息子の卒園祝い? いつもの小料理屋へ

息子6歳、小料理屋の穴子の天ぷらが大のお気に入り(笑

ということで、普通の子供はファミレスに行くのが楽しみと思いますが、小料理屋の穴子の天ぷらが好きな息子の卒園祝いということで、家族で行ってきました。

お通しからして美味いのですよね。
息子は待望の穴子の天ぷらと天丼、娘はお茶漬け、妻は蛍いかのごま油漬けがお気に入りでした。
Yamaroは最後に食べた鰯とガリの海苔巻きが絶品で美味しかったですね。

たまの贅沢も良いですね。

【本坊酒造・マルス山梨ワイナリー】MARS -NEO- 穂坂マスカット・ベリー A “甕” 2021(赤)

年始の山梨撮影ツアーの帰りに買ってきたワイン、そろそろ飲もうと思って開けました。

【本坊酒造・マルス山梨ワイナリー】MARS -NEO- 穂坂マスカット・ベリー A “甕” 2021(赤)

前回は白ワインの濁り版でしたが、今回は赤ワインの濁りです。色味は通常の赤ワインよりも少し薄く、そこに濁りが入っている、と言った感じですね。

【本坊酒造・マルス山梨ワイナリー】MARS -NEO- 穂坂マスカット・ベリー A “甕” 2021(赤)

前回飲んだ白と同様、甕(かめ)で醸し、天然酵母による発酵、無濾過で瓶詰めと、この辺りは日本酒の生酛造り無濾過に通じるものがありますね。米とぶどう、現状は違えど行き着く所は同じ、というのが面白いです。
澱がらみの日本酒は好きですが、ワインの澱がらみはなかなか見かけないですからね、まあ私はワインは詳しくないので、実際はあるところにはあるのかな?

澱がらみなので普通の赤ワインより透明度は低い

ワイングラスではなく、モロゾフのプリンのグラス(笑)に注ぎました。
上立ち香は、まずとてもフレッシュな感覚です。重厚な赤ワインと真逆で、酸味が若々しく、そして瑞々しく飲みやすいです。まずは酸味が主体となり、その後にぶどうの渋み、そして爽やかな甘味と続きます。
個人的にワインは赤よりも白が好きなのですが、このワインはその中庸を行く感じでしょうか。無濾過なのに、重厚感よりも軽快さがあるのは、若いワインだからかな?

普通の赤ワインとは一味違うアプローチです。個性的ですね。もう購入はできないようですが、また山梨に行ったら、マルス穂坂ワイナリーに行ってみたいと思います。

カムリの国内販売終了 アコードはどうなる?

久しぶりに車ネタ。

トヨタ・カムリが日本国内での販売を終了するという記事

10代目トヨタ・カムリ


カムリと言えば、昔から日本よりもアメリカで売れているセダンですね。初代モデルはセリカのセダン版として、カリーナの姉妹車的な扱いで、販売期間も2年と短かったわけですが、2代目以降はFF化され、このモデルの印象は結構強いですね。それでも、ずっとFRだったマークIIのほうが日本では売れていましたが、カムリはFF化したことで、室内空間がマークIIより広く、これが体格の大きいアメリカにマッチしたのでしょうね。

ちなみにアメリカでは、2022年上期で最も売れたセダンがカムリだそうです。(販売ランキング5位、セダンとしてはトップ)

2代目トヨタ・カムリ

日本ではどうしてもマークII三兄弟(マークII・チェイサー・クレスタ)に勝てず、3代目以降はどんどん印象が薄くなっていった感じがあります。
ただ、現行の10代目は、国内向けとしては、マークXが販売終了することもあってか、かなりアグレッシブなイメージで登場しました。何となく、ギラついたオヤジが乗っている印象です。
TRD仕様の覆面パトカーとしても導入されていて、スポーティな印象が有りますね。
ただ、日本ではセダン需要が大幅に低迷し、クラウンですら現行モデルはSUVが先行販売され、セダンは後回しになっています。
執筆時点でのトヨタのセダンラインアップは、カローラ・カローラアクシオ・プリウス・カムリ・センチュリー・MIRAIとかつてに比べると大幅に減っています。カムリが消えると、5モデルだけになりますが、クラウンのセダンが販売予定となっています。

Yamaroもかつて乗っていたホンダ・アコードは?

