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【五十嵐酒造】天覧山 純米吟醸生原酒 立春朝搾り

日本名門酒会に加盟する蔵元が、毎年立春の朝に絞ったお酒を販売しているのが、立春朝搾りです。早朝に絞ってその日のうちに瓶詰め出荷されます。そのため蔵元にとっても販売店にとっても一大イベントです。
今年も43の蔵元が販売したようですが、私は予約していなかったので、まさかサイボクの売店で手に入るとは思いもよりませんでした(笑)

【五十嵐酒造】天覧山 純米吟醸生原酒 立春朝搾り

しかも「天覧山」「五十嵐」でおなじみ、埼玉の五十嵐酒造の立春朝搾りがですよ! サイボクの売店最後の1本でした。いやまさか買えるなんてね。

【五十嵐酒造】天覧山 純米吟醸生原酒 立春朝搾り

酒米は「吟ぎんが」を使った精米歩合55%の純米吟醸生原酒です。生酒なので要冷蔵ですね。

わずかに澱がらみ

搾りたての生酒。「天覧山」「五十嵐」はとても香り高いお酒を醸す酒蔵ですが、今回は開栓しただけで、年中鼻炎であまり鼻が良くない自分でもわかるくらいに香りが高い!
上立ち香は華やかな吟醸香。注ぐとわずかに澱がらみ。口に含むと、ふわっと広がる青りんごのような甘みと酸味、香り、そしてフレッシュながら芯のある旨味、いやはや元々フレッシュな酒が多い五十嵐酒造ですが、これはいつもの「五十嵐」ブランドのお酒とはまたちょっと違ったフレッシュさです。

いつも予約を忘れてしまう立春朝搾り、来年はちゃんと予約して買わないとかな~


↓銘柄によってはネットで買えるものも。日本名門酒会加盟店の各銘柄の立春朝搾りをお楽しみください。

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ミニトマトは夏の野菜ではないらしい

ミニトマトって夏野菜のイメージがありますよね。ところがこの記事を読むとそうではないっぽいです。冬から春にかけて、が本来の旬なんだとか。

2022年に買ったミニトマトの末裔が今…

そうなのかわかりませんが、2年前に買ったけど、ベランダで強風で枝が折れて枯れてしまったミニトマトの末裔が、放置していたプランターから勝手に生え始めてたのが去年の秋。温暖化の影響かわかりませんが、何故か秋から冬にかけて成長、ものすごい長さの枝に。

そして正月頃には実が成り始めて、今すっかり赤くなりました。

思い出した時に水をあげたり(比較的乾燥を好むようなのであげすぎ注意)、肥料をあげる程度ですが、実は秋に成長させて冬に実らせるというのが案外良いのか?と思った次第。ただ、今シーズン暖冬で暖かい日が続いたというのもあるでしょうね。

原産地アンデスの「冷涼な気候」「乾燥している」「強い日差し」というのが、この暖冬気味の関東にマッチしたのかもしれませんね。
剪定をしていないので伸び放題なので、そろそろ脇芽を剪定をしようと思いつつ、案外手をかけないほうが良いのかなとも思ったり(笑

息子のサッカー、上手になってきたね

息子のサッカー、光が丘公園での練習だったので、一緒に行って写真もちょこちょこ撮影。
今回はチーム内の練習と試合だったけど、チーム内での試合は結構ボールを回せるようになってきたなぁ。もちろんもっと上手い子に比べると、まだまだ全然お遊びレベルだけど。

途中から曇天になったけど、こういう状況だと時々Nikon Z 9のAFが一周迷うことが。暗いズームレンズとは言え、日中の明るさ程度ならもう少し食らいついてほしいな。
とは言え、3DトラッキングのAFはこうした撮影では楽でいいです。横切りへの食いつきは鈍感側に設定しているのだけど、もっと鈍感であってほしいことも。
それでも被写体の動きをスムーズからランダムに設定し直してみたら、だいぶ良くなりました。そろそろ飛行機とは別に、サッカー用のカスタムセッティングをしないとですね。


