「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」タグアーカイブ

【逸見酒造】真稜 至(いたる) 純米生にごり酒

妻と一緒にいつもの酒屋に行ってきまして、今回は妻購入のお酒です。

妻が活性にごり系が好きなので、酒屋の店主おすすめの中からこちらをチョイス。新潟は佐渡の逸見酒造(へんみしゅぞう)のお酒です。
至(いたる)は去年も購入していますね。

米所新潟のお酒ですから、間違いはないでしょう。

活性酒です。あえて選びました。そして酒屋の店主に散々噴き出し事故の話を聞きました(笑)。とにかく慎重に時間をかけてくださいと。
今回は一升瓶で、一升瓶は栓が回転式は存在せず王冠タイプなので、ゆっくり開けるのが難しいんですよね。

精米歩合は60%ですが、吟醸とは謳っていません。酒米は書かれていませんが五百万石、酵母や日本酒度、酸度の情報はありません。

幸い吹き出さず、やや黄色みがかった濁り

散々脅されたので(笑)、相当慎重に開栓。結果…噴き出しはありませんでした。
ジンクスかもですが、散々脅された酒は吹き出さず、そうじゃない酒が噴き出したことのほうが多いかも?

上立ち香はバナナ系。口に含むと、プチプチとしたガス感とともに、澱が絡んだシルキーな舌触り、バナナの甘味と程よい酸味、そして苦み、ほどほど辛さも後に来ますが、どっしり重い感じではないですね。瓶内発酵酒ですが、とても若々しい感触か、というとちょっと違うんですよね。少し落ち着きはあります。所謂よくあるフレッシュなお酒の方向性と少し違うような? でも重苦しい感じでもなく、軽快さは残っています。

数日経過するとむしろ甘みが増したのは、苦みが後退したからか? そして温度が上がると甘味に膨らみが出てきます。
これは変化も楽しいお酒ですし、個人的には空気に触れて数日経過した味わいのバランスが良くなりました。じっくり味わいたいお酒。冷蔵保管なので一般家庭では難しいかもですが、うちは野菜室にやや斜めにして保管しました。
是非一升瓶で楽しんでいただきたいです。


至(いたる)シリーズは是非とも各種飲んでみたいところです。

気がつけば16TBのHDDの残量が1TBなのでSeagateのExos X20 20TBを買ってみた

Nikon Z9, Z8、D850と4500万画素クラスのカメラが3台あり、動画も撮ったりすると、いくらあっても足りないのがHDD。
気がつけば、大容量なはずの16TBのHDDは満杯に。

16TBでも足りないこんな世の中じゃ

てなわけで、残量1TBは非常にまずい状況なので、新しくHDDを買います。18TBか20TBか、迷ったけど、18TBでは向こう1年で満杯になるかもしれないので、20TBにしました。

Seagate Exos X20 ST20000NM007D 20TB

一体HDDっていつ物理限界に達するんでしょうね? ムーアの法則とまではいかないにしろ、それでも年々容量は大きくなっていますね。
今回はSeagateのExos X20 ST20000NM007D 20TBです。ここのところHDDはWDをよく買っていたので、久しぶりのSeagateですね。
よくどこそこのメーカーは壊れやすいっていいますが、実のところ、長年の経験から一般家庭の使用においては「運」と思っています。
そもそもHDDはを作るメーカーは限られていますし、同じメーカーでも用途に応じて複数の種類があります。
メーカーそのものよりダメロットとかに当たらないことを願うしかないですね。

今回は値段を抑えるためリファービッシュ品(メーカー再生品)を購入。
デメリットとしては、一般販売品のような保証はないこと。クラッシュしたら終了です。あまりお薦めはできません。うちは複数にデータのバックアップを持っているのと、ここ何年も、PC用のHDDはクラッシュ経験はなく、20年前よりは確実に信頼性は上がっていると思っているので。
まあそれでも壊れるときは壊れますし。

使用時間は0時間となっていた

リファービッシュ品は、初期不良等で返品されたものをメーカーが再生したものです。なので実際にはある程度使用しているはずですが、使用時間は0時間となっています。再生後に使用時間もリセットされるのかな?

とにかくこれで向こう2,3年は持つかなと思います。でも動画で結構圧迫されているような。使わない素材は断捨離しないとダメですね。

【光栄菊酒造】光栄菊 Anastasia Green 無濾過生原酒

GWに伊勢五本店千駄木店で買ってきたお酒その2。

【光栄菊酒造】光栄菊 Anastasia Green 無濾過生原酒

光栄菊です。光栄菊自体は最近割とよく見かけるお酒ですが、実は2019年にできた若い酒蔵なんです。名前が横文字のAnastasia Green(アナスタシアグリーン)。アナスタシアはギリシア語で「目覚めた・復活した女」だそうです。ちょっとピンときませんね(笑
横にある開栓注意の絵が可愛いです。

【光栄菊酒造】光栄菊 Anastasia Green 無濾過生原酒

裏にはグリーンの菊が。どうやらこれは実際にある緑色の菊の花の品種の名前をとったようですね。
酒米は「さがの華」。無濾過生原酒、アルコール度数は13度とやや低め。開栓注意の活性しているお酒です。
精米歩合や日本酒度は非公開です。

では慎重に開栓しましょう。

シュワシュワで粒子の細かい濁り系

キャップカバーを外した途端、キャップ毎ポンと外れて開栓! おお吹かなくてよかったぜ…。最近酒屋でも散々脅されますから。大漏洩事件については(笑
上立ち香はやや青みのあるバナナ? 口に含むと、爽快な発泡とともに爽やかな米の甘味、さっぱりとした酸味、そして後味に竹や木桶の風合いを感じさせる苦み。木桶で作った?風合いを感じさせますね。さっぱりとした中にも後味に独特の味わいがありますね。酒蔵は青草の風合いと呼んでいるようですが、今シーズンはややその風合いは薄いのだそうです。
でも個人的にはこのバランスは良いかなと思いました。もちろん、青草の風合いが強いバージョンも気になりますね。


GW最終日はサイボクで遊んできた

妻が仕事なので、子供らを連れてサイボクに行ってきました。

サイボクに行ってきたよ

ここは食べるところも遊ぶところも、お肉にお土産、地域の物産も日帰り温泉も、何でも揃っているので、家族連れに最適なんですね。
サイボクの森は有料ですが、広くて遊具もあってきれいなので、いつもここで遊んでいます。

個人的にノンアルコールビールを160円と安価に置いてあるのもポイントですね’(笑)。ドライバーには有り難いです。

子供らとの写真はZ 35mm f/1.8 Sで撮影。最近ずっと高倍率ズームのZ 24-200mmを使っていたので、やっぱり単焦点らしい立体感は絞り開放でもちょっと絞っても次元が違いますね。

GW期間中はイベントも開催していて、航空自衛隊入間基地太鼓部の修武太鼓の公演もありました。

こちらはAF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIで撮影。今や2世代前のレンズですが、たまたま持ってきたら活躍の場がありました。このレンズはまだまだ使いたいかな。Z 70-200mm f/2.8 Sの評判もかなり良いのですが、使用頻度的にどうかなと。


夜は実家から送られてきた、息子リクエストの花咲ガニと毛ガニを頂いてGWは終了。

カニづくし!

さあ今日から日常に戻りますよ。


サイボクの商品、美味しいです。お取り寄せでも買えますよ~

【十八盛酒造】penguin no kimochi 無濾過生原酒

GW休みだからできる、お店の新規開拓、ってわけでもないですが、5月1日秋葉原まで足を伸ばしたので、その帰りに寄り道して行ってきたのがこちらのお店。

伊勢五本店千駄木店

こちらは都内有数の日本酒を扱う江戸時代から続くお店、伊勢五本店。中目黒店は行ったことがありますが、千駄木店は初めてです。
千駄木の住宅街にひっそり佇んでいます。見た感じは一般住宅を改装した感じですね。

お酒は3本買ってきました。まずはそのうちの1本から。

【十八盛酒造】penguin no kimochi 無濾過生原酒

初めて買う酒造、岡山県の十八盛酒造の「penguin no kimochi 無濾過生原酒」です。日本酒も最近こうしたラベルを貼り付けない、瓶にプリントした透明感のある爽やかな瓶が増えてきましたね。
日本酒=淡麗辛口で飲みづらい、というイメージを払拭して欲しいですね。そうでない日本酒、今はたくさんあるということを。

この酒造では年に4回、白黒動物シリーズを出しているとのことで、これはその第2弾だそうです。
伊勢五本店の店員さんから、酸味のあるおすすめのお酒、ということで、酸味好きなのでこれをチョイスしました。なにせ伊勢五本店、日本各地の良いお酒を揃えているので、迷う迷う(笑)
そんなときは店員さんに好みを伝えましょうね。

【十八盛酒造】penguin no kimochi 無濾過生原酒

画像斜めっちゃった。酒倉の意向なのか、ラベルに書かれている情報は控え目です。
とある酒屋さんのサイトでは、2023BY酒米は岡山県産朝日米、酵母は蔵付きと協会7号、日本酒度+3とありますが、生産年で変わるようなので、あくまで参考情報です。スペックを気にせず飲めということですね。

ほんのり薄黄色

開栓注意の札がある商品故に慎重に開栓しましたが、幸い吹き出すことはありませんでした。注ぐとわずかにガスっぽい気泡が見えますね。
上立ち香はバナナのよう。口に含むと…ん? おお、お~(伝わらないw)、なるほど、まずはちょっと若いバナナのような甘味と苦みが、その後ヨーグルトドリンク系の酸味と甘味のハーモニー。これらが主体のため、後味の辛さはさほど気にならないですね。
やや辛口のお酒らしいですが、確かに先入観無しで飲めば、これは辛口のお酒とは思わないですね。甘味と酸味、苦み、辛さのバランスが調和していますね。やや温まると甘味に膨らみが出てきます。

瓶の爽やかさに違わぬ、口当たりの良い爽やかなお酒でした。あっという間に飲んでしまいましたとさ。


扱っているお店は少なめですが、初夏にピッタリのお酒ですね。

【清龍酒造】清龍 大吟醸 にごり酒

先月末、東武動物公園に行った帰りに清龍酒造に寄ってきました。

清龍酒造

大きい酒蔵なんですが、直売所の入口が分かりづらいですね…。駐車場は結構広いのですが。
直売所は上の写真の建物ではなく、右側にある駐車場入口に近い建物でした。

そこで買ってきたお酒、まずは生酒から。冬季限定のお酒です。

【清龍酒造】清龍 大吟醸 にごり酒

このタイプの瓶、久しぶりだな。
大吟醸にごりです。

【清龍酒造】清龍 大吟醸 にごり酒

純米ではなく醸造アルコール添加、いわゆるアル添です。一部の日本酒好きはアル添を毛嫌いしますが、私は物によるかな、と思いますね。アル添もピンキリですから。確かにただの安酒では美味くないものも多い。でもちゃんとしたアル添の日本酒だってあります。
大吟醸で精米歩合はなんと40%と結構削っていますね。酒米はラベルにありませんが、山田錦を使用しているそうです。

よく冷やしていただきましょう。

カルピスみたいだね

まず上立ち香がすごい。華やかに香ります。青リンゴです。昔から鼻炎持ちで嗅覚はあまり良くない方なのですが、このお酒は開けた瞬間香りが凄かった。澱を混ぜた状態でゆっくり注ぐと、更に香りが立ちます。
口に含むと…いやなにこれ! 完全な青リンゴジュースだ!びっくりした! アル添の日本酒は淡麗さや辛さを出したり、アルコール度数を整える役割がありますが…これは後者かな? そのままでは甘すぎるので醸造アルコールを添加しているのかな?

もうアル添のイメージを完全に覆しています。まず濃厚な青リンゴジュースのような甘みと酸味のバランスがよいですね。にごり酒にありがちな雑味や苦みはほとんどなし。これは大吟醸だからかな? 濃厚なので後味の引きはゆっくりですが、引いたあとも辛さや雑味はなく瑞々しさを保ったまま引いていくのがすごい。
これはアル添の日本酒の常識を覆しましたね。よくあるアル添らしい辛さを殆ど感じないです。いやびっくり。今回たまたま最後の在庫だったようですが、これは来季にまた買いたいなと思いました。

【武重本家酒造】十二六 どぶろく甘酸泡楽

今シーズン最後のどぶろくです。妻が飲みたくて、職場に人に頼んで扱っている酒店で買ってきてもらったそうな。

【武重本家酒造】十二六 どぶろく甘酸泡楽

今季は3月末販売の商品がラストでした。基本的に取り扱いのある酒店での予約での購入なのですが、酒店によっては予約せず買える場合もあります。
瓶を見ただけでわかるドロドロっぷりですね。ここのどぶろくは特にドロドロ感が強いです。


【武重本家酒造】十二六 どぶろく甘酸泡楽

このどぶろくは火入れしないタイプです。同じ酒造から「十二六ライト」という通年販売の火入れどぶろくもありますが、やっぱりこの生タイプが真骨頂です。噴き出し注意ですが、蓋にガス抜き穴があるタイプなので、実際に噴き出したことは過去にないですね。ただ、製造したてのものは注意してください。

今回の商品はアルコール度5%、軽いですね~。日本酒度-100前後、酸度3~5で精米歩合は70%。日本酒度などのスペックは製造ロットで変わるようです。賞味期限は比較的短いため、購入後すぐに飲んだほうが良いそうですが、今回少し時間が経過してしまいました…

時間が経過したので、いつもよりやや発泡感少なめ

上立ち香はほんのりマスカット。口に含むと…、少し時間が経過したせいか、いつもより発泡感は少ないかも。相変わらずのドロドロっぷり。そして甘みもいつもより控えめで、相対的に酸味が立つので、自分はこれがベストバランスと思いました! そう、甘すぎないんですよ。
酸味と甘味のバランスが良いです。この十二六を飲んで、ちょっと甘味が強いと思ったら、少しだけ寝かせてみると良いかもしれません。
ただ、元々賞味期限が短いので、寝かせすぎるとバランスを崩す可能性あり、賞味期限ギリギリ(製造から約20日前後)が良いかもしれないですね。

来季は早めに確保したいなと思いました。いつも忘れちゃうんだよね。

嫁チャリの前輪がパンクしたのでタイヤ毎交換した、が…選択を間違えたなぁ

11年目の嫁チャリを借りて通勤に使っています。が、先日帰宅途中二フロントがパンクしてしまいました。

電動アシストなのと、長年子どもたちの送迎にも使っていたので、リアタイヤの負荷がものすごく高く、すでにリアタイヤは1度交換し、さらにもうそこそこ摩耗して、この1年にもう1度交換が必要な、というところですが、フロントは相対的に負荷が少ないのか、溝はそれなりに残っています。

ただ、11年無交換は流石に限界かなと思って、パンク修理は辞めて、タイヤとチューブ毎交換します。

パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [24×1 3/8] タイヤ・チューブ 1本セット巻 5W24-83B-C-P 黒 英式チューブ

ということで早速注文。

セットで1200円強、安いなぁ。自転車がPanasonicなので、そのPanasonicから独立したPanaracerにしてみました。
自転車のリアは面倒なのでショップに頼みますが、フロントはボルト2個を外せばホイールが外せるので自分でやります。
やり方は検索すれば出てきます。

タイヤも交換して正解、よく見たらひび割れて繊維も見えている

外した古いタイヤと新品を見比べると、交換して正解でした。溝があると思っていたけど、結構摩耗している上に、ひび割れて繊維もはみ出している部分が。これはとっくに寿命でしたね。11年無交換は拙かったな。

さて装着してから、やっちまったなぁと気づいたこと。
指定空気圧、違うじゃん…

空気圧、違うじゃん…

一般に電動アシスト自転車は重量が大きいため、タイヤも負荷荷重が大きく、空気圧の高いタイヤ(純正は450kPa)が使われているのですが、300kPa指定のタイヤは一般自転車用でしたね。フロントの負荷が相対的に低いとはいえ、トータルで重量があるので、これは失敗だな。とりあえずしばらく乗ってみて、ダメそうなら再度交換ですね。

↓これがまさにPanasonic純正のタイヤですね。このタイヤは指定空気圧が450kPaだそうです。パッケージには書かれていない…

やっぱり35mmがないとね! NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sを買ってみた

初めて自分で買った一眼レフ用のレンズはAI AF Nikkor 35mm f/2Dでした。そして後継モデルたるAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDは予約して買った初めてのレンズでした。
自分にとっての標準レンズは35mmで、それは今も変わらず。昔は一般的に標準レンズとされる50mmが苦手だったのもありました。今では50mmも苦手ではなく、好きな画角になりましたが。

そして、Zマウントのカメラを手にして2年半、とにかく画質が良いNIKKOR Zは現時点でまだ4本(14-30mm,24-200mm, 40mm, 180-600mm)ですが、どのレンズも満足しています。
こううち、最も安価な撒き餌レンズ、NIKKOR Z 40mm f/2ですら、値段にしてはなかなかの性能、ただこのレンズの唯一の欠点は、最短撮影距離付近では球面収差が増えることでふわっとした描写になり、その個性を活かそうとした撮影には良いかもしれないけれど、場合によってはコントラスト低下を感じたりもします。このあたりはコストが出ていますね。もちろんそれをわかった上での設計と思いますが。

ということで、そろそろ撒き餌レンズの40mmからステップアップしたいなと思いました。
もちろん、マウントアダプタFTZ II経由でAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDを使うという手もありますし、実際そうしていますが、マウントアダプタ経由だとどうしてもレンズ自体がかさばってしまうんですよね。
後は純粋にS-Lineの単焦点レンズは使ってみたいというのもありました。

ということで、ZマウントのS-Lineで初めての単焦点レンズとして、NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sをチョイスしてみました。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

外観はそっけない

NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sは、2018年9月にNikon Zシリーズのミラーレス一眼初代機であるZ 7と共にに発売された、Zマウントでは最初期のレンズです。
率直に言うと、AI AF Nikkor(Dタイプ)やAF-S NIKKOR(GタイプFX用)の35mmと比べて、個人的にはそっけないデザインに見えます。
両レンズにあったフォーカスの距離窓がなくなり、コントロールリングの占める割合が大きくなったのも関係しているでしょう

シンプルだけどそっけないデザインかな

NIKKOR Zでは、全てのレンズがFマウント一眼レフ用レンズ(AF-Pレンズを除く)のように機械式のフォーカスリングがなく、コントロールリングになっています。コントロールリングはフォーカスユニットと機械的に接続はされていなく、コントロールリングのエンコーダを介して、電気的にフォーカスリングをコントロールしています。
こうした機構は一眼レフでもAF-Pレンズ(STMレンズ)が採用しており、またマニュアルフォーカス可能な上級コンパクトデジカメでも採用されていました。
ミラーレス一眼では一部レンズで採用されるフォーカシングユニットの複数化により複雑なフォーカシングを行うため、MF時のフォーカスリングによる機械連動では難しい事や、STM採用レンズではモータにエンコーダを搭載しないため、電源OFF時に外力によるフォーカス移動でフォーカス位置検出できなくなるため、こうしたバイワイヤ駆動が主流となっています。
コントロールリングはマニュアルフォーカスだけでなく、絞り、露出補正、ISO感度設定など(レンズによる)が割り当て可能ですが、実際にフォーカス以外に割り当てている人がどれくらいいるかは疑問です。

フードを着けないと…なんだかね

とにかく、この大きなコントロールリングのおかげで、ややデザインが間延びしている印象は受けますね。ほぼ筒です。
シンプルと言えばシンプルでいいのですけど、ちょっと色気が欲しいところ。

スイッチもA/M切替のみでシンプル

ただ、前玉のある銘板がプリントではなく墨入れされているのは好感が持てますね。S-Lineレンズは他にZ 14-30mm f/4 Sのみですが、こちらも墨入れなんです。

銘板が墨入れなのが良いですね

あと、フードを装着すると、そっけなかったデザインも”らしさ”が出てきてこれはこれで。フードはロックレバーのないタイプです。ここはf/1.2やズームでもf/2.8クラスにならないと、そうならないんでしょうね。

フード込みのデザインかな? 装着すると”らしさ”が出てきます

サイズ・重量

そっけないデザインですが、実際カメラに装着し、レンズを持った感じでは、程よいサイズ感です。
外径はAF-S 35mm(FX用)とほぼ同じ73mm、程よくコンパクトです。
レンズフィルタ径も62mm、ここはDタイプの35mmが52mm、Gタイプが58mmだったので、少しずつ大きくなってはいるものの、光学系が増えたにしては良くまとまっているほうでしょう。
重量もGタイプより2割程度重い370gですが、Zのボディは同クラスの一眼レフより軽くなっているため、トータルでは許容範囲ですね。

設計・製造は?

MADE IN CHINAのNIKKOR Z、中国に工場を持つTamronが製造しているのでは?と言われています。

製造国は中国

当然どこで作っているかは機密事項ですから、こういった情報が外部に出ることはありません。中国は製造大国ですし、近年は製造品質が向上していますから、アッセンブリはTamron以外という可能性もあるでしょう。
製造国が中国だから、全て何でも中国製というわけではなく、例えばレンズ自体は日本から輸入してアッセンブリしているとかも考えられ、最終的に組立てた国が中国、というだけしかわからないんですよね。

また、設計自体はKONICA MINOLTAと言われることもありますが、このレンズの光学系特許は、類似するものがKONICA MINOLTAとNikonの連名で登録されており(光学系は一部製品と異なる)、発明者にはニッコール千夜一夜物語でもおなじみの光学設計者、佐藤治夫氏の名前もあります。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200

つまり、このレンズは2社による共同設計の可能性が高いです。
ただ、はっきり言って消費者はこの辺りは気にする必要はないでしょう。未だ中国製は品質が…という古い考え方の人も見受けられますが、もはやアッセンブリなら日本製と大差ない、むしろ上という考え方もありますからね。


撮影は…週末に。ちょっとベランダで撮ってみてこんな感じ

さすがに近接撮影、Z 40mm f/2と違いますね

最短撮影距離付近の球面収差の少なさは、似た焦点距離で値段1/3のNIKKOR Z 40mm f/2とは全く違いますね。
いやなかなかです。これは週末ちゃんと撮ろうかなと。

キャッシュバックキャンペーン対象商品です↓

Manfrotto LUMIMUSE3 デイライトLEDライト 220lux PLAYのアウトレット品を買ってみた

あると便利なLED照明、演色性の高いのLEDライトが型落ちアウトレットで出ていたので買ってみました。

Manfrotto LUMIMUSE3 デイライトLEDライト 220lux PLAY アウトレット品なので箱が色褪せてますね

LEDライト、今やネット通販で五万と売っていますが、この商品は高演色性を謳っていて、CRI 92(Ra 92)となっています。CRIは実はLEDライトの特性評価に適していないようですが、一応基準としてRa 90以上あれば高演色性の照明と言われています。

このライトは小型で220luxとそれほど照度は高くはないですが、物撮りには十分かなと言うことで買ってみました。
この手の商品では珍しく、乾電池ではなくリチウムイオンバッテリとなっていて、miniUSBで充電できます。Type-Cではないのが時代ですね。

小さいので持ち運びは楽

照射範囲は小さいので広くはないですが、テーブルフォトやマクロ撮影に良さそうですね。こんな感じで1/4インチ三脚ネジやホットシューに取付可能です。ちょっとした作業ライトとしても使えそうです。
照射時間が1時間程度と短いですが、まあ安く買えたので良しとしましょう。