【福禄寿酒造】十五代彦兵衛 純米吟醸

昨年、親父が大腸癌になりまして…年明けに手術して今はもう退院しているのですが、正月用に買った酒はしばらく飲めないってことで送られてきました。

【福禄寿酒造】十五代彦兵衛 純米吟醸

福禄寿、秋田のお酒です。十四代というお酒は、最近高級酒として日本酒好きでなくても知られるようになった名前ですが、こちらは十五代です。
福禄寿酒造は、「一白水成」のほうが関東では名が通っているように思いますが、昔からあるブランドは酒造の名前にある福禄寿、その中でも十五代は、地元やその近郊で売られている定常販売酒のようです。

【福禄寿酒造】十五代彦兵衛 純米吟醸

純米吟醸ながら、大吟醸レベルの精米歩合50%、酒米はラベルにはありませんが、秋田県産の美山錦、その他のスペックは不明です。

割と濃いめの琥珀色系

上立ち香は穏やか。注ぐと琥珀色に近い感じで、よく熟成した古酒っぽい印象です。
冷や(常温)でいただきました。口に含むと、この色に違わぬ濃厚な旨味と甘味、苦味がまず力強く押し寄せます。しかしその後が見た目のイメージと違ったのは、こういった濃い色のお酒にある余韻の長さ、割と力強く余韻が残ると思いきや、キレイさっぱりなジューシーさに変化して、スーッと消えていきます。このあたりは精米歩合が50%の大吟醸レベルまで削った米で作った酒の、雑味のない綺麗さなのでしょう。
最初の口当たりは、米の旨味が力強いのに、最後は吟醸らしい綺麗さという2面性を持ったお酒です。

いやはや、確かに「一白水成」ブランドのほうが万人に受ける今どきの味ですが、福禄寿も同酒造の伝統的な味わいなわけで、こういったお酒も是非楽しみたいですね。

AstrHori 18mm F8 フルフレーム?シフトレンズで撮ってみた

昨年購入して、届いたのが年明けになった、中華レンズ、AstrHori 18mm F8 広角レンズ フルフレーム シフトレンズを屋外で使ってみました。
シフトレンズとは、カメラを水平に向けたまま、レンズを平行に光軸中心からずらすことで、ずらした向きに撮影可能です。
わかり易い例は、ビルを真下から撮影すると、上階に行くほどすぼんで撮れますが、シフトレンズを使えばこれが最小限に抑えられます。

超広角レンズでシフト可能なレンズは、通常30万円以上します。例えば、NikonのPC NIKKOR 19mm f/4E EDは、こんなに前玉が出っ張っていて、価格も34万円前後します。

PC NIKKOR 19mm f/4E ED

これだけ前玉が出っ張っている理由は、シフト機構を使うことで、通常の19mmの広角レンズ以上のイメージサークルが必要だからです。より大きなフォーマットの中判レンズくらいのイメージサークルが必要です。例えて言うなら、カメラを水平の角度で、超広角で撮影して、その一部を切り取る感覚ですね。

超広角レンズでシフトレンズ、というのがもの高価かつ大型レンズになるのはこういった理由からですが、チャイナはその斜め上を行きました。
レンズサイズはパンケーキレンズ並みにコンパクト、かつシフトもできる18mmレンズを、2万円を切る価格で出してきました。

AstrHori 18mm F8 フルフレームシフトレンズ(Zマウント用)

これを見た時、本当に18mmの画角があるのか? そして本当にシフトできるのか、甚だ疑問でした。何せ、暗いレンズとは言え、こんなパンケーキサイズでシフトできる程のイメージサークルがあるのか?
そしてその疑問は、悪い意味で確信に変わりました(笑

ま、30万円以上する超広角シフトレンズが、以下にチャイナパワーと言えど、わずか2万円弱で実現は不可能と言うことです。

はい、フルサイズでは蹴られます。蹴られる(ケラレる)とは、ご覧のように映らない部分が出てくるということ。
つまりこのレンズ、フルサイズのフォーマットに対して、フルでシフトさせると蹴られてしまいます。イメージサークルが狭いのです。本来、フルサイズ対応のシフトレンズは、最大までシフトさせても蹴られないように、イメージサークルを広く取っているはずなのですが、このレンズは、2メモリくらいまでしかシフト時のイメージサークルがないのです。

フルサイズで蹴られないシフト量はメモリ2つ分がせいぜい

ちなみのこのレンズ、この記事を見て、Pergearで期間限定でさらに3千円割引になっていたので購入しました。が、このページにも購入先のPergearも、イメージサークルについては書かれていませんでした。

ところが、SNSで早くに届いた方のレビューにより、フルサイズでは到底イメージサークルが足りないということが判明、今ではPergearのページにも、「シフト機能を使用するには、最初にAPS-Cモードに切り替える必要が有ることに注意してください。」と追記されました。

まだ1万数千円で買えたので、笑って許せる範疇ですが、如何にチャイナと言えども、最初に販売した際にイメージサークルの狭さに言及していなかったのは問題ありでしょう。久しぶりに悪い意味での大陸クオリティを垣間見た気がします。

レンズの画質はどうか?

