「Blog」カテゴリーアーカイブ

ブログ

2022国際ロボット展に行ってきた その3

もう1週間以上経過してしまったけど、2022国際ロボット展の残りを。

お昼をホール8で食べていたら、明和電機のスペシャルステージが始まったので、思わず見てしまいました。

15分と長いです

全部見ていたら、昼食食べる時間なくなっちゃった…
ということで、ホール東7へ。

結構時間が押してしまって、サラッと見ただけですが、気になるブースではお話を聞いて名刺交換したりと、少しだけお仕事モードに。
技術展に子供が行ってOKということで、最終日だった土曜日は、割と家族連れも来ていましたね。

Hondaの新しい乗り物、UNI-ONEは、残念ながら募集いっぱいとなっていて、乗って動かすことは出来なかったけど、子供たちが座ってみたり、実演は見ることが出来ました。

Honda UNI-ONE

Hondaのロボットハンド、器用に色々掴んでいました。

そして、再び西ホールへ移動、予約していたVIVITAロボコンのブースで遊んだりと、結局子供たちは割と楽しんでいましたので、帰ったのも16時過ぎとなりました。

大人は見たいブースには全然行けませんでしたが、子供たちが思いの外楽しんだので良かったとします。

【百里基地】2022年3月16日の記録 & Z 9戦闘機撮影デビュー

編集の都合で日が空いてしまいましたが、今年初の百里基地撮影です。
早朝に、茨城空港で塗装中のファントムを見た後、撮影ポイントで待機していると、無線に「アーガス」のコールサインが。
どうやら、この日、松島基地の第21飛行隊(21SQ)の機体が飛来したようです。

松島基地の21SQと言えば、東日本大震災による津波で、所属機のF-2B戦闘機など水没する被害を受けました。
F-2Bは18機が水没、この時既に生産完了していたF-2は、複合材を多用した機体の修復が難しいとされていましたが、最終的には13機が修復されています。

タッチアンドゴーを行った後着陸したようです。

Z 9の戦闘機撮影デビュー

昨年末に手に入れたNikon Z 9で、今回が初めての戦闘機撮影でした。1月2月は仕事が忙しく、プライベートが休みが取れなかったので、3か月ぶりです。
旅客機は何度か撮りましたが、旅客機は基本被写体が大きくて遅いので、これはZ 9でなくても問題なく撮れる被写体です。
今回戦闘機を撮るにあたり、まずはオートエリアAF、被写体検出は「乗り物」に設定しました。
今回は、その撮影レビューも書いてみたいと思います。

1st(と言っていいのかな?)は3SQと共に21SQが上がりました。

珍しくフォーメーションで上がってくると思ったら、松島のアーガスでしたね。

クロップしているか否かがわかりづらい

3SQは捻ってくれましたが、21SQは捻りなし、そして久しぶりの撮影、初めてのZ 9いろいろ失敗。
まず、Z 9、クロップしているのがそうでないのかが分かりづらいです。画面右上に、「FX」「DX」といった具合に、フォーマットで表示され、DXのクロップした場合に文字が点滅はしますが、文字が小さく全然気づきません。
途中、x1.4テレコンを付けたのに、FXに戻すのを忘れて、1275mm相当の画角に…。(5枚目の写真)
あれ機体が近い!? と思ってよく見たらDXにクロップしたままでした。
これまでのD850では、光学ファインダなので、クロップするとそれに応じた枠が表示されますが、Z 9はミラーレスでEVFなので、クロップしても、全画面表示のままです。
クロップ時に、少しファインダ像を小さく表示するとか、そういうカスタム設定が欲しいです。
肩液晶(実際は有機ELですが)に、クロップしたか否かの表示は一切されないのも不満。D850はクロップの切替時に肩液晶にフォーマットサイズが表示されますが、Z 9は肩液晶に表示されません(もちろんEVFか背面液晶には表示されますが)。
肩液晶の表示は、正直なところD850よりも小さく情報量も少なく、見づらいです。もういっそ割り切ってなくすか、もう少し大きくしてほしいところです。