アメリカでは、カムリと人気を二分するのが、ホンダ・アコードです。
Yamaroは6代目のCF4 SIRと、7代目のCL7 ユーロRに乗っていました。DOHC-VTEC、楽しかったな~。

11代目アコード(2023北米モデル)

残念ながら、アメリカではカムリの後塵を拝しているアコードですが、それでもミドルクラスセダンとしては売れている方です。
日本ではと言うと、カムリ以上に見かけることのない車になってしまいました。特に10代目はモノグレードでハイブリッドFFモデルが465万円!もします。
国内向けカムリが、全てハイブリッドながら、最も安価なモデルで349.5万円から、最上級の4WDで468.2万円と比較しても、あまりに高すぎ、これで売れるわけがないですね。売る気もないのでしょう。

10代目アコード(日本国内向けモデル)

ちなみに、日本向けの10代目アコードはタイ生産、輸入車でした。でした、と書いたのは、この10代目は2023年1月で販売を終了したからです。
11代目は北米でまず販売され、日本でも販売予定とされてはいますが、トヨタがカムリですら国内販売終了とする中で、カムリよりも売れていないアコードが、果たして日本国内で販売されるのか? 販売されるにしても、海外輸出向けの片手間で売る程度なんでしょうね。
ちなみに、10代目販売終了と、売るかどうかわからない11代目との間で、現状ホンダのセダンラインアップはゼロとなっています。普通車の国内シェア5割を超えるトヨタですら6モデルのみの現状では、、シェアが1割前後のホンダがセダンをラインアップするのは難しいかも知れませんね。

7代目アコードのユーロR(CL7)と桜、2011年4月大洗で撮影

12年前に撮った元愛車の7代目アコードユーロR、この2002年式のアコードは、ナビなしの新車価格が265万円でした。自分が買ったのはディーラー車上がりの中古でしたが、この時代のアコードは、20代の若者も頑張れば買えたのです。今や、シビックですら300万円台ですから、車は高くなったものです。ずっと給料の上がらなかった日本も、やっと賃上げの兆しが出てきましたが、今や軽自動車が新車の半分を占める日本、その軽自動車も上級モデルは200万円を超える時代ですから、今の賃金が倍にでもならない限り、日本ではセダンの復権は難しいでしょうね。

週末は雨らしいので、仕事帰りの花見

仕事帰り、ひとり花見をしてきました。
明日から週末まで雨予報。そして今年は気温が上がるのが早くて、一気に桜が咲きましたね。

国道沿いの桜ですが、見事です。よく桜はピンク色じゃない! なんて言われていますが、ここは街頭照明の色の関係で、特にいじらず仄かにピンク色に写ります。
せっかくコロナ禍が明けつつある感じですが、今年も家族で花見は難しいかな…

埼玉の大崎公園に行ってきた

東京都に住んで11年、都内の公園は電車移動前提が多く、特に動物のいる公園ってどこも車で行きづらい。電車やバス移動が当たり前な、根っからの東京人なら気にならないのでしょうけど、ずっと地方育ち、車移動当たり前な人間にはどうもね…。
ってことで、遊びに行くのはいつも埼玉になってしまいます。
今回は、調べて駐車場もあって動物もいる、埼玉の大崎公園に行ってみました。

