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【富久千代酒造】鍋島 隠し酒 純米吟醸(裏鍋島)

通称「裏鍋島」とも呼ばれる、この時期限定のお酒。実は行きつけの居酒屋ではよく出ていたので、自身で買ったのはこれが初めてだったりします。

【富久千代酒造】鍋島 隠し酒 純米吟醸(裏鍋島)

ご覧の通り、ラベルの「鍋島」が鏡文字になっていて、これが別名「裏鍋島」と呼ばれる所以です。

酒を絞る際の「あらばしり」(絞り始め)と「せめ」(絞り終わり)をブレンドした生酒です。

これの前に、芳醇な「榮光冨士 純米大吟醸 森のくまさん 熊太郎」を飲んでいたせいか、裏鍋島は相対的にスッキリした印象。

とはいえ、客観的には、まず口に含んだときの米の甘みと芳醇さはやや強め。ですが、その後サッと引いていきます。
最近Amazon Primeビデオで見ている「石ちゃんのSAKE旅」での石塚の発言「お見いっきり殴られて振り返ったらもういない」じゃないですけど、本当に気持ちよくすっと引いていきます。

【富久千代酒造】鍋島 隠し酒 純米吟醸(裏鍋島)

傾いちゃったw

精米歩合は50%ですが、それにしては芳醇なのも、あらばしりとせめンのブレンドだからか?

開栓初日は甘みのほうが立っていましたが、詰めたての生酒、2,3日すると、甘さと供に辛さと苦味も出てきました。口に含んだときの濃厚な果実感と弱めの酸味→グッと来る辛さ→スーッと引く。
面白いお酒ですね。これは一升瓶で飲みたかったな。生酒ならではの、味の変化を楽しみたい向きにぴったりです。