EVF、とっさに構えた時に真っ暗な件

もう1点、Z 9はミラーレスだけに、EVFや背面液晶は時間がたつと消えてしますが、とっさにカメラを構えた時に、ファインダが真っ暗、ということが多々ありました。
ここは、構える瞬間にシャッター半押しで復帰させる、という癖付けをしなければ…。

そして不具合としては、休止状態からの復帰が、何度か時間がかかりすぎて、撮影タイミングを逃してしまったことで、特にそのうちの1回は完全にフリーズして操作できなくなったので、バッテリを入れ直して復帰させました。
はっきり言って、道具としての信頼性は、現時点ではD850などの一眼レフに劣ります。特に、FTZ IIを使ってFマウントレンズでこの不具合が発生している傾向があります。ファームウェアアップで改善してほしい所です。


さて移動して降りを撮ります。
湿度が上がってきて、花粉も飛び始めて、抜けの悪い空が残念ですが、このシチュエーションでのAFは問題ないです。もっとも、D850でのグループエリアAFでも、何ら問題はないですが。
気温が高かったので、この高度でも陽炎の影響が出始めていますね。

よく見ると、第3飛行隊の兜武者マークが、ロービジ化されている機体とされていない機体がありますね。


午後はアラハン前から。

転がりですが、手前と背景に何かがある状況、オートエリアAFでは背景の木や、機体手前の構造物にAFが合うことがしばしば。
陽炎の影響もあるからなのか、とにかく中央に戦闘機がいても、そこにAFエリアが行かないこともあり、ここでワイドエリアAF(L)に切り替えてみました。
このモードは、シングルポイントAFよりは広いエリアを捉えるものの、オートエリアAFのように画面全体は捉えず、かつ被写体認識モードが使えます。
ただし、AFエリアにある被写体のうち、一番手前にあるものを捉えるのと、被写体認識をし始めると、ワイドエリアAFの範囲外になっても捉えるので、正しき被写体認識できていれば好都合な反面、意図しないエリアを認識することもあり、難しいところではあります。結局のところ、一眼レフからあるダイナミックAFで、AFエリアの手動選択が一番信頼性が高いかもしれません。

Z 9では、被写体認識を含め多様なAFモードがあるものの、現時点では被写体検出が周辺の状況によっては完ぺきではないこともあり、被写体検出を使うか、従来の一眼レフ同様ダイナミックAFやグループエリアAFで、フォーカスポイントを決めるか、迷うところです。
この辺りは、カメラの癖や傾向を掴んでいくしかなく、現時点で評価は下しにくいところです。なまじ被写体検出も使える機能だけに、その切り分けが難しく感じます。

上りは、もう陽炎が酷くていまいちですね。

T-4は集塵ポッドを搭載。以前はファントムのお仕事でしたが。ウクライナで原発がロシア軍に占拠されたので、それに対応するためでしょうか?


最後に3rdの降り。


少しシャッタースピードを落としてみましたが、ここではブラックアウトフリーEVFの真価発揮。やはり連写時にファインダが見えるのは快適です。
ところで、Z 9はシャッター半押ししていない状態でしばらく経過していると、EVFのフレームレートが落ちるようです。その状態で戦闘機を見ると、カクカクパラパラ漫画になりますが、シャッター半押しで通常のフレームレートに復帰します。

秒20コマあれば十分だった

今回は、初めて秒20コマで本格的に撮ってみました。いや快適ですね。ただ、連写速度半面、データ量もものすごいことになります。今回はロスレス圧縮RAWで撮ったので、データ量も大きく、連続撮影コマ数も減少します。
殆どの撮影で、非可逆の高効率RAWで問題ないので、戦闘機撮影は高効率RAW★で良いかなと思いました。
今までNikon機の連写モードは、CH(高速連写)とCL(低速連写)の切り替えがありましたが、CLなんてほとんど使ったことがなく、存在意義がわからなかったですが、ここにきてようやく、存在意義を見出せました。
SONY α1やCanon EOS R3のように、秒30コマ連写がZ 9にないのが少々不満でしたが(8K60pに今後対応できるボディだし、出来る実力はあるのではと思うのですが)、20コマあれば十分、むしろ少し落として使いたい事も。
CHは秒10コマに設定して、適宜使い分けをしたいと思います。当然、ここぞという捻りの撮影などの場面は、連写コマ数を稼げれば、下手な鉄砲なんとやら、なりますし。
だからこそ、大量に撮れた写真のうち、画面全体がブレたようなコマは、レーディングでゴミ箱マークを自動で振ると行ったような機能も欲しいですね。

茨城空港公園航空広場のファントム、塗装中です

航空自衛隊百里基地に茨城空港が開設されて、早11年。茨城空港公園航空広場にファントムが展示されてから10年になります。

昨年、展示しているファントムが色あせてきているという記事を書きました。

再塗装を願っていたら、茨城県水戸市の日本住宅塗装協会がボランティアで再塗装を申し出て、小美玉市茨城空港利用促進協議会が2022年1月よりクラウドファンディングで足場費用等の募集をし、2月には予定資金を集めて募集終了しました。
そして2月14日より、再塗装のための作業が開始されたそうです。

今年初の百里基地撮影ということで、先にファントムの現状を見てきました。

まずはF-4EJ改(37-8319)から作業を行っているようです。足場が組まれていますが、塗装はほぼ完了しているようで、非常にきれいな状態でした。細かい注意書きなど文字の部分も、塗りつぶさずにマスキングしたようです。
一方、戦闘機転用の偵察型限定改修機、RF-4EJ改(87-6412)はまだ手つかずで、319号機が完了してから塗装を行うものと思われます。
今回使用した塗装は、20年以上退色しない耐候性に優れた塗料だそうです。有彩色、特に赤は退色しやすいですが、長く維持できればと思います。

キャノピーが両機とも曇っているのが気になりました。キャノピーはどうしてもアクリルやポリカーボネイトといった樹脂の複合材のため、経年劣化で濁ってしまいます。今回の塗装では、当然キャノピーの透明部分には手をつけられないため、この点だけはどうしようもないですね。屋外展示機では、世界中どこでも苦労する部分です。

とは言え、きれいに塗装が完了するのが楽しみですね。

【土田酒造】誉国光 上州クラシック

土田酒造のお取り寄せの酒シリーズが続きます。今回は、杜氏が飲みたい辛口酒の第3弾だそうです。

【土田酒造】誉国光 上州クラシック

ひとえに辛口の酒、と言っても、辛いからこうだ! といえないのが日本酒の面白いところ。日本酒の辛口とは、いわゆる日本酒度でプラス側に表記されているお酒です。この日本酒度は、水との比重で計測します。甘口のお酒は、水より比重が重いので、マイナス○○という表示となり、逆に辛口は糖分が少ないため水より比重が軽くなります。

辛口のお酒は、よく端麗辛口という表現も聞きますが、辛いから淡麗というわけでもないのです。
なぜこう書くかというと、この誉国光の上州クラシック、決して辛いだけの日本酒ではなかったからです。

【土田酒造】誉国光 上州クラシック

土田酒造らしく、生酛造り、そして精米歩合90%とほとんど削らず作られたお酒です。酒米を使わず、飯米だそうです。
辛口と書いてありますが、日本酒度については表記なし、わかっているのは、アルコール度数15%で無加水の原酒、酵母は近年のお酒でよく使われる協会701号です。

色は薄黄色

上立ち香は微かです。常温でいただくと、んん? 確かに辛いけど、米の旨味がぐっと膨らみ、後味に甘みも感じます。そしてスッと余韻が引いていきます。辛口と身構えて飲むと、ガツンとくるアタックではなく、穏やかさのほうがありますね。
生酛らしい酸味は程々です。
辛口のお酒、アルコールっぽさがいつまでも残ってしまうお酒も多い中、この上州クラシックは、しっかりと甘みも伝えてきつつ、すっと引いていくので、後味も良いです。確かにこれは何でもない晩酌にピッタリのお酒です。

