空保安施設、航空管制施設などの点検、強化をする部隊で、YSの151号機は、同部隊最後のYSで、今年度内に退役すると言われています。既に後継機のU-680A(セスナサイテーション680)が納入されていて、これが正式運用されれば、いよいよYSの引退となります。

最近入間基地は行っていないので、航空祭前に引退すると思われるこのYSも、飛んでいる姿を撮影する機会も多分ないのだろうなぁ…と思っていましたが、まさか自宅から撮れるとは! この時間、まだエアコンを付けず窓を開けていてよかった…。窓を閉めたら音に気づかないですからね。

そしてきっかり1時間後、今度は逆方向にまた飛んでいるところを捉えることが出来ました!

2,3枚目は陽炎の影響で解像度出てませんが、記録写真ということで。いずれの写真も850mmからDXクロップした上に、更に鬼トリミングしていますが、そんなのでもWebに載せる程度なら問題ない画質で撮れてしまうのが、Nikon D850の良いところですね。

いや、まさかチェッカー機を自宅で見れるなんて! また来てねw


昨日は珍しく色々収穫がありまして、他にもこんな機体が。

東邦航空 AS350(JA9878)

初めて見た黄色の東邦航空のAS350、旧阪急航空(廃業)から引き継いだ機体で、1990年製ですから、ヘリコプターとしてはだいぶ古い機体です。
なにか四角い箱をぶら下げていますが、観測機器なんでしょうか?
ご存知の方いらっしゃいましたら、コメントお願いします。


夜、娘が「飛行機飛んでるよ~」と見つけてくれた機体。

この時間、ちょくちょく見かける米空軍横田基地所属と思われるC-130Jの4機編隊。遠方で旋回して、多分この後横田に降りたんでしょうね。
2枚めは久しぶりにロクヨンにつけっぱなしだったTC-14EII(1.4倍テレコン)を外して撮影。

これから湿度が上がり暑くなって、望遠撮影は陽炎と霞との戦いになりますが、我が家の上空に飛行機が来るのは歓迎ですから(笑)、是非撮られに来ていただきたいです。

エアコン使うようになってテレ(望遠)ワークが難しくなってきた

本業の方のテレワークはまだしばらく続きそうですが、自宅窓からのテレ(望遠)ワークの方はと言うと、ここ最近の30℃超えの気温もあって、昼前くらいからはエアコンを付けるようになったので、めっきり減ってしまいました。

Flightrader24などを参考にすたりもするけど、やっぱりエンジン音が聞こえないとタイミングは難しいですし、自衛隊機など軍用機は、基本的に飛行機の現在位置をリアルタイムで示すADS-Bの電波を発しない(場合によっては発信する場合もあり)ので、Flightrader24に表示されません。

民間機や官公庁の航空機はADS-Bの電波を発している(ただし日本はADS-Bの搭載は義務化されていないため、表示されない機体や、一分表示がされない機体もあり)ので、比較的接近が分かりやすいですが、それでも電波がキャッチされていないと位置精度が出ないこともあるので、やっぱり音と目視は重要ですね。

警視庁のAB139(JA14MP)はADS-Bを発信

羽田新航路で着陸する旅客機は、2パターンあって、大回りしていく場合は、我が家からも撮影できます。

Luminar 3で画像編集したJAL B-777-200(JA010D)

この機体は、元日本エアシステム(JAS)がレインボーカラーで導入し、2004年のJAS消滅後は日本航空ジャパンの機体となっています。
1999年導入の機体なので、そろそろ退役も近いかもしれません。

最近は、COVID-19の影響で観光客が殆ど乗らないためか、飛んでくる便数も少なく、機体もB737-800やE-170とか、850mmレンズでも大幅トリミングしないと大きく撮れないので、たまに来るB787やB777を少し撮るくらいですね。
さらに、湿度も上がってきて霞がかることも多くなったので、よく撮れないことも多いです。

ということで、そろそろ戦闘機も撮りたいなぁ。今年度いっぱいで退役のファントム、撮りに行きたいです。県またぎ移動自粛解除されたら、撮影に行きたいですね。ただ梅雨時期なのが微妙ですけどね。

Lowepro レンズトレッカー 600 AW IIIがアウトレット価格だったでポチった

ロクヨンとカメラボディをバラで運ぶのは面倒なので、レンズ装着状態で運ぶためのカメラリュック、前から欲しかったのですが、マンフロットの楽天公式アウトレット店に、アウトレット品としてタイトルの品が発売されました。


安い! 通常価格より3割以上安い。
アウトレット品ですが、新品。箱か何かに潰れがあるのかな? そんなことは特に気にしませんので、楽天スーパーセールの開始と同時に購入しました。2万円以上で2000円引きのクーポン使ったので、1万8千円強。お買い得でした。

※執筆現在、完売のようです。自分が買ったあとしばらくはまだ売っていたので、複数在庫はあったようです。在庫がまた復活するかもしれないので、要チェックですね。

一昨日の夜届きました。

ロクヨンGとLowepro レンズトレッカー 600 AW III

写真のロクヨンは、テレコンTC-14EIIを装着しているので、少しレンズが長くなっていますが、これを外したとしても、レンズフード組み込み状態ではレンズは入りません。レンズフードは逆付けすることになります。

2段式フードの1段だけの逆付けでは入らなかった

ひょっとしたら、2段式フードの1段だけの逆付けなら入るかな…とおもって入れてみたら、やっぱり入りませんでした(汗
面倒なんですよね2段式フード、そして三脚座も、旧ロクヨンGだとレンズ先端側に寄っていて高さもあるので、そのままでははみ出してしまいます。え~。

あ、もしかしてボディの向き逆なのか…

正しい向き?

ボディの棟梁部が手前になるように入れてみました、それでも、位置関係ってあまり変わらないですかね。レンズをホールドするクッション、レンズの太さに対して外径が小さいため、残念ながらピッタリははまりません。レンズトレッカーの写真を見ると、Canonのレンズを入れていますが、Canonのほうが根本は細い?
Nikon Fマウントのほうが、Canon EFマウントより径が小さいので、レンズも根本は少し細いのかと思っていましたが、そうでもなさそうですね。

とりあえず、この状態でもバッグの蓋は閉められるので、実用上は問題なさそうです。

三脚座は斜めにしないと入らなかった

ただ、三脚座は結局カメラの向きをどうしようが、こんな感じで斜め位置にしないとバッグに入りませんでした。
Nikonの旧型のロクヨンGもそうですが、現行のE型は三脚座がマウント側に後退しましたが、G型以前は、Nikonのロクヨンは三脚座がレンズの鏡胴の中央に近い位置にあり、そのせいもあってか三脚座も高さがあって、色々納まりが悪いですね。
この点、Canonは進んでいると言うか、レンズの軽量化、重心位置などの考慮がされている感じです。

他のメーカー、例えばNikonも同様のレンズリュック600IIIがありますが、これも最新のロクヨンE型に最適化されている印象で、Loweproよりも内寸が小さいため、ロクヨンG型だと合わない可能性もあります。

Nikon レンズリュック600III D5+AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR

ロクヨン用のカメラバッグは、レンズ自体がそう数が出ないでしょうから、選択肢もそれほど多くないですね。私が他のカメラバッグで愛用しているVanguardや、Manfrottoで出ている程度でしょうか。

あとは、サブのボディや他のレンズをどう運ぶかですね。もう1つカメラバッグを持っていくか、ロクヨンのレンズリュックにサブバッグを取り付けるか。荷物はできるだけ増やしたくないですが、ロクヨン用のカメラバッグ、ロクヨンとボディ以外は案外入るスペースはなさそうなので、そのあたりどう運用するかは考えないとですね。



この価格見ると、これより1万円近く安く手に入ったので、やっぱりアウトレット+楽天スーパーセールクーポンはお買い得でしたね。

闇夜の写真は救済できる?

シリーズ化した…というわけじゃないですが、ネタブログということで。

自宅ベランダからのテレ(望遠)ワーク、夜もたまにヘリや飛行機が飛んで来たるするのですよね。ただ、夕暮れなら映えてくれていいですが、夜だと基本真っ暗で、航空灯火しか見えないってことがほとんどです。機種も肉眼で判別できない。

そんな状況でも、Nikon D850のAF、中央は-4EVに対応するため、テレコンをつけたロクヨンでもビシッと合います。まあ灯火類があるので、純粋に真っ暗な被写体ではないですけど…。で、撮れるには撮れるけど、まあ真っ暗ですから、結局はなんだかわからない真っ暗写真になったりします。

撮って出しのまま出力 ISO25600で撮影

そこで、RAW現像で救えないか試してみました。ある程度なら、センサ側にわずかにでも情報が残っていますし。ただ今回は本当に真っ暗。果たして。

Capture NX-Dで+1.0EV露出補正

Capture NX-D(+1.0EV補正)

ピクチャーコントロールはフラットに、+1.0EV程度では全くヘリのディテールがわかりませんね。暗部が持ち上がっただけです。

Capture NX-Dで+3.0EV露出補正

Capture NX-D(+3.0EV補正)

では+3.0ではどうかというと、ノイズが増えただけでした。ノイズリダクションは特にいじっていないので、残念ながら、今データにはまったくもって機体の輪郭が分かるような情報は残っていないですね。

ここには載せませんが、Capture NX-Dは、+5.0EVまで露出補正が可能ですが、+5.0EVでも、もっとノイズがひどくなっただけで、機体の輪郭は見えませんでした。合唱?

Capture One Expressで+1.0EV補正と微調整

Capture One Express(+1.0EV補正と微調整)

無償のCapture One Expressも、Capture NX-Dのようなゴミ消しツールや字コントロールポイントはないものの、純粋にRAW現像での画像調整項目が多く、なかなか優れたソフトです(カタログファイル作成はうざいですが)。

自動調整ではノイズだらけになってしまったので、手動で+1.0EVに露出補正し、微調整してみましたが、ノイズもデフォルトでは結構多めなんですね。イマイチな結果でした。

Luminar 3ではもはや遊んでみるしかなかった

Luminar 3で闇夜に太陽を追加してみたが…

無償公開され話題のLuminar 3ですが、もはやどのソフトでも救済困難な画像なので、AI Image Enhancerをベースに、露出+1.0EV、闇夜に太陽光を追加。あれ、太陽光なのに光芒だけで、太陽そのものはどこに? 色々調整していると、中心に星(というかノイズ)が現れて、もはや何が何やら(笑

お迎えが来そうな画像になりました。


こちらも、元の画像が良くないと、どうしようもないね、という良い見本となりました。シャッター速度は、ブレを恐れて1/200秒でしたが、もう少し落としても良いかな。ただロクヨンにテレコンで850mmのレンズを、手持ちで撮っているのですから、あまりシャッター速度を下げられない。いくら手ブレ補正があっても、動く被写体では限度があります。

早くまともに飛行機を撮りに行きたいですね。

霞みすぎた写真は救済できる?

テレワークも今月いっぱいは続きそうな感じですが、そろそろ出社する日も出てきたりと、少しずつ日常に戻っていくのかな、といったところです。
COVID-19の影響は、仕事でも大きな変化をもたらし、中止の業務、それに伴う人事異動とかもあり、あまり良い状況でないことは確かです。まあ、どう転んでもそれが人生、なんとかやっていくしかないですけどね。

愚痴はこのくらいにして、本題。テレワーク中のテレ(望遠)ワークも板についてきた感じですが、6月になってから暑くなって湿度も上がってきました。梅雨が近づいてきて、晴れていても霞がかることも多いです。写真的には映えないですよね。

撮って出しだと霞みすぎた失敗写真に

こんな感じです。せっかくP-3Cが飛んでいたのに~。

なんとか救えないかな? ということで、3つの現像ソフトで現像して、なんとかしてみました。いずれもトリミングしていますので、若干機体の位置は変わっています。

Capture NX-D

Capture NX-D

トーンカーブをいじって、彩度マックスにしてみても、色が乗ってこない。モノクロっぽい感じです。が、期待のディテールは割と見えている感じです。

Capture One 20 Express

Capture One 20 Express

まずは自動調整をかけて、その後微調整。色は少し出ていますが、全体的に青っぽいですね。
これが一番よく現像できたような?

Luminar 3

Luminar 3

Aerial AI Enhancerをベースに、霞除去を強めにかけてみました。これが一番不自然ですかね。シャープさも乏しいです。ただ、もう少し詰めて修正すれば、よくなるとは思います。が、それはLuminarの使い方としては外れ気もしますが…。

この写真、RAWですが、14bitではなく、12bit非可逆圧縮のため、細部のディテールはもしかしたら失われっているかもしれません。次回は14bitRAWで撮るとして、やはり写真は基が悪ければ、いくら化粧してもだめですね。

どのソフトも、もっと詰めて編集すれば、もう少しマシになるかとは思いますが、やはり気象条件は重要ですね。