じゃぶじゃぶ池もあるし、夏とかに遊びに行くのも良さそうですね。

こどもどうぶつえん

規模は小さいながら、動物園があります。残念ながら、鳥インフルエンザ流行のため、鳥のエリアは入れませんでした。

この手の動物園にカピバラがいるのは珍しいですね。

公園でZ 40mm f/2やDC-Nikkor 135mmで撮る

便利なZ 24-200mmに代えて、Z 40mm f/2やDC-Nikkor 135mm f/2Dでスナップしました。

この2本のレンズ、Z 40mmは新しいレンズですが、画質に拘ったS-Lineと違い、良い意味で少し肩の力を抜いたレンズです。
NikonのZマウントでも、S-Lineシリーズは解像力とボケ味共に、画面の隅々まで高レベルを保っていますが、非S-Lineなこのレンズは、少しコマ収差が残っていたりします。が、なんでも高解像度で撮れる必要はなく、かと言って解像力がないレンズではなく、昔のエントリークラスの単焦点レンズよりも遥かに解像力は高いです。でも、如何にも高解像力のレンズですよ、と言う撮れ方ではないのが、逆に良かったりもします。

一方、フィルム時代の設計のAI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dは、今回Z 9にマウントアダプタFTZ IIを使用しているため、レンズにAFモータを持たない本レンズはAFが使えず、マニュアルフォーカスとなります。でも、Z 9のEVFはピントの山が見やすいので、案外苦労せずフォーカシング出来ます。
CPUレンズであれば、フォーカスエイドによりフォーカスが合うと、AF枠は赤から緑色に変化するので、とてもわかり易いです。そしてフォーカスエイドも、一眼レフよりピント精度が高かったりします。
相手が動きものでなければ、MFで何ら問題ないです。軸上色収差が多い、ガウスタイプのやや古典的な光学系ですが、それが良かったりします。
欲を言えば、マウントアダプタFTZでボディAFモータを搭載してくれたら…と思うのですが、あまりNikonはやる気が無いようです。

ということで、大崎公園、程よい広さ(広すぎず狭すぎず)で、また行こうかなと思った次第。

ちょっと訳ありなWD Gold 16TBを買ってみた

Nikon Z 9を使い始めてから、動画もよく撮るようになった結果、圧迫されるHDD!

14TBのHDDの残量、1TBを切る

ええ…14TBですよ。もっとも、20年以上前の写真から全て保存されているわけですが、Z 9導入後の減りの早さと言ったらないですね。
写真だけでいうと、高効率圧縮RAWを使えるので、D850のJPG画像より低容量で記録できるけど、連写速度向上(でも普段は秒10コマに制限)、そして何と言っても動画は容量を食いますね。
ということで、編集用に撮った動画データは別HDDにすることにしました。いずれにしろ、HDDは買わないとだめですね。

エンタープライズクラスSATA HDD WD Gold

しかし14TBを超えるHDDとなると、良いお値段がします。しかしネットサーフィンしていた所、エンタープライズ向け(業務用)のWD Goldの中古品が出ていました。中古のHDDはあまり気がのりませんが、エンタープライズ向け奈良信頼性や耐久性は高いだろうと踏んで、一か八か買ってみました。

WD Gold WD161KRYZ-01AGBB0

20TBと22TBにOptiNAND™テクノロジーが搭載された1TB~22TB1の容量を提供するエンタープライズクラスのWD Gold™ HDDの豊富なポートフォリオを利用すれば、固有のビジネスニーズに合わせてストレージを組み合わせ、カスタマイズできます。厳しいストレージ環境向けの信頼性の高いこのソリューションは最大250万時間のMTBF3で、振動保護テクノロジーを搭載し、HelioSeal テクノロジー(12TB以上)により消費電力を低減します。エンタープライズクラスのデータセンターやストレージシステムで使用するために作られたWD Gold SATA HDDは、Western Digital のハードディスクドライブに求められるワールドクラスのパフォーマンスを提供します。

https://www.westerndigital.com/ja-jp/products/internal-drives/wd-gold-sata-hdd#WD141KRYZ

だそうです。写真を見ると、製造は2021年5月13日。5年保証の製品なので、あと3年保証期間は残っています。最近はHDDの保証は購入日ではなく、製造からの年数で決まっています。

恐らくデータセンターで使われたであろう使用時間とスピンアップ回数の少なさ

確かに業務用として使われていた形跡がありますね。CrystalDiskInfoによれば、使用時間は7400時間を超えているのにもかかわらず(連続稼働でおおよそ1年弱)、電源投入回数はたったの71回です。データセンターのようなサーバーで連続稼働していたHDDだとすれば納得です。
ちなみに、我が家で5年ほど使っているSEAGATE ST8000DM004で、8400時間です。
HDDの寿命は、個人的には運次第と思っているので、数年の使用なら問題ないかなと思っています。

ただここで1つ問題が。WDのHDDのユーザー登録をした所、「対象地域外」となりました。

対象地域外ということらしい
保証が対象地域外の表示

アカウントに製品登録し、「更新保証」をクリックして、保証のアップデートをお願いしました。これが通るかはわかりません。通ればラッキーくらいに思ったほうが良いかな。
ということで、データ移動させたいと思います。

ちなみに、NASとAmazon Photosにもバックアップがあるため、万一のHDDクラッシュには備えています。が、やはり中古品は博打には違いないですね。

【合同酒精】電氣ブラン(オールド)

3年ほど前に浅草の神谷バーの売店で購入した電気ブラン(電氣ブラン)の360ml瓶、ずっと開けずにいたけど、急に飲みたくなって開栓しました。

【合同酒精】電氣ブラン(オールド)

電気ブランは、ブランデーにワインやジン、薬草などをブレンドしたリキュールです。購入したときの記事はこちらです

【合同酒精】電氣ブラン(オールド)

大正ロマンを感じさせる飲み物が、今でもこうして購入できるのはありがたいですね。ブランデーベースですが、薬草の香りあり、ジンのような強いアルコールのお酒などもブレンドされているため(ブレンド内容は現在も非公開となっています)、酒税法上はリキュールです。
ところで神谷バーは浅草ですが、現在電気ブランを製造している合同酒精は、本社が銀座なんですね。

ストレートで頂きます

電気ブランの香りはとても良いですね。ストレートで頂きましたが、まずはけっこう甘みを感じ、その後薬草の独特な香りがあります。
甘いので苦味や辛味はあまり感じませんが、あとからカッと喉が熱くなるので、飲みす儀にご注意を。アルコール度数は40%もあります。
それでもストレートで飲みやすいのが電気ブランの魅力。冷やすともっと飲みやすいのでしょうね。でも飲み過ぎ注意です。

これは炭酸で割るのも良さそうですね。炭酸買ってこないとね。

最近はAmazonでも買えるようになりました。でも浅草に行って買いたいな。そろそろコロナ禍も終わりなので、神谷バーも行ってみたいですね。

2008年、AF-S Zoom Nikkor 80-200mm + TC-20EIIで撮っていた百里基地

先日記事にした、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII + TC-20EIIINikon Z 9との組合せで案外解像しているよ、という記事を書きましたが、では15年前の撮影機材ではどうだったか? ということで、2008年1月に撮影した百里基地の写真です。

この当時の組合せは、Nikon D300AI AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)、そしてテレコンが今持っているIII型の1世代前の、TC-20EIIでした。
D300は1230万画素のAPS-Cフォーマットだったので、この組合せでフルサイズ換算240-600mm f/5.6というスペックになります。そう、これで案外戦闘機は問題なく撮れたのですね。
AF-S 80-200mmは、Nikonで初めて超音波モータを搭載し90年代後半に発売された80-200mm f/2.8のレンズで、手振れ補正がないのだけが残念でしたが、ボケ味や画質は非常によく、今でも良いレンズだったと思っています。超音波モータがキーキー鳴くNikonにありがちな悪癖はありましたが、外装質感も高かったですね。

そして、1230万画素という無理のない画素数、さらにAPS-Cフォーマットでレンズの美味しい部分を使えるとあって、この組合せでの画質は悪くなかったです。
ただ望遠端換算600mmだと、手振れ補正なしがキツかったのも事実で、この2年後にはAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIに買い替えました。

2008年1月といえば、まだ百里基地に第204飛行隊のF-15Jが居た時代です。そして救難のUH-60Jもまだ洋上迷彩ではない白とオレンジの時代で懐かしいですね。
まさか後年、イーグルが姿を消してファントムランドになるとは夢にも思わなかったですが。

