CP+2024に行ってきた その2

何だかんだでじっくり見ることが出来たCP+2024、ニコンブース以外は用品ブースを中心に見てきました。

そんな中で人気なのがHASEOさん、Nextorageとフジフィルムで講演されていましたが、人だかりができていました。HASEOさんっぽい写真も撮れました(笑

ライティングとか演出って大事ですね。撮るまでの事前準備、頭が下がる思いです。

NASでおなじみSynologyのブースではstudio9の中原一雄の講演を見てきました。10GbEとNASの話でしたが、2.5GbEを使うのもありかも、と言うのは一理ありですね。

個人的にも、NAS事業をやめてしまったNETGEARのNAS2台があり、それを1台に集約出来ないか思案中です。中の人の説明によれば、容量の異なるHDDも効率よくRAIDを組めるようなので、向こう1,2年で検討しようと思います。

外部レコーダーやモニタなど、ここ最近のトレンドはやはり動画志向が強くなっているなと感じました。
もちろんスチルの用品も多く展示していましたが、撮影の仕方など、段々と動画のスチルの融合がなされている感じはありますね。

カメラバッグでは、ロクヨンのような大型望遠レンズ用のバッグは、ハクバの試作品が大いに気に入りましたね。望遠レンズのくびれ部分ってデッドスペースになるので、底を効率よく収納スペースとしているバッグ、この夏頃に発売予定とのことで、これは検討したいと思いました。
TEACではレコーダーの32bit float収録について詳しく説明を聞けたし、三脚や雲台も、やっぱりネットだけではわからない、実際の使い勝手や質感が試せたのは良かったです。ARCA SWISSの自由雲台、やっぱりこれが行き着くところなのかなと思いましたし、EPSONブースではプリンタの顔料系、染料系の質感の違いも確認でき、悩みがまた増えました(笑)

そして、Nextrageで中野耕志氏の講演を見終わったらなんともうフィナーレの時間。その中野さんはNextrageの真向かいのNikonブースに移動して集合写真に参加して、CP+2024は終了となりました。

何だかんだで楽しめたCP+2024、来年も行けるかな?

CP+2024に行ってきた その1

別にカメラ屋で試せるし、あえて混んでいるCP+に行く必要はあるか?と思いつつ、どちらかというと用品を観たくて行ってきたパシフィコ横浜。
でも結果的に昼食を摂るのも忘れて観て回れたので良かったです。

カメラレンズメーカー系はNikonブースのみ観てきました。ってことで「その1」はNikonブースにて。と言っても興味があったのは望遠レンズ、ということで、2本の望遠レンズ、NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR SNIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sを試してきました。

狙うのはブース内にあるこんな小鳥です。

こちらは手持ちのZ 24-200mmで撮った小鳥さん

撮ったデータ、持ち帰るのを忘れていました…。どちらかというとAFの速さを試したく、動画を撮ってみました。

意外と、NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR SのAFがもたつく…、SSVCM(ボイスコイルモータ、いわゆるリニアモータ)はもっとスパッとAFが行くのかと思ったら、そこまでではないですかね。逆にSTM(ステッピングモータ)のNIKKOR Z 600mm f/6.3 VR SはSTMにしては速く、結構健闘しているなと。f/6.3は手持ち撮影も試せましたが、めちゃくちゃ軽量とは言えないまでも、当然f/4よりは軽いでしょうから、撮影はかなり楽です。5kg超えのAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRユーザーとしては、軽量なf/6.3は検討しても良いかなと思いました。ただ、テレコン入れた時にどの程度AFと画質が落ちるのか…その辺りは気になりますね。

双眼鏡も試したけど、こういうの見ると欲しくなっちゃいますね。
ところでNIKKOR90周年の展示、何で実機レンズがないものも展示してるんだろう…。実機は所有しているはずなんですけどね。
動画コーナーで色々説明を聞けたのは良かった。動画はもう少し勉強しないとね。
実機は新しい135mm PlenaとZ 8、Z f推しでした。Z fはシャッターが小気味よくて、グリップしづらいボディを除けば、とても出来が良いし質感も高く、確かにこれは売れるなと思いました。

そんなこんなでカメラメーカーはNikonのみ。別に全く他社に興味がないわけではないですが、用品観てたら時間切れでした。続く…

久しぶりに家族でサイボクに行ってきた

娘がだんだん大きくなってきて、家族と一緒にお出かけがめっきり減ってしまいました。
が、久しぶりに家族全員で行こうということになって行ってきましたサイボク

豚肉の精肉工場に併設された売店、飲食店、遊び場や温泉までついていて、1日遊べる所です。

こうして親子で遊びに行ける時間って限られていますよね。子供はあっと言う間に成長するので、こういう時間を大切にしないとですね。

サイボクの森

今回はFマウント単焦点レンズで撮りたく、こちらのレンズを使いました。

【注意!】望遠レンズで太陽光を撮っちゃ駄目よ

やらかしてしまったらデータがバグってしまった写真です。

謎の丸が撮れた!

くるまのニュース的に言うなら、謎の丸が撮れてしまった!となりますが、もちろんこの状況ではおわかりでしょう、太陽が入ったことにより、イメージセンサが飽和しすぎた結果です。

↓こんな感じです。

実はある程度狙って撮っていました。太陽と戦闘機がピタッと一致したら面白いと思って試した結果です。

現像で露出を落としてみたら、よりわかりやすい太陽によるの飽和状態

センサが飽和するとこんな状態になるのか…

レンズはAF-S 600mm f/4Gに1.4倍テレコンのTC-14EIIIを装着、焦点距離850mmでの撮影。望遠なので太陽も大きく撮れてしまいます。
とても危ない状態です。センサが焼けてしまう危険性があります。
ただ、この時はこの1コマのみで一瞬のことなので、センサは無事でした。この後の撮影では問題なく撮れました。今も問題なく撮影できますが、もう少し露光時間が長かったらと思うとゾッとしますね。

とりあえずセンサにダメージはなかった模様

太陽光には注意しましょう、特にミラーレスの場合

カメラの説明書にも、「太陽光にレンズを向けないよう注意しましょう」なんて書かれていますが、実際太陽光を、特に望遠レンズとなると入射する光の割合が大きくなるため、一眼レフなら光学ファインダを通して目そのものが危険ですし、ミラーレスならEVFの性能以上明るくならないため目は大丈夫でも、カメラ側の目であるイメージセンサが焼けてしまうリスクがあります。

夕陽のように、日中より地上を照らす太陽光の入射角が大きくなって、明るさが日中より落ちたとしても、状況によっては目やイメージセンサにダメージを与える可能性があります。

夕陽でも太陽光の撮影は注意が必要

上の写真は、タイムラプス用に定点インターバル撮影していますが、この撮影には一眼レフのNikon D810を使用しています。
一眼レフの場合、シャッターが降りている時以外は、原理的にイメージセンサには光が当たらない仕組みですが(なにせ仕組みはフィルムカメラののフィルムをイメージセンサに置き換えたものですから)、ミラーレス機の場合は、撮影していなくても一部の機種を除き、常時レンズを通した光はイメージセンサに導かれています。つまり、このような定点撮影の際は、センサに太陽光が露光し続けるため、状況によってはセンサ焼けの可能性が高いです。例えシャッターを閉じていても、シャッター幕そのものが焼ける可能性もあります。
もちろん一眼レフでも露出センサなどにダメージを与える可能性もあります。
エモい写真が撮れると思って太陽光を撮影し続けるのは、それなりにリスクが有ると思ったほうが良いですね。みなさんも太陽を撮る時は最新の注意を払いましょう。

carrozzeria サイバーナビ AVIC-CW912IIレビュー

サイバーナビ AVIC-CW912II
carrozzeria サイバーナビ AVIC-CW912II (2DINワイドモデル)

先日導入したcarrozzeriaのサイバーナビAVIC-CW912II、2022年10月のモデルで、執筆現在は2023年10月にIII型がデビューしたので旧製品ですが、中身はオーディオのマスタークロック以外ほぼ変更なし、ということで、使い勝手はIII型もほぼ変わりませんし、912シリーズ初代から内容はほぼ変わっていないため、無償のマップ更新期間の差はあるので、その分のコスト勘定は必要ですが、あえて型落ち狙いで買うのもありかなと思います。

そんなサイバーナビ912シリーズを、今回入替で取り外した2011年モデルのサイバーナビZH09CS(09シリーズ)と比較してみたいと思います。
さすがにモデルにして11年差、変化点は大きいです。
現在はHDDにとって代わるメモリーナビとなり、内部にSSDでも入っているのでしょうね。
音楽の取り込みも、09シリーズはHDDに入れるかiPodをつなぐかBluetoothで飛ばすかで圧縮メディアばかりでしたが、今は自分でSDカードやUSBメモリを準備してデータを入れるだけ、となりました。
ストリーミングメディアに対応するとか、HDMI入出力など、ここ10年の変化は大きいですね。

●外観

サイバーナビも現在は8インチや9インチのシリーズもあるものの、2023年モデル時点ではフローティングモデルは楽ナビのみで、この点はライバルに後れを取っています。

楽ナビにはフローティングモデルがあるのですが…

うちのエスティマはビッグマイナー前の古い2009年式(H21年式)なので、ナビも2DINか2DINワイドのみの対応となります。メーカーOPナビだと大画面があったようですが。
今回は2DINのワイドモデル(CWモデル)を選択。
ナビ画面も9インチとか10インチ、あるいはもっと大きなものが当たり前になった現在では、7インチは小さく感じますが、まあ必要十分といったところでしょう。
ちなみに2DINモデルも2DINワイドモデルも、画面サイズ自体は同じで、ただ枠が広いか否かの差しかない(わざわざ専用で作るほど売れるわけではない)ですが、以前は化粧パネルで埋めていたワイド分の隙間が、ナビ単体で済むので、見かけ上はすっきりしています。2DINワイドはすでに主流ではないため、今後このサイズのモデルは発売されなく鳴っていくと思われます(2DINにワイド分の隙間埋め化粧パネルで対応可能なため)。
スマホと同様、今のナビはスマホのようにピンチアウトとかもできるよう、画面が光沢なんですね。以前のような非光沢のほうが、太陽光が入りやすい車内環境では見やすかったですね。
解像度が以前の横800ピクセルから1280ピクセルとなり、HD化されました。確かに高精細にはなりましたが、文字自体も小さくなった気がします。これは解像度は同じ9インチナビの画面サイズに最適化されているからでしょうね。
09シリーズにあった物理ボタンは912シリーズではなくなり、全て静電タッチとなりました。

●ナビ

自分が知っているナビでは最も起動が遅かった09シリーズ(機能詰め込みすぎでCPU処理が追いついていない)から比較すると、ごく並みの速度にはなったと思います。
09シリーズは検索開始してから1,2分も待たされることが多く、さらに末期は不具合で検索しても表示される前に最初の画面に戻ってしまうこともありました。それに比べると、さすがにこれが当たり前でしょ、程度に改善されています。
ナビ自体のルート生成は、09シリーズより賢くなったような気がします。特に渋滞を回避するルート生成に磨きがかかったような。
検索の使い勝手自体は09シリーズも912シリーズもどちらもほぼ同等とみてよいです。
そして09シリーズも通信機能を追加できましたが、まだ3G回線時代の通信機器をベースとしているためか、スマートループなどのサーバーにつなごうとすると、とても時間がかかりました。
912シリーズは、スマホでWi-Fiテザリングすれば素早く(回線速度に依存はします)サーバーにアクセスできますし、テザリングなしでBluetooth接続でも、スマートループの渋滞情報は拾えるので、この部分は大きな進化を感じます。
ただ、MapFanで予め検索したデータをナビで読み込むことは可能ですが、地点登録はMapFanとナビ側は別々になっていて、ナビ側にMapFanの地点登録をコピーするには、1か所1か所設定しなければなず、面倒です。
ここはパソコンやスマホで事前し保存した地点データが、一発でナビ側にすべて登録できればいいのにと思いました。
ちなみに、同じサイバーナビ同士であれば、メーカーからデータ変換ソフトが出ているため、旧ナビのデータを変換して新ナビに取り込みは可能です。だたこれを知ったのは、09シリーズを取り外した後だったんですよね😅

●ドライブレコーダー連携

09シリーズでは、CS(クルーズスカウター)付のモデルを使っていたので、ナビに連動するカメラ兼ドラレコが付属していました。前方車両の距離検出(あまり精度はよくなかった)、信号機や表示器検出、さらにアップデートにより高速道の車線逸脱警告と、最近の車についているような機能を先取りしていました。
912シリーズでは別売りのマルチドライブアシストユニットND-MA2を別売りで販売しており、同様な機能+セキュリティ機能を持たせていますが、正直そこまでのものは不要ですし、高いのにフルHDではなく今どきHDですし、誰買うのこれと言った感じです。
ということで単純に連携できるドラレコVREC-DS600を導入。

これも古いので今更1万数千円以上出して買う意味はあるのかと言った感じですが…

ただ、2018年発売のモデルでやや古いうえに、フロントカメラのみで1万7千円もし、microSDカードが32GBまでと、発売開始年を考えても小容量で不満が残ります。
ただより新しい2カメラのドラレコは一気に4万円に跳ね上がるため、ここは妥協しました。

あえて連携させる必要はないかな、というのが正直なところですが。

●オーディオ

オーディオがサイバーナビを選ぶ最大の理由です。ナビだけなら楽ナビで十分です。
サイバーナビ最大の特徴は、タイムアライメント(TA)に対応していること、EQが細かく設定できること、ネットワークモードに対応すること(現在はライトにパッシブで使っているのでスタンダードモードですが)です。
AUTO TA&EQモードもあり、09シリーズは測定マイクが付属、912シリーズは別売りですが、正直なところあまり精度はよくないため、結局手動で調整したほうが結果がよかったりします。実際、今回測定用マイクがあったので試してみましたが、どうもしっくりこなくて、やっぱり手動で合わせたほうが良いね。となりました。

TAは自分の耳と各スピーカーまでの距離を測定して入力しますが、どこに音像のセンターを持っていくかによって、調整が変わってきます。
自分はとりあえず各スピーカーと耳との距離の実測値(フロントはツイーターとミッドの中間地点からの距離)を測った上で、ちらのブログのExcelで補正した値を入力しています。
EQは以前の09シリーズのナビでカーオーディオショップで設定してもらった値を引き継いでいます

音楽データはSDカードとUSBメモリ、両方使えます。以前のようにわざわざナビのHDDにコピーしなくても、SDカードやUSBメモリに直接データを入れるだけなので、PCで完結出来て、あとはナビで読み込ませるだけです。MP3やAAC形式の圧縮音源ファイルも読めますが、FLAC/ALAC形式、DSD形式も対応(ただしDSDはPCM24bit/96KHzに変換される)し、やっと汎用性が高くなりました。iPodも繋がりますが、もはやiPodを使う理由もないため、長年ナビのために維持してきたiPod touchもこれにて運用終了です。
一つ不満があるとしたら、iPodではプレイリスト管理がiTunesから簡単にできたのが、SDカードやUSBメモリからの再生では出来ないため、これだけが不満ですね。
BluetoothはPioneerはオーディオコーデックが相変わらずSBCのみで、Kenwoodの彩ナビのようにLDACも対応すれば良かったのに、と思います。

HDMI入力には、家で余っていた古いFire TV Stick(第2世代)を取付けてみました。スマホのテザリングで使えます。サイバーナビの使い方のウリになっているようですが、最近はHDMI入力付きのナビがほとんどなので、これといった有利性でもないかも?
車の中で動画を見ることもないのですが、Prime Music HDをBluetoothではなくHDMI接続で使いたかったわけです。

Amazon Prime Music HDを再生、ただし古いFire TV stickだからか、端末性能16bit/48kHzの表示に

ただ、写真の通り、ハイレゾ音源であっても出力は16bit 48kHzまでに制限されるようで、これは古いFire TV stickだからと思われます。このFire TV stick、音声認識リモコンが初めて付いた2世代目のモデルですしね。HD再生の設定項目がなかったですし、どちらにしろ古くて動作が遅いため、買い替えは検討したいと思います。

サイバーナビのオーディオネタについては、またぼちぼち書いていこうと思います。


カメラ自体は嫌いじゃないけど、Fujifilmの販売姿勢にモヤモヤした話

X(旧Twitter)にもちょこっと書いたけど、Fujifilmの高級コンパクトカメラX100VI発売発表、モヤモヤしている人が多数いるなと感じました。

Fujifilm X100VI カッコいいんだけどね

なぜかというと、このカメラの前のモデルであるX100Vは2020年2月に発売(シルバーモデルが2月、ブラックが3月)されましたが、2022年11月に製品の供給が追いつかないとのことで、注文受付を一時停止するとメーカーより発表されました。

その発表から1年以上経過し、X100VIの発売発表(2024年2月20日付け)に合わせて、ついにX100Vは受注再開することなく、販売終了が発表されました
X100Vをずっと待っていた人たちにとっては、X100Vが供給できない理由が不明な上に、X100VIの発表されたことにモヤモヤを感じているのではないでしょうか? さらに、Fujifilm創立90周年記念モデルX100VI Limited Editionを1934台販売するということで、余計にモヤモヤする展開になりました。

製造国がX100Vまで日本だったのが、今回発表のX100VIでは中国製になっていることからも、国内生産が段々と難しくなってきている印象はありますが、その辺りはFujifilmからの発表がないため何とも言えません。ただ、少子高齢化により労働人口が減ってきている日本で、今後製造することが難しくなってきているのは確かでしょう。
とは言え、供給が追いつかないまま受注停止を続けたままの販売終了は、人手不足とかの問題ではなく、部品供給に問題があったのではと思いますが。
このあたりの説明が一切なくX100Vを販売終了するとともに、X100VIの発表は、メーカーとしての姿勢を疑います。特にコンシューマ向けの、しかもこだわりを持った製品ですから。

これ以外にも、Fujifilmのカメラの販売姿勢、モヤモヤすることが多いです。個人的にFujiflmのカメラは嫌いではないし、X100シリーズは好きで欲しいと思ってはいたのですが、どうもFujifilmというメーカー、カメラ部門の研究開発と販売マーケティングの方向性に一体感がないような気がしてならないのです。

元々写真フィルムの会社だったFujifilmは、デジタルカメラの普及による写真フィルムの売上減少に対応するため、医療分野に力を入れるようになり、現在では医療機器や製薬などのヘルスケアにおける経営利益が1/3程度を占めています。それでも2023年3月度の決算報告では、イメージング分野も経営利益の23%程度はあるんですけどね。

X-T1発売による一眼レフへのディスり

思えばYamaroのFujifilmに対するモヤモヤが始まったのは、初代XシリーズのX-Pro1X-E1のようなカメラから、EVFをレンズ光軸上に配した一眼レフスタイルのX-T1が発売された辺りから。当時散々一眼レフをディスった宣伝をしていました。「一眼レフからFujifilmのミラーレス機に乗り換えた写真家に言わせていた」感じですけどね。でもその広告を使ったのはFujifilmですからね。自ら言っていないだけで。その前まではFinepix S5 Proのような一眼レフを販売していたのに?と思いました。

X-Pro1やX-E1は一眼レフカメラのようなファインダの出っ張りはなく、そのコンパクトさを売りにしていました。
ところがX-T1はEVFをレンズ光軸上に配して一眼レフと同じ出で立ちになり、ミラーレス一眼は一眼レフに取って代わるものだという意識も芽生えたのでしょう。実際それは10年後の現代では正しかったことになり、一眼レフメーカーのCanonやNikonもミラーレス一眼に注力していますが、とにかく当時のFujifilmはこれからはミラーレスの時代だ、一眼レフは古いと言わんばかりの宣伝をしていました。
もちろんこれは現代のミラーレスカメラの視点で言えば、順当に進化したため、すでに一眼レフを超える部分が多くなっています。が、2014年当時は、まだミラーレス一眼はこれからといったところで、動体を追うのはまだ一眼レフに劣り、特にAFはまだ不安定でした。
それでも動体写真ではない分野では十分な性能となり、またフィルム製造の経験を生かした発色のこだわりや古典的な一眼レフスタイル、ベイヤーセンサながら独自のカラーフィルタ配列のX-Trans CMOS II センサーなど、X-T1は人気がありましたね。動体を撮らない人の中には乗り換えた人も多かったでしょう。

あれからミラーレスのAFも随分進化し、FujifilmのXシリーズも一定のユーザーを獲得し、いつしか乗り換え写真家による一眼レフディスり広告を出すこともなくなりましたが(その代わりそれを真似たような個人のブログ「私が一眼レフからX-〇〇に乗り換えた理由」みたいなのは今でも多数散見されますが)、今度はまた別の広告が論議を巻き起こしました。

X100Vのストリートスナップ広告で炎上

そう言えば、あの路上迷惑ストリートスナップ炎上事件も、注文受付を中止していたX100Vの宣伝広告だったんですよね。つくづくX100Vってカメラ自体は悪くないのに、宣伝で炎上し、受注停止の挙げ句に次世代モデル発表で販売終了と、カメラそのものとは別の所で曰く付きなモデルだったわけですね。

ストリートスナップ炎上事件は、スナップ写真のあり方そのものを問われるまでに発展しましたが、それはさておき、あの炎上が発生した際にFujifilmの対応も随分叩かれました。個人的に件の写真家のやり方には賛同できまんし、Instagramでは熱りが冷めたのか、あの時のストリートスナップ写真を掲載していますが(ちゃんと許可は取ったのかな?)、謝罪したものの、件の写真家自体をさっさと引っ込めてなかったことにしてしまったFujifilmの姿勢にも疑問を持った次第です。ああFujifilmにとっては単なる宣伝のためで、写真文化云々は関係ないんだなと思ったわけです。


ここに書いたことは個人的に感じたモヤモヤを綴っただけで、Fujifilmを貶める意図はありませんし、カメラ自体は嫌いではなく、むしろX100VIは結構気になる存在ではあります。ただもう自分お手の届く価格でもないので、買うことはないでしょうけど。このような用途のカメラは、自分にとっては、LUMIX GX7MK3 + SUMMILUX 15mm F1.7で十分なんですよね。

【小澤酒造】熟成 蔵守 (くらもり) 二〇一六年醸造 純米酒

正月休みの撮影の後に買ってきたお酒です。小澤酒造といえば「澤乃井」ブランドの東京の地酒として、都内のスーパーなんかでもよく見かけるブランドですが、この蔵守(くらもり)は澤乃井とは書かれていないですね。

【小澤酒造】熟成 蔵守 (くらもり) 二〇一六年醸造 純米酒

見ての通り、寝かせた熟成酒です。ところで熟成酒とか古酒の定義は、法的な決まりなどは特にないのですが、長期熟成酒研究会というサイトでは、「満3年以上蔵元で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒」を熟成古酒と定義しているそうです。

つまりこのお酒も2016年醸造で、製造年月が22年12月とあるので、出荷時点で6年もの、更にそれから1年ちょっと経過しているので、十分古酒と定義してよいかと思います。

「成分値は熟成とともに変化します。」とあるように、日本酒は寝かせることで熟成が進みます。
アルコール度数が低い非加熱処理の生ビールには賞味期限が定められていますし、実際古くなるほど生ビールは味が落ちてしまうものがほとんどですが、日本酒には賞味期限がありません。つまり、古くなったから飲めなくなる、ということはなく、熟成が進むことで味わいは変化します。
もちろん、適正な温度管理が必要なのは言うまでもありません。特に非加熱の生酒の場合は、あまり寝かせすぎるのは味が落ちてしまうこともありますが、一般に熟成させた日本酒は火入れしているので、極端に味が落ちてしまうことはないかと思います。

ただ、熟成酒はカラメルのように徐々に色が濃くなっていき、独特の味わいになるため、やや好き嫌いが出る感じはありますね。色づきと味わいの変化は、寝かせることによりソトロンという成分が増えることによるものだそうです。これはウイスキーや白ワイン、タバコにもある成分だそうです。なるほど!

精米歩合は65%、アルコール度数17度、日本酒度+1、酸度1.6、アミノ酸度1.3、ただ成分は変化するとあるため、精米歩合以外は目安です。

「蔵守はタンク内で熟成させたものをビンに詰め、蔵内で貯蔵します。」とのことです。

琥珀色…ですがこのグラスにテーブルの色だと分かりづらいですね…

色を楽しみたくて透明グラスに注いだけど、色味の写真撮るならいつもの白いお猪口が良かったですね。

常温がベストとのことで、常温で。上立ち香はややビターなカラメルっぽさ。口に含むと、やはり結構ビターですね。カラメルの甘さよりもビターさを感じます。酸味は少なめ。濃厚だけど、決してしつこくない。熟成酒にしては後味は割りと爽やかです。日本酒度+1という出荷時のスペックよりは辛さも結構感じます。
少し力強く攻撃的な味わいでもあり、もうちょっと寝かせると、まろやかさが出てくるかな?
これは食中酒ではなく、食後に楽しみたいお酒ですね。


【入間基地】C-2輸送機を撮ってきた

運転免許証の更新があり、府中運転免許試験場に行ってきました。前回も来たのですが、今回は手続きの自動化が進んでいましたね。更新料も現金だけでなく、クレジットカードに各種タッチ決済とQRコード決済対応。ちなみに更新自体も事前予約制となっていました。その割に結構混んでいましたが…。

で、更新も終わりましたので、せっかくなのでちょこっとだけ撮影してきました。
ちょうど車に乗っていて、入間基地にC-2輸送機が降りていったので、調べてみたら、体験搭乗があったようです。フライト時間も公開されていたので、久しぶりに入間基地へ。
入間基地、周囲が住宅地で撮影スポットが少なく、最近あまり行っていなかったのですが、たまにはいいかなと。

使用機材は215, 213号機

こんな感じで飛んでいました。入間基地のC-2輸送機のコールサインはCOSMOなので、COSMO215、COSMO213といったコールサインで飛んでいました。

動画でも撮ってみましたが、三脚なし手持ちだとブレますね。動画を撮る予定ではなかったので、三脚持ってこなかったです。

たまにはこういうのんびりした撮影もいいな。
そしてもうそろそろ先が見えてきているEC-1やYS-11も撮りたいですね。

嫁車エスティマのバッテリ、今回はBOSCHのHightec Premiumにしてみた

Panasonicのcaos(カオス)か、BOSCHのHightec Premium、どちらにするか迷っていましたが、価格差が大きくなく、始動性能が高いBOSCHに今回はしてみました。
15年目の車検も完了し、まだ暫く乗るので、ブレーキパッドも前後交換、クーラントの活性剤投入、フロントスタビリンクのゴムブッシュが切れているので交換、オルタネーターベルトも交換しました。バッテリも劣化を指摘されたので、今回は自分でやります。

BOSCH Hightec Plemium HTP-Q-85/115D23L


caosの前も使っていたバッテリですね。しばらくモデルチェンジしていないようですが、もう鉛バッテリは枯れた技術だから、そうそうモデルチャンジはないんでしょうね。
まずは劣化したcaosを外します。エスティマの場合、バッテリ固定ステーの正面側はカバーに隠れているので、カバーを外しました。

外したcaosは、横幅26cmのD26Lタイプなので、今回買ったBOSCHのD23Lより幅広なのがわかります。

D26Lでは入らなかったバッテリカバーも装着

間違えて買ったD26Lのcaosのときは、バッテリカバーが使えなかったので外して保管していましたが、今回はD23Lなので、カバーも装着しておきました。

週末しか乗らないので、前回も今回も、4年で交換といったペースですね。次劣化が指摘されることには、車自体どうするかな、という感じです。
ただ、車検完了して車を取りに行ったら、まさに車検を受けに来たと思われる初代のエスティマが来たんですよね。それに比べたらうちの車はまだ若造(笑
もう少し乗るとしますか。


20年前にCOOLPIX2500で撮ったDATとサンヨーテクニカと中島みゆき

今から20年前の2004年といえば、デジカメはコンパクトデジカメが手に届く価格になり、とはいえまだデジタル一眼レフはNikonならD1XCanonならEOS-1Dの時代、まだまだレンス交換式のデジタルカメラはフィルムカメラより効果だった時代です。

この当時Yamaroが使っていたデジカメはNikon COOLPIX2500でした。そのCOOLPIX2500で撮った写真。

ジャンクで買ったPIONEERのDATデッキD-50とサンヨーテクニカのエンジンスターターのリモコンと中島みゆきの純金CD

たぶん、当時ハードオフ巡りの戦利品でゲットしたPIONEERのDATデッキ(デジタルオーディオテープ)のD-50です。ローディング不具合で安くなっていたような?
すでに同じPIONEERのDATデッキD-HS5を持っていたので(今でも持っていますが…)、これは確かオーディオのオフ会で寄贈しました。今見るとカッコいいね、SONYのDATデッキも良かったけど、PIONEERも大好きでした。
今や個人が音楽を録音する、という行為そのものが消滅してしまいましたね、サブスクの時代ですし。どちらかというと、動画撮影の音声別収録のためにメモリーレコーダーを使う、という場面でレコーダーを使っている人が今は多いかも?

当時の愛車はCF-4アコードSIRで、そのセキュリティ&エンジンスターターとして、サンヨーテクニカのSTARBOを使っていましたね。サンヨーテクニカは、もう知らない人も多いと思いますが、昔はリモコンエンジンスターターやターボタイマーとかレーダー探知機を売っていたカー用品メーカーでしたが、末期はライバルメーカーと比較して古臭くて開発力がなくなってしまって、最終的に会社として解散(倒産ではない)してしまいました。
でも一時期は一斉を風靡していて、カー用品店でよく見かけたブランドでした。リモコンエンジンスターター自体、今はハイブリッド車が増えたのと、スマホから車内のエアコンを入れられる車種も出てきて、最近は下火なんでしょうかね。

そして中島みゆきの純金CD、中島みゆきの「中島みゆき」(ややこしいw)。CDは通常信号面にアルミニウムを使用していますが、一時期”金”を使ったCDも限定で出ていました。
金蒸着のメリットは、1番は見た目でしょうか? アルミニウムより音がいいなんて言われたこともありましたが、近年初期のCDのアルミ蒸着層が製造工程の不具合や傷に寄って腐食してなくなってしまうということが、金なら腐食しないため発生しないメリットはありますね。保存生が良いとは思います。
ただ、今は見かけなくなってしまいましたね。コストが掛かりますしね。

Nikon COOLPIX2500は2001年の年末にカメラのキタムラで安売りしていたので買いました、これを撮ったカメラはKodak DC3200でした

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