新社屋で新たに開館したニコンミュージアムに行ってきた

旧品川本社に2015年からオープンしていたニコンミュージアムですが、本社を古くからニコン縁の地である西大井に移転、そこに新たにニコンミュージアムが併設されることになりました。
2024年10月12日(土)、ついにオープンしましたので、行ってきました。

2024年に完成したNikon本社の新社屋

入口では開館記念としててニコンミュージアムメダルを進呈されました。こういう記念品はいかにもNikonらしい(あえて画像は載せません)。

インダストリーゾーン

まず入場するとインダストリーゾーンが。その名の通り、業務用製品が中心の展示です。製造業や研究職でないとあまり馴染みのないものが多いかもしれません。

パッと見るとなにかわからないけど、よく見るとものすごいものが展示されています。Ultra Micro Nikkorとかがサラッと展示されていることに驚き。ごく一部の界隈に反響があったから? 実体顕微鏡も以前はなかった展示ですね。
また現行品としてデジマイクロ(マイクロメーター)も触れる状態で展示。マイクロメーターはミツトヨのイメージが強いのですが、Nikonも作っているんですね。

コンシューマコーナー

いわゆる民生品、とは言えほぼプロが使う商品も展示されていたり、民生品をベースとした特殊製品もサラッと展示されています。多くの人には馴染みのあるNikonといえば、カメラやレンズを主体としたこのコーナーですね。
タッチアンドトライコーナーでは、恐ろしいことにF3 + MD-4 +AI Nikkor 400mm f/2.8S やF2 + MD-1 + AI Nikkor 1200mm f/11Sなんかが触れて連写できる状態で設置されているではありませんが! ミュージアムに展示されている製品で、こんな無防備にトライできる状態で設置されているなんて! クレイジーですね!(褒め言葉)

かと思えば、タッチアンドトライコーナーのF6が不調となり急遽F5の50周年モデルに切り替わっていました。50周年記念モデル、普通にあるんかいw
まあ新装初日なので、頑張ったんだと思います。1950年代のNikon SPなんてのが誰でも触れる状態なんて、ありえないですよホント。
だいたい、Nikon F2のウエムラスペシャルとか、何の説明もなく展示されていたりするんですよ。ここは詳細な説明がほしいですね。そのうち展示されることを願います。

正確には左側はインダストリアルではなく引き伸ばしレンズのEL-NIKKORや大判用のレンズ、右には工業用レンズのRayfactが。工場の検査用センサなどに使われているレンズです。

これらは説明が必要と思いますが、今回の展示にはなし。いずれどう使うものかは補足展示してくれると良いですね。

そして創業当時の三菱財閥つながりが分かる展示、この辺りは良いですね。
将来は海上自衛隊潜水艦に搭載されている13m潜望鏡が展示されると面白そうなのですが。

レンズの展示は、従来と同様むき出しのままですが、横一列の展示となったことで、より圧巻さが増しましたね。
そうそう、タッチアンドトライコーナーの望遠レンズは、このレンズ展示から貸し出されているんですね。ちょうどAI Nikkor 400mm f/2.8Sが抜けていましたが、当に今さ割れる状態になっていたんですね。なお、展示のレンズはお触り禁止です。
でも、こうしてガラス越しではない展示が多いのは、直接見てほしいという意思と見学者のマナーが良いからでしょうね。ガラス越し展示にせざるを得ない、とならないことを切に願います。

ミュージアムショップ

先に券売機でチケットを買って、カウンターで商品引渡しのスタイルは以前と同様。ガチャガチャもありました。アンブレラマーカーのるつぼのアクリルイラストが当たりました(笑)

もちろんニコンようかんも購入。

ニコンようかんなどいくつかのグッズを購入。結構期間限定物も多いので、行くたびに新しい発見があったりします。今後に期待です。

新社屋もとても広くて綺麗でした。
こういう環境で仕事ができるのはちょっぴり羨ましい。

ミュージアムは従来の品川より広いので、今後企画展などの展示でも大いに活躍できるでしょう。今はまだ説明不足の展示も多いですが、いずれ充実してくると思いますので、頃合いを見計らってまた行きたいと思います。
なお、閉館日は「月曜日、日曜日、祝日および当館の定める日」となっているので、事前にご確認されることをお勧めします。

