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【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

先月買ったばかりですが、最後の1本を妻が買ってきました。

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

スペックは先月買ったニゴリ全く一緒です。製造も2023年10月と同じ。買った酒屋も同じ(笑
つまり、同じなので別にブログで紹介しなくてもいいかな~と思っていたのですが…

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

※注いだ時の写真を撮り忘れました

あれ? 味わいが違う? そう、2023年版は、低アルとはいえ前年よりもアルコール度数が高い(それでも10%と日本酒としては低い)のですが、1ヶ月購入時期が違う(酒屋で眠っていた)だけで、割と変化しますね。

端的に言うと、味に落ち着きが出てきました。低アルニゴリの特徴である、どぶろくのようなフレッシュで膨らみのある甘みと、ヨーグルトドリンクのような酸味が、12月に買ったラスト1本では、酸味と甘味がやや落ち着き、旨味と深みが出てきました。
フレッシュな出来立てが良いか、やや寝かせた落ち着きが良いか、ここは好みが分かれると思います。このニゴリの売りであるフレッシュさを味わうなら、すぐに飲んだほうが良いですが、変化を楽しむという点で、たった1ヶ月置いただけでこれだけ変わるというのは、実に興味深いです。
あまり置きすぎると、せっかくのフレッシュさが失われてしまうので、このあたりの落ち着き加減がギリギリなのかなという感じではありますが、今期ラストの低アルを飲めてよかった。

次はアル添のニゴリが出荷されると思うので、それはそれで買ってみたいと思います。

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

妻が気に入っているので、毎年買ってしまう、栃木県は東力士のニゴリシリーズ。
島崎酒造的には実験酒の位置づけだったようですが、こうして季節ごとに見かけるようになったのは、人気が出てきたからでしょうか?

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

本ブログでも何度もとりあげているお酒ですが、毎回味が変わるので、都度楽しめます。前回買ったのは6月でした。

ニゴリシリーズは、醸造アルコール添加でアルコール度数が高い活性にごり生原酒もありますが、こちらは純米で低アルコールで活性していないタイプです。飲みやすさは低アルコールのほうですね。

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

今回はこの季節だけあり、新酒しぼりたてバージョン。何故か日本では新酒といえばワインのボージョレ・ヌーボーが未だもてはやされますが、日本酒の新酒を忘れてはいけません!
スペックは、表のラベルにあるように、日本酒度が‐70と超甘口(日本酒度はあくまで水に対する比重なので、実際に感じる甘い辛いとは別です)、アルコール度数は、いつも低アル版は9度なのですが、今回はわずかに高い10度となっています。誤差かと思うけど、実はこの僅かな差が味に影響するんです。
酒米は今回は不明。酵母は恐らくいつもの自社酵母かな? 精米歩合70%の純米酒。ではいただきましょう。

まさにふわふわとろとろ

火入れはしてありますが、冷蔵推奨です。
注ぐと、いつも通りトロトロです。香りは案外あっさりとしたヨーグルト系。口に含むと、お?濃厚ヨーグルトドリンクですが、いつもよりわずかにアルコール度数が高いためか、甘いのに後味に旨味、辛味、そして少し苦味と、やはりこのシリーズ特有のただ甘いだけではないのが美点なのですが、今回はアルコール度数が以前よりわずかに高い、ここがポイントでした。ものすごくバランスが良くなったんですよ。甘いのに飽きない味わいは以前からの共通点ですが、そこがより進化して、ヨーグルトドリンクだけど、決してジュースで終わらせないぞ、という気概を感じます(大げさ?)。味に深みが増したと言ってよく、これは一歩進化したな、と感じました。

ということで、今期のニゴリ、更に一皮むけた感があります。また買いたくなりますね。

【島崎酒造】東力士 ニゴリ酒 活性生原酒

東力士のニゴリにはいくつか種類があり、先日購入したものは超特濃にごり酒でしたが、今回は「にごり活性生原酒」。
毎回購入のたびに酒屋に脅される(笑)、「とにかく慎重に空けてください」「天井まで吹くこともある」「お風呂場で開栓したほうが良いかも」「部屋中酒まみれになったとクレームが入った」。

【島崎酒造】東力士 ニゴリ酒 活性生原酒

ただこの活性生原酒、蓋にガス抜き穴が空いているため、実はこれまで何度か買って吹いたことはなかったりするのは、過去のブログを見て実証済みではあります。
とはいえ、今回もかなり慎重です。

【島崎酒造】東力士 ニゴリ酒 活性生原酒

以前買ったものと同様、アル添、アルコール度数19度以上とかなり度数が高いです。
酒米や酵母は非公開、日本酒度は参考までに、東力士HPにあるゴリララベルではない定常販売品で-8となっています。

とにかく慎重に慎重を重ねて、大きなボウルを2個用意して、瓶の上下を挟んで開栓しました。

うん、今回も吹かなかった!

ガス感ほぼありませんでした。とはいえ、次回も同じ保証はありません。慎重に開栓してください。

細かい澱がたっぷり

一度蓋をしてニゴリ成分をゆっくり撹拌。澱の粒子は割と細かめ。同じニゴリでも超特濃ほどのトロトロ感はないですね。

トロトロではない正統派ニゴリ?

上立ち香は華やかな果実系。口に含むと、いやぁ甘みがすごい。濃厚バナナジュース(笑)酸味と苦味のバランスも良い。かなり強い甘みです。そして以前飲んだものよりもアルコール感が少ない。なんなら、アル添だなんてのはわからないくらいです。とはいえアルコール度数19度以上だけあって、後からドッシリ感は来ます。が、最初がバナナジュースなので、アルコールのドッシリ感が割りと感じにくいのです。危険なお酒です。甘いと思ってグイグイ飲むと痛い目に遇いますよ(笑

上の写真は2回めに注いだときのものですが、これぐらい澱がしっかり絡むと、濃厚バナナジュースの強い甘みが少し後退。酸味や苦味もより強くなり、更にバランス良くなりました。上澄みを楽しんだ後、澱を絡めて飲むのが楽しいお酒ですね。

飲み過ぎ注意です。ホントに。ついつい飲みすぎてしまいます。

【島崎酒造】ニゴリ 東力士 純米酒 超特濃にごり酒

妻が特にお気に入りで、何度もリピート購入しているお酒です。
先日の北宇都宮駐屯地のあとに、いつもの宇都宮の有名酒店に置いてあったので、購入しました。

【島崎酒造】ニゴリ 東力士 純米酒 超特濃にごり酒

相変わらずの特濃っぷり、もはや濁酒ですが、れっきとした日本酒です。
そしてラベルの通り、一升瓶で破格の¥2,420です。今どき、銘柄酒でこの価格で購入できるなんて、そうそうないですよ。
今回は活性バージョンではなく、超特濃バージョンです。

【島崎酒造】ニゴリ 東力士 純米酒 超特濃にごり酒

酒米は非公開で、精米歩合70%、アルコール度数を9度に抑えて飲みやすく、日本酒度はなんと-66、一般に日本酒度は低いほど甘口ですが、実際には日本酒度は水に対する比重でしかないため、実際の甘い辛いには必ずしもリンクしません。とはいえ、これだけ濃いということは、米の糖分が相当残っているということですね。
出荷毎に日本酒度やアルコール度数は変化します。さて今回はどうでしょう?

相変わらずのニゴリっぷり

一応火入れ酒ですが、フレッシュなので冷蔵が望ましく、もちろん冷酒でいただきました。
香りは思ったよりも落ち着きがありますね。口に含むと…おお、押し付けがましくないけど芳醇な米の甘み、そしてこれまた押し付けがましくない程度の酸味で、ヨーグルトドリンクのようですが、より濃厚でとろとろしています。米の甘みです。お米からこれだけの甘みを引き出せるとは!
スイスイ飲めますし、決して濃厚すぎて飽きが来るということもない。濃厚ながら、割と後味がさっぱりとしているのも、適度に酸味と苦味も含んでいるからです。やはり、酒には適度に酸味や苦味もないと、飽きてしまうのですよね。

ということで、一升瓶でもあっという間になくなります。また見つけたら買わないとだね。

【島崎酒造】東力士 ニゴリ酒 活性生原酒

今シーズン初の、栃木県は那須烏山市の島崎酒造より、特約店に飲みおろしているニゴリ酒です。

【島崎酒造】東力士 ニゴリ酒 活性生原酒

メインのゴリラの入ったラベルは以前と変わりませんが、今シーズンのこのロットは、以前と製法が異なるようですね。
まず、去年飲んだニゴリは火入れ酒で低アルコールでしたが、今回は生原酒です。火入れしていないため、活性しており、つまり瓶内で発酵しています。このため、吹き出し注意の札もついていました。

【島崎酒造】東力士 ニゴリ酒 活性生原酒

裏のラベルを見ると、去年のものとは全く違うことがわかります。去年までは、純米酒でしたが、今年のはアル添(醸造アルコール添加)です。
そしてアルコール度数は、低アルコールをウリにしていた前回までとは打って変わって、アルコール度数が一般の日本酒よりも高い19度以上となっています。
アル添、無加水により、、昨年までとはかなり味が違うと想像できます。

吹き出し注意のため、冷やした上で慎重に開栓しました。幸い、吹き出しはまったくなかったですね。

ラベルに書かれていないスペックとして、調べた所、精米歩合は70%で、日本酒度は-8前後です。日本酒度は昨年版の-65から比べると、甘口ではあるけど、それほどではない、ということになります。

トロトロだけど、昨年版ほどではない

注いだときの感覚も、去年までとは異なります。よりどぶろくに近いドロドロの印象だった昨年版とは違い、今回は澱の粒子がやや細かく、一般的なにごり酒に近いですね。
上立ち香は華やかですが、同時に力強さも感じさせます。口に含むと…ん?これも去年までのジューシーな膨らみな甘さのあるフレッシュさよりも、アル添による力強さが立ちますね。もちろん、日本酒度はマイナス側なので、甘口ではあるのですが、これまでの強烈なマイナス側の日本酒度からすると、一般的な数値だけに、程よい甘みです。バナナ系といいよりは、メロン系な甘みに近い感じでしょうか?

少し温度が上がると、より甘みに膨らみは増し、バランスが良くなります。とは言え、やはりアル添の高アルコール度数により、以前飲んだものと全く正確が異なる感じです。
一緒に飲んだ、甘いお酒好きな妻も、ちょっとこれは期待外れだった感じですかね。個人的にはこれはこれで好きですが、同時によくあるにごり酒っぽさがあるので、個性という面では少し薄いですね。

今シーズンのニゴリ、また低アルコールのバージョンも出ることを期待したいと思います。

【島崎酒造】東力士 にごり活性生原酒

栃木県は那須烏山の島崎酒造を訪れて買ってきたお酒第1弾。
妻の実家での開栓、外部フラッシュがない撮影なので、写真はいまいちなのはご勘弁ください。

【島崎酒造】東力士 にごり活性生原酒

出た! ふき出し注意です。栓にガス抜き穴が開いているタイプになります。
このお酒のすごいところは、アルコール度数が19度以上20℃未満と、一般的な日本酒よりも高めです。生原酒故に加水していない上に、醸造アルコール添加なので、よりアルコール度数が高くなっているようです。
日本酒度-8、酒米や精米歩合は非公開です。

【島崎酒造】東力士 にごり活性生原酒

開栓時は、よく冷やした上で慎重にゆっくりと開栓。

あれ…

あれれ…

何事もなく開栓出来ました。プシュというガス感もありません。栓にガス抜き穴があるので、吹き出すことはなかったようです。
が、これは状況によりけりなので、たまたま大丈夫だった、という感じですね。

とろっとろの米感たっぷり

どぶろくに近い印象です。香りは華やかという感じではありませんが、バナナのような芳醇な香りです。
口に含むと、ガス感は殆ど無いですね。ごく僅かに感じる程度です。濃厚かつ芳醇なバナナ系ですが、割と後味に苦味を残しますね。
そして、原酒な上にアル添とあって、冷やしているにも関わらず、喉がカッと熱くなるアルコール度数の高さを感じさせます。
冷酒なのに、体は温まるという不思議な感覚。
味わい深いし、芳醇な甘さがあるのに、後半苦味やアルコールで熱くなる感覚もあり、何とも面白いお酒です。

でもやっぱり、去年飲んだゴリララベルの「ニゴリ」も飲みたいですね。こちらはアルコール度数が高いので、ぐいぐい呑むと、あとから来ます。
でもこれはこれで旨いです。

【島崎酒造】東力士 純米酒 超特濃にごり酒

またまた栃木のお酒です。実はこちら、妻が購入したもの。最初に私が四合瓶を入手して飲んだところ、妻が偉くお気に入りになってしまったようで、再購入しました。しかも一升瓶で。

【島崎酒造】東力士 純米酒 超特濃にごり酒

にごり酒だけに、ラベルはゴリラ(笑

島崎酒造の東力士ブランドのお酒は、栃木時代から認識していましたが、当時は今ほど日本酒を飲んでいなかったので、買ったことはなく。東力士ブランド初めて購入のお酒が、メーカーさんの独自製法実験酒第二弾。これはぜひ定番のお酒も買わないとですね。

【島崎酒造】東力士 純米酒 超特濃にごり酒 独自製法実験酒第二弾らしい

にごり酒は、醪を濾す際に、目の荒い袋やフィルタを通すことで、澱の一部も混合した状態となります。このため、白濁したとろりとしたお酒になります。
よくスーパーなどで見かける、大手酒造のにごり酒は、その中でもかなり目が細かい袋を使っていて、澱の成分は相当細かくなっていて、あまりとろりとした感触はありませんが、東力士のこのにごり酒、かなり目が粗い袋を使っているのか、相当とろりとした感触です。

そのせいか、日本酒度はなんと-63!これはもう澱がかなり多いからでしょうね。日本酒度がマイナスになるほど糖分が多く、甘いお酒と言われていますが、日本酒度は、水とお酒の比重で計測するため、実際には澱の成分が多いと、この比重も大きく変わってくるはずです。つまり、-63だからといっても、甘すぎて飲めない、というわけではありません。

アルコール度数はあえて9%と抑えて、飲みやすさを追求しています。酸度0.9、精米歩合は70%で酒米銘柄は非公開です。
このお酒は火入れはしているようで、活性にごりではありません。

トロトロのお酒です

ヨーグルトドリンクのような感触ですが、酸味は程々で、米の豊かな甘味が主体。ですが押し付けがましいほどの甘さではなく、飲み飽きないギリギリの線を行っています。そして、口当たりは柔かく、後味も良いんが残りすぎることがないギリギリのバランスを保っています。
アルコール度数は低いので、スイスイ飲めてしまいます。四合瓶があっという間に空いてしまい、一升瓶確保に走ったわけですね。
いつまでも買えるお酒ではないので、買えるうちに買いたい。妻はまた買いたいと申しておりまして。

検索したところ、都内でも買えるお店はあるようですが、取り扱いは少なそうなので、今だけ限定ですね。


ところで島崎酒造、栃木県は烏山にあるのですが、戦時中の地下戦車工場跡を利用した洞窟のレンタルも行われています。また洞窟の見学、洞窟熟成酒の販売、オーナーズボトル(一定期間貯蔵してもらえる)の受付も行っているようです。
COVID-19が落ち着いたら、ぜひ行ってみようと思います。