↓何だかんだで良い望遠ズームレンズですよ。AFも速いし、Nikon Zマウントの最適解でしょうね。

Velbon カーボン三脚 4段 カルマーニュ N743 MTを導入

三脚は何本か持っていますが、スチル用で最も古いSLIKの初代カーボン三脚PRO 803 CF、雲台が古臭い3Wayでこれに合う自由雲台を探していたけど、案外ないんですよね、小型で操作性は良くて程よい価格のもの。
大型三脚はビデオ用で買ったManfrottoのカーボン三脚536があり、高さが必要あるいは重量のある機材用はそちらを使えばよいし、ベランダフォトは重量のあるSLIK Professional-II LEを継続使用するとして、気軽に持ち出しやすい軽量な三脚は長年使っているSLIK PRO 803CFのみ。ただ初期のカーボン三脚なのか、剛性感はもう一歩のところも。
使用頻度や用途を考えると、GITZOの4型や5型のような剛性と軽量さを兼ね備えたカーボン三脚はもったいないため(本当は欲しいけど)、比較的手ごろな価格のカーボン三脚と自由雲台のセットを物色していました。
ここのところ三脚では国内勢は元気がなく、中華三脚がずいぶん種類が増えてきて洗練しているし、価格もこなれているんですよね。
とは言え、最近は中華三脚も物が良くなった分値段も上がってきました。結局良いものを作ろうとすると、値段が上がるのは仕方ない。中国もかつてほど人件費は安くないですし、出だしに安く出して、後から値段を上げていくのは彼らの常套句ですからね。

そんな中でふと目に留まったのが、国内勢であるVelbonのカルマーニュ N743 MTです。


見た目がこれまでの野暮ったいデザインではなく、最近のLeofotoあたりの中華カーボン三脚に似たデザインです。Velbonは国産三脚メーカーの老舗でしたが、2020年にハクバに事業譲渡してベルボン株式会社は消滅したため、現在のVelbonブランドの三脚の企画開発はハクバが行っていますが、恐らく開発の一部は中国に委託しているのかな?と思わせるデザインです。ベルボンは台湾や中国に工場を持っていたため(それらが現在どうなっているかは不明)、もしかしたらデザインなどの開発も過去のベルボンの工場が行っている? 真偽は不明ですが。
見た目は野暮ったさがなく、最近の三脚らしく洗練されています。LeofotoがGITZORRS(Really Right Stuff)よく研究した、というか結構パクっているのですが、そのLeofotoなどを含めて研究して開発されたような印象を、このカルマーニュ N743 MT(ほかにサイズ違いでN643, N543 MTもある)からは感じました。
まあ、どことなく既視感のあるデザインではあります。

そして、自由雲台付きです。こちらは型番QHD-V40が振られているものの、現状では単品販売はないとのことでした(CP+でも確認済み)。
この雲台も、Leofoto、というかRRS辺りを研究したような印象です。耐荷重は7kg(脚だけでは22kg)、用途としては70-200mmや180-600mmを取り付けたカメラ用と考えれば問題ないでしょう。

ただ、驚くほどレビューが少ないんですよ、この三脚。価格コムには3件あるのみ。
うーん、国内ブランドのVelbonですよ! 完全に中華三脚に負けてしまっていますよね…。SLIKも相変わらずデザインが野暮ったいし。ということで、購入してみました。

箱はやたら小さくて、本当に三脚入っているのかと思うくらい

●最大径32.5mmの4段カーボン脚

クラス的には、GITZOの3型に匹敵する最大径32.5mmの4段カーボンです。
脚の最大荷重は22kgで、GITZOの3型GT3543LSの28kgより若干劣るものの、概ねフルサイズ機のスチルカメラ+超望遠レンズで想定される重量は問題なさそうですが、元々最大荷重は静止荷重で、レンズを雲台で傾けた際などの重心移動も加味すると、このクラスの三脚であれば、せいぜい150-600mmクラスの望遠ズームや300mm f/2.8クラスまでのレンズに留めたほうが安全とは思います。

付属の自由雲台、QHD-V40は耐荷重7kgに設定されていて、トルク調整つまみ(フリクションコントロール)も搭載されています。
滑らかさも申し分ないですね。CP+で聞いたところ、雲台のボールは完全な球体ではないため、傾きが大きくなるほどフリクションも大きくなり、カクンと急に角度が付きにくいような設計とのこと。
この雲台自体は単品売りしていませんが、フルサイズ機+70-200mm f/2.8程度の組合せであれば問題なさそうです。
さすがに、「フルサイズ一眼レフ+大口径望遠レンズにも余裕で対応できる脚径32.5mmタイプ」と謳ってはいるものの雲台自体はそこまでの余裕はないでしょう。そもそも自由雲台に大型の大口径望遠レンズはリスクが大きいので、望遠レンズを使うならジンバル雲台やビデオ雲台のほうがよさそうですし、そういう使い方をするつもりは毛頭ありません。その用途は手持ちのManfrotto 536を使います。

●とてもコンパクト

製品の箱自体がコンパクトでびっくりですが、実際にSLIK PRO 803CFと比較してみると…

SLIK PRO 803 CF(上)の三脚バッグと比較してVelbon カルマーニュ743 MTの三脚バッグはサイズ感が1/3以下!

三脚バッグがまずコンパクト。サイズ感は同じ三脚のはずですが、ここまで三脚バッグのサイズに差があると、さらに気軽に持ち出せる感じですね。
ちなみに、足の太さはSLIKが27mmに対してVelbonは32.5mmなので、クラスとしてはVelbonが上(当然剛性も上回ります)なのに、逆にコンパクトなのです。やはり同じカーボン三脚とは言え、20年以上の差は感じますね。

脚を最大に伸ばすとむしろコンパクトだったVelbon(右)のほうが若干高さはある

コンパクトなのに、SLIKより少し高さがあります。ちょうどアイレベルより少し低いくらいでカメラを構えられるので(Yamaroの身長は173cm)、このくらいの高さって使いやすいんですよね。
アルカスイス互換の自由雲台で、使い勝手も良くなりますね。

●実際にカメラ+レンズを載せてみた

ここでは、重量がそれなりにあるNikon Z 9 + NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRを取り付けてみました。この組み合わせで概ね3.5kg程度です。

トルク調整して動かしてみた限り、上級の自由雲台ほどではないにしろ、割とスムーズに動かすことが出来ました。というか思ったよりもずっとスムーズです。なかなか良いですね。

実際にこの三脚を持ち出すケースは室内物撮り、屋内ならBRONICA S2と共に使うことになりそうです。


今回、ハクバからアウトレット品を購入しました。箱や製品にスレや汚れがあるかも、都の事でアウトレットですが、届いた製品は全く問題なし。箱も脚も傷や汚れは確認できませんでした。コスパはかなり良いと思います。
そのうちフィールドでのレビューもしてみたいと思います。

品川インターシティでの展示は最終となるニコンミュージアムに行ってきた

2024年2月末をもって、同じ品川区の西大井に本社移転のため一旦閉館となるニコンミュージアムへ、仕事を早めに切り上げて行ってきました。
品川インターシティでの展示はこれが最後となります。

品川にて

企画展「AI NIKKORの魅力~ニコン社員による写真展~」が会期延長の上、ここ品川インターシティでの最終展示となっていました。

2024年内に、西大井にニコンの新しい本社ビルが建てられ、そこでニコンミュージアムも新たなスタートを切ることになりますが、それまでの間、半年程度はお休みとなります。
新たな展示がどんな感じになるか楽しみですが、ここ品川インターシティでの展示は一旦区切りとなるため、常設展示を中心に短時間ですが見て回ってきました。

常設展示も全く同じではなく、少しづつ改定されていて、最新の金属3Dプリンタも展示されていました。

2015年10月の開館から8年半近くでしたが、何度となく足を運ばせていただきました。
ニコンようかん品切れは残念でしたが、記念品のグラスもいただき、満足です。

新たな展示も楽しみにしています。


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CP+2024に行ってきた その2

何だかんだでじっくり見ることが出来たCP+2024、ニコンブース以外は用品ブースを中心に見てきました。

そんな中で人気なのがHASEOさん、Nextorageとフジフィルムで講演されていましたが、人だかりができていました。HASEOさんっぽい写真も撮れました(笑

ライティングとか演出って大事ですね。撮るまでの事前準備、頭が下がる思いです。

NASでおなじみSynologyのブースではstudio9の中原一雄の講演を見てきました。10GbEとNASの話でしたが、2.5GbEを使うのもありかも、と言うのは一理ありですね。

個人的にも、NAS事業をやめてしまったNETGEARのNAS2台があり、それを1台に集約出来ないか思案中です。中の人の説明によれば、容量の異なるHDDも効率よくRAIDを組めるようなので、向こう1,2年で検討しようと思います。

外部レコーダーやモニタなど、ここ最近のトレンドはやはり動画志向が強くなっているなと感じました。
もちろんスチルの用品も多く展示していましたが、撮影の仕方など、段々と動画のスチルの融合がなされている感じはありますね。

カメラバッグでは、ロクヨンのような大型望遠レンズ用のバッグは、ハクバの試作品が大いに気に入りましたね。望遠レンズのくびれ部分ってデッドスペースになるので、底を効率よく収納スペースとしているバッグ、この夏頃に発売予定とのことで、これは検討したいと思いました。
TEACではレコーダーの32bit float収録について詳しく説明を聞けたし、三脚や雲台も、やっぱりネットだけではわからない、実際の使い勝手や質感が試せたのは良かったです。ARCA SWISSの自由雲台、やっぱりこれが行き着くところなのかなと思いましたし、EPSONブースではプリンタの顔料系、染料系の質感の違いも確認でき、悩みがまた増えました(笑)

そして、Nextrageで中野耕志氏の講演を見終わったらなんともうフィナーレの時間。その中野さんはNextrageの真向かいのNikonブースに移動して集合写真に参加して、CP+2024は終了となりました。

何だかんだで楽しめたCP+2024、来年も行けるかな?

CP+2024に行ってきた その1

別にカメラ屋で試せるし、あえて混んでいるCP+に行く必要はあるか?と思いつつ、どちらかというと用品を観たくて行ってきたパシフィコ横浜。
でも結果的に昼食を摂るのも忘れて観て回れたので良かったです。

カメラレンズメーカー系はNikonブースのみ観てきました。ってことで「その1」はNikonブースにて。と言っても興味があったのは望遠レンズ、ということで、2本の望遠レンズ、NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR SNIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sを試してきました。

狙うのはブース内にあるこんな小鳥です。

こちらは手持ちのZ 24-200mmで撮った小鳥さん

撮ったデータ、持ち帰るのを忘れていました…。どちらかというとAFの速さを試したく、動画を撮ってみました。

意外と、NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR SのAFがもたつく…、SSVCM(ボイスコイルモータ、いわゆるリニアモータ)はもっとスパッとAFが行くのかと思ったら、そこまでではないですかね。逆にSTM(ステッピングモータ)のNIKKOR Z 600mm f/6.3 VR SはSTMにしては速く、結構健闘しているなと。f/6.3は手持ち撮影も試せましたが、めちゃくちゃ軽量とは言えないまでも、当然f/4よりは軽いでしょうから、撮影はかなり楽です。5kg超えのAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRユーザーとしては、軽量なf/6.3は検討しても良いかなと思いました。ただ、テレコン入れた時にどの程度AFと画質が落ちるのか…その辺りは気になりますね。

双眼鏡も試したけど、こういうの見ると欲しくなっちゃいますね。
ところでNIKKOR90周年の展示、何で実機レンズがないものも展示してるんだろう…。実機は所有しているはずなんですけどね。
動画コーナーで色々説明を聞けたのは良かった。動画はもう少し勉強しないとね。
実機は新しい135mm PlenaとZ 8、Z f推しでした。Z fはシャッターが小気味よくて、グリップしづらいボディを除けば、とても出来が良いし質感も高く、確かにこれは売れるなと思いました。

そんなこんなでカメラメーカーはNikonのみ。別に全く他社に興味がないわけではないですが、用品観てたら時間切れでした。続く…

久しぶりに家族でサイボクに行ってきた

娘がだんだん大きくなってきて、家族と一緒にお出かけがめっきり減ってしまいました。
が、久しぶりに家族全員で行こうということになって行ってきましたサイボク

豚肉の精肉工場に併設された売店、飲食店、遊び場や温泉までついていて、1日遊べる所です。

こうして親子で遊びに行ける時間って限られていますよね。子供はあっと言う間に成長するので、こういう時間を大切にしないとですね。

サイボクの森

今回はFマウント単焦点レンズで撮りたく、こちらのレンズを使いました。

【注意!】望遠レンズで太陽光を撮っちゃ駄目よ

やらかしてしまったらデータがバグってしまった写真です。

謎の丸が撮れた!

くるまのニュース的に言うなら、謎の丸が撮れてしまった!となりますが、もちろんこの状況ではおわかりでしょう、太陽が入ったことにより、イメージセンサが飽和しすぎた結果です。

↓こんな感じです。

実はある程度狙って撮っていました。太陽と戦闘機がピタッと一致したら面白いと思って試した結果です。

現像で露出を落としてみたら、よりわかりやすい太陽によるの飽和状態

センサが飽和するとこんな状態になるのか…

レンズはAF-S 600mm f/4Gに1.4倍テレコンのTC-14EIIIを装着、焦点距離850mmでの撮影。望遠なので太陽も大きく撮れてしまいます。
とても危ない状態です。センサが焼けてしまう危険性があります。
ただ、この時はこの1コマのみで一瞬のことなので、センサは無事でした。この後の撮影では問題なく撮れました。今も問題なく撮影できますが、もう少し露光時間が長かったらと思うとゾッとしますね。

とりあえずセンサにダメージはなかった模様

太陽光には注意しましょう、特にミラーレスの場合

カメラの説明書にも、「太陽光にレンズを向けないよう注意しましょう」なんて書かれていますが、実際太陽光を、特に望遠レンズとなると入射する光の割合が大きくなるため、一眼レフなら光学ファインダを通して目そのものが危険ですし、ミラーレスならEVFの性能以上明るくならないため目は大丈夫でも、カメラ側の目であるイメージセンサが焼けてしまうリスクがあります。

夕陽のように、日中より地上を照らす太陽光の入射角が大きくなって、明るさが日中より落ちたとしても、状況によっては目やイメージセンサにダメージを与える可能性があります。

夕陽でも太陽光の撮影は注意が必要

上の写真は、タイムラプス用に定点インターバル撮影していますが、この撮影には一眼レフのNikon D810を使用しています。
一眼レフの場合、シャッターが降りている時以外は、原理的にイメージセンサには光が当たらない仕組みですが(なにせ仕組みはフィルムカメラののフィルムをイメージセンサに置き換えたものですから)、ミラーレス機の場合は、撮影していなくても一部の機種を除き、常時レンズを通した光はイメージセンサに導かれています。つまり、このような定点撮影の際は、センサに太陽光が露光し続けるため、状況によってはセンサ焼けの可能性が高いです。例えシャッターを閉じていても、シャッター幕そのものが焼ける可能性もあります。
もちろん一眼レフでも露出センサなどにダメージを与える可能性もあります。
エモい写真が撮れると思って太陽光を撮影し続けるのは、それなりにリスクが有ると思ったほうが良いですね。みなさんも太陽を撮る時は最新の注意を払いましょう。

carrozzeria サイバーナビ AVIC-CW912IIレビュー

サイバーナビ AVIC-CW912II
carrozzeria サイバーナビ AVIC-CW912II (2DINワイドモデル)

先日導入したcarrozzeriaのサイバーナビAVIC-CW912II、2022年10月のモデルで、執筆現在は2023年10月にIII型がデビューしたので旧製品ですが、中身はオーディオのマスタークロック以外ほぼ変更なし、ということで、使い勝手はIII型もほぼ変わりませんし、912シリーズ初代から内容はほぼ変わっていないため、無償のマップ更新期間の差はあるので、その分のコスト勘定は必要ですが、あえて型落ち狙いで買うのもありかなと思います。

そんなサイバーナビ912シリーズを、今回入替で取り外した2011年モデルのサイバーナビZH09CS(09シリーズ)と比較してみたいと思います。
さすがにモデルにして11年差、変化点は大きいです。
現在はHDDにとって代わるメモリーナビとなり、内部にSSDでも入っているのでしょうね。
音楽の取り込みも、09シリーズはHDDに入れるかiPodをつなぐかBluetoothで飛ばすかで圧縮メディアばかりでしたが、今は自分でSDカードやUSBメモリを準備してデータを入れるだけ、となりました。
ストリーミングメディアに対応するとか、HDMI入出力など、ここ10年の変化は大きいですね。

●外観

サイバーナビも現在は8インチや9インチのシリーズもあるものの、2023年モデル時点ではフローティングモデルは楽ナビのみで、この点はライバルに後れを取っています。

楽ナビにはフローティングモデルがあるのですが…

うちのエスティマはビッグマイナー前の古い2009年式(H21年式)なので、ナビも2DINか2DINワイドのみの対応となります。メーカーOPナビだと大画面があったようですが。
今回は2DINのワイドモデル(CWモデル)を選択。
ナビ画面も9インチとか10インチ、あるいはもっと大きなものが当たり前になった現在では、7インチは小さく感じますが、まあ必要十分といったところでしょう。
ちなみに2DINモデルも2DINワイドモデルも、画面サイズ自体は同じで、ただ枠が広いか否かの差しかない(わざわざ専用で作るほど売れるわけではない)ですが、以前は化粧パネルで埋めていたワイド分の隙間が、ナビ単体で済むので、見かけ上はすっきりしています。2DINワイドはすでに主流ではないため、今後このサイズのモデルは発売されなく鳴っていくと思われます(2DINにワイド分の隙間埋め化粧パネルで対応可能なため)。
スマホと同様、今のナビはスマホのようにピンチアウトとかもできるよう、画面が光沢なんですね。以前のような非光沢のほうが、太陽光が入りやすい車内環境では見やすかったですね。
解像度が以前の横800ピクセルから1280ピクセルとなり、HD化されました。確かに高精細にはなりましたが、文字自体も小さくなった気がします。これは解像度は同じ9インチナビの画面サイズに最適化されているからでしょうね。
09シリーズにあった物理ボタンは912シリーズではなくなり、全て静電タッチとなりました。

●ナビ

自分が知っているナビでは最も起動が遅かった09シリーズ(機能詰め込みすぎでCPU処理が追いついていない)から比較すると、ごく並みの速度にはなったと思います。
09シリーズは検索開始してから1,2分も待たされることが多く、さらに末期は不具合で検索しても表示される前に最初の画面に戻ってしまうこともありました。それに比べると、さすがにこれが当たり前でしょ、程度に改善されています。
ナビ自体のルート生成は、09シリーズより賢くなったような気がします。特に渋滞を回避するルート生成に磨きがかかったような。
検索の使い勝手自体は09シリーズも912シリーズもどちらもほぼ同等とみてよいです。
そして09シリーズも通信機能を追加できましたが、まだ3G回線時代の通信機器をベースとしているためか、スマートループなどのサーバーにつなごうとすると、とても時間がかかりました。
912シリーズは、スマホでWi-Fiテザリングすれば素早く(回線速度に依存はします)サーバーにアクセスできますし、テザリングなしでBluetooth接続でも、スマートループの渋滞情報は拾えるので、この部分は大きな進化を感じます。
ただ、MapFanで予め検索したデータをナビで読み込むことは可能ですが、地点登録はMapFanとナビ側は別々になっていて、ナビ側にMapFanの地点登録をコピーするには、1か所1か所設定しなければなず、面倒です。
ここはパソコンやスマホで事前し保存した地点データが、一発でナビ側にすべて登録できればいいのにと思いました。
ちなみに、同じサイバーナビ同士であれば、メーカーからデータ変換ソフトが出ているため、旧ナビのデータを変換して新ナビに取り込みは可能です。だたこれを知ったのは、09シリーズを取り外した後だったんですよね😅

●ドライブレコーダー連携

09シリーズでは、CS(クルーズスカウター)付のモデルを使っていたので、ナビに連動するカメラ兼ドラレコが付属していました。前方車両の距離検出(あまり精度はよくなかった)、信号機や表示器検出、さらにアップデートにより高速道の車線逸脱警告と、最近の車についているような機能を先取りしていました。
912シリーズでは別売りのマルチドライブアシストユニットND-MA2を別売りで販売しており、同様な機能+セキュリティ機能を持たせていますが、正直そこまでのものは不要ですし、高いのにフルHDではなく今どきHDですし、誰買うのこれと言った感じです。
ということで単純に連携できるドラレコVREC-DS600を導入。

これも古いので今更1万数千円以上出して買う意味はあるのかと言った感じですが…

ただ、2018年発売のモデルでやや古いうえに、フロントカメラのみで1万7千円もし、microSDカードが32GBまでと、発売開始年を考えても小容量で不満が残ります。
ただより新しい2カメラのドラレコは一気に4万円に跳ね上がるため、ここは妥協しました。

あえて連携させる必要はないかな、というのが正直なところですが。

●オーディオ

オーディオがサイバーナビを選ぶ最大の理由です。ナビだけなら楽ナビで十分です。
サイバーナビ最大の特徴は、タイムアライメント(TA)に対応していること、EQが細かく設定できること、ネットワークモードに対応すること(現在はライトにパッシブで使っているのでスタンダードモードですが)です。
AUTO TA&EQモードもあり、09シリーズは測定マイクが付属、912シリーズは別売りですが、正直なところあまり精度はよくないため、結局手動で調整したほうが結果がよかったりします。実際、今回測定用マイクがあったので試してみましたが、どうもしっくりこなくて、やっぱり手動で合わせたほうが良いね。となりました。

TAは自分の耳と各スピーカーまでの距離を測定して入力しますが、どこに音像のセンターを持っていくかによって、調整が変わってきます。
自分はとりあえず各スピーカーと耳との距離の実測値(フロントはツイーターとミッドの中間地点からの距離)を測った上で、ちらのブログのExcelで補正した値を入力しています。
EQは以前の09シリーズのナビでカーオーディオショップで設定してもらった値を引き継いでいます

音楽データはSDカードとUSBメモリ、両方使えます。以前のようにわざわざナビのHDDにコピーしなくても、SDカードやUSBメモリに直接データを入れるだけなので、PCで完結出来て、あとはナビで読み込ませるだけです。MP3やAAC形式の圧縮音源ファイルも読めますが、FLAC/ALAC形式、DSD形式も対応(ただしDSDはPCM24bit/96KHzに変換される)し、やっと汎用性が高くなりました。iPodも繋がりますが、もはやiPodを使う理由もないため、長年ナビのために維持してきたiPod touchもこれにて運用終了です。
一つ不満があるとしたら、iPodではプレイリスト管理がiTunesから簡単にできたのが、SDカードやUSBメモリからの再生では出来ないため、これだけが不満ですね。
BluetoothはPioneerはオーディオコーデックが相変わらずSBCのみで、Kenwoodの彩ナビのようにLDACも対応すれば良かったのに、と思います。

HDMI入力には、家で余っていた古いFire TV Stick(第2世代)を取付けてみました。スマホのテザリングで使えます。サイバーナビの使い方のウリになっているようですが、最近はHDMI入力付きのナビがほとんどなので、これといった有利性でもないかも?
車の中で動画を見ることもないのですが、Prime Music HDをBluetoothではなくHDMI接続で使いたかったわけです。

Amazon Prime Music HDを再生、ただし古いFire TV stickだからか、端末性能16bit/48kHzの表示に

ただ、写真の通り、ハイレゾ音源であっても出力は16bit 48kHzまでに制限されるようで、これは古いFire TV stickだからと思われます。このFire TV stick、音声認識リモコンが初めて付いた2世代目のモデルですしね。HD再生の設定項目がなかったですし、どちらにしろ古くて動作が遅いため、買い替えは検討したいと思います。

サイバーナビのオーディオネタについては、またぼちぼち書いていこうと思います。