冷酒でも燗でも、温度帯を問わずオススメだそうです。なかなか懐が深い。辛口系は苦手な妻も、これはいけるようです。
辛口の概念が変わりました。これはいつまでも飲んでいられる、そんな感じのお酒ですね。

2022国際ロボット展に行ってきた その2

【さいとう工房】おそうじ車いす

先週東京ビッグサイトで開催されていた国際ロボット展、さいとう工房という会社の、電動車いすと業務量掃除機を組み合わせた「おそうじ車いす」のデモを行っていました。
子供も乗って操作してよいということで、8歳と5歳のうちの子供達も、実際に乗って操作して掃除体験をしてみました。

2人共、操作がうまい! ジョイスティックの操作性が良いのでしょうね。子供が簡単に出来るということは、高齢者や障がい者の方にも簡単に操作できるということですね。

この商品は、川崎市の認証福祉製品となっているそうです。また、クラウドファンディングも行っているとのことです。


ホール西の展示を見るだけで、かなり楽しんでしまいました。
ホール東へ移動。移動距離、かなり長いので、子供たちは疲れるかと思ったら、動く歩道が楽しかったみたいです(笑

SEQSENSEの警備ロボットは、もう結構前から見ていますが、ビルなどの警備で活躍中です。
ニコンの子会社のニコン・トリンブルは、SpotにLiDERセンサや測量機器などを載せたSpot with X7を展示していました。こうしたロボットが自動で計測するようです。そのうち街中を普通に駆け回る姿が見られたりして!?

【土田酒造】ツチダ12

1月に行った群馬県の土田酒造、気に入って、お取り寄せしたお酒です。

【土田酒造】ツチダ12

生酛造りを主体とする土田酒造ですが、このお酒は名前に12とあるように、アルコール度数を12%と、一般的な日本酒の3/4程度に抑えて飲みやすさを追求したお酒です。

このお酒も、ラベルにあるように、精米歩合は90%と洗米程度でほぼ削らずに作っています。米は酒米ではなく飯米(食用のお米)、酵母は協会601号で、これは今や日本酒界でもトップクラスの人気を誇る新政酒造の蔵付き酵母だったものを培養したもので、これが協会6号酵母となっています。(新政No.6はこの6号酵母に由来) 協会601号酵母は、6号酵母の泡無し酵母です。
麹は、焼酎用の黄麹と白麹を使用しています。
アルコール度数を抑えつつも、飲みごたえも重視しているようです。

そこそこ黄色のお酒

上立ち香は、生酛らしい酸味を感じます。まず常温で飲んでみましたが、甘みはやや控えめ、酸味は強くはないけど、程々にありますね。そしてアルコール度数12%なので、確かに飲みやすいですが、低アルコールの日本酒にある軽いテイストではなく、しっかりと余韻を残しています。辛さもしっかりと出ていますね。度数は低くても、加水しない原酒のままなので、旨味やコクはしっかり出ています。

別の日に冷酒でいただきました。普通、冷やすと甘みが抑えられるのですが、この酒は逆に甘みが引き立つように。酸味が少し抑えられ、結果的に甘みが引き立ってきたからか? 冷酒が一番オススメみたいですが、確かに冷やしてもしっかりと甘みと旨味が残っています。酸味が少し抑えられた結果、全体のバランスが良くなりました。
この手の、米をあまり削っていない生酛系のお酒、わりかし常温や燗が合うと思っていたけど、冷酒が一番オススメというのも、なかなか面白いですね。

いろいろな作り方にチャレンジしている土田酒造のお酒、楽しいですね。

2022国際ロボット展に行ってきた その1

コロナ禍でリアル開催、やるのかどうか…という感じでしたが、通常通り開催しているようなので、2022国際ロボット展の最終日の12日、家族で東京ビッグサイトへ見に行ってきました。


こういう技術展は、通常18歳以上の社会人向けに、商談と宣伝を目的として展示することがほとんどですが、土曜日は子供が遊べるイベントも多くあり、年齢制限無しで全展示を見られる、CEATEC以外では割と珍しい技術展です。子供らが遊べそうなブースを楽しみつつ、いくつか企業ブースを見ようかなと思って、行ってきました。

VEX ROBOTICS

子どもたちが遊べるブース、ということで、まずはプログラミング学習キットを手掛けているVEX ROBOTICSへ。

マイファーストプログラミングの教材、VEX 123でプログラミングを体験してみました。

こちらは、円形のタイヤの付いたロボットで、進む方向や曲がる方向をボタンを押す、またはプログラミングカードで設定して、実際にマス目をロボットが動いていく、という最も初歩のプログラミング教材です。

こんな感じで、ボタンを押してプログラミングした動作をします。
8歳の娘は要領よくやっていました。5歳の息子にはまだちょっと難しかったみたいです。

こちらはオンラインプログラミングで有名なScratchをベースにした、仮想ロボットを動かすプログラミングです。

VEX CODE VR

日本語化されていますが、漢字が多いとか、角度や距離の概念が入ってくるので、うちの子供達には少々難しかったようですが、この辺り慣れですね。
これは無料で使えるそうで、ブラウザベースなので、パソコンやタブレットなどとネット環境さえあれば、どこでも楽しむことが出来ます。

あのBoston Dynamicsのロボットは市販されて各企業がユーザーに

動物のような滑らかな動きで有名なBoston DynamicsのSpotという犬のようなロボット、すでに販売され、企業で使われているようで、何社かが展示を行っていました。

子どもたちが一番楽しんでいました。
胴体がSpotという名前で、その上にオプションのアタッチメントを装着することで、いろいろな仕事ができるそうです。
長い首のようなものは、Armだそうで、先端が口のようですが、実は手です。その中にカメラが仕込まれています。
胴体にも各所にカメラが入っていました。

まさにワンコですね。息子は犬ロボットだと思っていたようです。一番長く見ていたかな。操作されていた方、お相手してくれてお疲れさまです。

動画の編集が間に合っていないので、続きはまた。

スマホケースを買ったらカビていた件

ネット通販、便利ですが、年に2,3回はトラブルがあるものです。
今回は、届いた商品が、まさか新品でこれなの!?って感じでした。あえて購入先は晒しませんが、楽天の某ショップで買ったスマホケースです。

Xperia 1(初代)用のケースです。Xperia 1自体、まもなく発売から3年となりますが、恐らくその頃からの長期在庫だったんでしょうね。倉庫の湿度が高かったのかな? 表面にこんなにカビが発生! うわぁ~ってなりました。
ストラップホールのハトメもサビが発生しています。恐らく、湿度が高いまま2年以上保管されていたのでしょうね。
大抵この手のケースを買うと、中に除湿剤が入っていたりしますが、これには入っていませんでした。湿度管理しないでしまい込むと、こうなってしまうという良い例ですね。

当然、購入先にメールして返品をお願いしたら、返金する旨と、ケースはそちらで処分してくださいとの返事が。
とりあえず、Xperia 1に取り付けてみましたが、そもそも取付部もペナペナ、指紋認証用のホール部分が狭くてタッチしづらく、ケースの幅もムダに広い。

というわけで、そのままゴミ箱行きとなりましたとさ。

インターホンが更新され、早速不審者が映った

築20年になるマンション、あちこち設備が古くなって更新されていますが、インターホンも一斉交換となりまして。
インターホンカメラに録画機能がつくようになり、エントランスだけでなく、各部屋玄関のインターホンにもカメラが付きました。

そして更新されてすぐ、早速不審者が映りまして、microSDカードで動画データが取り出せるので、引っ張ってきました。
PanasonicのWindeaというインターホンですが、動画データは拡張子がdatとなっていて、専用ソフトでaviファイルに変換できます。

インターホン動画はdatファイルなので、専用ソフトでaviに変換

最初からavi形式で保存しないのは何でだろう?
その不審者の様子がコチラ。

動画ファイルの解像度は、なんと320×240ドット! 初期のデジカメの動画ファイル程度しかありません。こんなに低い解像度なので、顔も判別できないです。せめてVGAくらいの解像度は欲しいです。

ところでこの人達、何しているのでしょうね? まず、エントランスの動画がなく、いきなり部屋の前の玄関動画なので、他の部屋の人に開けてもらったか、たまたま他の人がエントランスのドアを開けた際に一緒の入ってきたか?
やたらと顔を近づけて、素早く各部屋をピンポンしているのも怪しいです。

妻が管理人さんに確認したところ、業者がその時間、何かの調査をしていたみたいですが、見た目業者っぽくないですし、そもそも管理人さんも騙されているかもしれないですし(おばちゃん管理人で、いかにも騙されやすそうな感じの人なので…)。

とにかく不審であることに違いないですから、オートロックのマンションとて安心ではないです。うちは共働きで、平日はほぼ不在ですし、しっかり施錠しなければ、ですね。

15年前に手に入れた OLYMPUS PEN EE-3

今から15年前に、ハードオフのジャンクから、わずか100円で手に入れたOLYMPUS PEN EE-3、ハーフ判のカメラです。

ハーフ判とはなにか?

一般的な35mmフィルムを使うカメラですが、1コマのサイズを通常のカメラの半分とすることで、通常の倍のシャッターを切ることが可能です。例えば36枚撮りのフィルムであれば、その倍の72コマの撮影が可能です。
デジタルカメラ普及以前、写真を撮るということは、フィルムを消費するわけですから、今のデジタルのように無尽蔵に撮ることは不可能でした。撮れば撮るほどフィルムを消費しますし、現像代もかかります。
ハーフ判であれば、通常の半分のフィルム面積で撮るので、画質は低下しますが、倍量撮影できます。
レンズからシャッターを経てフィルムへ露光させるための開口部は、通常のカメラと違い、面積を半分とするために縦長になっています。
このため、通常通りカメラを構えると、ファインダも縦長になっています。ちょうど今のスマホで撮るような感覚ですね。もちろんカメラを立てに構えることで、横長に撮ることも可能です。

ハーフ判は、フィルムカメラが庶民にも普及し始めた70年代には盛んに作られ、特にOLYMPUSのPENシリーズは、ハーフ判カメラの代表格でしたが、80年代に入ると、PENシリーズでは1981年のPEN EFを最後に製造されなくなりました。
これはフィルムや現像代の価格低下が背景にあるのでしょう。

PEN EE-3

OLYMPUS PEN EE-3は1973年発売、その後PEN EF登場後も販売され続け、1986年まで販売されていた、販売期間の長いカメラです。
セレン受光素子をレンズ周辺に搭載し、ここで露出を計測します。電池不要で、シャッタースピードは光量に応じて1/30秒または1/250秒に自動設定されます。
レンズはD.Zuiko 28mm F3.5、3群4枚のシンプルな構成で、ハーフ判PENシリーズでも比較的流通量が多く、今でも手に入りやすいカメラです。
シャッター押すだけ、手巻き式で構造もシンプル、とても操作が簡単なカメラです。

15年前はジャンク投げ売り100円だったこのカメラ、今では数千円以上の値が付き、中には1万円超えなんてのもザラのようです。
かくいう私も、手に入れて何回か使いましたが、36枚どりフィルムを入れると、いつまでもフィルムが終わらない病にかかって、なかなか現像に出せない、3ヶ月前にフィルム入れてまだ終わらない…というのが逆に苦痛になってしまい、手放してしまいました。まだフィルムがメインだった時代、デジタルもメモリカード容量がそんなになかった時代、今のように1回の撮影で何百何千枚も撮るなんてのは、あり得なかった時代ですから、72枚撮ることは、そうそうなかったわけで。
写りは、ハーフ判なのでそれなりでしたが、使いやすいのは確かです。

買ってその年(2007年)に手放しましたが、その当時でもオークションで3千円台が付いたと記憶しています。