我が家でよく買う桃色の日本酒と言えば、群馬の松屋酒造の流輝(るか)ですが、こちらも群馬のお酒、龍神酒造の「尾瀬の雪どけ」の桃色にごりです。
群馬の酒蔵は桃色がお好き? 赤色酵母を使うことにより、桃色のお酒になる不思議。お米しか使っていないのに、こんな色になるのだから、お酒って本当に不思議ですね。
そして写真でわかるように、瓶の底に澱が堆積しています。これはすごいぞ。
酒米は非公開ですが、精米歩合は50%の純米大吟醸。アルコール度数はわずか10%で、これも松屋酒造の流輝のももいろと同じくらいですね。
吹き出し注意のお酒で、蓋もガス抜きア穴があるタイプです。寄って横倒し厳禁です。
冷やした状態で慎重に開栓。吹き出しはありませんでした。ガス抜き穴があるから、この点は安心です。
少し澱をまぜて注ぐと、シュワシュワ感が少しありますね。上立ち香は爽やかな柑橘系。口に含むと、おお、桃です。味も桃ジュースに近い!
でもアルコール度数10%と日本酒としては低いのですが、それなりにどっしり缶もあるのが不思議。甘味と酸味に続いて苦味も適度にあるので、最初桃ジュースと思いきや、あとから日本酒だ~、となるお酒です。
そしてスイスイ飲める系なので、少し暖かくなってきた春にピッタリのお酒ですね。関東はお花見が終わってしまいましたが、これからの東北や北海道で花見酒として飲むのも良さそうです。飲みやすいのでおすすめですよ!
通勤で使う駅の蕎麦屋さんなんですが、日本酒も充実していて、以前はたまに行っていたお店だんですが…COVID-19で最近行っていませんでした。
そこが日本酒もテイクアウトできると聞いて、仕事帰りに調達。
夏酒の季節ですね。この時期は青い瓶が増えますね。日本酒は夏に売上が落ちると言われていて、各社とも夏酒はすっきりさっぱりな味で出して来ています。
さて、テイクアウト、たまたま空になっていた水筒があったので、ゆすいで入れてもらいました。保温性はバッチリですが、お茶の味が移らないかちょっと心配でしたが、杞憂でした。
ただ、水筒からダイレクトに飲むのは、やっぱり香りも分かりづらいし雰囲気も出ないので、お猪口に移しましたが。
夏酒らしい、本当に爽やかで口当たりが良いです。若いリンゴを思わせる、とラベルにある通り、さっぱりとした甘さと、後味に引く酸味、そして最後はスパッと切れます。いやいや、夏酒は、ともすればさっぱりし過ぎとか、中途半端な味のものも割とあったりしますが、これは爽やかでバランスが良く、後味もスッキリしていて、理想的な夏酒ですね。
ぜひ瓶で買いたいですね。
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