この当時はまだ茨城空港を建設中で、あちこちで工事が行われていました。
まだ百里基地で戦闘機を撮り始めて間もない頃で、せっかくの高機動もブレブレ(笑)、なのでまともな写真はおとなしいものしかなかったり。
あの時代に戻って撮りたいな~

極端な逆光だと、フレアやゴーストはそこそこ出ますね。とは言え抜けは悪くないです。D300の時代はまだダイナミックレンジが狭かったので、ここまで極端な明暗差だと被写体が潰れ気味です。今思うとD300は基本感度ISO200でも、暗部のノイズは多かったですね。

それでもRAWで撮っているので、今の最新のソフトで現像すると、また当時とは違った良さが出てきたりもします。
そしてAPS-Cのカメラに、70(80)-200mm f/2.8と2倍テレコンも、案外悪くない組み合わせですよ、戦闘機撮影。今は超望遠ズームもだいぶ安価に手に入る時代になりましたが、この組合せも悪くないです。
NikonからはZ 90?なるAPS-C機の噂も出ていますが、それならフルサイズより安価に戦闘機撮影を楽しめます。
あとはNikonから早くZ 200-600mmを出してほしいですね。ロードマップに載り続けて3年以上、早く出して~

【磐乃井酒造】百磐 純米吟醸 無濾過生原酒 黄ラベル

岩手県の磐乃井酒造のお酒、外で飲んだことがあると思うけど、自分で購入するのは初めてです。

【磐乃井酒造】百磐 純米吟醸 無濾過生原酒 黄ラベル

何となく、黄色ラベルの日本酒ってフレッシュでジューシーなイメージがあります。他の銘柄の黄ラベルのイメージから来るのでしょうか?
この「百磐」は限定流通品で、同じ黄ラベルでも「おりがらみ生原酒」「無濾過生原酒」「火入れ酒」をラインアップしています。
今回はその中から、というかそれしか置いていなかったのですが「無濾過生原酒」です。

【磐乃井酒造】百磐 純米吟醸 無濾過生原酒 黄ラベル

酒米は岩手県産「ぎんおとめ」を精米歩合55%で、酵母はこれも岩手県で開発された「ゆうこの想い」で、これは「タクシードライバー」でも使われているようですね。
火入れ加水していない生原酒となっています。

ほんのり淡黄色

上立ち香は華やかな吟醸香。冷やした状態で口に含むと、濃厚で芳醇なマンゴーのような甘みと酸味、そして旨味もぐっと凝縮されています。後味にどっしり感と苦味もそこそこありますね。そして切れ味は割とよく、芳醇な割に後味はさっぱりとまで行かないけど、長く残るタイプではな中庸なバランスですね。

そして2,3日経過すると、味に落ち着きが出てきました。芳醇さが相変わらずですが、開栓初日より少しまろやかさが出てきましたね。このあたりが一番バランスが良さそうです。一升瓶で買って正解でした。これが四合瓶だと、このバランスに到達するときに飲みきってしまいそうで。
この「百磐」はラベルの色違いで数種類あって、さらにその中でもおりがらみや無濾過や火入れと分かれているので、色々買って試してみたいですね。

Nikon Z 9のFW3.10をAF-S 70-200mmで試してみた 【TC-14EIII/TC-20EIII編】

その昔、まだNikon D300を使っていた時代は、戦闘機撮影といえば、タイトルのレンズに2倍のAI AF-SテレコンバーターTC-20EII(当時はまだII型でした)で、この当時は2倍テレコンを入れても、それほど画質低下やAF速度低下、手振れ補正の効きの悪さは感じず、わりと実用となっていました。
その後、フルサイズで3630万画素のNikon D800を手に入れた所、テレコンを入れると如実に解像感低下を実感しまして、このAF-S 70-200mmとテレコンの組合せから決別し(そもそもフルサイズだと2倍テレコンでも400mmでは不足するようになった)、SIGMAの150-600mmを導入しました。

それ以来、このAF-S 70-200mmにテレコンを併用することはあまりなかったのですが、一眼レフからミラーレスのZになり、テレコン使用時もフォーカスの精度が良くなった、という話も聞くので、どんなものかと試してみることにしました。

AF-S 70-200mm VRII + TC-20EIII

久しぶりにこの組合せを使ってみました。Fマウントのテレコンでは、実質これが最終型のテレコンとなったTC-20EIIIは、Nikonのテレコンバーターでは初めて非球面レンズを採用し、光学性能の向上を図ったテレコンバーターです。II型よりは画質は向上していますが、マスターレンズの性能によってはその差が分かりづらいかも知れません。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIは、Nikon Zがまだ影も形もない、フルサイズデジタル一眼レフが登場してまだそれほど経過していない時代の設計のレンズですが、撮影条件によっては、案外解像感など遜色ない写りとなりました。
やはり被写体の距離が遠く、無限遠に近い距離では解像力の低下を感じますが、被写体が比較的近い場合(と言っても望遠なのでそれなりに遠いのですが)は、案外解像感はあります。
ミラーレスのZボディになって、像面位相差AFとコントラストAFのハイブリッドになっていますが、これによるピント精度の良さは確かにある気がしますね。
一眼レフで解像感低下を感じたのは、テレコンを入れるほどシビアになるピント精度差によるものなのかも知れません。
ただ、2倍テレコンの場合は、絞り開放より1段絞ったほうが、格段に解像力が向上するのは間違いありません。マスターレンズがf/2.8なので、2代テレコンでは2段分f値が暗くなり、開放ではf/5.6相当になりますが、更に絞ってf8で撮れば、解像力もぐんと向上します。

被写体と背景の距離によっては、背景の二線ボケが気になるのは、このレンズの欠点です。ここは流石に、最新のNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sのほうがボケ感、解像力とも圧倒します。ニコンプラザ新宿で試したことがありますが、あのレンズが鳥肌モノでした。このAF-S 70-200mmが修理不能になったら、検討したいレンズです。

ちなみに、3Dトラッキングでは、テレコンなしと遜色なく被写体を捉えていました。ただ、やっぱり被写体に近い別の人物が似たような速度で移動すると、たまにそっちにフォーカスが持っていかれることはあります。何でもそうですが、100点とは行かないようで。

AF-S 70-200mm VRII + TC-14EIII

こちらは1.4倍のテレコンバーターTC-14EIIIとの組合せです。Fマウント用として一番最後に登場したこのテレコンバーターは、TC-20EIIIと違い、古いDタイプのAF-SレンズやAF-Iレンズは使用できなくなっています。絞りリングの機械伝達機構、AIガイドが省かれたテレコンバーターとなっています。
また、レンズの表面に汚れがつきにくいフッ素コーティングを採用しています。

1.4倍のテレコンは、拡大率が低いため、画質の低下も2倍テレコンほどではなく、安心して使うことが出来る反面、元々焦点距離はそれほど長くない70-200mmクラスのレンズとの組合せでは、あまり使用する旨味のないテレコンです。例えば、70-200mmレンズでこのテレコンを活かせるマスターレンズの焦点距離は、おおよそ150mmから(1.4倍して200mmを超える焦点距離相当の画角になる)なので、ほぼ望遠側で使うのであれば、装着する意義がある、といったところです。
これが600mm単焦点では、1.4倍テレコンは850mm相当になるので、意味があるのですけどね。

曇天で色味がいまいちでしたが、1.4倍テレコンなら、一眼レフでもミラーレスでも、絞り開放から常用できる画質です。望遠ユーザー、どうしても2倍テレコンを入れがちですが、画質の低下も最小限の1.4倍は先に持っていて良いテレコンバーターかと思います。

そして久しぶりにAF-S 70-200mm使ったけど、やっぱりAFも速くて手振れ補正もしっかり効いて良いレンズですね。
Z 24-200mmの便利さはあるけど、明るいレンズは、ミラーレスでもやっぱり良いです。

アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします