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【豊島屋酒造】TOSHIMAYA FESTA 2025 特別純米無濾過生原酒 きたしずく

先週末、横田基地に行くついでに寄ってきた豊島屋酒造。東京都東村山の酒造といえばここですね。

ここは直売所があり、ここでしか買えないお酒があります。
ちなみに私も大好きな「屋守(おくのかみ)」は特約店限定で、ここでは買えません。空き瓶は展示しています。

ここでしか買えないお酒、買ってきました。

豊島屋フェスタ限定のお酒です。フェスタ自体は行けなかったけど、限定酒は数量限定で、直売所で購入できます。
酒米は「きたしずく」です。北海道産の酒米で、最近よく使われるようになってきましたね。

【豊島屋酒造】TOSHIMAYA FESTA 2025 特別純米無濾過生原酒 きたしずく

酒米は前述の通り、特別純米で精米歩合60%、アルコール度数は16度、酵母は非公開。生原酒なので要冷蔵です。

よく冷やした状態で開栓。シュワシュワ系ではないですね。
上立香は上質なマスカットを思わせる吟醸香。口に含むと、瑞々しいマスカットを思わせる甘みと酸味、そしてあとにややどっしり感のあるアタックと適度な苦みもあり、ただ甘いだけでなくちゃんとどっしり感があるので、飲み応えもありますね。1口目はこのどっしりがやや強くアルコール感が高かったのですが、少し置いただけでこのアルコール感が無くなった。語弊はあるけど、焼酎のようなアルコール感を感じさせる日本酒ってたまにあるんですよ。それがすっと消えたのが面白いです。生酒ならではの体験。

やはり少し置いたほうが味わいが良くなっていく印象です。全体として瑞々しさを感じさせつつも、飲みごたえのあるお酒ですね。


直売所では金婚ブランドのお酒もありました。今回買わなかったけど、うすにごりのお酒も良さそうですね

金婚 3本 飲み比べセット 日本酒 720ml 純米吟醸 純米 本醸造 豊島屋本店 東京
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逸酒創伝

とりあえず確保 UHD-BD対応のBDライター Ligitec LBD-PWA6U3Lを買ってみた

GWにこんな記事が出ていました。

Pioneerから出ていた高品質なBDドライブが、ついに事業撤退です。
Pioneerはそれこそ1970年代後半に登場したレーザーディスク(LD)(日本では19681年より発売)を開発以来、長年にわたって光学ディスクドライブの製造に携わってきました。
かつては高品質ドライブの代名詞としてPLEXTOR(シナノケンシ)のドライブも名を馳せていましたが、PLEXTORはDVD-R時代をもってドライブ生産から撤退、そしてついにPioneerも撤退となりました。
実はこのニュースを知る前に、最近もう十数年モノののBDドライブであるPioneer BDR-S03Jの調子が悪く、サザンのBDの読み込みが悪い(このドライブを買ったときもサザンをのBD見てたので、やっていることは十数年変わらないw)ので、そろそろ新調しないとなあと思っていたら先でした。

GW秋葉原に行ってみましたが、時すでに遅し、もはや内蔵型光学ドライブは路地裏のショップですら置いていなくて、かろうじてTSUKUMO EXに2,3機種置いてあるのみでした。
もはや内蔵ドライブの時代ではなくなりましたね。使用頻度が減り、ノートPCやスマホにも繋ががるポータブルのほうがまだ置いています。
恐らく次メインPCを買い替える時は、PCケースも古くなってきているので買い替えようと思い、もう今時のケースに光学ドライブを取り付けるような5インチベイの穴も無くなっているんですね。これも時代の流れです。

自分のいつしか光学ドライブの出番は少なくなり、BD-REやDVD-R、CD-Rの書き込みなんてのもとんとご無沙汰です。若い人たちには光学ディスクすら知らない子も出てきている時代ですからね。
でも光学ドライブが消えてしまうと、音楽CDからスタートした12cmの光学メディアが読めなくなってしまいます。過去半世紀近くにわたって販売された光学メディアが今後読めなくなってしまうのは…。とは言え日本の企業体力では、もう先細りの需要を支えられないのでしょうね。

Pioneerのドライブは撤退後高止まりして、昔ほど読み取り精度云々をもはや気にしないので、安く買えるものでとりあえず読めればいいというものを購入しました。

Logitecの製品自体買ったが何年ぶりだろう? 1万円しないです。同じ型式でELECOMでも販売しています。元々こんな値段でしたが、Pioneerの値段を見た後これを見るとなんと安いのだろう。これで4KのUltra HD Blu-rayの再生にも対応します。
ただ安いのには理由があって、この商品はBlu-rayやDVDの再生ソフトが付属していません。ライティングソフトのPower2Goは付属します(ダウンロード版)。
私は再生ソフトのPowerDVD 21 Ultraがあるので、ソフトなしのこれにしました。

ちなみにUHD BD対応で再生ソフト付きだとこちらになります。

5千円程度高くなりますね(2025年5月現在)

1000年持つとされるM-DISC BD対応ですが、その前に光学ドライブが無くなってしまいそうですね。こういうのもロストテクノロジーなのか。
とは言え生産量が減っても、今でも音楽CDやDVD、BDソフトは売っています。パッケージメディアはサブスクとは別物という認識なんですが、そうも言っていられない時代なんですね。

安い理由、USB端子がType-Cではなく今時珍しいUSB3.0のMicro-B端子です。この端子の左側にMicro USBケーブルを差し込むと、USB2.0相当になるというのは意外と知られていません。もっともUSB2.0だとBDでは転送レートが間に合わないでしょう。DC端子はUSB伸ばすパワーによる電力供給が不足する場合に別売りのACアダプタを使うことが出来ます。うちの環境ではバスパワーで問題なく使えました。

Pioneerのドライブですが、UHD-BD再生にも対応するポータブル、下の商品が最後のチャンスかもしれませんね(2025年5月10日現在)

【第一酒造】開華 純米吟醸 生酒

GWに栃木の第一酒造で買ってきたお酒第2弾です。

ラベルには開華ではなく「開花」となっている純米吟醸の生酒です。毎年この時期に発売されているようですね

シンプルなラベルです。冬に仕込まれた酒を火入れせずに生酒として詰めています。以前の情報では酒米に五百万石、掛米に美山錦を使っていたようですが、今季もそれらを使っているかは不明です。ラベルには精米歩合55%、アルコール度数16度の記載のみです。

生酒なので冷やした状態から。
上立香はマスカット系の吟醸香で、ことさら華やかさを強調する感じではないですね。
口に含むと、マスカットのような甘味と酸味を基調として、その後に膨らむ旨味がなんとも言えないバランスの良さを感じます。後味は少し苦みとどっしり感を出しつつも、さっぱりと引いていきます。とても爽やかですね。
そしてこのお酒の凄いところは、開栓から2日3日と、どんどん旨味が増していくんですよ。甘いとか辛いとかそういう単純な話ではなく、旨味の膨らみで味わいに深みが出てきました。フレッシュな生酒でありながら、この膨らみは、まるで少し寝かせた酒のような懐の深さも感じますね。これぞ生酒の醍醐味と言えます。
料理と合わせずこれ単体でも行けますね。


公式通販でしか扱いはないようです。ぜひお試しを。
開華のお酒はふるさと納税もやっていますので、ぜひ。

【第一酒造】開華 純米吟醸 夢ささら

GW休み前半で行ってきた栃木。鹿沼市を南下すると佐野市があります。佐野といえば第一酒造、ってことで行ってきました。

売店では第一酒造のお酒だけでなく、スイーツやコラボのカップ麺、ソフトクリームもあります。ソフトクリームはちゃんと日本酒味です。麹を使っているのかな? ノンアルコールなので運転手でも安心。
ガチャガチャもチャレンジしましたが、残念ながらカップ酒でした(笑

もちろんお酒も買いましたよ、1本目はこちらです。

酒米に栃木県の酒米「夢ささら」を使用。この酒米は2022年(令和4年)栃木県で人工交配された新しい酒米で、親に山田錦や短稈渡舟などが含まれているようです。
最近、栃木の酒造でこの酒米を用いたお酒が続々登場していますね。

栃木県産「夢ささら」を精米歩合55%で。アルコール度数は15度と標準。日本酒や使用酵母などの情報は非公開です。秋山川伏流水、佐野の北に位置する秋山からの水を使っているんですね。

売店では冷蔵保管だったので、冷やした状態から。
上立香は仄かに洋梨のような感じ?いわゆる華やかなタイプではないですね。口に含むと、やはり甘みは洋梨系ですが、ことさら華やかな甘みではなくほんのり来る甘み、そして旨味と苦みを基調としていますね。後味にじわっと辛さが押し寄せてきます。そんな感じなので、少し温度を上げたほうが良さそうだなと、時間を置いて飲んでみると、なるほど少し温度が上がったほうがバランスが良いですね。甘みと旨味と苦みのバランスが良くなりました。思ったより辛めですが、これぞ食中酒といった趣ですね。
個人的に温度を上げたほうが好みです。夢ささらを使ったお酒、どれも個性があって面白いですね。


佐野のアウトレットに行くついでに、ぜひ第一酒造にも足を運んでくださいね。

【清水清三郎商店】作 (ZAKU) IMPRESSION M 純米吟醸無濾過直汲

私が数ある日本酒の中でも5本の指に入るくらい好きな三重県のお酒、作(ZAKU)の中でも、IMPRESSIONシリーズは特別です。

まずこの瓶がかっこいい! フラッシュを瓶の後ろからリモート発光させています。レーザー刻印しているのかな? こんなに美しい瓶はないですよ。要冷蔵ですが、贈答品としても喜ばれるはずです。

普通に撮影するとこんな感じです。この瓶に電球を入れて間接照明にするのもオシャレですね。

ということでIMPRESSIONシリーズ、何故かいつもの酒屋に最近置いてありまして、ここは通常の雅乃智などは置いてあることが多いので、私も以前買って飲みました。

が、IMPRESSIONシリーズは希少でめったにありません。私も行きつけのお店で飲むことが多いIMPRESSION Mですが、今回手に入ったので、やっと宅飲みできました。

何度も書いていますが、作(ZAKU)はすべてのお酒が、味の安定性を保つために火入れ酒となっていますが、特殊な製法により、まるで生酒のようなフレッシュ感を味わえるのが特徴です。その中でも特にIMPRESSIONシリーズはプチプチと微発泡で生酒のようなフレッシュさを味わえます。火入れして微発泡!? 圧力をなるべくかけずに絞り、それを直汲みで瓶詰め、そして火入れ後急冷させることで、そのフレッシュさを保っているのだそうです。

IMPRESSIONシリーズでもこのMは雅乃智がベース、自社酵母を使用で、一番人気があるのだとか。精米歩合60%の純米吟醸ですが、もはやスペックなどどうでも良いと思えるくらいです。こちらは火入れとは言え、基本的には冷蔵をおすすめしているそうです。

極微発泡、開栓注意とありますが、よく冷やしていれば吹き出すほどではありません。
上立香は爽やかな果実を思わせる上品な甘みを感じさせます。口に含むと、プチプチフレッシュでライチともマスカットとも思わせる優雅かつ瑞々しい甘みと酸味が、その後に樹の実を思わせる渋み、コク、旨味が調和します。もう例えようがないくらい完璧に繋がります。

そしてこの酒は何の料理とも合わせられ、これ単体でじっくり味わうのもよしと、もう好きに飲んで美味しいお酒です。
ただフレッシュなだけではない何かを持っているのがこのIMPRESSION Mです。IMPRESSIONシリーズでもこれは誰にでもおすすめできます。日本酒の印象が大きく変わると思います。


伊勢志摩サミットでも提供されたお酒、つまり世界中の人に飲んでもらえるくらいのお酒です。要冷蔵とは書かれていませんが、これから暑くなる夏にかけては冷蔵保管をおすすめします。ぜひパーティの乾杯のお酒として。

クラウドファンディングのNAS UGREEN NASync DXP4800 Plusが届いた

クラウドファンディングとインフルエンサーへの先行配布やSNSなどでガンガン宣伝して、ややうざったい感もあるUGREENのNAS, NASync
一番最初の40% OFFになるクラウドファンディングはサーバーにつながらず予約数いっぱいになり、30%引きの2回目以降の募集でやっと4ベイモデルのDXP4800 Plusを予約できました。そして待つこと2か月、ようやく届きました。日本では代理店がフォーカルポイントという会社のようで、そこから届きました。

現在も20%引きなので、QNAPやSygnologyなどのライバルよりは少し安めに購入可能ですが、正規価格になった時にどれだけ競争力があるかはさておき、今ならその性能に対してお買い得であることには違いない感じですね。
懸案と言えば、高品質なUSBケーブルなどアクセサリ類から知名度を増していったUGREENが初めて参戦するNAS市場だけに、まだ実績が未知数であること、中国メーカーであることもデータを扱うものとしてはちょっと怖い感じもありますが。

YamaroはNASはこれまで数台を導入し、今はNETGEARのReadyNASの4ベイモデルを2台使っていますが、NETGEARは業務用、民生用いずれもNASから撤退してしまいました。
家の外からNASのアクセスできるReadyCloudサービスも終了し、使い勝手の面では後退しているのと、一番新しいReadyNAS 214も導入からまもなく5年、もう1台はReadyNAS 104とさらに古いため、そろそろリプレースを検討する時期でした。
なので渡りに船ということで、新ブランドのNASを導入した次第ですが、基本的には画像や動画のバックアップ主体、気が向いたら仮想OSとかDockerの構築とかやってみようかなといったところです。

箱の中にまた箱! 最近簡易梱包が多い中、ぜいたくな梱包なのはUGREENらしいですが、今の時代ここまでコストかけなくても…とは思います。勢いのあるメーカーらしいですね。
では開梱しましょう。

中の箱も…黒で随分金かかっている印象。ただ説明書の紙に何度も出し入れしたのかなってくらいにシワが入ってるんですよね。
結構筐体は大きい印象です。ReadyNASより一回り大きいですね。

予算の都合上、HDDはReadyNASで使ってきたNAS用のWD101EFAX(10TB)を使いまわしします。これも導入から4年以上経過しているものなので、いずれはリプレースするとして、今回はこのHDDで環境構築します。
今例えば16TBのNAS用HDDを買うと1台4万円強、4台買うと17,8万円、アワワワとなってしまう値段ですね。UGREENのNasyncのCMでCloud代がかからないなんて言っていますが、初期投資のHDD代はかかりますし、バックアップやリプレースなどすべて自己責任です。PCやバックアップに関する知識がそれなりにないと、単純にCloudの代用としてはお勧めできないかな、と個人的には思いますね、どちらも使っている立場からすると。

NETGEARのReadyNASの4ベイモデルより一回り大きいですね。
外観はReadyNASのほうが高級感はありますし、HDDマウントベイもReadyNASは金属&プラ製ですが、NASyncはオールプラ製で若干安っぽい印象ですが、工具なしで取り付けられるのはReadyNASと同様で、使い勝手は悪くないです。

筐体と言えば、やや幅広のNASyncは、ドライブベイ同士の間に隙間があり、ここが通風孔の役割になっているようです。ReadyNASはこのドライブ間の隙間が狭い(その代わりドライブベイのホルダは穴開き構造)ので、筐体もコンパクトな反面、放熱の面ではマイナスだったので、ここはサイズよりも放熱を重視している感じですね。
あとNASyncは筐体の際簿に通風孔がないので、ここから埃を吸い込むことがないのもよいです。というのもReadyNASは筐体横にも通風孔があるため、ここから埃を吸い込んで埃がたまりやすく、掃除しにくかったので、エアフローがシンプルなのはNASyncの美点でしょう。
NASyncはエアフローが後方から前方への吹き出しで、後ろ側にある給気口にはマグネット式の網があり、取り外しが簡単なのでホコリが溜まっても掃除が楽です。これはなかなか考えられています。NASは24時間稼働するので、ホコリが溜まりやすいんですよね。
ReadyNASは前方からの吸い込みで、ドライブベイにホコリが溜まりやすいので、定期的にドライブを外して(もちろんシャットダウンの上)の清掃が必要でした。

HDDを使いまわしで取り付けたほか、512GBのSSDが余っていたので、それも1つ取り付けました。SSDはストレージとしてもキャッシュとしても使えます。

今回はSSD1枚なので、読み出しキャッシュとして使います。2枚SSDを入れれば、RAIDでも使え、RAID1で高速読み出しキャッシュとして使う、あるいは読み書き用のキャッシュとして使うということもできます。この辺りはライバルモデルより進んでいますね。SSDはPCIe Gen4まで対応します。
いずれはSSDを追加したいですね。
頻繁にアクセスするファイル、あるいは動画編集用の一時ストレージすとしても使えそうです。10GbEであればSSDの性能もフルに発揮できそうです。
また、内蔵メモリは標準でDDR5 8GBとこのクラスのNASとしては十分大きいうえに、増設で最大64GBに増やすこともでき、複数のDockerやVM Wareを動かすといった使い方もできそうです。

LANポートは2.5GbEと10GbEを備えています。
10GbEはいずれPCとHubの環境を整えたいですが、我が家はLAN環境はルータと無線LAN AP間を10GbEで、それ以外はすべて2.5GbEに対応させています。
今回は2.5GbEを使用します。このNASの性能をいかんなく発揮するには、少なくとも2.5GbEは欲しいところです。

ではセットアップを開始します。
HPによれば、LANに接続したNASyncの電源を入れて、https://find.ugnas.com/ にアクセスするとあります。 スマホの専用アプリでも初期セットアップや設定にアクセスできるのは今どきですね。ただ今回はPCから設定します。

ネットワーク上にNASが見つかりました。フォントが垢ぬけないですね。一昔前のNASみたいで、ちょっと不安を覚えます。


あとは指示に従ってアカウントを作成します。ところがこの後アップデート画面のまま進まない…
ブラウザをリロードしたら何もつながらなくなった…。

システムの更新プログラム

結局強制終了させて電源入れなおしたら、普通につながりました。なんというか、この辺りあまり洗練されていないですね。

ここでファームウェアのアップデートも促されますが、先にHDDをRAID5で初期化します。
4つのHDDを選択し、RAID5を選びます。RAID5をおすすめされますが、この設定ではHDD1台クラッシュしてもデータを復元できます。
RAID6にすると2台のクラッシュまで復元可能になりますが、その分使用可能容量も減るので、私は4ベイモデルではいつもRAID5にしています。データはメインPCにも保存しているので。もしこのNASだけでデータ管理したいなら、安全を見てRAID6にするとよいでしょう。
あとは初期化です。ファイルシステムはBtrfsを選択しました。10TBx4の構成で12時間強かかるようです。


その間にSSDは読み出しキャッシュドライブとして設定しました。
HDDの初期化が完了したので、各種設定を行いますが、その話はまた別途ということで。

感触としては、後発のNASとして洗練されている部分とそうでない部分が見受けられました。ハード自体は洗練されていますが、ソフトはこれからといったところでしょうね。

【下越酒造】麒麟 本醸造 濃熟オールド

こちらは飛行機撮影仲間の方に買ってもらったお酒です。

熟成酒だけに、この黄金色。18年蔵内熟成させた熟成酒と、何種類かの古酒をブレンドしたお酒だそうです。
麒麟ブランドの酒蔵で、ラインアップを見ると、どうやら古酒を得意としているようですね。

久しぶりの醸造アルコール添加。普段あまり醸造アルコールのお酒は飲まないのですが、たまにはいいでしょう。あ、別にアンチ醸造酒ではありません。
お値段は一般的な四合瓶よりちょっと高い程度で、普段飲みに推奨されています。古酒なのに凄い。
精米歩合は70%、原材料はとある酒屋のサイトには五百万石など複数使用されているようです。ブレンドなのでそういうことなんでしょう。
またこれもある酒屋さんのサイトによれば日本酒度は-9と甘口です。

要冷蔵ではありませんが、まずは冷やした状態から。まず開栓した時点で古酒らしい香ばしい香りが。いわゆる熟成香ですね。
口に含むと、甘味と苦味、どっしりさがじわっと訪れます。古酒らしい膨らみのある甘みに、適度に苦みがあり、アル添らしい力強さも加わります。
後味はややビターな苦みを残しつつも、ほんのり甘さも残しますね。
実はこの日たまたまケーキをデザートとしていたのですが、合うんですよねこれが。古酒のちょっとした癖のある味わいにケーキの甘みがマッチしています。適度なビターな苦みがいいんでしょうね。

この日は冷やした状態でしたが、それでもしっかりとした味わいでした。これはぬる燗にすると良さげな感触です。ちょっと温めました。ああ、甘みも出てきて俄然これだなと。やはり古酒系は温度を少し上げた辺りがよいですね。香りは温度を上げても古酒にありがちな独特のひね香はあまりないのも良いです。

これは食後にのんびり飲みたいお酒ですね。

【油長酒造】風の森 露葉風 507

いつもの酒屋で安定的に買える素晴らしいお酒、「風の森」、いつもはあまりコメを磨かない807シリーズをよく買うのですが、今回は吟醸酒並みに磨いた507を買ってみました。

風の森は全品純米で生酒です。瓶内二次発酵してガスが強い場合があるため、開栓注意のラベルがあります。よく冷やしておきましょう。

奈良県でのみ生産される酒米「露葉風」を使用したお酒です。日本酒発祥の地、奈良の希少な酒米を、深層地下水の超硬水を使って醸しています。
無濾過無加水生酒です。
名前の通り、精米歩合を50%としています。逆に80%とあまり米を削らない807シリーズもあるので、飲み比べも楽しいですね。
本当に美味しいお酒は、米を削ったからとか削らないからとか、そういうのは超越しているんですよね。それぞれの良さがあります。
ではいただきましょう。

開栓は慎重に。ポンとガスが抜けましたが、吹き出すまでではないです。
冷やした状態で注ぐだけで引き立つ爽やかでフルーティな吟醸香。口に含むと、プチプチとしたガス感とともに、サーッと口いっぱいに広がるラズベリー系な酸味とジューシーな甘味、しかしそれでいて単に甘いだけではなく旨味と複雑味も絶妙に絡んできます。精米歩合50%だからただただスッキリしているわけではない、このあたりが風の森らしいアプローチです。深層地下水もこの味わいや複雑味に貢献しているのでしょうね。
そして後味はさっぱりとしています。スーッと引いていくのが持ち味です。この辺りは複雑味の余韻を残す807シリーズよりさっぱりと切れる印象かな?

要冷蔵なので贈答品としては難しい面もありますが、ぜひお祝いの場などにも曲がなく良いお酒と思います。


こんなに美味しいお酒が、一般的な日本酒と変わらない値段って本当に凄いことです。それが普通に手に入るのだから、これを楽しまない手はありません。変にプレミアがつかない事に感謝です。

PC Nikkor 28mm用に探していたレンズフードHN-9、ついに見つけたので購入

苦節数年? 古いシフトレンズであるPC Nikkor 28mm F3.5を持っていますが、この時代のレンズはレンズフードが別売りだったんですよね。
今でこそ当たり前のようにレンズフードが付属するようになりましたが、そうでなかった時代のレンズは、中古でももちろん殆どの場合フードが付属しません。
従って探さなければなのですが、Nikonは数年前まではある程度古いレンズのフードも別売り販売していたのと、中古流通量もそれなりにあるので、一般的なレンズのフードにはあまり困りません。
が、PC Nikkor 28mm F3.5のフードは別です。HN-9と言う型番が設定されていますが、広角レンズほどレンズフードの高価があまりないため、流通量が極めて少なく、NikonのFマウントレンズ用としては希少性が高く、流通価格も高価です。

上のブログにも書きましたが、HN-9に適合するレンズは…

  • Nikkor-UD Auto 20mm F3.5
  • PC-Nikkor 28mm F4
  • PC-Nikkor 28mm F3.5

これら3種類しかなく、PC Nikkorは比較的中古では見かけるものの、使い勝手やフードの効果が薄いことから、とにかくHN-9と言うフードは手に入らないんですよね。
中古でもプレミア価格で取引されていて、なんだかなぁとは思っていました。

ところが先週末中古ショップでついに見つけてしまいました! そして相場よりは安く、しかもほぼ未使用品を見つけてしまったのです!
相場より安いとは言え、それなりには高いけど、これを逃したらもう見つけられないだろうと思い、購入を決断しました。

Nikon HN-9 適合レンズの表記は20/3.5としか書かれていない

PC Nikkorはなぜかフードに適合として書かれていないのですが、こちらが使用可能です。フィルタ径は72mmなので、汎用フードで72mmのフィルタ径かつ焦点距離20mmに対応するねじ込み式のものが仮にあれば、それを流用させることは可能です。
ただ、多くの72mmのフィルタ径の汎用ねじ込みフードは、28mmまでのレンズに対応するか、記載がなく不明なものが多いのです。
なのでHN-9にこだわりました。実際このフードが有用かと言われると、そうでもないので、コレクターズアイテムみたいな感じですね。

元々フードがなくても、この時代のレンズとしてはやや大きめで威風堂々としていますが、フードを装着することでより”らしさ”が増しますね。
ほとんど自己満足の世界ですが、やっぱりフードがあるとかっこいいしテンションも上がります。
撮影に対する効果は殆ど無いでしょうけどw

フードを付けるとレンズの蓋は装着できない

ただし、このレンズフードを装着したままレンズの蓋は閉められません。なので、仕舞う際にはいちいちフードを外す必要があります。
また、レンズフィルタとの併用では、最大シフト時に画面隅に若干のケラレが生じる場合があります。
そういった点から見ても、やや実用に欠けるフードですが、とりあえず数年探していたものが相場より安かった、しかもほぼ新品未使用に近い状態なので満足です。

それにしても今年はBRONICA用Nikkor-O 50mm F2.8の純正レンズフードも手に入れられ、レンズフードの当たり年ですね。


PC Nikkor 28mm F3.5も物によってはかなり値付けされているけど、探せば数万円以内に収まるレンズです(2025年4月現在の相場)。
フードが相対的に高いんですわ…。実用上フードはなくてもよいのですが。

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【北島酒造】大入ひっぱりだこ 純米吟醸無濾過生

飲食店の新規開拓は最近あまりできていませんが、日本酒の新規開拓は続けていきたいですね。
ということで今回は初めてのお酒です。

【北島酒造】大入ひっぱりだこ 純米吟醸無濾過生

滋賀県のお酒はなかなか関東では見かけないのですが、このラベルにピピっと来て買ってみました。日本酒らしからぬネーミングにラベル。こう見えて辛口だそうです。
久しぶりに辛口系も飲もうと思って購入。

【北島酒造】大入ひっぱりだこ 純米吟醸無濾過生

酒米は滋賀県産の「吟吹雪」で、滋賀県で多く生産される酒米だそうです。これを精米歩合55%の純米吟醸無濾過生としています。
ラベルにはありませんが、買ったお店の情報によれば、このロットは日本酒度は+6の辛口です。製造ロットで日本酒度は変わるようですね。また酵母は7合酵母とのこと。
初めてなので味わいは全く想像のつかないです。では開栓してみましょう。

薄濁りで黄色みがかったお酒

瓶から見るとわからないですが、注ぐと薄濁りなのがわかりますね。冷やした状態でいただきました。
上立香は仄かですが何かの花っぽさ(何かはわからないw)を感じさせます。口に含むと、まずさっぱりとした酸味とドライさが出てきますが、その後ほんのり甘みが後から着いてきますね。全体としてさっぱりとしていて、辛口から想像するどっしりさはあまり感じません。
酸味→旨口→仄かな甘みでそれぞれがシャープです。こういうアプローチのお酒ってなかなかないんですよね。
調べると、北島酒造のお酒はすべて純米かつ生酛造りとのことで、このお酒も生酛造りならでは酸味と言えますが、生酛造りでも酸味がかなりシャープなんですよ。これが他にない味わいです。
ザ食中酒です。食事を問わずといった感じですね。


生酒なので要冷蔵ですが、温度が上がると甘みも素直に増します。キレもよいお酒、ぜひ。

大入ひっぱりだこ生 純米吟醸 無濾過生原酒 1800ml 期間限定 滋賀 北島酒造