広角レンズの場合、どうしても太陽など光源は入りやすい写真となるため、現代のレンズとしてはフレア・ゴースト耐性も重要です。また、シフトレンズを謳うわけですから、十分な周辺画質も必要となります。

左がシフトなしの素の状態、右がフルでシフトした状態。画質は、光軸中心部分については解像力は問題なしです。ただ全体としてやや線が太い描写となります。
逆光耐性は、太陽光付近ではフレアっぽくなりますが、レンズ構成がシンプルだからか、内面反射はさほど多くはないようです。
そして周辺画質は、シフトしていなくても像が流れています。
APS-Cであれば、シフトしない状態では画面全域でほぼ解像力はそこそこ得られるはずですが、シフトすると周辺画質は物足りないでしょう。

上の3枚も、左上が素の状態、右上がフルサイズで蹴られないギリギリのシフト量(メモリ2つ分)、右下がフルでシフトさせた場合。
写真の鉄塔のパースペクティブを目立たなくさせる場合は、フルでシフトする必要がありましたが、フルサイズでは蹴られてしまいます。そしてシフトさせない場合も周辺の画質は、昔の広角レンズの域を出ていませんし、f8という暗いレンズであることも考慮すると、コンパクトとは言え物足りないです。

ちなみにこの値段でから、絞り機構は存在せず、開放のf8固定となります。絞って解像力を上げるという手段は使えません。

TS-E 17mm F4L

18mmという、CanonのTS-E17mm F4Lに続く超広角シフトレンズとして期待しましたが、やはり物理の法則に従い、開放f8と暗くしたところで、フルサイズのカメラでシフトした際のイメージサークルは得られないということです。

画質もフルサイズでは不満です。APS-C専用でしょう。そしてAPS-Cでも、シフトした際の周辺画質は期待しない方が良いでしょう。
以下はAPS-Cサイズ(DXフォーマット)にクロップしてシフトなし(左)とフルシフトで撮影した写真です。

さすがにAPS-Cサイズ(DXフォーマット)だと、シフトさせない左は画像の隅まで解像力はありますが、シフトさせると鉄塔の先端あたりは収差の影響で、解像力が出ていないのがわかります。

最短撮影距離付近0.34mでの撮影

最短撮影距離、広角故にそれほど背景はボケません。最短撮影距離付近は、線が太い描写ではない感じですが、解像力はもう一歩ですね。

スナップ向きのレンズではあります

シフトせずスナップするには、コンパクトなレンズ故に良い感じです。相変わらず周辺画質は良くないですが、フィルム時代の広角レンズはこんな感じだったのを考えると、まあこんなものかな、という気はします。NikonならZfcあたりと組み合わせるには良いかもしれません。

また、動画でも使ってみましたが、MFレンズで適度にフォーカスリングのトルクもあるのと、暗い広角レンズでフォーカスの距離指針を見ながらアバウトにフォーカシングしてもピントは合うので、4Kまでなら問題なく動画にも使えました。シフト機構をなくして、単なるAPS-C用単焦点広角レンズとして売っても良いかもしれませんね。


このレンズの後に、NikonのNIKKOR Z 40mm f/2を使うと、やっぱこれが安心、よく映るレンズです。値上がりしたとは言え3万円前後、これで開放f2で、コンパクトでAFも使える純正レンズ、これは買うべきレンズです。

Nikon Z 9 + NIKKOR Z 40mm f/2

最近大して安くもなくなってきたチャイナレンズより、よっぽど良いです。

【百里基地】2023年1月18日の記録2

午後。どうせ今からアラハンに行っても激混みだろうし、と言うことでこちらから撮りました。

UH-60J (18-4575)