当日お会いした皆様に感謝申し上げます。お久しぶりでございました。
またお会いしましょう。

雨天撮影時の雨対策

先日の木更津航空祭では、事前予報が雨だったため、雨天対策をして挑みました。

カメラレンズが見えませんが、この迷彩カバーの中にNikon D850とAF-S NIKKOR 600mm f/4Gがいます

結果的に機材が濡れて故障する、といったトラブルもなく乗り切れましたが、周囲を見ると、カメラにビニール袋をかぶせている人もいれば、手拭いをかけている人、濡れるに任せて全くの未対策という人まで、その対応は多種多様でした。

撮影経験もそれなりに長くなってくると、こうしたイベントでの雨に対しては、ある程度対策していくようになりました。
月並みですが、私なりの装備をご紹介します。

ポンチョ

自転車通勤もしているので、ポンチョはいろいろ試したしたが、航空機撮影時は終了のある望遠レンズやボディを2台以上持つことになるため、厚手のポンチョはかなりかさばり重量もあるため、あえて折りたたんだ時のサイズがコンパクトな薄手のポンチョを使用しています。
私が使っているIKEAのKnallaという今は廃版のポンチョがちょうどよいペラペラ(笑)加減なので愛用しています。

この形状は腕を出す穴がある以外は、すっぽり360度覆えるので、例えばカメラリュックやバッグをかけたまま装着すればバッグを濡らさずに済むのと、バッグやカメラ機材を地面に置いていても、裾の内側に入れておけば極力濡らさずに済みます。
なのでこれに似た形状の薄手のポンチョがおすすめです。

IKEAの現行品はSALTSTENという名称で販売されていますが、この形状だと腕は出しやすい分、両サイドから雨水が入りやすく、お勧めできません。

created by Rinker
IKEA (イケア)
¥2,180 (2025/04/20 05:11:43時点 Amazon調べ-詳細)

薄手の場合、どうしても雨が染みやすいのが欠点なので、事前に防水スプレー処理を施すのが良いでしょう。

正面側が眺めの自転車用も悪くないですね。

シューズ

最近は防水スニーカーも多く出ています。寒くなってきたらスノーブーツ型もよいでしょうが、歩き回るには少し疲れるかもしれません。
私は最近ムーンスターの防水シューズを使っていますね。職場で安く買えるんですよ。足が幅広な4Eなので、履き心地はゆったりしています。

防水パンツ

アウトドア向けは結構お高め。ワークマンだと比較的安価に購入できます。上下セットでこの値段ですからね。他のメーカー品だとパンツだけでもっと高価です。

レインウェア ワークマン ゴルフ ゆったり 防水パンツ 上下セット 防風 通勤 通学 アウトドア カッパ 雨具 自転車 メンズ レディース レインウェア

カメラバッグカバー

カメラバッグのレインカバーは単体でもなくはないですが、ある程度のサイズと値段のバッグでは、専用レインカバーが別売りまたは付属していることが多いです。
私が木更津航空祭で使ったバッグは、VANGUARDのALTA SKY53でレインカバーが付属しています。
カバーはコンパクトに折りたためるのと、サイズにも余裕があるため、何かをバッグに装着したままでもかぶせることが可能です。折りたたみいすを取り付けた状態柄カバーできました

ALTA SKY 53付属のレインカバー装着時

このカメラバッグは、ドローンや折りたたみ椅子などを外側に固定できて、かつサンニッパや180-600mmクラスの望遠ズームレンズとボディを装着した状態で収納可能な上に、更にボディ2台とレンズも収納可能で、非常に便利なバッグです。もう6年くらい愛用していますが、まだまだ活躍できそう。収納がとても多くオススメです。

望遠レンズ用レインカバー

望遠レンズ用のレインカバーは、どちらかというと三脚にレンズを据えて使う用途に設計されたカバーが多いですね。
私が使っているものは、一番上の写真の迷彩のもので、かなり前に買ったものなので現行品ではありませんが、AF-S 600mm f/4Gのような大型の望遠レンズにも対応できるものです。

現行品だと、例えばthinkTANKphoto(シンクタンクフォト) エマージェンシーレインカバー ラージが適合します。

Vanguardも600mmレンズ対応のこれはよさそうですね

Canonも自社レンズ用にカバーをラインアップしています

created by Rinker
¥12,988 (2025/04/20 05:11:45時点 楽天市場調べ-詳細)

以前はNikonも望遠レンズ用のレインカバーを販売していましたが、現在では販売終了となっています。

どのカバーも基本的に三脚に据えたレンズ前提ではありますが、捲し上げれば手持ち撮影には対応できますし、背面が透明カバーなら、カバー越しに何とかファインダも確認可能です。

標準~中望遠レンズ用レインカバー

今回買い直そうと思っているのがこれです。
今使っているものは透明なナイロンのカバーですが、全てナイロンだと柔軟性が悪く、また畳んだ状態から広げるのにナイロン同士がくっついてしまい、剥がすのに手間取りました。

例えばJJCのこれは、Nikonの丸窓のアイピースに対応しているので、ファインダのみ露出させ、後はカバーすることが可能です。

次回に備えて、これは買っておきたいと思います。ということでポチりました(^^)

俺のカメラは防滴だから大丈夫だぜ、と思っている方も、せめて簡易型で良いのでカバーがあれば安心。

created by Rinker
エツミ
¥1,078 (2025/04/20 11:03:47時点 Amazon調べ-詳細)

防水カバーは、もっと使い捨てなど安価なものも存在しますが、結局使い勝手が悪かったり、雨漏りするものもあるので、ある程度しっかりしたものを購入したほうが無難でしょう。
出来れば雨の日の撮影は避けたいものですが、その機会でしか撮れないものもあり、しっかり雨対策することをお勧めします。

登山などアウトドア好きな方はもっとガチな装備でしょうけど、航空祭のような場合の雨は、あまりガチガチにすると重量が大きくなるので、ある程度の妥協は必要かな。
このあたりは個人の好みも大きいですけどね。

【五十嵐酒造】天覧山 秋あがり純米酒

毎年9月から各社で発売される「ひやおろし」ですが、今年はあまり買えていません…。それでもこの時期だからということで買ってきた1本。

【五十嵐酒造】天覧山 秋あがり純米酒

埼玉県と言えば五十嵐酒造です。「五十嵐」ブランドのお酒は関東圏では人気が高いですが、そのベースとなっているのが「天覧山」です。

【五十嵐酒造】天覧山 秋あがり純米酒

ラベルに書かれているスペックは少なめですが、オンラインショップの情報によれば、酒米は吟風とのこと。日本酒度は+3となっています。精米歩合60%と程よく削っています。常温保管可能なお酒ですが、開栓後は冷蔵推奨です。

ひやおろしらしい少し濃い目の黄色見がかったお酒

冷や(常温)でいただきます。上立香は少しひね香を含んでいますね。口に含むと、ふわっと熟成した米の甘みがまず訪れ、次に少しどっしりとした辛さと旨味、苦みが膨らみます。飲むほどに旨味が膨らんでいきますね。どっしり感はあるけど、決して辛すぎないです。甘みがまず出てくるので、全体としてのバランスが見事です。これぞ日本酒ですね。この程よい熟成感がたまりませんね。
温燗や熱燗もおすすめだそうです。温燗に焼き鳥とかが合いそうですね。


今回のひやおろしは入っていませんが、「天覧山」のふるさと納税セットがあるようですね。サラリーマンの皆様、いかがでしょうか?

久しぶりに一眼レフD850で連写撮影した雑感

先日の木更津航空祭ですか、カメラ3台体制でした。

去年は以下の2台体制でした。

  • Nikon Z 9 + NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
  • Nikon Z 8 + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

実のところ、上の組み合わせで全く問題なく撮影出来たのですが、今年はそれにプラスしてNikon D850 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-14EIIIも追加しました。

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED この後1.4xテレコンバーターのTC-14EIIIを装着

本来なら、AF-S 600mmはZ 9と組合せて使いたいところですが、Z 24-200mmとZ 180-600mmも使いたい、レンズ交換すると撮影タイミングを逃しかねないし、雨天ということもあり、なるたけレンズ交換はしたくない。
そうなると、AF-S 600mmはFマウントレンズですから、D850で撮影すれば良い、となりました。そしてZ 180-600mmがあるので、AF-S 600mmは1.4xテレコンバーターのTC-14EIIIで撮影すれば、850mm相当になります。

ということで、この3台での撮影となりました。D850をフィールドに持ち出すのは久しぶりです。
普段はZ 9もZ 8も、連写速度ば秒10コマとしています。最大秒20コマで撮影できますが、航空機撮影には秒10コマで十分なので。一方D850はマルチパワーバッテリーパック MB-D18とバッテリをEN-EL18シリーズ取付の場合にのみ、秒9コマに対応します。
最近はエントリー機でも秒10コマ以上連写可能な機種も少なくないですが、秒あたりの連写コマ数だけが連写能力を決めるものではないのを、今回再認識した次第です。

Z 9/ Z 8とD850バッファサイズと書き出し速度の差はかなり大きい

Nikon Z 9やZ 8(Nikonの方が言うにはZ 9のほうがバッファサイズは大きいとのこと)は、14bit 高効率圧縮RAWで秒10コマ連写している限り、バッファが切れて連写速度低下する事はありません。シャッターを押している限り、ほぼ無尽蔵に撮影可能です。
ファインダ上は [r20] (20コマ分以上のバッファがある)の表示ですが、実際に連写していても、[r18~15]付近のままなので、バッファが埋まる前にカードに書き込みされています。

Z 8の場合は、14bit ロスレス圧縮RAW(CFe)で秒10コマ連写の場合、CFexpressカードとSDカード(SD UHS-II)で同時記録した場合は、おおよそ50コマ(5秒間連写しっぱなし)でバッファが詰まりますが、CFexpress単体だけに記録した場合は、バッファは詰まりません。これはCFexpressへの書き込み速度が速いので、バッファのデータを即座にカードに記録できるからで、SD UHS-IIカードの300MB/sでは限界があるということです。
そういう点では、CFexpressダブルスロットのZ 9では、2枚のカードに同時書き込みしても、バッファが詰まらず撮影可能です。ここはさすがプロ機です。バックアップを取りながらの撮影でも速度低下の心配がないのです。

一方、D850はCFexpressカードにファームウェアアップデートで対応したものの、内部記録速度はXQDカードの440MB/s程度しかありません。SD UHS-IIカード(300MB/s)にも対応していますが、実はCFeとSDカードの速度差はZ 8程はないということになります。
D850には高効率圧縮RAWはなく、(非可逆)圧縮RAWの12bitであれば、データ量を 14bit ロスレス圧縮RAWの7割弱まで減らせるため、これがRAWで最も連写出来る設定になります。
この設定で、SDカードは使わずCFexpressカードで連写した場合は、38コマ(秒9コマ連写なのでおおよそ4秒強)撮ったところでバッファが詰まり、さらにバッファの完全開放に14秒かかりました。
SDカードに同時記録すると更に連写コマ数は減ります。

木更津航空祭では、D850は14bit ロスレス圧縮RAW(CFe)+JPG FINE★(SD-UHS-II)で撮影していたので、さらにはやくバッファが詰まってしまいました。バッファのサイズもそうですが、カードへの書き込み速度が連続連写コマ数にかなり影響を及ぼしていることが分かりました

D850は2017年発売当時の4500万画素のカメラとしてはかなりの連写が出来、それまでのD810やD800よりも大幅にバッファが増えたことで、連写コマ数もかなり改善されました。実際、秒9コマで数秒も連続で連写することは稀なので、戦闘機撮影でもかなり活躍しました。
が、Z 9やZ 8の感覚で撮影することに慣れてしまった今、改めてバッファとカードの書き込み速度をD850では意識する事になってしまいましたね。
もちろん、アホみたいにシャッターを押し続けなければよいだけの話ですが、航空祭のようにここぞというときは、やはりZ 9やZ 8をメインとしたいのは言うまでもないですね。

ちなみにAFについては、航空機撮影は被写体認識よりも食いつきが重要なので、D850で全く問題はないということを記載して、この話を閉じたいと思います。


今でも一眼レフとしてはベストなカメラだと思いますD850。Bluetooth+WiFiを搭載し始めた時代のカメラなので、今でもスマホ連携は遜色ないし、むしろZ 9 / Z 8より繋がりやすかったり(^^)

木更津駐屯地 創立56周年記念行事「第50回 木更津航空祭」に行ってきた (その2)

続きです。この観覧場所だと、アナウンスが殆ど聞こえないので、状況はあまり良くわからないけど、とりあえず見てるという感じ。

何年後化はわかりませんが、攻撃ヘリと偵察ヘリは全てUAV(無人機)に置き換えるという方針になり、この2機種も遠からず見られなくなります。

ただ、代替のUAVって特に決まっていないんですよね。単に流行りものに乗っかった挙げ句、何も決まっていない…とならないようにしてほしいですね。

そして展示飛行も終了。やっぱりここのメインはCH-47JAチヌークなんだな。

でも久しぶりにUH-60Jの機動も見られたのが良かったかな。何せ、海空と比べると、陸自のUH-60Jは余り見る機会がないんですよね。

そして最後にV-22オスプレイが6機、ずらりと展示と体験飛行のため整列しました。ここから雨がひどくなってつい移動してしまいましたが、このあとにエレファントウォークさながらに機体が移動、撮り逃しちゃいましたね…。

上の1枚目、退役した保管機の連絡機LR-1とV-22オスプレイのコラボ!3枚ペラ同士で、わりと似ている機体同士だったり?

オスプレイ6機が並ぶ頃には雨が強くなって、早めに帰る観客も多かったかな。そのため、この後お昼を買いに行ったら、露天のお店は在庫を積み上げてちょっと可愛そうな状況でした。お昼の書入れどきに皆さん帰っちゃいましたからね…。

ササッと地上展示を見る

雨が強いので足早に。

何とオスプレイの格納庫が空いていました。中には入れないけど、撮影禁止ともなっていなかったです。

整備中のV-22オスプレイ

結構貴重なシーンですね。

そしてさらに貴重な航空自衛隊の給水車も。いすゞの全輪駆動トラックのTSDの自衛隊版で、懐かしのボンネットトラック。
今や現役車は数少ないそうで、貴重な1台。73式大型トラックの登場でこのタイプの導入は少なくなったものの、 HTS型として自衛隊向けには1993年まで製造していたそうで、この車両は1990年(平成2年)式でした。こう見えて昭和ではなく平成の車両なんですね。

悪路走破性に優れていることから、原型が1951年から生産されていたため、基本設計は70年以上前の車両ということになります。すごいな~

一旦格納庫で雨宿り

チヌークにちなんだマーキング

ゲスト機は荒天のため殆ど来なくて、米軍からは唯一海軍厚木基地のMH-60Sがハロウィン仕様で展示。この機体は揚陸指揮艦ブルーリッジ搭載機です。

ブルーリッジは長年横須賀港が母港なので、日本人に馴染みの深い艦艇。ハロウィンなのでお菓子をくれた隊員さんも日本語ペラペラw。

雨が強いのでUH-2もちょっと見ただけ。まあこの機体はいずれ陸自の主力機になるので。マンホールの蓋も何種類かあるそうですが、雨なので確認したのはこれだけ。

最後にオスプレイをちょこっと見て、帰投の撮影は諦めて自分が先に帰投しました。

オスプレイ洗機、富士重工業(現スバル)専用水栓なんてあるんですね。水道料金別枠かな(笑

午後は雨がひどくなってしまいましたが、飛行展示中は小雨だったのが幸い。雨だから行くのやめようかと思ったけど、来年もうオスプレイは移動のため見られない可能性もあり、来てよかったですね。

木更津駐屯地 創立56周年記念行事「第50回 木更津航空祭」に行ってきた (その1)

忙しくて更新できていませんでしたが、先日土曜日、木更津へ行ってきました。

天候は「雨」。この日の天気予報は早朝から雨が降り始め、お昼以降強くなる、とのことで、行くかどうかかなり迷いましたが、妻から「行かない後悔するなら行ってきたら」の有り難い一声で、しっかり雨天装備も持参し行ってきました。

午前5時半の木更津飛行場

早めに着いて偵察活動(笑)。午前6時頃から雨が降り始めましたが、腹をくくって駐車場へ移動。幸いにも、午前7時過ぎに一旦雨は止み、時々小雨が降る天気ながら、何とか持ちこたえた感じです。

そして予定時間に無事入場。お、新型汎用ヘリのUH-2も来ていますね。

残念ながら、荒天ということで外来機は米軍のMV-22オスプレイを始め、警察や消防、民間機などが飛来せず、やや寂しい展示となってしまいましたが、飛行展示も編隊の経過飛行以外は実施されたのが幸いでした。

オスプレイは飛ばないの?? 新しい格納庫が遠方に出来ていますね。いえいえ飛びますよ。遠方でスタンバイしていました。
陸上自衛隊のV-22オスプレイ17機は、木更津駐屯地への配備は2025年7月までの暫定配備で、その後は佐賀空港に移動する予定のため、この規模の陸自オスプレイを木更津で見られるのは今回が最後、と思っています。
が、ここには重整備を担当するスバルが拠点を構えていて、定期整備は米軍のオスプレイを含め木更津で行う予定となっていて、全く見られなくなるわけではないものの、木更津航空祭でこの規模で見られるのは今回が最後になるはずなんですよね。

そのオスプレイが動き始めました。そして、今後退役が決まっているOH-1「オメガ」に、去年はいなかったUH-60JAの姿も。
そういえば、2013年度の調達を最後に、陸上自衛隊ではUH-60JAは新規調達されておらず、そろそろ初期の期待は30年近くになり、今後の動向が注目されます。
まさか新型とは言えUH-2で補うのは、ちょっとパワー不足な感じはしますが。

今回はあまりオスプレイ飛ばないなぁ。それでも、荒天で飛行展示中止とならなかったのは良かった。雨は時々小雨が降る程度、一応カメラは濡れないよう防水カバー、対策は万全で挑みました。

やっぱりここの主役はCH-47JAなんですね~。今年は去年はなかったヘリボーンによる車両や普通科(歩兵)の展開の展示も。オスプレイもその速度を活かした展開が本来の使い方ですからね。

撮影場所、ミスったかなと思ったけど、ここはここで良かったかな。天気はどんよりでしたが、幸いこの時点では時々小雨が降る程度、来てよかった。そして去年割と航空祭や駐屯地祭で荒天だったこともあり、それなりに装備をしっかりしていたのも良かったです。望遠レンズのレインカバーはめったに使わないけど、ここでは役に立ったし、カメラバッグもレインカバーがあるので助かりました。
割とゴミ袋を被せたり、なにも対策していない人も多かったのですが、防滴対応のカメラレンズでも、長時間ではトラブル発生の確率が上がるので、対策をするに越したことはないですね。

続く…


大切な望遠レンズを壊さないように。防塵防滴仕様でも過信は禁物ですよ。

【長澤酒造】高麗王 浮氷

先日鎌北湖の撮影に行った帰りにたまたま酒造を見つけまして、せっかくなので新規開拓ということで寄ってみました。

長澤酒造

この長澤酒造のお酒は初めて。「君が旗」「高麗川(こまがわ)」というブランドのお酒を展開しているようです。小さいながら、直売店が併設されていました。

買ってきたお酒第1弾がこちら。

【長澤酒造】高麗王 浮氷

最近、日本酒を炭酸で割るという飲み方もありますが、こちらのお酒は「氷を浮かべて呑むお酒」とラベルにあるように、オンザロックで飲むを提唱しているようですね。
そろそろ涼しくなってくる季節ですが、まだジメジメした日も少なからずあるので、こういうお酒もたまには良いでしょう。

【長澤酒造】高麗王 浮氷

氷を浮かべる前提のため、アルコール度数が19度と日本酒としてはかなり高いのが特徴です。醸造アルコール添加なので、これでアルコール度数を上げているのでしょうね。
醸造アルコールも色々種類があり、居酒屋飲み放題で提供されるような安価な「日本酒もどき」では、この醸造アルコールの質が悪かったりしますが、ちゃんとした酒造であれば、米由来の醸造アルコールを使っています。ようは米焼酎を添加している感じでしょうか。

精米歩合は70%と程々に削っています。その他のスペックは一切不明で、そもそも検索してもこのお酒の情報は何もないんですよね。公式も含め、ネット販売もないようです。
同じ「日本酒ロック」のコンセプトで、酒米に「彩のかがやき」を使用した高麗王の純米無濾過生原酒はHPに掲載されています。このお酒はもしかして直売所限定販売なのかな?

わずかに黄色みがかったほぼ透明なお酒

白州のグラスに氷を入れて、注いでみました(笑) オンザロックのウイスキーみたいに飲みます。
上立ち香はカラメルがかった香ばしい甘みを感じます。古酒にある「ひね香」の方向ですね。口に含むと、ああ強い!ぐっとアルコールのアタックが来ますが、すぐにカラメルのような甘みがぐっと押し寄せます。
そしてその後に酸味と苦味が押し寄せますね。余韻は長くもなくスパッと切れるでもない標準的な感じ。
感触としては、カラメル米焼酎でしょうか。氷が溶けて行くほどに、アタックは弱くなりますが、カラメルを貴重とした味のベースはそのままです。
個人的には氷を入れて数分くらいのバランスがとても良く感じました。まだまだ暑い日も多いので、そんな日に良いお酒ですね。

【栃木】旧石裂小学校とその周辺(2007/2010/2012年)

栃木県鹿沼市に建造中の南摩ダム、そのさらに上にかつてあった石裂集落は、かつて鉱山があったことから栄えていましたが、戦後鉱山の採掘量が減少したことから、次第に人口減少していきました。
そこにあった旧石裂小学校は、人口減少とともに1964(昭和39)年に閉校し、しばらくは集会場として使われていたものの、それも1980年代に別の建物ができてからは、この旧石裂小学校は使われなくなりました。使われなくなってから四半世紀、建造からは果たして何年経過したのか?

2007年7月

初めてこの旧石裂小学校に出会ったのは2007年、南摩ダム建造予定地や旧梶又小学校を散策した後、たまたま道を上がって走っていて見つけました。

また周辺には良い感じに古びた建物や看板も残っていて、かつて集落として栄えていた面影を伺わせました。
この時点では右側の教員棟はボロボロになりながらまだ健在でした。

2010年6月

3年後の2010年。校舎は窓ガラスの損壊が進んでいるものの建物は健在。しかし教員棟は更に崩壊が進みつつありました。

また向かいのお寺の建物も崩壊が始まっていました。

校舎と元愛車のアコードユーロR

2012年8月

そして最後に撮影した2012年。枚数は少なめです。校舎は健在でしたが、規制線が張られていました。
隣りにあった教員棟は撮影していません。確かもうなかったような? 倒壊しっぱなしだったら撮っていたと思いますが、多分この時点で残っていなかった(解体された?)のでしょうね。

なお、古びた仏壇仏具のお店の看板は、2024年ストリートビューに写っていて健在のようです。

しかし、対岸にあったお寺の古い家屋は2014年時点までかなり崩壊が進んだところまでは存在しましたが、かなり飛んだ2023年時点では存在せず、この間に解体されたようです。

2024年現在も旧石裂小学校は健在です。いつかは再訪したいですね。

息子氏、初ゴールを決めた!

息子のサッカー練習試合。サッカーを初めて10ヶ月、初めて息子がゴールを決めました!

フォワードにいても、他の上手い子に譲ってしまうことが多かったけど、今回は決められると思ったのか、初めてゴールポストに蹴り上げまして、決めました!
よく頑張ったね!


今回は試合回数が多かったので、カメラ側もいろいろ試してまして。
普段はNikon Z 9の3Dトラッキングで撮影しています。ただZ 9の場合、人物が入り乱れると、ロックオンしていた被写体以外に持っていかれることも多々あるので、横切りへの応答は「鈍感」に設定していたのですが、よくよく説明書を見ると、3Dトラッキングの場合は、この設定は無効で、”常に「3」を選んだときと同じ動作になります。”とありました。

撮りたい被写体と別の人物が手前に被った場合は、自分は親指AF-ONボタンを使っているので、一度AFボタンを離して被写体が再び見えるようになったらAF-ONボタンを押す、という作業が有効だったりしますが、この横切りへの応答機能が3Dトラッキングでも有効になってほしいですね。
CanonがEOS R5IIや今後登場するであろうEOS R1で、特定人物の被写体検出のロックオンがかなり活用できそうな感じなので、Nikonももう少し食いつきは良くしてほしいなと思います。
Z 9では画像処理エンジンのEXPEED 7が従来のEXPEED 6に対して約10倍の処理能力を持つことから、AF専用エンジンを持たず、AFも含めてすべてをEXPEED 7で処理しています。が、次世代のZ 9IIでは、AF処理エンジンは画像処理エンジンと分離して更に検出とロックオン能力を高めてほしいですね。

Canon EOS R5IIで良いなと思った機能。

AFの処理に余裕があるのでしょうね。まあ子どものサッカーでここまで必要かはさておき、視線入力と合わせてこうした機能はちょっと羨ましかったり。

個人的には3Dトラッキングの食いつきの改善、これさえ良くなれば、と思いますね。

熟成魚と日本酒のお店に行ってきた

久しぶりの新規開拓です。

やっぱり日本酒です。そして熟成魚が売りのようですね。

熟成魚も美味しかったですが、酒に合うおつまみも、どれも良かったですね。
周りにも美味しそうな店がたくさんあり、久しぶりの大山でしたが、また行きたいと思いました。

アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします