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【島崎酒造】東力士純米吟醸 どうくつ熟成酒

GWに栃木県の島崎酒造で買ってきたお酒シリーズ(?)
こちらはどうくつ酒蔵で購入したお酒です。HPにも情報はないので、どうくつ酒蔵専売のお酒なのかな?

【島崎酒造】東力士純米吟醸 どうくつ熟成酒

このお酒、東力士ブランドでも屈指の情報の少なさ(笑)
どうくつ熟成は、島崎酒造のウリの1つで、「熟露枯」は同社の熟成酒イチオシのお酒ですが。この「どうくつ熟成酒」は東力士ブランドで、しかもHPには掲載されていません。どの程度熟成させたのかな?

【島崎酒造】東力士純米吟醸 どうくつ熟成酒

ラベルも情報は少なく、酒米は非公開、アルコール度数は15~16度未満と僅かに控えめ、精米歩合60%とあるのみです。
ま、スペックで酒の味は決まりません。早速開けてみましょう。

熟露枯よりは薄い色だけど黄色みがかっている

上立ち香はやや控えめ。常温で口に含むと、ふわっと甘みが広がるけど、あくまで穏やかです。熟成酒らしいカラメルのような甘さは、熟露枯シリーズほどではないため、ある意味クセは少なめで飲みやすいですね。熟成期間は熟露枯シリーズほどは長くとっていないということでしょうね。甘みの後に程よい酸味と苦味が広がります。余韻はそこそこ続くほうかな?
熟成酒、と言う響きからすると、もう少し熟成感がほしい気もしますが、あくまでも一定期間洞窟で熟成させたお酒、と言う位置づけでしょう。

通販でも買えないお酒のようなので、ぜひ栃木県の那須烏山方面へお越しの際は、島崎酒造のどうくつ酒蔵へ寄ってみてはいかがでしょうか?

【島崎酒造】洞窟低温熟成酒 熟露枯(うろこ) 山廃純米酒 R2BY

栃木県は島崎酒造のどうくつ酒蔵で購入したお酒です。

【島崎酒造】洞窟低温熟成酒 熟露枯(うろこ) 山廃純米酒 R2BY

山廃仕込みの純米酒を、令和2年に仕込み、上槽したものを、タンクにて240日貯蔵の後、瓶詰めしてどうくつ酒蔵で貯蔵したお酒「熟露枯(うろこ)」です。
どうくつ酒蔵の平均気温は10℃、真夏で16℃、真冬で4℃とのこと。この季節による温度変化が複雑な熟成を形成させるとのことです。

貯蔵期間は1年半程度ですかね。

【島崎酒造】洞窟低温熟成酒 熟露枯(うろこ) 山廃純米酒 R2BY

酒米は非公開。酵母はAZ-5、初めて聞く酵母ですが、島崎酒造のオリジナル? 原酒なので、アルコール度数は17~18度と少し高め。日本酒度も+2.5と少し辛口か。出荷時期で変わるようですね。

保管温度は10℃以下が理想、ということで、今回は冷蔵庫で保管からの開栓です。

熟成酒らしい茶色がかった黄色

熟成期間は1年半程度とそれほど長くはないですが、色味はいかにも熟成酒、冷えた状態ですが、上立ち香からも、カラメルっぽい熟成酒らしい香りを感じます。

口に含むと…冷酒ですが、しっかりとした味わい。もっと長い熟成期間のお酒ほどではなく、長期熟成酒と一般のお酒の中間、と言う当たり前のことですが、ライトな熟成酒ということでは、熟成酒入門にピッタリ。これを飲んで熟成酒が好きかそうでないか、と言う基準になりそうです。
スペック上の日本酒度は少し高めですが、ことさら辛さを感じさせず、熟成酒ならではの円熟した甘味と酸味に、程よく辛さが出ている程度なので、熟成酒というジャンルの中では、かなり飲みやすい部類でしょう。

温度が高くなるにつれ、甘みが濃厚になりますが、濃すぎると言うほどではなく、バランスの良さを保っています。

この熟露枯シリーズの大吟醸ビンテージも1本買ってみたので、今度はその比較もしてみたいですね。

JBL Professional 104-BT-Y3をPCデスクに設置してレビュー

昨日の記事で書いたJBL Professional 104-BT-Y3ですが、メインPCに横置きにセッティングしてみたので、レビューしたいと思います。

JBL Professional 104-BT-Y3を横置きにセッティングしてみました

まさにモニタースピーカー

ヒビノのHPにあるスペック表です。

アンプ内臓のアクティブスピーカーですが、Class D、いわゆるデジタルアンプを搭載し、この筐体ながら、出力30W+30Wと強力です。
一般に、家庭で使う場合は、結構大きめの音量で鳴らしても、平均出力は1Wに満たないと言われているので、十分な出力を持っているといえます。このあたりはモニタースピーカーらしいですね。

また前回の記事にも書いたように、バランス伝送可能なTRSフォーン入力を備えていて、ミキサーのような音楽制作機器との接続にも配慮されています。DTMに最適なスピーカーでしょう。

Bluetoothは、対応コーデックがSBCとAACのみなのは残念ですが、このスピーカーにとってBluetoothは、あくまでおまけです。
実際、スマホとBluetooth接続し、Amazon Prime Music HDでハイレゾ音源を再生してみましたが、直接接続と比べて、明らかに音質が劣るのを感じさせるのも、本スピーカーがモニタースピーカーである由縁ですね。そのくらいはっきりと違いが出ます。
できれば、RCAライン接続、本領を発揮させるならバランス接続がおすすめです。

まさにモニタースピーカーを書いたように、はっきりと音質の善し悪しがわかるスピーカーです。
もう残酷なくらいに、音質の良い音源とそうでない音源の差ががはっきり出ます。
邦楽界で屈指の音質に拘る山下達郎氏の音楽を再生してみると、それはもう生き生きと再生できます。
それに対して、うーん、となるアーティストの音源は、このスピーカーで聞くとがっかりします。明らかに音が悪いんだもの。スピーカーのせいではなく、音源の音質が悪いと、本当にがっかりな音になります。

一般向けの音楽再生用オーディオは、ある程度音に化粧をしています。そのため、音質が悪い音源も、それなりに聞こえてしまうのですが、モニタースピーカーは、観賞用というよりは、あくまで制作用として音と向き合うためのものですから、化粧無しで良し悪しがはっきりしなくてはなりません。
このため、このようなスピーカーを音楽鑑賞用で使う場合、必ずしも良いとは限らない面もあります。が、こういう音が好きな人もいるでしょうし、ワタシもこれはこういうもの、とわかって使うので、結局人それぞれです。
ヘッドフォンなら、昔からの音楽業界標準であるSONYのMDR-CD900STみたいなものですね。

同軸2WAYで点音源となる

前回記事にも書いたように、同軸2WAYという、この価格帯では珍しく凝ったユニットを搭載。
同じJBLでも、例えばベストセラーのControl 1でも、2WAY方式で独立したウーファーとツイーター(もちろんこれが一般的な構成)のため、デスクトップで使いようなニアフィールドモニターには不向きだったりします。これはウーファーとツイーターが離れている故、ある程度スピーカーから離れないと、低音と高音が別々の場所から聞こえてしまうから。
同軸であれば、同じ中心軸から全音域の音が聞こえるため(これが同軸と言われる所以)、音の定位が極めて良いのが特徴です。

リアにあるバスレフポートもよく効いているのか、低音もごく低いところまでは出ませんが、量感はまずまず良いです。

オーディオでよくある表現である、ワイドレンジ感を強調することもありませんが、レンジが狭いわけではなく、あくまでソースに忠実に再現します。
広がりという面では、あまり感じられないです。例えばクラシック、ムソルグスキーの展覧会の絵を聴いてみたところ、まるでマイクの立ち位置にいるかのように聞こえます。

しかし音そのものは良いですね。鋭い音も、この価格のスピーカーとしては耳に突き刺さるくらい先鋭に鳴らします。良くも悪くもモニタ0スピーカーらしい。

ジャズでは、My Funny ValentineのMiles Davis Quintetでが演奏したものは、1956年でまだモノラル収録ですが、スピーカーの定位を判断するにはピッタリ。音がスピーカーの間にしっかりと定位します。スピーカーユニットの左右からではなく、中央から聞こえるということは、点音源で定位が極めて高い証拠です。トランペットの音色が目の前に出てきます。

ワタシが勝手にライブアルバムの最高峰の1つ、と思っている、「陽水ライヴ・もどり道」では、ステレオ音源ながら、若かりし頃の井上陽水のヴォーカルとギターは中央に定位し、残響と観客の拍手と歓声のみが左右に広がります。音質も素晴らしく、特にリマスタリングされてからはさらに鮮明な音になりました。眼の前が小さなライブ会場かのように感じます。このスピーカーの定位の良さが引き立ちます。

どの楽曲を聴いても言えるのは、ソースの良し悪しがはっきりわかってしまうこと本当にひどい音源だと、聞くに堪えないです(苦笑
案外一般の音楽鑑賞用スピーカーより、こうしたモニターで聴いたほうが、オーディオの世界にどっぷりハマってしまえる気がしますね。

使い勝手は良好、ミキサーと組み合わせるのも良いかな

TRSフォーン入力が搭載されていることからも、業務用とも意図したスピーカーではありますが、ライン入力やBluetoothを搭載してることから、一般家庭用も意図しているスピーカーです。多くのユーザーが使うであろうRCA端子のライン入力ですが、相手機器により音量差はあるのは当然として、接続機器によってはやや音量が小さめです。
手持ちの機材では、Amazonのタブレット、Fire HD 10は、ボリューム最大でも、イヤホン出力からの接続では、やや音量が低めでした。
iPadでは問題なさそう。このあたりは少し注意が必要です。

理想は、ミキサーを介して接続でしょうね。小型のミキサーもあるので、例えばBEHRINGERやYAMAHAなどの小型のミキサーあたりと組み合わせるのも良さそうです。最近はUSB内蔵ミキサーもあり、PCとの親和性も高いです。というより、PCのアナログ出力の限界を感じてしまうので、PCと組み合わせるなら、USB内蔵ミキサーが良いでしょうね。

 

USB+アナログのライン入力のみであれば、比較的安価に買えますね。ミキサーを経由することで、機器によって出力がまちまちなライン出力を増幅できるので、104-BT-Y3のようなスピーカーで実用的な音量+アルファで使うことが出来ます。

ちなみにワタシが使っているのは、もう二十年近く前に、どこかの電気屋の閉店セールでわずか1000円で買った、オーディオテクニカのAT-PMX5Pです。

未だ売っていることに驚愕しますが、こういう長く売る製品って、枯れていてメーカーもコンスタントに利益が出せる有料商品ですね。こちら自分は安くかったので、これが欲しかったというわけではありませんが、この機種の特徴として、この値段で上下にレバーを動かすことができるフェーダーを搭載していること(BEHRINGERの同価格帯の製品は音量調整が回転式つまみ)で、音量調整がしやすいことでしょう。
バッテリで動かすこともでき、バランス入力はないけれど、ラインやマイクを4ch入力可能です。
104-BT-Y3は内部でミキシングして同時に鳴らすことは可能ですが、個別に音量調整は出来ないので、こうしたミキサーがあれば、PCとその他機器を同時接続して、個別に音量調整も可能です。

横置きにはダイソーのスマホスタンドを流用

JBL Professional 104-BT-Y3ですが、PC用スピーカーとして使うにはやや大きめです。特にデスクトップPCだと、27インチ横長のディスプレイの横に置くと、かなり場所を取ります。
ワタシのPCラックは、社会人になった頃に買った、二十年モノなので、当時は17インチCRTとPC本体を設置していましたが、今や27インチ4Kディスプレイになり、ディスプレイだけでいっぱいに大きさ。ここに、更に古い30年もののSONYのアクティブスピーカー、BeSIDE DOGA SRS-D3を置いていました。しかしこれもだいぶ古いので、これを入れ替えることにして、トップの写真のように横置きに設置しました。

104-BT-Y3には専用スタンドはないため、100円ショップで代用できるものがないか探したところ、スマホスタンドが流用できそうと思って買ってきたところ、良い具合に横置き可能でした。

この商品、両サイドのネジを強く締めれば、その形状を維持できるので、写真のような状態にして横置きしました。オーディオ特性的にはアレかもしれませんが、とりあえずはこれで良いかな、と思っています。

これも専用品ではありませんが、流用するには良さそうです。

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気に入ったので、PCのスピーカとして、今後使っていきたいと思います。

ワタシはオーディオが趣味なので、これをメインスピーカーとするわけではありませんが、正直なところ、この音質なら一般用途としても十分良いものです。

以前、PC用として一時的にBOSEのアクティブスピーカーも入れたことがありましたが(現在は販売終了)、所詮はテスクトップ用のスピーカーで、音は人工的に感じてしまい、すぐに手放しました。
しかし、このJBL Professional 104-BT-Y3は間違いなくオーディオ用としても十分優れていますし、モニタースピーカーとして十分に使えるものです。ピュアオーディオ用としても遜色ないです。

先ごろONKYOの倒産が報じられましたが、既に家電売場でかつてのようにミニコンポが各メーカー勢ぞろいして売られている時代ではないです。が、イヤホンやヘッドフォンだけでなく、たまにスピーカーでも聴きたい、と言った使い方にはぴったりです。
そしてソースの良し悪しに気づき、ミキサーやUSB-DACが欲しくなることでしょう(笑

なお、エージングはそれなりに時間がかかりますね。本領を発揮するのは、2週間程度ガンガン鳴らし込んで、ようやく音の硬さがとれて、特に高音域のなり方がスムーズになった気がします。くれぐれも、音質の良い音源をお聴きください。(ハイレゾ音源だから音質の良い音源ではないことにご注意を)
また、小さなボリュームより、ある程度大きい音で鳴らすほうが、より真価を発揮するタイプですね。

スピーカーが当たった! JBL Professional 104-BT-Y3

3月に、Twitterでこんなキャンペーンがありました。

https://twitter.com/speaker_radio/status/1509364867043627017
現在はキャンペーンは終了しています

民放ラジオ99局”スピーカーでラジオを聴こう”のキャンペーンで、JBL Professionalのスピーカー、104-BT-Y3が当たるということで、応募したところ、見事当選しました!

そして5月頭に商品が届きました。

コンシューマー向けのJBLではなく業務用ブランドでの取扱製品

この商品は、アメリカのスピーカーブランドJBLの製品ですが、民生用のJBLではなく、業務用オーディオを取り扱うJBL Professionalブランドでの販売となっていて、実際、JBLの日本語のHPを見ても、この製品は掲載されていません。
国内では、業務用オーディオの販売代理店であるヒビノが取り扱っている商品となります。
しかしJBLって、ハーマンインターナショナルの取り扱いでしたが、そのハーマンインターナショナルは今や韓国SAMSUNGの傘下になっているのですね。

ともあれ、JBLのスピーカーは初めてです。ワクワクしますね! JBLといえば、昔からスタジオモニターシリーズが有名で、オーディオファンからも4312シリーズは愛されていますが、このスピーカースタジオモニターのサブモニタースピーカー、あるいはPCオーディオのモニタースピーカーとして使われることが想定されているようです。

一般的なRCA入力以外に、TRS(バランス対応フォーン)入力にも対応

ミキサーなどで使われる、バランス伝送対応のTRSフォーン入力があることからも、プロ用途にも使われることを想定している他、Bluetoothにも対応することで、一般ユーザーにも配慮されています。
いわば、プロ用途としても、ホーム用途としても、どちらにも対応できるということです。

入力系統が豊富な上に、ALLでは全入力をミキシングして再生可能

入力はBluetooth他、全面にあるAUX端子、背面のRCAピン、TRSフォーンの4系統もあり、さらにALLを選択すると、その4系統すべてをミキシングして再生が可能です。

片側に入力とコントロール、アンプを搭載し、もう片側はアンプからの出力を受けるだけのスピーカー、という構成です。

フルレンジユニットではなく、2WAY同軸(COAXIAL)構成

スピーカー自体は、一見よくあるフルレンジユニットと思いきや、ウーファー(低音域用)の中心にツィーター(高音域用)を配置している、いわゆる同軸タイプという凝った構成です。この値段のスピーカーでは珍しいですね。

取りあえずエージングがてら、iPadを繋いでAmazon Prime Musicを聴いています。
まだエージングは済んでいませんが、いかにもモニタースピーカらしい音です。余計な付帯音がなくストレートに鳴っている印象。空間を広げるようなサウンドではないので、音楽鑑賞というよりも、音の正確性を問うような聞き方になります。
こういう音は好き嫌いはありそうです。民生用オーディオは、多少なりとも個性を持たせて、音に広がりや残響を感じさせますが、このスピーカーはストレートに表現しますね。

音質はもう少しエージングしてから、改めて確認してみたいと思います。
あと、思ったより大きいので、PCスピーカーとするには設置場所など工夫しなければなりません。そのあたりも含めて、週末にセッティングをしてみようと思います。

【島崎酒造】東力士 純米吟醸生原酒 山田錦W酵母仕込 無濾過おりがすみ

GWに行ってきた、栃木県の島崎酒造で買ってきたお酒です。

【島崎酒造】東力士 純米吟醸生原酒 山田錦W酵母仕込 無濾過おりがすみ

ラベルにあるように、酒米の定番である「山田錦」を使っていますが、2種類の酵母を使ったW酵母仕込、というのが最大の特徴です。

【島崎酒造】東力士 純米吟醸生原酒 山田錦W酵母仕込 無濾過おりがすみ

山田錦を精米歩合55%とした純米吟醸ですが、酵母は2種類を使用しています。

M-310は、後述の小川酵母を突然変異させたもので、ラベルにある通り華やかな香りとまろやかな味わいが特徴ということです。小川酵母を開発した明利酒類の所在地である茨城県水戸市の水戸のM、310は水戸市の郵便番号から取ったものだそうです。

小川酵母は、いわゆる協会系10号とも言われている酵母で、明利酒類の元副社長だった小川博士が開発した酵母であることから、明利小川酵母、あるいは小川酵母と呼ばれているものです。ラベルにあるように、りんごや洋梨のような上品で穏やかな香り…だそうです。

その他のスペックとしては、アルコール度数17~18度、酸度1.4、日本酒度は-3となっています。

淡黄色で澱は案外少ない

開戦して注ぐと、上立ち香は確かに華やかな香りです。この手の華やか系のお酒は久々ですね。
冷酒でいただきましたが、口に含むと、たしかに洋梨を連想させるまろやかな甘味と酸味です。角がないですね。そして、華やかな乖離から連想させるほど、甘味も強くはなく、まろやかさが基調となっています。続いて果実らしい酸味を伴い、後味は少し辛さも出て、スーッと消えていく感じです。
上品な甘みですね。ぐっと前に出る感じではなく、ふんわりと洋梨の甘みが持続しつつ、辛さも程々にあるため、呑み飽きないです。
冷酒がおすすめのようですが、少し常温に近くなった辺りが、個人的にバランスが取れていると思いました。

生原酒なので、アルコール度数はわずかに高めですが、辛すぎず、とにかく上品さが際立ちました。
なかなかのお酒です。あまり時間はかけず、開栓後は早めのほうが良さそうです。数日経過後は辛さが前に出てきたので、バランスとしては、開栓直後から2,3日までが良さそうですね。

Amazonで買ったPeak Design アンカーリンクスAL-4の本物と偽物を比較してみた

先月、Amazonで買ったPeak DesignのアンカーリンクスAL-4が、流通経路や届いた商品が偽物の疑いを持っていたものの、それをそのままNikon D850に取り付けて撮影を行っていたところ、撮影中にアンカーの紐が抜けてしまうというハプニングが発生しました。

これ、取り付けて初日だったのですよね。レンズは少し重めのAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR(2,300g)だったのですが、カメラと合わせて4kg程度。ちょうど撮影の為カメラを構えた際に、ストラップが引っ張られて抜けてしまいました。
ツイートでは切れた!と書きましたが、よく見ると抜けているんですよ。
これをもって、やっぱり偽物だった、と確信するとともに、こんな怪しいものを、怪しいとわかっていながら使ってしまった反省を踏まえ、記事にまとめてみることにしました。
そして、今度こそ本物を、ということで、Amazonで「発売元:Amazon」となっているものを改めて購入しました。

注意!AmazonではマーケットプレイスとAmazon販売の商品が混在している

AmazonでPeak DesignアンカーリンクスAL-4を検索すると、2022年5月6日朝の時点では、このような表示となります。

Amazonでは販売元Amazonとマーケットプレイスの中で一番価格の安いショップが表示される

45%引き、というなかなかな値引きですが、Amazonの場合、Amazon自体が品を仕入れて販売する場合と、マーケットプレイスとして販売する場を提供し、実際にはAmazonではなくマーケットプレイスに出品した業者が販売する場合があります。
その中でも、マーケットプレイスの業者がAmazon倉庫に在庫を持っていて、そこから発送する場合と、マーケットプレイス業者が独自ルートで発送する場合があります。チャイナの業者で小物類なんかの販売は、直接中国から発送されるので、後者のケースとなりますね。
さて、上の赤枠に注目。この日は、「PD shop11」という業者表示されました。ちなみに私が買った業者は「ピークスペシャル」となっていて、購入時は”ピーク”だけ見て公式と誤認してポチってしまいましたが、発送に時間がかかるとか、よくよく考えると怪しいよね~と思いつつ、興味本位もあってそのままキャンセルせずにいました。

ちなみにAmazonや他のマーケットプレイスの業者も出品していました。

Amazonや他の業者の販売

販売元AmazonもPeak Designの正規販売店の1つですから、ここで購入すれば、正規品が届くはずですし、保証も受けられます。実際、銀一のHPっを見ると、Peak Designの日本国内正規取扱店としてAmazonも書かれています

ということで、今回はAmazon primeと表示のある発売元:Amazonとなっているものを再購入しました。

発売元:AmazonのPDアンカーリンクスが届いた

Amazonが販売するものなので、倉庫在庫があればすぐに発送されます。実際、4日に注文して5日には届きました。

箱の質感は、正直なところ大きく変わらないです。違いとしては、偽物は一番下が「TM and ® 2018 Peak Design」となっているのに対し、本物は「TM and ® 2020 Peak Design」となっているところでしょうか。
アンカーリンククスは、2018年6月にバージョンアップし、現在も販売している最新バージョンのV4となりましたが、このときのパッケージのままなのかな?
ご丁寧にシールも貼っていますが、これも貼っている位置が違うだけで、本物との見分けがつかないですね。

写真で比較する、本物と偽物のPDアンカーリンクス

アンカーの比較

まず偽物は、品者と比較して細くてコシがなくふにゃふにゃです。本物の方は、ワイヤーにダイニーマという超強力超高分子量ポリエチレン(UHMwPE) 繊維を使用しています。これは、細くとも束になることで、金属ワイヤーよりもずっと強度の高い材質です。引張強度も相当強く、本物のアンカーリンクスAL-4は、90kgもの耐荷重があります。これは、標準的な日本人成人男性がぶら下がったとしても切れないというものです。
写真左では、撮影中に抜けてしまったものと、帰ってきてから手で引っ張って抜けた偽物ですが、これはワイヤーの耐荷重以前に、構造的にワイヤーが刺さっているだけの粗悪品ということになります。

手で引っ張ったら簡単に抜けてしまった、移動中に抜けなくて本当に良かったね…

また、下の写真を見ると、本物はアンカーの表面に艶が多いですが、偽物は艶が少なめです。

本物は艶が多めでアンカーのワイヤーも太め

偽物のワイヤーをカットして断面を見てみました。

カラフルなワイヤーが中に入っているけど…

本物は、摩耗度合いがわかるように3層構造となっていて、それぞれに色がついていますが、この偽物はカラフルなワイヤーが中にはいっていて、ダイニーマというより、ただのナイロンワイヤに見えますね。もちろん、ナイロンも耐荷重性は高いものもありますが、いずれにしろ本物ではなさそうです。

ストラップ側(アンカーハウジング)も、よく見ると品物と偽物では違う

ストラップを取り付ける側、アンカーハウジングも比較してみました。

ぱっと見では違いが分かりづらいです。
しかしこちらは逆に写真で見るとよくわかりますね。
アンカーハウジングの中にある金属プレートの形状がまず違います。本物は、緩やかなアール(カーブ)がついていて、アンカーの付け外しがスムーズですが、本物は付け外しが固めです。偽物はプレートのアールが小さく滑らかではありません。光の反射具合で違いがわかりますね。

そして偽物はプラスチック部分のバリも出ています。
よくよく観察していくと、このアンカーハウジングの方が本物と偽物の違いがわかりやすいですね。

ただ、初めて買ったものが偽物だと、こんなものだなと思ってしまいますね。
自分の場合は、初めて買ったものがニコンダイレクトのオリジナルモデルのアンカーリンクスでしたので、これは正規品ですし、今回それを持っていたからこそ比較できたのが良かったですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ND オリジナル peak design アンカーリンクス AL-4
価格:3300円(税込、送料別) (2022/5/6時点)


正規品アンカーリンクスも古いバージョンはアンカーが細い

Peak Designの公式HPには、アンカーリンクスの各バージョンの比較が掲載されています。

これを見る限り、今回偽物、と思われるアンカーは、V3の回収品の横流しでは、という推測もできましたが、手で引っ張って簡単に抜けてしまう時点で、V3ですらないと判断しました。V3はワイヤー部分が細く、内部にダイニーマを使っているものの、摩耗により切れてしまうトラブルが発生したとのことです。それでも、実際にトラブルが発生したのは、17,000人に1人に割合だったそうなので、横流し品のV3だとしても、そんなに簡単に抜けてしまうことは考えられないです。

ということで、今回、Amazonのマーケットプレイスの中華業者「ピークスペシャル」で購入したものは偽物、と個人的に判断させていただきました。

機会があれば、引張試験機で本物と偽物のアンカーの引張強さ試験をしてみたいですね。

Amazon自体は正規代理店、問題は審査がゆるいマーケットプレイスにある

今回の問題は、【国内正規品】と書いているにも関わらず、価格が安いと言うだけで、検索をかけると一番はじめにマーケットプレイスのお店が発売元になってしまうことです。

元々Amazonは以前からマーケットプレイスの販売店での偽物商品が多く、トラブルになっています。
マーケットプレイス業者は数が多く、Amazonはあくまで販売する場を提供しているだけなのですが、発売元が違うだけで、正規品か偽物かが分かれて販売されているのは問題でしょう。
ただ、クレームを入れたところで、Amazonはどうせ対処しないでしょうし、マーケットプレイス業者も名前を変えてどんどん売っているので、いたちごっこです。

もう消費者としては、信用のあるお店で買うしかないかと思います。国内では、銀一がPeak Designの正規代理店となっていて、銀一から直接、または正規取扱店から買うしかありません。が、正規取扱店としては、Amazonも含まれています。Amazonには、ぜひ正規品は自社流通のみ取り扱かって欲しいところです。

【第一酒造】開華 純米吟醸 遠心分離 無濾過 生原酒

先日は開華のシルキーホワイトを紹介しましたが、今回は同じ遠心分離のにごりではないバージョンです。

【第一酒造】開華 純米吟醸 遠心分離 無濾過 生原酒

通常、酒を絞る際には、醪を布や袋に入れて酒粕と酒を分離させますが、遠心分離ではタンクに醪を詰めて、冷却密閉状態で高速回転させて、酒と酒数を分離させています。
醪から酒と酒粕を分離する方法は、様々な種類があり、一般的には布や袋に入れて圧力をかけて絞りますが、袋を吊った状態で自然に滴下させる方法もありますが、遠心分離は近年日本酒界でも少しずつ増えてきていますね。

【第一酒造】開華 純米吟醸 遠心分離 無濾過 生原酒

シルキーホワイトと同じ精米歩合55%ですが、アルコール度数は1度高い17度です。
酒米は瓶には書かれていませんが、日本名門酒会によれば、美山錦(長野)・五百万石(富山)とのことです。酵母は栃木酵母、となっています。調べると、この@「栃木酵母」もいくつか系統があるらしいですね。

ほぼ濁りのない淡黄色

上立ち香は華やか。口に含むと、メロンのような甘みと苦味を主体としています。そして、後にりっかりと辛さも押し寄せてきますね。シルキーホワイトと比較して、より洗練されて筋が通った味と言って良いかな? 自分はシルキーホワイトより好みです。遠心分離らしい、きれいな香りと味わいのあとに、しっかりと辛さがでて切れも良いです。最初のアタックはメロンなのに、その後辛さが出て、後味もスッキリという一連の流れがスムーズです。
日本酒初心者にはちょっと辛いかもしれません。このお酒も寝かせるより早めに飲んだほうが良さそうです。2日目は辛さが増してきました。

遠心分離シリーズ、なかなか面白いですね。今回飲んだ開華の遠心分離、2本とも割りと辛さがありましたが、日本酒度的には-2のようです(日本名門酒会のHPによれば)。少し購入から時間がたっての開栓(もちろん冷蔵)でしたが、このお酒は出来たてで飲んだほうが良いかも? 時間がたつにつれ辛さが増すので、恐らく本領発揮は出来たてですね。次は買ったら早めに飲みたいです。

偽物?旧版? Peak Design アンカーリンクスAL-4を再び買ってみたが…

以前、Nikon Directオリジナルカラー(標準が赤の対してイエローになっている)のPeak DesignのアンカーリンクスAL-4を購入しました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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価格:3300円(税込、送料別) (2022/4/27時点)


これが、カメラバッグに入れて運ぶ際に、ストラップを外せてかさばらないのが気に入って、今度はAmazonで買ってみました。

なんだか安くなっていて、3月末に注文しましたが、中国国内で滞留していたようで、予定より少し遅れて、先日到着しました。
しかし疑念が…

お前、配送元がおかしいぜ

配送元、Fromは「XIONGWEN WEN」と、どう見てもチャイニーズの個人名。検索すると、あちらの俳優さんの名前がヒットしました。
電話番号「8618928943683」を検索すると、そもそもPeak Designとは関係のない商品が届いているっぽい。

住所はここでした。

ようわからん…

でもって商品も疑念が。

なんだかちょっと雑な気がします。ただ、比較しないと、こんなものかー、という感じです。
ただ、バリがあったりと疑念はあります。

v4と書かれているが、左のNikon Direct正規品とアンカーの太さと質感が違う

最大の疑念は、アンカーの太さが明らかに違うこと、質感も違うことです。
曲げてみても、Nikon Directで買った正規品は太くてコシがありますが、Amazonで買ったものはコシがあまりなく、少し細い。これは手で触ると明らかに違いがわかります。
パッケージには、最新版のv4と書かれていますが、たとえ正規品でもv3以前の商品ではないかと思います。

Amazonでは今も割引販売されていますが、正規品を買うなら、Amazon以外が無難ですね。そして値引き品は怪しいということです。


※2022年5月5日追記:疑念は見事に悪い方向に当たりました

この件は、別途まとめて記事にしたいと思います。→偽物と判定し、記事にしました

ベランダの新芽

や~っと、やっと本日から外出可能になります。出勤できます。
コロナに感染した息子は、元気ですが今週いっぱいは保育園に行けず、妻も仕事に行けず。自分だけ取りあえず先に解禁となりました。

週末に撮ったベランダの新芽たち。

昔もらった花の種を植えてみたら、1つだけ芽が生えてきました。何の花かはわからない、そもそも花の芽かもわからない。取りあえず育ててみましょう。
もう3年目?の五色唐辛子、南国の暖かい場所の生物なので、東京とは言え外で冬は越せない…はずですが、枯れてもまた復活。葉っぱが出てきました。こいつの種から分家した五色唐辛子は冬に枯れましたが、こいつは結構強いようです。

ネギ坊主が出来てしまったネギ、妻によって鉢に刺されていましたが、あえなく撃沈。そら育たないよね…

【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

2月末にお取り寄せしたお酒です。なかなか栃木、しかも佐野方面には行けないので、お取り寄せしてみました。ちょうど2本程度買えば送料がかからないというのもありまして。
栃木県で一番歴史の古い第一酒造のお酒です。

【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

通常のにごり酒ではなく、遠心分離により酒と酒粕を分離した「最高の上槽システム」だそうです。

【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

加水を一切しない生原酒ながら、アルコール度数は16度と平均的。
ラベルにはありませんが、日本名門酒会によれば、酒米は美山錦(長野)と五百万石(富山)を精米歩合55%で使用、酵母は栃木酵母、とだけ書かれていますが、栃木県で培養した酵母ですかね?
日本酒度は-2。確かにこれだけ濁っていますしね。キメの細かい濁りです。

シルキーホワイトにふさわしい、澱が細かい濁り

上立ち香は華やかで甘そう。澱はゆっくりと混ぜましたが、かなり多めですね。
開栓時にわずかにガス感あり。冷酒で口に含むと、青りんご系の酸味と甘味~からの苦味と辛さが! 妻も飲んだら「甘いと見せかけて辛い」なんて言っているので、確かに口に含んだ直後のシルキーさはあるけど、思いのほか辛さも来ますね。
割りと甘いからの辛い・苦味がスピード感を持ってやってきます。これは購入後少し置いてしまったからかしら? 冷蔵庫で1ヶ月ほど寝かせてしまったけど、多分本来の狙いはもう少し甘みが継続するはず。

そして2日経過すると、結構辛さが強くなりました。開栓後は早めに飲んだほうが良さそうです。このお酒本来のシルキーさよりも辛さが立ってしまいます。
これはあまり寝かせちゃいけない系でしたね。最近火入れ酒もよく飲むし、何なら古酒も飲むので、寝かせる、というのが当たり前になっていましたが、これはお酒によりますね。