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【厚木基地】22/5/6の記録1

毎年恒例、GWの平日は、一人で撮影に行けるタイミングです。
厚木基地であれば、米軍と滑走路は共用なので、GWと関係ない米軍には動きがありますし、哨戒機も好きなもので。
ギャラリーも好きないので、のんびり撮影できるのも良いです。

何故か横田基地のC-130Jがタッチアンドゴー訓練を行っていました。

米海軍の多用途ヘリ、MH-60Sを2機、哨戒ヘリMH-60Rを確認。
MH-60Sは、輸送や補給などを行う、CH-46シーナイトの後継機として採用されたヘリで、ベースは陸軍のUH-60Lをベースとしているため、尾輪は後方についています。
MH-60Rは、SH-60Bと60Fを統合した機体で、ソノブイと吊り下げ式ソナーの両方を運用できます。海自のSH-60Jでは、当初から両方を運用できましたが、このあたりは同じ機体をベースにしているとは言え、海自と米海軍では要求が異なるからでしょうね。

第61航空隊のLC-90、ビーチクラフトのキングエアをベースとした連絡機。既に老朽化しているので、もう何年かすれば退役となるはずです。久々に飛んでいる姿を見ました。

海兵隊のKC-130J、C-130Jの空中給油機型です。空中給油用のドローグを格納しています。こいつはタッチアンドゴーではなく、上がりのみでした。

おおお! 珍しい、電子戦訓練支援機のUP-3Dです。P-3C哨戒機から3機改造された機体の1機です。P-3Cは退役が進み、現役機もグレーのロービジ塗装になっていますが、こちらは昔からの白とグレーの塗装のままで、今見ると逆に新鮮です。
いや見れてよかったです。お尻の磁気探知装置(MAD)は取り外されています。

これも珍しい!装備試験機UP-3Cです。これもP-3Cから1機のみ改造された、装備品をテストする機体です。ピトー管が装備されているのと、赤いラインが入っているのが特徴です。
見た目はP-3Cに近い形です。以前はAIRBOSSという空中赤外線弾道ミサイル観測センサーシステムを試験搭載していましたが、現在は取り外されているようですね。

今回はいろいろな種類の珍しい機体も見ることが出来てよかった。

続く…

Amazonで買ったPeak Design アンカーリンクスAL-4の本物と偽物を比較してみた

先月、Amazonで買ったPeak DesignのアンカーリンクスAL-4が、流通経路や届いた商品が偽物の疑いを持っていたものの、それをそのままNikon D850に取り付けて撮影を行っていたところ、撮影中にアンカーの紐が抜けてしまうというハプニングが発生しました。

これ、取り付けて初日だったのですよね。レンズは少し重めのAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR(2,300g)だったのですが、カメラと合わせて4kg程度。ちょうど撮影の為カメラを構えた際に、ストラップが引っ張られて抜けてしまいました。
ツイートでは切れた!と書きましたが、よく見ると抜けているんですよ。
これをもって、やっぱり偽物だった、と確信するとともに、こんな怪しいものを、怪しいとわかっていながら使ってしまった反省を踏まえ、記事にまとめてみることにしました。
そして、今度こそ本物を、ということで、Amazonで「発売元:Amazon」となっているものを改めて購入しました。

注意!AmazonではマーケットプレイスとAmazon販売の商品が混在している

AmazonでPeak DesignアンカーリンクスAL-4を検索すると、2022年5月6日朝の時点では、このような表示となります。

Amazonでは販売元Amazonとマーケットプレイスの中で一番価格の安いショップが表示される

45%引き、というなかなかな値引きですが、Amazonの場合、Amazon自体が品を仕入れて販売する場合と、マーケットプレイスとして販売する場を提供し、実際にはAmazonではなくマーケットプレイスに出品した業者が販売する場合があります。
その中でも、マーケットプレイスの業者がAmazon倉庫に在庫を持っていて、そこから発送する場合と、マーケットプレイス業者が独自ルートで発送する場合があります。チャイナの業者で小物類なんかの販売は、直接中国から発送されるので、後者のケースとなりますね。
さて、上の赤枠に注目。この日は、「PD shop11」という業者表示されました。ちなみに私が買った業者は「ピークスペシャル」となっていて、購入時は”ピーク”だけ見て公式と誤認してポチってしまいましたが、発送に時間がかかるとか、よくよく考えると怪しいよね~と思いつつ、興味本位もあってそのままキャンセルせずにいました。

ちなみにAmazonや他のマーケットプレイスの業者も出品していました。

Amazonや他の業者の販売

販売元AmazonもPeak Designの正規販売店の1つですから、ここで購入すれば、正規品が届くはずですし、保証も受けられます。実際、銀一のHPっを見ると、Peak Designの日本国内正規取扱店としてAmazonも書かれています

ということで、今回はAmazon primeと表示のある発売元:Amazonとなっているものを再購入しました。

発売元:AmazonのPDアンカーリンクスが届いた

Amazonが販売するものなので、倉庫在庫があればすぐに発送されます。実際、4日に注文して5日には届きました。

箱の質感は、正直なところ大きく変わらないです。違いとしては、偽物は一番下が「TM and ® 2018 Peak Design」となっているのに対し、本物は「TM and ® 2020 Peak Design」となっているところでしょうか。
アンカーリンククスは、2018年6月にバージョンアップし、現在も販売している最新バージョンのV4となりましたが、このときのパッケージのままなのかな?
ご丁寧にシールも貼っていますが、これも貼っている位置が違うだけで、本物との見分けがつかないですね。

写真で比較する、本物と偽物のPDアンカーリンクス

アンカーの比較

まず偽物は、品者と比較して細くてコシがなくふにゃふにゃです。本物の方は、ワイヤーにダイニーマという超強力超高分子量ポリエチレン(UHMwPE) 繊維を使用しています。これは、細くとも束になることで、金属ワイヤーよりもずっと強度の高い材質です。引張強度も相当強く、本物のアンカーリンクスAL-4は、90kgもの耐荷重があります。これは、標準的な日本人成人男性がぶら下がったとしても切れないというものです。
写真左では、撮影中に抜けてしまったものと、帰ってきてから手で引っ張って抜けた偽物ですが、これはワイヤーの耐荷重以前に、構造的にワイヤーが刺さっているだけの粗悪品ということになります。

手で引っ張ったら簡単に抜けてしまった、移動中に抜けなくて本当に良かったね…

また、下の写真を見ると、本物はアンカーの表面に艶が多いですが、偽物は艶が少なめです。

本物は艶が多めでアンカーのワイヤーも太め

偽物のワイヤーをカットして断面を見てみました。

カラフルなワイヤーが中に入っているけど…

本物は、摩耗度合いがわかるように3層構造となっていて、それぞれに色がついていますが、この偽物はカラフルなワイヤーが中にはいっていて、ダイニーマというより、ただのナイロンワイヤに見えますね。もちろん、ナイロンも耐荷重性は高いものもありますが、いずれにしろ本物ではなさそうです。

ストラップ側(アンカーハウジング)も、よく見ると品物と偽物では違う

ストラップを取り付ける側、アンカーハウジングも比較してみました。

ぱっと見では違いが分かりづらいです。
しかしこちらは逆に写真で見るとよくわかりますね。
アンカーハウジングの中にある金属プレートの形状がまず違います。本物は、緩やかなアール(カーブ)がついていて、アンカーの付け外しがスムーズですが、本物は付け外しが固めです。偽物はプレートのアールが小さく滑らかではありません。光の反射具合で違いがわかりますね。

そして偽物はプラスチック部分のバリも出ています。
よくよく観察していくと、このアンカーハウジングの方が本物と偽物の違いがわかりやすいですね。

ただ、初めて買ったものが偽物だと、こんなものだなと思ってしまいますね。
自分の場合は、初めて買ったものがニコンダイレクトのオリジナルモデルのアンカーリンクスでしたので、これは正規品ですし、今回それを持っていたからこそ比較できたのが良かったですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ND オリジナル peak design アンカーリンクス AL-4
価格:3300円(税込、送料別) (2022/5/6時点)


正規品アンカーリンクスも古いバージョンはアンカーが細い

Peak Designの公式HPには、アンカーリンクスの各バージョンの比較が掲載されています。

これを見る限り、今回偽物、と思われるアンカーは、V3の回収品の横流しでは、という推測もできましたが、手で引っ張って簡単に抜けてしまう時点で、V3ですらないと判断しました。V3はワイヤー部分が細く、内部にダイニーマを使っているものの、摩耗により切れてしまうトラブルが発生したとのことです。それでも、実際にトラブルが発生したのは、17,000人に1人に割合だったそうなので、横流し品のV3だとしても、そんなに簡単に抜けてしまうことは考えられないです。

ということで、今回、Amazonのマーケットプレイスの中華業者「ピークスペシャル」で購入したものは偽物、と個人的に判断させていただきました。

機会があれば、引張試験機で本物と偽物のアンカーの引張強さ試験をしてみたいですね。

Amazon自体は正規代理店、問題は審査がゆるいマーケットプレイスにある

今回の問題は、【国内正規品】と書いているにも関わらず、価格が安いと言うだけで、検索をかけると一番はじめにマーケットプレイスのお店が発売元になってしまうことです。

元々Amazonは以前からマーケットプレイスの販売店での偽物商品が多く、トラブルになっています。
マーケットプレイス業者は数が多く、Amazonはあくまで販売する場を提供しているだけなのですが、発売元が違うだけで、正規品か偽物かが分かれて販売されているのは問題でしょう。
ただ、クレームを入れたところで、Amazonはどうせ対処しないでしょうし、マーケットプレイス業者も名前を変えてどんどん売っているので、いたちごっこです。

もう消費者としては、信用のあるお店で買うしかないかと思います。国内では、銀一がPeak Designの正規代理店となっていて、銀一から直接、または正規取扱店から買うしかありません。が、正規取扱店としては、Amazonも含まれています。Amazonには、ぜひ正規品は自社流通のみ取り扱かって欲しいところです。

城南島海浜公園で潮干狩りをしたり飛行機を撮ったりしてきた

羽田空港にすぐ近くにある城南島海浜公園、潮干狩りも無料でできる、ということで、熊手を事前購入、家族で行ってきました。
熊手は幅15cm以下のものが使用可能です。Amazonで2種類購入してみました。

なお、車で行って10時くらいに到着しましたが、駐車場に入るまでに40分程度は待ちました。早めに来ることをおすすめします。
もっとも、朝早くから釣りできている人は、お昼前に帰る人も多いのか、出る車もそこそこあるので、思ったよりは待たずにすみました。まあそれでも混んでいることに変わりはないですけどね。

城南島海浜公園のつばさ浜は無料で潮干狩りができる!

城南島海浜公園の砂浜「つばさ浜」は、人工海浜(砂浜)ですが、そこに自然に生物が生息し、アサリなどの貝類も生息しています。
有料の潮干狩りでは、アサリを事前に砂浜に撒いていますが、ここはあくまで自然なので、無料で楽しめる変わりに、ザクザク採ることは出来ません。まあ、ガチではなく、砂遊びをしながら、ですね。
GWのこの時期は、ちょうどお昼くらいが干潮だそうです。気温的にも、晴れていれば一番過ごしやすい時期ですし、潮干狩りにはもってこいですね。

アサリですが、持ち帰れるのは2.5cm以上のものだけです。実際掘ってみると、1cm前後の稚貝は結構見つかるのですが、2.5cm以上はほとんど見つかりません。
アサリを掘りつつ、2台のカメラに高倍率ズームと望遠ズームをぶら下げ撮影、なんてことをやりました。

お昼前に掘り始め、午後2時位には潮が満ちてきたので、潮干狩りは終了。結構腕が疲れますね。
釣果はこんな感じでした。

うーん、小さいですね。子供たちと観察した後、ほとんどのアサリと巻き貝は海にリリースしました。でも、楽しかったので良しとしましょう!

飛行機もぼちぼち撮影

今回は、スナップ撮でZ 9にZ 24-200mmだったので、飛行機はD850 + AF-S 200-500mmで撮影しました。
久しぶりにD850で飛行機を撮ると、ミラーのブラックアウトが!と一眼レフじゃ当たり前なんですけど、ブラックアウトフリーのZ 9に慣れると、遅いなぁと思う反面、ファインダがいつでも見える(OVFなので当たり前)ので、安心感はありますね。
撮った感触とか、やっぱり一眼レフのほうが好き、というのが正直なところ。Z 9は良い面と悪い面、両方あり、設定項目も多すぎなので、何が最適化は詰めていかないとです。

そうそう、鬼滅の刃じぇっと、1機(-弐-)は撮り逃しましたが、もう1機の-壱(JA616A)のアプローチは撮影に成功しました。

そして、-弐-は離陸待ちの姿を。

ANA B767-300ER (JA608A)

遠いね…。

最後に船も見たりしながら、帰途につきました。


なお、今撮影中に発生したこの事件については、別途検証&記事にする予定。

荒川彩湖公園で子供を遊ばせつつ飛行機を撮ってみた

GW連休も半ばに入りました。
看護師の妻も仕事復帰しましたので、5月3日は子供らを連れて、荒川彩湖公園へ。ここはGWであっても、駐車場が広いので、絶対に満車になることはなく、確実に停められます。が、流石にGWだけあって、行くまでの道路が渋滞していました。

Nikon Z 9を手に入れてから、明るいレンズよりむしろ、暗いけど便利なズームレンズばかり多用しています。
特にスナップにNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRは重宝しますね。高倍率ズームの弊害である画質のネガを殆ど感じず、むしろ一眼レフの標準ズームよりも画質は安定しています。
これを知ってしまうと、一眼レフの標準ズームってずいぶん設計に苦労してたんだな、となってしまいます。

息子も、自転車に補助輪無しで乗れるようになってきました。ここはサイクリングロードも広くとってあるので、自転車の練習にも最適なんですよね。

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR + TC-20EIIIで撮る

一眼レフ用のAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRに、2倍テレコンのTC-20EIIIで撮影してみました。この組み合わせは、合成f値がf11となるため、一眼レフではファインダも暗くなり、AFでも撮影できません。
が、ミラーレスのZ 9であれば、ファインダも普通の明るさで見れますし、AFで撮影可能。もちろん、レンズが暗くなるほど、AFも遅くなりますが、コントラストAF主体となるので、AF精度は落ちない(テレコンによる画質低下は別として)、ピント精度は悪くはないのですよね。

ただし、AF-S 200-500mmに2倍テレコンでは、明確に画質が落ちます。特に画面周辺は、収差が多くかなり画質低下します。中心はそこそこの解像力はあります。1段絞っても、大きくは改善しません。今回は0.7段ほど絞って撮るのが多かったですが、画質はそれなり。
400-1000mmの超望遠ですし、本来2倍テレコンでの撮影はあまり想定されていないでしょう。
いずれ出るであろう、Z 200-600mmに期待したいです。

今回、公園から羽田空港にアプローチする鬼滅の刃 じぇっと -壱-(JA616A)と -弐-(JA608A)も撮れました。JA616Aは内回りアプローチだったので、かなり遠方なのが残念でした。

流石に公園でAF-S 600mm f/4Gを振り回すのは何なので、AF-S 200-500mmならお手軽に望遠撮影できて便利ですね。

【島崎酒造】東力士 にごり活性生原酒

栃木県は那須烏山の島崎酒造を訪れて買ってきたお酒第1弾。
妻の実家での開栓、外部フラッシュがない撮影なので、写真はいまいちなのはご勘弁ください。

【島崎酒造】東力士 にごり活性生原酒

出た! ふき出し注意です。栓にガス抜き穴が開いているタイプになります。
このお酒のすごいところは、アルコール度数が19度以上20℃未満と、一般的な日本酒よりも高めです。生原酒故に加水していない上に、醸造アルコール添加なので、よりアルコール度数が高くなっているようです。
日本酒度-8、酒米や精米歩合は非公開です。

【島崎酒造】東力士 にごり活性生原酒

開栓時は、よく冷やした上で慎重にゆっくりと開栓。

あれ…

あれれ…

何事もなく開栓出来ました。プシュというガス感もありません。栓にガス抜き穴があるので、吹き出すことはなかったようです。
が、これは状況によりけりなので、たまたま大丈夫だった、という感じですね。

とろっとろの米感たっぷり

どぶろくに近い印象です。香りは華やかという感じではありませんが、バナナのような芳醇な香りです。
口に含むと、ガス感は殆ど無いですね。ごく僅かに感じる程度です。濃厚かつ芳醇なバナナ系ですが、割と後味に苦味を残しますね。
そして、原酒な上にアル添とあって、冷やしているにも関わらず、喉がカッと熱くなるアルコール度数の高さを感じさせます。
冷酒なのに、体は温まるという不思議な感覚。
味わい深いし、芳醇な甘さがあるのに、後半苦味やアルコールで熱くなる感覚もあり、何とも面白いお酒です。

でもやっぱり、去年飲んだゴリララベルの「ニゴリ」も飲みたいですね。こちらはアルコール度数が高いので、ぐいぐい呑むと、あとから来ます。
でもこれはこれで旨いです。

【栃木】龍門の滝

島崎酒造のどうくつ酒蔵からクルマで5分ほどの場所にある龍門の滝を見てきました。
栃木に住んでいた頃は、割りと観光地はそれなりに行った気がするけど、ここは初めてだったりします。

訪問前日が雨だったので、いつもよりも水量が多かったようです。

大迫力でしたが、普段はもう少し穏やかな滝だそうです。この日は水も濁っていますね。

龍門ふるさと民芸館と龍門カフェが併設されていました。ここは2021年にリニューアルされたそうで、中は綺麗でおしゃれな感じでした。
謎の青いミルクを飲みました。花でこの色をつけているのだとか。

駐車場も無料ですし、どうくつ酒蔵とセットでおすすめの那須烏山の観光スポットですね。

【島崎酒造】どうくつ酒蔵と本店に行ってきた

去年買った、島崎酒造の「東力士 純米酒 超特濃にごり酒」をいたく気に入っていた妻。そのお酒は実験酒ということで、もう買えませんが、せっかく栃木に帰省してきたので、栃木県は那須烏山市にある島崎酒造行ってきました。

どうくつ酒蔵

島崎酒造のどうくつ酒蔵は、第二次世界大戦末期に、地下戦車工場として掘られた洞窟ですが、実際には工場としては稼働せず、戦後長きにわたって放置されていたものを、2007年(平成19年)から島崎酒造が酒の貯蔵庫として利用しています。
夏は15℃、冬は5℃、平均気温10℃程度なので、お酒の長期保存に適した温度となっており、古酒を長期保管もできます。面白いのは、酒のオーナー制度があり、買ったお酒を希望の期間熟成保管して、その年が来たら発送してくれたりします。

洞窟は、20歳以上200円、19歳以下は無料で見学できます。
ちょっと重い鉄の扉の向こうには、予想以上に広い洞窟が堀めぐらされていました。中はひんやりしていて、真夏でも15℃程度、この時期だと10℃程度のようです。

チケットを買うと、タブレットを貸してくれました。このタブレットが、洞窟内の要所要所に行くと、自動で音声が流れて解説してくれます。本格的ですね。

戦車の地下工場だけあって、フォークリフトなら通れるくらいの割と広い洞窟です。戦時中これだけ掘るのはけっこう大変だったでしょうね。
ただ、立地的に、ここにわざわざ資材を持ってきて戦車を組み立てるのは、あまり現実的には思えないです。戦時中の陸軍戦車、今の自衛隊の戦車より遥かに小さいとしても、ここで作るには狭いでしょうね。

要所要所に酒が置かれていて、奥にはオーナーズボトルの棚がありました。希望の年数貯蔵し、期間が来たら取りに行くか、発送してくれるそうです。
ラベルには、申込者の想いが書かれていました。子供が成人した時や、還暦祝いのために貯蔵している人が多い感じですね。

また、ニューイヤーボトルということで、来年2023年販売予定のボトルも保管されていました。

洞窟の地下には販売所が。
洞窟で長期保管したヴィンテージボトルも販売中。保存年数で味わいも変わるようです。
もちろん購入しましたので、そのうち紹介するかも?
子どもたち用に甘酒もばぁばが買ってくれました。

本店

洞窟はあくまで貯蔵施設で、もちろん酒蔵は別にあります。車で数分の場所に酒蔵があり、直売所もあります。

どうくつ酒蔵にも直売所がありますが、本店のほうが酒の種類は充実しています。なので、両方見に行くことをおすすめします。
残念ながら、コロナ禍で利き酒はお休み中ですが、とにかく種類が多いので、色々迷って、また買いました。どんだけ買ってるんだ酒…
ということで、栃木の酒蔵を堪能してきましたとさ。

2017年5月に撮影したすがしま型掃海艇「いずしま」

もう5年前に函館で撮影した、大湊地方隊函館基地隊第45掃海隊のうわじま掃海艇「ながしま」(MSC-680:番号と所属は撮影当時)と、すがしま型掃海艇「いずしま」(MSC-687)。

大湊地方隊函館基地隊第45掃海隊のうわじま掃海艇「ながしま」(MSC-680:番号と所属は撮影当時)とすがしま型掃海艇「いずしま」(MSC-687)

左側の「ながしま」は、後に呉で掃海管制艇に種別変更されたあと、2020年に退役しています。
一方、右側の「いずしま」は現在も函館基地に所属しています。

なぜこの写真を今頃再アップしたかというと、先日、知床観光船のKAZU I(カズワン)が沈没し、その捜索で沈没した船体を発見したのが、この写真左の「いずしま」だったからです。読売新聞の写真では、黄色の機雷掃討用の遠隔操作無人潜水機(ROV)、PAP-101が写っているのがわかります。

記事では「水中カメラ」と書かれていますが、本来は機雷を掃討するため、テレビカメラを搭載し遠隔で水中を航走捜索し、機雷を発見した際には爆雷で水中処分したり、係維索カッターで機雷の係維索をカットするための装備です。

ところで、KAZU 1は元々が40年以上前に瀬戸内海を航行する船だったようで、船体の経年劣化や瀬戸内海の穏やかな海用なので、波に耐えられなかった、という話もありますが、主原因は、海が荒れるのが予想されていたのにも関わらず、出港させてしまったことでしょう。
乗客には判断しようがなく、安全航行を無視した結果です。

掃海艇の自衛艦旗

この2艇とも、磁気機雷による反応を避けるため、船体は木造となっています。しかし、この次の世代の掃海艇「ひらしま」型を最後に、寿命の長いFRP船体に移行しました。
すがしま型掃海艇12隻は、事故で修理を断念し、2020年に退役した2番艇「のとじま」(MSC-682)以外は、執筆時点で全て現役ですが、木造船体の寿命はおおよそ20年程度とされており、すでに23年経過している1番艇も近い将来に退役するでしょう。

ところで、KAZU Iは水深100mの海底に沈んでいるということですが、そのくらいの深さだと飽和潜水が必要となるため、掃海艇のダイバーでは対応不可能です。波の状況や海流、海底の状況によりますが、船体の引き揚げはそうすぐにはできないでしょう。
まずは船内に取り残された人がいないかの確認が先でしょうけど、飽和潜水となると、潜水艦救難艦の出番となるかもしれませんね。

10年前に撮影した、本の表紙にもなった廃墟 Hotel Peace

ちょうど10年前の今日、高校時代の同期と後輩と共に、伊東方面廃墟撮影に出かけていました。当時、と言うか今もですが、GWは廃墟撮影をよく行っています。
その過程で撮影したラブホの廃墟です。

2012年4月29日のHotel Peace

地方によくある風景ですし、はっきり言うと廃墟写真的には大して映えないものでしたが、この写真が新潮社のとある編集さんの目に止まり、作品の情景にピッタリ、ということで小説の表紙として使っていただけました

現在では、この小説は表紙がイラストとなり、私の写真は使われていませんが、紀伊國屋書店の電子書籍で5/5(木)まで30%オフで販売中です。

※Amazonと楽天では通常価格での販売となっています。


ホテルの他に、カラオケボックス、飲食店、パチスロと、いかにも高度経済成長期に建てられた作りですね。
廃墟的には見るべきものはなく、ただただ記録のように撮ってしまいましたが、こんな写真が使われるなんて、ただただ恐縮です。

ちなみに、このホテルの所有者だった会社は、2015年までは法人として登記されているようです。
そしてこの建物は現存しません。

写真撮影後の2ヶ月後の2012年6月から、2015年2月までは、Googleストリートビューに建物が存在することが確認できます。

その後、2017年のストリートビューでは、建物が解体されて更地になっているのが確認でき(草木に埋もれた看板のみ残っていますが)、2019年には現在のセブンイレブンが営業しているのが確認できます。

ただの何でもない風景ですが、写真に収めて時間が経過すれば、今はもう見られない記録として残る訳ですね。なんでもない風景も、10年一昔ということです。
そんなこんなで、日々写真をと入り続けています。

【第一酒造】開華 純米吟醸 遠心分離 無濾過 生原酒

先日は開華のシルキーホワイトを紹介しましたが、今回は同じ遠心分離のにごりではないバージョンです。

【第一酒造】開華 純米吟醸 遠心分離 無濾過 生原酒

通常、酒を絞る際には、醪を布や袋に入れて酒粕と酒を分離させますが、遠心分離ではタンクに醪を詰めて、冷却密閉状態で高速回転させて、酒と酒数を分離させています。
醪から酒と酒粕を分離する方法は、様々な種類があり、一般的には布や袋に入れて圧力をかけて絞りますが、袋を吊った状態で自然に滴下させる方法もありますが、遠心分離は近年日本酒界でも少しずつ増えてきていますね。

【第一酒造】開華 純米吟醸 遠心分離 無濾過 生原酒

シルキーホワイトと同じ精米歩合55%ですが、アルコール度数は1度高い17度です。
酒米は瓶には書かれていませんが、日本名門酒会によれば、美山錦(長野)・五百万石(富山)とのことです。酵母は栃木酵母、となっています。調べると、この@「栃木酵母」もいくつか系統があるらしいですね。

ほぼ濁りのない淡黄色

上立ち香は華やか。口に含むと、メロンのような甘みと苦味を主体としています。そして、後にりっかりと辛さも押し寄せてきますね。シルキーホワイトと比較して、より洗練されて筋が通った味と言って良いかな? 自分はシルキーホワイトより好みです。遠心分離らしい、きれいな香りと味わいのあとに、しっかりと辛さがでて切れも良いです。最初のアタックはメロンなのに、その後辛さが出て、後味もスッキリという一連の流れがスムーズです。
日本酒初心者にはちょっと辛いかもしれません。このお酒も寝かせるより早めに飲んだほうが良さそうです。2日目は辛さが増してきました。

遠心分離シリーズ、なかなか面白いですね。今回飲んだ開華の遠心分離、2本とも割りと辛さがありましたが、日本酒度的には-2のようです(日本名門酒会のHPによれば)。少し購入から時間がたっての開栓(もちろん冷蔵)でしたが、このお酒は出来たてで飲んだほうが良いかも? 時間がたつにつれ辛さが増すので、恐らく本領発揮は出来たてですね。次は買ったら早めに飲みたいです。