救難のロクマルことUH-60J、575号機はアビオニクスが改良された現行バージョンではない、旧タイプの後期の機体です。チャフフレアディスペンサーの装備もありません。救難機は、普段は遭難者などの救助を行いますが、有事には戦闘下での捜索救難を行う機体故に、防御手段が不可欠なわけですが、これが装備されたのは579号機以降です。
近年、やっと実戦のための装備が充実し始めましたね(遅れを取り戻しているとも言えますが)。

さて、遠方で戦闘機のエンジン始動音が。F-2のアンチコリジョンランプも点滅し始めました。Su-30MKIは…遠方に駐機していましたが、動きなし。
そしてF-2はと言うと…

そう、午後ランチェン(滑走路偏変更)で、午前のR/W03からR/W21上がりに変更となったようです。百里基地周辺の風は結構読めなくて、事前に天気予報で風向きの詳細な確認をしているのですが、北風の予報であっても、途中で変わってしまうことは結構あるんですよね。
今回はこれが吉と出て、上がりを近くで見ることが出来ましたが。

この時点でSu-30MKIというと…どうやらアグレッサーのF-15DJと機体を並べてお互いの機体の見学会らしきことをやっているようでした。

F-2が戻ってきました。T-4も。

後半は流し撮りの練習。と言っても1/125秒程度ですが。手持ちに5kgオーバーのレンズだと、これ以下のシャッタースピードは結構難しい。
残念ながら、午後はSu-30MKIは動かず。それでも、午前中にハイレートやひねりを撮れたので良しとしましょう。
演習は26日まで、27日には日本を離れる予定。もう1回撮りたいところですが、仕事も忙しくこれ以上の休みは難しそうです。ただでさえ今月はあちこち撮りに行って、ガソリン代と高速代も厳しいですしね。

ということで、良いものを見させていただきました。

夕陽に照らされるF-15DJ (82-8093)

名残惜しいので、最後に記念撮影していきました。

赤ずきんをかぶるSu-30MKI (SB220/SB219)

真っ赤なカバーがインドっぽいですね。

【百里基地】2023年1月18日の記録1

忙しくて編集できていなかった写真を、週末に一気に編集しました。
ということで、先日水曜日、航空自衛隊とインド空軍による共同訓練「ヴィーア・ガーディアン23」のために百里基地を訪問しているインド空軍のSu-30MKIを撮影しに行ってきました。

何と言っても注目は、インドがロシアから導入したSu-30MKI多用途戦闘機で、一部装備品はロシア製ではなくインド国産やフランス・イスラエル製も導入されています。
カナード翼やエンジンの偏向ノズルを搭載するなど、90年代のトレンドも取り入れた高性能戦闘機です。
ベースとなったSu-27戦闘機は、旧ソ連がアメリカのF-15戦闘機の対抗馬として開発した戦闘機で、自衛隊も導入しているF-15J戦闘機のライバルにあたります。機体規模や推力、戦闘能力もF-15に匹敵すると言われています。
特にSu-30MKIは、更に改良された機体と、初期型のF-15J(Pre-MSIP)よりも近代的な電子装備を備えており、今回の訓練で自衛隊が得るものは大きいでしょう。
何と言っても、長年のライバルたるロシア機ですからね。

そして、日本国内にロシア製のSu-30戦闘機が来るもの初めてとあって、航空ファンも色めき立っています。なにせ海外でしか見ることが出来なかった、そして本家ロシアは今戦争中で、今後しばらく西側との交流もなさそうですから、ロシアに対しても西側にも関係の深いインドとの関わりは重要なものとなることでしょう。

さらに、今回は飛行教導群の通称アグレッサーのF-15DJも百里基地を訪れています。アグレッサーだけでもお祭り騒ぎになるので、インド空軍も…となると相当ですね。

ということで、18日は早い段階から展開しました。
1st上がりは、百里基地の第3飛行隊(3SQ)から。普段1st上がりが遅い百里基地の3SQですが、この日は8時半、早かったですね。

この時点でインド空軍はまだ飛ばず。ただ、キャノピーを開けて準備はしているとの話だったので、全く飛ばないということはなさそうかな、と言った感じでした。

そして11時。
まずはアグレッサーの機体、F-15DJの82-8092号機が上がり、続いて…キタァァァ!!

人生初Su-30!! 生でSu-27系の機体を見れました。航空ファンになって30年、やっと見れましたね。
アグレスのF-15DJ、Su-30MKI、そしてF-2Bと、前期複座機が上がりました。F-2B(23-8111)の後席では、スマホで写真か動画を撮ってたっぽいですね。

そしてもう1機のSu-30MKIのハイレートがエグかった!
逆光でコントラストが乗らないので、露出はRAW現像時意図的に落としています。

遠かったので、かなりトリミングしました。この上がりの割に、エンジンはわりかし静かに感じました。
そしてアフターバーナーの炎が青いのですね。西側の機体で青い炎は、燃焼状態によりますがなかなか見れないので。

ちょいと撮影場所移動。

ちょっと移動でもたついて、1番目のフォーメーション&ブレイクを撮り逃した…。2番目からは撮れましたが、テレコン外していたので、600mmでもかなり遠方…。コレもそこそこトリミングしたので画質はご勘弁を。F-15DJと並ぶと、Su-30MKIは同等か、それよりも少し大きめの機体規模というのがわかります。さすがF-15の対抗馬として開発されたSu-27系の機体だけあって大型です。
垂直尾翼も大きく背も高いので、百里基地の格納庫にギリギリ入らず、結局屋外駐機となったようです。
Su-30MKIと比較すると、F-2Bはまるで子供のようです。

とにかく見れてよかった&大きな機体だと聞いて、600mmレンズ用のテレコン外したのが悔やまれますが、人生でロシア製戦闘機を見る機会はもう数えるほどしかなさそうなので、貴重な経験でした。

Nikon D850 5年後機種のFWアップデート Ver1.3.0

デビューから5年を超えたNikon D850、現行機ですが、Nikonは既に一眼レフの開発を凍結して、ミラーレス一眼に開発リソースを投入しているということもあり、まさか機能アップがなされるとは思いませんでした。

今回、D850のFW Ver1.30では、ミラーレスのZ 7II/Z 6IIで昨年FWアップデートで導入された「人物印象調整」が、新たに追加されました。

静止画・動画撮影の際に人物の色相(マゼンタ/イエロー)と明るさ(明るい/暗い)を二軸で調整することを可能とする[人物印象調整]機能を新たに搭載します。また、お好みの調整値を最大3個まで「調整モード」として登録でき、撮影時に適用することができます。人物撮影の際、シーンに合わせてよりフォトグラファーのイメージに近い仕上がりをサポートします。

https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_7_2/

ということらしいですが、なぜかあまり作例が出てこなかったりするので、どういった機能なのか探してみたら、Nikon Z 7II/Z 6IIのポートレート/ウエディングフォト撮影ガイド、なるものに書かれていました。

なるほど、人物に対しての色合いを変化させるようですね。よく黄色いと言われたNikonの絵作りですが、この機能で好みに変えられるということですね。
どの程度変わるか今度試してみるとしましょう。ちなみに、撮影時に設定すると、RAWでも撮影後の編集はできないようです。

FW Ver1.21から1.30にアップしました。Z 9と比べると、FWのサイズは小さめで、時間も短いですね。
ところで、この「人物印象調整」、なぜかZ 7IIとZ 6II、そして今回のD850のみなんですよね、搭載されているのは。他のミラーレスも一眼レフも、現時点では搭載されていません。Z 9にもなく、不思議です。

どの程度変わるのかな? 今度試してみたいと思います。

最近、SKYMARKを撮るのも好き

昨日は茨城県は百里基地に展開してきました。皆様お疲れ様です。私も疲れました😅

ということで、メインの写真は編集中です。
百里基地は茨城空港も併設されていますが、コロナ禍により現在飛来する民間航空機は、国内線のSKYMARKのみ。スパイフライト?となんて言われるチャイナの春秋航空も、台湾のタイガーエアも、今月いっぱいまでは運休中(来月以降はどうなるか未定)。
そんな感じなので、SKYMARK撮ってます。

午前、ピカチュウジェット(B737-800/JA73NG)が飛んできました。この日、午前中はR/W03運用だったので、、SKYMARKがR/W21に降りてきたので、一部ギャラリーからは「ランチェン(滑走路変更)か?」なんて話も出ていましたが、SKYMARK、割りと風向きを気にせず、進行方向から最短で離着陸が多いです。
この期待は札幌からだったので、単純にR/W21のほうが近かった、ってことですね。
上がりはR/W03でした。

撮影位置移動。
午後は…本当にランチェンとなりました。百里基地、茨城空港、天気予報アプリで風向きは常に確認していますが、この辺りは風向きが結構変わるんですよね。
R/W21運用となりました。

上がりも撮りました。

普段は、戦闘機メインのカメラマンが多いので、SKYMARKはあまり注目されないのですが、この日ばかりはギャラリーも多かったので、SKYMARKを撮るカメラマンも多かったかな。
そして結構コパイロットさんがお手振りしてくれます。いつもありがとうございます!

【本坊酒造・マルス穂坂ワイナリー】MARS -NEO- 穂坂甲州 “甕” 2020(白)

年始の山梨撮影の帰りに、韮崎市に出来た新しいワイナリー、マルス穂坂ワイナリーの直売で買ったワインです。

【本坊酒造・マルス穂坂ワイナリー】MARS -NEO- 穂坂甲州 “甕” 2020(白)

白ワイン…ですが、ご覧の通りオレンジ色です。一般的な白ワインとも違うし、赤ワインのように赤くないです。

同酒造hじゃワイン以外にも各種アルコールを製造していますが、同社の九州で焼酎を仕込んでいた和甕で仕込んだ天然酵母による自然発酵、無補糖、無濾過のワインです。

「天然酵母による自然発酵」「無補糖」「無濾過」「甕仕込み」

無濾過なので、澱が残っています。日本酒も無濾過がありますが、ワインにもあるのですね。

澱が残っている


アルコール度数は8%と低め、かなり特殊な作りのようです。

白ワインながらオレンジ色

香りは爽やかかつフレッシュです。若々しい印象。
口に含むと…おお、ものすごい酸味だ。酸味を基調としています。甘味は控えめです。後味にぶどうの渋みが少しありますが、さほど強くはなく爽やか。
しかしこれほど酸味のあるワインは初めてです。決してどっしりはしていない、どちらかといえば若々しさを感じます。

妻はかなり気に入ったようですね。自分は少し酸味が立ちすぎているかな、と感じました。もう少し、甘みを感じられると尚良かったです。
非常に飲みやすく、1日で空けてしまいました。

東京オートサロン2023に行ってきた3

WebCGではコンパニオン名鑑なんてやっていますけど、ちょこっと自分も撮ってきました。
しかし7年前に行ったときと比較すると、コンパニオンのおねーさんの数は少なくなりましたね。
コロナ禍で減ってしまったのか、コンパニオンにお金をかけられなくなったのか、車の祭典なのにおねーさん目的の輩が多いのがアレだったのか…

それでもコンパニオンのおねーさんがいるブースは人だかりができていましたね。

今回、カメラはNikon Z 9に、レンズは一眼レフ用のAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRとAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIを使用。
最近Z 24-200mmばかり使ってきていたので、久しぶりにf/2.8通しのレンズ。やっぱりボケ味が良いですね。ただ、何故かブレ写真が多く、歩留まりが…。手ブレ補正機構の誤作動?
あと、Z 9のようにメカシャッターレスでブラックアウトレスのミラーレス一眼は、常時被写体を認識し続けられるので、もうAF-C(コンティニュアスAF)だけでいいかなと思っていましたが、今回組合せたレンズは、もともとFマウントのAF-S(超音波モータ搭載)レンズで、被写体に追従する際にカタカタとフォーカスが小刻みに動くのも気になりました。これも写真の歩留まりに影響したかもしれません。
ポートレートのように微妙に被写体の距離が前後するような動作の場合、超音波モータレンズは短時間で前後する動きが苦手です。もともと超音波モータは、高トルク高速動作が得意な反面、ゆっくり滑らかに動く、あるいは反転動作は苦手化傾向にあります。
こういうのはSTM(ステッピングモータ)のレンズのほうが得意で、Nikonがミラーレス一眼のZマウントレンズでSTMを多く使っているのは、そういった特性を踏まえているのと、光学系のフォーカス群の軽量小型化しているから、というのもあるでしょうね。

レンズに合わせた撮り方が必要かもしれません。一眼レフ用のAF-S(超音波モータ)レンズは、こうした動きがほぼ無い被写体では、AF-S(ややこしいけどここではシングルAFのことです)の設定のほうが良いかもしれませんね。

瞳認識、便利だけど、こうした撮影なら一眼レフでAFポイント合わせて、あるいは中央か周辺のフォーカスポイントでフォーカスロックして撮るほうが、個人的には合っていますね。瞳認識がない一眼レフで、ピンボケして困ったという経験はないですし。
ちょっと最近、AFの被写体認識に踊らされている気がして、ここは原点に立ち返ったほうが良いかな、とも感じました。

あと、フラッシュ光、微妙に届いていない気もしていました。拡散カバーを付けたSB-900を使いましたが、まあ人だかりで前にいた人に遮られていたってのもありますね。

そんなこんなで、久しぶりに行ったら結構楽しめた東京オートサロン2023でした。

東京オートサロン2023に行ってきた2

前回の続き。2日連続で行ったわけではなく、14日(土)のみです。実際のところ、真面目にあちこち見ようと思ったら、2日は欲しいですね。

エーゼットからはオイルや添加剤の展示

エーゼットからは、燃料添加剤やオイルなどの展示。個人的に、仕事でもエーゼットのパーツクリーナーはよく使っています。
半額キャンペーンはオートサロン期間中まででした。
オートサロンはカスタムカーの展示だけでなく、用品や工具メーカー、ミニカーなども出展していて、こういう展示も楽しみの一つです。

TONEのブースでは、工具の福袋が多数並んでいました。DIY好きの方は、これ目当てで来る人も結構多いのでは? TONEブランドの工具が大幅値引き販売されていました。
自分もソケットレンチセットの福袋、スパナとニッパーを購入。ツールボックスも迷ったけど、これを持って電車で帰るのは流石にしんどいので辞めておきましたが、来年は車で行って買いたいな。

新型車に混じって旧車も展示されているのがオートサロン、ENDRESSでは懐かしのHonda Zが展示されていましたが、旧車向けのブレーキシューも作っている?
NATS(日本自動車大学校)では懐かしのアルシオーネ、ARTAのNSXも懐かしいな。もう16年前なんですね。
日産のGT-Rは新旧たくさん出ていましたが、本家日産ブースでは、R35 GT-Rの最新モデルもお披露目。もうデビューから十数年ですが、まだまだ改良しています。こういう姿勢は、HondaのNSXも見習って欲しいですね。

YOKOHAMAタイヤのADVANブースでは、原寸大ミニ四駆のアバンテの展示。三菱ブースでは、大手では珍しくコンパニオン配置していました。
HKSではR32 GT-Rの展示、チューニング業界は、R32だけで100年食っていける? 100年後にガソリンが市販されているかわかりませんが(笑
RE雨宮は安定の展示、ここもロータリファンが居る限り、ずっとやってそうですね。
世界屈指の超絶塗装を行うROHAN IZAWA ART DESIGNは、相変わらず毎回唸らせるカスタムペイントです。

前回行ったのが2017年なので、その時に比べると、コンパニオンのおねーさんはぐっと減って(人だかりの場所はおねーさんの撮影会みたいになってる)、良い意味でチューニングカーの祭典としての本来の姿になったのかな?と思いました。

相変わらずハイエースとGT-Rの展示車が多く、VIPカーは大幅に減りましたね。電動化の流れなのか、マフラーやタイコといった給排気系の展示もずいぶん少なくなりました。

来年はいけるかな?

東京オートサロン2023に行ってきた1

前回行ったのはいつかなとブログを見返してみたら、2017年が最後だったので、実に6年ぶりに東京オートサロンに行ってきました。
特に行く予定はなかったけど、前日息子に行ってみたいか聞いたら、行くというので、妻も連れて行ってきました。

東京オートサロン2023

やっとコロナ禍からかつての活気が戻ってきた感じですね。
そして久しぶりに土曜日に行ったので、人混みにも圧倒されました。子供も連れていたので、結局子供が好きなのはキャンピングカー、というオチになりましたが、まあそれなりに楽しめたのではないかな。

キャンピングカーねぇ、妻はハイエースのキャンピングカーを気に入ったようですが、現実として、そんな使うか?とか、ベースは商用車という乗り心地の問題とか、そもそも駐車場に入らないとか、色々問題はありますね。車中泊できるのは、撮影に行くのにはいいのですけどね(笑

個人的に、今回初お披露目となったホンダのSUPER GTのGT500車両、CIVIC TYPE R-GT CONCEPTが見れたのは良かったです。しかしNSXと比べるとボディが小さいので、無理やり広げた感が。

BEVの時代がやってくるという、自動車業界の大変革期なんて言われていますが、今はエンジン車もBEVもHEVも、とにかく選択肢が広い。この時代の境目が一番面白いのではないかな? MODELLISTAのプリウスが結構かっこよかったです。

TOYOTAのGR GAZOO Racing、一番人気だったブースではないかな? とにかくすごい人だかりでした。
何と言ってもAE86のエンジンを、BEVと水素エンジンにコンバートした車両、公式がこれやっちゃうのか!と言った感じです。

高級車ブース、ロールスのBRABUS仕様なんてあるのね。
かと思えばハイエース、オートサロン、ハイエースが一番多いのではと思うくらい、たくさんいましたね。

長いので続きは次回。

アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします