「画像編集」カテゴリーアーカイブ

ご近所お散歩は色々発見がある

外出自粛…三密を避ける…とはいえ、適度な散歩はOK、何が正しいのか考えると、答えが出ないけど、とにかくどこかお店とかには寄らず、ご近所の散歩はやっています。

いやね、在宅でテレワークしている数日は一切外に出ていないのですけど、それだけで明らかに体力低下しているのですよ。宇宙から戻ってきた宇宙飛行士の気分です(笑)
でも長期入院していた人とかも同じ感じなんでしょうね。ちょっと歩いただけで疲れている自分がいます。子供たちも。

そんなわけで、GW連休は、お散歩しながら、気が向いたら写真を撮る、そんな日々です。

カメラはその日の気分で、今回はGX7MK2にSUMMILUX 15mm F1.7だけで。このレンズは繊細な描写が気に入っています。


歩くと、発見がありますね。寺がある…のは何となくわかっていましたが、来たのは初めて。こんな雰囲気の良い場所があるとはね。
このケヤキは、樹齢何百年だろうかというくらい立派。
写真はちょっとだけLuminar3でいじっていますが、元がJPG撮影なので、やりすぎると画像が破綻します。バンディングが発生しますね。


小さな神社も発見

よく街角にある小さな神社、神主さんがいない神社でも、ここはその中でも立派な方かな。
こちらもLuminar 3で少しだけ調整してみました。


緊急事態宣言も5月いっぱいまでとなった今、出来ることは今と同じこと、ですかねぇ。

Luminar 3で弄るなら、ベース写真もしっかりしていないとダメだ

Luminar 3、よくできているけど、やっぱり魔法のソフトではない。ダメ写真はやっぱダメ、ということで、ダメではないであろうこの写真を弄ってみました。

Capture NX-Dのビビッドで出力

まずはベース写真。ビビッドで仕上げてみました。
もしCapture NX-Dだけで完結するなら、ここからコントロールポイントで夕焼け雲の部分の彩度アップとか、影の雲の部分の露出を落としてコントラストアップとか、そんな感じで仕上げるかな。

では、Luminar 3で仕上げてみましょう。

個人的にはAerial Dramaticが好きかなぁ。Aerial AI Enhancerはちょっとやりすぎ感が強いですが、これも適用率をもう少し下げれば、わざとらしさが軽減されるかな。
最近あまり聞かなくなってきた(飽きてきた?)インスタ映えなんかも、こういうソフトをわざとらしくなく使えるようになれば、良い手助けにはなるでしょうね。

やっぱり、ベース写真がある程度しっかりと撮れていれば、Luminarで弄ろうが弄るまいが、良いってことですね。

というわけで、今後当ブログでも気が向いたら、Luminar 3で編集した写真を人知れず?アップしたいと思います。まあExif見たらバレバレですけどね。


さて、明日からGW休みになりますが、基本、外出るのは子供たちを連れて散歩するくらい、そこでちょこちょこ写真が撮れればいいかなと思っています。

皆様も、自粛疲れにめげずに、3密を避けて行動しましょう!

ダメ写真はLuminar 3で救済できるのか?

写真撮っていると、誰しもが経験する「映えない写真」
構図はトリミングする以外救済しようがないですが、色やコントラスト、これは最近のソフトウェアの能力で、何とかなるかも。

というコンセプトなのかな? Luminar。
先日無償提供されたLuminar 3ですが、果たしてダメ写真は救済できるのか?

家から飛行機を撮っていますが、天候、時間、飛行機の高度、いろいろな要素が重なります。殆どの写真は、ただの記録写真、映えないものばかりですね。まあ、半分は、外で撮影ができないことで、望遠レンズを振り回す腕を落とさないためのリハビリみたいな感覚で撮っているわけですが…

撮って出し、霞がかっていてイマイチ…

これは撮って出しのある1枚。青空と雲はあれど、微妙に霞がかってしまっています。NikonのCapture NX-Dで、頑張ってコントラスト、彩度、明瞭度を上げて、まあ多少はなんとかなるかな…と言う感じですが、そこまでして救済したいか、というほどの写真でもないしね。
ではここで、Luminar3に頼ってみましょう。

個人的には、Mistic Landが好みかな? 無理やりコントラストと彩度を上げたようなAerial AI Enhancerも、もう少し調整すれば不自然さはなくなりそうです。

Aerial AI Enhancerをベースに調整してみたが…

で、調整してみたけど、なんでしょう、あと一歩で不自然さが残りますね。無理やりなんとかした感は、如何ともし難い。

やはり、弄るにしろ、ベースがしっかりしていないとダメだなぁと思った次第。

あれですよ、ファミリーカーをどんなにカリカリにチューニングしても、スポーツカーにはならないのと同じことですかね。

SKYLUM Luminar 3が無償公開されたので早速インストールしてみた

数日前ですが、Twitterにこんな情報がありました。

マジですか!

Luminarといえば、RAW現像・画像編集ソフトの中でも、積極的に画像を改ざんするソフト、いやレタッチソフトとして有名です。プリセットの画像変換で、簡単にイメージを変えられるというのが売りです。
最新のLuminar 4では、例えばAIにより背景の空を変えると言った、AIを駆使したソフトになっています。

AIスカイリプレースメント(SkylumのHPより)

驚くべきことに、AIで空を変えられるのです。ここまで来ると、写真とは何かを考えさせられますが、そういう時代になっているということです。
インスタ映えで需要があるのでしょうね。いい悪いは別として、そういう事ができるということです。

今回無償公開されたLuminar 3は、そこまで強力なAIツールはないもの、いくつかのAIツールと、プリセットのレタッチで、簡単に写真を編集可能です。


というわけで、早速インストールしてみました。いつまで無償公開されているのかわかりませんので、気になった方はお早めに。そして、インストール方法と、無償シリアルコードの取得方法は、YOUのデジタルマニアックスさんのHPを御覧ください。

Luminar 3の起動画面

割と起動までは重たいソフトです。初回は画像フォルダを指定すると、カタログファイルを生成するため、少々お時間がかかります。

また、カタログファイル作成後の起動でも、パッとは起動しないです。私の溜めている画像が多すぎるのか、はたまたソフト自体が重いのか。かなりメモリは食うソフトのようで、最低8GBのメモリは必要ですが、8GBでは足りないでしょう。
参考までに、PhotoshopやらNikon純正ビュアーソフトやらを同時立ち上げして編集していると、OSや他のソフト込みですが、平気で20GBくらいはメモリを使用します。
メインメモリは、32GBあったほうが無難です。

画像編集は、RAWだけでなくJPGであっても適用されます。JPGもRAW現像しているかのように、スライダーの調整で効果が変わってきます。なかなか面白いソフトです。


プリセット適用だけでも割と遊べる

RAWだけでなくJPG画像も調整可能

この写真は、先日お散歩中に撮った「チンチンボーイの銅像」で、JPG撮影ですが、RAW画像と同様に各種パラメータの調整が可能です。

個別調整も可能ですが、プリセットがいくつも入っていて、画像下にプレビューで効果が表示されます。ただ、このプリセット表示、少々表示に時間がかかりますが…。

さてJPG撮って出しの画像はこちらです。

JPG撮って出しの「チンチンボーイ銅像」

これを、Luminar 3のプリセットを適用すると…

30種類以上のプリセット全ては紹介できないので、4つ適用してみましたが、どれを選べばよいのやら…。こういうのって、プリセットが多いほど、悩んでしまう質なもので、どれが正解なんてのがないですからね。

わかりやすいインスタ映え的な画像は、彩度とコントラストマシマシの、Aeral AI Enhancerでしょうね。

各プリセットは、その適用率をスライドバーで変更できます。0%で適用なしのノーマル状態です。また、フィルタは個別に調整や追加も可能です。

右側の編集を選択した状態で、「フィルタを加える」をクリックすると、様々なフィルタが表示されるので、それをクリックすることで、フィルタを個別に追加可能です。また、逆にフィルタを消すことも可能です。パラメータも調整可能。

プリセットはお気軽に、細かく調整したければフィルタ追加、というように、お手軽にも細かくもできます。この辺り、作り方が上手いソフトだなと思います。必要なときだけ、フィルタを選べて調整すればよいですし。


太陽を追加する

新しいLuminar 4では、空を全く別物に変えてしまうというのは先に紹介しましたが、Luminar 3はそこまでではないものの、改竄(笑)する機能があります。なんともわかりやすいというか、いかにもな合成です。

もうここまで来ると、あからさますぎて笑っちゃいますね。
実際にこんな感じで太陽を入れたとしても、こうはなりませんよね…と言う典型的な例です。あんなふうに光芒は出ないですが、こういうポスターとかありそうですよね。というか警視庁さん、ヘリコプターパイロット募集ポスターに採用してください(笑)

ちなみに、太陽の位置や大きさなど、各種パラメータは調整可能なので、わざとらしくなく合成できる…かもしれません。
まあ、こういう写真って、Luminarで追加しました、って書かないと、逆に恥ずかしくて載せられないな…。


もちろん、悪いことばかりでなく、印象的な写真を作るという意味では、かなり使えるソフトと言って良いです。これ本当に無償でいいのというくらい優れています。Google時代にNik Collectionが無償公開されていましたが、あれに匹敵すると言っていいでしょうし、使い勝手は明らかにLuminarのほうが簡単です。

Landscape B&W + 明瞭度 + ドラマチック

赤外線写真っぽく仕上げてみました。モノクロの場合、黒はより黒く、白はより白く、ようはハッキリとした絵は、パッと見の印象は良いですね。

ドラマチック+ ラディエンス

こちらはプリセットは使わずに、マニュアルでフィルタを適用してみました。もう少し柔らかく仕上げても良かったかな。とにかくなんでも出来ることで、逆に使い手を惑わす…そんなソフトでもあります。


ともあれ、無償で提供してくれたのは本当にありがたいです。気に入ったら、Luminar 4の購入にもつながるでしょう。