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【百里基地】百里基地航空祭 2024/12/8の記録 その3

いよいよ午後のF-2戦闘機によるAGG(空対地射爆撃)です。

去年一昨年の成功体験を引きずってしまい、撮影ポイントとレンズの選択を少々誤ってしまいました…。
パッカーンは850mm(ロクヨン+x1.4テレコン)では近すぎてはみ出した。
去年はAGGと言いつつ2機揃っての8の字機動も見せてくれましたが、今年はそういうのがなかったですね。

全体的に午前の機動飛行と比べると、やや消化不良な撮影となってしまいました。でも、この1週間トータルでは色々撮れたのは良かったです、ということにします。

そして帰投は場所を移動して撮影してきました。
ゲスト機が帰っていきます。もう少しで退役のAH-1Sコブラ、後継機が決まったT-7練習機。T-7なんて、元を辿ればT-34メンターを改良し国産化したT-3を経てさらにそれを改良したのがT-7ですから、もうこれ以上の発展の余地がない機体なんですよね。まだしばらく飛ぶでしょうけど、こういう機会を見つけて撮っておかないとです。

小松基地のスペマF-15Jは格納庫へ。これらの機体は翌日月曜日に帰投しました。
久しぶりに見たタイガーエアに続き、オスプレイも帰投します。事故があったので来るかどうか心配でしたが、操縦ミスによるものとのことで、飛行再開できてよかったですね。夕日に照らされ一番エモく撮れました。

最後に帰投したのはC-130Hでしたが、これは帰りに寄ったそららから拝むことが出来ました。

これで2024年のイベントも締めとなりますね。今年は移動機材として自転車を更新したりしましたが、今回の百里基地航空祭でその課題も見えたので、自転車はアクセサリ類をまた購入したいな。カメラは…もういいや今ので理想の体制ですし。でも重たいレンズ、ロクヨンは軽くしたいな…、そんな事を考えながら締めとします。

【百里基地】百里基地航空祭 2024/12/8の記録 その2

306SQの機動があまりに良く食われ気味な3SQですが、これは基地内でうまく撮れるような機動展示でしたね。

上がりからいきなり近い!

どうしても機体がF-15Jより小さいため、少し迫力に欠ける分は、近さでカバーですね。レンズはAF-S 600mm f/4Gにx1.4テレコンで850mm相当。近くてはみ出す場面も。でもそれが良かったな。

ハイレート、ギア出し状態からのアフターバーナー、AGGの機動も

空気が乾燥する季節ゆえ、ヴェイパーがあまり出ないのだけが残念。それでも出るときは出るので、そこ狙いですね。

こうして観ると、F-15Jより小さい機体だけに、軽快さは際立ちますね。F-15が双発機のパワーで押し切るなら、F-2は軽量単発機らしい軽快な機動ですね。
機動飛行はフォーメーションはありませんが、これはこれでなかなか良かったな。

筑波山をバックに。お疲れ様でした。

午前最後はブルーインパルス。これ目当ての人も多いですが、自分はブルーインパルスの撮影はお気軽に。演目も何度も見ているものですからね。

最後は失敗した(笑)
ということで午前終了。午後に備えます。

続く…

【百里基地】百里基地航空祭 2024/12/8の記録 その1

航空祭本番当日です。この1年のために働いていたと言っても過言ではないです(笑) 色々準備してきましたから。

可愛いお目々のヘリコプター、もう数年内には退役が見込まれているE-2Cの461号機は今や希少な4枚翅ペラ機です。

今年は地対空ミサイルの展示もレーダーをグルグル回転させて気合が入っていますね。偵察飛行にF-2が上がります。筑波山も映えて、気持ちの良い晴れですね。その代わり寒い! 今年はワークマンで買った防寒パンツで挑みましたが、買って正解でしたね。足元の冷えがかなり軽減されました。

そしてまずは経過飛行展示です。
百里基地所属の3SQのF-2戦闘機とT-4練習機、百里救難隊のUH-60JとU-125Aが上がります。

F-2戦闘機も上がり、まずはフォーメーション。

続いてゲスト機、小松基地所属の306SQのF-15Jの機動展示です。
2機ともスペシャルマーキング(スペマ)機体ですね。エアブレーキ展開してのパフォーマンスもF-15Jならではですね。

予行でも素晴らしい機動で、主役の座を持っていくくらいの勢いでしたから、期待できそうです。
はい、期待通りでした!

すごかった! アフターバーナー全開で旋回、ハイレート、圧巻でした!

続いて救難の展示です。U-125Aも将来無人機に転換するため、こうしたUH-60Jとのコラボも後数年でしょうか? 代替機の無人機はまだ具体的に機種は決まっていません。海上自衛隊はシーガーディアンを導入決定し、P-1哨戒機の調達数を減らすことになりそうですが、空自のU-125Aの代替はどうなるのか…

さて、ここまででお腹いっぱいですが、この後はF-2戦闘機の機動展示です。その写真はまた。

 【百里基地】百里基地航空祭予行 2024/12/7の記録

土日2日間に渡って参戦した百里基地航空祭の記録です。まずは土曜日の予行を。

立ち位置、ちょっと失敗かなぁ…

3SQは去年よく撮れただけに、ちょっと今年は失敗だったなぁ。
600mmレンズにx1.4テレコン着けるか着けないか。Z 8に180-600mmもあるので、テレコンは基本つけっぱなしとしましたが、やはりなるべくなら単焦点で撮りたい。
でもこれが今回ちょっと失敗だったかな…。

そしてゲスト機の小松基地306SQのF-15Jの機動飛行、これがまた良かったんですわ。

ちょうど距離的に600mm + x1.4テレコンがピタリとハマりましたね。やはり機体の大きいF-15Jは映えるんですよね。

続いてF-2の機動飛行。

F-2、難しいですね~。今年は2機重なっての機動が少なめ。朝は寒いけど日中は割と気温が上がるので、低めに飛ぶと陽炎が目立つ。うーん。

F-2の機動飛行、続いてAGG(対地射爆:Air to Grand Gunnery…もちろん実際に爆撃はしませんよ)、予行ではAGGも午前中で、午後にブルーインパルスでしたが、翌日本番ではブルーインパルスが午前、AGGが午後とあって、この日しか撮れない午前のAGG、今回は立ち位置の関係でやっぱり遠かったな。

この場所は遠かったな~。裏を返すと、基地内では良い感じの近さで見られたと思います。

鬼トリミングでこんな感じ

そんなこんなで予行(事前訓練)は終了。
それでも、まずまず撮れたかな、とは思いました。移動に使った新車の自転車も楽で、これは今後の撮影に欠かせないなと思いましたね。
カメラバッグをリアキャリアに着けたら、固定ゴム紐の付け方を間違えてタイヤに剃ってしまって、紐が切れてバッグ脱落しまうハプニングも有りましたが、これは自分の不注意だった(幸いレンズは入れていない空バッグだったので、落ちたけど被害はなし)ので、これも反省点かな。

午後はブルーインパルスでしたが、遠くから眺めてスマホでパチリ。

午後のブルーインパルスは遠くからスマホで

電線入ってるな(笑)。Photoshopで消せるけど、まあいいか。ってことでこの日の撮影は終了。
この後は遅めの昼食をとり、銭湯で一休みして翌日に挑みました。茨城の夜はやっぱり寒かったね。車中泊寝袋、気温3℃まで対応の寝袋でも、夜は氷点下近くになったのでやっぱり寒かったな。来年は電気毛布、もしくはどこかにちゃんと泊まろうかなと思いました。

【百里基地】24/12/2の記録 その3

この時期は日が短いですから、15時も過ぎると夕陽になってきました。早いなぁ、と思いつつ、3SQが再び動き出します。
ローカルの訓練なのか、航空祭向けなのか? 航空祭はこの時間はもう終わっているので、時間的にはもうやらんのかなと思いつつ、ちょっと期待しちゃいます。

先にT-4が上がりましたが、F-2戦闘機は待機。どうやらSKYMARKが先に上がるようです。

F-2戦闘機の1機が珍しくR/W03のL/Rの間で待機。そこにSKYMARKが来たけど、小回りがきくB737なので、眼の前でクルンとターンして上がっていきました。

F-2戦闘機はスペマ機を含む6機が待機。

夕陽に映えるF-2戦闘機が上がっていきます。
そして、やっぱりローカルの訓練ではなかった! 航空祭に向けての訓練ですね。フォーメーションにAGGとこなしていきます。
ああここまでやるなら、撮影場所ここじゃないほうが良かったか? まあ、それは本番にとっておきましょう。ここでしか撮れないものもあるということで。

パッカーンは真横で撮りたいな~。この時間のフライト、普段ローカルでこんな機動やらないので、もう心のなかではプチ航空祭、しかもこの夕陽に映える時間帯です。

終わりと思わせつつ、タッチアンドゴーで再び上がります。

いやぁこの時間、ホント絵になりますね。フォーメーションは4機、残りの2機は別行動でした。

せっかく夕方のこの時間、実はこの明るさでの戦闘機撮影は久しぶりの撮影、かつちょっと暗い望遠ズームのZ 180-600mmでは初めてなので、流し撮りで遊んでみました。

と言っても自分ができるのは1/125秒。腕の立つ方は1/30秒とかで流すんだからすごいですね。それでも何枚かはうまくいきました。
そして、本当に真っ暗にならない限り、開放f6.3のレンズでも、割とちゃんとAFが使えて迷うこともありませんでしたね。
Nikon Z 9もZ 8も、正直カタログスペックほど暗所AFが強いとは思えず、そこはまだD6とかD850クラスの一眼レフのほうが有利と思っていますが、食いついていればZ 8とかでも外すことはなかったですね。
ミラーレスの像面位相差AFは、フォーカス大外しからの復帰は苦手なようですが、そうでなければむしろコントラストAFも併用して食いつきは良いようです。

ってことでこの日の撮影は終了。満足の行く撮影ができた1日でした。
これは本番も楽しみですね~

【百里基地】24/12/2の記録 その2

午前中にまさかのゲスト機の306SQがぶちかましてくれて、オイオイ百里基地所属3SQどうするんだよ(笑)と思っていましたが、寝起きが遅いだけでやってくれました。
ってのは冗談ですが、午前は元々306SQの機動飛行訓練枠だったってことでしょうね。

12時半、3SQ上がりました!
が、気温もぐっと上昇して、この上がりは陽炎の影響がひどい! ホント解像しないんですよ。これが望遠撮影の難しさ、温度の影響がモロに出ますね。

ってことで絵はボヤボヤですが、これはあくまで記録なんで…。6機上がりました。

そして、ちょっと失敗したなぁ。このとき600mm単焦点しか持ってきていなかった…。
フォーメーションが始まったんですよ。しかも近くだったので、600mmにテレコン。当然はみ出します。
2回目はテレコン外しましたがやっぱりはみ出した…。180-600mm、車に置いてきちゃったん出すよねこのとき。

まあ、あくまで予行ですから、本番に備えられたと考えましょう。

ってことで3SQ降りてきました。この日の予報は晴れだったのですが、この3SQの上がり以降から雲が多くなって、全機降りたあとに晴れ間が戻るという、航空祭あるあるがローカルで再現された形。
本番当日の予報も雨はないけれど、サイトによっては晴れ時々曇りで、曇りが被らなければなぁと思います。ただ適度に雲が合ったほうがアクセントにはなるんですけどね。

そして午前中大暴れした306SQのF-15Jが再び上がりました。このままお帰りだったようです。

背景は青空だけど、まだ太陽が雲に隠れてこんな光線状態。ただこのおかげで陽炎の影響がなくなって写真は解像しているという皮肉。
写真は一期一会なので、そんな時もあるさってことで。しかしA/B炊きまくりだたなぁ306SQ(^^)

ってことで、今日はこれで終わりなのかなぁと思っていたら、3SQの機体のアンチコリジョンランプが再び光りだしました。お、ちょっと日が落ちてきたけど、これは楽しみだ!

続く…

【百里基地】24/6/19の記録

前回のブログの通り、6月19日に百里基地に行ってきました。
私は”たまたま”、この日に休み取れて、なおかつ晴れている、というだけで来たわけですが、早朝、まだ格納庫はシャッターも降りて動きなし。
最悪、ノーフラ、という心配もあったものの、取り敢えず”待ち”の体制。ただ、状況の把握をしたく、あえて逆光となるポジションにいましたが、ボケっとしていて先ず初陣の編隊飛行が撮れず。
そう、石川県小松基地所属の第306飛行隊(以下306SQ)のお出ましです。よく見ると同じ小松の第303飛行隊(以下303SQ)も。

朝ですがメラメラなので、画質はイマイチです。そしてお出まし第2陣。

第2陣もこのポジションからでは逆光だからこうなるよね、という絵しか撮れず。でもこの場所だから見られる光景でもありますね。6月とは言えもう気温も高いので、タッチダウンの写真は陽炎の影響、もろに出ています。もちろん承知の上ですが。

この日の天気予報では、10時頃を境に風向きが真逆になるため、ランチェン(ランウェイチェンジ=滑走路変更)を見越して移動したのですが…。

三沢ヘリコプター空輸隊のCH-47J(LR)と陸自のUH-1Jが。この日は外来機が多かったですね

この後午前中、百里基地所属の3SQのF-2も上がらず。
仕方ないので早めにそららでお買い物&昼食調達。午後に賭けました。

そして午後、やっと1stで3SQのF-2が上がりました。
午後には天気予報通り風向きが変わり、ランチェンしていました。

あ、入間基地のチェッカーのT-4も上がりましたね。午前中来ていましたが、やっぱりこの日は外来機が多かった。

しばらくして1stで上がったF-2が戻ってきました。県警のヘリは救助訓練中。

そして動き出す303&306SQのイーグル。まず初陣が4機上がりました。


第2陣のイーグルがR/W21Lでテイクオフ待ちのさなか、先に上がった3SQのF-2が下りてきました。

うーん、この日はベイパーはあまり曳かないな~。
R/W21Lはイーグルがいるので、降りたのがR/W21Rだ! 久しぶりの手前降りです。

その最中にR/W21Lでイーグルが上がります。

イーグルは機体が大きいだけに、600mm真横だと少しはみ出しますね。降りるF-2に上がるイーグル、忙しい!

F-2は久しぶりのウエスト降りでした。近いっていいね!

その後しばらくして、もう1機F-2が降りてきましたが…

まさかの8SQのF-2A (83-8546)

なんとパンサーの第8飛行隊のマーク! 築城基地所属の機体が何故か1機だけ。何ででしょうね?

そしてF-15が戻ってきました。

その最中に入間の外来機のT-400が上がります。新人パイロットの訓練でしょうね。

T-400 (51-5058)

第2陣も帰投します。

この日はこの1回のみだったかな? その後イーグルは格納庫に入れられていました。

ということで、久しぶりのイーグルを見られましたね。かつて百里基地所属だったイーグルを運用する305SQは2016年に宮崎県新田原基地に移動して、関東では航空祭やこうした時々の訓練でしかお目にかかれなくなりました。
イーグルの初期型のPre-MSIP機がF-35Aに入れ替わるのはまだ先なので、まだまだ数の上では主力戦闘ですが、初期型はファントムの末期の機体とあまり機齢は変わらないため、如何に頑丈な機体とは言え、かなり老朽化しているはず。引退までに初期型は特に撮っておきたいですね。

【百里基地】24/2/7の記録2

百里基地の日米共同訓練、2ndは写真を撮らずゆっくり眺めつつ、3rdに挑みます。
午後の風向きが北風から南風に代わる予報が出ていましたが、午後は珍しくほぼ無風状態。ランチェン(滑走路変更)があるかどうかでワンチャン賭けるか否か、で移動いたものの、やっぱりランチェンなさそうだったので、また移動。

まずは転がりを撮り…

途中陸自のUH-1Jヘリも来ましたが…

こうしてF-2とF-16が並ぶと、2機種の似ている部分とそうでない部分、よくわかりますね。
やはりF-2のほうが一回り大きい。
去年の百里基地航空祭は、悪天候諸々で来る予定だったF-16はキャンセルとなりましたが、やっと見ることが出来ました。

F-2と比較して、F-16はさすが米軍、電子装備やレーダー、兵装など順次アップデートされていますが、F-2は国産機だけに、その当たりのアップデートが遅いのが難点、なのかな? いいところ悪いところ、色々あるみたいですね。

またまたフォーメーション!

そしてランディング。
久しぶりに流し撮りしたら、やっぱり5kgもある重いレンズはつらい…。テレコン着けないで流し撮りなら、どうせ絞りは絞られるので、Z 180-600mmの方が良いかもしれません。
が、やっぱりピシッとはまった時の単焦点ロクヨンレンズの良さは、代えがたいものがあって悩みますね。

更に残りの機体もフォーメーションで進入からのランディング

この日の訓練はこれにて終了でした。

最後のT-4は流さずビシッと

帰りに、百里基地帰りのルーチンワークになりつつあるいつもの酒屋で酒を調達して(すぐ近くで焼鳥も調達)帰宅しましたとさ。
おしまい。

【百里基地】24/2/7の記録1

米軍再編に係る訓練移転(日米共同訓練)、ということで、三沢基地のアメリカ空軍第14戦闘飛行隊が百里基地に展開しています。
今回は行けないかなぁと思っていましたが、仕事が落ち着いたので休みを取って行ってきました。
先日の雪で雪レフを期待しましたが、前日には雨で解けてしまいました。ただそのせいで早朝は道路がブラックアイスバーン。こちらはスタッドレスのBLIZZAK VRX3を履いていたので、しっかりと食いつきました。さすがBLIZZAK、3年目もしっかり効きます。
早朝展開される方はどうぞ路面状況に気をつけてください。濡れていると思ったら凍結しているのがブラックアイスバーン。滑っている車も見かけました。

やっと撮れたF-16、Yamaroはどうも今までF-16と縁がなく、実はあまり飛んでいるF-16は撮ったことがなかったのですが、やっと撮れました。
F-2戦闘機のベースとなった機体だけに、百里基地の3SQのF-2との訓練は似た者同士?で行えますね。元々3SQは2020年3月まで三沢基地だったので、お互いよく知っているかと思います。

F-16の上がりはだいぶ低かったな、1stでは撮影ポイントの手前で捻りました。あーこれは自衛隊機と違う感じだな~。ということでチョイ移動。

残念、このあとのF-16は捻りなしのストレート。F-2のほうが捻ったか~。

ちょいと移動。フォーメーションを撮影できました。でもちょっと遠いね。そしてここでのフォーメーション撮影は、去年のインド空軍でもそうでしたが、解像度が出ないんですよね…

フォーメーションは記録程度。トリミングしていますし、遠方で解像度が出ないのが残念。とはいえ、これを見られたので満足です。最後のF16とF-2の混合フォーメーションは、この撮影場所ではあまり重ならず残念。

どこで撮ればいいか、難しいですね。この辺りも開発が進みつつありますし。
2ndは撮らず、午後の3rdに挑みました。続く…

【23/12/17の記録】百里基地航空祭2023 その3

百里基地航空祭の午後。第3飛行隊(3SQ)のF-2機動飛行。これが一番の楽しみでした。
レンズは迷った挙げ句、AF-S 600mm f/4Gに1.4倍テレコン、TC-14EIIIを取り付けました。安牌で、引きで600mmでも良かったのですが、今回は攻めで。
なお、機動の内容については、近年こうして事前解説してくれるのは有り難いです。

午後の機動飛行の解説

結果としては、反省点はあれど、ぶっつけ本番でしたが、これで良かった!

とにかく近い!近いけど遠い。相手はアフターバーナー全開で機動するので、近いと思ったらあっという間に離れる。5kgを超える重たいレンズ、AF-S 600mm f/4Gを振り回す腕がどんどんダルくなる。
ナイフエッジでなくサムライソードというのがまたいい名称ね。
月と絡めて撮れたのが良かった! バッチリ決まりました。残念なのは、その光線状態では半逆光だったということ。それでもきちんとフレームに収まったので良しとします。

再び月と絡めた直後に太陽(笑) あまりカメラのセンサには良くないけど、一瞬なので。旋回するので、光線状態がコロコロ変わります。なので様々な表情が出ますね。
この日惜しかったのが、前日雨だったにも関わらずこの日は風が強くて(西風風速10m/s以上)、湿気のある空気が風で流れて乾燥していたんでしょうね。F-2でよく見られる主翼の付け根から出るヴェイパーがほとんど発生しなかったことですね。

AF-S 600mm f/4Gは、何故かテレコンをつけたほうが周辺減光が目立ちますね。このレンズはZマウントを含めると2世代前と古いので、画質は良いけどこうした点に設計のふるさを感じます。

さていよいよ演目も佳境へ。
ハイレートからの…ものすごい急角度で進入! これはトリミングしているので近く見えますが、ハッキリ言って午前のAGGとは比較にならないくらい進入角度がエグかった!

もうこのツッコミは…ビックリですわ。F-16ベースの機体を更にやや拡大したF-2の機動性の良さを存分に発揮したのではないでしょうか?
そして最後のパッカーンことコンバットブレイクは、近すぎて850mm(600mm+テレコン)では画角からはみ出してしまったけど、順光で撮れたので満足です。去年の航空祭では午前晴れていたのに、午後の機動飛行だけ雲が出てしまって光線状態だけが残念だっただけに、2023年は見事、天気が挽回してくれて、満足度の高い演目が見られました。

NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sだったら、内蔵テレコンを切り替えられて便利だし軽いし最高な画質だよなぁと妄想しつつ、850mmだけで撮れ高もよく、本当に良かったです。

これで年内の航空祭は終了。大イベントをほぼほぼ満足行く撮影ができて、感謝感謝です!