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型落ちだけど、ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ導入

Windows11が公開され、そのインストール要件がかつてない厳しさ(CPUがCore第8世代以降・Ryzen第2世代以降とかTMP2.0必須とか)となっている中、サブで使っているノートPC(dynabook R73/PB)と、妻用のPC(ASUS U24A)も古くなってきていることから、この2台をまとめて1台にリプレースすることにしました。

ここ最近のAMDのRyzenのコスパの良さは群を抜いていて、次はぜひノートPCもRyzenにしたいと思って、Ryzen 7で検討していたのですが、ここにきて1世代前のRyzen 9 4900HS搭載のノートPCが一気に価格が下がってきたことから、表題のPCを導入することとしました。
20万円のPCも、1年以上経過して次のモデルが出たからか、ぐんとお安くなりましたので。

ROG Zephyrus G14 GA401IU (GA401IU-R9G1660TWQ)
ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU (GA401IU-R9G1660TWQ) 2020年モデルがお安くなった

今PCでは全くゲームはやりませんが、ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ、無駄にゲーミングPCです。たまたまですハイ。

そういやメインPCも同じASUSのゲーミングマザーASUS ROG STRIX B550-A GAMINGだったりします。これもたまたまです(笑

さて ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ、型落ちですが、サブPCとして使うには十分なスペックを持っています。

  • CPU:AMD Ryzen 9 4900HS (8コア/16スレッド)
  • Memory:DDR4-3200 16GB(オンボード8GB+別体8GB)
  • SSD:512GB(PCI Express 3.0×2接続)
  • グラフィック:GeForce GTX 1660 Ti Max-Q
  • ディスプレイ:14型ワイドTFTカラー液晶 /ノングレア/ 2,560×1,440(WQHD)(60Hz)
  • 映像出力:HDMI ×1
  • USBポート:USB3.1 ×2 (Type-C/Gen2※データ転送,映像出力,給電用×1、データ転送用×1) 、USB3.0×2
  • オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
  • 通信機能:無線LAN :IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wifi 6), Bluetooth 5.0
  • サイズ:幅324mm×奥行き222mm×高さ18.9mm/重量:約1.65kg

なかなかの構成です。サブ機にするのはもったいない(笑) 7~8年は使いたいです。

第3世代Ryzen 9 4900HS

Ryzen 9 4000シリーズと GEFORCE GTXステッカーが眩しい

Ryzen 9 4900HS、こちらは4千番台ですが、Zen2世代、Ryzenの第3世代に相当します。最新モデルはRyzen 9 5900シリーズですが、4900シリーズも2020年にデビューしたものなので、まださほど古くない部類です。なんといっても、モバイルとはいえRyzen最高峰のRyzen 9です。 8コア16スレッドは、今年導入したデスクトップのメインPCのRyzen 9 5900Xの12コア24スレッドには負けますが、その辺のCore i7マシンによりも特にマルチコア性能で有利、シングルコアだと性能差は縮まるものの、従来AMDは、マルチコア性能は良いけれどシングルコア性能はイマイチ、と言う定説を覆して、特にRyzenの第3世代以降はシングルコア性能が大幅に改善されています。

ちょっとした画像編集や動画編集なら十分なGTX 1660Ti Q-Max

グラフィックは、CPU内臓のRADEONの他、自分が買ったノートPCでは初めて、別体でGeForce GTX 1660 Ti Max-Qを搭載しています。でもゲームしないので(笑
Adobe系のソフトや動画編集ソフトでは、それなりに力を発揮するはずです。
現行モデルは、RTX 2060やRTX 3060など、ハイスペックなグラボを搭載したモデルもあります。さすがにお高いですが、ノートPCでもこうした上級グラボがつくのは時代ですね。

メモリは8+8GB構成の合計16GB搭載

メモリは16GBで、実は今まで使ってきたサブノートPCも16GBなので、今の水準から見ると、使い方によっては余裕があるとは言えません。特に動画編集なら、32GBは欲しいところです。
8GB+8GB構成で、片方はオンボードなので交換できませんが、もう片方は最大32GBを載せれば、合計40GBのメモリは確保できるようです。

SSDはやや見劣りするスペックか

SSDも今時らしくPCIeですが、512GBと容量は多くないです。ベンチマークでも、読書速度は今どきのPCIe M.2 SSDとしては速くはないですかね。

PCIe3.0のM.2 SSDとしてもやや遅めな速度

こちらはそのうちもう少し速い1TBくらいのに改装したいですね。

USBはType-CとType-Aが各2つ

USBのType-Cが2系統あるのが時代を感じさせますが、そのうち1つは映像出力と給電対応なので、対応ディスプレイと繋げば、給電されつつ映像を配信可能です。いやぁここもまた時代ですね。

サイズと重量はほどほど

ゲーミングPCなので、最近の14型ディスプレイ搭載機としては軽くはありません。1kgを切る軽量モデルも多いですが、こちらはグラボを搭載しているので、ゲーミングPPとしてはそれほど重い部類ではありません。
14インチのディスプレイと相まって、大きくも小さくもない程よいサイズ感です。

フルHDを超えるWQHD解像度の14型ディスプレイ

程よいサイズ感の14型WQHDディスプレイ

個人的外せなかったのが、フルHDを超える解像度。というのも、今まで使っていた東芝R73/PBが13.3型FHDでしたが、メインデスクトップPCのディスプレイを27型4Kデュアルにした結果、フルHDでも狭く感じるように。でも大画面でもないノートPCに、4Kはオーバースペックに感じたので、WQHDというFHDより少し高い解像度がちょうどよいかなと。
逆に、ゲーミングPC視点で見ると、リフレッシュレートは一般的な60Hzで、120fps以上のゲームでは不満もあるかもしれません。同じモデルでFHDながら144Hzのリフレッシュレート搭載モデルもあったので、ゲームでfps重視なら、FHDモデルのほうが良いかもです。
当方ゲームはしないので、解像度を重視しました。

キャリブレーション済でsRGB色域をカバー

液晶ディスプレイも良品質で、画像編集にも適していますね。
一昔前は、ノートPCの液晶はsRGBの色域を満たすものが少なく、ガンマカーブも良くない製品が多かったのですが、近年はよほど安い機種でない限り、そういったネガは払しょくされつつあります。
このPCの液晶も、ぱっと見で発色もよく、買ってから知ったのですが、PANTONEのProArt Trucolor Technologyを搭載し、工場出荷時にキャリブレーションも行っているようです。
また、搭載するソフトのARMOURY CRATEのGamevisual→色校正で、キャリブレータのi1 Display Proを取り付けることで、キャリブレーションも可能です。 ただ、試しにやってみたところ、確かにキャリブレーションは行われるのですが、最終的にソフトがエラーになってしまう不具合が発生しました。

この辺りは、サポートに確認を取ってみるつもりですが、ちゃんと動けば、恐らくハードウェアキャリブレーションできるということになりますから、ゲーミングPCといっても、動画や画像編集PCにも適していると言えるのではないでしょうか。画質も、ARMOURY CRATEのGameVisualから、写真編集向け(Default)やゲーム向け、動画鑑賞向けなどの設定が可能です。

ARMOURY CRATEのGame Visualから画質や色温度の設定が可能なのも、一般的なノートPCにはない特徴の1つ

Default設定では、写真やWeb閲覧などに適した設定のようです。

ちなみにWQHDモデルの場合、リフレッシュレート60Hz IPS 非光沢、100%sRGB、Pantone準拠、Adaptive Syncを謳っています。 WQHDモデルは、一般的なリフレッシュレート60Hzのディスプレイと比較しても、ゲームする上ではやや残像が多めとのレビュー記事もあるため、ゲーム用途であれば、120HzのFHDモデルがおすすめと思います。 私は出先の写真編集がメインとなるため、残像が気になる作業もなく解像度が大きいWQHDで良かったと思います。

Webカメラとカードリーダーを搭載していないことに注意

このPCの欠点として、Webカメラとカードリーダー非搭載ということ。
Webカメラは、このコロナ過でテレワークなど増えた現在、Web会議用に従来より使用頻度が高くなってきているので、マイナスの部分でしょう。
ただし、ASUS側は、専用ソフトをスマホに入れることで、スマホのカメラをWebカメラ代わりとして、スマホは無線接続のままでWebカメラ化できるようにしています。 内蔵カメラと比較して、バッテリや発熱の問題が避けて通れない感はありますが、とりあえずこの点は代替手段があるということになります。

カードリーダーは、こちらも近年はデータのやり取りがクラウド中心になりつつあり、SDカードを使うデジカメもスマホ登場で出番が減っているため、必要なら別途カードリーダーを使うか、カメラなら直接USB接続すればよいので、実用上は大きな欠点ではないでしょう。


ゲームをしないのにゲーミングPCを買ってしまいましたが、スペックの割に値段も安く、キャリブレーション対応など、写真編集にも使える感じですね。
まだ色々カスタマイズが終わっていないので、実際に使ってみて気づいたことは、ぼちぼちレビューしてみようと思います。

トイレのタンクに給水されないので修理してみた

我が家は社宅扱いで会社が借り上げている、賃貸ですが元々分譲のマンション。分譲なので、設備はそこそこ良いのですが、築20年近く経っているので、あちこちガタが出始めています。

トイレも先月ウォッシュレットが水漏れして、新品に交換してもらったばかりですが、今度はトイレの水を流した後、タンクに給水されない、と言うトラブルが発生しました。
仕方がないので蓋をばらして状況確認。

トイレの給水タンクの蓋を開けてみた

すると、水を流すと、止水弁のフロートが降りて、給水が始まるのが正常なのに、止水弁辺りからちょとチョトと漏水するだけで、手洗い管(写真奥のオレンジの管からタンク上の手洗いに水が供給される)や給水管には全く見時が供給されない様子です。

TOTO SH381BA 手洗い管から水が出ず、タンクへの給水もほとんどされない

どうやら、止水弁から漏水して、うまく給水管と手洗い管に水が流れていかない様子。漏水で結果的にはゆっくり水が溜まるのですが、これでは連続してトイレが使えないので、色々分解して調べてみました。

まず、水道管からタンク内への管と、止水弁までは水が供給されていることは分かりました。途中に異物を取り除くフィルタ(ストレーナ)が取り付けられていますが、そちらは汚れてはいましたが、目詰まりするほどではありませんでした。

そこで、フロートの着いた止水弁を外してみました。

中央の黒いパッキンが劣化して傷んでいる様子

中央に黒いゴムパッキンが付いていますが、どうやらここが劣化している様子で、触ったら手が真っ黒に。ゴムがボロボロになっています。ゴムの弾力がなくなっていて、フロートが動いても、ゴムパッキンがうまく外れない様子です。

そこで交換部品をトイレの型式SH381BAで調べてみると、同じ事象のブログを発見。
それによると、ゴムパッキンの着いた部品、TOTOのボールタップ用ダイヤフラムHH11113を買って交換すれば良いことが分かりました。
賃貸なので、不動産に言えば済む話ですが、不動産経由だととにかく修理に時間がかかり、生活で重要なトイレですから、今すぐに直したい、ということで、自分で直すことにしました。

TOTO HH11113は見つからなかったが…

大手のTOTOのトイレの部品なので、ホームセンターに行けばあるだろうと踏んで、近くのホームセンターへ。流石に現在進行系で壊れているトイレ、通販で部品を買うのではちょっと遅い、今すぐ直したい、と言う気持ちでいっぱいです。そりゃ水回りのトラブル、急いで直したいので、それに漬け込む悪徳業者が蔓延るのもわからんでもないです。
でも、どこも高いと言っても、24時間365日を謳う業者は、それなりに人件費もかかるし、専門知識は必要なので、それなりに工賃が高いのは致し方ないでしょう。

そして、ホームセンターへ行くも、TOTOの補修部品コーナーはありましたが、HH11113は見つからず。
途方に暮れて、次の店に探しに行くかと諦めかけていましたが、型式は違えど似たような部品があるではないですか! TS405Sという全く別の型式ですが、調べた部品と形状は同じに見えます。ちゃんとTOTO純正です。
そこで調べてみると、お目当てのHH11113と同じ形状で、パッケージ違いなのがTS405Sらしいです。説明書が付属していない部品単体状態で、後者のほうがちょっと安いです。
説明書は必要のないくらいかんたんな部品なので、TS405Sを購入しました。

当然、Amazonのほうが安いのですが、今すぐ買いたいので、ちょっと高くても実店舗ですね。

買ってきた部品を、外した部品と比較すると、明らかにゴムの弾力が違います。
部品は簡単に交換できました。

元に戻して、水がきちんと流れるかテストしてみました。

漏水はなくなり、給水管と手洗い管へ水が供給されて、最後に水が止まることも確認

うん、漏水がなくなり、きちんと休止管と手洗い管に水が供給され、タンクに水が貯まると止水されることを確認しました。
トイレのトラブル800円♪で直りました。部品があってよかった~。やはり大手のTOTO、どこでも部品が買えるのは良いですね。

しかし20年近く経過すると、水回りはあちこちガタが出てきますね。自宅ではないので、補修部品をあらかじめ買う、というのも何だかですが、壊れてもすぐに直せないのも厄介です。
ちょっとした部品は、予め揃えておきたいですね。

ベランダマクロしてみた

正確にはNikonの接写用マクロレンズなので「マイクロ」なんですが(理由はここに書かれています)、一般的にはマクロと呼ばれる接写フォト。

ベランダのお花を撮ってみました。

「アサガオ」Nikon D810 + AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

少し萎れれてきたアサガオ。何気なく接写すると、いつもと違う見え方ですね。
我が家のアサガオ、咲き始めが7月からと遅かったせいか、10月も半ばになる今でも毎日咲いています。でもそろそろ終わりかな?

花が枯れた後に種ができ始めた

もう少しで種も取れそうです。
そしてやや季節外れですが、枯れてしまった祭祀書の五色唐辛子のみの中から出てきた種で育った2世、やっと花を咲かせて実がなり始めました。

五色唐辛子の実がなり始めた

ただ、基本暑い国の植物で、冬を越すのは難しいようですが、我が家はベランダ放置で初代は2年半生きたので、このまま放置ですね。

そして妻が植えて芽が生えたら、なぜかこちらに託されたアボカド。

アボカドは葉っぱが生えては落ちて新しいのが生えてくるの繰り返し?

アボカド、葉っぱが生えて大きな葉っぱが2~3枚になったかと思うと、葉っぱが落ちてしまいます。でも枯れるわけではなく、ただの茎だけの状態をよく見ると、小さな葉っぱが生え始めているのです。不思議です。
調べても、こんなに葉っぱが落ちるなんて書かれていないのです。
とりあえず枯れていないので、そのまま育ててみます。


緊急事態宣言解除を受けて、街も人手が戻ってきましたが、COVID-19はもう1,2年は続くのではないかと予想しているので、こうしてお家で写真撮るのも楽しみたいですね。

「旧製品」化が進むFマウント関連品とCOOLPIX

2018年にフルサイズミラーレスのZマウント機を発売したNikonですが、その後のNikonは、Z 6のセンサを流用して一眼レフのD780、そしてフラッグシップ機のD6を2020年に発売しましたが、恐らくそれらが最後のFマウント一眼レフになるものと思われます。

Z 7IIのセンサを流用したD850の後継機の噂も以前はありましたが、恐らくこの開発は凍結されているのではないかと思います。半導体不足もそうですが、Fマウントレンズも続々と「旧製品」となっており、そんな中に新たにFマウントボディを販売することは、開発・生産リソース的にも難しいでしょう。
D850も、4年経過した今でも十分第一線で通用するカメラなので、あえてマイナーチェンジすることももはやないでしょうね。

天体撮影用D810A、ついに「旧製品」に

Nikon D810A 「旧製品」となった

D810Aは、一眼レフカメラD810のイメージセンサの光学フィルタの特性を変更し、天体写真撮影に特化した特殊なカメラです。Hα線の波長で光る星雲を、一般的な光学フィルタを搭載したカメラよりも、より赤く写すことができます。
この特殊な光学フィルタのため、日中の一般的な撮影においては、条件により特に赤い被写体で、D810の撮影結果と異なる場合があるようですが、NikonのHPの両者の比較撮影においては、あまりに色が違っておかしな結果に…となることはなさそうな印象です。むしろ花の撮影では、D810Aの色味のほうが好きですけどね。
特殊なカメラ故に、販売数も中古流通も少ないですが、機能面ではD810と比較して、、マニュアルモードで長時間露光で最大900秒まで設定できるなど、むしろ強化されていたりもします。
インターバル撮影では途切れが発生しますが、このカメラでは途切れのない連続撮影も可能なので、例えば明暗合成で、星の途切れもなく合成可能です。
実は興味があって、機会があれば手に入れたいと思っていたりもします。

D810Aは2015年発売開始で、2014年に発売開始したD810からは1年遅れでの販売でした。
Canonは、ミラーレスのEOS Rを同様に天体撮影用にしたEOS Raを販売していますが、NikonはZマウント機においては、まだ天体撮影用は発売しておらず、Z 7II辺りをベースにした天体専用カメラの販売が待たれます。

比較的新しい広角ズームのAF-S 18-35mmも「旧製品」に

AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDも「旧製品」に

なんと、2013年発売開始と、比較的新しい広角ズームのAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDも「旧製品」となりました。既にAF-S 16-35mm f/4G ED VRも旧製品となっていますが、この安価な広角ズームも販売終了することで、最後に残ったのが、2007年発売開始と一番古い、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDのみ(フルサイズ用の場合)となってしまいました。14-24mmは、今でこそZマウントに負けてしまいますが、販売当時は神レンズとか単焦点より高画質の広角ズームとか言われた名レンズで、恐らくFマウントボディが生き残っている限りは、販売され続けるとは思います。なにせ、組み合わせるにふさわしいD6が、2020年販売開始でまだ新しいから。それでもFマウントボディは後数年でしょうか…。

Fマウントのフルサイズ用マイクロニッコール、ついに消える

古い AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDも「旧製品」化でフルサイズ用マイクロがついに消えた

Zマウントで先日発売されたNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sが好評ですが、その発売を待ってひっそりと終了となったAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED。2006年発売開始と、比較的古いですが、VR(手ブレ補正)を搭載し、長いことFマウントのマイクロニッコールとして君臨してきました。
このレンズが終了したことで、フルサイズ用のマイクロニッコールは全て「旧製品」となり、残っているのはAPS-C専用のAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gのみです。このレンズも恐らくもう生産は行っていなくて、在庫がなくなれば「旧製品」となるでしょう。Fマウントレンズで生産が継続しているのは、F2.8の大三元レンズと望遠レンズ、PCレンズ、単焦点レンズに魚眼ズームくらいなのではないかと勘ぐってしまいます。

Zマウントレンズが充実していく一方、Fマウントが寂しくなるのは仕方ないとはいえ、割と急速に旧製品化が進んでいますね。もちろん、ミラーレス化だけでなく、半導体不足やコロナ禍での生産調整がうまく行っていないのも大きいと思います。半導体不足とコロナ禍が追い打ちをかけている感じでしょうね。

実はCOOLPIXも消えかかっている

なにげに見てびっくりしてしまったCOOLPIXのラインアップ。もはや4機種しかない上に、最も安い子供向けのCOOLPIX W150も「旧製品」となってしまいました。まだ販売から2年なんですけどね。

COOLPIXはW150の「旧製品」化で事実上3機種に

事実上3機種のみとなってしまいました。欧米で需要が多いとされるネオ一眼のCOOLPIX Pシリーズと、防水のW300のみ。
スマートフォンのカメラの高画質化により、コンパクトカメラの需要は減少に一致をたどり、各社とも、ごく普通のコンパクトカメラは、もはやCanonとSONYくらいしかラインアップしていません。SONYは1機種残っている普通のコンパクトなCyber-shotはもう終わりそうです。
もうこの手のレンズ一体型は、

  • 高級コンパクト
  • 超高倍率望遠ズームのネオ一眼
  • アウトドア向けタフネス防水
  • ウェアラブルVRカメラ

くらいしか需要がないので、各社がそれぞれの得意なところを残すのみです。その中でもCanonやSONYは未だ充実しているのは、やはり企業体力の差でしょう。既にミラーレスカメラではシェアの下の方を行くNikonには、COOLPIXを維持できるほどの開発生産リソースは残っていないのでしょうね。


NikonはZ 9のティザー広告を出してきていますが、開発発表から時間が経過し、その間に矢継ぎ早に新機種を出しているCanonやSONYとは、大きく差がついています。もはやシェア争いで勝てる余地はないでしょうし、Nikonを使っていたプロのSONYへの流出も大きく、プロ市場でもSONYに勝てる余地は少ないように思います。
それでも、Nikonならではのカメラ作りはしてほしいですね。

【百里基地】2014年10月3日の記録

掘り出し写真。もう7年前か…。当時、Nikon D810を導入したてで撮影した百里基地。
当時はまだ600mmクラスの望遠を持っていなくて、AF-S 70-200mm f/2.9G ED VRIIに2倍テレコンのTC-20EIIで撮影していましたが、流石にフルサイズ高画素機で2倍テレコンは画質的に厳しい部分もあり、翌年にSIGMA 150-600mmを導入しました。

今、2倍テレコンを使ったデータを再現像してみると、やや解像力が苦しい場面もありますが、絞ればそこそこは撮れるかな、といったところでしょうか。

それにしても、今やF-2A/Bだけの百里基地、この当時はイーグルとファントム、ほんの7年前なのに、遠い昔のように感じてしまいますね。

NX StudioではJPGでも軸上色収差補正できます

Photoshop Lightroomなんかでは当たり前の軸上色収差補正ですが、Nikonの無料RAW現像/ビュアーソフトのNX Studioでも補正ができます。RAW画像だけでなく、JPGで撮ったものに関しても適用可能です。

軸上色収差とは?

軸上色収差とは、軸上光束で光軸方向に発生する色収差のことで、例えば白い被写体を撮影した時に、白に含まれる各波長の色によってピント面がずれてしまうことで、色のついたボケが被写体の周辺に発生してしまう現象です。
これは光学ガラスの特徴で、この発生を防ぐた、Nikonで言えばEDレンズのように、この色収差を抑えた特性を持つレンズを採用することが多いです。

DC-NikkorではDCリングをR側にすると、軸上色収差が発生することもある

手持ちのAI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dでは、収差コントロール機構(Defocus Control)を搭載しており、無補正状態では、EDレンズ非採用ながら、良好に補正されている軸上色収差ですが、DCリングで球面収差の補正量をコントロールすると、光の状態と被写体によっては、軸上色収差が発生します。

例えばこの写真では、微妙に逆光気味ですが、息子の鬼滅の刃の鬼殺隊服の白い部分に注目すると、白の縁に赤いボケが発生しています。背景は緑の縁のボケが発生しています。
これは写真的には好ましくないのですが、補正で目立たなくすることは可能です。

AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D DCリングをR側にセット
NX StudioではJPGでも軸上色収差補正が可能

そこで、NX Studioで補正してみましょう。写真はJPG撮影でしたが、RAWでなくても軸上色収差補正が可能です。ポチッとチェックを入れてみましょう。

どうでしょう? 白の縁の赤い色が軽減されているのが分かります。ただし、背景の緑の縁は消えていません。あり程度明確に発生していないと、補正が難しいからですね。
それでも、わかりやすい軸上色収差は補正できるので、是非試してみてください。

【萩野酒造】メガネ専用 全員メガネの蔵人でつくりました

以前から存在は知っていましたが、初めて購入の「メガネ専用」。2021年新酒バージョンです。「萩の鶴」ブランドの酒造が送るお酒です。
当方も12歳からメガネ使用者なもので、安心して飲めますね(笑

【萩野酒造】メガネ専用 全員メガネの蔵人でつくりました
【萩野酒造】メガネ専用 全員メガネの蔵人でつくりました

前回の新種ではにごりでしたが、今回はコロナ禍と言うことで1回火入れだそうです(ただし要冷蔵)。
酒米も精米歩合も酵母も非公開。純米酒ではあります。複数のタンクで仕込んだ酒をブレンドしたお酒とのことです。

酒造のコメントでは、「火入れですが味わいが変化しやすいデリケートな酒質ですので、冷蔵で保管してください。また、熟成にはあまり向かないと考えます。」とのことなので、できるだけ早めに飲んだほうが良さそうですね。

今回、オリジナルのウレタンマスクも付属。ただし、ウレタン製なので、これだけでは感染防止効果は低いので、他のマスクとの併用でしょうね。

オリジナルのウレタンマスク付属 分かる人にだけ分かるマスク

吟香は仄か。口に含むと、程よい甘さとともに、酸味が引き立っています。適度に辛さもあり、後味はさっぱりしていますね。
新酒ながら、フレッシュな甘さというよりは、やや落ち着いた甘み、酸味が主体です。華やかではないけれど、バランスが取れたお酒なので、食事と合わせても良いし、これだけで飲むのも味わい深いですね。

黄色みがかった色 薄にごりですね

酒造によれば、ロックもおすすめとのことです。今度試してみたいと思います。


秋になって日本酒も動きの出てくる季節です。いろいろ試したいですね。

勝浦海中公園に行ってきた

高滝湖グランピングリゾートを後にして向かったのは、勝浦海中公園。前行ったのは、数年前だったかな? 娘を連れて行ったけど、まだ小さかったので覚えていないみたい。

ここは小さな砂浜もあるので、子どもたちはここで遊ぶのが楽しかったみたいです。

勝浦海中公園は海中透明度で割引あり

さて勝浦海中公園ですが、この日は台風一過とあって、まだ波が高く、海中の視程は1mしかないとのことで、割引料金でした。

勝浦海中公園のHPより引用 http://www.katsuura.org/opening/index.html

こんな感じで割引となります。今回は1mだったので、大人だと330円、通常は980円もするので、大幅割引ですね。
チケットを買って、海中公園の建物までは少し長めの遊歩道を歩いていきます。

廃墟?イワシ追い込み漁の遺構

遊歩道から見える謎の建物と、岩盤を加工した人工物の跡が見えます。
謎の遺構は、建物も併設されていますが、使われていない様子。よく見ると、陸から道路はつながっています。
岩盤に掘られた穴は、かつてイワシの追い込み漁を行っていて、この生簀にイワシを追い込んで捕獲していたのだそうです。
昭和30年頃まで使われていたようですが、その後イワシの漁獲量減少で使われなくなったようです。

写真は前後しますが、勝浦海中公園内にはられていた張り紙による情報

ちなみに、こちらのHPでは、関東大震災による地形の隆起で使われなくなったとの情報もあり、どちらが正しいのでしょうね?

廃墟化している遺構の方は、もう少し新しそうですが、こちらは中央に穴もあるので、生簀なのかもしれませんが、ちょっと調べた限り、何なのかはよくわかりませんでした。
ご存じの方がいらっしゃいましたら、コメントに記入をお願いします。

視程1mだけど魚は見えた

さて海中公園へ。

長い遊歩道を歩いて、館内の長い階段を降りて、海中見学。視程1mなので、たしかに濁っていて殆ど見えませんが、窓の近くには割と魚がいました。荒波でゆらゆら揺れていましたが、割とたくさん泳いでいるので、視程の良い日ならもっときれいにたくさん見られそうです。
見ての通りの荒波なので、この日は見れないかなと思っていたら、割と見れたので、波が荒くても、晴れていれば案外狙い目かもしれません。


というわけで、1泊2日の千葉旅行はおしまい。子供たちは、結局この後も長いこと砂浜で遊んでいました。

ではでは。

高滝湖グランピングリゾートに行ってきた【その2:快晴の朝!】

高滝湖グランピングリゾートの10月1日(金)の夜、台風が過ぎ去り、、空も雲がなくなってきました。

ということで、今回はタイムラプスを撮るべく、Nikon D810にAI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8Dを装着。
夜から朝にかけてをインターバル撮影してみました。

Nikon D810にAI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D 4Kタイムラプス化

動画中にもあるように、残念ながら明け方にかけてレンズが結露してしまいまして…。そしてバッテリも切れてしまいました。カメラボディ内と、バッテリグリップ内のバッテリでしたが、持たなかった…。
今回、撮影時にHDR撮影設定しているので、1回の撮影で複数枚撮って、カメラ内合成して1枚の画像データにしています。そのためシャッターを切る回数が多いのです。
D810は、電子先幕シャッターは使えますが、結局ミラーの動作はあるので、バッテリを結構食ってしまいますね。
D850なら完全電子シャッターも使えるので、もう少しバッテリも持ったはず。バッテリグリップにはエネループを使っていますが、これも古いので劣化しているかも。もっと大容量で電圧の高いEN-EL18を使ったほうが良いかも?
というわけで、バッテリを交換して、チェックアウトまで撮影しました。

インターバル撮影中撮れた画像

インターバル撮影中はこんな画像が撮れました。これを使って動画にしています。魚眼レンズなので、歪んでいます。
D810のHDR撮影で、1枚の写真を撮るのに複数シャッターを切って合成するため、動いているものはブレてしまいます。なので、息子の写真もこんな感じにw

台風一過でスッキリ晴れましたね。

朝食もハンバーガーセットをBBQグリルで焼く

朝食は、ハンバーガーセットです。晴れて、前日と打って変わって気温も上がったので、BBQグリルを外に出して焼いてみました。

朝から外でBBQすると、食事も美味しいですね。まったり過ごして、子どもたちはハンモックや遊具で遊んだり、体育館を走り回ったりしたようです。

チェックアウトがけには、スタッフによるハロウィンの飾り付けが行われていました。前日台風だったので、この日から飾り付けが始まったようです。1日ずれていればなぁ。スタッフは若手の方が多いですね。

というわけで、高滝湖グランピングリゾートの1泊2日をお届けしました。少々お高いですが、グランピングもなかなか楽しいですね。個人的には、春秋の、この快適気温の時期がおすすめかと思いました。


小湊鐵道も、晴れていれば絵になりそうです。残念ながら汽車は来なかった…

高滝湖グランピングリゾートに行ってきた【その1:台風!】

10月1日(金)、娘は都民の日で小学校が休み、妻もたまたま仕事が休みで、妻は前からグランピングに行ってみたいと思っていて、たまたま10月1日に1つだけ空きがあったので予約しちゃった、と。
そういう訳で、Yamaroも仕事の休みを取りまして、行くことにしました。

が、既に台風が発生し、ちょうど10月1日に関東圏に近づくことが予想されており、状況によってはキャンセルせざるを得ないかな?とは思っていましたが、最新予想で夜には台風も通り過ぎる、ということで、行くことになりました。

元小学校がグランピングリゾートに

行ってきたのは、千葉県は市原市にある高滝湖グランピングリゾート。今年の4月にできたばかりの場所です。
元々は、市原市立高滝小学校だったところで、2013年(平成25年)に廃校となりました。
これを高滝市が旧高滝小学校利活用事業により土地と建物貸付(事業期間20年)を公募し、事業落札した会社が、2021年よりグランピングリゾートとして開設しました。

校庭だった場所は、グランピングのテントや建物が設置され、校舎の一部はバスルームやシャワールーム、トイレやフロントに、体育館はそのまま中で遊べる施設となっています。
コロナ禍のご時世にオープンしたので、基本はスタッフとあまり顔を合わせず、チェックインや食材受け取りなどができるようになっています。

チェックインの15時ちょっと前に着きましたが、この時既に雨と風は強くなっていました。
ということで、チェックインして早々に体育館で遊ぶことに。

風雨を気にせず遊べる体育館

こんな台風の日ですが、体育館内は平和そのものです。
卓球台に大型の本格的なトランポリン、バスケットボール、跳び箱、フラフープ、バランスボールなどがあり、角には小さな子供もおもちゃで遊べるキッズコーナーもありました。

トランポリン、久々に飛んだら腰に来る! 疲れる! 自分と同じ年くらいにドリフで飛んでいた仲本工事ってすごいなと思いました。いやかなりハードですよ。
卓球やったりして楽しみました。
ステージにはピアノも残されていました。

しかし、だんだん雨と風が強くなってきました…。ほんとこんな時に、運が悪いですね。
結局、夕飯時間の18時近くまで体育館で遊んでいましたが、体育館で遊んでいる時間帯が台風のピークだったようです。

夕方、だんだん雨雲が亡くなってきて、先に雨が落ち着いてきました。風はまだ強い。
雨に濡れつつ写真撮影。こんな状況なので、防滴のNikon D850 + AF-S 24-70mm f/2.8E ED VRで撮影。

そんなこんなで、傘もさせない状況ですが、夕飯準備もあるのでドームテントに移動。
台風でテントが飛ぶんじゃないの?と思っていましたが、いわゆる普通のキャンプで使うようなテントではなく、鉄骨のドームとなっていて、この日からこたつも設置されました。気温も低かったけど、テント内はエアコン完備、こたつもあるので、寒い日でもテント内は暖かかいですね。
冷蔵庫も設置してあります。

ただし、グランピングはあくまで簡易なキャンプ、トイレやシャワーは校舎の建物、BBQ小屋も別なので、外に出ることには違いなく、それを考えると、案外春や秋くらいが気温が、グランピングにはちょうどよいかもしれません。

夜になって晴れてきた

BBQは屋内のBBQ小屋でも可能

台風が過ぎ去ったとはいえ、まだ風も強く気温も低かったので、当然ながらBBQは外では出来ません。が、BBQ小屋が併設されていて、室内でBBQが楽しめます。椅子とテーブル、シンク、調理器具や食器、調味料など、全て揃っています。自分でプラスアルファで食材を持っていっても構いません。
天気が悪くても、屋内でBBQができるのは良いですね。
また、この日から緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだコロナ禍なので、他の客と接することなくBBQができるのも利点です。と言っても、隣とそれほど離れてはいないので、屋外でやるとしたら、様子は見えてしまいますけどね。

では仕込をしていきましょう。

子供のおやつとおつまみようにポップコーン作成したり…

お肉焼き焼き。

後はひたすら焼いて食べる! 久しぶりに

今回、頼んでいた食材とは別に、ポップコーン、高級カルビとサンマも調達しましたが、お酒も飲むと結構腹いっぱいで、サンマまでには手が回らず。
でも、ドームテントには冷凍庫もあるので、サンマは冷凍しておきました。

いや食べ過ぎたわ~。お酒も進んでお腹いっぱい。
ちなみに、BBQ小屋は23時まで使用可能ですが、21時以降は静寂タイムに設定されているので、食事は21時くらいまでに済ませるのが良いですね。21時すぎると、スタッフが食器類の回収などで回ってきます。

1点だけ、BBQグリルの点火装置が壊れていて、ボタンを押しても点火しなくて、スタッフを呼んだら、スタッフが少ないのか少し時間がかかりました。結局点火装置は電池交換しても使えず、チャッカマンで点火しましたが、この辺りは要改善かな?

続きはまた。